JP2007297810A - シートシャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートシャッター装置を構成するシート体の下端部に衝撃吸収体を設けるにあたり、衝撃吸収能力を高めるとともに、封止性を損なわないように構成する。
【解決手段】開口部を開閉するシート体1の下端部1bを上方に折り返して袋状部1cとし、該袋状部1cの上側に、骨材2を内装して袋状部1cにリベットを介して固定する一方、袋状部1cの下側であって、骨材2の直下に、発泡ゴムで構成され、中空部7bが長尺方向に長く形成された衝撃吸収体7を設ける構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、工場や倉庫等のように出入りの頻繁な建築物の開口部を開閉するシートシャッター装置の技術分野に属するものである。
一般に、工場や倉庫等のように出入りの頻繁な建築物の開口部には、開閉作動が迅速なシートシャッター装置を設けることがある。このようなシートシャッター装置において、開口部を開閉するシート体の上下方向複数箇所に左右方向に長い骨材を設け、これら骨材の左右両端部をシート体の左右両側部とともに、開口部の左右両側部に設けたガイドレールに嵌入させることにより、ガイドレールのガイドを受けた状態で開閉作動するようにしたものがある。この場合に、最下端部に位置する骨材は床面や障害物と当接することが考えられ、最下端の骨材には衝撃吸収体を設けることが提唱されている。一方、シート体は、全閉姿勢で床面とのあいだに隙間ができないようにして封止性を確保することも必要であり、このため、シート体最下端部に配される骨材は、衝撃吸収と床面封止との両者を満足した状態で配される構成が望まれる。
この改善策として、シート体下端部を袋状とし、該袋状部に骨材を内装する一方、前記袋状部の外周面に衝撃吸収体を設け、さらに衝撃吸収体を包み込むようにボトムカバーを設ける構成として、衝撃吸収体により骨材との当接に基づく衝撃吸収をしながら、ボトムカバーが床面に当接することで床面との封止を実現したものが提唱されている。
特開平9−217563号公報
前記従来のものでは、シート体の左右の両側部(左右両端部)は袋状部を一体化した状態としてガイドレールに嵌入させる構成としているが、ボトムカバーは変形した状態で床面を封止するため、ボトムカバーの左右両端部をガイドレールに嵌入させることはできず、ガイドレールの左右方向内側(開口側)に位置してガイドレールとのあいだには隙間が形成される状態となっている。このため、シート体を全閉姿勢として、ボトムカバーと衝撃吸収体の下端部とが床面に当接したとき、ガイドレールに嵌入するシート体の下端縁は、シート体の外側に設けられた衝撃吸収体の厚さに相当する分だけ床面から浮いた状態(離間する)となり、ボトムカバーの左右の各端部とガイドレールとのあいだにおいて、衝撃吸収体の厚さに相当する分の隙間が形成される構成となっている。
一方、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を大きくするためには、衝撃吸収体の厚さを厚くすることで対応できるが、前記従来のものにおいて衝撃吸収体の厚さを厚くしようとした場合では、前記ガイドレールとボトムカバーとのあいだに形成される隙間が大きくなることになって封止性の問題を回避することができず、このままでは衝撃吸収体の衝撃吸収能力を大きくすることができず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部に設けたガイドレールにシート体の両側部を嵌入させて開閉するシートシャッター装置において、シート体の下端部に、開口部の幅方向に長い骨材と、障害物との当接に基づく衝撃吸収をする衝撃吸収体とを設けるにあたり、シート体の下端部に袋状部を形成し、該袋状部に、骨材と衝撃吸収体とを内装するとともに、該袋状部の両側部をガイドレールに嵌入させるように構成したシートシャッター装置である。
請求項2の発明は、骨材は、袋状部に固定されている請求項1に記載のシートシャッター装置である。
請求項3の発明は、衝撃吸収体は、シート体下端部の幅方向一体に設けられる長尺体とし、上下方向長さが骨材の上下方向長さよりも長く形成されている請求項1または2に記載のシートシャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、シート体下端部に衝撃吸収体を設けるものでありながら、シート体の全閉時に床面とのあいだに隙間が形成されず、封止性を高めることができる。
