JP2007283937A - エアバッグ装置、車両、エアバッグ装置の製造方法 - Google Patents

エアバッグ装置、車両、エアバッグ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両に装着される車両用のエアバッグ装置において、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図るとともに、このエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明にかかるエアバッグ装置100は、所定の態様で折り畳まれたエアバッグ110を外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態で密封する第1被覆部材170(フィルムシート部材)と、エアバッグ110及び第1被覆部材170を包む第2被覆部材180(包み部材)を用いてエアバッグ保持を行うエアバッグ保持体160を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に装着される車両用のエアバッグ装置の構築技術に関するものである。
従来、車両事故の際にエアバッグが乗員拘束領域において展開膨張するエアバッグ装置の構成が公知である。また、下記特許文献1には、この種のエアバッグ装置において、予め折り畳まれたエアバッグに対し、布によって構成されたエアバッグ保持体を被着させることによって、当該エアバッグの折り畳み形状を保持しようとする技術が開示されている。
ところで、この種のエアバッグ装置の設計に際しては、とりわけエアバッグ装置全体の小型化を図る要請が高く、その要請に応えるためには、エアバッグ装置の構成部品の中でも比較的容量が大きいエアバッグ自体を小型化するのが効果的である。そこで、折り畳み状態のエアバッグ自体を減容化することが考えられるが、例えば特許文献1に記載の布製のエアバッグ保持体を用いて折り畳み状態のエアバッグを圧縮して減容化するのには限界があり、また一旦減容化したエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持するのが難しいという問題がある。
特開平11−28997号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両に装着される車両用のエアバッグ装置において、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図るとともに、このエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持するのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、自動車車両をはじめ、トラック、バス、電車、船舶、オートバイ等の各種の車両に装着されるエアバッグ装置の構築技術に適用され得る。
(本発明の第1発明)
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりのエアバッグ装置である。請求項1に記載のこのエアバッグ装置は、エアバッグ、エアバッグ保持体、エアバッグ収容部、エアバッグカバー、ガス供給部、エアバッグ保持体、薄肉部を少なくとも備え、各種の車両に乗車する車両乗員に対応して装着される。
本発明のエアバッグは、車両事故の際に展開膨張するべく所定の収納形状とされるエアバッグとして構成される。このエアバッグは、事故の際に所定の展開膨張領域に展開しつつ膨張し、車両内外の人を拘束する。このエアバッグによって拘束される拘束対象には、運転席に着座する乗員をはじめ、助手席に着座する乗員、後部席のように運転席や助手席以外の席に着座する乗員、或いは車外の歩行者などが含まれる。従って、本発明のエアバッグが展開膨張する展開膨張領域には、拘束対象である乗員が存在する車内領域のみならず、拘束対象である歩行者が存在する車外領域が広く包含される。
本発明のエアバッグ収容部は、エアバッグ保持体によって形状保持されたエアバッグを収容するとともに、このエアバッグの展開膨張を許容するエアバッグ開口を有する構成とされる。エアバッグ収容部に収容されたエアバッグは、その展開膨張時においてエアバッグ開口を通じてエアバッグ収容部外へと突出する。このエアバッグ開口が、本発明のエアバッグカバーによって覆われる。
本発明のガス供給部は、車両事故の際、エアバッグを展開膨張領域に展開膨張させるべく、当該エアバッグにエアバッグ膨張用ガスを供給する機能を有する。このガス供給部は、具体的には、車両事故発生の検知によってエアバッグ膨張用ガスを発生させて、当該エアバッグ膨張用ガスをエアバッグの内部へと誘導する構成を有する。
本発明のエアバッグ保持体は、エアバッグを所定の収納形状にて保持する機能を有する。特に、本発明では、このエアバッグ保持体がフィルムシート部材及び包み部材を少なくとも備える。
