JP2007303746A - 冷凍サイクルおよび冷凍サイクル用部品組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンルーム内での配管接続を簡単にする。
【解決手段】内部熱交換器200と膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成する。これは、比較的大物であるアキュムレータ500に関連部品である内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に搭載して、アキュムレータ500を車体に固定することで他の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。これにより従来、内部熱交換器200と膨張弁300との間や内部熱交換器200とアキュムレータ500との間に構成していた配管を無くして構成を簡素にし、エンジンルーム内での配管接続を簡単にできる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器200や膨張弁300の組み付け性を向上できる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や車体への装着作業性などを向上できる。
【選択図】図6
【解決手段】内部熱交換器200と膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成する。これは、比較的大物であるアキュムレータ500に関連部品である内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に搭載して、アキュムレータ500を車体に固定することで他の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。これにより従来、内部熱交換器200と膨張弁300との間や内部熱交換器200とアキュムレータ500との間に構成していた配管を無くして構成を簡素にし、エンジンルーム内での配管接続を簡単にできる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器200や膨張弁300の組み付け性を向上できる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や車体への装着作業性などを向上できる。
【選択図】図6
Description
本発明は、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式の冷凍サイクルに用いる冷凍サイクル用部品組立体の構造に関するものであり、車両用空調装置などの冷凍サイクルに適用して有効である。
図8は、従来の車両用冷凍サイクルの構成概要を説明する斜視模式図であり、図9は、図8の車両用冷凍サイクルの模式図である。車両用空調装置などの冷凍サイクルは、圧縮機10、放熱器(コンデンサ、ガスクーラ)100、減圧手段300、蒸発器(エバポレータ)400、気液分離器500、内部熱交換器200などを、図8、図9に示すように、冷媒パイプP1〜6と冷媒ホースH1、H2で接続して成っている。
このような車両用冷凍サイクルにおいて、圧縮機10は駆動源である図示しない車両走行用エンジンに搭載され、放熱器100は車両走行風を受けるため車両前方のラジエータ600前に設置され、蒸発器400は車室内の図示しない空調ユニット内に設置されている。そして、その他の減圧手段300、気液分離器500、内部熱交換器200などはエンジンルーム内に適宜配置されている。
しかしながら、内部熱交換器には高圧側と低圧側との両方の冷媒流路を経由させるための配管接続を行ううえ、減圧手段にも放熱器後流の冷媒温度に基づいて高圧冷媒の圧力を制御するために2つの冷媒流路が通過するように配管接続する必要が有り、配管経路が複雑になるという問題点が有る。これにより、配管部品と接続作業と必要スペースとが増えてコストが掛かることとなる。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、配管接続を簡単にすることのできる冷凍サイクル用部品組立体を提供することにある。
本発明の他の目的は、組み立て作業性が改善された冷凍サイクルを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、高圧冷媒を減圧する減圧手段(300)と、
低圧冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機(10)の吸入側に気相冷媒を供給する気液分離器(500)とを有し、
減圧手段(300)と気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴としている。
低圧冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機(10)の吸入側に気相冷媒を供給する気液分離器(500)とを有し、
減圧手段(300)と気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的大物である気液分離器(500)に関連部品である減圧手段(300)を一体的に搭載して、気液分離器(500)を例えば車体あるいは空調装置シャーシなどの装着対象物に固定することで関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。
