JP2007293676A - 情報収集装置、情報収集方法、プログラム、記憶媒体、及び情報収集システム - Google Patents

情報収集装置、情報収集方法、プログラム、記憶媒体、及び情報収集システム Download PDF

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Abstract

【課題】
電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージから位置情報やその他の情報を抽出・登録し、通信端末3に情報を出力する情報収集装置1及び情報収集システム10を提供する。
【解決手段】
情報取得装置4は、現在地の位置情報その他の情報を取得する。それらの位置情報ならびに取得情報を電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージにして情報収集装置1宛に送信する。情報収集装置1は、蓄積交換型の情報パッケージをクライアントとして受信する。情報収集装置1は、受信した情報パッケージから、位置情報や取得情報を抽出し、位置情報を基に取得情報を登録する。登録した情報を通信端末3に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置情報を収集し、収集した情報を通信端末に出力可能な情報収集装置、情報収集方法、及びプログラム、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、ならびに情報収集システムに関するものである。
従来より、PDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話などの携帯端末を用いることで、現地の写真や音声、映像などを記録することが出来る。また、GPS(Global Positioning System)などにより、緯度・経度などで表される位置情報を正確に記録できる装置も普及してきた。
これらの装置が現地で取得した位置情報や写真・音声・映像などを収集する方法としては、インターネットなどの外部ネットワークに公開されたサーバによるリアルタイムのデータ通信により収集する方式が提案されている。
また、電子メールを用いる方法としては、インターネットなどの外部ネットワークにメールサーバとして公開された情報収集装置が、電子メールとして送られた現地の情報を受信し、情報を収集する方法などが提案されている。
特開2004−326406号公報 特開2002−073689号公報 特開2003−018637号公報 特許第3500261号
しかしながら特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示された装置及びシステムでは、リアルタイムのデータ通信を行うために、情報収集装置を外部に公開しなければならない。外部に公開し、しかもリアルタイムのデータ通信であるから、情報収集装置は常時稼動しなければならない。そのためには、常時稼動できるだけの堅牢で信頼性のある装置が必要となる。また、バックアップシステムや無停電電源装置など、装置周辺の装備も大がかりなものとなる。
また、リアルタイム通信の性格上、現地から複数の端末による同時通信処理には不向きである。しかも通信時は、現地で情報を取得する端末、送られた情報を収集する情報収集装置共に稼動している必要がある。また、山間部や遠海部、災害時などにおいて回線が切断された場合の問題も考えられる。
特許文献4に開示された装置及びシステムでは、電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージを用いている。この方式では、現地で情報を取得する端末は電子メールの形で情報を送信する。電子メールを受け取る情報収集装置は、外部ネットワーク上のメールサーバとして動作する。
この技術によれば、情報収集装置はメールサーバとして電子メールの送受信を行う必要があるので、情報収集装置は常時稼動しなければならない。そのためには、常時稼動できるだけの堅牢で信頼性のある装置が必要となる。また、バックアップシステムや無停電電源装置など、装置周辺の装備も大がかりなものとなる。
また、外部ネットワークにサーバとして公開されているので、外部からの不正アクセスやコンピュータウィルスなどの侵入を招きやすい。
また、メールサーバとして公開するため、数々の手続きや登録や装置構成が必要となる。これらは、結果的に装置及びシステムに制限を加えることとなっている。
以上の技術によれば、結果として装置・システム共に大掛かりで複雑となり、当然高コストのシステムとなる。
そこで、本発明は、例えば電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージをクライアントとして受信し、受信した情報パッケージから位置情報を抽出及び登録し、登録した情報を通信端末に出力する情報収集装置と、情報収集方法、プログラム、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及び情報収集システムを提供することを課題とする。
また、蓄積交換型の情報パッケージを用いることで、災害時などにおいて回線が切断された場合にも影響の少ない情報収集装置及び情報収集システムを提供することを目的とする。
また、蓄積交換型の情報パッケージを用いることで、現地で位置情報その他の情報を取得する情報取得装置を同時に複数個利用しても、情報収集装置が問題なく情報を収集できる情報収集装置及び情報収集システムを提供することを目的とする。
さらに蓄積交換型の情報パッケージをクライアントとして受信することで、情報収集装置を外部ネットワーク上に蓄積交換型の情報パッケージのサーバとして公開する必要がない。これにより、外部ネットワークに蓄積交換型の情報パッケージのサーバとして公開するための数々の手続や登録、また公開するための高度な装置構成などの制限を受けることのない情報収集装置及び情報収集システムを提供することを目的とする。
また、蓄積交換型の情報パッケージをクライアントとして受信することで、より簡素で格安な情報収集装置及び情報収集システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、情報通信ネットワークに接続する通信手段と、位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを受信可能な受信手段と、前記蓄積交換型の情報パッケージの中から前記位置情報を抽出する抽出手段と、抽出した前記位置情報を登録する登録手段と、登録した情報を通信端末に出力する情報出力手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の情報収集装置において、前記抽出手段により抽出した前記位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の情報収集装置において、前記抽出手段により抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段と、データベース手段により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれかに記載の情報収集装置において、前記抽出手段により抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段を有する装置との通信手段と、前記データベース手段を有する装置との通信により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれかに記載の情報収集装置において、前記蓄積交換型の情報パッケージには、前記位置情報と共に取得した取得情報が含まれており、前記抽出手段は、前記情報パッケージの中から前記位置情報と共に前記取得情報を抽出し、前記登録手段は、抽出した前記位置情報と前記取得情報から前記位置情報を基に前記取得情報を関連付けて登録することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5いずれかに記載の情報収集装置において、前記受信手段は、異なるアドレスに送られた前記蓄積交換型の情報パッケージを受信可能であることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6いずれかに記載の情報収集装置において、前記受信手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを確認して、当該情報パッケージを受信するか破棄するかを決定するフィルタリング手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7いずれかに記載の情報収集装置において、前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージが暗号化されていた場合は暗号を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8いずれかに記載の情報収集装置において、前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピング手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至9いずれかに記載の情報収集装置において、前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージの送信先アドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピング手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項11記載の発明は、請求項5乃至10いずれかに記載の情報収集装置において、前記登録手段は、前記取得情報に時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記時刻情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項12記載の発明は、請求項5乃至11いずれかに記載の情報収集装置において、前記登録手段は、前記取得情報に標高情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項13記載の発明は、請求項5乃至12いずれかに記載の情報収集装置において、前記登録手段は、前記取得情報に前記標高情報と前記時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報と前記時刻情報を含めた4次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項14記載の発明は、請求項1乃至13いずれかに記載の情報収集装置において、前記登録手段は、登録した情報を更新するための更新手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項15記載の発明は、請求項1乃至14いずれかに記載の情報収集装置において、前記情報出力手段は、前記登録手段が登録した情報と共に、関連情報を前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項16記載の発明は、請求項1乃至15いずれかに記載の情報収集装置において、前記情報出力手段は、内部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項17記載の発明は、請求項1乃至