JP2007284231A - 配送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的な配送を行なうことができる配送システムを提供する。
【解決手段】本発明は、配送車両にGPSシステムを搭載し、当該GPSシステムから送信される各車両の位置情報をサーバコンピュータ(配送システム)1にて収集する。サーバコンピュータは、各車両の位置情報に基づいて、注文を受けて走行中の車両をも含めて、配送員選択の参考となるように、受け付けた注文の荷受先への到着予想時刻を算出して表示する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、配送車両にGPSシステムを搭載し、当該GPSシステムから送信される各車両の位置情報をサーバコンピュータ(配送システム)1にて収集する。サーバコンピュータは、各車両の位置情報に基づいて、注文を受けて走行中の車両をも含めて、配送員選択の参考となるように、受け付けた注文の荷受先への到着予想時刻を算出して表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、配送システムに関し、特に、バイクを使用して配送を行なう場合に、バイクに対して注文に関する指示を与えるための配送システムに関する。
従来のバイク便などにおいて使用されている配送システムでは、受注係が顧客からの配送の注文を受け付け配車係に連絡する。配車係は、この受注係からの注文内容を受けて配送員へ受注内容を伝えることにより配車を行なう。そして、受注係は、配車係からの情報を基に、顧客へ荷受先への荷物の引き取り時間などを連絡して、顧客からの注文に応じていた。
しかしながら、従来の配送システムでは、配送員の選択は配車係の経験によっていたことから、適切な位置にいる配送員を選択することができず、その結果、効率的な配送を行なうことができないという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、効率的な配送を行なうことができる配送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の発明によれば、配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信する手段と、地図情報を格納する第1のデータベースと、前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースと、荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付ける手段と、前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出する第1の検出手段と、前記所定の距離内に配送員が存在しないことが検出された場合に、前記地図情報、前記第2の荷受先位置情報、前記記憶された到着予想時刻及び前記第1の配送先位置情報に基づいて、所定の設定時間内に、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に配送員が存在するか否かを検出する第2の検出手段と、前記所定の設定時間内であって、所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示する第1の表示手段と、前記表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付ける受付手段と、前記選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知する通知手段とを具備することを特徴とする配送システム、である。
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、前記第1の検出手段により、前記所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、この検出された配送員の特性を示す情報を表示する第2の表示手段をさらに具備し、前記受付手段は、前記第2の表示手段によって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付けることを特徴とする配送システム、である。
さらに、本発明の第3の発明によれば、第1の発明において、前記第1の検出手段及び第2の検出手段によって検出された配送員の識別情報に対応する第1の配送先位置情報によって示される配送先の位置と、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置との間の距離を算出する手段と、前記算出された距離と、所定の速度と、前記選択された配送員の識別情報に対応する到着予想時刻とを基に、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷物の荷受先の位置に到着する時刻を算出する手段とをさらに具備し、前記第1の表示手段は、さらに、前記算出された時刻を表示することを特徴とする配送システム、である。
さらに、本発明の第4の発明によれば、配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信する手段と、地図情報を格納する第1のデータベースと、前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースと、荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付ける手段と、前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出する第1の検出手段と、前記所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられ、選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知する通知手段とを具備することを特徴とする配送システム、である。
