JP2007279437A - 光源装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の環境温度が変化した場合であっても、第1光学シート(例えば反射シート)と第2光学シート(例えば拡散シート)との熱膨張率の相違に起因する軋み音の発生を防止することができる光源装置及び該光源装置を搭載した表示装置を提供する。
【解決手段】反射シート30の拡散シート配置部30aにおける表面形状は粗面化(例えば凹凸形状)されており、拡散シート40との摩擦抵抗を下げるようにしてある。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部30a上を自由に滑動することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
【選択図】図4
【解決手段】反射シート30の拡散シート配置部30aにおける表面形状は粗面化(例えば凹凸形状)されており、拡散シート40との摩擦抵抗を下げるようにしてある。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部30a上を自由に滑動することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、表示装置のバックライトとして好適な光源装置及び該光源装置を搭載した表示装置に関し、特に外寸が大きな光源装置及び表示装置に関する。
近年、様々な表示装置が実用化されているが、表示装置の一種である液晶表示装置は、小型、薄型、低消費電力を特徴とし、近年ではその表示品位の向上により、従来のCRTに替わるディスプレイとして普及しつつある。液晶表示装置は、PDP及びSEDなどの自己発光型のデバイスとは異なり、液晶パネルの背面に光源としてのバックライト装置を配置する必要がある。
また、バックライト装置に反射シート及び拡散シートのような各種の光学シートなどを設けることにより、液晶表示装置に好適な輝度及び色相の光を出力して、液晶表示装置の表示品位の向上が図られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
図10は従来のバックライト装置の構成を示す側断面図である。
従来のバックライト装置100は、前面が開口された直方体状のバックライトシャーシ121を筐体とし、バックライトシャーシ121の側面部分にパネルホルダー122が配置され、さらにバックライトシャーシ121の内側面に第1光学シートとしての反射シート130が配置されている。
従来のバックライト装置100は、前面が開口された直方体状のバックライトシャーシ121を筐体とし、バックライトシャーシ121の側面部分にパネルホルダー122が配置され、さらにバックライトシャーシ121の内側面に第1光学シートとしての反射シート130が配置されている。
また、バックライトシャーシ121には、反射シート130を挟んだ状態でランプクリップ124が固定されている。ランプクリップ124は、略平行に配列された光源としての複数の線状の冷陰極線放電管(CCFL)125の直管部分を支持する。
さらに、反射シート130の端縁と接触した状態で第2光学シートとしての拡散シート140が配置され、拡散シート140の面積より小さな面積の開口部を有する枠体123を上側から配置して、ビスなどでパネルホルダー122に固定されている。
特開2006−30936号公報
特開2004−53749号公報
ところで、図11に示すように、第1光学シートとしての反射シート130と第2光学シートとしての拡散シート140との熱膨張率の相違によって、装置の環境温度の変化に応じて伸縮量に差が生じる。以下、拡散シート140が反射シート130の熱膨張率より大きいものとする。これにより、反射シート130及び拡散シート140がずれようとする力が作用するが、反射シート130及び拡散シート140の間には摩擦抵抗(接触抵抗)が生じていることから、作用した力が摩擦抵抗によって生じる摩擦力を超えないときは、拡散シート140(一点鎖線)が拡散シート140´(実線)のように撓むことによって、その力を分散させる(図11(a))。
一方、作用した力が摩擦抵抗によって生じる摩擦力を超えたときは、反射シート130及び拡散シート140がずれて撓みが解消される。このとき、拡散シート140´(一点鎖線)が拡散シート140´´(実線)のように撓みを解消する際に軋み音が発生する(図11(b))。特に、外寸が大きな(大画面)液晶表示装置の場合には、反射シート130及び拡散シート140の伸縮量の差が大きく、作用する力が大きくなるので、軋み音が人間でも聞き取れる程度に顕著となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、装置の環境温度が変化した場合であっても、第1光学シート(例えば反射シート)と第2光学シート(例えば拡散シート)との熱膨張率の相違に起因する軋み音の発生を防止することができる光源装置及び該光源装置を搭載した表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る光源装置は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートの表面が粗面化されていることを特徴とする。
