JP2007280147A - 遠隔協調作業支援システム及び遠隔協調作業支援システム制御方法 - Google Patents

遠隔協調作業支援システム及び遠隔協調作業支援システム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】いつでも誰でもどのデータオブジェクトでも操作でき、且つ操作が遅延なくスムーズに行える、遠隔協調作業支援システムを提供する。
【解決手段】端末装置A、B、Cがそれぞれがネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システムにおいて、端末装置AとBは同時に同じデータオブジェクトを編集している(2)。この状態で、端末装置AがBより先に処理を確定する(3)と、端末装置Aの編集結果が端末装置Cに反映されるが、端末装置Bは同じデータオブジェクトを編集中であるために、処理が反映されない(4)。次に、端末装置Bが先ほどの編集処理を確定する(5)と、その結果は端末装置A,Cに反映される(6)。結果、以上のように各端末装置の状態は一致する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ネットワークを介して複数の端末装置が接続し、前記端末装置を操作するユーザ同士がネットワーク上でホワイトボードを協調操作する等、協調作業を行うための遠隔協調作業支援システム及び遠隔協調作業支援システム制御方法に関するものである。
近年、企業や官庁、および自治体において、遠隔協調作業支援システムが普及している。普及の要因は、次の(1)〜(3)が挙げられる。
(1)近年、ネットワーク環境やコンピュータの処理能力が大幅に向上し、データ量の大きな情報をリアルタイムで通信し、処理することが可能になったため、遠隔協調作業支援システムにおいて重要な、大容量のデータ通信や遅延のないデータ通信が可能になった。
(2)近年、企業や官庁、および自治体において、グローバル化が進み、仕事上関わりのある勤務者同士がそれぞれ、全国各地、世界各地に散らばっているような、分散勤務と呼ばれる状況がますます多くなっている。このような状況で会議を行うには、同一の場所に集合するだけで大変な時間、労力を要するが、遠隔協調作業支援システムを導入すれば、前記時間、労力を回避でき、分散勤務環境においても実世界の距離を意識することなく、何時でも迅速に会議を行うことができる。
(3)近年の経済構造の変化に伴い、企業の経費削減要求がますます増加していく中で、企業や官庁では会議にかかるコストをなるべく減らすよう努力している。しかし、遠隔協調作業支援システムを使用すると、システム参加者が会議のために同一場所に集合する必要がなく、通常の会議に伴って発生していた交通費、移動時間を削減できる。
遠隔協調作業支援システムとは、ネットワークを介して、遠隔地間のユーザ同士が協調作業を行うものである。遠隔協調作業支援システムは、遠隔地間のユーザ同士でホワイトボード機能が扱える「遠隔ホワイトボード」や、遠隔地間のユーザ同士でプレゼンテーションが行える「遠隔プレゼンテーション」などの機能を持つ。
このような遠隔協調作業支援システムはネットワークアプリケーションであるがために、ネットワークの通信遅延などの問題により、遠隔地の端末間でデータを完全に同期することは不可能であり、遠隔地間のユーザの操作が同時に衝突することがある。従って、スムーズに協調作業を行うことは難しい。スムーズに行うためには、なんらかの仕組みが必要である。
このような背景において、遠隔協調作業支援システムは近年の普及とともに、さまざまな商品やアイデアが提案されており、それによって、ますます利用価値の高いツールに進化し、よりスムーズでストレスのないユーザビリティが実現されている。このようなシステムの例として、特許文献1や特許文献2に開示されるシステムがある。
特許文献1に開示されるシステムは、遠隔ホワイトボードのような機能において、同じデータオブジェクトに対する複数のユーザによる同時操作を防ぐことができる。具体的には、データオブジェクトを誰かが操作する際に、そのデータオブジェクトをロックすることで、他の人による同じデータオブジェクトに対する同時操作を防ぐことができる。
また、特許文献2に開示されるシステムでは、遠隔ホワイトボードのような機能において、データオブジェクトの操作を作成した人のみに制限することができる。
特開平5−324359号公報 特開平10−116168号公報
しかしながら、上記の遠隔協調作業支援システムには、以下のような問題がある。例えば、特許文献1に開示されるシステムの場合は、次の問題がある。
I.同時に同じデータオブジェクトに対して1人しか操作できない。
