JP2007282242A - Uwbパルス型マルチアンテナシステム用の時空間符号化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、3つまたは4つの放射素子を含むUWB送信システム用の時空間符号化方法に関する。本発明はまた、この時空間符号化を使用するPPM変調コンステレーションまたはPPM-PAM複合変調コンステレーションに属する複数のデータシンボルを送信する方法にも関する。
【選択図】図4
Description
図1では、参照番号110は、時空間符号を示す。チャネルtを使用するたびに、符号器は、マルチプレクサ120に行列Cのt番目の行ベクトルを提供する。マルチプレクサは、変調器1301,...,130Pに、行ベクトルの係数を送出し、変調信号は、アンテナ1401,...,140Pによって送信される。
また、時空間符号は、そのダイバーシティも特徴とし、それは、行列Cの階数として定義することができる。2つのベクトルS1およびS2に対応するどの2つの符号語C1およびC2についても、行列C1-C2が最大階数である場合は、最大のダイバーシティが存在することになる。
最後に、このシステムによって送信される平均エネルギーは、アンテナと送信時間の間で一様に分布するようにする。
2、3、4、または6本の送信アンテナを用いるMIMOシステム用の完全時空間符号の例が、IEEE Transactions on Information Theoryでの発表のために提出され、ウェブサイトwww.comelec.enst.fr/~belfioreで入手可能な、「Perfect space-time block codes」と題する、Frederique Oggier等の論文で提案された。
したがって、3本の送信アンテナを用いるMIMOシステム用の完全時空間符号が、以下の行列によって提供される。
任意の数の送信アンテナのための、完全時空間符号の代替形態が、2005年12月6日にIEEE Transactions on Information Theoryで公開された、「Perfect space-time codes with minimum and non-minimum delay for any number of antennas」と題する、Petros Eliaの論文で提案されている。
アンテナ1は、第1のフレームTfの持続時間だけ、以下の信号を送信する。
アンテナ2は同時に、第1のフレームTfの持続時間だけ、以下の信号を送信する。
最後に、アンテナ3は同時に、第1のフレームTfの持続時間だけ、以下の信号を送信する。
次に、アンテナ1は、第2のフレームの持続時間だけ、そのフレームの先頭を再び時間起点として、送信する。
アンテナ2は同時に、第2のフレームの持続時間だけ、以下の信号を送信する。
最後に、アンテナ3は同時に、第2のフレームの持続時間だけ、以下の信号を送信する。
同様に、第3のフレームの持続時間については、3本のアンテナによって送信される信号は、それぞれ以下によって与えられる。
Frederique Oggier等、「Perfect space-time block codes」、IEEE Transactions on Information Theory Petros Elia、「Perfect space-time codes with minimum and non-minimum delay for any number of antennas」、IEEE Transactions on Information Theory、2005年12月6日 Chadi Abou-Rjeily等、「Space-Time coding for multiuser Ultra-Wideband communications」、IEEE Transactions on Communications、2005年9月
3アンテナシステムでは、提案される符号は、以下のサイズ3M×3の行列によって示すことができる。
第1のフレームは以下のようになる。
さらに、想定される符号の形に関わらず、シンボルaiの添え字に対するどんな置換も、やはり本発明の意味での時空間符号であることに留意することも重要である。そのような置換は、ブロックS中の単純な時間再構成と等価であるからである。
行列(24)の係数u,v,wは、
システム400は、ブロックS=(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9)でデータシンボルを受け取る。ただし、aiは、PPM-PAMコンステレーションのシンボルである。あるいは、データシンボルは、まずPPM-PAMコンステレーションにおいてマッピングが行われるという条件で、別のM.M'-aryコンステレーションから来てもよい。もちろん、データシンボルは、情報源符号化、畳込みタイプ通信路符号化、ブロックでの、または直列もしくは並列でのターボ符号化、およびインターリービングなど、当業者によく知られた1つまたは複数の演算から得てもよい。