本発明にあっては、箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートを配置する。さらに、第1光学シートの端縁に第1光学シートと接触した状態で第2光学シートを配置する。第1光学シート又は第2光学シートの接触領域の表面を予め粗面化しておくことにより、粗面化していない状態と比べて第1光学シート及び第2光学シートの摩擦抵抗を小さくする。これにより、装置の環境温度が変化し、第1光学シート及び第2光学シートの伸縮量に差が生じた場合であっても、摩擦抵抗が小さくなっているので、第1光学シート又は第2光学シートが撓むことなく、第1光学シート又は第2光学シートの位置が容易にずれるため、軋み音の発生を防止することができる。
本発明に係る光源装置は、前記第1光学シート又は前記第2光学シートが、前記接触領域を除く非接触領域にマスク層を形成した状態で前記第1光学シート又は前記第2光学シートの表面を粗面化させ、前記マスク層を除去することにより得られたことを特徴とする。
本発明にあっては、第1光学シート又は第2光学シートの非接触領域にマスク層を形成する。次いで、マスク層を形成した第1光学シート又は第2光学シートの表面を粗面化させる。そして、マスク層を除去することによって、接触領域の表面のみが粗面化された第1光学シート又は第2光学シートを容易に得ることができる。
本発明に係る光源装置は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートが屈曲されていることを特徴とする。
本発明にあっては、箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートを配置する。さらに、第1光学シートの端縁に第1光学シートと接触した状態で第2光学シートを配置する。第1光学シート又は第2光学シートの接触領域の第1光学シート又は第2光学シートを折曲加工などにより屈曲させておくことにより、屈曲していない状態と比べて第1光学シート及び第2光学シートの摩擦抵抗を小さくする。これにより、装置の環境温度が変化し、第1光学シート及び第2光学シートの伸縮量に差が生じた場合であっても、摩擦抵抗が小さくなっているので、第1光学シート又は第2光学シートが撓むことなく、第1光学シート又は第2光学シートの位置が容易にずれるため、軋み音の発生を防止することができる。
本発明に係る光源装置は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートにスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートを配置する。さらに、第1光学シートの端縁に第1光学シートと接触した状態で第2光学シートを配置する。第1光学シート又は第2光学シートの接触領域の第1光学シート又は第2光学シートにスリットを形成させておくことにより、スリットが未形成の状態と比べて第1光学シート及び第2光学シートの摩擦抵抗を小さくする。これにより、装置の環境温度が変化し、第1光学シート及び第2光学シートの伸縮量に差が生じた場合であっても、摩擦抵抗が小さくなっているので、第1光学シート又は第2光学シートが撓むことなく、第1光学シート又は第2光学シートの位置が容易にずれるため、軋み音の発生を防止することができる。
本発明に係る光源装置は、前記スリットが、前記接触領域を複数の領域に分断するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、スリットによって第1光学シート又は第2光学シートの接触領域を複数の領域に分断する。これにより、たとえ第1光学シート又は第2光学シートが撓んだ場合であっても、軋み音に起因する撓みの解消を分断することができ、人間に聞き取れない程度の音圧にすることができる。したがって、実質的に軋み音の発生を防止することと同等の効果を得ることが可能である。
本発明に係る光源装置は、前記第1光学シートが反射シートであり、前記第2光学シートが拡散シートであることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、第1光学シート及び第2光学シートが、それぞれ反射シート及び拡散シートである場合に適用することが可能である。第1光学シート及び第2光学シートの熱膨張率の差が大きいほど、また、第1光学シート及び第2光学シートの外寸が大きいほど、軋み音の発生を防止する効果が大きい。
本発明に係る表示装置は、上述したいずれか1つの発明の光源装置を表示パネルの背面側に配置したことを特徴とする。