II.データオブジェクトを操作する際に、そのデータオブジェクトがロックされているか確認する必要があるので、操作に遅延が発生する可能性がある。
また、特許文献2に開示されるのシステムの場合には、次の問題がある。
I.他人が書いたデータは操作できない。
そこで、本発明の目的は、いつでも誰でもどのデータオブジェクトでも操作でき、且つ操作が遅延なくスムーズに行えることを実現することにある。
本発明の遠隔協調作業支援システムにおいては、端末装置は出力表示装置とユーザ入力装置を有し、前記端末装置同士がネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システムであって、前記端末装置は、他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信するデータオブジェクト受信手段と、自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他の端末装置に送信するデータオブジェクト送信手段と、他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信した際に該データオブジェクトが選択中もしくは操作中であるか否かで、他端末装置での変更を反映するか否かを判断するデータオブジェクト反映手段とを備えることを特徴とする。
本発明の遠隔協調作業支援システム制御方法においては、端末装置は出力表示装置とユーザ入力装置を有し、前記端末装置同士がネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システム制御方法であって、前記端末装置が、他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信するデータオブジェクト受信工程と、自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信するデータオブジェクト送信工程と、他端末装置のデータオブジェクトの変更を受信した際に該データオブジェクトが選択中もしくは操作中であるか否かで、他端末装置での変更を反映するか否かを判断するデータオブジェクト反映工程とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記遠隔協調作業支援システム制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、いつでも誰でもどのデータオブジェクトでも操作でき、且つ操作が遅延なくスムーズに行えることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遠隔協調作業支援システム用コンポーネントの概略図である。図1において、102〜104は端末装置であり、それらの内部に通信機能を備え、ネットワーク101に接続されている。なお、端末装置102〜104は各々、端末用コンピュータ、遠隔協調作業支援システム端末装置用プログラムデータ、ディスプレイ、及び入力装置(デジタイザ、キーボード、マウス)等によって構成される。
端末装置102〜104は各々、通信部111、Jobバッファ112、データ制御部113、データ保管部114、データ表示部115、入力部116、ディスプレイ117と入力装置118を備えている。
次に、端末装置102〜104の各コンポーネントについて説明する。
通信部111は、ネットワーク101を介して別の端末装置と、情報をやり取りするための通信制御処理を行う。
Jobバッファ112は、通信部111、もしくは入力部116から入力された処理内容をJobとして蓄えておくバッファ領域である。このバッファ領域はキュー構造であるため、最初に入ったJobが最初に処理される。
データ制御部113は、通信やデータ表示以外の、協調作業開始/終了処理、遠隔ホワイトボード処理など、多くの処理を制御する。
データ保管部114は、自端末の設定情報、接続先の端末情報や遠隔協調作業支援システムを使用する際にやり取りされる情報などを格納する。
データ表示部115は、情報をディスプレイ117に出力するための処理を行う。
入力部116は、デジタイザ、キーボードやマウス等を通して、ユーザから入力された情報を受け取り、その情報をデータ制御部113に伝達する。
ディスプレイ117は、CRTや液晶ディスプレイなど、ユーザに情報を出力する装置である。
入力装置118は、デジタイザ、キーボードやマウス等であり、ユーザからの入力を受け取る装置である。