16いずれかに記載の情報収集装置において、前記情報出力手段は、外部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項18記載の発明は、請求項14乃至17いずれかに記載の情報収集装置において、前記更新手段は、前記通信端末を用いて情報を更新するための更新手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項19記載の発明は、情報通信ネットワークに接続する通信ステップと、位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを受信する受信ステップと、前記蓄積交換型の情報パッケージの中から前記位置情報を抽出する抽出ステップと、抽出した前記位置情報を登録する登録ステップと、登録した情報を通信端末に出力する情報出力ステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項20記載の発明は、請求項19に記載の情報収集方法において、前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項21記載の発明は、請求項19または20に記載の情報収集方法において、前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するデータベース検索ステップと、データベース検索ステップにより得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項22記載の発明は、請求項19乃至21いずれかに記載の情報収集方法において、前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段を有する装置と通信する通信ステップと、前記データベース手段を有する装置との通信により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項23記載の発明は、請求項19乃至22いずれかに記載の情報収集方法において、前記蓄積交換型の情報パッケージには、前記位置情報と共に取得した取得情報が含まれており、前記抽出ステップは、前記情報パッケージの中から前記位置情報と共に前記取得情報を抽出し、前記登録ステップは、抽出した前記位置情報と前記取得情報から前記位置情報を基に前記取得情報を関連付けて登録することを特徴とするものである。
また、請求項24記載の発明は、請求項19乃至23いずれかに記載の情報収集方法において、前記受信ステップは、異なるアドレスに送られた前記蓄積交換型の情報パッケージを受信可能であることを特徴とするものである。
また、請求項25記載の発明は、請求項19乃至24いずれかに記載の情報収集方法において、前記受信ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを確認して、当該情報パッケージを受信するか破棄するかを決定するフィルタリングステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項26記載の発明は、請求項19乃至25いずれかに記載の情報収集方法において、前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージが暗号化されていた場合は暗号を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項27記載の発明は、請求項19乃至26いずれかに記載の情報収集方法において、前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピングステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項28記載の発明は、請求項19乃至27いずれかに記載の情報収集方法において、前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージの送信先アドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピングステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項29記載の発明は、請求項23乃至28いずれかに記載の情報収集方法において、前記登録ステップは、前記取得情報に時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記時刻情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項30記載の発明は、請求項23乃至29いずれかに記載の情報収集方法において、前記登録ステップは、前記取得情報に標高情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項31記載の発明は、請求項23乃至30いずれかに記載の情報収集方法において、前記登録ステップは、前記取得情報に前記標高情報と前記時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報と前記時刻情報を含めた4次元情報として登録可能であることを特徴とするものである。
また、請求項32記載の発明は、請求項19乃至31いずれかに記載の情報収集方法において、前記登録ステップは、登録した情報を更新するための更新ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項33記載の発明は、請求項19乃至32いずれかに記載の情報収集方法において、前記情報出力ステップは、前記登録ステップにより登録した情報と共に、関連情報を前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項34記載の発明は、請求項19乃至33いずれかに記載の情報収集方法において、前記情報出力ステップは、内部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項35記載の発明は、請求項19乃至34いずれかに記載の情報収集方法において、前記情報出力ステップは、外部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とするものである。
また、請求項36記載の発明は、請求項32乃至35いずれかに記載の情報収集方法において、前記更新ステップは、前記通信端末を用いて情報を更新するための更新ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項37記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至18いずれかに記載の情報収集装置として機能させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項38記載の発明は、コンピュータに、請求項19乃至36いずれかに記載の情報収集方法を実行させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項39記載の発明は、請求項37または38に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
また、請求項40記載の発明は、自己の現在地を示す位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、前記位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを形成するパッケージング手段と、前記情報通信ネットワークに接続する通信手段と、前記情報パッケージを送信する送信手段とを有することを特徴とする情報取得装置と、請求項1乃至18いずれかに記載の情報収集装置と、前記情報通信ネットワークと、前記通信端末とを具備したことを特徴とする情報収集システムである。
また、請求項41記載の発明は、請求項40に記載の情報収集システムにおいて、前記情報取得装置は、前記位置情報と共に現在地での情報を取得する情報取得手段を備え、前記情報パッケージは、前記位置情報と共に現在地で取得した取得情報が含まれていることを特徴とするものである。
また、請求項42記載の発明は、請求項41に記載の情報収集システムにおいて、前記情報取得装置は、現在地の環境情報を取得可能な環境情報取得手段を備え、前記取得情報には前記環境情報取得手段で得られた環境情報が含まれていることを特徴とするものである。
また、請求項43記載の発明は、請求項41または42に記載の情報収集システムにおいて、前記情報取得装置は、現在地の測定を行う外部測定器が測定した測定情報を取得可能な外部測定器との通信手段を備え、前記取得情報には前記外部測定器との通信で得られた外部測定器の測定情報が含まれていることを特徴とするものである。
また、請求項44記載の発明は、請求項41乃至43いずれかに記載の情報収集システムにおいて、前記情報取得装置は、現在地の情報を有する外部装置と通信可能な外部装置との通信手段を備え、前記取得情報には前記外部装置との通信で得られた現在地の情報が含まれていることを特徴とするものである。
以上に説明したように本発明によれば、位置情報および取得情報を電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージを用いて交換できるようにしているので、リアルタイム通信とは違って、情報収集装置は自身のタイミングで自由に情報パッケージを受信し処理を行うことができる。
なお、現地で情報を取得する情報取得装置が存在する場合は、リアルタイムのデータ通信ではないので、情報収集装置、情報取得装置それぞれが相手装置の状況を気にすることなく、独立した形で情報の収集または情報の取得を行うことが出来る効果がある。
また情報収集装置は、蓄積交換型の情報パッケージをクライアントとして受信するので、外部ネットワーク上に蓄積交換型の情報パッケージのサーバとして公開する必要がない。公開しないことで、公開に伴う事務手続きや装置構成などの制限を受けないことなど、さまざまな利益がもたらされる。
例えば外部ネットワークからの不正アクセスやコンピュータウィルスなどの侵入を大きく軽減できる。また、外部ネットワークに公開していれば24時間の常時稼動を求められるが、非公開であればその必要がない。これにより、メンテナンスは容易になり、しかも外部ネットワークの状況に左右されず、自由に装置の再起動や電源の切断などを行うことが出来る。また、外部ネットワークに公開するための数々の事務手続きや、ルータやDNSサーバなどのネットワーク機器の設定も必要がない。
これにより、インターネットのような外部ネットワークに蓄積交換型の情報パッケージのサーバとして公開された仕組みの装置もしくはシステムに比べ、はるかに簡素で大幅にコストダウンした情報収集装置及び情報収集システムを実現することが出来る。
(第1の実施の形態)
本発明のひとつの実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に、本発明に係る情報収集装置1と、これを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示してある。
本実施形態では、情報収集装置1が、例えば社内LANなどの内部ネットワークを介して通信端末3と通信を行う場合を想定している。
図1において、蓄積交換型の情報パッケージを受信し、その中から位置情報その他の取得情報を抽出し、抽出した位置情報を基に取得情報を関連付けて登録し、登録した情報及び関連情報を通信端末3に出力する情報収集装置1は、有線あるいは無線を経由してインターネットなどの情報通信ネットワーク2に接続することが出来る。
