JP2007295156A - 符号化装置、符号化方法、符号化プログラム及び符号化プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

符号化装置、符号化方法、符号化プログラム及び符号化プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】H.264/AVCにおいてDCT係数を符号化するためのCAVLC符号化において、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、高速にバス出力することを可能にする。
【解決手段】被符号化データを順次読み出す読出部と、読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出しその値を記憶する非ゼロ取出部と、読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウント部と、1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算部と、1つの被符号化データの読み出しが終わった後に加算した結果を1度に出力する出力部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本特許出願に係る発明(以後、「本発明」という)は、入力されたデータを所定の方式に従って符号化し、符号化されたデータをバス等に出力する、符号化装置、符号化方法、符号化プログラム及び符号化プログラムを記録した記録媒体、に関するものである。
新しい動画符号化方式としてH.264が提案されている。H.264は、ITU−TのVideo Coding Experts Group(VCEG)によって策定された動画圧縮ための規格で、ISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Groupが、MPEG−4 Part 10 Advanced Video Coding(AVC)として標準化していた規格と統合され、H.264/MPEG−4 AVCや、H.264/AVCと呼ばれることもある。
この方式では、従来の圧縮技術に加えて、サブマクロブロック分割、イントラ予測、デブロッキング・フィルタ等、新しい技術を利用することによって圧縮性能を向上させており、従来方式であるMPEG−2等と比較して、2倍以上の圧縮効率を実現すると言われている。
このような高圧縮性能によって、携帯電話等の用途向け低ビットレートから、HDTVクラスの高ビットレートに至るまで、幅広い利用が期待されている。
H.264/AVCでは、シンタックス要素、特にDCT(Descrete Cosine Transform:離散コサイン変換)係数を符号化するための符号化方式の1つとして、CAVLC(Context−based Adaptive Variable Length Coding)を使用することが規定されている。
従来の、CAVLC符号化を行う符号化装置の一例である、CAVLC符号化装置800のブロック構成図を図3に示す。
この従来のCAVLC符号化装置800は、主要な構成要素として、メモリ部801、読出部802、非ゼロ取出部803、ゼロカウント部804、出力部805を有している。CAVLC符号化装置800は、これら以外の構成要素も有しているが、説明を省略している。
メモリ部801には、例えば、4×4の画素に対して、いわゆるジグザグ・スキャンをしてDCT係数を取り出した値が記憶される。図3に示す例では、この4×4の画素からジグザグ・スキャンによって取り出したDCT係数は、+23、−4、+11、0、0、+8、−3、0、0、+1、0、−1、0、0、0、0、の16個である。この画素構成、スキャン方法、DCT係数、その他は、あくまでも1つの具体的な事例を挙げて説明するための例に過ぎない。
読出部802は、このメモリ部801からこの16個のDCT係数を順次読み出し、読み出したDCT係数を順次、非ゼロ取出部803と、ゼロカウント部804とに送り出す。
非ゼロ取出部803は、読出部802がメモリ部801から順次読み出したDCT係数を順次受け取り、この中から値がゼロでないDCT係数を取り出す。このようにして非ゼロ取出部803が取り出したDCT係数を図4(a)に示す。また、非ゼロ取出部803は、この取り出した図4(a)に示すDCT係数を記憶保存し、タイミングを制御して出力部805に送り出しても構わないし、この取り出した図4(a)に示すDCT係数を記憶保存せずに、そのまま出力部805に送り出しても構わない。
ゼロカウント部804は、読出部802がメモリ部801から順次読み出したDCT係数を順次受け取り、この中から値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数をカウントし、その個数を記憶保存する。このようにしてゼロカウント部804がカウントした、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数を図4(b)に示す。
先頭のDCT係数は除いて、それ以外の最初の値がゼロでないDCT係数は−4で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は0個であるから、ゼロカウント部804が最初にカウントする個数は0になる。
次に存在する値がゼロでないDCT係数は+11で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は0個であるから、ゼロカウント部804が次にカウントする個数は0になる。
次に存在する値がゼロでないDCT係数は+8で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は2個であるから、ゼロカウント部804が次にカウントする個数は2になる。
次に存在する値がゼロでないDCT係数は−3で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は0個であるから、ゼロカウント部804が次にカウントする個数は0になる。