エアバッグ保持体の一構成要素であるフィルムシート部材は、所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態で密封するフィルムシート状の部材(薄肉シート状のフィルム体)として構成される。これにより、折り畳み状態のエアバッグは、フィルムシート部材によって圧縮され減容化された収納形状の状態で密封状に梱包されることとなる。なお、ここでいう「圧縮」に関しては、折り畳み状態のエアバッグを袋形状のフィルムシート部材に収納した状態でこのフィルムシート部材内を真空引き或いは減圧によってエアバッグ容量を減容化したり、或いは折り畳み状態のエアバッグを包んだフィルムシート部材自体を外部から加圧することによって可能とされる。また、本発明において、折り畳み状態のエアバッグを圧縮して減容化しするまでの過程に関しては、エアバッグの折り畳みの後に、この折り畳み状態のエアバッグの圧縮が行なわれてもよいし、或いはエアバッグの折り畳み及び圧縮が並行して行なわれてもよい。また、本発明では、フィルムシート部材がエアバッグを外方から圧縮して減容化する機能と、減容化されたこのエアバッグを密封する機能の両機能を有するのが好ましい。また、エアバッグの折り畳みに関し、ここでいう「所定の態様」としては、エアバッグをロール状に巻き取るようなロール折り態様、エアバッグを蛇腹状に折り畳むような蛇腹折り態様、拡げられたエアバッグに対し規則的或いは不規則的に襞寄せする折り態様(「機械折り」ともいう)、またこれらを複合した折り態様等が挙げられる。
また、エアバッグ保持体の一構成要素である包み部材は、エアバッグ及びフィルムシート部材を包む部材、すなわちエアバッグを密封状に梱包したフィルムシート部材を、更にこのフィルムシート部材の上から包む部材として構成される。このように、本発明のエアバッグは、折り畳まれた状態で、フィルムシート部材の上から更に包み部材によって二重に被覆された被覆構造になっている。これにより、フィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合であっても、この包み部材によってエアバッグの形状を保持しようとする力が付与され、エアバッグの圧縮反力にしたがってエアバッグ容量が増えるのを、この包み部材を用いて抑えることができる。
請求項1に記載のエアバッグ装置のこのような構成によれば、エアバッグを圧縮状態で密封するフィルムシート部材を用いることによって、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図ることが可能となる。特に、フィルムシート部材を用いることによって、折り畳み状態のエアバッグに対し高い圧縮力を付与することができ、減容化の度合いを高めることが可能となる。また、エアバッグ装置の構成部品の中でも比較的容量が大きいエアバッグ自体をフィルムシート部材を介して減容化するため、簡便な手法によってエアバッグ装置の小型化を図ることができる。また、更にフィルムシート部材を包む包み部材を用いることによって、フィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合であっても、減容化状態のエアバッグのエアバッグ容量が増えるのを抑えることができ、単にフィルムシート部材のみによってエアバッグを密封する場合に比して、長期間にわたるエアバッグの減容化状態の維持に関し信頼性が高まる。従って、エアバッグの折り畳み形状の保持に関し長期間にわたる品質の安定化を図ることが可能となる。
(本発明の第2発明)
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりのエアバッグ装置である。請求項2に記載のこのエアバッグ装置では、請求項1に記載の包み部材は、所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とするのに要する成形荷重よりも低く、且つフィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合に生じるこのエアバッグの復元に起因する圧縮反力以上の形状保持力によって、エアバッグ及びフィルムシート部材を包む構成とされる。この包み部材の素材に関しては、布、フィルムシート等の樹脂などの素材を適宜用いることができる。
ところで、本発明者らが折り畳み状態のエアバッグを圧縮して減容化し所定の収納形状とする際の荷重について繰り返し測定した結果、折り畳み状態のエアバッグを所定の収納形状(減容化状態)まで圧縮するのに要する圧縮力(成形荷重)は、一旦圧縮が完了したときにこのエアバッグが圧縮前の状態に戻ろうとする圧縮反力(復元力)よりも相当に大きいことが確認された。そこで、本発明では、包み部材の形状保持力を、成形荷重よりも低く、且つ圧縮反力以上とするように規定している。