請求項2の発明とすることにより、骨材の全荷重が衝撃吸収体に作用しないようにでき、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を損なわないようにすることができる。
請求項3の発明とすることにより、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を高めることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はシートシャッター装置を構成するシート体であって、該シート体1は矩形状に形成されており、シート体1の一方の面には、左右方向長尺状の別布を溶着することにより袋状の骨材保持部1aが上下方向に所定間隙を存して複数設けられている。前記骨材保持部1aは、左右両端縁部がシート体1の左右両端縁部よりも内側に位置するように形成されており、これら各骨材保持部1aには、骨材保持部1aと同様の長さに設定された骨材2がそれぞれ内装(挿入)され、リベット2aにより固定されることにより、左右方向の位置規制を受ける状態となっている。
尚、前記骨材2は、金属材によりパイプ状に形成されている。
さらに、シート体1は、下端縁1bを上方に向けて折り返し、該折り返した先端部(下端縁)1bをシート体1に溶着することにより、シート体1の下端部に袋状部1cが形成されている。そして、前記袋状部1cには、前記骨材保持部1aに内装された骨材2と同様の長さ寸法に設定された骨材2が内装され、骨材2の左右両端部が袋状部1cの左右両端縁部よりも内側に位置する状態で収容されている。
そして、最下端に位置する骨材2を含む各骨材2の左右両端部には、後述するガイド体3の基端部3aがそれぞれ嵌合支持されており、該基端部3a(骨材2の左右端部)から左右方向外方に向けて突出し、基端部3aに対して回転自在に配された走行ローラ部3b先端の走行部3cと、シート体1の左右両端縁部とが略同位置となるように設定されている。そして、シート体1は、上端縁部が開口部上方に設けられたシャッターケース4内に収容される巻き取りドラム5の正逆回転に伴い、巻き取りドラム5から巻き出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢から、巻き取りドラム5に巻き取られて開口部を開放する全開姿勢とのあいだを開閉作動するが、このとき、シート体1の左右両側縁部は、骨材2から突出する走行ローラ部3b先端の走行部3cとともに、開口部両側部に建て付けられた左右一対のガイドレール6のガイド溝6aに嵌入しており、これによって、シート体1がガイド溝6aによるガイドを受けて開閉作動するように設定されている。
さて、前記シート体1の下端部に設けられる袋状部1cは、骨材2を内装するスペースと衝撃吸収体7を内装するスペースとが上下方向に設けられる大きさに形成されている。そして、骨材2は、袋状部1cの上側に位置して配設され、屋外側のシート材に対して複数のリベット2aにより固定されており、これによって、骨材2の荷重の一部がリベット2aを介して袋状部1cにより受け止められるとともに、骨材2の袋状部1cにおける左右方向の位置規制を行うことができるように構成されている。さらには、骨材2をリベット2aにより固定することで、パイプ状の骨材2が袋状部1c内において回転するような不具合もなくすことができるようにしている。
さらに、袋状部1cには弾性変形することにより衝撃吸収をする衝撃吸収体7が内装されるが、該衝撃吸収体7は、骨材2と袋状部1cとのあいだに配されるよう骨材2の直下(下方)に位置して配されている。また、前記衝撃吸収体7は、床面や障害物等から負荷を受けることにより圧縮し、断面積を小さくする特徴を有した発泡ゴム(例えばエチレンプロピレンジエン三元共重合ゴム:EPDM)を用いて構成されており、その形状は、骨材2と略同長さの長尺体に形成されている。さらに、衝撃吸収体7の屋内外方向幅は骨材2の外径と同寸法に形成され、上下方向長さは骨材2の外径よりも長く形成されて上下方向の衝撃吸収能力が一層優れるように形成されているとともに、衝撃吸収体7の上面7aの形状は、骨材2の外形状に沿うよう凹溝形状となっている。そして、衝撃吸収体7は、凹溝形状の上面7aにより骨材2を支持する状態で袋状部1cに内装されるが、骨材2の荷重は、前述したように、リベット2aを介して一部が袋状部1cにより受け止められているうえ、衝撃吸収体7が上下方向に長く大きく形成して大きな衝撃吸収力を有していることから、衝撃吸収体7が袋状部1c内の骨材2の荷重を受けて変形することはないように構成されている。
