JP2007296764A - Manufacturing method of sheet with strip-like transparent window - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、透明フイルムからなる帯状の透明窓が設けられた包装袋又は包装シートを製造するのに用いられる帯状透明窓付きシート材の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for producing a sheet material with a strip-like transparent window used for producing a packaging bag or a packaging sheet provided with a strip-like transparent window made of a transparent film.
透明フイルムからなる帯状の透明窓が設けられた包装袋は、その内部に収容される商品がその透明窓から視認できる上に、その窓以外は紙シートなどの不透明シートからなるため、包装に要請される適度の風合いも維持できるというメリットが有るため、近年、食料品をはじめとして種々の商品の包装に使用されている。このような帯状の透明窓が設けられた包装袋を製造するのに用いられる、その素材であるシート材は、例えば、図6に示したように、所定幅W1の透明フイルム(基材)101に対し、透明窓をなす部分を除いて両端寄り部位に所定幅W2の不透明シート(以下、単に紙シートともいう)201を積層、接着してなるものであり、ロール状態から展開されると帯状透明窓付きシート材121を呈している。
A packaging bag with a transparent window in the form of a transparent film is required for packaging because the products contained in the packaging bag can be seen from the transparent window, and other than the window is made of an opaque sheet such as a paper sheet. In recent years, it has been used for packaging various products including foodstuffs. For example, as shown in FIG. 6, a sheet material, which is a material used to manufacture a packaging bag provided with such a belt-like transparent window, is a transparent film (base material) 101 having a predetermined width W1. On the other hand, an opaque sheet (hereinafter, also simply referred to as a paper sheet) 201 having a predetermined width W2 is laminated and bonded to both end portions except for a portion that forms a transparent window, and a belt-like shape when unrolled
このような帯状透明窓付きシート材は、従来、図7示されるように、次のようにして製造されていた。すなわち、同図左の透明フイルム巻き出しロール100にロール巻きされた所定の幅の透明フイルム(例えば、ポリエチレン製フイルム又はポリプロピレンなど)101を、要すればアンカーコート剤の接着塗布ロール(工程)10を通して送り出す。一方、同図中のロール巻きされた所定の幅の紙シート201を紙シート巻き出しロール200から送り出す。ただし、図8に示したように、紙シート201は、透明フイルム101の両側に、所定の間隔K1がおかれるように、1つの軸200aに、2つの紙シート巻き出しロール200として離間して配置されており、相互に間隔K1をおいて送り出されるようにその軸200aに取り付けられる。
Conventionally, such a sheet material with a strip-shaped transparent window has been manufactured as follows, as shown in FIG. That is, a transparent film 101 (for example, polyethylene film or polypropylene, etc.) having a predetermined width wound on a transparent
図7において送り出された透明フイルム101は、ドライヤ41でアンカーコート剤の溶剤を分離、除去し、ガイドローラ又は送りローラにて同図中に矢印で示したようにガイドされて送られる。この透明フイルム101は、紙シート巻き出しロール200から間隔K1をおいて送り出された紙シート201と圧着されるように、互いに押え付けあう形で配置された圧着ロール(押さえロールと冷却ロール)55、56間を通される(図7、図8参照)。ただし、同図に示した製造装置では、この圧着ロール55,56間を通される直前において、押出しダイ60から、この透明フイルム101と紙シート201との間であって透明フイルム101の幅W1方向の全体に、熱溶融された圧着用の樹脂(例えば溶融ポリエチレン樹脂)をフイルム状に押出して供給し、この樹脂によって両者を圧着ロール55、56間を通して圧着すると同時に、冷却ロール56に巻き掛けて送り出すことで、その圧着における樹脂を瞬時に、冷却固化させて一体化している。こうして、透明フイルム(以下、単にフイルムともいう)101の片面の両側縁寄り部位(以下、両側ともいう)に不透明の紙シート201を積層、圧着してなる帯状透明窓付きシート材(図6)となり、これを巻取りロール130に、例えば、数千メートルの長さ分、巻上げられる。なお、本願出願人は、前記した従来の帯状透明窓付きシート材の製造方法は公知技術として知っているが、その方法を含め、本願において特許を受けようとする発明に関連する先行技術文献情報については知るものはない。