次に、上述のような構成をなす遠隔協調作業支援システムにおける、新規データオブジェクト共有動作の流れを、図2、図3、図7を参照して詳細に説明する。ここでは、2つの端末装置A、Bでの新規データオブジェクト共有動作を例にとって説明する。
図2は、データオブジェクトを新規作成する端末装置Aでの動作フローチャートである。図3は、端末装置Aで新規作成したデータオブジェクトを受信し共有する端末装置Bでのフローチャートである。図7は、2つの端末装置における画面遷移図である。なお、ここでは、予め端末装置102〜104はそれぞれの通信部を用いてネットワーク101を介してお互いに接続し、遠隔強調作業支援システムの開始処理(システム参加処理、遠隔ホワイトボード機能開始処理など)は既に行われているものとする。
端末装置A、Bは遠隔ホワイトボード機能を開始し、其々の端末装置のディスプレイ117に表示されているホワイトボードは共有されている状態であるが、このホワイトボードにはまだ何も描画されていない(図7−(1))。
端末装置Aは、S201において入力装置118から入力部116を介して、データオブジェクトを新規作成するユーザ入力の受け取りを開始する。
S202において、データ制御部113ではこの入力に関するデータオブジェクトを識別するために、データ保管部114を検索する。S203において、データ制御部113はデータ保管部114の中に、この入力に関するデータオブジェクトが存在しないことを認識する。その上で、このデータオブジェクトに関する処理を入力が完了するまでリアルタイムで行い、絶えず入力途中のデータオブジェクト情報をデータ保管部114に保管し、且つユーザに伝えるために、データ表示部115を介してディスプレイ117に表示する(図7−(2))。
S204において、データオブジェクト新規作成のユーザ入力が完了し、データ制御部113はこの入力を処理するために、データオブジェクト情報をデータ保管部114に保管する。さらにユーザに伝えるために、データオブジェクト情報をデータ表示部115を介してディスプレイ117に表示する(図7−(3))。
S205において、端末装置Aのデータ制御部113は新規作成したデータオブジェクト情報を通信部111、ネットワーク101を介して、ホワイトボードを共有している別の端末装置(ここでは端末装置B)に送信し、端末装置Aの処理を終了する。
端末装置Bは、S301においてネットワーク101を介して通信部111から端末装置Aにおいて新規作成されたデータオブジェクト情報を受け取る。S302において、受け取った情報はデータ制御部113に渡されて処理され、一旦Jobバッファ112に蓄えられる。
S303において、Jobバッファ112に蓄えられた入力は先に蓄えられたものから順にデータ制御部113によって処理される。
S304において、データ制御部113ではこの入力に関するデータオブジェクトを識別するために、データ保管部114を検索する。
S305において、データ制御部113はデータ保管部114の中に、この入力に関するデータオブジェクトが存在しないことを認識する。
S306において、データ制御部113はこの入力(データオブジェクトを新規作成する命令)を処理するために、データオブジェクト情報をデータ保管部114に保管する。さらに、ユーザに伝えるために、データオブジェクト情報をデータ表示部115を介してディスプレイ117に表示する(図7−(4))。
S307において、データ制御部113はJobバッファ112を見て、キューの中にJobがないか調べ、Jobがなかった場合は端末装置Bの処理を終了し、Jobがあった場合にはS303に進む。
次に、図1の構成を成す遠隔協調作業支援システムにおける、データオブジェクト編集情報の共有動作の流れを、図4、図5を参照して詳細に説明する。ここでは、2つの端末装置A,Bでの新規データオブジェクト共有動作を例にとって説明する。
図4は、データオブジェクトの編集操作を行う端末装置Aでの動作フローチャートである。また、図5は、端末装置Aで編集したデータオブジェクトを受信し共有する端末装置Bでのフローチャートである。
さらに、図8、図9を参照して、3つの端末装置A,B,Cにおけるデータオブジェクト編集情報の共有動作の流れを詳細に説明する。図8、図9は、データオブジェクト編集情報の共有動作における、端末装置A、B、Cの画面遷移図である。なお、ここでは、予め端末装置102〜104はそれぞれの通信部を用いてネットワーク101を介してお互いに接続し、遠隔強調作業支援システムの開始処理(システム参加処理、遠隔ホワイトボード機能開始処理など)は既に行われているものとする。
端末装置A,Bは予め遠隔ホワイトボード機能を開始し、其々の端末装置のディスプレイ117に表示されているホワイトボードと1つのデータオブジェクトを共有しており、そのためにこのホワイトボードにはデータオブジェクトが1つ描画されている。