なお、本発明で言う「一体」は、気液分離器(500)の筐体の一部と減圧手段(300)の筐体部分とを共用するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、減圧手段(300)の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や装着作業性などを向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、高圧冷媒を減圧する減圧手段(300)と、
低圧冷媒と高圧冷媒とを熱交換させる内部熱交換器(200)とを有し、
内部熱交換器(200)と減圧手段(300)とを一体的に構成したことを特徴としている。
低圧冷媒と高圧冷媒とを熱交換させる内部熱交換器(200)とを有し、
内部熱交換器(200)と減圧手段(300)とを一体的に構成したことを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的接続部分の多い内部熱交換器(200)と減圧手段(300)とを一体的に構成して、いずれかを固定することで他方の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。なお、本発明で言う「一体」は、内部熱交換器(200)と減圧手段(300)とを共用の筐体部に構成するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより従来、内部熱交換器(200)と減圧手段(300)との間に構成していた配管部品を無くして構成を簡素にし、配管接続を簡単にすることができる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器(200)や減圧手段(300)の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や装着作業性などを向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2記載の冷凍サイクル用部品組立体において、さらに、低圧冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機(10)の吸入側に気相冷媒を供給する気液分離器(500)を有し、
内部熱交換器(200)と減圧手段(300)と気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴としている。
内部熱交換器(200)と減圧手段(300)と気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴としている。
この請求項3に記載の発明によれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的大物である気液分離器(500)に関連部品である内部熱交換器(200)と減圧手段(300)とを一体的に搭載して、気液分離器(500)を固定することで他の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。
なお、本発明で言う「一体」は、気液分離器(500)の筐体の一部と内部熱交換器(200)や減圧手段(300)の筐体部分とを共用するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより従来、内部熱交換器(200)と減圧手段(300)との間や、内部熱交換器(200)と気液分離器(500)との間に構成していた配管部品を無くして構成を簡素にし、配管接続を簡単にすることができる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器(200)や減圧手段(300)の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や装着作業性などを向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項2または請求項3に記載の冷凍サイクル用部品組立体において、内部熱交換器(200)は、高圧冷媒流入部(202)と高圧冷媒流出部(203)とが隣接する構造としたことを特徴としている。
この請求項4に記載の発明によれば、高圧側熱交換器(100)の下流側に内部熱交換器(200)が配置され、その内部熱交換器(200)の下流側に減圧手段(300)が配置されるが、減圧手段(300)で高圧圧力制御を行うには高圧側熱交換器(100)出口での冷媒温度を感温する必要がある。そのため、内部熱交換器(200)の高圧冷媒流入部(202)と高圧冷媒流出部(203)とが隣接する構造とすることにより、減圧手段(300)での高圧圧力制御を行い易くすることができる。
また、後述するボックスタイプの減圧手段(300)などでは、隣接した高圧冷媒流入部(202)と高圧冷媒流出部(203)とに直接接続する構造とすることができる。なお、必ずしも内部熱交換器(200)自体をUターン形状とする必要はなく、内部熱交換器(200)の高圧冷媒流入部(202)もしくは高圧冷媒流出部(203)からの配管の端部を他方の冷媒流出入部に近づけて配置した構造のものであっても良い。
