JP2007296618A - 駆動方法、駆動制御装置及びロボット - Google Patents

駆動方法、駆動制御装置及びロボット Download PDF

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Abstract

【課題】足踏み運動、歩行運動等の周期運動を行うロボットにおいて、周期運動に係る計算コストを削減し、自然な周期運動を実現し、関節を駆動するモータの耐久力及び動力コストを軽減する駆動方法、駆動制御装置並びにロボットを提供する。
【解決手段】ロボット1は、脚部に対する床反力を検出し(ステップS1)、各床反力から床反力中心点の位置及びその変化量を導出し(ステップS2)、各関節機構にて各モータの角度を検出し(ステップS3)、床反力中心点の位置及び変化量から力学系要素の周期運動に係る位相を算出し(ステップS4)、力学系要素の位相に基づいて制御系要素の位相を算出し(ステップS5)、制御系要素の位相及びモータの角度に基づいて各関節の角度の目標値を算出し(ステップS6)、目標値に基づいて関節を駆動する(ステップS7)。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットの関節の駆動機構を制御する駆動方法、該制御方法を適用した駆動制御装置、及び前記駆動方法を適用したロボットに関し、特に一対の脚部を備える二足歩行ロボット等のロボットに関する歩行運動、足踏み運動等の周期運動を安定化させる駆動方法、駆動制御装置及びロボットに関する。
最近、人間の歩行形態を模した歩行を行う二足歩行ロボットの研究及び開発が様々な企業及び開発機関にて進められている(非特許文献1参照)。二足歩行ロボットが人間の歩行形態を模した歩行を行う場合、歩行時のバランスの制御が安定した歩行を行う上で必要となる。
二足歩行ロボットにおける歩行時のバランスの制御は、歩行時にロボットが床面から受ける反力、即ち床反力の中心をロボットが安定して歩行することができる位置となる様に、ロボットの上半身及び下半身を制御することにより行われる。具体的には、歩行するロボットが片足を上げてから着地するまで、床反力の中心が、接地している側の脚上に位置する様に上半身及び下半身を制御することにより、歩行時のバランスの制御が行われる。またロボットが転倒せずに滑らかに歩行するためには、歩行時のロボットの加速度及び脚の動きを同期させる必要がある。そこでロボットの脚が着地する都度、着地した側の脚の動きとロボットの加速度を同期させて、次の歩行運動に繋げている。
Gen Endo(遠藤玄)、他2名、「Experimental Studies of a Neural Oscillator for Biped Locomotion with QRIO」IEEE International Conference on Robotics and Automation、スペイン、2005年4月、p.598−604
しかしながら従来の二足歩行ロボットにおける歩行時の制御は、床反力の中心が所望の位置となる様にロボットを制御するため、複雑な計算を要するという問題がある。特に形状、大きさ、質量分布、速度、加速度等のロボットに関する各種因子、及び摩擦係数、段差、角度等のロボットが歩行する床面に関する各種因子が異なる都度、歩行時の制御のための複雑な計算を必要とするため計算コストが膨大になるという問題がある。
また床反力の中心が所望の位置となる様に腰位置を逆運動学にて制御する従来の方法では、逆運動学演算での特異点を回避するため脚の膝関節を折り曲げた状態での歩行となるため、歩行状態の外見が不自然になるという問題がある。しかも膝関節を折り曲げた状態では、各関節を駆動するモータに多大な負荷が掛かるため、耐久力及び動力コストが増大するという問題がある。
さらにロボットの脚の着地時に同期を行う場合には、同期のタイミングが断続的になるため、同期に係る計算結果が離散的になり、歩行全般を通じての滑らかな歩行運動が困難であるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、歩行等の運動中のロボットが床から受ける床反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出し、導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出し、算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出し、算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出して制御することにより、歩行時の計算コストを削減し、外見上の歩行運動を自然で滑らかなものとし、モータへの負荷を軽減することが可能な駆動方法、該駆動方法を適用した駆動制御装置、及び前記駆動方法を適用したロボットの提供を目的とする。
