JP2007286803A - 広告配信管理装置、広告配信管理方法、広告配信管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クリックスパムの検出精度を向上させる。
【解決手段】広告配信管理装置200により、広告配信サイト500が配信する広告情報へユーザがクリックしたことを示すクリックログを収集し、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計する。そして、集計結果に基づいてクリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、この中から選択されたクリックログを受け付けて、クリックスパムに該当するクリックログを判別可能な判別関数を算出する。この判別関数を用いて、収集されたクリックログの中からクリックスパムに該当するクリックログを識別する。
【選択図】図1
【解決手段】広告配信管理装置200により、広告配信サイト500が配信する広告情報へユーザがクリックしたことを示すクリックログを収集し、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計する。そして、集計結果に基づいてクリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、この中から選択されたクリックログを受け付けて、クリックスパムに該当するクリックログを判別可能な判別関数を算出する。この判別関数を用いて、収集されたクリックログの中からクリックスパムに該当するクリックログを識別する。
【選択図】図1
Description
本発明は、広告配信サイトがユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示したときのユーザによる広告情報のクリック数を管理する技術に関する。
従来より、インターネットを利用した広告配信サービスでは、ホームページ運営者が運営するWebサイトを広告配信に利用するものとし、Webサイトのホームページに入力された検索キーワードや広告配信画面に連動して、関連する広告を掲載するサービスが行われている。このようなサービスでは、キーワード毎に1クリックあたりの単価が定額あるいは入札額によって決定され、ユーザによる広告のクリック数に基づいて、ホームページ運営者から各広告主へ広告掲載料が請求されている。
広告主がホームページ運営者に依頼した広告の掲載が契約通りに実際に実行されたか否かを客観的に確認するための確認情報を得るものとして、インターネット用の広告掲載確認システムが知られている(特許文献1参照)。
この広告掲載確認システムは、広告を掲載しているホームページの情報が、ユーザのパソコンに送り出される毎に、広告がされたことを示す送信信号をユーザのIDコードと共に管理用サーバに送信し、ホームページに掲載された広告がユーザによってクリックされる度に、その旨を示すクリック信号をIDコードと共に管理用サーバへ送信し、管理用サーバでクリック状況を集計して、リアルタイムで広告掲載状況データを作成し、広告主等に配信するものである。
特開2001−167029号公報
しかしながら、上述したような広告配信サービスにおいては、悪意をもったユーザによるクリックスパム(クリック詐欺)やホームページ運営者による自作自演のクリックスパム等が発生している。
現状のサービスでは、管理用サーバを用いて、クリックのログを定期的に閲覧することで、クリックスパムに該当するクリックの数を判定し、各広告主へ請求する際に、それらを除外して請求するようにしているが、その信頼性は低いものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、クリックスパムの検出精度を向上させ、広告のクリック数を集計する際の信頼性を向上させることを課題とする。
第1の本発明は、ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置であって、前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与するユーザID付与手段と、前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させるクリックログ収集手段と、前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させるクリックログ集計手段と、前記クリックログ集計手段による集計結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させるフィルタリング手段と、前記フィルタリング手段によって表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付ける除外ユーザ選択受付手段と、前記除外ユーザ選択受付手段によって受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させる判別関数算出手段と、前記判別関数算出手段によって算出された判別関数に基づいて、収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別する除外ユーザ識別手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、クリックログを収集し、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計する。そして、集計結果に基づいてクリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、この中から選択されたクリックログを受け付けて、クリックスパムに該当するクリックログを判別可能な判別関数を算出する。この判別関数を用いて、収集されたクリックログの中からクリックスパムに該当するクリックログを識別する。これにより、特定のクリックスパムの検出精度が向上する。