The
ところが、上記のようにして製造された帯状透明窓付きの包装用のシート材は、両側の不透明の紙シート201の相互間の部分(図6のK1部分)に透視できる部分が存在するものとはなるが、そのフイルム101に紙シート201を圧着する過程において、熱溶融された樹脂がその透明フイルム101の幅W1方向の全体に供給されて紙シート201が圧着される。このため、このような帯状透明窓付きの包装用のシート材は、図9に示したように、紙シート201が圧着されていない透明フイルム101の部分(紙シート201相互間のK1部分)にも、熱溶融されて供給されて冷却固化された樹脂が膜50となって存在する。したがって、透明フイルム101のうち、その樹脂の膜(以下、樹脂膜という)50が形成されている部分は、樹脂膜50が形成される前の透明フイルム101自体の透明度に比べると、樹脂膜50が存在する分、相対的に透明度が低下したものとなる。しかして、このようなシート材から製造された帯状透明窓付きの包装袋に、被包装物である商品を収容して包装した際には、その帯状透明窓を介して内部の商品を透視すると、商品が鮮明あるいは明瞭に視認できない、といった問題があった。
However, the sheet material for packaging with a strip-shaped transparent window manufactured as described above has a portion that can be seen through in the portion between the
こうした問題に対しては、押出しダイ60から供給される圧着用の樹脂の幅を紙シート201の幅に制御することも考えられるが、多種多様な幅の帯状透明窓付きの包装用のシート材を製造する上では、押出しダイ60の構造が複雑化する上に、作業段取りに多くの時間を要するなどの、製造工程が複雑化するという問題が有る。
For such a problem, it is conceivable to control the width of the pressure-bonding resin supplied from the extrusion die 60 to the width of the
さらに別の方法としては、帯状透明窓の形成のために離間して送り出される2列(2つ)の紙シートの裏面(片面)に接着剤を塗布し、これを巻き出される透明フイルムの片面に接着するように、互いに押え付けあう圧着ロール間に通して圧着する、ということが考えられる。ところが、このようにして帯状透明窓付きシート材を製造するには、図10に示したような製造装置を用いることになる。この装置では、同図右のローラにロール巻きされた所定の幅の透明フイルム101を巻き出しロール100から同図中の矢印で示したように送り出す。それと同時に、同図左の紙シート巻き出しロール200から、帯状透明窓の形成のために離間して配置された2列の紙シート201を同図中の矢印で示したように送り出し、図11に示したように、この2列の紙シート201を、槽11中に一側が半没状態とされて回転するように配置された接着剤塗布ロール21と、これに押え付けられるように配置された押さえ付けロール(ゴムロール)22の両ロール間を通して、2列の紙シート201の裏面(片面)201bに接着剤を塗布するという考えである。しかして、その2列の各紙シート201の接着面側の裏面201bの幅方向全体に接着剤15を塗布し、ドライヤ41を通して溶剤を分離、除去し、その後で、これらと透明フイルム101とを互いに押え付けあう圧着ロール51,52間に通して圧着する、という考えである。すなわち、この方法によれば、片面の全体に接着剤が塗布された、2列の各紙シート201が透明フイルム101における両側に間隔を保持して接着される形となるため、そのフイルム101における2列の紙シート201に挟まれる透明帯部分には接着剤が塗布されないため、上記の問題が解決されるかのようにも考えられる。
As another method, an adhesive is applied to the back surface (one side) of two rows (two) of paper sheets that are sent apart to form a band-like transparent window, and one side of the transparent film that is unwound. It is conceivable that the pressure-bonding rolls are pressed against each other so as to adhere to each other. However, in order to manufacture a sheet material with a strip-shaped transparent window in this way, a manufacturing apparatus as shown in FIG. 10 is used. In this apparatus, a
ところが、図11に示した接着剤塗布ロール21と、押え付けロール22との間を、幅方向に間隔をおいて2列の紙シート201を通す場合には、接着剤塗布ロール21によってその2列の紙シート201の裏面(片面)201bにのみ接着剤が塗布されるだけではなく、次のような理由からその反対の表面201aにも接着剤が付いてしまうため、実現できないのである。というのは、このようにして接着剤を塗布する場合には、図11に示したことから明らかなように、その2列の紙シート201の間においては、接着剤塗布ロール21の表面に付着している接着剤15が押えロール22の表面に塗布(転写)されることとなる。そして、この押えロール22の表面に付着した接着剤は、その表面にロールの軸方向に、紙シート201を押さえつけている部位にも濡れ拡がってしまう。その結果として、この方法による場合には、紙シート201の表面201aにも接着剤が塗布されることになる。一方、このような帯状透明窓付きの包装用のシート材の製造においては、圧着後は巻き取りロール130に巻取ることになるところ、紙シート201の表面201aに接着剤が存在していれば、巻き取り後においては巻きシート間での接着、固化によるブロッキングを起こしてしまうことから、実現できないのである。