第1発明に係る駆動方法は、複数の脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットの関節の駆動方法において、ロボットが接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出し、導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出し、算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出し、算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出し、算出した角度の目標値に基づいて関節を駆動することを特徴とする。
本発明では、ロボットが歩行、足踏み等の運動中に導出した床反力の中心位置等の変数に基づいて、脚部の関節の角度の駆動目標値を算出することにより、運動中の床反力の中心位置及び中心位置の変化に脚部の動きを同期させることができるので、形状、大きさ、質量分布、速度、加速度等のロボットに関する各種因子、及び摩擦係数、段差、角度等のロボットが歩行する床面に関する各種因子による影響を吸収する。また床反力の中心位置を制御する際に、逆運動学を用いないため、特異点は問題とならず、ロボットの関節を伸ばすことが可能である。さらに運動中連続して同期処理が行われるので、滑らかな運動を行うことが可能である。
第2発明に係る駆動制御装置は、複数の脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットの関節の駆動機構を制御する駆動制御装置において、ロボットが接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出する手段と、導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出する手段と、算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出する手段と、算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出する手段と、算出した角度の目標値を制御目標値として駆動機構に出力する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、ロボットが歩行、足踏み等の運動中に導出した床反力の中心位置等の変数に基づいて、脚部の関節の角度の駆動目標値を算出することにより、運動中の床反力の中心位置及び中心位置の変化に脚部の動きを同期させることができるので、形状、大きさ、質量分布、速度、加速度等のロボットに関する各種因子、及び摩擦係数、段差、角度等のロボットが歩行する床面に関する各種因子による影響を吸収する。また床反力の中心位置を制御する際に、逆運動学を用いないため、特異点は問題とならず、ロボットの関節を伸ばすことが可能である。さらに運動中連続して同期処理が行われるので、滑らかな運動を行うことが可能である。
第3発明に係るロボットは、複数の脚部を備え、該脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットにおいて、接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出する導出手段と、導出した中心位置及び該中心位置の変化から自らの力学系要素の周期運動に係る位相を算出する手段と、自らの力学系要素の位相に基づいて周期運動を制御する制御系要素の位相を算出する位相算出手段と、算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出する角度算出手段と、算出した角度の目標値に基づいて関節を駆動する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、運動中に導出した床反力の中心位置等の変数に基づいて、脚部の関節の角度の駆動目標値を算出することにより、運動中の床反力の中心位置及び中心位置の変化に脚部の動きを同期させることができるので、形状、大きさ、質量分布、速度、加速度等の自身の設計に関する各種因子、及び摩擦係数、段差、角度等の床面に関する各種因子による影響を吸収する。また床反力の中心位置を制御する際に、逆運動学を用いないため、特異点は問題とならず、関節を伸ばすことが可能である。さらに運動中連続して同期処理が行われるので、滑らかな運動を行うことが可能である。
第4発明に係るロボットは、第3発明において、前記脚部の関節を駆動して行う周期運動は、歩行運動又は足踏み運動であることを特徴とする。
本発明では、歩行運動及び足踏み運動に適用することが可能である。
第5発明に係るロボットは、第4発明において、前記脚部は、腰関節、膝関節及び足首関節を備えることを特徴とする。
本発明では、三点の関節を駆動する歩行運動及び足踏み運動に適用することにより、人間の歩行形態を模すことが可能である。
