JP2007301475A - 槽内清掃器具及び槽内清掃方法 - Google Patents
槽内清掃器具及び槽内清掃方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007301475A JP2007301475A JP2006132641A JP2006132641A JP2007301475A JP 2007301475 A JP2007301475 A JP 2007301475A JP 2006132641 A JP2006132641 A JP 2006132641A JP 2006132641 A JP2006132641 A JP 2006132641A JP 2007301475 A JP2007301475 A JP 2007301475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- cleaning
- pool
- water
- hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
【解決手段】この槽内清掃器具は、吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する器具であって、前記吸水口1に接続される清掃用ホース3を有し、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにした。この槽内清掃方法は、吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する方法であって、前記吸水口1に清掃用ホース3を接続し、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにした。
【選択図】図1
Description
例えばスイミングプールは体力作り・健康増進に非常に貢献するものとして支持されているが、プール水面や水中・水底のゴミが衛生管理上・危険防止上問題となる。これらのゴミのうちプールの水面に漂うゴミはプール脇の四周のオーバーフロー溝から少しづつ排出されていき、水中を漂うゴミはプール底面の吸水口から引き出される循環経路によって濾過されて除去され、浄化された水は再びプールへと還流される。
ここで、プール底には毛髪、壊れたゴーグルやビート板(バタ足の板)の破片、水着の糸屑、砂、小石、剥がれた絆創膏、タン、鼻汁などが沈むが、これら水底のゴミの営業時間中の除去作業は困難である。よって、営業時間中には掃除し難いプールの底を営業時間外に掃除するプールロボットがあった(例えば、非特許文献1参照)。
このプールロボットは次のような構造である。すなわち、プールサイドに電動(AC100V)の吸排水モーター部を設置する。一方、内蔵バッテリーで駆動される電動キャタピラで前進・後退可能な水中ロボット部(側壁部ではセンサーにより方向転換する)を水が張ってあるプールの底に導入する。そして、プールサイドの吸排水モーター部と水中ロボット部とを長い弾性ホースで連結する。この準備をしてプールロボットを駆動すると、水底に沈んだ毛髪、破片、糸屑、砂、小石、剥がれた絆創膏は水中ロボット部からプール水と一緒にプール内弾性ホースを介してプールサイドの吸排水モーター部へと吸い上げられ、吸い上げられたプール水は吸排水モーター部の付属フィルターでゴミが粗く濾過されて排水溝へと放流される。
しかし、このプールロボットを利用する清掃では多くのプール水が排水溝へと放流されることとなり、コスト面からしても環境保全面からしてもより省資源を図ることが求められるという問題があった。
トロップス株式会社 ホームページ、"プールロボット『アクアエンジェル』"、[2006/4/12検索]、インターネット<URL:http://www.trops.co.jp/catalog-3-4-1.htm>
(1)この発明の槽内清掃器具は、吸水口から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する器具であって、前記吸水口に接続される清掃用ホースを有し、液循環時の吸水口からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホースを介して及ぼすようにしたことを特徴とする。
(2) この発明の槽内清掃方法は、吸水口から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する方法であって、前記吸水口に清掃用ホースを接続し、液循環時の吸水口からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホースを介して及ぼすようにしたことを特徴とする。
この槽内清掃器具及び槽内清掃方法は、液循環時の吸水口からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホースを介して及ぼすようにしたので、プールロボットを利用した場合のようにプール水を放流する必要はない。
ここで前記液貯留槽として、スイミングプール、温泉・浴場槽、二十四時間風呂の他に各種貯水槽、養魚水槽など濾過循環を基本にしている水槽を例示することができる。
(3)前記吸水口を略水密状態に覆う弾性部材を具備すると共に、前記弾性部材には清掃用ホースとの連結部を設けたこととしてもよい。このようにすると、吸水口の負圧を比較的簡便な手段で水洩れをほぼなくして清掃用ホースへと伝達することができると共に、清掃用ホースを連結部により簡単に装着することができる。前記弾性部材として、連結部(例えば合成樹脂製)と装着可能なゴム製のマット材などを用いることができる。
(4)前記清掃用ホース又は/及び連結部には、吸引力調整用の可変開口部が設けられたこととしてもよい。プール等では循環流路の液循環量が例えば100トン/Hと非常に大きいことが多いが、このように構成すると清掃作業時に丁度よい吸引力が得られるように調節することができる。