本発明によれば、効率的な配送を行なうことができる配送システムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る配送システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るサーバコンピュータによって実現される配送システムの環境を説明するための図である。
同図に示すように、本発明の実施の形態に係る配送システムを実現するサーバコンピュータ1は、インターネット2に接続されており、このインターネット2はゲートなどのネットワーク間接続装置3を介して公衆回線4に接続される。なお、ここではサーバコンピュータ1は、インターネット2に接続されているものとして説明するが、LAN、WANなどのネットワークであってもよい。
インターネット2には、サーバコンピュータ1に対して配送の注文を行なう顧客コンピュータ5a,5bが接続されている。公衆回線4には、配送車両6と無線回線を通して通信を行なう基地局7が接続されている。
サーバコンピュータ1は、各配送車両6から送られてくる車両の位置情報を、公衆回線4、インターネット2を介して収集する。各車両6には、GPSシステムが搭載されており、衛星からの位置情報を受信して、定期的に(例えば、1分間隔)、自己の位置情報をサーバーコンピュータ1に送信する。
図2は、本発明の実施の形態に係るサーバコンピュータの構成を示す図である。
同図に示すように、バス11には、CPU12、通信インターフェイス(I/F)13、入力I/F14、出力I/F16、メモリ18及び記憶装置19が接続されている。
CPU12は、サーバコンピュータ1全体の制御を司るものであり、配送システムプログラム21と協働して、本発明の実施の形態に配送システム処理を実現する。
通信I/F13は、サーバコンピュータ外部のインターネット2とのインターフェイスであって、当該通信I/F13を介して、配送車両6からのデータの授受や、配送車両6に対しての通知処理などが行なわれる。
入力I/F14は、キーボード、マウスなどの入力装置15とのインターフェイスである。出力I/F15は、ディスプレイなどの出力装置17とのインターフェイスである。
メモリ18は、配送システムプログラム21を実行する際に必要とされるワークエリアなどに使用される。
記憶装置は19は、例えば、ハードディスクドライブなどの大容量記憶装置であって、配送システムプログラム21、地図情報データベース22、配送員情報データベース23、顧客情報データベース24及び注文情報データベース25を有している。なお、ここでは、データベースを別々に設ける場合について説明しているが1つのデータベース上で各データベースにおけるデータを関連付けて記憶してもよい。
配送システムプログラム21は、本発明の実施の形態に係る配送システムの動作を行なうものであり、その詳細については後述する。地図情報データベース22は、配送エリアにおける地図情報を格納する。
なお、配送システムプログラム21は、配送員の車両6から送られてくるGPSシステムの位置情報を地図情報データベース22に格納された配送エリアにおける地図情報によって示される位置にリンクさせる機能や、地図上の地点間の距離を算出する機能を有するが、これら機能は公知の技術であるので、ここでは詳述しない。
配送員情報データベース23は、図3に示すように、配送員識別情報(ID)31、配送員情報32、配送員の車両6から送られてくる配送員の車両の位置情報33、配送員の車両の状態情報34及び配送員への連絡先を示すメールアドレス35が少なくとも互いに関連付けて記憶されている。
配送員情報32は、配送員に関する情報であって、例えば、配送員名、配送員のランク、配送員の車両の車種などを含む。配送員の車両の位置情報33は、配送員の車両6のGPSシステムから送られてくる車両の位置情報が配送員ごとに格納され、定期的に更新される。
配送員の車両の状態情報34は、配送員の車両の状態を示すものであり、具体的には、「待機中」であるか、「移動中」であるかを示すものである。この状態情報34は、位置情報33を監視することにより、更新されるものである。
図4は、状態情報の更新の一例を説明するためのフローチャートである。
同図に示すように、位置情報33によって示される配送員の車両の位置が移動(変化)したか否かの判断が行なわれ(S1)、移動したと判断された場合には、対応する状態情報34を「移動中」とする(S2)。
一方、S1において、移動していないと判断された場合には、車両の位置が所定時間移動していないか否かの判断が行なわれ(S3)、所定時間移動していないと判断された場合には、対応する状態情報34を「待機中」とする(S4)。所定時間移動していないと判断されなかった場合には、S2の処理を行なう。これにより、配送員の車両の状態が把握される。
図4に示した処理は、各配送員(の車両)に対して行なわれ、そのタイミングについては、例えば、位置情報33の変更と同期して行なってもよいし、任意のタイミングで行なってもよい。
顧客情報データベース24は、図5に示すように、顧客ID41、顧客情報42、注文ID43及び注文情報44を少なくとも互いに関連付けて記憶している。これら情報は、予め入力されているもの、或いは、注文を受け付けたときに入力されるものである。
顧客情報42は、顧客に関する情報であって、例えば、顧客名、住所、電話番号などを含む。注文情報44は、注文に関する情報であって、例えば、荷受先の位置を示す荷受先位置情報、配送先の位置を示す配送先位置情報、荷受先人に関する情報、配送先人に関する情報を含む。
注文情報データベース25は、図6に示すように、注文ID51、配送員ID52、到着予想時刻情報53を含む。注文ID51は、顧客情報データベース24の注文ID43と紐付けられ、配送員ID52は配送員情報データベース23の配送員ID31と紐付けられており、これにより各データベース23−25の内容は互いに関連付けれられている。
到着予想時刻情報53は、受け付けた注文の荷受先の位置に到着する時刻を示す情報であって、注文が受け付けられると、所定の計算を行なうことにより算出されて設定されるものである。この到着予想時刻の算出方法については後述する。