第6発明に係るロボットは、第4発明又は第5発明において、前記脚部に対する荷重を検出する手段を更に備え、前記導出手段は、検出した荷重に基づいて中心位置を導出する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、脚部に対する荷重に基づいて、床反力の中心位置を導出することにより、実時間で容易に床反力の中心位置を導出することが可能である。
第7発明に係るロボットは、第3発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記位相算出手段は、力学系要素の位相及び制御系要素の位相の差を変数とする正弦関数を用いて算出する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、正弦関数に基づいて算出することにより、汎用的な計算回路を用いることが可能であり、しかも連続関数であるので滑らかな動きを実現することが可能である。
第8発明に係るロボットは、第3発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記角度算出手段は、制御に係る位相を変数とする正弦関数に基づいて関節の角度の目標値を算出する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、連続関数である正弦関数を用いることにより、滑らかな運動を実現し、また汎用的な計算回路を用いることが可能となる。
本発明に係る駆動方法、駆動制御装置及びロボットは、複数の脚部を備えるロボットが、歩行運動、足踏み運動等の周期運動を行う場合に、脚部の接地部から受ける床反力の中心位置及び該中心位置の変化を、例えば脚部に対する荷重に基づいて導出し、導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出し、算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出し、算出した制御系要素の位相に基づいて脚部が有する腰関節、膝関節、足首関節等の関節の角度の目標値を算出して制御する。
この構成により、本発明では、運動中の床反力の中心位置の変化等の力学系要素に、脚部の動き等の制御系要素を同期させて周期運動時のロボットの力学系要素及び制御系要素のバランスをとり安定化させることができるので、形状、大きさ、質量、質量分布、速度、加速度等のロボットに関する各種因子、及び摩擦係数、段差、角度等のロボットが歩行する床面に関する各種因子による影響を吸収する。従ってロボットの設計及び床面に関する因子に応じた複雑な計算を都度行う必要がないので、計算コストを低減することが可能である等、優れた効果を奏する。しかも本発明では、歩行により因子が異なる床面を通る場合でも、その床面による影響を吸収し、様々な床面に自律的に対応して安定した歩行を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
また本発明では、床反力の中心位置を制御する際に、逆運動学を用いないため、特異点は問題とならず、ロボットの関節を伸ばすことができ、従って外見上自然な歩行を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。また本発明では、ロボットの関節を伸ばすことができるので、各関節を駆動するモータの負荷を軽減し、モータの耐久力を向上させ、動力コストを低減することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明では、運動中連続して同期処理が行われるので、特に同期に要する計算に正弦関数、線形関数等の連続関数を用いた場合には、滑らかな運動を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。また正弦関数による計算は、汎用的な計算回路にて実現することが可能であるので、設計及び生産コストを低減することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明のロボットを示す外観図であり、図2は、本発明のロボットの骨格及び関節を模式的に示すブロック図である。図1及び図2中1は、ロボットであり、ロボット1は、一対の脚部2,2を左右に備え、脚部2,2を周期的に駆動させることにより、歩行運動、足踏み運動等の周期運動を行う二足歩行ロボットである。
ロボット1の左右の脚部2,2は、夫々腰関節、膝関節及び足首関節として機能するサーボモータを用いた腰関節駆動機構3,3、膝関節駆動機構4,4及び足首関節駆動機構5,5を備えている。腰関節駆動機構3は、腰関節を左右に揺動させる腰関節左右モータ3a及び腰関節を前後に揺動させる腰関節前後モータ3bを有している。膝関節駆動機構4は、膝関節を前後に揺動させる膝関節前後モータ4aを有している。足首関節駆動機構5は、足首関節を左右に揺動させる足首関節左右モータ5a及び足首関節を前後に揺動させる足首関節前後モータ5bを有している。