さらに、衝撃吸収体7は、長尺方向に貫通する中空部7bが衝撃吸収体7の長尺方向中心部に位置して形成されており、これによって、衝撃吸収体7の弾性変形の変形量が一層大きくなり、床面や障害物に当接したような場合に、当接面積を大きくして衝撃吸収機能が一層高められるように構成されている。
そして、シート体袋状部1cにおける左右端部は、骨材2と衝撃吸収体7との左右端縁よりも左右方向外方に延出しており、該延出部が、前記ガイドレール6に嵌合するように設定されている。このため、袋状部1cにおける屋内外二枚のシート材の前記延出部は、ステープラー等の適宜一体化手段により一体化されている。
8は、シート体1下端部の袋状部1cの外周面を覆い、袋状部1cの補強として設けられるボトムカバーであって、該ボトムカバー8は、ガイドレール6の対向間よりも幅狭な左右幅を有した矩形状のシート材で構成されており、シート材の左右端縁8a、8bとガイドレール6とのあいだには所定の隙間Hが形成されている。そして、前記シート材の左右幅方向に長い両縁部8c、8dを、シート体1の下端部であって、袋状部1c形成部位よりは上方に位置してシート体1の屋内外面に溶着することで、袋状部1cよりも僅かに大きい袋状のボトムカバー8を形成しており、シート体1が床面から離れた状態で、ボトムカバー8と袋状部1cとのあいだに小さい隙間が形成されるように構成され、ボトムカバー8が袋状部1cに対してばたつくことがないように構成されている。
ここで、シート体1下端部の袋状部1cの左右端部は、前述したように、ガイドレールガイド溝6aに嵌入しており、ボトムカバー8とガイドレール6とのあいだに形成される隙間Hは、前記ガイドレール6に至るシート体袋状部1cにより塞がれており、前記隙間Hが屋内外を開放してしまうことはなく、これによって、シート体1による屋内外の封止が損なわれないように設定されている。
尚、ボトムカバー8の左右両端縁8a、8bは、骨材2の左右両端縁よりもガイドレール6側に延出するように寸法設定されている。
そして、シートシャッター装置のシート体1が全開姿勢の場合では、シート体1の下端部において、袋状部1cの下端部と、該袋状部1cの外側のボトムカバー8の下端部とに小さな隙間が形成された状態、例えば図3(B)に示すようになっている。この状態から、巻き取りドラム5の回転駆動に伴い、シート体1が閉鎖作動してシート体1の下端部が床面に当接したような場合では、図3(A)に示すように、衝撃吸収体7ととも袋状部1c下端部とボトムカバー8下端部とが床面に当接した状態となるように設定されている。この床面当接状態において、床面の水平レベルが確保されていないような場合に、上下方向に長く形成されて大きな弾性変形が確保された衝撃吸収体7が弾性変形して床面とシート体1下端部とのあいだに隙間が形成されることがないように設定されている。これによって、従来のように、床面との隙間を封止するためにボトムカバーを大きく形成する必要がなく、前述したように、ばたつきのないボトムカバー8であっても充分な床面との封止を行うことができるように構成されている。
尚、シート体1が全閉姿勢となってシート体1の下端部が床面に当接する場合に、袋状部1c、ボトムカバー8を介して衝撃吸収体7が床面に当接することにより、衝撃の吸収、および、異音の発生が防止されている。
このものにおいて、シート体1の閉鎖作動の過程で、開口部に障害物があったような場合では、シート体1下端部が障害物に当接することになるが、この場合に、衝撃吸収体7は中空部7bが形成されていて大きな弾性変形をするように構成されているので、衝撃吸収体7の障害物との当接部位が例えば図3(C)に示すような変形をすることにより、大きな衝撃吸収荷重に対応した変形をすることができ、もって、大きな衝撃吸収機能を発揮することができるように構成されている。