端末装置Aは、S401において入力装置118から入力部116を介して、データオブジェクトを編集するユーザ入力の受け取りを開始する。
S402において、端末装置Aはデータ制御部113ではこの入力に関するデータオブジェクトを識別するために、データ保管部114を検索する。
S403において端末装置Aでは、データ制御部113はデータ保管部114の中に、この入力に関するデータオブジェクトが存在することを認識する。その上で、このデータオブジェクトに関する処理を入力が完了するまでリアルタイムで行い、絶えず入力途中のデータオブジェクト情報をデータ保管部114に保管し、且つユーザに伝えるために、データ表示部115を介してディスプレイ117に表示する。
S404において、端末装置Aはデータオブジェクト編集のユーザ入力が完了し、データ制御部113はこの入力を処理するために、データオブジェクト情報をデータ保管部114に保管する。さらに、ユーザに伝えるために、データオブジェクト情報をデータ表示部115を介してディスプレイ117に表示する。
S405において、端末装置Aのデータ制御部113は編集したデータオブジェクト情報を通信部111、ネットワーク101を介して、ホワイトボードを共有している別の端末装置(ここでは端末装置B)に送信する。S406において端末装置Aでは、データ制御部113はデータオブジェクトが未選択であるかどうか調べるために、データ保管部114を検索し、未選択であった場合には処理を終了し、選択中であった場合にはS407に進む。S407において端末装置Aでは、データオブジェクトの選択状態が解除され、データ保管部114内の情報が修正される。
S408において端末装置Aにおいて、データオブジェクトの選択状態が未選択に変更されるとすぐに、S405同様、編集したデータオブジェクト情報を別の端末装置(ここでは端末装置B)に送信し、処理を終了する。
端末装置Bは、S501においてネットワーク101を介して通信部111から端末装置Aにおいて編集されたデータオブジェクト情報を受け取る。
S502において、受け取った情報はデータ制御部113に渡されて処理され、一旦Jobバッファ112に蓄えられる。S503において、Jobバッファ112に蓄えられた入力は先に蓄えられたものから順にデータ制御部113によって処理される。S504において、データ制御部113ではこの入力に関するデータオブジェクトを識別するために、データ保管部114を検索する。
S505において、データ制御部113はデータ保管部114の中に、この入力に関するデータオブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在する場合はS507に進み、存在しない場合はS506に進む。
S506において、データ制御部113はデータ保管部114に存在しない(削除された)該データオブジェクトを復活する。
S507において、データ制御部113は該データオブジェクトが未選択であるかどうか調べるために、データ保管部114を検索し、未選択であった場合にはS508に進み、選択中であった場合にはS507に進む。S508において、制御部113は、「データオブジェクトが選択中である場合には他の端末の変更を受け付けない」というルールに従って、S501で受信したデータオブジェクト編集情報を破棄する。S509において、データ制御部113はS501で受信したデータオブジェクトの編集情報に従って、データ保管部114に格納されている該データオブジェクト情報を修正する。
S510において、データ制御部113はJobバッファ112を見て、キューの中にJobがないか調べ、Jobがなかった場合は端末装置Bの処理を終了し、Jobがあった場合にはS503に進む。
さらに、上述のように、図4、図5のフローチャートで説明したデータオブジェクト編集情報の共有動作の流れを図8、図9の画面遷移図を参照して詳細に説明する。先ほどの述べたが、図8、図9はデータオブジェクト編集情報の共有動作における、端末装置A、B、Cの画面遷移図である。図8は端末装置A、Bともに同じデータオブジェクトをほぼ同時に操作した際の画面遷移を示す。図9は端末装置A、Bがほぼ同時に同じデータオブジェクトに対して、端末装置Aが削除操作、一方端末装置Bが編集操作を行った際の画面遷移を示す。
先ずは、図8の画面遷移図について詳細に説明する。
端末装置A、B、Cは予め遠隔ホワイトボード機能を開始し、其々の端末装置のディスプレイ117に表示されているホワイトボードと1つのデータオブジェクトを共有している。そのためにこのホワイトボードにはデータオブジェクトが1つ描画されている(図8−(1))。