(5)前記連結部の可変開口部では大元で大きな範囲の吸引力調整をすることができ、清掃用ホースの可変開口部では吸引力の微調整をすることができるようにしてもよい。このように構成すると、吸引力調整の調節をよりし易いものとすることができる。
(6)前記液貯留槽は、その槽壁に清掃用ホースの収容領域が予め形成されたものとしてもよい。例えば壁面の一部を凹ますように設計しておき、ここに槽内清掃器具を収納してシャッターで閉じられるようにすることができる。このように構成すると、面倒な器具の片付けを使い勝手がよいものとすることができる。
プールロボットを利用した場合のようにプール水を放流する必要はないので、従来よりも省資源を図ることができる槽内清掃器具及び槽内清掃方法を提供することができる。
この実施形態の槽内清掃器具は、吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃するものである。前記液貯留槽として、スイミングプール、温泉・二十四時間風呂の他に各種貯水槽、養魚水槽などに適用することができる。前記液の循環流路で、プール等の底面の吸水口1から水はバランシングタンク、ヘアキャッチャー、循環ポンプ、ろ過機、(熱交換器)を介することにより浄化されて再びプールへと戻る。この循環流路中で、プール水の殺菌のための次亜塩素酸が注入される。
また、前記吸水口1を略水密状態に覆う弾性部材2(合成ゴム製で厚みのある長方形状のマット材)を具備すると共に、前記弾性部材2には清掃用ホース3との連結部4(ジョイント)を設けている。清掃の際の設置時には、プール等の吸水口1に別体の合成樹脂製の連結部4を先ず配設し、この上に丸い開口部Hが中央部に形成されたマット材を被せる。
前記清掃用ホース3は、延長用ジョイント5を介して、2本の合成樹脂製の蛇腹状のホース6(各16m)を連結するようにしている(全長約32mとなり、プール中央の吸水口1に接続すると両側約32mづつで全体の長さ約64mを清掃できる)。ホースは連結部4に挿入して、ノブ7により締め付けて固定する。清掃用ホース3の先端側8は家庭用の掃除機に類似する形態としており(先端の吸い込み部はFRP製としている)、プールの水底をコースに沿って歩いて掃除していく際に手に力が入り易いように持ち手部9を突設している。掃除は水がはられて循環している状態で、営業時間終了後に行う。
前記清掃用ホース3と連結部4には、吸引力調整用の可変開口部を設けてもよい。例えば、前記連結部4の可変開口部では吸水口1に近い大元で大きな範囲の吸引力調整をし、清掃用ホース3の可変開口部では作業者の手元で吸引力の微調整をすることができるようにしてもよい(図示せず)。
前記のような構造であり、プール水の循環時の吸水口1からの負圧をプール槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介してプール槽の底面などに及ぼし、水底に漂う毛髪、壊れたゴーグルやビート板(バタ足の板)の破片、水着の糸屑、砂、小石、剥がれた絆創膏などをどんどん吸い込んでいく。吸い込まれたゴミは循環流路中のろ過機にトラップされる。トラップされたゴミは、ろ過機の逆洗浄時にドレンから廃棄するとよい。
なお前記液貯留槽は、そのプール槽壁に清掃用ホース3の収容領域が予め形成されたものとしてもよい(図示せず)。例えば壁面の一部を凹ますように当初から設計しておき、ここに槽内清掃器具を収納してシャッターで閉じられるようにすることができる。
次に、この実施形態の槽内清掃器具の使用状態を説明する。
この槽内清掃方法は、吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する方法であって、前記吸水口1に清掃用ホース3を接続し、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにしている。
この槽内清掃器具及び槽内清掃方法は、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにしたので、プールロボットを利用した場合のようにプール水を放流する必要はなく、従来よりも省資源を図ることができるという利点がある。営業時間後も水がよどまないように循環させているが、この不使用時の水循環を有効に利用することができる。
また、前記吸水口1を略水密状態に覆う弾性部材2を具備すると共に、前記弾性部材2には清掃用ホース3との連結部4を設けたこととしており、吸水口1の負圧を比較的簡便な手段で水洩れをほぼなくして清掃用ホース3へと伝達することができると共に、清掃用ホース3を連結部4により簡単に装着することができるという利点がある。
さらに、プール等では循環流路の液循環量が例えば100トン/Hと非常に大きいことが多いが、前記清掃用ホース3と連結部4には吸引力調整用の可変開口部が設けられたこととしているので、清掃作業時に丁度よい吸引力が得られるように調節することができるという利点がある。
その上、前記連結部4の可変開口部では大元で大きな範囲の吸引力調整をすることができ、清掃用ホース3の可変開口部では吸引力調整の微調整をすることができるようにしており、吸引力調整の調節をよりし易いものとすることができるという利点がある。
なお前記液貯留槽を、その槽壁に清掃用ホース3の収容領域が予め形成されたものとしておくと、面倒な器具の片付けを使い勝手がよいものとすることができる。
3 清掃用ホース
Claims (2)
- 吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する器具であって、前記吸水口1に接続される清掃用ホース3を有し、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにしたことを特徴とする槽内清掃器具。