また、請求項5に記載の発明では、請求項2ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体において、内部熱交換器(200)の熱交換部(201)が二重管構造であることを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、熱交換部(201)である二重管部分を曲げ加工することができるため、例えば内部熱交換器(200)自体をUターン形状として、高圧冷媒流入部(202)と高圧冷媒流出部(203)とを隣接する構造とすることが容易であるうえ、内部熱交換器(200)をスペースに合わせて取り回すことで冷凍サイクル用部品組立体をコンパクトに形成することができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体において、減圧手段(300)は、感温部を冷媒流路内に有するボックスタイプの膨張弁(300)であることを特徴としている。この請求項6に記載の発明によれば、一体的に構成することが容易である。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体において、さらに、共通の支持部材(BKT)を備えることを特徴としている。この請求項7に記載の発明によれば、クランプ、ブラケット、ねじといった各部品毎に有った固定部材を減らすことができるため、部品点数やそれらの組み付け作業を減らしてコストを抑えることができる。また、取り付けスペース、取り付け作業スペース、重量なども減らすことができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体を備えることを特徴としている。この請求項7に記載の発明によれば、組み立て作業性が改善された冷凍サイクルを提供することができる。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について添付した図1ないし図3を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用した第1実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A1を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図2は、図1中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A1の斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態について添付した図1ないし図3を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用した第1実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A1を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図2は、図1中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A1の斜視図である。
本実施形態は、本発明に係る冷凍サイクルおよび冷凍サイクル用部品組立体A1を、熱交換媒体として二酸化炭素冷媒(以下、CO2冷媒)を用いた超臨界蒸気圧縮式冷凍サイクルの車両用空調装置に適用したものである。なお、冷媒としてはCO2冷媒の他に、エチレン、エタン、酸化窒素などであっても良い。そして本実施形態では、高圧冷媒の圧力、つまり圧縮機10の吐出圧を冷媒の臨界圧力以上まで上昇させて必要な冷房(冷凍)能力を得ている。
次に、本冷凍サイクルの構成部品を、冷媒の流れに沿って説明する。まず、圧縮機10は、図示しない車両走行用エンジンから動力を得て冷媒を吸入圧縮する。なお、圧縮機10は周知の圧縮装置であり、本実施形態では構造を問わないため、詳細な説明は省略する。また、圧縮機10は電動のものであっても良い。
そして、圧縮機10から吐出された高圧冷媒は、フレキシブルな冷媒ホースH1を通ってガスクーラ100に供給される。ガスクーラ100は、車両走行時に前方から受ける風や図示しない冷却ファンから送られる風を冷却風として、その冷却風と圧縮機10から吐出される高圧冷媒とを熱交換して高圧冷媒を放冷させる高圧側熱交換器である。なお、ガスクーラ100も周知のものであり、本実施形態では構造を問わないため、詳細な説明は省略する。
ガスクーラ100から流出した冷媒は、金属製の第1冷媒パイプP1を通って冷凍サイクル用部品組立体A1の一部である膨張弁(本発明で言う減圧手段)300の第1流入ポート301に流入する(図1参照)。なお、本実施形態での減圧手段300は、図示しない感温部を冷媒流路内に有する周知のボックスタイプの膨張弁300で構成している。
先の第1流入ポート301に流入した高圧冷媒は、図示しない感温部と連通する第1冷媒通路を通って第1流出ポート302に抜ける。第1流出ポート302に抜けた高圧冷媒は、金属製の第2冷媒パイプP2を通って内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202に流入する。
内部熱交換器200は、圧縮機10に吸入される低圧冷媒と、ガスクーラ100から流出した高圧冷媒とを熱交換させる熱交換器である。図3は、図1中に示す内部熱交換器200の熱交換部201の構造を説明する断面斜視図である。本実施形態に係る内部熱交換器200は、図3に示すように、内側(中心側)の高圧冷媒通路200aと、その高圧冷媒通路200aを取り巻くように外側(外周側)に配置された低圧冷媒通路200bとが同軸上に並ぶように二重管構造となっている。
また、本実施形態での内部熱交換器200は、二重管201を折り曲げてUターンした形状とし、高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とが隣接する構造としている。そして、本実施形態で内部熱交換器200は単体で構成しており、図示しないクランプやブラケットなどの固定部材によってエンジンルーム内の適所に搭載固定されている。なお、本実施形態での内部熱交換器200は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の形態の内部熱交換器200であっても良い。