情報通信ネットワーク2は、例えばインターネットなどを含む、単一あるいは複数の情報通信ネットワークであって、少なくとも電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージの通信が可能である。
例えばPDA(Personal Digital Assistants)やパーソナルコンピュータや携帯電話などで構成される通信端末3は、有線あるいは無線を用いて、例えば社内LANなどの内部ネットワークを介して情報収集装置1に接続することが出来る。
自己の現在地を示す位置情報及び現在地でのその他の情報を取得し、蓄積交換型の情報パッケージとして送信することが出来る情報取得装置4は、有線あるいは無線を経由してインターネットなどの情報通信ネットワーク2に接続することが出来る。
情報収集システム10は、以上の情報収集装置1、情報通信ネットワーク2、通信端末3、情報取得装置4により構成される。
以下、蓄積交換型の情報パッケージの具体例として、電子メールのシステムを用いて説明する。
図1において、情報収集装置1は、有線あるいは無線を経由してインターネットなどの情報通信ネットワーク2に接続することが出来る。有線方式としては、ダイヤルアップ接続やLAN接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。情報通信ネットワーク2への接続は、常時接続しておく必要はない。電子メールの受信が必要な場合や、その他の必要なときに接続できれば良い。情報収集装置1は、情報通信ネットワーク2上にあるメールサーバのメールボックスを利用して電子メールの送受信などを行なうMUA(Mail User Agent)いわゆるメールクライアントとして動作し、情報通信ネットワーク2上にある所定のメールボックスに蓄積された電子メールを受信する機能を有する。この場合、メールボックスは単一のものに限らず、複数のメールボックスからの受信も可能である。
MUA機能はメールサーバ機能ではないので、情報収集装置1は常時稼動しておく必要がなく、また、インターネットに接続された機器に一意に割り当てられたIPアドレスであるグローバルアドレスも必要ない。つまり、情報を収集するときにだけ情報通信ネットワーク2に接続すればよい。また情報収集装置1は、グローバルアドレスやドメイン名の登録など、サーバ機能を利用するための数々の手続きや登録も必要がない。
また、情報収集装置1は、有線あるいは無線を用いて、例えば社内LANなどの内部ネットワークを介して通信端末3とデータ通信を行うことが出来る。有線方式としては、ダイヤルアップ接続やLAN接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。
情報収集装置1は、インターネットなどの外部ネットワーク上でサーバとして動作していないので常時稼動する必要はない。また、外部ネットワークに影響されることなく、内部ネットワークの許す範囲内であれば、装置の移動や電源の切断などを自由に行うことができる。
よって、外部ネットワークに公開されるサーバ装置に比べ、ソフトウェア的にもハードウェア的にも、より小規模で簡素な装置とすることが出来る。つまり、安価な装置構成が可能である。また、インターネットなどの外部ネットワークにサーバとして公開するための煩雑な手続きや、公開することで発生する不正アクセスなどのセキュリティ上の問題も起こらない。
また、図1において情報取得装置4は、有線あるいは無線を経由してインターネットなどの情報通信ネットワーク2に接続することが出来る。有線方式としては、LAN接続やダイヤルアップ接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。情報通信ネットワーク2への接続は、常時接続しておく必要はない。取得情報の送信が必要な場合や、その他の必要なときに接続できれば良い。情報取得装置4は、現在の位置情報を取得する機能を有し、また、キーボードやペン入力などによるデータ入力やデジタルカメラによる写真撮影機能なども有することが出来る。そして、位置情報や取得情報を、電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージにして送信する機能を有する。位置情報や取得情報の電子メールへの埋め込み方法としては、メール本文へ埋め込む方法や、ヘッダ部へ埋め込む方法、添付ファイルとして埋め込む方法などが考えられる。
電子メールのような蓄積交換型の情報パッケージを利用する情報取得装置4は、山間部や遠海部、災害時における回線切断時などの状況でも現在地の情報を取得することができ、回線が接続された時点で改めて位置情報や取得情報を送信することが出来る。
ところで情報取得装置4は、電子メールの送信時に、情報収集装置1による電子メール受信のタイミングを考慮する必要がない。電子メールが蓄積交換型の情報パッケージであるところによる。よって、情報取得装置4を携帯する調査者は、自らの調査の状況や通信回線の状態などを考慮して、自らのタイミングで位置情報その他の取得情報を個別にもしくは一括して電子メールとして送信できる。また、内部プログラムにより、電子メールを自動送信することも出来る。
また情報取得装置4は、送信先アドレスを複数個設定し、送信先を選択することが出来る。それらの送信先アドレスは、情報収集装置1において、収集情報のグルーピングに用いることができる。
また、情報取得装置4は、取得情報として取得時刻を表す時刻情報を記録することが出来る。取得時刻としては、具体的には、位置情報を取得した時刻を取得時刻として設定する方法がある。ただし、位置情報を取得した時刻と測定情報などの取得情報を取得した時刻がずれている場合が考えられるので、時刻情報を変更できるようにしておく方法もある。この時刻情報は、情報収集装置1において位置情報を基に各取得情報をデータベース化する際の基本情報として利用することが出来る。具体的には、位置情報に時刻情報を加えた3次元もしくは4次元(標高情報がある場合)の時空間情報としてデータベース化することが出来る。このようにすることで、位置情報や関連する取得情報の時間による変化を把握することが出来る。
本実施形態において、情報取得装置4により取得された位置情報その他の取得情報は、電子メールにパッケージされ、所定のメールアドレス宛に送信される。送信された電子メールのパッケージは、情報通信ネットワーク2を経由して、あて先アドレスを管理するメールサーバのメールボックスに蓄積される。蓄積された電子メールパッケージは、情報収集装置1により受信される。受信された電子メールパッケージは、情報収集装置1により位置情報その他の取得情報が抽出され、位置情報を基にした取得情報データベースとして登録される。登録された情報は、関連する情報と共に情報収集装置1により内部ネットワークを介して通信端末3に出力される。出力された情報は、通信端末3により文字情報や画像情報や音声情報などとして出力される。また、通信端末3を用いて、情報収集装置1の登録情報を検索及び更新することも出来る。
図2に、情報収集装置1の内部ブロック図を示す。図において、通信部101は、有線あるいは無線を経由して情報通信ネットワーク2に接続することが出来る。有線方式としては、ダイヤルアップ接続やLAN接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。情報通信ネットワーク2への接続は、常時接続しておく必要はない。電子メールの受信が必要な場合や、その他の必要なときに接続できれば良い。
電子メールを受信するための電子メール受信部102は、MUA(Mail User Agent)として、情報通信ネットワーク2上にある所定の単一もしくは複数のメールボックスに蓄積された電子メールを受信し、保存する。
保存された電子メールは、位置情報や取得情報を抽出するための取得情報抽出部103によってパッケージデータが解析され、パッケージ化されたそれぞれの取得情報が元の形として取り出される。このとき、位置情報や取得情報が暗号化されていた場合は、パッケージデータの復号化を行う。それぞれの取得情報は、位置情報や時刻情報、画像データ、文字データ、音声データなどとして抽出される。
抽出された位置情報は、取得情報データベース104として登録される。抽出されたデータに位置情報以外の取得情報がある場合、それらの取得情報は位置情報を基に関連付けられて取得情報データベース104として登録される。抽出された情報には複数の位置情報が含まれている可能性があるが、それは複数の地点で情報を取得したからである。このような場合も、それぞれの位置情報を基に関連した取得情報が取得情報データベース104として登録される。ただし、その他の取得情報として位置関連情報が記録されていた場合は、取得情報の一部として登録される。
取得した情報に時刻情報が含まれているのならば、位置情報に時刻情報を含めた3次元情報としてデータベース化することが出来る。このようにすることで、位置情報や関連する取得情報の時間による変化を把握することが出来る。また、取得した情報に標高情報が含まれているのならば、位置情報に標高情報を含めた3次元の空間情報としてデータベース化することも出来る。また、取得した情報に時刻情報と標高情報が含まれているのならば、位置情報に時刻情報と標高情報を含めた4次元の時空間情報としてデータベース化することも出来る。このようにすることで、位置情報や関連する取得情報の時間による変化を3次元の空間情報として把握することが出来る。
取得した送信先アドレス、送信元アドレスは、位置情報やその他の取得情報の登録時にグルーピングもしくはフィルタリングとして利用することができる。グルーピング時は、登録したアドレスグループごとに取得データをグループ分けする。フィルタリングは、削除機能としては、登録したアドレスの電子メールパッケージもしくはその抽出データを自動削除することができる。逆に登録したアドレスのみを取得データとしてデータベース化する会員制方式もある。
取得情報データベース104の情報は、位置情報を基に、液晶ディスプレーなどでできた表示部107にシンボルとして出力される。シンボルのデザインは変更することが出来る。また、その際位置情報に関連付けられた取得情報を表示することが出来る。取得情報が文字情報である場合は、表形式で表示することができる。画像や音声など、所定のデータフォーマットを持つ情報は、それぞれの形式で出力することができる。
表示部107に出力する際の背景地図として地図データベース105が利用できる。また、地図データベース105に記録されている地図の属性情報と関連付けて、取得情報データベース104の検索やデータ更新を行うことも出来る。
キーボードやマウスなどで構成される入力部106を用いて、情報収集装置1を利用する管理者は、現在地から収集された情報の出力やデータの更新、検索などを行う。情報取得装置4などの装置は携帯性を高めるため、データ入力機能が貧弱である可能性がある。その場合、情報収集装置1は、入力部106を用いて収集データの不足分を補うことが出来る。
液晶ディスプレーなどでできた表示部107では、データ更新画面や収集情報表示画面、検索画面、地図表示画面などが出力される。
ROMやRAM、ハードディスクなどで構成された内部記憶部108には、情報収集装置1全体を制御する管理プログラムや、収集した情報を緯度・経度等の座標に正確に対応させて地図データと共に管理するプログラム、また取得した各種情報や処理データなどが保存されている。
また、情報収集装置1は、読み書き可能なCDドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリなどの取り外し可能な外部記憶部109を備える。