However, when two rows of
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、帯状の透明窓付き包装紙又は包装袋を製造するのに用いられるシート材であって、巻き出される透明フイルムに、その幅方向に間隔を保持して複数の紙シートが接着されてなる帯状透明窓付きシート材を巻き取りロールに巻き取って製造するにあたり、紙シートが積層(圧着)されていないその透明フイルムの部位の透明度を低下させることなく、しかも、簡易にその製造ができるようにすることにある。 The present invention has been made in view of these problems, and the object thereof is a sheet material used for manufacturing a wrapping paper with a transparent window or a packaging bag having a transparent window. When a sheet material with a band-like transparent window formed by adhering a plurality of paper sheets with a gap in the width direction is wound around a take-up roll, the part of the transparent film on which the paper sheets are not laminated (crimped) It is to make it possible to manufacture the same easily without lowering its transparency.
請求項1に記載の発明は、透明フイルム巻き出しロールから巻き出される透明フイルムと、この透明フイルムの幅方向に間隔を保持して接着されるように不透明シート巻き出しロールから巻き出される複数の不透明シートとを、互いに押しつけ合う圧着ロール間を通すことによって接着する工程と、
接着されて帯状透明窓付きシート材とされた後に巻き取りロールに巻き取られる工程とを含む帯状透明窓付きシート材を製造する方法であって、
前記透明フイルムと前記各不透明シートとを圧着ロール間を通す前に、該各不透明シートの前記透明フイルムに対する接着面をなす裏面が、接着剤槽中の接着剤に一側が没する状態で回転する接着剤塗布ロールの表面に圧接されて、該各不透明シートの裏面に接着剤が塗布される工程を含む帯状透明窓付きシート材の製造方法において、
前記接着剤塗布ロールから離れた位置であって該接着剤塗布ロールに対する前及び後に押え付け体をそれぞれ配置すると共に、この2つの押え付け体によって前記不透明シート巻き出しロールから巻き出される複数の各不透明シートの表面を押え付けることで各不透明シートの裏面に接着剤を塗布することとしたことを特徴とする帯状透明窓付きシート材の製造方法である。
According to the first aspect of the present invention, a transparent film unwound from a transparent film unwinding roll and a plurality of unwinding from an opaque sheet unwinding roll so as to be bonded while maintaining a gap in the width direction of the transparent film. Adhering the opaque sheet by passing between pressure-bonding rolls that press against each other;
A method of producing a sheet material with a strip-shaped transparent window, comprising a step of being wound and wound around a winding roll after being made a sheet material with a strip-shaped transparent window,
Before the transparent film and each opaque sheet are passed between the pressure-bonding rolls, the back surface forming the adhesive surface of each opaque sheet with respect to the transparent film rotates in a state where one side is immersed in the adhesive in the adhesive tank. In the method for producing a sheet material with a strip-shaped transparent window, including a step of being pressed against the surface of the adhesive application roll and applying an adhesive to the back surface of each opaque sheet,
A pressing body is disposed at a position away from the adhesive application roll and before and after the adhesive application roll, and a plurality of each of the plurality of unwinding rolls unwound from the opaque sheet winding roll by the two pressing bodies. An adhesive sheet is applied to the back surface of each opaque sheet by pressing the surface of the opaque sheet.