以下、本発明の実施の形態に係る配送処理システムの動作について、図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、最初に、オペレータが顧客から電話或いは顧客コンピュータ5a,5bからインターネット2を介して注文を受けると、配送処理システムの図9に示す顧客情報の検索画面において、顧客の電話番号をオペレータが入力し、配送処理システムは、入力された電話番号を受け付ける(S1)。なお、ここでは。電話番号を入力する場合について説明したが、顧客IDや、顧客名などの他の顧客情報であってもよい。
配送処理システムは、電話番号の入力を受け付けると、受け付けられた電話番号をキーとして、顧客情報データベース24を検索して、当該電話番号に対応する顧客IDが存在するか否かの判断を行なう(S2)。
S2において、顧客IDが存在すると判断された場合には、当該顧客ID及び対応する顧客情報を抽出し(S3)、この抽出された顧客IDに対応する注文IDが存在するか否かの判断が行なわれる(S4)。
S4において、注文IDが存在すると判断された場合には、顧客情報データベース24から、当該注文ID及び対応する注文情報を抽出し、図10に示すような注文ID及び注文情報を選択するための画面を表示し、注文情報の選択を受け付ける(S5)。なお、所望の注文情報が存在しない場合には、S9の処理に移り、注文情報の受付処理を行なってもよい。
図10に示した例においては、顧客ID0005に対して2つの注文ID(注文ID0008、0015)及び対応する注文情報が登録されている場合を示している。次に、S5において選択された注文IDの注文情報データベース25への登録が行なわれる(S6)。
一方、S2において、顧客情報データベース24において、顧客IDが存在しないと判断された場合には、図11に示すような顧客情報入力画面において、オペレータによって顧客情報の入力が行なわれ、配送システムにおいて当該入力された顧客情報が受け付けられる。
次に、受け付けられた顧客情報に対して顧客IDが生成され(S8)、生成された顧客ID及び受け付けられた顧客情報を互いに関連付けて顧客情報データベース24に格納する。その後、図12に示すような注文情報入力画面において、オペレータによって注文情報の入力が行なわれ、配送システムにおいて当該入力された注文情報が受け付けられる(S9)。その後、受け付けられた注文情報に対して注文IDが生成され(S10)、これら注文ID及び注文情報が顧客IDと関連付けて顧客情報データベース24に格納される。次に、生成された注文IDの注文情報データベース25への登録が行なわれる(S6)。なお、S4において注文IDが存在しないと判断された場合にも、S9の処理へ移る。
次に、受け付けられた注文情報の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に注文を受けていない配送員が存在するか否かの判断が行なわれる(S11)。
このS11における判断は、具体的には、配送員情報データベース23の各配送員の車両の位置情報によって示される配送員の位置と、荷受先の位置との間の距離を算出し、当該算出された距離が所定の距離以下であって、かつ配送員の車両の状態情報が「待機中」であることを示す配送員を配送員情報データベース23から抽出することにより行なわれる。
すなわち、このS11における距離の算出は、地図情報と、新たに受け付けられた注文情報44に含まれる荷受先位置情報と及び車両の位置情報33に基づいて行なわれる。上述のように、配送員の車両6から送られてくるGPSシステムの位置情報を地図情報データベース22に格納された配送エリアにおける地図情報によって示される位置にリンクさせる機能や、地図上の地点間の距離を算出する機能などは公知の技術であるので、ここでは詳述しない。
S11において、存在すると判断された場合には、抽出された各配送員の荷受先位置への到着予想時刻の算出が行なわれる(S12)。具体的には、荷受先位置情報によって示される荷受先の位置と、配送員情報データベース23に格納された各配送員の車両の位置情報によって示される車両の位置とに基づいて距離が算出され、当該距離と所定の速度とから所要時間が算出され、当該所要時間と現在の時刻から荷受先位置への到着予想時刻が算出される。
ここで、「所定の速度」とは、一定の値であってもよいし、また、配送当日の天気、配送エリア、配送経路の混雑度などをパラメータとして、適宜変化する値であっても良い。例えば、配送当日の天気が雨の場合には、晴れの日の場合よりも速度を遅くする。天気などの情報は、例えば、インターネット上の天気情報サイトから自動的にダウンロードしてもよいし、その手法は問わない。
その後、抽出された配送員の配送員情報及び算出された到着予想時刻を表示し(S13)、オペレータから配送員の選択を受け付ける(S14)。図13は、配送員選択画面の一例を示す図である。
同図に示すように、配送員選択画面においては、配送員に関する情報(配送員ID,配送員名、配送員の状態など)、荷受先の位置への到着予想時刻などが表示される。オペレータは、このような配送員に関する情報が表示された画面を参考にしながら、配送員を選択する。この選択の方法は、配送員のIDを入力してもよいし、配送員をクリックすることにより選択してもよいし、その方法は問わない。
次に、選択された配送員の配送員ID及び到着予想時刻を注文情報データベース25に書き込む(S15)。そして、選択された配送員に知らせるべき情報、例えば、注文ID、配送員ID,到着予想時刻情報、注文情報、顧客情報などをwebページに書き込むと共に(S16)、当該webページのアドレスを、選択された配送員のIDに対応するメールアドレスを使用して、選択された配送員に送信する(S17)。これにより、配送員に注文情報が伝わり、迅速な配送を実現することができる。
一方、S11において配送員が存在しないと判断された場合には、次に、新たな注文の荷受先の位置の所定距離内であって所定の設定時間内に配送員が存在するか否かの判断が行なわれる(S18)。
この所定の設定時間とは、新たな注文の荷受先への荷受時刻との関連で決められるものであり、オペレータによって設定される。また、このS18における判断は、配送員情報データベース23に記憶されている状態情報が「移動中」であることを示している配送員について行なわれ、配送先位置情報によって示される現在の注文の配送先の位置と、新たな注文の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置との間の距離を算出し、この算出された距離が所定の距離内であって、かつ、現在の注文の配送先位置への到着予想時刻が所定の設定時間内である配送員が存在するか否かにより行なわれる。