第1の本発明において、前記条件は、クリックログを月別または日別で比較したときに統計的有意差が認められる条件としての有意確率が設定されたものであることを特徴とする。
第1の本発明において、前記クリックログは、クリック数の他、頻度、時間帯、曜日のうちの少なくとも1つを変数とするものであって、前記判別関数は、当該変数を用いて、入力されたクリックログがクリックスパムに該当するか否かを判別するものであることを特徴とする。
第1の本発明において、前記フィルタリング手段は、広告配信管理装置と通信可能なクライアント端末の画面に対して前記一覧表を表示するものであって、前記除外ユーザ選択受付手段は、当該クライアント端末を用いて選択されたクリックログを受け付けることを特徴とする。
第2の本発明は、ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置で行う広告配信管理方法であって、前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与するステップと、前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させるステップと、前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させるステップと、前記集計の結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させるステップと、表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付けるステップと、受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させるステップと、算出された判別関数に基づいて、収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別するステップと、を有することを特徴とする。
第3の本発明は、ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置で実行させる広告配信管理プログラムであって、前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与する処理と、前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させる処理と、前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させる処理と、前記集計の結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させる処理と、表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付ける処理と、受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させる処理と、算出された判別関数に基づいて収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別する処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、クリックスパムの検出精度が向上するので、クリックスパムに該当する広告情報のクリック数を正確に除外でき、クリック数を集計する際の信頼性を向上させることができる。
図1は、一実施の形態における広告配信管理装置を適用したシステムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、本広告配信管理システム100は、広告配信管理者が運営する広告配信管理装置200とクライアント端末300とを備えた構成である。広告配信管理装置200とクライアント端末300はLAN等の通信網で接続される。
広告配信管理装置200は、ホームページ運営者の広告配信サイト500とインターネット等の通信網を介して通信可能であり、この広告配信サイト500にはインターネット等の通信網を介してユーザの情報端末400が通信可能となっている。
広告配信管理装置200は、広告配信サイト500から情報端末400への広告の配信等を管理するためのものであり、図示しないCPU,RAM,ROM、記憶装置等を備えたコンピュータで構成される。広告配信管理装置200は、機能ブロックとして、ユーザID付与部205、クリックログ収集部210、クリックログ集計部215、データベース220、フィルタリング部225、除外ユーザ選択受付部230、判別関数算出部235、除外ユーザ識別部240、記憶部245、クリックレポート記憶部250を備える。各部の機能は、CPUが記憶装置からプログラムを読み出して実行することで、実現される。
クライアント端末300は、広告配信管理装置200が管理する種々の管理データ等を閲覧するためのものであり、図示しないCPU,RAM,ROM、記憶装置等を備えたコンピュータで構成される。例えば、パーソナルコンピュータ等に相当する。クライアント端末300には、表示装置としての液晶ディスプレイ装置や、入力装置としてのキーボード及びマウス等が接続される。
情報端末400は、ユーザが所有するものであり、図示しないCPU,RAM,ROM、記憶装置等を備えたコンピュータで構成される。例えば、パーソナルコンピュータ等に相当する。情報端末400には、表示装置としての液晶ディスプレイ装置や、入力装置としてのキーボード及びマウス等が接続される。この情報端末400には、ユーザの操作により、各プロバイダを介して提供される広告配信サイトの情報が画面に表示される。そして、ユーザが、表示された広告情報をマウスでクリックすることで、より詳細な広告や広告主サイトを閲覧することが可能となっている。
次に、広告配信管理装置200の構成について詳細に説明する。