図3は、本発明のロボット1の構成を示すブロック図である。ロボット1は、腰関節駆動機構3,3、膝関節駆動機構4,4及び足首関節駆動機構5,5を制御する駆動制御装置6を備えている。駆動制御装置6は、CPU等の制御手段60、制御に要するプログラム及びデータ等の情報を記録するROM、EPROM、ハードディスク等の記録手段61、プログラムの実行により発生するデータを一時的に記憶するRAM等の記憶手段62、他の機構からの信号の入力を受け付ける入力手段63、及び他の機構へ信号を出力する出力手段64を備えている。なお制御部60は、特定の計算に対する高速化を目的とするコプロセッサを有している。
駆動制御装置6が、腰関節駆動機構3,3、膝関節駆動機構4,4及び足首関節駆動機構5,5へ出力する信号とは、例えば各モータに対する目標角度を示す制御信号である。また駆動制御装置6が、腰関節駆動機構3,3、膝関節駆動機構4,4及び足首関節駆動機構5,5から入力を受け付ける信号とは、例えば各モータの角度等の状態を示すフィードバック信号である。各関節に係る機構が備える夫々のモータは、駆動制御装置6から入力された目標角度等の制御信号に基づいて作動し、また角度を検出してフィードバック信号として駆動制御装置6へ出力する。
さらにロボット1の各脚部2,2は、接地面に掛かる荷重を、床面からの反力、即ち床反力として検出する床反力検出機構7,7を夫々備えており、各床反力検出機構7,7が検出した床反力は、駆動制御装置6へ出力される。
次に本発明のロボット1の周期運動の制御について説明する。本発明のロボット1は、周期運動時に床反力検出機構7,7にて左右の脚部2,2の接地面に掛かる荷重を床反力として検出する。駆動制御装置6は、検出した左右の床反力から床反力中心点及び床反力中心点の時間当たりの変化量を導出する。
図4は、本発明のロボット1に係る床反力中心点を模式的に示す説明図である。図4は、ロボット1を正面から見た状態を模式的に示しており、図4中COM(Center of Mass)が、ロボット1の重心であり、図4中COP(Center of Pressure)が床反力中心点を示している。図4(a)は、ロボット1が直立している状態を正面から示し、図4(b)は、ロボット1が右側(図に向かって左側)に傾いた状態を示し、図4(c)は、ロボット1の左側の脚部2が床から離れ、右側の脚部2のみで全体を支持している状態を示している。図4において、床反力中心点COPは、直立時の位置を0とし、ロボット1にとっての左側を正方向とする1次元の座標xにより示される。
図4(a)に示す直立状態において、重心COMは両脚部2,2の中間に位置し、床反力中心点COPの位置の座標は0である。図4(b)に示す様にロボット1が右側に傾くと、床反力中心点COPの位置の座標は、負方向に変化する。更に図4(c)に示す様にロボット1の左側の脚部2が床から離れた場合、ロボット1の全重量は、接地している右側の脚部2に掛かり、また床反力中心点COPの位置は、右側の脚部2の荷重が掛かる接地位置、例えば足首又は踵の位置となる。
この様な床反力中心点COPの座標xは、床反力検出機構7,7が検出した夫々の荷重に基づく下記の式1にて導出することができる。
x=(xl foot・Fl z +xr foot・Fr z )/(Fr z +Fl z ) …式1
但し、x:床反力中心点の座標
l foot:ロボット1の左側脚部2の接地位置のx座標
r foot:ロボット1の右側脚部2の接地位置のx座標
l z :ロボット1の左側脚部2に対する接地面からの荷重
r z :ロボット1の左側脚部2に対する接地面からの荷重
またロボット1が備える駆動制御装置6は、床反力中心点のx座標を連続して導出した結果から床反力中心点の座標xの時間当たりの変化量を導出する。さらにロボット1が備える駆動制御装置6は、導出した床反力中心点及び床反力中心点の変化量から、下記の式2により、各種固有振動等のロボット1に関する重心の高さ、質量、慣性等の力学系要素の周期運動に係る位相を算出する。
φr (x)=−arctan{(dx/dt)/x} …式2
但し、φr ():ロボット1の力学系要素の周期運動に係る位相を示す関数
dx/dt:床反力中心点の座標xの時間当たりの変化量
式2を用いて算出したロボット1の力学系要素の位相φr は、下記の式3の等式にて示す様に、駆動制御装置6等の制御系要素の各種固有振動等の周期運動に係る位相を示す内部変数である。
dφc /dt=ωc +Kc sin(φr −φc ) …式3
但し、φc :駆動制御装置6の位相
dφc /dt:駆動制御装置6の位相の時間当たりの変化量
ωc :駆動制御装置6の周期運動に係る角振動数
c :駆動制御装置6の正の結合係数
式3において、駆動制御装置6の角振動数ωc は、予め与えられている変数であり、駆動制御装置6の固有の角振動数である。正の結合係数Kc は、予め与えられている定数である。式3は、ロボット1の位相φr に駆動制御装置6の位相φc を同期させるための駆動制御装置6の位相の変化量dφc /dtを算出することを示している。そして式3の等式から得られる駆動制御装置6の位相の変化量dφc /dtを数値積分することにより、駆動制御装置6の周期運動に係る位相φc を算出する。算出した位相φc は、ロボット1の周期運動に係る各関節のモータに対する制御の目標角度の算出に用いられる。