請求項2に記載の発明は、前記押え付け体を、軸線回りに回転する押え付けロールとし、その外周面で複数の各不透明シートの表面を押え付けることとした請求項1に記載の帯状透明窓付きシート材の製造方法である。そして、請求項3に記載の発明は、前記押え付けロールを、接着剤塗布ロールの回転軸と軸を平行に配置した請求項2に記載の帯状透明窓付きシート材の製造方法である。さらに、請求項4に記載の発明は、前記不透明シートが紙シートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の帯状透明窓付きシート材の製造方法である。 The invention according to claim 2 is the belt-like transparent according to claim 1, wherein the presser body is a presser roll that rotates around an axis, and the surface of each of the plurality of opaque sheets is pressed by the outer peripheral surface thereof. It is a manufacturing method of the sheet material with a window. And invention of Claim 3 is a manufacturing method of the sheet | seat material with a strip | belt-shaped transparent window of Claim 2 which has arrange | positioned the said pressing roll in parallel with the rotating shaft and axis | shaft of an adhesive application roll. Furthermore, invention of Claim 4 is a manufacturing method of the sheet | seat material with a strip | belt-shaped transparent window of any one of Claims 1-3, wherein the said opaque sheet is a paper sheet.
請求項1に記載の本発明では、接着剤は不透明シートにおける透明シートに対する接着面をなす裏面(片面)にのみ塗布することができる。すなわち、接着剤の塗布工程では、押え付け体は接着剤塗布ロールから離れているため、押え付け体の表面に接着剤が付着することはない。このため、圧着ロール間を通されて製造された帯状透明窓付きシート材は、不透明シートが接着されない、不透明シート相互間における透明フイルム部分は、透明フイルム自体の透明度が保持される。また、押え付け体の表面に接着剤が付着することはないから、不透明シートの表面に接着剤が付くこともないので、製造された帯状透明窓付きシート材が巻き取りロールに巻き取られても、ブロッキングを起こすこともない。 In this invention of Claim 1, an adhesive agent can be apply | coated only to the back surface (one side) which makes the adhesion surface with respect to the transparent sheet in an opaque sheet. That is, in the adhesive application step, the pressing body is separated from the adhesive application roll, and therefore the adhesive does not adhere to the surface of the pressing body. For this reason, in the sheet material with a strip-shaped transparent window manufactured by passing between the pressure-bonding rolls, the opaque sheet is not bonded, and the transparent film portion between the opaque sheets maintains the transparency of the transparent film itself. In addition, since the adhesive does not adhere to the surface of the presser body, the adhesive does not adhere to the surface of the opaque sheet, so that the manufactured sheet material with a transparent belt-like window is wound around the winding roll. Nor does it cause blocking.
このように本発明の製法によれば、簡易な製法であるにもかかわらず、不透明シートが接着されない、それら相互間における透明フイルム部分の透明度の低下がないし、製造された帯状透明窓付きシート材は、問題なく巻き取りロールに巻き取ることができる。かくして、帯状透明窓を通して包装内部の商品(被包装品)を鮮明ないし明瞭に視認することができる包装袋ないし包装を低コストで得ることができる。 As described above, according to the manufacturing method of the present invention, although the manufacturing method is simple, the opaque sheet is not bonded, the transparency of the transparent film portion between them does not decrease, and the manufactured sheet material with a strip-shaped transparent window is manufactured. Can be wound on a winding roll without any problem. Thus, it is possible to obtain a packaging bag or package that can clearly or clearly visually recognize a product (packaged product) inside the package through a belt-shaped transparent window.