次に存在する値がゼロでないDCT係数は+1で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は2個であるから、ゼロカウント部804が次にカウントする個数は2になる。
次に存在する値がゼロでないDCT係数は−1で、この前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は1個であるから、ゼロカウント部804が次にカウントする個数は1になる。
このようにして、ゼロカウント部804がカウントした、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は、図4(b)に示すように、0、0、2、0、2、1、になる。
上記のとおり、ゼロカウント部804は、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数をカウントしてその個数を記憶保存し、タイミングを制御して出力部805に送り出す。
最初に、非ゼロ取出部803が、図4(a)に示す値がゼロでないDCT係数を全て取り出した後に、そのデータ(Level)を図4(a)の右側に示すものから順次、出力部805に送り出し、出力部805はそのデータを受け取ってデータバス806に出力する。このデータ(Level)がデータバス806に出力される時間、出力されるデータとその時のデータバスの使用量の関係を、図4(c)に示す。
このデータの出力が全て終了すると、次に、これら以外のデータ、例えば、値がゼロであるDCT係数の個数(Total_Zeros)等が出力されるが、これについては詳細な説明を省略する。
そして、これらのデータの出力が全て終了すると、非ゼロ取出部803からゼロカウント部804に対してタイミングが通知され、ゼロカウント部804は、この通知されたタイミングに従って、図4(b)に示す、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数(Run_Before)を、図4(b)の右側に示すものから順次、出力部805に送り出し、出力部805はそのデータを受け取ってデータバス806に出力する。このデータ(Run_Before)がデータバス806に出力される時間、出力されるデータとその時のデータバスの使用量の関係もまた、図4(c)に示す。
このようにして、例えば4×4の画素に対して、いわゆるジグザグ・スキャンをしてDCT係数を取り出した値が、CAVLC符号化されてデータバス806に出力される。なお、CAVLC符号化装置800では、これら以外の様々な処理も実行されるが、説明を省略する。
このようにして、CAVLC符号化を実行し、そのCAVLC符号化されたデータを出力する例が、下記特許文献1に記載されている。
特開2005−341567号公報
しかしながら、上記従来のCAVLC符号化を行う符号化装置では、DCT係数を読み出す回数は削減されるが、値がゼロでないDCT係数(Level)を1つずつバスに出力した後に、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数(Run_Before)を1つずつバスに出力するため、CAVLC符号化されたデータをバス出力するのに長時間を必要とするという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するために行われたもので、H.264/AVCにおいてDCT係数をCAVLC符号化して出力するためのCAVLC符号化装置に対して、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、CAVLC符号化されたデータを高速にバス出力することを可能にするものである。
そのために、具体的には以下のような構成を採用する。
請求項1に記載の符号化装置は、ゼロでないデータの値とゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化装置であって、被符号化データを順次読み出す読出部と、読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出部と、読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウント部と、1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算部と、1つの被符号化データの読み出しが終わった後に加算した結果を1度に出力する出力部と、を有する。
このような構成によって、ゼロでないデータの値とゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化装置について、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、符号化されたデータを高速にバス出力することが可能になる。
請求項2に記載の符号化装置では、符号化はCAVLC符号化である。
このような構成によって、上記符号化がCAVLC符号化である時、特に有効かつ具体的に、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、CAVLC符号化されたデータを高速にバス出力することが可能になる。
請求項3に記載の符号化装置では、被符号化データはDCT係数である。
このような構成によって、上記符号化がDCT係数のCAVLC符号化である時、特に有効かつ具体的に、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、CAVLC符号化されたデータを高速にバス出力することが可能になる。
請求項4に記載の符号化装置では、DCT係数はH.264/AVC符号化におけるDCT係数である。