図5は、本発明のロボット1の周期運動時の脚部2の状態を模式的に示す説明図である。図5は、周期運動として足踏み運動を行う場合の脚部の状態を示しており、図5(a)が、ロボット1を正面から見た状態を模式的に示しており、図5(b)がロボット1を右側面から見た状態を模式的に示している。
図5(a)は、足踏み運動に係るロボット1の横方向の揺動動作を示しており、左右の脚部2,2の腰関節左右モータ3a,3aがθhip_r の角度で揺動し、足首関節左右モータ5a,5aが−θankle_r の角度で揺動した状態を示している。図5(b)は、足踏み運動において右側の脚部2に対する遊離期生成のための揺動動作を示しており、右側の脚部2の腰関節前後モータ3bが−θhip_p の角度で揺動し、膝関節前後モータ4aがθknee_pの角度で揺動し、そして足首関節前後モータ5bがθankle_p の角度で揺動した状態を示している。
足踏み運動において、図5(a)に示した腰関節左右モータ3aの角度θhip_r の制御の目標値及び足首関節左右モータ5aの角度θankle_r の制御の目標値は、式3を用いて算出された駆動制御装置6の周期運動に係る位相φc に基づいて下記の式4及び式5から、駆動制御装置6により算出される。
θd hip_r (φc )=Ahip_r sin(φc ) …式4
θd ankle_r (φc )=−Aankle_r sin(φc ) …式5
但し、θhip_r : 腰関節左右モータ3aの角度の目標値
θd hip_r ():腰関節左右モータ3aの角度θhip_r の目標値を示す関数
hip_r :周期運動において腰関節左右モータ3aの正弦関数に対して予め設定されている振幅
θd ankle_r :足首関節左右モータ5aの角度θankle_r の目標値
θd ankle_r ():足首関節左右モータ5aの角度θankle_r の目標値を示す関数
ankle_r :足踏み運動において足首関節左右モータ5aの正弦関数に対して予め設定されている振幅
式4にて算出された腰関節左右モータ3aの角度θhip_r の目標値及び式5にて算出された足首関節左右モータ5aの角度θankle_r の目標値は、夫々駆動制御装置6から腰関節駆動機構3,3及び足首関節駆動機構5,5へ出力され、腰関節駆動機構3及び足首関節駆動機構5では、入力を受け付けた角度θhip_r の目標値及び角度θankle_r の目標値に基づいて、夫々腰関節左右モータ3a及び足首関節左右モータ5aを制御して腰関節及び足首関節を駆動する。
また図5(b)に示した右側の脚部2の腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の制御の目標値、膝関節前後モータ4aの角度θknee_pの目標値及び足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の制御の目標値は、式3を用いて算出された駆動制御装置6の周期運動に係る位相φc に基づいて下記の式6、式7及び式8から、駆動制御装置6により算出される。
θd hip_p (φc )=Ap sin(φc )+θres hip_p …式6
θd knee_p(φc )=−2Ap sin(φc )+θres knee_p …式7
θd ankle_p (φc )=Ap sin(φc )+θres ankle_p …式8
但し、θd hip_p :腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の目標値
θd hip_p ():腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の目標値を示す関数
p :周期運動において正弦関数に対して予め設定されている振幅
θres hip_p :腰関節前後モータ3bの角度に関する補正値
θd knee_p:膝関節前後モータ4aの角度θknee_pの目標値
θd knee_p():膝関節前後モータ4aの角度θknee_pの目標値を示す関数
θres knee_p:膝関節前後モータ4aの角度に関する補正値
θd ankle_p ():足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の目標値を示す関数
θd ankle_p :足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の目標値
θres ankle_p :足首関節前後モータ5bの角度に関する補正値
式6乃至式8では、ロボット1が周期運動等の運動を行わず静止して待機している安定した状態、即ちロボット1の基準姿勢を補正値θres hip_p 、θres knee_p及びθres ankle_p で表し、その基準姿勢からの相対変位として運動を記述している。