通信端末3へ情報を出力するための情報出力部110は、有線あるいは無線を用いて、例えば社内LANなどの内部ネットワークを介して通信端末3とデータ通信を行うことが出来る。有線方式としては、ダイヤルアップ接続やLAN接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。通信端末3は、情報収集装置1が出力した情報を基に、データ更新画面や収集情報表示画面、検索画面、地図表示画面などを表示することが出来る。また、情報収集装置1に記録されている登録情報の更新や検索などを行うことができる。それぞれの画面の表示のタイミングは、画面上の対応するシンボルをマウスでクリックしたときや、情報を検索して目的の情報を選択したときなどが考えられる。
ところで、情報収集装置1と通信端末3との間の通信方式としては、通信プロトコルHTTPを用いる方法がある。この場合、情報収集装置1は、WWWサーバとして動作し、通信端末3はWWWクライアントとして動作する。このとき通信端末3は、インターネットやイントラネットで一般的に用いられているWWWブラウザなどを利用して情報の表示やデータの更新、検索などが出来る。このように標準化された技術を利用することでコスト削減などが可能となる。
しかしこれに限らず、情報収集装置1と通信端末3との通信は、独自の通信プロトコルによるクライアント/サーバシステムを用いてもよい。これにより、独自の機能を持たせることが可能となる。
情報収集装置1全体の制御は、中央処理部111が行う。
ところで、地図データベース105については、内部記憶部108に保存されているものに限らず、外部記憶部109にあってもよく、また、情報通信ネットワーク2を介した他の装置上にあってもよい。更に、それらを併用するようにしてもよい。
図3において、情報収集装置1が、電子メールパッケージを受信し、位置情報やその他の取得情報を収集し、通信端末3に情報を出力する過程、及び通信端末3が情報収集装置1にアクセスし、受信したデータの表示やデータの検索・更新などを行う過程を、フローチャートに基づきさらに詳しく説明する。
情報収集装置1は、まずステップS101において、電子メールパッケージをMUA(Mail User Agent)として受信する。このとき、取得先のメールボックスは単一の場合も複数の場合もある。このメールボックスの違いは、のちのステップS107における取得情報のグルーピングに関わる。電子メールの受信は、設定によって受信を自動化することも出来る。その場合、一定時間ごとに受信する方法や、特定の時間に受信する方法などが考えられる。
次にステップS102において、受信された電子メールパッケージの送信元アドレスによるフィルタリングを行う。このとき、情報収集装置1内の事前設定により多様なセキュリティチェックが可能である。例えば、受信拒否の設定を行うと、受信拒否として登録されている送信元アドレスを持つ電子メールパッケージは、ステップS103により破棄される。これにより、送信元アドレスが判明しているウィルスメール等の不適切なメールが情報収集装置1に取り込まれることを防ぐことが出来る。別の設定方法としては、例えば登録アドレスのみ受信を許可する設定を行うと、事前に登録したアドレスを送信元アドレスに持つメールパッケージのみがステップS102を通過し、それ以外はステップS103において破棄される。これにより、送信元アドレスが登録された電子メールパッケージのみによる限定された情報収集が可能となる。具体的には、会員や特定組織内での限定的利用が可能となる。また、送信元アドレスが登録されていることで、それ以外のウィルスメール等の不適切なメールが情報収集装置1に取り込まれることを防ぐことが出来る。
次にステップS104において、ステップS102を通過した電子メールパッケージは、情報収集装置1の内部記憶部108において保存される。次にステップS105において、全ての電子メールパッケージを受信したかどうかのチェックを行う。まだメールボックスにメールが残っていれば、ステップS101の電子メール受信処理に戻る。残っていなければ、次のステップS106に進む。メールボックスにメールが残っている限り、上の動作を繰り返す。もちろんステップS105において、未読のメールのみ受信するという方法も利用できる。
全てのメールを受信し終わると、ステップS106において各電子メールパッケージからデータの抽出を行う。ここにおいて、パッケージデータが解析され、パッケージ化されたそれぞれの位置情報やその他の取得情報が元の形として取り出される。このとき、位置情報や取得情報が暗号化されていた場合は、パッケージデータの復号化を行う。
次にステップS107において、設定により、送信元アドレス、送信先アドレスを利用して位置情報及びその他の取得情報をグルーピングする。取得データをグループ分けすることで、利用者の有効活用を図ることが出来る。
例えば、現地調査を行う部署が2つある場合でも、このグルーピングによって情報取得装置4、情報収集装置1ともに共同で利用することが出来る。この場合、例えば送信先アドレスをアドレス1、アドレス2とふたつ用意し、現地調査を行う部署1がアドレス1、部署2がアドレス2を使うとする。そして、情報取得装置4の送信先アドレスを部署1がアドレス1、部署2がアドレス2と使い分けることで、部署1の取得情報はアドレス1の情報として情報収集装置1により抽出され、また部署2の取得情報はアドレス2の情報として抽出される。
ステップS108において、位置情報及びその他の取得情報は、位置情報を基にデータベース化される。取得した情報に時刻情報が含まれているのならば、位置情報に時刻情報を含めた3次元情報としてデータベース化することも可能である。このようにすることで、位置情報や関連する取得情報の時間による変化を把握することが出来る。また、取得した情報に標高情報が含まれているのならば、位置情報に標高情報を含めた3次元の空間情報としてデータベース化することも可能である。また、取得した情報に時刻情報と標高情報が含まれているのならば、位置情報に時刻情報と標高情報を含めた4次元情報としてデータベース化することも可能である。このようにすることで、位置情報や関連する取得情報の時間による変化を3次元の空間情報として把握することが出来る。
ステップS109において、情報収集装置1は通信装置3からのアクセスを待って待機状態となる。
ステップS110において、通信端末3より情報収集装置1へアクセスする。通信プロトコルHTTPを用いる方式では、通信端末3はWWWクライアントとしてWWWブラウザを用いて情報収集装置1へアクセスする。独自の通信プロトコルを用いる方式では、通信端末3はクライアント/サーバシステムのクライアントとして情報収集装置1へアクセスする。
通信端末3のアクセスを受け、情報収集装置1は、ステップS111において、登録した情報やその他の情報を通信端末3へ出力する。
ステップS112において、通信端末3は、情報収集装置1より受信したデータを画面やスピーカーなどを用いて出力する。位置情報はシンボルで表示することが出来る。文字情報は、表形式で表示できる。地図や画像・音声など、所定のデータフォーマットを持つ情報は、それぞれの形式で出力する。表示のタイミングは、画面上の対応するシンボルをマウスでクリックしたときや、情報を検索して目的の情報を選択したときなどが考えられる。
図13に、実際の表示画面例を示す。
ステップS113において、情報収集装置1は通信装置3からのアクセスを待って再び待機状態となる。
ステップS114において、通信端末3は、情報収集装置1より受信したデータを基に情報の検索や更新をするため、情報収集装置1にそれらの検索や更新処理要求を行う。データの操作には、キーボードやマウスなどを用いる。
ステップS115において、情報収集装置1は、通信装置3からの処理要求に基づいて必要な処理を行う。
次に情報収集装置1は、ステップS116において、処理結果を通信端末3へ出力する。
ステップS117において、通信端末3は、情報収集装置1より受信した処理結果を画面やスピーカーなどを用いて出力する。
ステップS118において、情報収集装置1は、処理を終了するかどうかの選択を行う。終了しない場合は、改めてステップS113に戻り、通信端末3からのアクセスを待って再び待機状態となる。
ステップS119において、通信端末3は、処理を終了するかどうかの選択を行う。終了しない場合は、改めてステップS114に戻り、情報収集装置1より受信したデータを基に情報の検索や更新をするため、情報収集装置1にそれらの検索や更新処理要求を行う。
図4に、情報取得装置4の内部ブロック図を示す。図において、キーボードやペン入力装置などで構成される入力部201を用いて、情報取得装置4を携帯する調査者は、現在地の情報を文字や数字、記号、イラストなどで入力することができる。液晶ディスプレーなどでできた表示部202では、入力画面や設定画面などが表示される。
ROMやRAM、ハードディスクなどで構成された内部記憶部203には、情報取得装置4全体を制御する管理プログラムやその他のプログラム、また取得した各種情報や処理データなどが保存されている。また情報取得装置4は、フラッシュメモリなどの取り外し可能な外部記憶部204を備える。
情報通信ネットワーク2へ接続するための通信部205は、例えばTDMA(時分割多元接続)あるいはCDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどの方式により無線通信を行う。接続は、必ずしも常時接続である必要がないので、例えば山間部や遠海部、災害時における回線切断時においても、問題なく情報取得装置4を利用できる。回線切断時は、位置情報やその他の取得情報を内部記憶部203もしくは外部記憶部204にて保存する。しかるのち、回線が再度接続された段階で、それらの情報を電子メールパッケージとして送信する。通信部205は、例えばダイヤルアップ接続のためのモデム装置という有線通信の形態でもよい。
現在位置を得るための現在位置取得部206は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星の信号を受信して位置情報を取得するための受信器や処理プログラムなどで構成されている。GPS測位には、大きく分けて受信機単独で行う単独測位と、複数の受信機を利用してその位置を測定する相対測位とがある。山間部や遠海部、災害時における回線切断時など相対測位が不可能な場合は、情報取得装置4単独で現在位置を取得できる単独測位を行う。しかし、通常は位置精度の高い相対測位を行って現在位置を取得する。
相対測位を行うため、他の装置から位置情報や補正情報の受信もしくは送受信が必要となるが、この場合は通信部205により位置情報や補正情報を受信もしくは送受信することができる。また、位置情報や補正情報の受信については、現在位置取得部206内に受信部を設けることで、AM波やFM波などの電磁波として送信された情報を受信し、これを用いて相対測位を行うことが出来る。
位置情報を取得する方法としてGPS測位を用いる例を示したが、これに限らず、GPS測位とは独立した他の電波測位方法や、GPS測位と他の電波測位方法を組み合わせた測位方法、電波測位によらない他の測位方法なども考えられる。
電子メールを処理するための電子メール処理部207は、情報取得装置4が取得した位置情報や入力情報や測定データなどの取得情報を電子メールとしてパッケージ化する。そして、通信部205より電子メールを送信する。送信が完了していない電子メールパッケージや自動送信に設定されている電子メールパッケージについては、次回改めて送信する。