請求項2に記載のエアバッグ装置のこのような構成によれば、フィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合であっても、エアバッグの圧縮反力にしたがってエアバッグ容量が増えるのを包み部材によって確実に阻止することができる。これにより、例えばエアバッグカバーがエアバッグから受ける荷重によって上方へと浮き上がる現象が防止される。
(本発明の第3発明)
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりのエアバッグ装置である。請求項3に記載のこのエアバッグ装置では、請求項1または請求項2に記載の包み部材は、エアバッグを構成する織布と同一の素材によって構成される。
請求項3に記載のエアバッグ装置のこのような構成によれば、エアバッグ装置の構成要素の素材を共通化することによって、製造コスト低減を図ることが可能となる。
(本発明の第4発明)
前記課題を解決する本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの車両である。請求項4に記載のこの車両は、エンジン走行系統、電装系統、駆動制御装置及びエアバッグ装置を少なくとも備える。本発明のエンジン走行系統は、エンジン及び車両の走行に関与する系統として構成される。本発明の電装系統は、車両に使われる電機部品に関与する系統として構成される。本発明の駆動制御装置は、エンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う装置として構成される。
本発明のエアバッグ装置は、車両乗員に対応して装着され、車両事故の際にエアバッグが展開膨張領域に展開膨張して車両乗員を拘束するエアバッグ装置であり、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置として構成される。
従って、請求項4に記載の発明によれば、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図るとともに、このエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持するのに有効なエアバッグ装置を搭載した車両が提供される。
(本発明の第5発明)
前記課題を解決する本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりのエアバッグ装置の製造方法である。この製造方法は、車両事故の際にエアバッグが展開膨張領域に展開膨張して車両乗員を拘束するエアバッグ装置を製造する製造方法であって、少なくとも第1のステップ及び第2のステップを含む。
本発明の第1のステップは、所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態でフィルムシート部材によって密封し、これによってエアバッグを所定の収納形状にて保持するステップとされる。これにより、所定の収納形状とされフィルムシート部材によって密封されたエアバッグが得られることとなる。
本発明の第2のステップは、第1のステップにおいて得られたエアバッグ及びフィルムシート部材を包み部材によって包むステップとされる。これにより、折り畳まれた状態のエアバッグが、フィルムシート部材の上から更に包み部材によって二重に被覆された被覆構造のエアバッグ包装体が得られることとなる。
請求項5に記載の製造方法を用いれば、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図るとともに、このエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持することが可能となる。
(本発明の第6発明)
前記課題を解決する本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりのエアバッグ装置の製造方法である。この製造方法において、請求項5に記載の第2のステップでは、所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とするのに要する成形荷重よりも低く、且つフィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合に生じるこのエアバッグの復元に起因する圧縮反力以上の形状保持力によって、包み部材がエアバッグ及びフィルムシート部材を包む。
請求項6に記載の製造方法を用いれば、密封解除時のエアバッグの圧縮反力にしたがってエアバッグ容量が増えるのを包み部材によって確実に阻止することができる。
(本発明の第7発明)
前記課題を解決する本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりのエアバッグ装置の製造方法である。この製造方法では、請求項5または6に記載の包み部材として、エアバッグを構成する織布と同一の素材を用いる。
