JP2007299303A - Id連携型認証システムおよびid連携型認証方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ID連携型認証システムは、利用者端末200と、サービスを提供するサービスサーバ400〜402と、利用者の認証を行なう認証代行サーバ300と、これらを接続するネットワーク100からなる。認証代行サーバ300は、認証代行サーバ用IDとサービスサーバ用IDとの対応付けを保持するID連携情報テーブル600と、認証代行サーバ用IDと認証情報との対応付けを保持する認証代行利用者管理テーブル500とを備える。認証代行サーバ300は、サービスサーバ400〜402からシングルサインオン要求を受信すると、利用者端末200を介して認証代行サーバ用IDと認証情報を取得し、認証代行利用者管理テーブル500を参照して認証し、ID連携情報テーブル600よりサービスサーバ用IDを取得して、要求元サービスサーバに通知する。
【選択図】図1
Description
ID統一型では中央の認証機関がIDを払い出し、各サービスサーバは共通してそのIDによりサービスを提供する。ID統一型では、同一事業主体内でのシングルサインオンであれば問題ないが、複数の事業主体にまたがってシングルサインオンを提供する場合にはIDを集中管理する事業主体にのみ顧客情報が集中してしまうことに対するビジネスモデル上の問題が指摘されている。また、既存のサービスサーバが本方式によりシングルサインオン化する場合には、既存のID体系を破棄し、中央の認証機関のID体系に順ずる必要があり、システム的に、また、ビジネスモデル的に参入への障壁が高い。
ID預託型は「アカウントアグリゲーションサービス」とも呼ばれ、各サービスサイトが払い出したIDとパスワードを中央の認証機関に預け、中央認証機関が払い出したIDにより利用者認証を実施後、中央認証機関が各利用者を代行して各サービスサーバに対して各サービスサーバ用のID、パスワードを送信して各サービスサーバで再度認証を実施する方式である。ID預託型では、中央認証機関にIDとパスワードのセットを全て預けてしまうため、中央認証機関側での漏洩時の影響度が大きく、また、中央認証機関側で全利用者の各サイトにおけるID、パスワードが知りえることに対する危険性、ID、パスワードを第三者機関へ預けることへの不安感による普及への障壁が指摘されている。
一方、ID連携型では、IDを各サービスサーバ自身にて管理し、認証代行サーバのIDと各サービスサイト間のIDを仮名称により関連付けることによりIDの分散管理を可能とする。つまり、認証代行サーバにおいて、認証代行サーバのIDで認証が成功すると、認証代行サーバは当該IDを仮名称に変換してサービスサーバヘ認証結果を通知する。サービスサーバでは仮名称を自身の管理するIDに変換してサービスを提供することになる。本方式により既にサービス提供中のID体系を維持しつつ、かつ、名寄せが困難なセキュアなシングルサインオンを実現できる。これにより、上記のID統一型とID預託型における課題をクリアしている。
を備えることを特徴とする。
上述したように、本発明の実施形態では、各利用者の個人情報を、各サービスサーバ400〜402および認証代行サーバ300にて、分散管理することが可能である。
まず、利用者は認証代行サーバ300を利用するために、認証代行サーバの利用者登録を実施する。本ステップはいわゆる「サービス申し込み」処理であり、一般に、書類での申し込みやインターネットを利用したオンラインサインアップなど様々な方法での実現が可能であり、本発明ではその実施方法を問わない(Sa1)。次に、利用者はサービスサーバ400を利用するために、サービスサーバ400の利用者登録を実施する。本ステップはいわゆる「サービス申し込み」処理であり、一般に、書類での申し込みやインターネットを利用したオンラインサインアップなど様々な方法での実現が可能であり、本発明ではその実施方法を問わない(Sa2)。次に、利用者は認証代行サーバ300が保持するID連携情報テーブルに当該利用者の認証代行サーバ用IDとサービスサーバ用IDの関連付け情報を登録する(Sa3)。
また、本発明では、サービスサーバ400〜402および認証代行サーバ300における利用者の認証方法は問わない。本実施形態では、利用者端末200にて、利用者がサービスサーバ用IDもしくは認証代行サーバ用IDとパスワードを入力するとしたが、一般にはID/パスワード認証や、その他、指紋認証、電子証明書による認証等、様々な認証方法が存在する。
利用者の操作により、利用者端末200のサービス要求処理201は、サービスサーバ400のサービス実行処理401にアクセスし、サービスの利用を要求する(Sc1)。サービスサーバ400のサービス実行処理401は、当該利用者の認証状態を確認する(Sc2)。ステップSc2にて当該利用者が認証済みの場合、サービスサーバ400のサービス実行処理401は、要求されたサービスを利用者端末200のサービス要求処理201を介して、当該利用者へ提供する。
次に、認証代行要求処理412は、シングルサインオン応答を受信後、認証結果情報を検証する(Sc9)。認証結果情報が「未認証」の場合には利用者端末200ヘシングルサインオンが失敗した旨を返却する。