このような構成によって、上記符号化がH.264/AVC符号化におけるDCT係数のCAVLC符号化である時、特に有効かつ具体的に、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、CAVLC符号化されたデータを高速にバス出力することが可能になる。
請求項5に記載の符号化方法は、ゼロでないデータの値とゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化方法であって、被符号化データを順次読み出す読出手順と、読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出手順と、読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウント手順と、1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算手順と、1つの被符号化データの読み出しが終わった後に加算した結果を1度に出力する出力手順と、を有する。
このような構成によって、ゼロでないデータの値とゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化について、簡単かつ小規模な集積回路で実行可能で、なおかつ、符号化されたデータを高速にバス出力することができる符号化方法を実現することが可能になる。
請求項6に記載の符号化プログラムは、ゼロでないデータの値とゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力するコンピュータによって実行可能な符号化プログラムであって、被符号化データを順次読み出す読出ステップと、読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出ステップと、読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウントステップと、1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算ステップと、1つの被符号化データの読み出しが終わった後に加算した結果を1度に出力する出力ステップと、を有する。
このような構成によって、上記のような符号化装置と符号化方法とを、コンピュータとそのコンピュータによって実行されるプログラムを使用して、具体的に実現することが可能になる。
請求項7に記載の発明は、コンピュータによって読み取り可能な情報の記録媒体であって、請求項6に記載の符号化プログラムを記録した記録媒体である。
このような構成によって、上記符号化プログラムをコンピュータによって読み取り可能な情報の記録媒体に記録し、保存し、使用することが可能になる。
本発明では、H.264/AVCにおいてDCT係数をCAVLC符号化して出力するためのCAVLC符号化装置に対して、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、CAVLC符号化されたデータを高速にバス出力することを可能にする。
(実施の形態)
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態の1つである、CAVLC符号化を行うCAVLC符号化装置100のブロック構成図である。
このCAVLC符号化装置100は、主要な構成要素として、メモリ部101、読出部102、非ゼロ取出部103、ゼロカウント部104、出力部105、シフト加算部107を有している。CAVLC符号化装置100は、これら以外の構成要素も有しているが、本発明の本質と直接関係しないので説明を省略している。
メモリ部101には、例えば、4×4の画素に対して、いわゆるジグザグ・スキャンをしてDCT係数を取り出した値が記憶される。図1に示す例では、この4×4の画素からジグザグ・スキャンによって取り出したDCT係数は、+23、−4、+11、0、0、+8、−3、0、0、+1、0、−1、0、0、0、0、の16個である。この画素構成、スキャン方法、DCT係数、その他は全てあくまでも本発明を1つの具体的な事例を挙げることで説明するための仮の例に過ぎず、本発明がこれらの説明の例に限定されるものではない(本明細書における全ての説明について、同様)。
また、このメモリ部101と記憶されているDCT係数は上記説明した従来のCAVLC符号化装置800と同様のように記載しているが、これらについても本発明の本質とは直接関係しないので仮に同様として記載したものであり、必ずしも同様でなくても構わない。
読出部102は、このメモリ部101からこの16個のDCT係数を順次読み出し、読み出したDCT係数を順次、非ゼロ取出部103と、ゼロカウント部104とに送り出す。
非ゼロ取出部103は、読出部102がメモリ部101から順次読み出したDCT係数を順次受け取り、この中から値がゼロでないDCT係数を取り出す。このようにして非ゼロ取出部103が取り出したDCT係数を図2(a)に示す。また、非ゼロ取出部103は、この取り出した図2(a)に示すDCT係数を記憶保存し、タイミングを制御して出力部105に送り出す。これについても、上記説明した従来のCAVLC符号化装置800と同様のように記載しているが、必ずしも同様でなくても構わない。
ゼロカウント部104は、読出部102がメモリ部801から順次読み出したDCT係数を順次受け取り、この中から値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数をカウントし、その個数を記憶保存する。このようにしてゼロカウント部104がカウントした、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数を図2(b)に示す。このようにして、ゼロカウント部104がカウントした、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は、図2(b)に示すように、0、0、2、0、2、1、になる。これについても、上記説明した従来のCAVLC符号化装置800と同様のように記載しているが、必ずしも同様でなくても構わない。