請求項7に記載の製造方法によれば、エアバッグ装置の構成要素の素材を共通化することによって、製造コスト低減を図ることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、車両に装着される車両用のエアバッグ装置において、特に、所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態で密封するフィルムシート部材と、エアバッグ及びフィルムシート部材を包む包み部材を用いてエアバッグ保持体を構築することによって、所定の態様で折り畳まれたエアバッグの減容化を図るとともに、このエアバッグの減容化状態を長期間にわたって維持することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1を参照しながら、本実施の形態のエアバッグ装置100の構成を説明する。このエアバッグ装置100は、特に図示しないものの、本発明の「車両」としての自動車車両の運転席に着座する乗員(以下、「車両乗員」という)に対応して装着されるエアバッグ装置であり、車両操舵用のステアリングホイールに組み込まれる構成とされる。なお、この自動車車両には、特に図示しないものの、エンジン及び車両の走行に関与する系統として構成されるエンジン走行系統、車両に使われる電機部品に関与する系統として構成される電装系統、またこれらエンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う車両制御装置(ECU)が搭載されている。
本発明における「エアバッグ装置」の一実施の形態であるエアバッグ装置100の断面構造が図1に示される。このエアバッグ装置100は、その基本的な構成要素として、エアバッグ110、インフレータ120、制御ユニット130、リテーナー140、エアバッグカバー150、エアバッグ保持体160を少なくとも備える。
エアバッグ110は、車両事故発生の際に車両乗員を拘束するべく、所定の展開膨張領域に展開膨張する袋状のバッグであり、合成繊維からなる織布(「エアバッグ基布」ともいう)の1片または複数片を袋状に縫製することによって形成される。また、このエアバッグ110は、予め所定の態様にて折り畳まれた折り畳み状態でリテーナー140に収容される。ここでいう「所定の態様」としては、エアバッグ110をロール状に巻き取るようなロール折り態様、エアバッグ110を蛇腹状に折り畳むような蛇腹折り態様、拡げられたエアバッグ101に対し規則的或いは不規則的に襞寄せする折り態様(機械折り)、またこれらを複合した折り態様等が典型的である。ここでいうエアバッグ110が、本発明における「エアバッグ」に相当する。
インフレータ120は、袋状に構成されたエアバッグ110の内部空間に展開膨張用のガスを発生するガス発生部122を内蔵する。このガス発生部122は、特に図示しないものの、ハーネス124を介して制御ユニット130と接続されており、制御ユニット130からの制御信号の出力によって作動して展開膨張用のガスを発生させる。ガス発生部122にて発生したこの展開膨張用のガスは、ガス流通経路(図示省略)を通じてエアバッグ110の内部に供給されることとなる。この制御ユニット130は、既知の構成のCPU(演算装置)、ROM、RAM、入出力装置及び周辺装置(いずれも図示省略)等を用いて構成される。また、この制御ユニット130は、車両側の構成要素である車両情報検知手段190に接続されており、この車両情報検知手段190からの情報に基づいてガス発生部122に対し制御信号を出力する。車両情報検知手段190として典型的には、車両に作用する加速度等に基づいて車両衝突発生を検知する衝突検知センサが用いられる。ここでいうインフレータ120が、本発明における「ガス供給部」に相当する。
リテーナー140は、前記構成のエアバッグ110及びインフレータ120を収容する機能を有する有底箱状のケース体として構成される。具体的には、リテーナー140の収容空間142において、その下部にインフレータ120が収容され、収容されたこのインフレータ120の上方に、エアバッグ保持体160によって形状保持されたエアバッグ110が収容される。エアバッグ110は、収容空間142に収容された状態でボルトナット等の固定部材によってリテーナー140の底部に取付け固定される。リテーナー140の上部には、収容状態のエアバッグ110の展開膨張を許容するべく開口するエアバッグ開口144が形成され、当該エアバッグ110は、車両事故発生の際にこのエアバッグ開口144を通じて展開膨張しつつ図1中の矢印10方向へと突出する。このリテーナー140は、金属材料や樹脂材料からなる成形品を用いて構成される。ここでいうリテーナー140が、本発明における「エアバッグ収容部」に相当し、このリテーナー140のエアバッグ開口144が、本発明における「エアバッグ開口」に相当する。