なお、本発明においては、請求項2に記載の発明のように、前記押え付け体を、軸線回りに回転する押え付けロールとし、その外周面で複数の各不透明シートの表面を押え付けることとしたものでは、不透明シートの円滑な流れ(送り出し)が得られるために製造効率が高められるので好ましい。この場合には、請求項3に記載の発明のように、前記の押え付けロールを、接着剤塗布ロールの回転軸と軸を平行に配置するのが、接着剤の均一かつ円滑な塗布が可能となるため、特に好ましい。なお、本発明において、前記不透明シートは紙シートに限られるものではない。 In the present invention, as in the invention described in claim 2, the pressing body is a pressing roll that rotates about an axis, and the surfaces of a plurality of opaque sheets are pressed on the outer peripheral surface thereof. In this case, a smooth flow (outfeed) of the opaque sheet can be obtained, so that the manufacturing efficiency is improved, which is preferable. In this case, as in the invention described in claim 3, it is possible to apply the adhesive uniformly and smoothly by arranging the presser roll in parallel with the axis of rotation of the adhesive application roll. Therefore, it is particularly preferable. In the present invention, the opaque sheet is not limited to a paper sheet.
本発明を具体化した実施の形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の製法を具体化した製造装置の概略構成を示す側面図であり、図2は、その要部の拡大平面図、図3はその要部の説明用の斜視図、そして、図4は図1を矢印Aから見た図である。 Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of a manufacturing apparatus embodying the manufacturing method of the present invention, FIG. 2 is an enlarged plan view of the main part, FIG. 3 is a perspective view for explaining the main part, 4 is a view of FIG. 1 as viewed from an arrow A. FIG.
図1に示した製造装置1においては、透明フイルム(例えば、ポリエチレンフイルム)101は、同図右下における透明フイルム巻き出しロール(透明フイルムが巻かれたロール)100から巻き出され、不透明シート(本例では紙シート。以下、紙シートともいう)201は、同図左側における紙シート巻き出しロール(紙シートが巻かれたロール)200から巻き出されるようにされている。図2に示したように、紙シート巻き出しロール200は、取付け軸200aに所定の間隔をおいて2つ取り付けられ、2列の紙シート201となってそれぞれ適度の張力を保持して送り出されるように設定されており、その2列の紙シート201の外側縁の相互間の幅Waは、後述する透明フイルム101の幅W1より小さく、しかも、各紙シート201の外側縁が透明フイルム101の外側縁より若干内側に位置するようにされている。因みに、各紙シート201の外側縁を、透明フイルム101の左右の各縁(外側縁)より若干内側に位置させるのは、透明フイルム101の左右の外側縁部位は捨て代として切断除去される部分のためである。
In the manufacturing apparatus 1 shown in FIG. 1, a transparent film (for example, polyethylene film) 101 is unwound from a transparent film unwinding roll (a roll on which a transparent film is wound) 100 in the lower right side of FIG. In this example, a paper sheet (hereinafter also referred to as a paper sheet) 201 is unwound from a paper sheet unwinding roll (roll around which the paper sheet is wound) 200 on the left side of the figure. As shown in FIG. 2, two paper sheet unwinding rolls 200 are attached to a mounting