ところで、電子メール処理部207にて電子メールパッケージが作られる段階において、セキュリティ対策としてデータの暗号化を行うことが出来る。情報をネットワークに流す場合、「盗聴」「改ざん」「なりすまし」が問題となる。盗聴とは、ネットワークに流れる情報を第三者が盗み見ることである。改ざんとは、ネットワークに流れる情報を第三者が勝手に書き換えることである。なりすましとは、第三者が当事者になりすまして、不正な行為を行うことである。これらの問題への対策として、データの暗号化を行う。具体的には、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式、ハッシュ関数などを用いた暗号方式を利用する。共通鍵暗号方式とは、送信者(暗号化を行う側)と受信者(暗号を受け取って復号化する側)が同じ鍵を使う暗号方式である。公開鍵暗号方式とは、一般に公開する公開鍵と暗号化する本人のみが持つ秘密鍵の二つの鍵を使用する暗号方式である。ハッシュ関数とは、任意の桁数のデータから、一定の桁数のデータを出力する関数で、出力された値から、元のデータを取り出す事が出来ないという特徴を持つ。暗号化においては、取得情報を個別に暗号化することも出来るし、電子メールパッケージとなった全体を暗号化することも出来る。
現在地の写真を記録する写真撮影部、現在地の映像を記録する映像撮影部、現在地の音声を記録する音声記録部などで構成される各種記録部208は、取得した情報を所定のデータフォーマットで内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存する。
現在地の標高を測定する標高測定部や、現在地の気温を測定する気温測定部、現在地の湿度を測定する湿度測定部、現在地の気圧を測定する気圧測定部、現在地の風速を測定する風速測定部、現在地の放射能を測定する放射能測定部、または現在地の温度・湿度・大気質・水質・土壌質・騒音・振動などの測定もしくは生物生態調査により得られる少なくとも1種類の環境情報を取得する環境情報取得部209は、取得した環境情報を所定のデータフォーマットもしくは文字データや画像データなどのかたちで内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存する。
情報取得装置4全体の制御は、中央処理部210が行う。
図5に、情報取得装置4が位置情報やその他の情報を取得する過程、及び取得した情報を電子メールパッケージとして送信する過程を、フローチャートに基づき以下に詳しく説明する。
情報取得装置4は、まずステップS201において現在の位置を取得する。このとき、現在位置取得部206及び通信部205により、例えばGPS衛星の信号を受信して単独測位もしくは相対測位を行い、位置情報を得る。得られた位置情報を内部記憶部203に保存する。
次にステップS202において、調査者が取得した現在地の情報を、入力部201より文字や数字、記号、イラストなどの情報として取得し、内部記憶部203に保存する。位置情報を取得した時刻を基に記録しておいた時刻情報を変更する場合は、このときに行う。
次にステップS203において、各種記録部208(写真撮影部、音声記録部など)及び環境情報取得部209(標高測定部、気温測定部、気圧測定部など)によって取得された取得情報を内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存する。
ステップS201からステップS203において取得された情報を、ステップS204において電子メールパッケージとしてパッケージ化する。パッケージ化の方法としては、電子メールの本文へ埋め込む方法や、ヘッダ部へ埋め込む方法、添付ファイル形式などを用いる。処理は電子メール処理部207にて行われる。
このとき、設定により、電子メールパッケージを暗号化することが出来る。暗号方式としては、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式、ハッシュ関数などを用いる。暗号化は、取得情報を個別に暗号化することも出来るし、電子メールパッケージとなった全体を暗号化することも出来る。
次にステップS205において、調査者が選択した送信先アドレスを、ステップS204において作成された電子メールパッケージの宛先とする。この送信先アドレスは、情報取得装置4において事前に複数個設定することが出来る。それらの送信先アドレスは、情報収集装置1において、収集情報のグルーピングに用いることができる。
ステップS206において、自動送信の設定であれば、電子メールをその場で送信せず、ステップS207に示す通り設定時期まで待機する。設定方法は、例えば時間を指定する方法や、特定の処理が完了した後に送信する方法などがある。ステップS206が自動送信の設定でなければ、そのまま送信処理に進む。
次にステップS208において、情報取得装置4が情報通信ネットワーク2との通信が可能かどうかの確認を行う。現在通信が不可能であれば、ステップS209に示すように、送信する電子メールパッケージを内部記憶部203に保存する。そしてステップS210において一定時間待機する。待機時間は設定により変更できる。次にステップS208において、再び情報通信ネットワーク2との通信が可能かどうかの確認を行う。可能であれば、ステップS211のメールの送信へ進む。不可能であれば、ステップS210の待機状態へ戻る。
ステップS208において、情報取得装置4が情報通信ネットワーク2との通信が可能であれば、ステップS211において、作成した電子メールパッケージの送信を行う。
(第2の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図6〜図10を参照して説明する。
図6に、本発明に係る情報収集装置1及び通信端末3、情報取得装置4と、それらを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示してある。
本実施形態では、情報取得装置4が自らに備わっていない測定機能を利用するため、外部測定器5を用いる場合を想定している。また、情報取得装置4が、位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を有する外部装置6から、それらの情報を取得する場合を想定している。また、情報収集装置1は、受信した電子メールパッケージの情報取得位置が確定していない場合、電子メールパッケージに含まれる位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を用いて位置を特定するための位置算出手段を有する場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図6において、情報取得装置4は、自らに備わっていない測定機能を有する外部測定器5に、有線あるいは無線を経由して接続することができる。有線方式としては、USB(Universal Serial Bus)やIEE 1394、RS-232Cなどがあり、無線方式としては、BluetoothやZigBee、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信IrDAなどがある。
また、情報取得装置4は、現在の位置情報を取得するため、位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を有する外部装置6と通信することが出来る。通信方式としては、BluetoothやZigBee、UWB(Ultra Wide Band)、無線LAN、赤外線通信IrDAなどがある。また、無線タグ(RFID(Radio Frequency IDentification)タグ)の情報を取得するため、電磁誘導やマイクロ波などの電磁波による通信もしくは受信するための手段を有する。
情報収集装置1は、送られた電子メールパッケージに位置情報や位置補正情報、その他の関連情報が含まれていた場合、位置を特定するための位置算出手段を有する。
情報通信ネットワーク2、通信端末3は、第1の実施の形態と同様である。
情報収集システム10は、以上の情報取得装置4、外部測定器5、外部装置6、情報通信ネットワーク2、情報収集装置1、通信端末3により構成される。
本実施形態において、情報取得装置4は、機能を補うため自らに備わっていない測定機能を有する外部測定器5を接続することが出来る。これにより、小型化などのため犠牲にした他の情報取得機能を追加することが出来る。もちろん、外部測定器5から取得した測定情報は、他の情報と共に電子メールパッケージとして情報収集装置1に向けて送信される。
また情報取得装置4は、自ら現在位置を取得するだけでなく、周囲に存在する外部装置6と通信を行い、それらの外部装置6が有する位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を取得する。情報取得装置4は、取得したそれらの情報を基に現在位置を算出することで、より正確な位置情報の取得が可能となる。また、情報取得装置4は、取得したそれらの情報を基に自ら現在位置を算出することはせず、それらの情報を位置情報として電子メールにパッケージ化して送信することも出来る。これは、現在位置の算出処理が情報取得装置4にとって負担となる場合などに利用できる。
外部装置6は、位置を固定された装置や移動可能な装置、また無線タグ(RFIDタグ)などが考えられる。これらの外部装置6は、自らの位置情報を有するもの、情報取得装置4の位置情報を有するもの、位置を補正するための補正情報を有するもの、自らの位置を特定できる固有ID(例えばRFIDタグのIDなど)を有するものなどがある。位置情報や位置補正情報については、そのまま情報取得装置4による現在位置の算出に利用される。また情報取得装置4は、外部装置6の位置を特定できる外部装置6の固有IDを取得した場合、固有IDから位置を特定するためのデータベースを検索し、外部装置6の位置を特定する。これにより特定された位置情報は、現在位置の算出に利用される。外部装置6の固有IDから位置を特定するためのデータベースは、情報取得装置4内に有してもよく、また、外部装置6のいずれかが有してもよい。また、情報通信ネットワーク2とつながる他の装置が有してもよい。
これら外部装置6との関係は、いわゆるユビキタス環境ということもできる。
図7に、本発明に係る情報取得装置4の内部ブロック図を示す。基本動作は図4に示した第1の実施の形態と同様であり、入力部201から中央処理部210までは第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。本実施形態では、第1の実施の形態に加え、外部測定器との通信部211及び、外部装置との通信部212を有する。
外部測定器5とのデータ通信機能を有する外部測定器との通信部211は、情報取得装置4とは別の装置である外部測定器5との間で有線あるいは無線を経由してデータ通信を行う。有線方式としては、USB(Universal Serial Bus)やIEE 1394、RS-232Cなどがあり、無線方式としては、BluetoothやZigBee、UWB(Ultra Wide Band)、無線LAN、赤外線通信IrDAなどがある。外部測定器5が取得した情報は、外部測定器との通信部211を経由して、所定のデータフォーマットもしくは文字データとして内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存される。
外部装置6との通信を行う外部装置との通信部212は、位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を有する外部装置6と情報取得装置4との間で通信を行う。通信方式としては、例えばBluetoothやZigBee、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信IrDAなどがある。また、無線タグ(RFIDタグ)の情報を取得するため、電磁誘導やマイクロ波などの電磁波による通信もしくは受信を行うことができる。