エアバッグカバー150は、エアバッグ110がリテーナー140に収容された収容状態において、このリテーナー140の上部にて開口するエアバッグ開口144を上方から覆う部材として構成される。このエアバッグカバー150は、典型的には樹脂材料によって構成される。このエアバッグカバー150によって、エアバッグ110の車両乗員側が覆われる。このエアバッグカバー150は、具体的には、エアバッグ開口144の開口平面に沿って水平状に延在する平板部152と、この平板部152の裏面からリテーナー140の壁部分に沿って立設する立設部154を備え、立設部154にてリテーナー140側に取り付け固定される。また、このエアバッグカバー150には、平板部152或いは立設部154における板厚が相対的に減肉された減肉部分、いわゆるテアライン(後述するテアライン172)が設けられている。このエアバッグカバー150は、車両衝突のような車両事故の際、エアバッグ110の展開膨張時の加重によってテアラインにて開裂してエアバッグ開口144を開放状態とし、エアバッグ110がこのエアバッグ開口144を通じてリテーナー140外へと突出するのを許容する。このエアバッグカバー150が、本発明における「エアバッグカバー」に相当する。
エアバッグ保持体160は、第1被覆部材170及び第2被覆部材180によって構成される。第1被覆部材170は、所定の態様で折り畳まれたエアバッグ110の外表面全体を覆う(包む)袋形状の部材であり、また、第2被覆部材180は、エアバッグ110を覆う第1被覆部材170の外表面全体を、この第1被覆部材170の上から覆う(包む)袋形状の部材である。このように、本実施の形態のエアバッグ保持体160は、折り畳み状態のエアバッグ110を第1被覆部材170及び第2被覆部位180によって二重に覆う被覆構造になっている。このエアバッグ保持体160が、本発明における「エアバッグ保持体」に相当する。
ここで、第1被覆部材170及び第2被覆部材180の具体的な構成を、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態の折り畳み状態のエアバッグ110を、第1被覆部材170によって外方から圧縮して減容化し所定の収納形状で密封した状態を示す斜視図であり、図3は、図2に示す第1被覆部材170を、更に第2被覆部材180によって包んだ状態を示す斜視図である。エアバッグ保持体160によって被覆されたエアバッグ110を得るためには、まず第1のステップにおいて第1被覆部材170によって図2に示すような状態を形成したのち、次いで第2のステップにおいて第2被覆部材180によって図3に示すような状態を形成する。
図2に示すように、第1のステップは、所定の態様で折り畳まれたエアバッグ110を外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態で第1被覆部材170によって密封し、これによってエアバッグ110を所定の収納形状にて保持するステップとされる。また、図3に示すように、第2のステップは、第1のステップにおいて得られたエアバッグ110及び第1被覆部材170を第2被覆部材180によって包むステップとされる。ここでいう第1のステップが、本発明における「第1のステップ」に相当し、ここでいう第2のステップが、本発明における「第2のステップ」に相当する。更に、第2のステップにおいて得られたエアバッグ包装体は、次のステップにおいて、例えばリテーナー140に収容されて取付け固定される。なお、本発明においては、折り畳み状態のエアバッグ110を圧縮して減容化するまでの過程に関しては、エアバッグ110の折り畳みの後に、この折り畳み状態のエアバッグ110の圧縮が行なわれてもよいし、或いはエアバッグ110の折り畳み及び圧縮が並行して行なわれてもよい。
図2に示す第1被覆部材170は、樹脂からなる袋形状のフィルムシート部材(薄肉シート状のフィルム体)として構成される。このフィルムシート部材としては、典型的には、CPA樹脂或いはPA樹脂(ポリアミド樹脂)、PE(ポリエチレン)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂などの樹脂材料を用いることができる。この第1被覆部材170が、本発明における「フィルムシート部材」に相当する。このフィルムシート部材として、そのシート断面が1または複数の樹脂層からなる1または複数のフィルムシート片を用いることができる。この第1被覆部材170は、折り畳み状態のエアバッグ110の外表面全体を包んだ上で当該エアバッグ110を外方から圧縮して減容化し、所定の収納形状とした状態で密封する機能を有する。すなわち、この第1被覆部材170がエアバッグ110を外方から圧縮して減容化する機能と、減容化されたこのエアバッグ110を密封する機能の両機能を有する。これにより、エアバッグ110が圧縮され減容化された状態で密封状に梱包された梱包状態(「密封状態」、「密閉状態」、「パック状態」ともいう)が形成され、このエアバッグ110の折り畳み形状が確実に保持(維持)される。この圧縮に関しては、エアバッグ110を袋形状の第1被覆部材170に収容した状態でこの第1被覆部材170内を真空引き或いは減圧によって減容化する方法や、この第1被覆部材170自体を外部から加圧する方法を採用することができる。例えば、第1被覆部材170内の圧力を0.7〜1(bar)に設定することができる。