そして式6にて算出された腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の目標値は、駆動制御装置6から右側の脚部2の腰関節駆動機構3へ出力され、腰関節駆動機構3では、入力を受け付けた角度θhip_p の目標値に基づいて、腰関節前後モータ3bを制御して腰関節を駆動する。なお左側の脚部2の腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の目標値は、式6に位相φc とπ[rad] の差がある位相φcL(=φc +π)を用いて算出される。
また式7にて算出された膝関節前後モータ4aの角度θknee_pの目標値は、駆動制御装置6から右側の脚部2の膝関節駆動機構4へ出力され、膝関節駆動機構4では、入力を受け付けた角度θknee_pの目標値に基づいて、膝関節前後モータ4aを制御して膝関節を駆動する。なお左側の脚部2の膝関節前後モータ4aの角度θknee_p の目標値は、式7に位相φc とπ[rad] の差がある位相φcL(=φc +π)を用いて算出される。
さらに式8にて算出された足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の目標値は、駆動制御装置6から右側の脚部2の足首関節駆動機構6へ出力され、足首関節駆動機構6では、入力を受け付けた角度θankle_p の目標値に基づいて、足首関節前後モータ5bを制御して足首関節を駆動する。なお左側の脚部2の足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の目標値は、式8に位相φc とπ[rad] の差がある位相φcL(=φc +π)を用いて算出される。
本発明に係るロボット1は、上述した式4乃至式8を用いて各関節の角度の目標値を算出し、目標値に基づいて各関節のモータを制御することにより、ロボット1の力学系の位相に対し制御に係る位相を同期させることができるので安定した足踏み運動を行う。
さらに本発明のロボット1は、前述した足踏み運動から歩幅を考慮して、腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の制御の目標値及び足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の制御の目標値を算出することにより、周期運動として歩行運動を行う場合の各モータの角度の目標値を算出することができる。
歩行運動において、右側の脚部2の腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の制御の目標値及び足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の制御の目標値は、式3を用いて算出された駆動制御装置6の周期運動の制御に係る位相φc に基づいて下記の式9及び式10から、駆動制御装置6により算出される。
θd hip_p =Ap sin(φc1)+Ahip_s sin(φc2)+θres hip_p …式9
θd ankle_p =−Ap sin(φc1)−Ahip_s sin(φc2)+θres ankle_p …式10
但し、Ahip_s :歩行運動において正弦関数に対して予め設定されている振幅
ankle_s :歩行運動において正弦関数に対して予め設定されている振幅
なお式9及び式10においては、φc =φc1=φc2+π/2[rad] の関係がある。即ちφc1及びφc2は、π/2[rad] の位相差を有する。式9は、足踏み運動の式6に右辺の第2項を追加した式であり、式10は、足踏み運動の式8に右辺の第2項を追加した式である。なお左側の脚部2の腰関節前後モータ3bの角度θhip_p の目標値は、式9に位相φc1とπ[rad] の差がある位相φc1L (=φc1+π)及び位相φc2とπ[rad] の差がある位相φc2L (=φc2+π)を用いて算出される。また左側の脚部2の足首関節前後モータ5bの角度θankle_p の目標値は、式10に位相φc1とπ[rad] の差がある位相φc1L (=φc1+π)及び位相φc2とπ[rad] の差がある位相φc2L (=φc2+π)を用いて算出される。
本発明に係るロボット1は、上述した式4乃至式6、式7、並びに式9及び式10を用いて各関節の角度の目標値を算出し、目標値に基づいて各関節のモータを制御することにより、ロボットの力学系の位相に制御に係る位相を同期させることができるので安定した歩行運動を行う。
図6は、本発明のロボット1の周期運動処理を示すフローチャートである。前述した様に本発明に係るロボット1は、床反力検出機構7,7にて脚部2,2の接地面に対する荷重を床反力として検出し(ステップS1)、駆動制御装置6により、検出した加重から床反力中心点の位置及び床反力中心点の変化量を導出する(ステップS2)。またロボット1は、各関節機構にて各モータの角度を検出する(ステップS3)。