X=ux+vy+wz
Y=wx+uy+vz ・・・(37)
Z=vx+wy+uz
ただし、それらの値はすべて、スカラーであり、x,y,zは、入力値であり、X,Y,Zは、出力値である。
シリアルパラレル変換器610は、一連のM個の連続するPAMシンボルを、サイズMのベクトルに変換する。逆に、パラレルシリアル変換器630は、サイズMのベクトル(PPM-PAMシンボル)を、一連のM個の連続するPAMシンボルに変換する。
システム800は、16個のシンボルからなるブロックSで、データシンボルを受け取る。データシンボルブロックは、時空間符号器810中で符号化演算が行われる。より具体的には、モジュール810は、(38)による、または上記で検討された代替形態による行列Cの係数を計算する。第1のフレームに対して、Cの最初のM行から構成される4つの列ベクトル
A=u0a+v0b+w0c+t0d
B=u1a+v1b+w1c+t1d
C=u2a+v2b+w2c+t2d ・・・(39)
D=u3a+v3b+w3c+t3d
ただし、それらの値はすべてスカラーであり、a,b,c,dは入力値であり、A,B,C,Dは出力値である。
シリアルパラレル変換器1010は、一連のM個の連続するPAMシンボルを、サイズMのベクトルに変換する。逆に、パラレルシリアル変換器1030は、サイズMのベクトル(PPM-PAMシンボル)を、一連のM個の連続するPAMシンボルに変換する。
図9の置換モジュール920は、図5に示されている構造を有し、したがって、さらに詳しくは説明しない。
もちろん、この場合にも、所望の並列度に応じて、シリアルパラレルおよびパラレルシリアル変換器は、すべてまたは一部を抑制することができる。また、入力での成分の多重化および1020の出力での逆多重化を、前記成分のレートの4倍のレートで行うことによって、各基本モジュールごとに単一の線形結合モジュールを使用することも可能である。
110 時空間符号
120 マルチプレクサ
1301、130P 変調器
1401、140P アンテナ
400 システム
410 時空間符号器
420、425、427 UWB変調器
430、435、437 放射素子
510、515、517 基本モジュール
520 置換モジュール
530 デマルチプレクサ
610 シリアルパラレル変換器
620 線形結合モジュール
630 パラレルシリアル変換器
710 シリアルパラレル変換手段
720 モジュール
730 パラレルシリアル変換手段
800 システム
810 時空間符号器
820、823、825、827 UWB変調器
830、833、835、837 放射素子
910、913、915、917 基本モジュール
920 置換モジュール
930 デマルチプレクサ
1010 シリアルパラレル変換器
1020 線形結合モジュール
1030 パラレルシリアル変換器
Claims (18)
- 3つの放射素子を含むUWB送信システム用の時空間符号化方法であって、
3つの、または5つ以上の複数の時間位置を有する、PPM変調コンステレーションまたはPPM-PAM複合変調コンステレーションに属する9つのデータシンボルのブロック(S=(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9))が、9つのベクトル
ベクトルの成分は、前記システムの放射素子に対する、かつ所与の送信区間(Tf)に対するUWBパルス信号を変調するものであり、各ベクトルは、前記データシンボルのうちの3つの別個の線形結合から得られ、前記成分の置換は、前記UWBパルス信号を変調する前に、前記ベクトル
- 前記置換が行われた前記ベクトルが、前記UWBパルス信号を変調する前に、その成分のうちの1つまたは複数の正負符号反転が行われることを特徴とする請求項1に記載の時空間符号化方法。
- 3つの、または5つ以上の複数の時間位置を有する、PPM変調コンステレーションまたはPPM-PAM複合変調コンステレーションに属する複数のデータシンボルを送信する方法であって、
前記データシンボルは、前記9つのベクトルに対する請求項1から4の一項に記載の時空間符号化によって符号化され、
これらの9つのベクトルのそれぞれの成分は、9つの変調UWBパルス信号を得るためにUWBパルス信号を構成するパルスの位置、または位置および振幅、を変調し、前記9つの信号は、3つの連続する送信区間中で前記3つの放射素子によってそれぞれ送信されることを特徴とする方法。 - 4つの放射素子を含むUWB送信システム用の時空間符号化方法であって、
3つの、5つの、または7つ以上の複数の時間位置を有する、PPM変調コンステレーションまたはPPM-PAM複合変調コンステレーションに属する16個のデータシンボルのブロック(S=(a1,...,a16))が、16個のベクトル