端末装置A、Bは既にホワイトボードに描画されていたデータオブジェクトを選択し、編集操作を行う(図8−(2))。但し、端末装置A、Bともに、編集操作を完了していないので、それぞれの編集情報は別の端末装置には伝わっていない。
次に、端末装置Aは図8−(2)で編集していたデータオブジェクトの編集操作を完了し、その編集情報を他の端末装置に送信する(図8−(3))。但し、端末装置Bは編集操作を完了していない。
さらに、端末装置B、Cは端末装置Aのデータオブジェクト編集情報を受信する。このとき、端末装置Cはその情報が反映されて、表示を変更するが、端末装置Bは端末装置Aから送られてきた編集情報に含まれるデータオブジェクトを選択中あるいは編集中であるために、端末装置Aの変更を反映しない(図8−(4))。
そして、端末装置Bは図8−(2)〜(4)で編集していたデータオブジェクトの編集操作を完了し、その編集情報を他の端末装置に送信する(図8−(3))。
端末装置A、Cは端末装置Bのデータオブジェクト編集情報を受信し、表示を変更する(図8−(6))。これによって、端末装置A、B、Cの画面は最終的に同一になり、つじつまが合う。
次に、図9の画面遷移図について詳細に説明する。
端末装置A、B、Cは予め遠隔ホワイトボード機能を開始し、其々の端末装置のディスプレイ117に表示されているホワイトボードと1つのデータオブジェクトを共有している。そのためにこのホワイトボードにはデータオブジェクトが1つ描画されている(図9−(1))。
端末装置Bは既にホワイトボードに描画されていたデータオブジェクトを選択し、編集操作を行う(図9−(2))。但し、端末装置Bは編集操作を完了していないので、この編集情報は端末装置B以外の端末装置には伝わっていない。
次に、端末装置Aはデータオブジェクトに対して削除操作を行い、その削除情報を他の端末装置に送信する(図9−(3))。但し、端末装置Bは編集操作を完了していない。
さらに、端末装置B,Cは端末装置Aのデータオブジェクト削除情報を受信する。このとき、端末装置Cはその情報が反映されて、表示を変更するが、端末装置Bは端末装置Aから送られてきた削除情報に含まれるデータオブジェクトを選択中あるいは編集中であるために、端末装置Aの変更を反映しない(図9−(4))。
そして、端末装置Bは図9−(2)〜(4)で編集していたデータオブジェクトの編集操作を完了し、その編集情報を他の端末装置に送信する(図9−(3))。
端末装置A、Cは端末装置Bのデータオブジェクト編集情報を受信し、表示を変更する(図9−(6))。このとき、端末装置Aでは図9−(3)において削除されたデータオブジェクトが再び再表示される。これによって、端末装置A、B、Cの画面は最終的に同一になり、つじつまが合う。
次に、上述のような構成をなす遠隔協調作業支援システムにおける、データオブジェクト選択解除時の共有動作の流れを、図6、図10を参照して詳細に説明する。ここでは、2つの端末装置A、Bでのデータオブジェクト選択解除時の共有動作を例にとって説明する。
図6は、端末装置Aにおける、選択中のデータオブジェクトが一定時間経過し自動的に選択を解除する動作フローチャートである。一方、端末装置Aで選択解除されたデータオブジェクトを受信し共有する端末装置Bでのフローチャートは、図5と同一であるために説明を省略する。
さらに、図10は2つの端末装置A,Bでの画面遷移図である。なお、ここでは、予め端末装置102〜104はそれぞれの通信部を用いてネットワーク101を介してお互いに接続し、遠隔強調作業支援システムの開始処理(システム参加処理、遠隔ホワイトボード機能開始処理など)は既に行われているものとする。
端末装置A、B、Cは予め遠隔ホワイトボード機能を開始し、其々の端末装置のディスプレイ117に表示されているホワイトボードと1つのデータオブジェクトを共有している。そのためにこのホワイトボードにはデータオブジェクトが1つ描画されている(図10−(1))。
端末装置Aは、S601において入力装置118から入力部116を介して、データオブジェクトを選択するユーザ入力を受け取り、データ制御部113はデータ保管部114の中の該データオブジェクト情報を"選択中"に変更する(図10−(2))。変更と同時に、S602において、データ制御部113は非選択タイマをセットする。このタイマの目的はデータオブジェクトが選択されたままになり長時間他の端末の変更が反映されなくなるのを防ぐためであり、タイマが発動すると、対象のデータオブジェクトが非選択状態に変更される。
データオブジェクトが選択中の場合は、このデータオブジェクトは他の端末の変更が反映されない(S603)。非選択タイマが発動前にこのデータオブジェクトに対して操作が行われた場合にはS602に進み、操作が行われなかった場合にはS605に進む(S604)。