次に、S18において、存在すると判断された配送員の新たな注文の荷受先位置への到着予想時刻の算出が行なわれる(S19)。このS19における判断は、具体的には、S18において、存在すると判断された配送員の配送先位置情報によって示される現在の注文の配送先の位置と、新たに受けた注文の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置との間の距離を算出し、当該算出された距離と、前述した所定の速度とから、現在の注文の配送先から新たに受けた注文の荷受先の位置までの所要時間を算出する。
そして、現在の注文の到着予想時刻情報によって示される到着予想時刻と、算出された所要時間とから新たな注文の荷受先位置への到着予想時刻を算出することにより行なわれる。図14は、注文を受け付けている配送員の現在の注文と新たな注文との関係を示す図である。
次に、S18において抽出された配送員の配送員情報及びS19において算出された新たな注文の荷受先位置への到着予想時刻を表示し(S20)、オペレータから配送員の選択を受け付ける(S21)。図15は、配送員選択画面の一例を示す図である。
同図に示すように、配送員選択画面においては、配送員に関する情報(配送員ID,配送員名、配送員の状態など)、(新たな注文の)荷受先の位置への到着予想時刻などが表示される。オペレータは、このような配送員に関する情報が表示された画面を参考にしながら、配送員を選択する。この選択の方法は、配送員のIDを入力してもよいし、配送員をクリックすることにより選択してもよいし、その方法は問わない。
次に、選択された配送員の配送員ID及び(新規注文の)到着予想時刻を注文情報データベース25に書き込むS15の処理に移る。一方、S18において、所定距離内に配送員が存在しないと判断された場合には、設定時間、所定距離の変更を受け付け(S22)、S11の処理に戻る。
なお、上述の実施の形態においては、位置を基準に管理する場合について説明したが、これに限られるものでなく、例えば、配送エリアを基準に管理して、距離の算出、到着予想時刻の算出などの処理を行なってもよい。
したがって、本発明の実施の形態に係る配送システムによれば、注文を受けた荷受先に効率的に配送員を割り当てることができるので、配送効率が大幅に向上する。また、配送員を指定する際に、配送員のランクや車種を参考に表示させることができるので、注文の種別に応じた適切な配送員を選択することができる。
さらに、現在注文を受けて走行中の配送員を含めて、新たな注文に対する配送員を選択することができるので、配送員の数を減少させることができ、かつ効率的に配送員を配置することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
1…サーバコンピュータ(配送システム)、2…インターネット、3…ネットワーク接続装置、4…公衆回線、5a,5b…顧客コンピュータ、6…配送車両、7…基地局、21…配送システムプログラム、22…地図情報データベース、23…配送員情報データベース、24…顧客情報データベース、25…注文情報データベース、31…配送員ID、32…配送員情報、33…車両の位置情報、34…車両の状態情報、35…メールアドレス、41…顧客ID,42…顧客情報、43…注文ID、、44…注文情報、51…注文ID、52…配送員ID,53…到着予想時刻情報。
Claims (12)
- 配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信する手段と、
地図情報を格納する第1のデータベースと、
前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースと、
荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付ける手段と、
前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出する第1の検出手段と、
前記所定の距離内に配送員が存在しないことが検出された場合に、前記地図情報、前記第2の荷受先位置情報、前記記憶された到着予想時刻及び前記第1の配送先位置情報に基づいて、所定の設定時間内に、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に配送員が存在するか否かを検出する第2の検出手段と、
前記所定の設定時間内であって、所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示する第1の表示手段と、
前記表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付ける受付手段と、
前記選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知する通知手段と
を具備することを特徴とする配送システム。 - 前記第1の検出手段により、前記所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、この検出された配送員の特性を示す情報を表示する第2の表示手段をさらに具備し、
前記受付手段は、前記第2の表示手段によって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付けることを特徴とする請求項1記載の配送システム。 - 前記第1の検出手段及び第2の検出手段によって検出された配送員の識別情報に対応する第1の配送先位置情報によって示される配送先の位置と、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置との間の距離を算出する手段と、
前記算出された距離と、所定の速度と、前記選択された配送員の識別情報に対応する到着予想時刻とを基に、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷物の荷受先の位置に到着する時刻を算出する手段とをさらに具備し、