ユーザID付与部205は、広告配信サイト500が画面上で提示する広告情報に対して、情報端末400を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与する。広告情報には、例えばPPC(ペイ・パー・クリック)広告が相当する。このユーザIDを用いることで、ユーザが広告情報にアクセスしたか否かを検出することが可能になる。
クリックログ収集部210は、広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集する。この収集処理を行うシステムプログラムとして、例えば「クッキー」等を用いることにより、ユーザ毎に収集可能にする。
データベース220は、収集されたクリックログを少なくともデータ自体、配信画面毎、広告情報毎に振り分けて記憶する。データ自体は、クリックログテーブル(生ログ)221として記憶する。配信画面毎についてはクリックログテーブル(配信画面別)222として記憶し、広告情報毎についてはクリックログテーブル(広告別)223として記憶する。この記憶処理に際しては、それぞれのテーブルに、クリック処理が実行された時間帯、曜日のうちの少なくとも一方を含む時刻情報を付与する。
クリックログテーブル(生ログ)221には、例えば、時刻情報、情報端末400のIPアドレス、クッキーID、広告ID、広告配信サイトID、広告のジャンル、地域情報、時間帯(0時から24時の間)、曜日(日曜から土曜までが1から7の数字で表される)、スパムフラグのうちの少なくとも1つが記憶される。
クリックログテーブル(配信画面別)222には、例えば、広告配信サイトのURL、カテゴリID、ブログトップフラグ(トップと記事の区別)、ブログタイプ、更新日時のうちの少なくとも1つが記憶される。
クリックログテーブル(広告別)223には、例えば、カテゴリID、カテゴリ情報のうちの少なくとも1つが記憶される。
クリックログ集計部215は、データベース220に記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベース220に記憶させる。この集計に際しては、まずデータベース220から、時刻情報と共に、クリックログテーブル(生ログ)221、クリックログテーブル(配信画面別)222、クリックログテーブル(広告別)223を読み出す。そして、ユーザID毎、配信画面別、広告情報別に、クリックの回数、所定期間内におけるクリックの平均回数、分散回数を頻度として集計する。これらの集計結果は、クリックログ集計テーブル(生ログ)224、クリックログ集計テーブル(配信画面別)225、クリックログ集計テーブル(広告別)226としてそれぞれデータベース220に記憶される。
クリックログ集計テーブル(生ログ)224には、例えば、ユーザID別に、クリック数、クッキーID、スパム数のうちの少なくとも1つが記憶される。
クリックログ集計テーブル(配信画面別)225には、例えば、配信画面別に、広告配信サイトID、クリック数、スパム数のうちの少なくとも1つが記憶される。
クリックログ集計テーブル(広告別)226には、例えば、広告情報別に、広告ID、クリック数、スパム数のうちの少なくとも1つが記憶される。
フィルタリング部225は、クリックログ集計部215による集計結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして本システムの利用者によって予め記憶部245に設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表をクライアント端末300の画面に表示させる。ここでは、例えば、クリックスパムが含まれている可能性のあるクリックログに対して、月別もしくは日別にアラート表示を行う。
上記の条件としては、クリックログを月別または日別で比較したときに統計的有意差が認められる有意確率が設定されるものとする。統計的有意差という場合、一般的には有意確率の基準値は0.05以下を指すが、この値に限るものではなく、本システムにおいて適切な値を利用者が設定するものとする。
除外ユーザ選択受付部230は、クライアント端末300の画面に表示された一覧表を配信画面別・広告情報別に利用者自身が閲覧・確認して、クリックスパムに該当すると考えるクリックログを除外対象としてユーザID単位で選択したときに、その選択されたクリックログを受け付ける。
判別関数算出部235は、除外ユーザ選択受付部230で受け付けたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶部245に記憶させる。この判別関数は、例えば、クリックログ(目的変数)を定義するクリック数、頻度、時間帯、曜日といった変数を用いて、入力されたクリックログが、クリックスパムに該当するグループに所属するのか、そうでないグループに所属するのか、その所属グループを判別するものである。この場合、判別関数の入力値はユーザID毎に集計されたクリック数などのクリックログのデータであり、出力値は0(クリックスパム)か1(非クリックスパム)である。
除外ユーザ識別部240は、判別関数算出部235によって算出された判別関数に基づいて、収集されたクリックログのうちで除外対象のクリックログを他のクリックログと識別する。
記憶部245は、上記の各部が出力するデータを適宜記憶すると共に、選択され集計されたクリックログの検索や絞込みを行うための検索条件及び絞込条件を記憶するものである。
検索条件としては、例えば、日付、クッキーID、広告配信サイトID、IPアドレス、広告ID、エリア(都道府県)が相当する。これらの検索条件により該当するクリックログを検索可能にする。
絞込条件としては、例えば、クリック数、クリックスパム数が相当し、何回以上何回以下というように設定し、記憶したものである。これにより、集計され選択されたクリックログから、集中的にクリックされたログだけを絞り込むことができる。
クリックレポート記憶部250は、広告配信サイト上でのクリックログに基づいて、収集・集計したときのレポートを記憶するものである。このレポートの一例として、ユーザ別集計データを図3に示し、配信画面別集計データを図4に示し、広告別集計データを図4に示す。このクリックレポート記憶部250に記憶されたデータは、クライアント端末300の画面に表示される。