ロボット1は、導出した床反力中心点の位置及び床反力中心点の変化量から力学系要素の周期運動に係る位相を算出し(ステップS4)、算出した力学系要素の位相に基づいて制御系要素の位相を算出し(ステップS5)、算出した制御系要素の位相及び検出したモータの角度に基づいて各関節の角度の目標値を算出する(ステップS6)。
そしてロボット1は、算出した各関節の角度の目標値に基づいて関節を駆動する(ステップS7)。
次に本発明のロボットに関する実験結果について説明する。図7は、ロボットの周期運動時における床反力中心点の経時変化を示すグラフである。図7は、床反力中心点の座標を縦軸にとって、ロボットの足踏み運動時の床反力中心点の経時変化を示している。なお縦軸の座標は、ロボットが直立した時の床反力中心点の座標を基準となる0とし、ロボットの左側を正方向として、基準からの距離を示したものである。図7(a)は、本発明の駆動方法を適用していないロボットに関する実験結果であり、図7(b)は、本発明の駆動方法を適用したロボットに関する実験結果である。実験には、身長1.59[m] 、総重量20[kg] のロボットを用い、本発明の駆動方法の適用に際しては、Ahip_r =3.0[deg] 、Aankle_r =3.0[deg] 、Ap =3.5[deg] 及びKc =9.4を定数として設定し、角振動数ωc =3.6[rad/sec] の条件で実験を行った。
本発明の駆動方法を適用していない図7(a)では、床反力中心点が不規則に推移しているが、本発明の駆動方法を適用した図7(b)では、床反力中心点が一定の周期で規則正しく推移している。従って本発明の駆動方法を適用することにより、ロボットの力学系要素の周期的な挙動の制御が可能であると言える。
図8は、ロボットの周期運動時における腰関節左右モータの角度の経時変化を示すグラフである。なお縦軸の座標は、ロボットが直立した時の腰関節左右モータの角度を基準となる0とし、ロボットが左側に傾いた場合を正方向として、基準からの角度を示したものである。また実線は、角度の目標値を示し、破線は、実際の角度の検出値を示している。図8(a)は、本発明の駆動方法を適用していないロボットに関する実験結果であり、図8(b)は、本発明の駆動方法を適用したロボットに関する実験結果である。なお実験の条件となる設定値は、図7を用いて示した設定と同様である。
腰関節左右モータの角度が図8(a)に示す周期で動作するロボットに対して、本発明の駆動方法を適用して腰関節左右モータの位相を制御することにより、図8(b)に示す様に腰関節左右モータの周期が変化する。図8(b)に示す腰関節左右モータの周期は、図7(b)に示す床反力中心点の周期とほぼ一致することから、本発明の駆動方法を適用することにより、ロボットの力学系要素に係る位相に、制御系要素に係る位相を同期させたと言える。
図9は、ロボットの周期運動時における腰関節左右モータの角度の経時変化を示すグラフである。図9は、図8に示した実験から、角振動数をωc =3.6[rad/sec] とする様に条件変更して行った実験の結果である。なお図9(a)は、本発明の駆動方法を適用していないロボットに関する実験結果であり、図9(b)は、本発明の駆動方法を適用したロボットに関する実験結果である。
腰関節左右モータの角度が図9(a)に示す周期で動作するロボットに対して、本発明の駆動方法を適用して腰関節左右モータの位相を制御することにより、図9(b)に示す様に腰関節左右モータの周期が変化する。図9(b)に示す腰関節左右モータの周期は、図8(b)に示す腰関節左右モータの周期とほぼ一致することから、本発明の駆動方法を適用することにより、制御系要素の初期条件を変更した場合においても、ロボットの力学系要素に係る位相に、制御系要素の位相を同期させたと言える。
また上述した実験以外にも本発明の駆動方法を適用した本発明のロボットの歩行運動の実験を行った結果、段差がある床面を歩行する場合でもバランスを崩すことなく歩行することができた。床面に段差がある場合、遊離期の時間に変化が生じることになるが、本発明のロボットは、遊離期の変化に伴う力学系要素の位相の変化に、制御系要素の位相を自律的に同期させることにより、安定した歩行運動を行ったと言える。
さらに連続するプラスチック製の床面、ゴム製の床面及び金属製の床面を歩行させる実験を行った結果、材質、即ち摩擦係数が変化する床面を歩行する場合でもバランスを崩すことなく歩行することができた。これは床面の摩擦係数の変化に対しても制御系要素の位相を調整することで、安定した歩行運動を行った結果であると言える。
また本発明のロボットの歩行実験においては、膝関節等の関節を伸ばした状態での歩行運動を実現した。
前記実施の形態では、前後に揺動する3の関節及び左右に揺動する2の関節を有するロボットについて説明したが、本発明はこれに限らず、関節の方向及び数は任意に設定することが可能であり、また振幅等の設定値についても任意に設定することで様々な歩幅、速度及び姿勢の歩行を実現することが可能である。