前記第1の表示手段は、さらに、前記算出された時刻を表示することを特徴とする請求項1記載の配送システム。 - 前記所定の速度は、配送当日の天気、配送エリア、配送経路の混雑度のうちの少なくとも1つをパラメータに有することを特徴とする請求項3記載の配送システム。
- 前記配送員の特性を示す情報は、配送員のランク、配送員の車種及び配送員の名前を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1記載の配送システム。
- 前記配送員の車両の状態を示す情報は、配送中或いは待機中であることを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の配送システム。
- 前記受信手段によって受信される配送員の車両の位置情報は、配送員の車両のGPS(Global Positioning System)からの情報であることを特徴とする請求項1記載の配送システム。
- 前記第1の通知手段による新たな注文の内容の通知は、新たな注文の内容が書き込まれたwebページにアクセスするためのアドレス情報を通知することにより行なわれることを特徴とする請求項1記載の配送システム。
- 配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信する手段と、
地図情報を格納する第1のデータベースと、
前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースと、
荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付ける手段と、
前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出する第1の検出手段と、
前記所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられ、選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知する通知手段と
を具備することを特徴とする配送システム。 - 地図情報を格納する第1のデータベースと、
前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースとを具備する配送システムにおける配送員への注文内容通知方法において、
前記配送システムは、
配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信し、
荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付け、
前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出し、
前記所定の距離内に配送員が存在しないことが検出された場合に、前記地図情報、前記第2の荷受先位置情報、前記記憶された到着予想時刻及び前記第1の配送先位置情報に基づいて、所定の設定時間内に、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に配送員が存在するか否かを検出し、
前記所定の設定時間内であって、所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示し、
前記表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付け、
前記選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知することを特徴とする注文内容通知方法。 - 前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在することが検出された場合に、この検出された配送員の特性を示す情報を表示する第2の表示ステップをさらに具備し、
前記受付ステップは、前記第2の表示ステップによって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付けることを特徴とする請求項10記載の注文内容通知方法。 - 地図情報を格納する第1のデータベースと、
前記受信された配送員の車両の位置情報と、配送員の識別情報を含む配送員の特性を示す情報、配送員の車両の状態を示す情報、配送員の連絡先を示す情報、荷物の荷受先の位置を示す第1の荷受先位置情報、荷物の配送先の位置を示す第1の配送先位置情報、配送先への到着予想時刻を記憶するデータベースとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースとを具備する配送システムにおける注文内容通知方法において、
配送員の車両の位置情報を定期的にネットワークを介して受信し、
荷物の荷受先の位置を示す第2の荷受先位置情報及び配送先の位置を示す第2の配送先位置情報を含む新たな注文を受け付け、
前記地図情報、前記受け付けられた新たな注文の第2の荷受先位置情報及び記憶された配送員の車両の位置情報に基づいて、前記第2の荷受先位置情報によって示される荷受先の位置の所定距離内に存在し、かつ前記配送員の車両の状態を示す情報が所定の状態を示す配送員が存在するか否かを検出し、
前記所定の距離内に配送員が存在することが検出された場合に、検出された配送員の特性を示す情報を表示し、
前記表示手段によって表示された配送員の特性を示す情報に基づいて、配送員の選択を受け付け、
前記受け付けられ、選択された配送員の識別情報に対応する配送員の連絡先を使用して、前記受け付けられた新たな注文の内容を通知することを特徴とする注文内容通知方法。
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2006
- 2006-04-19 JP JP2006115889A patent/JP2007284231A/ja active Pending
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