次に、本広告配信管理システムにおける全体的な処理手順について図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、広告配信サイト500は、自己のサイトに広告情報を提示して、広くネットワーク上で配信する(ステップS1)。
この広告配信サイト500の広告情報を、情報端末400を使用して閲覧したユーザは、必要に応じて画面に表示されている広告情報をマウスでクリックする(ステップS2)。
広告情報がクリックされると、広告配信サイト500では、その広告情報がユーザによりクリックされたことを検出する(ステップS3)。広告配信サイト500は、クリックを検出すると、そのユーザのユーザ情報とクリックが行われたことを示す情報とを対応付けたクリックログを広告配信管理装置200へ送信する(ステップS4)。
一方、広告配信管理装置200では、予めクライアント端末300によって、クリックログを取得するための各種設定が行われており、広告配信サイト500からクリックログが送信されるのを待機している(ステップS5)。そして、広告配信管理装置200では、広告配信サイト500からクリックログが送信されると、クリックログ収集部210がそれを受信する(ステップS6)。広告配信管理装置200は、クリックログを受信すると、クリックしたユーザが初めてのユーザか否かを判定し(ステップS7)、初めてのユーザであればユーザID付与部205によりユーザIDを付与する(ステップS8)。過去にアクセスのあったユーザであれば、既に付与されているユーザIDを使用する。
続いて、広告配信管理装置200は、受信したクリックログをデータベース220へ書き込む(ステップS9)。データベース220への書き込みは、クリックログ収集部210によって、各クリックログテーブル221〜223に対して行われる。すなわち、クリックログテーブル(生ログ)221には全てのクリックログがそのまま書き込まれ、クリックログテーブル(配信画面別)222にはクリックされたときの広告配信画面毎に振り分けて書き込まれ、クリックログテーブル(広告別)223には広告毎に振り分けて書き込まれる。
広告配信管理装置200では、クリックログ集計部215によって、クリックログテーブル(配信画面別)222に基づいて配信画面別毎に集計されたクリック数等のデータが、クリックログ集計テーブル(配信画面別)225に書き込まれ、クリックログテーブル(広告別)223に基づいて広告毎に集計されたクリック数等のデータがクリックログ集計テーブル(広告別)226に書き込まれる(ステップS10)。
続いて、広告配信管理装置200では、フィルタリング部225によって、集計されたクリックログのうちで記憶部245に設定されている条件に該当するクリックログの一覧を作成する(ステップS11)。作成された一覧表は、クライアント端末300の画面に一覧表として表示される(ステップS12)。
クライアント端末300では、表示された一覧表から、利用者によって除外対象として選択されたクリックログをユーザID単位で広告配信管理装置200へ送信する(ステップS13)。
広告配信管理装置200では、除外ユーザ選択受付部230により、クライアント端末300から送信されてきた除外対象のクリックログを受け付け、判別関数算出部235により、この受け付けられたクリックログに基づいてクリックスパムに該当するクリックログを判別する判別関数を算出しする。そして、除外ユーザ識別部240により、この判別関数に基づいて収集されたクリックログの中からクリックスパムに該当するクリックログを識別する(ステップS14)。クリックログの識別は、ユーザID毎に行う。
そして、全てのユーザIDについてクリックログの識別が完了したか否かを判定する(ステップS15)。完了した場合には次のステップS16へ進み、完了していない場合には、ステップS14へ戻って上記の処理を繰り返す。この繰り返し処理においては、判別関数算出部235は、一度算出した判別関数の入出力関係の調整を行うようにする。
除外ユーザ識別部240による識別処理が全てのユーザIDについて完了すると、広告配信管理装置は、除外対象として識別されたクリックログについては、不当なクリックを行ったものとしてスパムフラグを立てて、他のクリックログと区別できるようにする。そして、そのユーザIDによる広告情報のクリックの受付処理を制限するなどの処理を行う。
また、広告配信管理装置200は、正当なクリックの数を取得して、これをクライアント端末300へ送信する(ステップS16)。クライアント端末300では、この情報を画面に表示したり印刷する(ステップS17)。さらに、この情報を、例えば広告主への請求等に利用する。
以上、説明したように、本実施の形態における広告配信管理装置200は、広告配信サイト500が配信する広告情報へユーザがクリックしたことを示すクリックログを収集し、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計する。そして、集計結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、この中から選択されたクリックログを受け付けて、クリックスパムに該当するクリックログを判別可能な判別関数を算出する。この判別関数を用いて、収集されたクリックログの中からクリックスパムに該当するクリックログを識別する。このように、広告配信サイト500が配信する広告情報へのクリックが正当なものであるか、悪意のあるものであるかを判定して振り分けることにより、クリックスパムの検出精度が向上し、クリックスパムに該当するクリック数を正確に除外でき、クリック数を集計する際の信頼性を向上させることができる。これにより、広告主への不当な請求や、広告配信サイトの運営者への余計な支出を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、広告配信管理装置200とクライアント端末300とを別物として構成したが、これに限られるものではなく、例えば、広告配信管理装置200に表示装置、キーボード、マウス等を接続することで、広告配信管理装置単体の構成としてもよい。