紙シート巻き出しロール200から送り出された2列の紙シート201は、透明フイルム101に接着される側の裏面(片面)201bが、接着剤槽11中の接着剤(液)15に一側が没する状態とされて回転するように設けられた接着剤塗布ロール21の表面に圧接されて、その各紙シート201の裏面201bに接着剤が塗布されるようにされている。接着剤塗布ロール21の表面への圧接は、本形態では、接着剤塗布ロール21における紙シート201の流れ方向の前後であって接着剤塗布ロール21から離れた位置に、それぞれ配置された押え付け体であり、軸線回りに回転する押え付けロール31,32の外周面でもって、各紙シート201の表面201aを押し下げるようにすることで行われている。すなわち、各紙シート201は、前後の押え付けロール31,32と、接着剤塗布ロール21との間を適度の張力を保持して送られることで、その各紙シート201の裏面201bの幅方向の全体に接着剤が塗布されるように構成されている。なお、本形態では、接着剤塗布ロール21及び押え付けロール31,32とも、いずれもストレートの円筒状のものとされている。そして、押え付けロール31,32は、接着剤塗布ロール21の回転軸21gと軸を平行に配置されている。なお、接着剤塗布ロール21は、図中矢印で示したように、各紙シート201の流れ方向と逆向きに図示しない回転駆動手段によって回転するように設定され、接着剤15が各紙シート201の裏面201bに十分塗布されるように設定されている。一方、過剰な接着剤15の塗布が防止されるように接着剤安定化ロール(ドクターロール)23が槽11中において接着剤塗布ロール21に平行にして押付けられる配置で設けられている。
In the two rows of
接着剤塗布ロール21に押付けられて接着剤15が塗布された各紙シート201は、図1における上方のドライヤ41内に送られ、接着剤15に含まれる溶剤の分離、除去が行われる。こうして、ドライヤ41内の送りローラ43,45を介してドライヤ41の外に送り出された各紙シート201は、テンションローラ47に掛け渡され、図1右下の透明フイルム巻き出しロール100から巻き出された透明フイルム101に重ねられるようにして図4に示したように、圧着ロール51,52間を通され、各紙シート201の裏面201bに塗布された接着剤にて透明フイルム101に接着され、帯状透明窓付きシート材121となり、続いて巻き取りロール130に巻き取られるように構成されている。なお、2列の紙シート201は、所定幅W1を有する透明フイルム101に重ねられ、圧着ロール51,52間を通される際には、図4に示されるように、その2列の紙シート201の外側縁が、透明フイルム101の左右の各縁(外側縁)より、それぞれ若干内側に位置するように設定されている。
Each
なお、本形態の装置においては、圧着ロール51,52及び帯状透明窓付きシート材121を巻き取る巻き取りロール130に適度の回転が付与されて、透明フイルム101及び紙シート201に適度の張力が保持され、適度の送り速度で送られるように設定されている。図中の矢印は、それらの回転方向又は送り(流れ)方向を示している。なお、接着剤塗布ロール21は、上記もしたように、本形態では、紙シート201の送り方向とは逆向きに回転するように設定されている。また、透明フイルム101及び紙シート201の送りの安定及び適度の張力を付与するため、適所に回転駆動する送りロール又はテンションロールを取り付けてもよい。
In the apparatus of the present embodiment, an appropriate rotation is applied to the winding
本形態の製法においては、上記したように、紙シート201の裏面201bに接着剤15を塗布するための接着剤塗布ロール21から離れた位置であって、この接着剤塗布ロール21に対してその流れ方向の前後に、2つの押え付け体として回転する押え付けロール31,32を配置し、これらの押え付けロール31,32にて、紙シート201の表面201aを押えることでその裏面201bに接着剤を塗布するようにしている。このため、接着剤15は、その塗布工程において、紙シート201の透明フイルム101に対する接着面をなす裏面201bにのみ塗布される。すなわち、接着剤15の塗布工程では、押え付けロール31,32は接着剤塗布ロール21から離れているため、押え付けロール31,32の表面に接着剤が付着することはない。