また、本発明では、サービスサーバ、認証代行サーバにおける認証状態の管理方法は問わない。一般にWeb系のシステムでは利用者毎の認証状態をセッション情報としてサーバ内のメモリ上に保持し、クライアントのWebブラウザにCookieとして当該セッション情報との紐付け情報(セッションID等)を格納することによって利用者の認証状態を管理する。
また、本発明では、サービスサーバ400〜402および認証代行サーバ300における利用者の認証方法は問わない。本実施形態では、利用者端末200にて、利用者がサービスサーバ用IDもしくは認証代行サーバ用IDとパスワードを入力するとしたが、一般にはID/パスワード認証や、その他、指紋認証、電子証明書による認証等、様々な認証方法が存在する。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
200…利用者端末
201…サービス要求処理
202…認証情報提供処理
203…連携登録要求処理
300…認証代行サーバ
301…認証実行処理
302…認証代行確認処理
303…認証代行連携登録処理
400、401、402…サービスサーバ
411…サービス実行処理
412…認証代行要求処理
413…認証代行連携要求処理
500…認証代行利用者管理テーブル
501、502、503…サービス利用者管理テーブル
600…ID連携情報テーブル
Claims (4)
- 通信網と、前記通信網に接続され、利用者が操作する利用者端末と、前記通信網に接続され、前記利用者端末を介して、前記利用者にサービスを提供する複数のサービスサーバと、前記通信網に接続され、利用者の認証を行なう認証代行サーバとからなるID連携型認証システムにおいて、
前記利用者端末は、
前記利用者の操作により、サービス要求を前記サービスサーバに送信し、前記サービス要求の結果を前記サービスサーバより受信するサービス要求手段と、
前記認証代行サーバから認証情報要求を受信して、前記利用者の認証代行サーバ用IDと第1の認証情報を取得して、送信する認証情報提供手段とを備え、
前記サービスサーバは、
前記利用者端末のサービス要求手段から前記サービス要求を受信して、認証代行要求を発行し、該認証代行要求の結果としてサービスサーバ用IDと認証済みを通知されたときは、前記サービスを実行し、該実行したサービスの結果を前記受信したサービス要求の結果として、前記利用者端末に送信するサービス実行手段と、
前記サービス実行手段から前記認証代行要求を受けると、前記認証代行サーバにシングルサインオン要求を送信し、該シングルサインオン要求の結果として受信した認証結果情報が認証済みのときは、該認証結果情報よりサービスサーバ用IDを取得し、前記受けた認証代行要求の結果として前記取得したサービスサーバ用IDと認証済みを前記サービス実行手段に通知する認証代行要求手段とを備え、
前記認証代行サーバは、
認証代行サーバ用IDとサービスサーバ識別情報とサービスサーバ用IDとを対応付けて記憶しているID連携情報記憶手段と、
認証代行サーバ用IDと第2の認証情報とを対応付けて記憶している認証代行利用者記憶手段と、
前記サービスサーバの認証代行要求手段から前記シングルサインオン要求を受信して、前記利用者端末の認証情報提供手段に認証情報要求を送信し、前記送信した認証情報要求の結果として前記認証代行サーバ用IDと前記第1の認証情報を受信し、前記受信した認証代行サーバ用IDと対応付けられた第2の認証情報を前記認証代行利用者記憶手段から取得し、該取得した第2の認証情報と前記受信した第1の認証情報が一致するときは、前記受信した認証代行サーバ用IDと前記受信したシングルサインオン要求の送信元のサービスサーバのサービスサーバ識別情報とに対応付けられたサービスサーバ用IDを前記ID連携情報記憶手段から取得し、前記受信したシングルサインオン要求の結果として、該取得したサービスサーバ用IDと認証済みであることを記載した認証結果情報を、前記サービスサーバの認証代行要求手段に送信する認証実行手段と
を備えることを特徴とするID連携型認証システム。 - 前記認証代行サーバのID連携情報記憶手段は、前記サービスサーバ用IDに変えて、暗号化されたサービスサーバ用IDを記憶しており、
前記認証代行サーバの認証実行手段は、前記サービスサーバ用IDに変えて、暗号化されたサービスサーバ用IDを前記ID連携情報記憶手段から取得し、前記受信したシングルサインオン要求の結果として、該取得した暗号化されたサービスサーバ用IDと認証済みであることを記載した認証結果情報を、前記サービスサーバの認証代行要求手段に送信し、
前記サービスサーバの認証代行要求手段は、前記サービスサーバ用IDに変えて、暗号化されたサービスサーバ用IDを前記認証結果情報より取得し、該取得した暗号化されたサービスサーバ用IDを復号してサービスサーバ用IDを取得し、前記受けた認証代行要求の結果として前記取得したサービスサーバ用IDと認証済みを前記サービス実行手段に通知すること
を特徴とする請求項1に記載のID連携型認証システム。 - 前記利用者端末の認証情報提供手段は、前記サービスサーバから認証情報要求を受信すると、前記利用者のサービスサーバ用IDと第3の認証情報を取得して、送信し、
