JP2007297810A - シートシャッター装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部を開閉するシート体1の下端部1bを上方に折り返して袋状部1cとし、該袋状部1cの上側に、骨材2を内装して袋状部1cにリベットを介して固定する一方、袋状部1cの下側であって、骨材2の直下に、発泡ゴムで構成され、中空部7bが長尺方向に長く形成された衝撃吸収体7を設ける構成とする。
【選択図】図3
Description
一方、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を大きくするためには、衝撃吸収体の厚さを厚くすることで対応できるが、前記従来のものにおいて衝撃吸収体の厚さを厚くしようとした場合では、前記ガイドレールとボトムカバーとのあいだに形成される隙間が大きくなることになって封止性の問題を回避することができず、このままでは衝撃吸収体の衝撃吸収能力を大きくすることができず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、骨材は、袋状部に固定されている請求項1に記載のシートシャッター装置である。
請求項3の発明は、衝撃吸収体は、シート体下端部の幅方向一体に設けられる長尺体とし、上下方向長さが骨材の上下方向長さよりも長く形成されている請求項1または2に記載のシートシャッター装置である。
請求項2の発明とすることにより、骨材の全荷重が衝撃吸収体に作用しないようにでき、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を損なわないようにすることができる。
請求項3の発明とすることにより、衝撃吸収体の衝撃吸収能力を高めることができる。
図面において、1はシートシャッター装置を構成するシート体であって、該シート体1は矩形状に形成されており、シート体1の一方の面には、左右方向長尺状の別布を溶着することにより袋状の骨材保持部1aが上下方向に所定間隙を存して複数設けられている。前記骨材保持部1aは、左右両端縁部がシート体1の左右両端縁部よりも内側に位置するように形成されており、これら各骨材保持部1aには、骨材保持部1aと同様の長さに設定された骨材2がそれぞれ内装(挿入)され、リベット2aにより固定されることにより、左右方向の位置規制を受ける状態となっている。
尚、前記骨材2は、金属材によりパイプ状に形成されている。
さらに、衝撃吸収体7は、長尺方向に貫通する中空部7bが衝撃吸収体7の長尺方向中心部に位置して形成されており、これによって、衝撃吸収体7の弾性変形の変形量が一層大きくなり、床面や障害物に当接したような場合に、当接面積を大きくして衝撃吸収機能が一層高められるように構成されている。
ここで、シート体1下端部の袋状部1cの左右端部は、前述したように、ガイドレールガイド溝6aに嵌入しており、ボトムカバー8とガイドレール6とのあいだに形成される隙間Hは、前記ガイドレール6に至るシート体袋状部1cにより塞がれており、前記隙間Hが屋内外を開放してしまうことはなく、これによって、シート体1による屋内外の封止が損なわれないように設定されている。
尚、ボトムカバー8の左右両端縁8a、8bは、骨材2の左右両端縁よりもガイドレール6側に延出するように寸法設定されている。
尚、シート体1が全閉姿勢となってシート体1の下端部が床面に当接する場合に、袋状部1c、ボトムカバー8を介して衝撃吸収体7が床面に当接することにより、衝撃の吸収、および、異音の発生が防止されている。
前記分離自在型ガイド体9は、骨材2の筒端部に嵌入する樹脂製の嵌入部9aと、該嵌入部9aに、抜止め状、かつ、軸受9bを介して回転自在に軸承され、先端が嵌入部9aから左右方向外方に突出する回転支軸9cと、回転支軸9cに一体的に連結されて嵌入部9aに対して回転自在となる樹脂製の走行ローラ部9dとを備えて構成されている。前記走行ローラ部9dは、太径(大径)に形成される基端側のボス9eを、前記回転支軸9cの突出先端に螺子9fにより螺合することで回転支軸9cと一体化されて一体回転するように構成されており、該ボス9eから左右方向外方に突出する細径(小径)の走行部9gがガイドレール6のガイド溝6aに嵌入するように構成されている。そして、これら分離型ガイド体9は、シート体1の下端部に負荷が作用した場合であって、例えば閉鎖姿勢から開放途中のシート体1に、フォークリフトのフォーク型の腕部が当接したような場合に、シート体1が破損してしまう以前の段階で、走行ローラ部9dのガイドレール6嵌入部である細径の走行部9gが先行して破壊して、シート体1をガイドレール6によるガイド状態から分離して自由にし、シート体1の破損を回避するように構成されている。
尚、このものにおいて、破壊された分離自在型ガイド体9は、回転支軸9cに螺合されており、走行部9gが破壊されている走行ローラ部9dのボス9eを螺子9fを外すことにより取り外し、新規の(破壊されていない)走行ローラ部9dを新たに螺合することにより、簡単に修復(部品交換)できるように設定されている。この場合に、シート体1の最下端に設けられる分離自在型ガイド体9は袋状部1cの袋内に配されていて、このままでは走行部9gの着脱がやりにくくなるので、本実施の形態の袋状部1cは、分離自在型ガイド体9の嵌合部9aから突出する走行ローラ部9dが外部に露出するよう、袋状部1cの一方の面部に切り欠き部1dが形成されている。