さらに、本実施の形態のシートシャッター装置において、骨材2の左右両端部に設けられるガイド体3のうち、最下端と、下から二番目の骨材2の左右両端部に設けられる都合四個のガイド体は、分離自在に構成された分離自在型ガイド体9に構成されている。
前記分離自在型ガイド体9は、骨材2の筒端部に嵌入する樹脂製の嵌入部9aと、該嵌入部9aに、抜止め状、かつ、軸受9bを介して回転自在に軸承され、先端が嵌入部9aから左右方向外方に突出する回転支軸9cと、回転支軸9cに一体的に連結されて嵌入部9aに対して回転自在となる樹脂製の走行ローラ部9dとを備えて構成されている。前記走行ローラ部9dは、太径(大径)に形成される基端側のボス9eを、前記回転支軸9cの突出先端に螺子9fにより螺合することで回転支軸9cと一体化されて一体回転するように構成されており、該ボス9eから左右方向外方に突出する細径(小径)の走行部9gがガイドレール6のガイド溝6aに嵌入するように構成されている。そして、これら分離型ガイド体9は、シート体1の下端部に負荷が作用した場合であって、例えば閉鎖姿勢から開放途中のシート体1に、フォークリフトのフォーク型の腕部が当接したような場合に、シート体1が破損してしまう以前の段階で、走行ローラ部9dのガイドレール6嵌入部である細径の走行部9gが先行して破壊して、シート体1をガイドレール6によるガイド状態から分離して自由にし、シート体1の破損を回避するように構成されている。
尚、このものにおいて、破壊された分離自在型ガイド体9は、回転支軸9cに螺合されており、走行部9gが破壊されている走行ローラ部9dのボス9eを螺子9fを外すことにより取り外し、新規の(破壊されていない)走行ローラ部9dを新たに螺合することにより、簡単に修復(部品交換)できるように設定されている。この場合に、シート体1の最下端に設けられる分離自在型ガイド体9は袋状部1cの袋内に配されていて、このままでは走行部9gの着脱がやりにくくなるので、本実施の形態の袋状部1cは、分離自在型ガイド体9の嵌合部9aから突出する走行ローラ部9dが外部に露出するよう、袋状部1cの一方の面部に切り欠き部1dが形成されている。
さらにこのものでは、シート体1への負荷が大きく、分離自在型ガイド体9の破壊に留まらず、シート体1にまで破損があったような場合の対策として、シート体1の下端部であって、下から三番目の骨材2配設部位において分割可能に構成されている。これによって、シート体1下端部位全体の交換が可能になるように構成されている。
つまり、シート体1下端部の破損しやすいと考えられる部位の上部であって、本実施の形態では、下から二番目の骨材保持部1aが設けられた部位の下方部位に、シート体1と同材料で形成された被連結部10が袋状になって溶着等の一体化手段により設けられている。前記被連結部10は、シート体1の左右幅と同寸法に形成されており、シート体1左右幅よりも短い芯材10aが内装されて、左右両端部がステイプラー等の一体化手段により屋内外二枚のシート材が一体化されて芯材10aの抜け止めがなされている。尚、芯材10aは、予め被連結部10に内装しておく必要はなく、実際に交換作業を行う場合に芯材を挿入するようにしてもよく、このようにすることにより、巻き取りドラムへの巻形が崩れてしまうような不具合を防止できる。そして、シート体1下端部が破損したような場合では、被連結部10配設部下方、例えば、図7(A)の矢印で示した切断部Xにおいてシート体1を切断し、被連結部10を用いて交換用シート体11を取り付けることにより修復することができるように構成されている。
前記交換用シート体11は、図8、9に示すように、シート体1の前記切断部分に相当する上下方向長さ、左右方向長さを有して形成され、骨材保持部11aには分離自在型ガイド体9が設けられた骨材2が収容されており、下端縁11bを上側に折り返して一体化することで下端部に袋状部11cが形成され、該袋状部11cの上方に、分離自在型ガイド体9が設けられた骨材2がリベット2aにより固定され、下方に衝撃吸収体7が設けられ、ボトムカバー8に覆われていること等、前記切断される部分と同様の構成となっている。
さらに、前記交換用シート体11の上端部は、上端縁11dを下側に折り返して一体化することで上側袋状部11eが形成され、ここに、被連結部10に内装される芯材10aと同様の芯材11fが抜け止め状に内装されている。