- 吸水口1から引き出された液の循環流路を具備する液貯留槽を清掃する方法であって、前記吸水口1に清掃用ホース3を接続し、液循環時の吸水口1からの負圧を槽内への吸引力として前記清掃用ホース3を介して及ぼすようにしたことを特徴とする槽内清掃方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132641A JP2007301475A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 槽内清掃器具及び槽内清掃方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132641A JP2007301475A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 槽内清掃器具及び槽内清掃方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007301475A true JP2007301475A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38835878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006132641A Pending JP2007301475A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 槽内清掃器具及び槽内清掃方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007301475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018079427A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 京三電機株式会社 | タンク清掃装置およびタンク清掃方法 |
KR102110243B1 (ko) * | 2020-02-28 | 2020-06-08 | 성원하이드로릭스 주식회사 | 중장비용 오일탱크 클리닝 장치 |
-
2006
- 2006-05-11 JP JP2006132641A patent/JP2007301475A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018079427A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 京三電機株式会社 | タンク清掃装置およびタンク清掃方法 |
KR102110243B1 (ko) * | 2020-02-28 | 2020-06-08 | 성원하이드로릭스 주식회사 | 중장비용 오일탱크 클리닝 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102072513B1 (ko) | 바닥 청소기 및 그 물탱크 구조 | |
DE602006019808D1 (de) | Automatischer Schwimmbeckenreiniger | |
US20080172825A1 (en) | Device and a system for using a rotary brush to clean a surface | |
US7378026B1 (en) | Drill motor operated portable water-tolerant suction cleaner | |
JP2007301475A (ja) | 槽内清掃器具及び槽内清掃方法 | |
HK1068238A1 (en) | Self-evacuating vacuum cleaner for cleaning ponds or swimming pools | |
US9371659B2 (en) | Moving and floating pool cleaner apparatus | |
US20040158943A1 (en) | Swimming pool vacuum apparatus | |
CN216531214U (zh) | 自清洁式清洁装置及清洁机器人 | |
CN215305556U (zh) | 清洁设备 | |
JPH08131984A (ja) | 苔取り具 | |
CN112998596A (zh) | 清洁设备 | |
US20050198751A1 (en) | Vacuum cleaner for reservoirs | |
CN217868294U (zh) | 一种水生态修复用生物滤池 | |
JP2015067991A (ja) | 底面清掃機能付きプール | |
KR200445781Y1 (ko) | 고형물의 처리가 가능한 습식 진공 청소기 | |
CN118498796B (zh) | 一种高效自排水泳池 | |
CN219952167U (zh) | 一种排水软管除杂结构 | |
JP2024023108A (ja) | 浴槽等電動水中掃除機 | |
CN108222098A (zh) | 一种整机水下工作式污物清洁装置 | |
KR20110007896A (ko) | 부력을 갖는 수족관 거품제거 장치 | |
KR20110007711U (ko) | 수조내 이물질 제거 장치 | |
JP2018068615A (ja) | 渦流浴装置 | |
JPS6110591Y2 (ja) | ||
JP2000054952A (ja) | 観葉植物用排水ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080118 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20081020 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20081105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090410 |