つまり、シート体1下端部の破損しやすいと考えられる部位の上部であって、本実施の形態では、下から二番目の骨材保持部1aが設けられた部位の下方部位に、シート体1と同材料で形成された被連結部10が袋状になって溶着等の一体化手段により設けられている。前記被連結部10は、シート体1の左右幅と同寸法に形成されており、シート体1左右幅よりも短い芯材10aが内装されて、左右両端部がステイプラー等の一体化手段により屋内外二枚のシート材が一体化されて芯材10aの抜け止めがなされている。尚、芯材10aは、予め被連結部10に内装しておく必要はなく、実際に交換作業を行う場合に芯材を挿入するようにしてもよく、このようにすることにより、巻き取りドラムへの巻形が崩れてしまうような不具合を防止できる。そして、シート体1下端部が破損したような場合では、被連結部10配設部下方、例えば、図7(A)の矢印で示した切断部Xにおいてシート体1を切断し、被連結部10を用いて交換用シート体11を取り付けることにより修復することができるように構成されている。
さらに、前記交換用シート体11の上端部は、上端縁11dを下側に折り返して一体化することで上側袋状部11eが形成され、ここに、被連結部10に内装される芯材10aと同様の芯材11fが抜け止め状に内装されている。
そして、被連結部10と前記交換用シート体11とは、各シート体1、11の左右幅と同長さに形成された連結ユニットUを介して一体的に連結されるように構成されている。前記連結ユニットUは、被連結部10の芯材10aにスライド嵌合して芯材10aを抜け止め状に内嵌する凹部12aが上部に形成された第一連結体12と、交換用シート体11の芯材11fにスライド嵌合して芯材11fを抜け止め状に内嵌する凹部13aが下部に形成された第二連結体13と、上下に突き合せられた第一、第二連結体12、13に対し、本実施の形態では屋内外方向他方(骨材保持部1a、11a形成側とは反対方向)から組み込むことで、これら第一、第二連結体12、13とを一体的に連結する第三連結体14とを備えて構成されている。尚、第一、第二連結体12、13の左右両端部には蓋体15が設けられ、これら蓋体15を螺子15aを用いて第一、第二連結体12、13に固定することにより、第一、第二連結体12、13およびこれに嵌合するシート体1と交換用シート体11との左右方向の位置規制ができるように設定されている。ここで、第一、第二、第三連結体12、13、14等の部材で構成される連結ユニットUは、屋内外方向の厚さがガイドレール6のガイド溝6aの溝幅よりも短く(各ガイド体走行ローラ部3b、9dの走行部3c、9gの外径寸法と略同じ長さに)なるように設定されており、これによって、シート体1および交換用シート体11との連結部となる連結ユニットU装着部位における左右端部は、ガイドレールガイド溝6aに嵌入することができて、ガイドレール6による走行ガイドを受けられるように設定されるとともに、該部位の封止性が損なわれないように構成されている。
尚、従来型の衝撃吸収体が設けられたシートシャッター装置において、シート体下端部に被連結部が設けられている場合では、被連結部の下方部位で切断し、前述した衝撃吸収体7が内装された交換用シート体11を連結ユニットUを用いて連結することで、従来型のシートシャッター装置を、衝撃吸収能力が高く、かつ、封止性のよいシートシャッター装置とすることができる。
そしてこのものにおいて、シート体1の下端部の袋状部1cに骨材2と衝撃吸収体7との両者を内装し、袋状部1cの左右両側部をガイドレール6のガイド溝6aに嵌入する構成としたので、従来の袋状部の外周に衝撃吸収体を設けたもののように、シート体の全閉姿勢で、ガイドレール下端部近傍において、衝撃吸収体の厚さに相当する隙間ができてしまうような不具合がなく、床面との封止をするボトムカバー8が床面に接地した状態でシート体1の下端部も床面に当接することができる。この結果、衝撃吸収体7を上下方向長さを長く(大きく)して、上下方向の衝撃吸収能力を高めたものとしても、ガイドレール6の近傍に大きな隙間ができるようなことがなく、衝撃吸収能力に優れ、しかも、床面との封止性の高い、優れたシートシャッター装置とすることができる。
そのうえ、矩形状の発泡ゴムに中空部7bを形成して大きい衝撃吸収体7とすることにより、床面の水平レベルに誤差があるような場合であっても、衝撃吸収体7の弾性変形に基づいて床面とのあいだに隙間を形成することがなく、封止性を高めることができる。
1c 袋状部
2 骨材
6 ガイドレール
7 衝撃吸収体
7b 中空部
8 ボトムカバー
9 分離自在型ガイド体
Claims (3)
- 開口部に設けたガイドレールにシート体の両側部を嵌入させて開閉するシートシャッター装置において、シート体の下端部に、開口部の幅方向に長い骨材と、障害物との当接に基づく衝撃吸収をする衝撃吸収体とを設けるにあたり、シート体の下端部に袋状部を形成し、該袋状部に、骨材と衝撃吸収体とを内装するとともに、該袋状部の両側部をガイドレールに嵌入させるように構成したシートシャッター装置。
- 骨材は、袋状部に固定されている請求項1に記載のシートシャッター装置。
- 衝撃吸収体は、シート体下端部の幅方向一体に設けられる長尺体とし、上下方向長さが骨材の上下方向長さよりも長く形成されている請求項1または2に記載のシートシャッター装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ITUB20159825A1 (it) * | 2015-12-18 | 2017-06-18 | Brianzatende Srl | Compensatore a soffietto per tende |
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