内部熱交換器200の高圧冷媒通路200aを通って高圧冷媒流出部203(図1参照)から流出する冷媒は、金属製の第3冷媒パイプP3を通って冷凍サイクル用部品組立体A1の1部である先述の膨張弁300の、途中に図示しない弁部を有する第2冷媒通路の第2流入ポート303に流入する(図1参照)。膨張弁300は、高圧冷媒を等エンタルピ的に減圧膨脹させるとともに、ガスクーラ100の冷媒出口側における冷媒温度に基づいて高圧冷媒の圧力を制御する減圧手段である。
そして、第2冷媒通路中の図示しない弁部で減圧された冷媒は、第2流出ポート304から流出し、金属製の第4冷媒パイプP4を通ってエバポレータ400に供給される。エバポレータ400は、減圧された低圧冷媒と車室内に吹き出す空気とを熱交換することによって低圧冷媒を蒸発させる低圧側熱交換器である。なお、エバポレータ400は周知の熱交換器であり、本実施形態では構造を問わないため、詳細な説明は省略する。エバポレータ400は、車室内に搭載された図示しない空調ユニット内に収納されていて、車室内に吹き出す空気を冷却するようになっている。
エバポレータ400で蒸発した低圧冷媒は、金属製の第5冷媒パイプP5を通ってアキュムレータ500の冷媒流入部501に供給される。アキュムレータ500は、液相冷媒と気相冷媒とを分離して余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機10の吸入側に気相冷媒および分離抽出された冷凍機用オイルを供給する気液分離器である。
なお、アキュムレータ500は周知のものであり、本実施形態では詳細な構造を問わないため、説明を省略する。そして、アキュムレータ500からの気相冷媒と冷凍機用オイルは、冷媒流出部502から金属製の第6冷媒パイプP6を通って先の内部熱交換器200の低圧冷媒流入部204(図1参照)に供給される。
なお、このアキュムレータ500と前述の膨張弁300とは、本実施形態での部品組立体A1として事前組み付けされており、図2に示すようにねじ締めなどで一体的に構成されている。アキュムレータ500は、その上部に入口、出口が集中的に設けられ、配管が接続される剛体ブロックを有している。この剛体ブロックに、膨張弁300は固定されている。よって、アキュムレータ500の入口、出口と、配管接続部と、膨張弁300とは、それらのすべてが、アキュムレータ500の上部に設けられた剛体ブロックに配置されている。
膨張弁300は、そこに設けられた2つの通路部が横方向に並ぶように、アキュムレータ500の上部に配置されている。この配置は、アキュムレータ500の上部における高さを抑えるために役立つ。膨張弁300に設けられたポート301、302、303、304への配管接続部は、その接続方向が、アキュムレータ500に設けられた流入部501、流出部502への配管接続部の接続方向と一致している。
この実施形態では、膨張弁300の互いに反対側を指向する2つの側面の方向に、配管接続部が分散して配置されている。図2には、ポート301、304への配管接続部の接続方向を規定するボルト穴301a、304aの指向方向と、流入部501への配管接続部の接続方向を規定するボルト穴501aの指向方向とが一致していることが図示されている。
膨張弁300においてすべてのポートのためのボルト穴301a、304aは、膨張弁300の上部に位置しており、アキュムレータ500に干渉しない接続作業を可能としている。冷凍サイクル用部品組立体A1に属するすべての配管接続部は、アキュムレータ500の上部に集中して配置されている。これらの配置は、接続作業性の容易化に貢献する。
そして、アキュムレータ500に関連部品を事前搭載した部品組立体A1として、車体へは共通の支持部材としてのブラケットBKTにて搭載固定される。ブラケットBKTは、アキュムレータ500にのみ接触して、これに固定されている。ブラケットBKTは、アキュムレータ500の円柱状外周側面に接触して、これを締め付ける締め付け部を有している。
締め付け部は、ブラケットBKTを脱着可能に固定している。ブラケットBKTは、アキュムレータ500の高さ方向の中央部やや上方に固定されている。ブラケットBKTは、アキュムレータ500に沿って上下方向に延びる部分と、この部分の各部に分散配置されたボルト穴を有し、これらに装着されるボルトによって車体に装着される。
内部熱交換器200の低圧冷媒流入部204に流入した低圧冷媒は、二重管201外側の低圧冷媒通路200bを流通して高圧冷媒通路200aを流通する高圧冷媒を冷却しながら低圧冷媒流出部205(図1参照)に至る。そして、内部熱交換器200の低圧冷媒流出部205から流出する低圧冷媒は、フレキシブルな冷媒ホースH2を通って圧縮機10に吸引される。なお、図1中に2点鎖線で示すのは、ラジエータ600である。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成している。これによれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的大物であるアキュムレータ500に関連部品である膨張弁300を一体的に搭載して、アキュムレータ500を車体に固定することで関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。
なお、本実施形態で言う「一体」は、アキュムレータ500の筐体の一部と膨張弁300の筐体部分とを共用するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、膨張弁300の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や車体への装着作業性などを向上させることができる。また、膨張弁300は、感温部を冷媒流路内に有するボックスタイプの膨張弁300としている。これによれば、一体的に構成することが容易である。