ところで、外部装置との通信部212の通信方式は、通信距離の短い短距離無線通信方式を用いている。通信距離が短いことで、位置の算出に利用することが出来る。具体的には、送受信する無線信号の到達時間から位置を算出する方法や、無線信号の受信電力から位置を算出する方法、外部装置6との相対位置から位置を算出する方法などが考えられる。
例えば、位置が固定されている外部装置6であれば、固定された位置情報を取得可能であるし、移動する外部装置6であっても、方向や速度などの位置移動情報を取得できれば位置の算出も可能である。また、無線タグ(RFIDタグ)を備える外部装置6の場合は、それ自体位置情報を持っていなくとも、タグの固有IDを用いることで、タグの位置情報とタグの固有IDとを関連付けたデータベースから位置情報を得ることが可能である。
これらの方法を用いて情報取得装置4の現在位置を算出するが、この位置算出やデータベースによる検索は、現在位置取得部206にて行われる。
ところで、これらの外部装置6が位置情報以外の現地の情報を取得しているのであれば、情報取得装置4は、それらの情報を位置情報と共に取得し、取得情報として電子メールパッケージに組み込むことも出来る。
図8に、情報取得装置4が、位置情報やその他の情報を取得する過程、また外部測定器5との通信において測定情報を取得する過程、及び外部装置6との通信において得た位置情報を基に現在位置を算出する過程、さらに取得した情報を電子メールパッケージとして送信する過程を、フローチャートに基づき以下に詳しく説明する。
基本動作は図5に示した第1の実施の形態と同様であり、取得した情報を電子メールパッケージとしてパッケージ化するステップS204以降の処理は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。本実施形態では、第1の実施の形態に加え、外部装置6との通信において得た位置情報を基に現在位置を算出する過程、及び外部測定器5との通信において測定情報を取得する過程が含まれる。
情報取得装置4は、まずステップS201において現在の位置を取得する。
次にステップS250において、外部装置との通信部212を用いて位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を有する外部装置6との通信を行う。このとき、外部装置6より、情報取得装置4の現在位置算出に関連する情報を取得する。また、現在地の情報に関わる情報を外部装置6が有していれば、それらの情報も取得する。
ステップS251において、情報取得装置4の現在位置が既に特定されているのであれば、現在位置情報は確定しているということで、ステップS202の入力部201による情報の取得に進む。
ステップS251において、情報取得装置4の現在位置が特定されていなければ、ステップS252において、現在位置の算出を行うかどうかを選択する。現在位置の算出には多くの処理を伴う可能性があり、情報取得装置4の負荷が大きくなることもあるので、位置の算出自体は情報収集装置1などに任せ、情報取得装置4はその基となる取得した位置情報等を送信する方法もある。
情報取得装置4自ら現在位置を算出するのであれば、ステップS253において、自ら取得した位置情報及び外部装置6から取得した位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を基に現在位置を算出する。算出した結果を内部記憶部203に保存する。また、他の現在位置算出に関わる情報も取得情報として送信するため、内部記憶部203に保存してもよい。
情報取得装置4自ら現在位置を算出しないのであれば、ステップS254において、自ら取得した位置情報及び外部装置6から取得した位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を内部記憶部203に保存する。
次にステップS202において、調査者が取得した現在地の情報を、入力部201より文字や数字、記号、イラストなどの情報として取得し、内部記憶部203に保存する。位置情報を取得した時刻を基に記録しておいた時刻情報を変更する場合は、このときに行う。
ステップS203において、各種記録部208(写真撮影部、音声記録部など)及び環境情報取得部209(標高測定部、気温測定部、気圧測定部など)によって取得された取得情報を内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存する。
次にステップS255において、外部測定器5によって取得された取得情報を内部記憶部203もしくは外部記憶部204に保存する。
ステップS201からステップS255において取得された情報を、ステップS204において電子メールパッケージとしてパッケージ化する。パッケージ化の方法としては、電子メールの本文へ埋め込む方法や、ヘッダ部へ埋め込む方法、添付ファイル形式などを用いる。処理は電子メール処理部207にて行われる。
このとき、設定により、電子メールパッケージを暗号化することが出来る。暗号方式としては、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式、ハッシュ関数などを用いる。暗号化は、取得情報を個別に暗号化することも出来るし、電子メールパッケージとなった全体を暗号化することも出来る。
これ以降、ステップS205以下の処理は図5の第1の実施の形態と同様となるので省略する。
図9に、本発明に係る情報収集装置1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2に示した第1の実施の形態と同様であり、通信部101から中央処理部111までは、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。本実施形態では、第1の実施の形態に加え、受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報から位置を算出する位置算出部112を有する。
図において情報収集装置1は、位置算出部112を用いて、受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報から位置を算出することが出来る。
受信した電子メールパッケージの情報取得位置が確定していない場合、情報収集装置1は位置情報を登録するため、位置の確定が必要となる。この場合、情報収集装置1は、受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報を用いて位置を算出する。
受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報には、具体的には、情報取得装置4などの電子メール送信元の装置の位置情報が含まれる場合が考えられる。この位置情報はそのまま位置算出の基礎データとなる。また、位置を補正するための補正情報が含まれる場合がある。この補正情報は、位置算出時の補正データとして利用できる。また、周辺の外部装置6から取得した位置情報が含まれる場合がある。この位置情報を利用することで、情報取得装置4などの電子メール送信元の装置の相対位置を算出することが出来る。
受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報に、外部装置6との短距離無線通信により得た情報が含まれる場合、送受信する無線信号の到達時間情報から位置を算出する方法や、無線信号の受信電力情報から位置を算出する方法などが考えられる。
また、受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や関連する情報に、無線タグ(RFIDタグ)を備える外部装置6との通信により得た情報が含まれる場合、それ自体位置情報を持っていなくとも、タグの固有IDを用いることで、タグの位置情報とタグの固有IDとを関連付けたデータベースから外部装置6の位置情報を得ることが可能である。これにより、情報取得装置4などの電子メール送信元の装置の相対位置を算出することが可能となる。タグの固有IDから位置を特定するためのデータベースは、情報収集装置1内に有してもよく、また、情報通信ネットワーク2とつながる他の装置が有してもよい。
ところで、受信した電子メールパッケージの情報取得位置が確定していない場合、例外的に位置を確定しないままで位置情報やその他の取得情報を登録する方法も考えられる。この場合、各情報は仮に登録される。そして、後ほど位置が確定した段階で、改めて位置情報に基づき、各取得情報を関連付けて登録することができる。
図10に、情報収集装置1が、電子メールパッケージを受信し、位置情報やその他の取得情報を収集する過程を、フローチャートに基づきさらに詳しく説明する。
基本動作は図3に示した第1の実施の形態と同様であり、位置情報を基に取得情報をデータベース化するステップS108以降の処理は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。本実施形態では、位置情報やその他の取得情報を電子メールパッケージから抽出したあとの処理が、第1の実施の形態と異なる。
ステップS101からステップS106において、情報収集装置1は電子メールパッケージを受信し、位置情報や取得情報を抽出する。
次にステップS150において、抽出した位置情報から位置が特定されているかどうかの判定を行う。位置が特定されていれば、そのまま送信元アドレス、送信先アドレスを利用して位置情報及びその他の取得情報をグルーピングするステップS107に進む。もし位置が特定されていなければ、ステップS151において位置の算出を行う。
ステップS151において、受信した電子メールパッケージに含まれる位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を基に位置を算出する。
ステップS151において位置の算出が完了すると、その算出した位置情報及び他の取得したデータと共に、ステップS107において、送信元アドレス、送信先アドレスを利用した位置情報及びその他の取得情報のグルーピングを行う。
以下、第1の実施の形態と同様となるので省略する。
(第3の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図11、図2、図3を参照して説明する。
図11に、本発明に係る情報収集装置1及び通信端末3、情報取得装置4と、それらを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示してある。
本実施形態では、情報収集装置1が、インターネットなどの外部ネットワークを介して通信端末3と通信を行う場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図11において、通信端末3は、有線あるいは無線を用い、情報通信ネットワーク2の一部であるインターネットなどの外部ネットワークを介して情報収集装置1と通信を行うことが出来る。有線方式としては、LAN接続やダイヤルアップ接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。
情報収集装置1は、有線あるいは無線を用い、情報通信ネットワーク2の一部であるインターネットなどの外部ネットワークを介して通信端末3と通信を行うことが出来る。有線方式としては、LAN接続やダイヤルアップ接続などがあり、無線方式としては、TDMA(時分割多元接続)、CDMA(符号分割多元接続)、無線LANなどがある。