前記利用者端末は、前記利用者の操作により、ID連携登録要求を前記サービスサーバに送信する連携登録要求手段を備え、
前記サービスサーバは、
サービスサーバ用IDと第4の認証情報とを対応付けて記憶しているサービス利用者記憶手段と、
前記利用者端末の連携登録要求手段からID連携登録要求を受信して、前記利用者端末の認証情報提供手段に認証情報要求を送信し、該送信した認証情報要求の結果としてサービスサーバ用IDと第3の認証情報を受信し、前記受信したサービスサーバ用IDに対応する第4の認証情報を前記サービス利用者記憶手段から取得し、前記取得した第4の認証情報と前記受信した第3の認証情報が一致するときは、前記認証代行サーバにID連携要求を送信し、該送信したID連携要求の結果として受信した仮名称とともに前記受信したサービスサーバ用IDもしくは暗号化した前記受信したサービスサーバ用IDを、名前登録要求として前記認証代行サーバに送信する認証代行連携要求手段と
を備え、
前記認証代行サーバは、
前記サービスサーバの認証代行要求手段からID連携要求を受信して、前記利用者端末の認証情報提供手段に認証情報要求を送信し、前記送信した認証情報要求の結果として前記認証代行サーバ用IDと前記第1の認証情報を受信し、前記受信した認証代行サーバ用IDに対応付けられた第2の認証情報を前記認証代行利用者記憶手段から取得し、該取得した第2の認証情報と前記受信した第1の認証情報が一致するときは、前記サービスサーバ用IDとして仮名称を生成し、前記ID連携情報記憶手段に、前記受信した認証代行サーバ用IDと前記受信したID連携要求の送信元のサービスサーバのサービスサーバ識別情報と前記生成した仮名称とを対応付けて登録し、前記受信したID連携要求の結果として、前記仮名称を前記サービスサーバの認証代行連携要求手段に送信する認証代行確認手段と、
前記サービスサーバの認証代行要求手段から前記名前登録要求を受信して、該受信した名前登録要求から仮名称とサービスサーバ用IDもしくは暗号化したサービスサーバ用IDを取得し、前記ID連携情報記憶手段が記憶しているサービスサーバ用IDの中で、前記取得した仮名称と一致するものを、前記取得したサービスサーバ用IDもしくは暗号化されたサービスサーバ用IDに置き換えて登録する認証代行連携登録手段と
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のID連携型認証システム。 - 通信網と、前記通信網に接続され、利用者が操作する利用者端末と、前記通信網に接続され、前記利用者端末を介して、前記利用者にサービスを提供する複数のサービスサーバと、前記通信網に接続され、認証代行サーバ用IDとサービスサーバ識別情報とサービスサーバ用IDもしくは暗号化されたサービスサーバ用IDとを対応付けて記憶しているID連携情報記憶手段と認証代行サーバ用IDと第2の認証情報とを対応付けて記憶している認証代行利用者記憶手段とを備え、利用者の認証を行なう認証代行サーバとからなるID連携型認証システムにおけるID連携型認証方法であって、
前記利用者端末が、前記利用者の操作により、サービス要求を前記サービスサーバに送信する第1の過程と、
前記サービスサーバが、前記利用者端末から前記サービス要求を受信して、前記認証代行サーバにシングルサインオン要求を送信する第2の過程と、
前記認証代行サーバが、前記サービスサーバから前記シングルサインオン要求を受信して、前記利用者端末に認証情報要求を送信する第3の過程と、
前記利用者端末が、前記認証代行サーバから認証情報要求を受信して、前記利用者の認証代行サーバ用IDと第1の認証情報を取得して、送信する第4の過程と、
前記認証代行サーバが、前記送信した認証情報要求の結果として前記認証代行サーバ用IDと前記第1の認証情報を受信し、前記受信した認証代行サーバ用IDと対応付けられた第2の認証情報を前記認証代行利用者記憶手段から取得し、該取得した第2の認証情報と前記受信した第1の認証情報が一致するときは、前記受信した認証代行サーバ用IDと前記受信したシングルサインオン要求の送信元のサービスサーバのサービスサーバ識別情報とに対応付けられたサービスサーバ用IDもしくは暗号化されたサービスサーバ用IDを前記ID連携情報記憶手段から取得し、前記受信したシングルサインオン要求の結果として、該取得したサービスサーバ用IDもしくは暗号化されたサービスサーバ用IDと認証済みであることを記載した認証結果情報を、前記サービスサーバに送信する第5の過程と、
前記サービスサーバが、前記シングルサインオン要求の結果として受信した認証結果情報が認証済みのときは、該認証結果情報よりサービスサーバ用IDを取得もしくは暗号化されたサービスサーバ用IDを取得して復号し、前記サービスを実行して、該実行したサービスの結果を前記受信したサービス要求の結果として、前記利用者端末に送信する第6の過程と、
前記利用者端末が、前記サービス要求の結果を前記サービスサーバより受信する第7の過程と
を備えることを特徴とするID連携型認証方法。
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