また、膨張弁300とアキュムレータ500とが共通のブラケットBKTで支持されている。これによれば、クランプ、ブラケット、ねじといった各部品毎に有った固定部材を減らすことができるため、部品点数やそれらの組み付け作業を減らしてコストを抑えることができる。また、取り付けスペース、取り付け作業スペース、重量なども減らすことができる。
また、冷凍サイクルとしては上述の冷凍サイクル用部品組立体を備えている。これによれば、組み立て作業性が改善された冷凍サイクルを提供することができる。なお、本実施形態では冷凍サイクル中に内部熱交換器200を構成しているが、内部熱交換器200が無い構成であっても良い。
(第2実施形態)
図4は、本発明を適用した第2実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A2を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図5は、図4中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A2の斜視図である。上述した第1実施形態と異なる本実施形態の特徴部分を説明する。本実施形態は内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に構成したものである。
図4は、本発明を適用した第2実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A2を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図5は、図4中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A2の斜視図である。上述した第1実施形態と異なる本実施形態の特徴部分を説明する。本実施形態は内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に構成したものである。
よって、冷媒の流れ方は上述した第1実施形態と同じであるが、図4、図5に示すように、膨張弁300は、内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とに直接接続して、内部熱交換器200との部品組立体A2として事前組み付けして一体的に構成している。そして、内部熱交換器200に関連部品を事前搭載した部品組立体として、車体へは共通のブラケットBKTにて搭載固定されている。なお、本実施形態でアキュムレータ500は単体で構成しており、エンジンルーム内の適所に搭載固定されている。
ガスクーラ100を流出した高圧冷媒は、第1冷媒パイプP1を通って膨張弁300の第1流入ポート301に流入し、第1冷媒通路を抜けて第1流出ポート302から直接内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202に至る。そして、内部熱交換器200の熱交換部(二重管)201を流通して低圧冷媒と熱交換した後、内部熱交換器200の高圧冷媒流出部203から直接膨張弁300の第2流入ポート303に至る。そして、第2冷媒通路の図示しない弁部で減圧された冷媒は、第2流出ポート304から第4冷媒パイプP4を通ってエバポレータ400に供給される。
また、エバポレータ400から戻ってアキュムレータ500を抜けた低圧冷媒は、第6冷媒パイプP6を通って内部熱交換器200の低圧冷媒流入部204に至る。そして、内部熱交換器200の熱交換部(二重管)201を流通して高圧冷媒と熱交換した低圧冷媒は内部熱交換器200の低圧冷媒流出部205から流出し、第2冷媒ホースH2を通って圧縮機10に吸引される。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に構成している。これによれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的接続部分の多い内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に構成して、いずれかを車体に固定することで他方の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。なお、本発明で言う「一体」は、内部熱交換器200と膨張弁300とを共用の筐体部に構成するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより従来、内部熱交換器200と膨張弁300との間に構成していた配管部品を無くして構成を簡素にし、エンジンルーム内での配管接続を簡単にすることができる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器200や膨張弁300の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や車体への装着作業性などを向上させることができる。
また、内部熱交換器200は、高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とが隣接する構造としている。これによれば、ガスクーラ100の下流側に内部熱交換器200が配置され、その内部熱交換器200の下流側に膨張弁300)が配置されるが、膨張弁300で高圧圧力制御を行うにはガスクーラ100出口での冷媒温度を感温する必要がある。そのため、内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とが隣接する構造とすることにより、膨張弁300での高圧圧力制御を行い易くすることができる。