100…広告配信管理システム
200…広告配信管理装置
205…ユーザID付与部
210…クリックログ収集部
215…クリックログ集計部
220…データベース
225…フィルタリング部
230…除外ユーザ選択受付部
235…判別関数算出部
240…除外ユーザ識別部
245…記憶部
250…クリックレポート記憶部
300…クライアント端末
400…情報端末
500…広告配信サイト
200…広告配信管理装置
205…ユーザID付与部
210…クリックログ収集部
215…クリックログ集計部
220…データベース
225…フィルタリング部
230…除外ユーザ選択受付部
235…判別関数算出部
240…除外ユーザ識別部
245…記憶部
250…クリックレポート記憶部
300…クライアント端末
400…情報端末
500…広告配信サイト
Claims (6)
- ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置であって、
前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与するユーザID付与手段と、
前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させるクリックログ収集手段と、
前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させるクリックログ集計手段と、
前記クリックログ集計手段による集計結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させるフィルタリング手段と、
前記フィルタリング手段によって表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付ける除外ユーザ選択受付手段と、
前記除外ユーザ選択受付手段によって受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させる判別関数算出手段と、
前記判別関数算出手段によって算出された判別関数に基づいて、収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別する除外ユーザ識別手段と、
を有することを特徴とする広告配信管理装置。 - 前記条件は、クリックログを月別または日別で比較したときに統計的有意差が認められる条件としての有意確率が設定されたものであることを特徴とする請求項1記載の広告配信管理装置。
- 前記クリックログは、クリック数の他、頻度、時間帯、曜日のうちの少なくとも1つを変数とするものであって、
前記判別関数は、当該変数を用いて、入力されたクリックログがクリックスパムに該当するか否かを判別するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の広告配信管理装置。 - 前記フィルタリング手段は、広告配信管理装置と通信可能なクライアント端末の画面に対して前記一覧表を表示するものであって、
前記除外ユーザ選択受付手段は、当該クライアント端末を用いて選択されたクリックログを受け付けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の広告配信管理装置。 - ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置で行う広告配信管理方法であって、
前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与するステップと、
前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させるステップと、
前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させるステップと、
前記集計の結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させるステップと、
表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付けるステップと、
受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させるステップと、
算出された判別関数に基づいて、収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別するステップと、
を有することを特徴とする広告配信管理方法。 - ユーザの情報端末にネットワークを経由して広告情報を提示する広告配信サイトに対して、ネットワークを介して通信可能な広告配信管理装置で実行させる広告配信管理プログラムであって、
前記広告配信サイトが画面上で提示する広告情報に対して情報端末を用いてクリックしたユーザに対応してユーザIDを付与する処理と、
前記広告情報に関してユーザIDとクリック数とを対応付けた履歴を示すクリックログを収集してデータベースに記憶させる処理と、
前記データベースに記憶されたクリックログに基づいて、少なくともユーザID毎、配信画面毎、広告情報毎にクリック数を集計してデータベースに記憶させる処理と、
前記集計の結果に基づいて、クリックスパムに該当する可能性があるものとして予め設定された条件に該当するクリックログを選別し、その一覧表を表示させる処理と、
表示された一覧表から除外対象として選択されたクリックログを受け付ける処理と、
受け付けられたクリックログに基づいて当該クリックログを判別するための判別関数を算出して記憶手段に記憶させる処理と、
算出された判別関数に基づいて収集されたクリックログの中で除外対象のクリックログを他のクリックログと識別する処理と、
を実行させることを特徴とする広告配信管理プログラム。
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