JP2007296053A - 胎児用聴覚刺激装置 - Google Patents

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Morio Nishigaki
森緒 西垣
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Abstract

【課題】胎児に聴覚刺激を与えることで、聴覚診断や胎教などの目的を達成できるようにする。
【解決手段】音声信号発生器5より発生させた音声信号を変換器4により可聴周波数より高い電気信号に変換しトランスデューサ3により電気信号を超音波信号に変換し、母体1中の胎児2に照射する。胎児2は感覚器(図示なし)により超音波信号を直接音声信号として認識するため、母体1内の音響的減衰の影響を受けずして、胎児に高い再現性を持つ聴覚刺激を与えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、母体の体外より超音波により母体内の胎児に聴覚刺激を与える装置に関する。
出生前の胎児における障害について様々な診断方法が考案されている。超音波診断装置を用いた体格や組織形状、あるいは心拍や血流の診断は最もよく行なわれる検査の1つである。
胎児の聴覚については、遺伝性の聴覚障害については遺伝子を検査することで、その一部が検査できることが知られている。
新生児における聴覚診断は、例えば特許文献1にあるように聴覚刺激を与え、脳波を観察することで行なうが、胎児の場合は母体内にあり、また、羊水の中にある状態であるから、母体の外部から音声を伝えることは難しく、母体の外から伝達できるのはごく低い周波数の音のみにかぎられてしまう。
特表2004−538031号公報
遺伝子による胎児の聴覚検査は、遺伝性の疾患の一部のみにおいてしか有効でなく、また、組織の採取といった侵襲性のある検査であることが問題であった。
また、胎児への音声伝達の目的として、検査以外に、胎教という手段から考えられるように、母親の声を伝える、音楽を聴かせるといった行為を行なうことで、心理的な効果をあげることも考えられる。
本発明は、上記目的を達成するために、音声帯域の信号を変調し、高い周波数にシフトさせ、超音波として母体を経由して胎児に伝えることで目的を達成するものである。
請求項1の発明においては、電気信号に変換された音声を発生する音声信号発生器と、音声信号発生器の出力を可聴周波数帯域以上の周波数帯域に変換する変換器と、変換器の出力を超音波信号に変換する振動子により、母体外部から胎児に超音波を照射することで胎児に聴覚刺激を与える聴覚刺激装置を実現するものである。
請求項2の発明においては、超音波断層像を得る機能を有し、超音波断層像によるガイドをもとに、胎児に聴覚刺激を与える請求項1の聴覚刺激装置を実現するものである。
請求項3の発明においては、胎児の血流情報を抽出する機能を有する請求項2記載の聴覚刺激装置を実現することで、胎児の聴覚刺激に対する反応を見ることを可能にするものである。
請求項4の発明においては、音声を入力する音声入力装置を有し、入力された音声を超音波信号に変換して胎児に照射する請求項1記載の聴覚刺激装置を実現することができ、胎児に任意の音声を聴かせることが可能となる。
請求項5の発明においては入力音声信号に音楽を用いる請求項1記載の聴覚刺激装置を実現することができる。
本発明の超音波診断装置によれば、広帯域の音声信号を胎児に聴覚刺激として与えることが可能となり、聴覚のチェックなど聴覚刺激に関する様々な用途に応えることができる。
以下、本発明の実施について、図1を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態の聴覚刺激装置の概略ブロック図を示す。母体1の中の胎児2があり、母体1の表面にトランスデューサ3が接触している。トランスデューサ3は変換器4により駆動される。変換器4は音声信号発生器5から得た音声信号を超音波帯域に変換するものである。全体の制御は制御器6で行なわれる。
超音波を用い聴覚刺激を与える方法については、たとえば特許文献1に詳しく記述されている。
この方法は音声を可聴周波数以上の帯域、具体的には20kHz以上の数十kHzの帯域の超音波に変換し、直接、人間の感覚器に伝達することで聴覚刺激を起こすものである。特表平6−503934号公報ではこれを補聴器として用いているが、本特許においては、胎児への聴覚刺激手段として用いる。
本手法を用いることで、胎児に対し可聴周波数による音声伝達を行なうことなく、聴覚を刺激することが可能であり、可聴周波数による母体を通した信号伝達に比較して明瞭な音声を胎児に伝達することが可能となる。