そして、ゼロカウント部104は、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数を1つ数える毎に、その個数をシフト加算部107に送り出す。なお、この値がゼロであるDCT係数の個数は、2進化数値表現であっても良いし、それ以外の何らかの符号化が行われていても構わない。
シフト加算部107は、現在覚えている値がない時にはゼロカウント部104から送られたその値を新しく記憶し、現在覚えている値がある時には、その値を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られたその値を加算し、加算した結果を記憶する。
この時の、シフト加算部107が内部に記憶しているデータの変化を、図2(c)に示す。上記のとおり、ゼロカウント部104がカウントした、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数は、図2(b)に示すように、0、0、2、0、2、1、であるから、最初にシフト加算部107に送られる値は「0」である。
従って、シフト加算部107は、最初にその値を記憶する。
次にシフト加算部107に送られる値は「0」であるから、シフト加算部107は、現在記憶している「0」を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られた値「0」を加算し、加算した結果を記憶する。この加算した結果とは「00」である。
次にシフト加算部107に送られる値は「2」であるから、シフト加算部107は、現在記憶している「00」を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られた値「2」を加算し、加算した結果を記憶する。この加算した結果とは「002」である。
次にシフト加算部107に送られる値は「0」であるから、シフト加算部107は、現在記憶している「002」を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られた値「0」を加算し、加算した結果を記憶する。この加算した結果とは「0020」である。
次にシフト加算部107に送られる値は「2」であるから、シフト加算部107は、現在記憶している「0020」を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られた値「2」を加算し、加算した結果を記憶する。この加算した結果とは「00202」である。
次にシフト加算部107に送られる値は「1」であるから、シフト加算部107は、現在記憶している「00202」を上位桁側にシフトして、その下位桁に、今回ゼロカウント部104から送られた値「1」を加算し、加算した結果を記憶する。この加算した結果とは「002021」である。
これで、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数のカウントを全て終了するので、シフト加算部107はその加算結果を記憶保存し、タイミングを制御して出力部105に送り出す。
最初に、非ゼロ取出部103が、図2(a)に示す値がゼロでないDCT係数を全て取り出した後に、そのデータ(Level)を図2(a)の右側に示すものから順次、出力部105に送り出し、出力部105はそのデータを受け取ってデータバス106に出力する。このデータ(Level)がデータバス106に出力される時間、出力されるデータとその時のデータバスの使用量の関係を、図2(d)に示す。これについても、上記説明した従来のCAVLC符号化装置800と同様のように記載しているが、必ずしも同様でなくても構わない。
このデータの出力が全て終了すると、次に、これら以外のデータ、例えば、値がゼロであるDCT係数の個数(Total_Zeros)等が出力されるが、これについては、本発明の本質と直接関係しないので詳細な説明は省略する。
そして、これらのデータの出力が全て終了すると、非ゼロ取出部103からゼロカウント部104とシフト加算部107に対してタイミングが通知され、シフト加算部107は、この通知されたタイミングに従って、図2(c)に示す、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数(Run_Before)をシフト加算した結果を、出力部105に送り出し、出力部105はそのデータを受け取ってデータバス106に出力する。このデータ(Run_Before)がデータバス106に出力される時間、出力されるデータとその時のデータバスの使用量の関係もまた、図2(d)に示す。
このシフト加算部107が、シフト加算した結果のビット長が、データバス106のバス幅よりも小さいか等しければ1回でデータバス106への出力が完了し、シフト加算した結果のビット長が、データバス106のバス幅よりも大きければ何回かに分割してデータバス106に出力しなければならない。
しかしながら、CAVLC符号化では、シフト加算した結果のビット長は32ビットを超えることはないので、データバス106のバス幅が32ビット以上であるならば、1回で値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数(Run_Before)の出力を完了することができる。
なお、ここでは説明の簡略化のため、値がゼロでないDCT係数の前に連続して存在する値がゼロであるDCT係数の個数(Run_Before)をそのまま出力するように説明をしたが、この数は各種の符号化方法で符号化されて出力されることもあり、このような時にも本発明は同様に適用することができる。
このようにして、例えば4×4の画素に対して、いわゆるジグザグ・スキャンをして取り出した、DCT係数をCAVLC符号化した結果を、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、高速にバス出力することが可能になる。