また前記実施の形態では、1対、即ち2本の脚部を有するロボットについて説明したが、本発明はこれに限らず、4本、6本等の多数の脚部を有するロボットに適用することが可能である。例えば4本の脚部を有するロボットに適用した場合、対角脚同士を対になる脚部と見なして仮想的な二足歩行ロボットと捉え、本発明を適用することも可能である。
本発明のロボットを示す外観図である。 本発明のロボットの骨格及び関節を模式的に示すブロック図である。 本発明のロボットの構成を示すブロック図である。 本発明のロボットに係る床反力中心点を模式的に示す説明図である。 本発明のロボットの周期運動時の脚部の状態を模式的に示す説明図である。 本発明のロボットの周期運動処理を示すフローチャートである。 ロボットの周期運動時における床反力中心点の経時変化を示すグラフである。 ロボットの周期運動時における腰関節左右モータの角度の経時変化を示すグラフである。 ロボットの周期運動時における腰関節左右モータの角度の経時変化を示すグラフである。
符号の説明
1 ロボット
2 脚部
3 腰関節駆動機構
3a 腰関節左右モータ
3b 腰関節前後モータ
4 膝関節駆動機構
4a 膝関節前後モータ
5 足首関節駆動機構
5a 足首関節左右モータ
5b 足首関節前後モータ
6 駆動制御装置
7 床反力検出機構

Claims (8)

  1. 複数の脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットの関節の駆動方法において、
    ロボットが接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出し、
    導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出し、
    算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出し、
    算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出し、
    算出した角度の目標値に基づいて関節を駆動する
    ことを特徴とする駆動方法。
  2. 複数の脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットの関節の駆動機構を制御する駆動制御装置において、
    ロボットが接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出する手段と、
    導出した中心位置及び該中心位置の変化からロボットの力学系要素の周期運動に係る位相を算出する手段と、
    算出したロボットの力学系要素の位相に基づいてロボットの周期運動を制御する制御系要素の位相を算出する手段と、
    算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出する手段と、
    算出した角度の目標値を制御目標値として駆動機構に出力する手段と
    を備えることを特徴とする駆動制御装置。
  3. 複数の脚部を備え、該脚部の関節を周期的に駆動して周期運動を行うロボットにおいて、
    接地部から受ける反力の中心位置及び該中心位置の変化を導出する導出手段と、
    導出した中心位置及び該中心位置の変化から自らの力学系要素の周期運動に係る位相を算出する手段と、
    自らの力学系要素の位相に基づいて周期運動を制御する制御系要素の位相を算出する位相算出手段と、
    算出した制御系要素の位相に基づいて関節の角度の目標値を算出する角度算出手段と、
    算出した角度の目標値に基づいて関節を駆動する手段と
    を備えることを特徴とするロボット。
  4. 前記脚部の関節を駆動して行う周期運動は、歩行運動又は足踏み運動であることを特徴とする請求項3に記載のロボット。
  5. 前記脚部は、腰関節、膝関節及び足首関節を備えることを特徴とする請求項4に記載のロボット。
  6. 前記脚部に対する荷重を検出する手段を更に備え、
    前記導出手段は、検出した荷重に基づいて中心位置を導出する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のロボット。
  7. 前記位相算出手段は、力学系要素の位相及び制御系要素の位相の差を変数とする正弦関数を用いて算出する様に構成してあることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のロボット。
  8. 前記角度算出手段は、制御に係る位相を変数とする正弦関数に基づいて関節の角度の目標値を算出する様に構成してあることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれかに記載のロボット。
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