そして、被連結部10と前記交換用シート体11とは、各シート体1、11の左右幅と同長さに形成された連結ユニットUを介して一体的に連結されるように構成されている。前記連結ユニットUは、被連結部10の芯材10aにスライド嵌合して芯材10aを抜け止め状に内嵌する凹部12aが上部に形成された第一連結体12と、交換用シート体11の芯材11fにスライド嵌合して芯材11fを抜け止め状に内嵌する凹部13aが下部に形成された第二連結体13と、上下に突き合せられた第一、第二連結体12、13に対し、本実施の形態では屋内外方向他方(骨材保持部1a、11a形成側とは反対方向)から組み込むことで、これら第一、第二連結体12、13とを一体的に連結する第三連結体14とを備えて構成されている。尚、第一、第二連結体12、13の左右両端部には蓋体15が設けられ、これら蓋体15を螺子15aを用いて第一、第二連結体12、13に固定することにより、第一、第二連結体12、13およびこれに嵌合するシート体1と交換用シート体11との左右方向の位置規制ができるように設定されている。ここで、第一、第二、第三連結体12、13、14等の部材で構成される連結ユニットUは、屋内外方向の厚さがガイドレール6のガイド溝6aの溝幅よりも短く(各ガイド体走行ローラ部3b、9dの走行部3c、9gの外径寸法と略同じ長さに)なるように設定されており、これによって、シート体1および交換用シート体11との連結部となる連結ユニットU装着部位における左右端部は、ガイドレールガイド溝6aに嵌入することができて、ガイドレール6による走行ガイドを受けられるように設定されるとともに、該部位の封止性が損なわれないように構成されている。
このように構成されたシートシャッター装置において、シート体1の下端部に障害物が当接して大きな負荷が作用した場合に、分離自在型ガイド体9の走行部9gのみの破損であれば、走行ローラ部9dを交換することで修復することができる。一方、分離自在型ガイド体9の走行部9gの破損だけでなく、シート体1下端部にも破損があった場合では、切断部Xにおいてシート体1の破損部分を含む下端部を取り除き、被連結部10の芯材10a装着部に第一連結体12をスライド装着する一方、交換用シート体11の芯材11f装着部に第二連結体13をスライド装着し、第三連結体14を用いて第一、第二連結体12、13を一体化し、蓋体15を設けることにより、シート体1の下端部を修復することができる。
尚、従来型の衝撃吸収体が設けられたシートシャッター装置において、シート体下端部に被連結部が設けられている場合では、被連結部の下方部位で切断し、前述した衝撃吸収体7が内装された交換用シート体11を連結ユニットUを用いて連結することで、従来型のシートシャッター装置を、衝撃吸収能力が高く、かつ、封止性のよいシートシャッター装置とすることができる。
叙述の如く構成された本形態において、シートシャッター装置において、シート体1は、巻き取りドラムの正逆回転に伴い開口部の開閉を行うが、このものでは、シート体1の下端部に袋状部1cが形成され、該袋状部1cに衝撃吸収体7が内装されているので、シート体1の閉鎖作動の過程で開口部に障害物があったとしても衝撃吸収がなされて、障害物に与える負荷(衝撃荷重)を減少させることができる。
そしてこのものにおいて、シート体1の下端部の袋状部1cに骨材2と衝撃吸収体7との両者を内装し、袋状部1cの左右両側部をガイドレール6のガイド溝6aに嵌入する構成としたので、従来の袋状部の外周に衝撃吸収体を設けたもののように、シート体の全閉姿勢で、ガイドレール下端部近傍において、衝撃吸収体の厚さに相当する隙間ができてしまうような不具合がなく、床面との封止をするボトムカバー8が床面に接地した状態でシート体1の下端部も床面に当接することができる。この結果、衝撃吸収体7を上下方向長さを長く(大きく)して、上下方向の衝撃吸収能力を高めたものとしても、ガイドレール6の近傍に大きな隙間ができるようなことがなく、衝撃吸収能力に優れ、しかも、床面との封止性の高い、優れたシートシャッター装置とすることができる。
しかも、本発明が実施されたものでは、袋状部1cの上側部位に骨材2を固定し、該固定された骨材2の下方に衝撃吸収体7を設ける構成としたので、衝撃吸収体7を骨材2とともにシート体袋状部1cに内装する構成としたものでありながら、骨材2の下方に配設される衝撃吸収体7が骨材2の全荷重を受けて障害物と当接する前の段階で変形してしまい、衝撃吸収能力を低下させてしまうような不具合がない。