ベクトルの成分は、前記システムの放射素子に対する、かつ所与の送信区間(Tf)に対するUWBパルス信号を変調するものであり、各ベクトルは、前記データシンボルのうちの4つの別個の線形結合から得られ、前記成分の置換は、前記UWBパルス信号を変調する前に、前記ベクトル
- 前記置換が行われた前記ベクトルが、前記UWBパルス信号を変調する前に、前記成分のうちの1つまたは複数の反転が行われることを特徴とする請求項6に記載の時空間符号化方法。
- 3つの、5つの、または7つ以上の複数の時間位置を有する、PPM変調コンステレーションまたはPPM-PAM複合変調コンステレーションに属する複数のデータシンボルを送信する方法であって、
前記データシンボルは、前記16個のベクトルを得るために請求項6から8の一項に記載の時空間符号化によって符号化され、
これらの16個の各ベクトルの成分は、16個の変調UWBパルス信号を得るために、UWBパルス信号を構成するパルスの位置、または位置および振幅、を変調し、前記16個の信号は、4つの連続する送信区間中で前記4つの放射素子によってそれぞれ送信されることを特徴とする方法。 - 前記放射素子が、UWBアンテナであることを特徴とする請求項5または9に記載の送信方法。
- 前記放射素子が、レーザダイオードまたはエレクトロルミネセンスダイオードであることを特徴とする請求項5または9に記載の送信方法。
- 前記パルス信号が、TH-UWB信号であることを特徴とする請求項5、9、10、または11の一項に記載の方法。
- 前記パルス信号が、DS-UWB信号であることを特徴とする請求項5、9、10、または11の一項に記載の方法。
- 前記パルス信号が、TH-DS-UWB信号であることを特徴とする請求項5、9、10、または11の一項に記載の方法。
- 請求項1から4の一項に記載の方法を実施するための時空間符号化装置であって、
3つの基本モジュール(510、515、517)であって、各モジュールは、3つのデータシンボルを受け取るのに適しており、各データシンボル(ai)は、M=3またはM≧5であるM個の成分から構成され、各成分は、M'≧1であるM'個の値をとることができ、各基本モジュールは、少なくとも1つの線形結合モジュール(620)を含み、各線形結合モジュールは、3つの中間ベクトルの同じ階数の3つのそれぞれの成分を生成するように、前記3つのシンボルの同じ階数の成分の、3つの別個の線形結合を行うのに適している基本モジュールと、
複数の置換モジュール(520)であって、各置換モジュールは、前記中間ベクトルの成分に対する置換を行うのに適している置換モジュールと、
前記9つのベクトルを一群の3×3の連続する時間で提供するために、前記中間ベクトルの成分または前記置換モジュール(520)によって置換されるこれらのベクトルの成分を受け取る逆多重化手段(530)と
を含むことを特徴とする時空間符号化装置。 - 請求項5から9の一項に記載の方法を実施するための時空間符号化装置であって、
4つの基本モジュール(910、913、915、917)であって、各基本モジュールは、4つのデータシンボルを受け取るのに適しており、各データシンボル(ai)は、M=3またはM=5またはM≧7であるM個の成分から構成され、各成分は、M'≧1であるM'個の値をとることができ、各基本モジュールは、少なくとも1つの線形結合モジュール(1020)を含み、各線形結合モジュールは、4つの中間ベクトルの同じ階数の4つのそれぞれの成分を生成するように、前記4つのシンボルの同じ階数の成分の、4つの別個の線形結合を行うのに適している基本モジュールと、
複数の置換モジュール(920)であって、各置換モジュールは、前記中間ベクトルの成分に対する置換を行うのに適している置換モジュールと、
前記9つのベクトルを一群の4×4の連続する時間で提供するために、前記中間ベクトルの成分または前記置換モジュール(920)によって置換されるこれらのベクトルの成分を受け取る逆多重化手段(930)と
を含むことを特徴とする時空間符号化装置。 - 各基本モジュールおよび各置換モジュールが、入力において、一連のM個の成分を前記M個の成分から構成されるM個のシンボルのワードに変換するためのシリアルパラレル変換手段(610、710、1010)と、
出力において、逆演算を行うためのパラレルシリアル変換手段(630、730、1030)と
を備えることを特徴とする請求項15または16に記載の符号化装置。 - 各置換モジュールが、
少なくとも1つの中間ベクトルを記憶するためのバッファと、
前記バッファの読取りおよび書込みアドレスを混合するための手段と
を含むことを特徴とする請求項15または16に記載の符号化装置。
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