情報通信ネットワーク2、情報取得装置4は、第1の実施の形態と同様である。
情報収集システム10は、以上の情報収集装置1、通信端末3、情報取得装置4、情報通信ネットワーク2により構成される。
本実施形態において、情報収集装置1は、内部ネットワーク上の通信端末3の他に、外部ネットワーク上の通信端末3との通信を行うことが出来る。これにより、内部ネットワークという限定されたネットワークを超えて、外部ネットワークより情報収集装置1の情報にアクセスすることが出来るようになる。
本発明に係る情報収集装置1の内部ブロック図の構成は、第1の実施の形態である図2と同様である。基本動作は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。本実施形態では、第1の実施の形態に加え、情報出力部110及び通信部101を用いて外部ネットワークに接続された通信端末3との通信を行う。
情報収集装置1は、情報出力部110により、登録された情報や関連する情報を通信端末3へ出力するが、外部ネットワークを介した通信には通信部101を用いる。通信部101により情報収集装置1は情報通信ネットワーク2に接続され、通信端末3との通信が可能となる。
外部ネットワークに接続された通信端末3から情報収集装置1にアクセスを可能とするため、情報収集装置1を外部ネットワークに公開する方法がある。この場合、情報収集装置1は、電子メールシステムにおいてはメールクライアントとして動作し、通信端末3との関係においては外部ネットワークに公開されたサーバとして動作する。
また、VPN(仮想プライベートネットワーク)などを用いる場合は、情報収集装置1を外部ネットワークに公開することなく、外部ネットワークに接続された通信端末3との通信を行うことも可能である。
いずれの場合も、通信方式としては、通信プロトコルHTTPを用いてWWWサーバとして動作することも出来るし、独自の通信プロトコルによるクライアント/サーバシステムを用いてもよい。
本実施形態において、情報収集装置1の処理過程を説明するためのフローチャートは、第1の実施の形態である図3に示されたフローチャートと同様であるが、本実施形態においては、情報収集装置1と通信端末3との通信が、インターネットなどの外部ネットワークを介して行われているところが異なる。
図12に、情報取得装置4の画面表示の具体例を、図6における第2の実施の形態を用いて示す。
タイトル欄500には、取得情報のタイトルを記入する。担当者欄501には、記録担当者名を入力する。分類項目欄502は、取得情報の内容を分類するためのリストが表示される。リストは、各種の設定を行うための各種設定ボタン511を選択して、事前に作成しておく。この分類項目は、後に情報収集装置1により取得情報が登録されたあとのデータの検索や切り出しに利用される。詳細情報記入欄503に、現在地の情報を文字情報として記録する。
現在地の情報を取得した時刻を表す取得時刻欄504には、位置情報を取得した時刻を基に時刻情報が記録される。取得時刻は、必要により変更できる。この時刻情報は、情報収集装置1により取得情報が登録される際の基本情報のひとつとなる。
現在地測定ボタン505を選択すると、現在位置取得部206において、位置情報が取得される。またこのとき、位置情報や位置補正情報、その他の関連情報を有する外部装置6があれば、通信を行い、それらの情報を取得する。
標高測定ボタンから放射能測定ボタン506は、それぞれの情報を取得するための選択ボタンである。506の各ボタンは、もちろん全て揃っている必要はない。当該装置に備わっている測定機能の分だけボタンが表示されていればよい。これら以外の記録情報や環境情報を取得する機能が備わっているのであれば、その機能に合わせたボタンを用意する。また、外部データの取り込みボタン507により、外部測定器5の測定情報を情報取得装置4に取り込むことができる。
全ての情報の取得が完了したところで、メール送信ボタン508により、取得情報が電子メールとしてパッケージ化され、情報通信ネットワーク2へ送信される。各種設定ボタン511で自動送信の設定になっておれば、設定のタイミングで自動送信される。暗号化の設定になっておれば、電子メールは暗号化されて送信される。
クリアボタン509は、入力画面をクリアし初期状態に戻すものである。送信先変更ボタン510は、送信アドレスをリストから選択できるようになっている。リストは、事前に各種設定ボタン511において送信アドレスのリストを作成しておく。送信先の選択は、後に情報収集装置1により取得情報がデータベース化される際のグルーピングに利用される。そして、各種設定ボタン511を選択すると、情報取得装置4の細かな設定を行うことが出来る。
図13に、通信端末3において、情報収集装置1へアクセスした時の画面表示の具体例を図1における第1の実施の形態を用いて示す。
画面の背景地図は、地図データベース105を表示させたものである。地図上に7個の星型のシンボル(「読谷1」から「読谷7」)が表示されているが、これらは情報取得装置4などの装置で情報を取得した位置を表す。シンボル1(「読谷1」)の地点での取得情報が、ウィンドウW1に表示されている。シンボル1の詳細情報は、ウィンドウW1内の「データ詳細」ボタンを選択すると別のウィンドウとして現れる。ウィンドウW1内の「検索画面」ボタンを選択すると、検索用画面が現れる。別のウィンドウW2に写真が表示されているが、これはシンボル1(「読谷1」)の地点で取得した写真を表示したものである。
表示のタイミングは、画面上の対応するシンボルをマウスでクリックしたときや、情報を検索して目的の情報を選択したときなどが考えられる。
なお、以上説明した情報収集装置1、情報取得装置4は、それぞれCPUおよびメモリを備えたコンピュータに上記の情報収集装置1、情報取得装置4として機能させるためのソフトウェアプログラムにより、実現することができる。また、上に説明した情報収集方法、情報取得方法は、それぞれCPUおよびメモリを備えたコンピュータに上記の処理を行うソフトウェアプログラムを実行させることにより、実現することができる。
これらのとき、その一部をハードウェア回路によって実現することもできる。このようなソフトウェア及びハードウェアによる実装方法自体は、以上の説明と従来の関連技術とから、当業者には明らかであるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
また、本発明をコンピュータによって実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な可搬記憶媒体、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記憶媒体に格納することができることは言うまでもない。また、情報通信ネットワーク2を介したファイルのダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
なお、上記第1から第3の実施の形態では、蓄積交換型の情報パッケージの例として電子メールを用いているが、これに限定されず、電子メールとは独立したフォーマットの情報パッケージを用いても良いことはもちろんである。
同じく、上記第1から第3の実施の形態では、位置情報を取得する方法の具体例としてGPS測位を用いているが、これに限定されず、GPS測位とは独立した他の電波測位方法や、GPS測位と他の電波測位方法を組み合わせた測位方法、電波測位によらない他の測位方法などを用いても良いことはもちろんである。
なお、上記第1から第3の実施の形態では、情報収集装置1、情報取得装置4が共に存在する実施の形態として説明したが、これに限定されず、情報収集装置1、情報取得装置4おのおのが独立した形で存在する形態でも良いことはもちろんである。
また、上記第1から第3の実施の形態では、情報取得装置4において、位置情報とともにその他の取得情報を付加する実施の形態として説明したが、これに限定されず、情報取得装置4が位置情報のみを取得し、電子メールパッケージとして送信する形態でも良いことはもちろんである。同じく、情報収集装置1においても、その他の取得情報を含まない位置情報のみを含む電子メールパッケージから位置情報のみを抽出し、この位置情報を登録する形態でも良いことはもちろんである。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報収集装置1、通信端末3及び情報取得装置4と、それらを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集装置1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集装置1の情報収集方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報取得装置4の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報取得装置4の情報取得方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報収集装置1、通信端末3及び情報取得装置4と、それらを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報取得装置4の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報取得装置4の情報取得方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報収集装置1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報収集装置1の情報収集方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報収集装置1、通信端末3及び情報取得装置4と、それらを用いた情報収集システム10の概要を模式的に示す図である。 情報取得装置4の情報取得時の画面の表示状態を示す模式図である。 通信端末3における、情報収集装置1へのアクセス時の画面の表示状態を示す模式図である。
符号の説明
1 情報収集装置
2 情報通信ネットワーク
3 通信端末
4 情報取得装置
5 外部測定器
6 外部装置
10 情報収集システム

Claims (44)

  1. 情報通信ネットワークに接続する通信手段と、位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを受信可能な受信手段と、前記蓄積交換型の情報パッケージの中から前記位置情報を抽出する抽出手段と、抽出した前記位置情報を登録する登録手段と、登録した情報を通信端末に出力する情報出力手段とを有することを特徴とする情報収集装置。
  2. 前記抽出手段により抽出した前記位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報収集装置。
  3. 前記抽出手段により抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段と、データベース手段により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報収集装置。
  4. 前記抽出手段により抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段を有する装置との通信手段と、前記データベース手段を有する装置との通信により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の情報収集装置。