さらに、本発明が実施されたものにあっては、衝撃吸収体7は、上下方向の長さを骨材2の上下方向長さ(外径)よりも長くなるように形成したので、特に上下方向の衝撃吸収能力が増加して、優れた衝撃吸収を行うことができる。
また、衝撃吸収体7は、負荷を受けることにより圧縮し、断面積を小さくする特徴を有した発泡ゴムを用いる構成としたので、従来の発泡ウレタンを用いて構成されるものよりも、大きな衝撃吸収力を備えたものとすることができる。しかも、発泡ゴムにより形成される衝撃吸収体7を、中空部7bを形成して上下方向に大きく形成したので、障害物との当接時に大きな弾性変形をして障害物との当接面積を大きくすることができ、衝撃吸収能力を高めることができるうえ、障害物と当接してから障害物にシート体1の荷重が作用するまでの所用時間を長くすることができ、これによって、例えば人がシート体1に当接したような場合に、接触を感知して逃げ出す時間を確保できるという利点がある。
そのうえ、矩形状の発泡ゴムに中空部7bを形成して大きい衝撃吸収体7とすることにより、床面の水平レベルに誤差があるような場合であっても、衝撃吸収体7の弾性変形に基づいて床面とのあいだに隙間を形成することがなく、封止性を高めることができる。
そのうえ、このものでは、ボトムカバー8は、従来のように衝撃吸収体の外周を覆うのではないうえ、床面との封止のために設けられるのではなく、袋状部1cの補強として、袋状部1cの外周面を覆うように設ければよいので、ボトムカバー8を袋状部1cよりも僅かに大きく形成すればよいことになって、袋状部1cに対してばたついてしまうことがなく、シート体1の全閉時にボトムカバー8が床面に擦れて摩耗してしまうような不具合をなくすことができるうえ、開閉作動時にボトムカバーがばたついて、各種センサを作動させてしまうような不具合を防止することができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、骨材の全荷重を袋状部が受けるよう、袋状部の屋内外のシート材に対して骨材を固定するように構成してもよく、このようにすることにより、衝撃吸収体に骨材の荷重がまったく作用しないようにすることができる。また、衝撃吸収体の形状としては、長尺方向に貫通する中空部は必ずしも形成する必要はないが、これとは逆に複数の中空部を設ける構成としてもよい。
シートシャッター装置の正面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれシートシャッター装置の側面図、骨材の保持状態を説明する要部側面図である。 図3(A)、(B)、(C)はそれぞれシート体の全閉姿勢におけるシート体下端部の側面図、中途開状態におけるシート体下端部の側面図、障害物との当接時におけるシート体下端部の側面図である。 図4(A)、(B)はそれぞれシート体下端部における正面図、シート体の平面図である。 図5(A)、(B)はそれぞれ分離自在型ガイド体の正面断面図、側面図である。 分離自在型ガイド体のガイドレール嵌入状態を説明する平面断面図である。 図7(A)、(B)はそれぞれシート体の被連結部を説明する側面断面図、正面図である。 図8(A)、(B)はそれぞれ交換用シート体の正面図、側面図である。 図9(A)、(B)はそれぞれ連結ユニットを説明する側面断面図、正面図である。
符号の説明
1 シート体
1c 袋状部
2 骨材
6 ガイドレール
7 衝撃吸収体
7b 中空部
8 ボトムカバー
9 分離自在型ガイド体

Claims (3)

  1. 開口部に設けたガイドレールにシート体の両側部を嵌入させて開閉するシートシャッター装置において、シート体の下端部に、開口部の幅方向に長い骨材と、障害物との当接に基づく衝撃吸収をする衝撃吸収体とを設けるにあたり、シート体の下端部に袋状部を形成し、該袋状部に、骨材と衝撃吸収体とを内装するとともに、該袋状部の両側部をガイドレールに嵌入させるように構成したシートシャッター装置。
  2. 骨材は、袋状部に固定されている請求項1に記載のシートシャッター装置。
  3. 衝撃吸収体は、シート体下端部の幅方向一体に設けられる長尺体とし、上下方向長さが骨材の上下方向長さよりも長く形成されている請求項1または2に記載のシートシャッター装置。
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