また、第1被覆部材170の上面には、断面方向に関する薄肉部分(「脆弱部分」或いは「減肉部分」ともいう)が連続線状或いは断続線状に形成された部位、いわゆるテアライン172が設けられている。図2に示す例では、このテアライン172の形状が略H字形とされる。このテアライン172は、フィルムシート部材にレーザー加工を施すことによってフィルムを脆弱化させる方法、アイロンなどによる加熱によってフィルムを脆弱化させる方法、フィルムシート部材を部分的に薄肉化させる方法、フィルムシート部材に対しミシン目加工、スリット加工、エンボス加工などを施す方法等を適宜採用することができる。このテアライン172が設けられた第1被覆部材170は、車両事故発生時にエアバッグ110が展開膨張する際、この展開膨張力が第1被覆部材170の内周面に作用することでテアライン172にて開裂する。これにより、エアバッグ110の折り畳み形状の保持が解除され、エアバッグカバー150側へと向かうこのエアバッグ110の展開膨張動作及び突出動作が許容される。このテアライン172は、第1被覆部材170が不特定な箇所にて開裂してエアバッグ110の展開性能に悪影響を及ぼすのを抑え、これによってエアバッグ110の展開性能の適正化を図るのに効果的である。
本実施の形態の第1被覆部材170の材質に関しては、この第1被覆部材170を、透光性のフィルムシート部材として構成するのが好ましい。これにより、第1被覆部材170の装着時及び装着後にてエアバッグ110の折り畳み状態が、透光性のフィルムシート部材を透して視認可能となり、エアバッグ110の折り畳み形状の保持に関し品質の安定化を図ることが可能となる。透光性のフィルムシート部材として、透明のフィルムシート部材をはじめ半透明のフィルムシート部材(乳白色状や着色状のもの)を適宜用いることができる。
一方、図3に示す第2被覆部材180は、合成樹脂製の織布からなるクロスとして構成される。この第2被覆部材180は、エアバッグ110を密封した状態の第1被覆部材170の外表面全体を包んで、外方から保持する機能を有する部材(「ホールドクロス」ともいう)となる。この第2被覆部材180が、本発明における「包み部材」に相当する。
この第2被覆部材180の上面には、クロス上面を部分的に切開した切開部182が設けられている。この切開部182が設けられた第2被覆部材180は、車両事故発生時にエアバッグ110が展開膨張して第1被覆部材170がテアライン172にて開裂した後に切開部182にて破断し、エアバッグ110の展開膨張動作及び突出動作を許容する。そして、このエアバッグ110は、その展開膨張時の加重によってエアバッグカバー150をテアラインにて開裂させて、エアバッグ開口144を通じてリテーナー140外へと突出する。かくして、予定の乗員拘束領域にて展開膨張したエアバッグ110が車両乗員を拘束することとなる。
本実施の形態の第2被覆部材180の材質に関しては、この第2被覆部材180をエアバッグ110と同一の織布によって構成するのが好ましい。これにより、エアバッグ装置100の構成要素の素材を共通化することができ、製造コスト低減を図ることが可能となる。なお、本発明においては、この第2被覆部材180を、合成樹脂製の織布によって形成する構成に代えて、第1被覆部材170と同様のフィルムシート部材によって形成する構成を採用することもできる。
ところで、本発明者らは、折り畳み状態のエアバッグ110を圧縮して減容化し所定の収納形状とする際の荷重について繰り返し測定した。その結果、折り畳み状態のエアバッグ110を図2に示す所定の収納形状(減容化状態)まで圧縮するのに要する圧縮力(成形荷重)は、一旦圧縮が完了したときにこのエアバッグ110が圧縮前の状態に戻ろうとする圧縮反力(復元力)よりも相当に大きいことが確認された。そこで、本発明では、第2被覆部材180の形状保持力を、成形荷重よりも低く、且つ圧縮反力以上とするように規定している。具体的には、図4を用いて説明される。
図4には、本実施の形態の折り畳み状態のエアバッグ110を、外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とする際の、圧縮力、圧縮反力及び形状保持力の関係が模式的に示される。