また、ボックスタイプの膨張弁300などでは、隣接した高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とに直接接続する構造とすることができる。なお、必ずしも内部熱交換器200自体をUターン形状とする必要はなく、内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202もしくは高圧冷媒流出部203からの配管の端部を他方の冷媒流出入部に近づけて配置した構造のものであっても良い。
また、内部熱交換器200の熱交換部201を二重管構造としている。これによれば、熱交換部201である二重管部分を曲げ加工することができるため、例えば内部熱交換器200自体をUターン形状として、高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とを隣接する構造とすることが容易であるうえ、内部熱交換器200をスペースに合わせて取り回すことで冷凍サイクル用部品組立体コンパクトに形成することができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明を適用した第3実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A3を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図7は、図6中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A3の斜視図である。上述した第1、第2実施形態と異なる本実施形態の特徴部分を説明する。本実施形態は内部熱交換器200と膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成したものである。
図6は、本発明を適用した第3実施形態の冷凍サイクル用部品組立体A3を用いた車両用冷凍サイクルの模式図であり、図7は、図6中の破線枠内に示す冷凍サイクル用部品組立体A3の斜視図である。上述した第1、第2実施形態と異なる本実施形態の特徴部分を説明する。本実施形態は内部熱交換器200と膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成したものである。
よって、冷媒の流れ方は上述した第1、第2実施形態と同じであるが、図6、図7に示すように、膨張弁300は、内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202と高圧冷媒流出部203とに直接接続している。また、アキュムレータ500の冷媒流出部502と内部熱交換器200の低圧冷媒流入部204とを直接接続している。そしてこれらは、アキュムレータ500に関連部品を事前搭載した部品組立体A3として事前組み付けして一体的に構成し、車体へは共通のブラケットBKTにてエンジンルーム内の適所に搭載固定されるようになっている。
ガスクーラ100を流出した高圧冷媒は、第1冷媒パイプP1を通って膨張弁300の第1流入ポート301に流入し、第1冷媒通路を抜けて第1流出ポート302から直接内部熱交換器200の高圧冷媒流入部202に至る。そして、内部熱交換器200の熱交換部(二重管)201を流通して低圧冷媒と熱交換した後、内部熱交換器200の高圧冷媒流出部203から直接膨張弁300の第2流入ポート303に至る。そして、第2冷媒通路の図示しない弁部で減圧された冷媒は、第2流出ポート304から第4冷媒パイプP4を通ってエバポレータ400に供給される。
また、エバポレータ400から第5冷媒パイプP5を通って戻った低圧冷媒は、アキュムレータ500の冷媒流入部501に流入する。そして、気液分離された気相冷媒と冷凍機用オイルとは、アキュムレータ500の冷媒流出部502から直接内部熱交換器200の低圧冷媒流入部204に至る。そして、内部熱交換器200の熱交換部(二重管)201を流通して高圧冷媒と熱交換した低圧冷媒は内部熱交換器200の低圧冷媒流出部205から流出し、第2冷媒ホースH2を通って圧縮機10に吸引される。
内部熱交換器200は、内部に高圧冷媒の通路を提供する内管と、この内管を収容し内管との間に低圧冷媒の通路を提供する外管とを有する二重管である。内部熱交換器200の2つの端部には配管接続部が設けられている。これら配管接続部は、膨張弁300に設けられた2つのポート302、303の間隔に対応するように位置付けられている。これら配管接続部は、図5の実施形態と同じ構成である。
内部熱交換器200は、上下方向に長く延びる柱型のアキュムレータ500の外側側面に沿って敷設されている。さらに、内部熱交換器200は、アキュムレータ500の底面の下側にも沿って敷設されている。内部熱交換器200は、アキュムレータ500の外表面から離れて配置されている。内部熱交換器200は、アキュムレータ500の一方の側面に沿って上下方向に延びる部位と、アキュムレータ500の底面に沿って延びる部位と、アキュムレータ500の他方の側面に沿って延びる部位と、アキュムレータ500の他方の側面に沿って延びてUターン部を提供する部位とを有している。