(実施の形態2)
図2に本実施の形態の概略ブロック図を示す。本実施の形態においては超音波診断装置を含む聴覚刺激装置という構成をなしている。
図2の探触子7、送受信器8、信号処理部9、表示部10において2次元画像を得る超音波診断装置の構成をなしている。超音波診断装置についてはよく知られた技術であるからここでは説明を省略する。
本実施の形態では、超音波画像を用いて、聴覚刺激用の超音波ビームの方向をガイドするものである。
トランスデューサ3と探触子7は相互の位置関係が明確にされており、トランスデューサ3に探触子7により送受信された超音波信号をもとに構成された超音波画像の中にたとえばマーカーラインのようなものが表示され、聴覚刺激のための超音波ビームがどの方向に向いて射出されているかが明確にわかるようにされている。
操作者はこのガイド画像をみながら胎児の頭部に向けて聴覚刺激のための超音波ビームが照射されるようにする。
このようにして、聴覚刺激用の超音波ビームを胎児に届かせることができる。
(実施の形態3)
図3に本実施の形態の概略ブロック図を示す。本実施の形態においては超音波診断装置部分に血流情報を抽出する機能11が備えられている。
第2の実施の形態と同様、超音波画像をもとに胎児に聴覚刺激用の超音波ビームを照射する。一方、胎児の心臓もしくは動脈から血流情報抽出機能11により血流情報を検出する。
聴覚刺激の前後において血流情報、たとえば心拍数を比較し、聴覚刺激後に心拍数が増加していれば、胎児が聴覚刺激に反応した、つまり、聴覚が働いていると判断することができる。
このようにして、本実施の形態においては、胎児に聴覚刺激を与え、反応を調べることができる。
(実施の形態4)
図4に本実施の形態の概略ブロック図を示す。本実施の形態においては、音声入力手段としてマイクロホン13とマイクロホン13のための増幅器12が付加されている。
母体内の胎児に対し語りかけるという「胎教」は広く行なわれている。しかしながら従来の胎教において母体の声を肉声に近い形で胎児に届けることができなかった。
本実施の形態では、超音波画像をもとに聴覚刺激の超音波ビームを胎児に向け、マイクロホン13により母体が胎児に直接語りかけることが可能となる。
(実施の形態5)
図5に本実施の形態の概略ブロック図を示す。本実施の形態においては、音声入力手段として、音楽再生手段14が設けられている。
胎教が広く行なわれていることは実施の形態4に述べたとおりであるが、胎教の1手法として、音楽を胎児に聴かせることも広く行なわれている。
しかしながら、従来の胎教においては、再現性のよい音楽を胎児に届けることができなかった。
本実施の形態では、超音波画像をもとに聴覚刺激の超音波ビームを胎児に向け、音楽を送出することで胎児に直接音楽を聴かせることができる。
本発明は上記実施の形態より明らかなように、音声信号を超音波帯域に変換し、母体内の胎児に向けて送出することで、胎児の聴覚を刺激し、聴力の有無や、胎教などの用途に用いることができる。
本発明の第1の実施の形態における聴覚刺激装置の概略ブロック図 本発明の第2の実施の形態における聴覚刺激装置の概略ブロック図 本発明の第3の実施の形態における聴覚刺激装置の概略ブロック図 本発明の第4の実施の形態における聴覚刺激装置の概略ブロック図 本発明の第5の実施の形態における聴覚刺激装置の概略ブロック図
符号の説明
1 母体
2 胎児
3 トランスデューサ
4 変換器
5 音声信号発生器
6 制御器
7 探触子
8 送受信器
9 信号発生器
10 表示器
11 血流情報抽出部
12 増幅器
13 マイクロホン
14 音楽再生手段

Claims (5)

  1. 電気信号に変換された音声を発生する音声信号発生器と、音声信号発生器の出力を可聴周波数帯域以上の周波数帯域に変換する変換器と、変換器の出力を超音波信号に変換する振動子から構成され、母体外部から胎児に超音波を照射することで胎児に聴覚刺激を与えることを特徴とする聴覚刺激装置。
  2. 超音波断層像を得る機能を有し、超音波断層像によるガイドをもとに、胎児に聴覚刺激を与えることを特徴とする請求項1の聴覚刺激装置。
  3. 胎児の血流情報を抽出する機能を有することを特徴とする、請求項2記載の聴覚刺激装置。
  4. 音声を入力する音声入力装置を有し、入力された音声を超音波信号に変換して胎児に照射することを特徴とする請求項1記載の聴覚刺激装置。
  5. 入力音声信号に音楽を用いることを特徴とする請求項1記載の聴覚刺激装置。
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