S605において非選択タイマが発動すると、S606で対象のデータオブジェクトは非選択状態に変更される(図10−(4))。
S606において、端末装置Aのデータ制御部113は非選択になったデータオブジェクト情報を通信部111、ネットワーク101を介して、ホワイトボードを共有している別の端末装置(ここでは端末装置B)に送信し、端末装置Aの処理を終了する。
別の端末装置で選択解除されたデータオブジェクトを受信し共有する端末装置Bでのフローチャートは、図5と同一であるために説明を省略する。最終的な画面遷移図は図10−(5)のようになる。
このように、本実施形態は、端末装置は出力表示装置とユーザ入力装置を有し、前記端末装置同士がネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システムである。さらに、端末装置において選択中または操作中のデータオブジェクトは、他端末装置での該データオブジェクトの変更が反映されない。
これによって、例えば、ユーザがデータオブジェクトを操作しているときに、他端末装置において該データオブジェクトが変更されることにより、操作しているデータオブジェクトの位置を変更されたり、色が変更されたりすることがなくなる。従って、ユーザはスムーズに操作を行うことができる。
また、本実施形態における遠隔協調作業支援システムではデータオブジェクトに対する操作を制限する必要がなく、いつでもどの端末装置でもどのデータオブジェクトに対しても操作を行うことができる。
さらに、本実施形態における遠隔協調作業支援システムでは共有するデータオブジェクトをサーバで管理するのではなく、各端末装置で管理し、各端末装置間の整合性はデータオブジェクに対する操作が完了した時点もしくは一定量操作が行われた時点で合わせる。従って、データオブジェクトの状態や操作権をサーバに問い合わせる必要がなく、そのためにユーザは操作を遅延なくスムーズに行うことができる。
尚、上述した実施形態において、遠隔協調作業支援システムの構成が上述したようなP2P構成でなく、クライアントサーバ構成である場合も、その動作の流れは上述した実施の形態より容易に想像がつくので、本発明に含まれることは言うまでもない。
また、上述した実施形態において、遠隔協調作業支援システムの参加者は2名か3名であったが、何名であっても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施形態における、遠隔協調作業支援システム用コンポーネントの概略図である。 本発明の実施形態における、データオブジェクトを新規作成するフローチャートである。 本発明の実施形態における、別の端末装置で新規作成したデータオブジェクトを受信し共有するフローチャートである。 本発明の実施形態における、データオブジェクトを編集するフローチャートである。 本発明の実施形態における、別の端末装置で編集したデータオブジェクトを受信し共有するフローチャートである。 本発明の実施形態における、選択中のデータオブジェクトが一定時間経過し自動的に選択を解除するフローチャートである。 本発明の実施形態における、新規データオブジェクトを共有する際の2端末装置での画面遷移図である。 本発明の実施形態における、データオブジェクトの編集情報を共有する際の3端末装置での画面遷移図である。 本発明の実施形態における、データオブジェクトの編集情報を共有する際の3端末装置での画面遷移図である。 本発明の実施形態における、選択中のデータオブジェクトを選択解除し、その情報を共有する際の2端末装置での画面遷移図である。
符号の説明
101 ネットワーク
102 端末装置
103 端末装置
104 端末装置
111 通信部
112 Jobバッファ
113 データ制御部
114 データ保管部
115 データ表示部
116 入力部
117 ディスプレイ
118 入力装置

Claims (14)

  1. 端末装置は出力表示装置とユーザ入力装置を有し、前記端末装置同士がネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システムであって、
    前記端末装置は、
    他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信するデータオブジェクト受信手段と、
    自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他の端末装置に送信するデータオブジェクト送信手段と、