図4に示すように、第1のステップにおいて、折り畳み状態のエアバッグ110を第1被覆部材170(フィルムシート部材)を介して圧縮するのに要する圧縮力(成形荷重)Ta(N)と、第1のステップの後において、当該エアバッグ110が圧縮前の元の状態に復元しようとする荷重である圧縮反力(復元力)Tb(N)の関係については、圧縮力Ta>圧縮反力Tbとされる。従って、フィルムシート部材によるエアバッグ110の密封が解除された場合を想定したときには、圧縮反力Tbを上回るか、或いは圧縮反力Tbと同等の、圧縮力Taよりも相当に低い形状保持力Tcによって第1被覆部材170の形状を保持するのが好ましい。これにより、エアバッグ110の圧縮反力にしたがってエアバッグ容量が増えるのを第2被覆部材180によって確実に阻止することができる。すなわち、圧縮力Ta、圧縮反力Tb及び保持力Tcに関係については、圧縮力Ta>保持力Tc≧圧縮反力Tbとされるのが好ましい。
ここでいう圧縮力Taが、本発明における「所定の態様で折り畳まれたエアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とするのに要する成形荷重」に相当し、圧縮反力Tbが、本発明における「フィルムシート部材によるエアバッグの密封が解除された場合に生じるこのエアバッグの復元に起因する圧縮反力」に相当し、形状保持力Tcが、本発明における「形状保持力」に相当する。
このように、本実施の形態では、折り畳み状態のエアバッグ110を予め収納形状まで圧縮して密封する部材として、第1被覆部材170(フィルムシート部材)を用いることによって、第2被覆部材180に必要とされる保持力を抑えることができ合理的である。
以上のように、本実施の形態のエアバッグ装置100によれば、エアバッグ110を圧縮状態で密封する第1被覆部材170としてフィルムシート部材を用いることによって、所定の態様で折り畳まれたエアバッグ110の減容化を図ることが可能となる。特に、フィルムシート部材を用いることによって、折り畳み状態のエアバッグ110に対し高い圧縮力を付与することができ、減容化の度合いを高めることが可能となる。また、折り畳み状態のエアバッグ110をフィルムシート部材によって密封することによって、このエアバッグ110の劣化を抑えることが可能となる。また、エアバッグ装置100の構成部品の中でも比較的容量が大きいエアバッグ110自体をフィルムシート部材を介して減容化するため、簡便な手法によってエアバッグ装置100の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態のエアバッグ装置100の構成及び製造方法によれば、フィルムシート部材に加え、更にこのフィルムシート部材を包む第2被覆部材180(ホールドクロス)を用いることによって、フィルムシート部材によるエアバッグ110の密封が解除された場合であっても、減容化状態のエアバッグ110のエアバッグ容量が増えるのを抑えることができ、単にフィルムシート部材のみによってエアバッグを密封する場合に比して、長期間にわたるエアバッグ110の減容化状態の維持に関し信頼性が高まる。従って、エアバッグ110の折り畳み形状の保持に関し長期間にわたる品質の安定化を図ることが可能となる。特に、第2被覆部材180の形状保持力Tcを、エアバッグ110が圧縮前の状態に戻ろうとする圧縮反力Tbに基づいて、この圧縮反力Tb以上となるように規定することによって、フィルムシート部材によるエアバッグ110の密封が解除された場合であっても、このエアバッグ110の圧縮反力Tbにしたがってエアバッグ容量が増えるのを第2被覆部材180によって確実に阻止することができる。これにより、例えばエアバッグカバー150がエアバッグ110から受ける荷重によってリテーナー140の上方へと浮き上がる現象が防止される。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、折り畳み状態のエアバッグ110の形状を保持するのに、第1被覆部材170及び第2被覆部材180からなるエアバッグ保持体160を用いる場合について記載したが、本発明では、これら第1被覆部材170及び第2被覆部材180に加えて、更に被覆部材を用いることもできる。
また、上記実施の形態では、自動車の運転席に着座する車両乗員に対応して装備されるエアバッグ装置について記載したが、運転席以外の車両乗員、例えば助手席や後部席に着座する車両乗員、更には車外の歩行者に対応して装備されるエアバッグ装置の構成に対して本発明を適用することもできる。車外の歩行者を拘束するエアバッグ装置に関しては、典型的には当該エアバッグ装置を車両ボンネット部やカウル部、Aピラー部等に装着することができる。
また、上記実施の形態では、自動車車両に搭載されるエアバッグ装置について記載したが、自動車以外の車両、例えばトラック、バス、電車、船舶、オートバイ等におけるエアバッグ装置の構成に対して本発明を適用することもできる。