  5. 前記蓄積交換型の情報パッケージには、前記位置情報と共に取得した取得情報が含まれており、前記抽出手段は、前記情報パッケージの中から前記位置情報と共に前記取得情報を抽出し、前記登録手段は、抽出した前記位置情報と前記取得情報から前記位置情報を基に前記取得情報を関連付けて登録することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の情報収集装置。
  6. 前記受信手段は、異なるアドレスに送られた前記蓄積交換型の情報パッケージを受信可能であることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の情報収集装置。
  7. 前記受信手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを確認して、当該情報パッケージを受信するか破棄するかを決定するフィルタリング手段を有することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の情報収集装置。
  8. 前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージが暗号化されていた場合は暗号を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の情報収集装置。
  9. 前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピング手段を有することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の情報収集装置。
  10. 前記抽出手段は、前記蓄積交換型の情報パッケージの送信先アドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピング手段を有することを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の情報収集装置。
  11. 前記登録手段は、前記取得情報に時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記時刻情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項5乃至10いずれかに記載の情報収集装置。
  12. 前記登録手段は、前記取得情報に標高情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項5乃至11いずれかに記載の情報収集装置。
  13. 前記登録手段は、前記取得情報に前記標高情報と前記時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報と前記時刻情報を含めた4次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項5乃至12いずれかに記載の情報収集装置。
  14. 前記登録手段は、登録した情報を更新するための更新手段を有することを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の情報収集装置。
  15. 前記情報出力手段は、前記登録手段が登録した情報と共に、関連情報を前記通信端末に出力することを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載の情報収集装置。
  16. 前記情報出力手段は、内部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とする請求項1乃至15いずれかに記載の情報収集装置。
  17. 前記情報出力手段は、外部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とする請求項1乃至16いずれかに記載の情報収集装置。
  18. 前記更新手段は、前記通信端末を用いて情報を更新するための更新手段を有することを特徴とする請求項14乃至17いずれかに記載の情報収集装置。
  19. 情報通信ネットワークに接続する通信ステップと、位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを受信する受信ステップと、前記蓄積交換型の情報パッケージの中から前記位置情報を抽出する抽出ステップと、抽出した前記位置情報を登録する登録ステップと、登録した情報を通信端末に出力する情報出力ステップとを有することを特徴とする情報収集方法。
  20. 前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップを有することを特徴とする請求項19に記載の情報収集方法。
  21. 前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するデータベース検索ステップと、データベース検索ステップにより得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップとを有することを特徴とする請求項19または20に記載の情報収集方法。
  22. 前記抽出ステップにより抽出した前記位置情報に含まれる外部装置の固有IDから外部装置の位置情報を取得するためのデータベース手段を有する装置と通信する通信ステップと、前記データベース手段を有する装置との通信により得られた前記外部装置の位置情報を用いて位置を算出する位置算出ステップとを有することを特徴とする請求項19乃至21いずれかに記載の情報収集方法。
  23. 前記蓄積交換型の情報パッケージには、前記位置情報と共に取得した取得情報が含まれており、前記抽出ステップは、前記情報パッケージの中から前記位置情報と共に前記取得情報を抽出し、前記登録ステップは、抽出した前記位置情報と前記取得情報から前記位置情報を基に前記取得情報を関連付けて登録することを特徴とする請求項19乃至22いずれかに記載の情報収集方法。
  24. 前記受信ステップは、異なるアドレスに送られた前記蓄積交換型の情報パッケージを受信可能であることを特徴とする請求項19乃至23いずれかに記載の情報収集方法。
  25. 前記受信ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを確認して、当該情報パッケージを受信するか破棄するかを決定するフィルタリングステップを有することを特徴とする請求項19乃至24いずれかに記載の情報収集方法。
  26. 前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージが暗号化されていた場合は暗号を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項19乃至25いずれかに記載の情報収集方法。
  27. 前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージに含まれる送信者のアドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピングステップを有することを特徴とする請求項19乃至26いずれかに記載の情報収集方法。
  28. 前記抽出ステップは、前記蓄積交換型の情報パッケージの送信先アドレスを基に前記位置情報と前記取得情報をグルーピングするグルーピングステップを有することを特徴とする請求項19乃至27いずれかに記載の情報収集方法。
  29. 前記登録ステップは、前記取得情報に時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記時刻情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項23乃至28いずれかに記載の情報収集方法。
  30. 前記登録ステップは、前記取得情報に標高情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報を含めた3次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項23乃至29いずれかに記載の情報収集方法。
  31. 前記登録ステップは、前記取得情報に前記標高情報と前記時刻情報が含まれている場合、前記位置情報に前記標高情報と前記時刻情報を含めた4次元情報として登録可能であることを特徴とする請求項23乃至30いずれかに記載の情報収集方法。
  32. 前記登録ステップは、登録した情報を更新するための更新ステップを有することを特徴とする請求項19乃至31いずれかに記載の情報収集方法。
  33. 前記情報出力ステップは、前記登録ステップにより登録した情報と共に、関連情報を前記通信端末に出力することを特徴とする請求項19乃至32いずれかに記載の情報収集方法。
  34. 前記情報出力ステップは、内部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とする請求項19乃至33いずれかに記載の情報収集方法。
  35. 前記情報出力ステップは、外部ネットワークに接続された前記通信端末に出力することを特徴とする請求項19乃至34いずれかに記載の情報収集方法。
  36. 前記更新ステップは、前記通信端末を用いて情報を更新するための更新ステップを有することを特徴とする請求項32乃至35いずれかに記載の情報収集方法。
  37. コンピュータを、請求項1乃至18いずれかに記載の情報収集装置として機能させるプログラム。
  38. コンピュータに、請求項19乃至36いずれかに記載の情報収集方法を実行させるプログラム。
  39. 請求項37または38に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  40. 自己の現在地を示す位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、前記位置情報を含んだ蓄積交換型の情報パッケージを形成するパッケージング手段と、前記情報通信ネットワークに接続する通信手段と、前記情報パッケージを送信する送信手段とを有することを特徴とする情報取得装置と、請求項1乃至18いずれかに記載の情報収集装置と、前記情報通信ネットワークと、前記通信端末とを具備したことを特徴とする情報収集システム。
  41. 前記情報取得装置は、前記位置情報と共に現在地での情報を取得する情報取得手段を備え、前記情報パッケージは、前記位置情報と共に現在地で取得した取得情報が含まれていることを特徴とする請求項40に記載の情報収集システム。
  42. 前記情報取得装置は、現在地の環境情報を取得可能な環境情報取得手段を備え、前記取得情報には前記環境情報取得手段で得られた環境情報が含まれていることを特徴とする請求項41に記載の情報収集システム。
  43. 前記情報取得装置は、現在地の測定を行う外部測定器が測定した測定情報を取得可能な外部測定器との通信手段を備え、前記取得情報には前記外部測定器との通信で得られた外部測定器の測定情報が含まれていることを特徴とする請求項41または42に記載の情報収集システム。
  44. 前記情報取得装置は、現在地の情報を有する外部装置と通信可能な外部装置との通信手段を備え、前記取得情報には前記外部装置との通信で得られた現在地の情報が含まれていることを特徴とする請求項41乃至43いずれかに記載の情報収集システム。


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