    他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信した際に該データオブジェクトが選択中もしくは操作中であるか否かで、他端末装置での変更を反映するか否かを判断するデータオブジェクト反映手段とを備えることを特徴とする遠隔協調作業支援システム。
  2. 前記データオブジェクト反映手段は、他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信した際に、該データオブジェクトが選択中もしくは操作中でなかった場合には他端末装置での変更を反映し、該データオブジェクトが選択中または操作中である場合には他端末装置での変更を反映しないことを特徴とする請求項1に記載の遠隔協調作業支援システム。
  3. 前記データオブジェクト送信手段は、データオブジェクトに対する操作が完了した時点もしくはデータオブジェクトに対する操作を一定量行った時点で、自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔協調作業支援システム。
  4. 前記データオブジェクト送信手段は、選択中のデータオブジェクトが選択を解除した時点で自端末装置のデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔協調作業支援システム。
  5. 前記端末装置は、
    データオブジェクトを選択後一定時間経過すると選択を解除するデータオブジェクト選択解除手段を備えることを特徴とする請求項1又は4に記載の遠隔協調作業支援システム。
  6. 前記データオブジェクトは図形データや文字データ等の描画オブジェクトを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の遠隔協調作業支援システム。
  7. 端末装置は出力表示装置とユーザ入力装置を有し、前記端末装置同士がネットワークを介して接続し、且つデータオブジェクトを共有している遠隔協調作業支援システム制御方法であって、
    前記端末装置が、
    他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信するデータオブジェクト受信工程と、
    自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信するデータオブジェクト送信工程と、
    他端末装置のデータオブジェクトの変更を受信した際に該データオブジェクトが選択中もしくは操作中であるか否かで、他端末装置での変更を反映するか否かを判断するデータオブジェクト反映工程と
    を備えることを特徴とする遠隔協調作業支援システム制御方法。
  8. 前記データオブジェクト反映工程は、他端末装置でのデータオブジェクトの変更を受信した際に、該データオブジェクトが選択中もしくは操作中でなかった場合には他端末端末での変更を反映し、該データオブジェクトが選択中または操作中である場合には他端末装置での変更を反映しないことを特徴とする請求項7に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法。
  9. 前記データオブジェクト送信工程は、データオブジェクトに対する操作が完了した時点もしくはデータオブジェクトに対する操作を一定量行った時点で、自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法。
  10. 前記データオブジェクト送信工程は、選択中のデータオブジェクトが選択を解除した時点で自端末装置でのデータオブジェクトの変更を他端末装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法。
  11. 前記端末装置が、
    データオブジェクトを選択後一定時間経過すると選択を解除するデータオブジェクト選択解除工程を備えることを特徴とする請求項7又は10に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法。
  12. 前記データオブジェクトは図形データや文字データ等の描画オブジェクトを含むことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法。
  13. 請求項7乃至12の何れか1項に記載の遠隔協調作業支援システム制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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