このように本形態の製法においては、圧着ロール51,52間を通されて製造された帯状透明窓付きシート材121は、一見したときは、図6に示されるものと同じであるが、紙シート201が接着されない部分には接着剤が塗布されていないから、すなわち、それら相互間の透明フイルム101の部分(図6のK1の部分)には透明フイルム101自体の透明度が保持されている。また、押え付けロール31,32の表面に接着剤が付着することはないから、紙シート201の表面201aに接着剤が付くこともないので、製造された帯状透明窓付きシート材121が巻き取りロール130に巻き取られても、ブロッキングを起こすこともない。このように本形態の製法によれば、簡易な構成の製造装置により、紙シート201が接着されないそれら相互間の透明フイルム101部分の透明度の低下がない帯状透明窓付きシート材121を、巻き取りロール130に巻き取るのにも何らの支障もなく製造できる。
In the manufacturing method of this embodiment, as described above, the position is away from the
Thus, in the manufacturing method of this embodiment, the
前記実施の形態においては、押え付け体を、軸線回りに回転する押え付けロール31,32とし、その外周面で複数の各紙シート201の表面201aを押え付けることとしたため、紙シート201の円滑な送り出しが得られる。しかも、2つの押え付けロール31,32を、接着剤塗布ロール21の回転軸21gと軸を平行に配置したため、接着剤15の均一かつ円滑な塗布が可能となるという効果も有る。
In the embodiment described above, the pressing body is the
また、前記形態においては、押え付け体として、軸線回りに回転する押え付けロール31,32として具体化したが、本発明における押え付け体は、軸線回りに回転する押え付けロールである必要は必ずしもない。すなわち、回転しない円筒体を接着剤塗布ロール21の回転軸21gと軸が平行にして配置されたものであってもよい。もっとも、紙シートなどの不透明シートに対する接着剤の塗布及び不透明シートの流れないし送り出しに支障がなければ、両者が平行でないとしても問題ない。また、回転しないものであれば、押え付け体は円筒体でなくても、例えば、軸に垂直な断面が割円(三日月)或いは半円状のものとし、その円弧側で不透明シートを押え付けるようにしてもよい。
Further, in the above embodiment, the presser body is embodied as the presser rolls 31 and 32 that rotate about the axis, but the presser body in the present invention is not necessarily required to be a presser roll that rotates about the axis. Absent. That is, the cylindrical body that does not rotate may be arranged so that the axis of rotation of the
前記形態においては、押え付けロール31,32を接着剤塗布ロール21の前と後、すなわち紙シート201の流れる下流側と上流側とに、その接着剤塗布ロール21と所定の間隔を保持してそれぞれ1つづつ配置したが、この配置位置は、接着剤が押え付けロール31,32に塗布されることなく、紙シート201の裏面(透明フイルムに対する接着面)201bにのみ塗布される位置であればよい。また、押え付けロール31,32などの押え付け体は、接着剤塗布ロール21の前と後に、それぞれ複数配置してもよい。
In the above embodiment, the pressing rolls 31 and 32 are held in front of and behind the
前記形態では、透明フイルムが、ポリエチレンフイルムの場合で説明したが、この素材は適宜の素材(フイルム)において具体化できる。また、不透明シートとして紙シートを例示して説明したが、本発明における不透明シートは、紙シートに限られるものではなく、プラスチックシート(不透明フイルム)やアルミニウム箔でもよいなど、不透明で有る限り、複数の積層或いは接着構造のシートであってもよい。 In the said form, although the transparent film was demonstrated in the case of the polyethylene film, this raw material can be embodied in an appropriate raw material (film). In addition, although a paper sheet has been described as an example of the opaque sheet, the opaque sheet in the present invention is not limited to the paper sheet, and may be a plastic sheet (opaque film) or an aluminum foil, as long as it is opaque. It may be a laminated or adhesive sheet.