本発明における「エアバッグ装置」の一実施の形態であるエアバッグ装置100の断面構造を示す図である。 本実施の形態の折り畳み状態のエアバッグ110を、第1被覆部材170によって外方から圧縮して減容化し所定の収納形状で密封した状態を示す斜視図である。 図2に示す第1被覆部材170を、更に第2被覆部材180によって包んだ状態を示す斜視図である。 本実施の形態の折り畳み状態のエアバッグ110を、外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とする際の、圧縮力、圧縮反力及び形状保持力の関係を模式的に示す図である。
符号の説明
100 エアバッグ装置
110 エアバッグ
120 インフレータ
122 ガス発生部
124 ハーネス
130 制御ユニット
140 リテーナー
142 収容空間
144 エアバッグ開口
150 エアバッグカバー
152 平板部
154 立設部
160 エアバッグ保持体
170 第1被覆部材
172 テアライン
180 第2被覆部材
190 車両情報検知手段

Claims (7)

  1. 車両に装着されるエアバッグ装置であって、
    車両事故の際に展開膨張するべく所定の収納形状とされるエアバッグと、
    前記エアバッグを前記所定の収納形状にて保持するエアバッグ保持体と、
    前記エアバッグ保持体によって形状保持された前記エアバッグを収容するとともに、このエアバッグの展開膨張を許容するエアバッグ開口を有するエアバッグ収容部と、
    前記エアバッグ開口を覆うエアバッグカバーと、
    車両事故の際、前記エアバッグを展開膨張領域に展開膨張させるべく、当該エアバッグにエアバッグ膨張用ガスを供給するガス供給部と、
    を備え、
    前記エアバッグ保持体は、所定の態様で折り畳まれた前記エアバッグを外方から圧縮して減容化し前記所定の収納形状とした状態で密封するフィルムシート部材と、前記エアバッグ及びフィルムシート部材を包む包み部材を用いて構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載のエアバッグ装置であって、
    前記包み部材は、所定の態様で折り畳まれた前記エアバッグを外方から圧縮して減容化し前記所定の収納形状とするのに要する成形荷重よりも低く、且つ前記フィルムシート部材による前記エアバッグの密封が解除された場合に生じるこのエアバッグの復元に起因する圧縮反力以上の形状保持力によって、前記エアバッグ及びフィルムシート部材を包む構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエアバッグ装置であって、
    前記包み部材は、前記エアバッグを構成する織布と同一の素材によって構成されることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. エンジン走行系統と、
    電装系統と、
    前記エンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う駆動制御装置と、
    車両乗員に対応して装着され、車両事故の際にエアバッグが展開膨張領域に展開膨張して前記車両乗員を拘束するエアバッグ装置と、
    を備える車両であって、
    前記エアバッグ装置は、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置として構成されていることを特徴とする車両。
  5. 車両事故の際にエアバッグが展開膨張領域に展開膨張して車両乗員を拘束するエアバッグ装置を製造する、エアバッグ装置の製造方法であって、
    所定の態様で折り畳まれた前記エアバッグを外方から圧縮して減容化し所定の収納形状とした状態でフィルムシート部材によって密封し、これによって前記エアバッグを前記所定の収納形状にて保持する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて得られた前記エアバッグ及びフィルムシート部材を包み部材によって包む第2のステップと、
    を含むことを特徴とする、エアバッグ装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の、エアバッグ装置の製造方法であって、
    前記第2のステップでは、所定の態様で折り畳まれた前記エアバッグを外方から圧縮して減容化し前記所定の収納形状とするのに要する成形荷重よりも低く、且つ前記フィルムシート部材による前記エアバッグの密封が解除された場合に生じるこのエアバッグの復元に起因する圧縮反力以上の形状保持力によって、前記包み部材が前記エアバッグ及びフィルムシート部材を包むことを特徴とする、エアバッグ装置の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の、エアバッグ装置の製造方法であって、
    前記包み部材として、前記エアバッグを構成する織布と同一の素材を用いることを特徴とする、エアバッグ装置の製造方法。
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