なお、CAVLC符号化装置100では、これら以外の様々な処理も実行されるが、本発明の本質と直接関係しないので説明を省略する。
また、本実施の形態のCAVLC符号化装置100が実行するのは、本発明の符号化方法の1つの実施の形態であり、このCAVLC符号化装置100は、図示しないが、マイクロコンピュータを始めとするコンピュータによって実現されることがあり、このコンピュータを制御してCAVLC符号化を実行させるのは、本発明の符号化プログラムの1つの実施の形態である。また、この本発明の符号化プログラムの1つの実施の形態であるプログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体に記録され、この情報記録媒体は、本発明の符号化プログラムを記録した情報記録媒体の1つの実施の形態である。
本発明では、H.264/AVCにおいてDCT係数を符号化するために必要となる、CAVLC符号化を、簡単かつ小規模な集積回路でありながら、なおかつ、高速にバス出力することが可能になり、その産業上の利用可能性は極めて大きい。
本発明の実施の形態の1つであるCAVLC符号化装置のブロック構成図 本発明の非ゼロ取出部が取り出したデータとゼロカウント部がカウントしたデータとシフト加算部が加算したデータとこれらをデータバスに出力した状態を示す図 従来のCAVLC符号化装置の一例のブロック構成図 従来の非ゼロ取出部が取り出したデータとゼロカウント部がカウントしたデータとこれらをデータバスに出力した状態を示す図
符号の説明
100,800 CAVLC符号化装置
101,801 メモリ部
102,802 読出部
103,803 非ゼロ取出部
104,804 ゼロカウント部
105,805 出力部
106,806 データバス
107 シフト加算部

Claims (7)

  1. ゼロでないデータの値と前記ゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化装置であって、
    被符号化データを順次読み出す読出部と、
    前記読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出部と、
    前記読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウント部と、
    前記1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算部と、
    1つの被符号化データの読み出しが終わった後に前記加算した結果を1度に出力する出力部と、
    を有する符号化装置。
  2. 前記符号化はCAVLC符号化である、
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記被符号化データはDCT係数である、
    請求項1または請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記DCT係数はH.264/AVC符号化におけるDCT係数である、
    請求項3に記載の符号化装置。
  5. ゼロでないデータの値と前記ゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力する符号化方法であって、
    被符号化データを順次読み出す読出手順と、
    前記読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出手順と、
    前記読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウント手順と、
    前記1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算手順と、
    1つの被符号化データの読み出しが終わった後に前記加算した結果を1度に出力する出力手順と、
    を有する符号化方法。
  6. ゼロでないデータの値と前記ゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数とを含む符号化データを出力するコンピュータによって実行可能な符号化プログラムであって、
    被符号化データを順次読み出す読出ステップと、
    前記読み出した被符号化データからゼロでないデータを取り出す非ゼロ取出ステップと、
    前記読み出した被符号化データに含まれるゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントするゼロカウントステップと、
    前記1つのゼロでないデータの前に連続するゼロデータの個数をカウントし終わった時にその個数を先にカウントした連続するゼロデータの個数をビットシフトした結果に加算するシフト加算ステップと、
    1つの被符号化データの読み出しが終わった後に前記加算した結果を1度に出力する出力ステップと、
    を有する符号化プログラム。
  7. コンピュータによって読み取り可能な情報の記録媒体であって、
    請求項6に記載の符号化プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007329903A (ja) * 2006-05-11 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可変長復号化装置、可変長復号化方法および撮像システム

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JP2007329903A (ja) * 2006-05-11 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可変長復号化装置、可変長復号化方法および撮像システム

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