さらに、前記形態では、透明フイルム101の両側縁寄り部位に、2列の紙シート201をその各外縁が沿うようにして接着され、各紙シート201に挟まれる透明フイルム101の幅方向における中間部位に帯状透明窓が形成されてなる帯状透明窓付き付きシート材121を製造する場合で説明したが、本発明における帯状透明窓付き付きシート材はこのようなものに限定されるものではない。具体的には、図5に示したように、透明フイルム101の幅方向の中間部位と、両側縁寄り部位に、3列の紙シート201を接着して、各紙シート201に挟まれる透明フイルム101に2列をなす帯状透明窓が形成されてなる帯状透明窓付き付きシート材122を製造する場合においても、全く同様にして具体化できる。すなわち、この場合には、紙シート201を3つの紙シート巻き出しロールから、所定の間隔を保持して送り出すようにすればよい。また、このように圧着により3列の紙シート201を接着して形成してなる帯状透明窓付き付きシート材122を、圧着後、巻き取りロールに巻き取らせた後に、中央の紙シート201の幅方向の中心(同図中の破線)で切断すること(スリット工程)で、上記したのと同様の帯状透明窓付き付きシート材を2巻き同時に製造することができる。
Further, in the above embodiment, the two sheets of
11 接着剤槽
15 接着剤
21 接着剤塗布ロールの表面
21g 接着剤塗布ロールの回転軸
31、32 押え付けロール(押え付け体)
51,52 圧着ロール
100 透明フイルム巻き出しロール
101 透明フイルム
121 帯状透明窓付きシート材
130 巻き取りロール
200 不透明シート巻き出しロール
201 紙シート(不透明シート)
201a 紙シートの表面(不透明シートの表面)
201b 紙シートの裏面(不透明シートの裏面)
DESCRIPTION OF
51, 52
201a Paper sheet surface (opaque sheet surface)
201b Back side of paper sheet (back side of opaque sheet)
Claims (4)
接着されて帯状透明窓付きシート材とされた後に巻き取りロールに巻き取られる工程とを含む帯状透明窓付きシート材を製造する方法であって、
前記透明フイルムと前記各不透明シートとを圧着ロール間を通す前に、該各不透明シートの前記透明フイルムに対する接着面をなす裏面が、接着剤槽中の接着剤に一側が没する状態で回転する接着剤塗布ロールの表面に圧接されて、該各不透明シートの裏面に接着剤が塗布される工程を含む帯状透明窓付きシート材の製造方法において、
前記接着剤塗布ロールから離れた位置であって該接着剤塗布ロールに対する前及び後に押え付け体をそれぞれ配置すると共に、この2つの押え付け体によって前記不透明シート巻き出しロールから巻き出される複数の各不透明シートの表面を押え付けることで各不透明シートの裏面に接着剤を塗布することとしたことを特徴とする帯状透明窓付きシート材の製造方法。 A pressure-sensitive adhesive film in which a transparent film unwound from a transparent film unwinding roll and a plurality of non-transparent sheets unwound from an opaque sheet unwinding roll are pressed against each other so as to be bonded in the width direction of the transparent film. Adhering by passing between rolls;
A method of producing a sheet material with a strip-shaped transparent window, comprising a step of being wound and wound around a winding roll after being made a sheet material with a strip-shaped transparent window,
Before the transparent film and each opaque sheet are passed between the pressure-bonding rolls, the back surface forming the adhesive surface of each opaque sheet with respect to the transparent film rotates in a state where one side is immersed in the adhesive in the adhesive tank. In the method for producing a sheet material with a strip-shaped transparent window, including a step of being pressed against the surface of the adhesive application roll and applying an adhesive to the back surface of each opaque sheet,
A pressing body is disposed at a position away from the adhesive application roll and before and after the adhesive application roll, and a plurality of each of the plurality of unwinding rolls unwound from the opaque sheet winding roll by the two pressing bodies. A method for producing a sheet material with a strip-shaped transparent window, characterized in that an adhesive is applied to the back surface of each opaque sheet by pressing the surface of the opaque sheet.
The said opaque sheet is a paper sheet, The manufacturing method of the sheet | seat material with a strip | belt-shaped transparent window of any one of Claims 1-3 characterized by the above-mentioned.
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-
2006
- 2006-05-01 JP JP2006127252A patent/JP2007296764A/en active Pending
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