内部熱交換器200は、膨張弁300とアキュムレータ500とそれらの間の配管接続部とを介してブラケットBKTに固定されている。内部熱交換器200は、その二重管部分においてブラケットBKTに直接に固定されても良く、さらに他の補助ブラケットを介してアキュムレータ500または装着対象物へ固定されても良い。冷凍サイクル用部品組立体A3に属するすべての配管接続部は、アキュムレータ500の上部に集中して配置されている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。本実施形態では内部熱交換器200と膨張弁300とアキュムレータ500とを一体的に構成している。これによれば、対象となるサイクル部品の中で、比較的大物であるアキュムレータ500に関連部品である内部熱交換器200と膨張弁300とを一体的に搭載して、アキュムレータ500を車体に固定することで他の関連部品も搭載されるよう事前に組み立てたものである。
なお、本発明で言う「一体」は、アキュムレータ500の筐体の一部と内部熱交換器200や膨張弁300の筐体部分とを共用するような融合した関係の一体であっても良いし、溶接のような強固な連結や、クランプやねじなどでの緩やかな連結によって連結された関係での一体であっても良い。
これにより従来、内部熱交換器200と膨張弁300との間や、内部熱交換器200とアキュムレータ500との間に構成していた配管部品を無くして構成を簡素にし、エンジンルーム内での配管接続を簡単にすることができる。また、部品組立体としてコンパクトで省スペースに構成できるうえ、内部熱交換器200や膨張弁300の組み付け性を向上させることができる。また、1つの部品組立体として扱えることより、運搬などでの取り扱い性や車体への装着作業性などを向上させることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、二酸化炭素を冷媒とする超臨界サイクルであったが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えばフロン冷媒などを用いて圧縮機の吐出圧が冷媒の臨界圧力以下の亜臨界蒸気圧縮式冷凍サイクルに本発明を適用しても良い。また、各冷凍サイクル用部品組立体A1〜A3に接続する冷媒パイプP1〜P6や冷媒ホースH2のいずれかを、さらに一体的に構成したものとしても良い。
上述の実施形態では、二酸化炭素を冷媒とする超臨界サイクルであったが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えばフロン冷媒などを用いて圧縮機の吐出圧が冷媒の臨界圧力以下の亜臨界蒸気圧縮式冷凍サイクルに本発明を適用しても良い。また、各冷凍サイクル用部品組立体A1〜A3に接続する冷媒パイプP1〜P6や冷媒ホースH2のいずれかを、さらに一体的に構成したものとしても良い。
10…圧縮機
100…ガスクーラ(高圧側熱交換器)
200…内部熱交換器
201…熱交換部
202…高圧冷媒流入部
203…高圧冷媒流出部
300…膨張弁(減圧手段)
400…エバポレータ(低圧側熱交換器)
500…アキュムレータ(気液分離器)
BKT…ブラケット(支持部材)
100…ガスクーラ(高圧側熱交換器)
200…内部熱交換器
201…熱交換部
202…高圧冷媒流入部
203…高圧冷媒流出部
300…膨張弁(減圧手段)
400…エバポレータ(低圧側熱交換器)
500…アキュムレータ(気液分離器)
BKT…ブラケット(支持部材)
Claims (8)
- 高圧冷媒を減圧する減圧手段(300)と、
低圧冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機(10)の吸入側に気相冷媒を供給する気液分離器(500)とを有し、
前記減圧手段(300)と前記気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴とする冷凍サイクル用部品組立体。 - 高圧冷媒を減圧する減圧手段(300)と、
低圧冷媒と高圧冷媒とを熱交換させる内部熱交換器(200)とを有し、
前記内部熱交換器(200)と前記減圧手段(300)とを一体的に構成したことを特徴とする冷凍サイクル用部品組立体。 - さらに、低圧冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、圧縮機(10)の吸入側に気相冷媒を供給する気液分離器(500)を有し、
前記内部熱交換器(200)と前記減圧手段(300)と前記気液分離器(500)とを一体的に構成したことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル用部品組立体。 - 前記内部熱交換器(200)は、高圧冷媒流入部(202)と高圧冷媒流出部(203)とが隣接する構造としたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷凍サイクル用部品組立体。
- 前記内部熱交換器(200)の熱交換部(201)が二重管構造であることを特徴とする請求項2ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体。
- 前記減圧手段(300)は、感温部を冷媒流路内に有するボックスタイプの膨張弁(300)であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体。
- さらに、共通の支持部材(BKT)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体。
- 請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載の冷凍サイクル用部品組立体を備えることを特徴とする冷凍サイクル。
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