本発明にあっては、上述したような光源装置を表示パネルの背面側に配置することで、映画や音楽などの視聴中に軋み音が発生せず、視聴者が映像に傾倒することができる表示装置を消費者に提供することができる。
本発明によれば、第1光学シート(例えば反射シート)及び第2光学シート(例えば拡散シート)の伸縮量に差が生じた場合であっても、第1光学シート又は第2光学シートが撓むことなく、第1光学シート又は第2光学シートの位置が容易にずれるため、軋み音の発生を防止することができる。したがって、映画や音楽などの視聴中に軋み音が発生することがなくなり、視聴者を映像に傾倒させることができる。なお、第1光学シート及び第2光学シートの熱膨張率の差が大きいほど、また、第1光学シート及び第2光学シートの外寸が大きいほど、軋み音の発生を防止する効果が大きい。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る表示装置の外観を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る表示装置の内部構成を示す側断面図であり、図3は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の構成を示す分解斜視図、図4は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の要部断面図である。なお、図3においては、本発明の特徴をわかり易くするため、構成要素の一部を省略して示す。
図1は本発明の実施の形態1に係る表示装置の外観を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る表示装置の内部構成を示す側断面図であり、図3は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の構成を示す分解斜視図、図4は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の要部断面図である。なお、図3においては、本発明の特徴をわかり易くするため、構成要素の一部を省略して示す。
本発明に係る表示装置は、液晶パネル1と、液晶パネル1の背面側に設けられた光源装置(バックライト装置)2とを備え、液晶パネル1及びバックライト装置2が前面キャビネット5及び背面キャビネット6によって形成された空間内に配置されている。前面キャビネット5には開口部5aが設けてあって、開口部5aを通じて画像表示が行なわれる。液晶パネル1及びバックライト装置2は、図示しない板材に固定されており、板材の中央下側にはスタンド7が取り付けられている。なお、バックライト装置2の裏面側には、図示しない電源回路、駆動回路、点灯回路などの各種の回路が配置される。
液晶パネル1は、一対の透明板11,12が対向配置され、透明板11,12の周辺部をシール材13などで封止することによって生じた間隙に液晶物質14が充填された構成をしている。もちろん、球状又は柱状のスペーサを用いてギャップを精度良く保持することが好ましい。一方の透明板11にはマトリックス状に配置されたITO、NESAなどの透明性の画素電極と、画素電極への電荷の供給を制御するためのTFTとが形成されており、他方の透明板12にはコモン電極と呼ばれる透明性の共通電極が形成されている。TFTのゲート及びソースは、それぞれゲートドライバ及びソースドライバの各出力段に接続されている。
透明板11,12の表面には、相互の偏光軸方向が直交した2枚の偏光板15,16がそれぞれ貼付されており、ゲートドライバから入力されたゲート信号によって各画素電極のオン/オフが制御され、ソースドライバから入力されたデータ信号をオン期間に各画素電極へ印加することによって、画素電極に印加された電圧と対向電極に印加された電圧との電圧差に基づいて、液晶物質14の光透過率を制御する。
上述したような液晶パネル1は、液晶パネル1の前面及び背面の周縁部が2つの挟持部材17,18で挟持され、一方の挟持部材17をビスなどによってバックライト装置2(バックライトシャーシ21)に固定され、液晶パネル1とバックライト装置2との相対位置の変動が防止されている。
バックライト装置2は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のバックライトシャーシ21を筐体とし、バックライトシャーシ21の側面部分(周壁)にパネルホルダー22が配置されている。パネルホルダー22の側壁開口側には段部22aが設けられている。
また、バックライトシャーシ21には、複数の貫通孔が形成されており、この貫通孔にランプクリップ24が挿入され、ランプクリップ24がバックライトシャーシ21に固定されている。ランプクリップ24は、略平行に配列された光源としての複数のCCFL25の直管部分を支持する。
さらに、バックライトシャーシ21の内面に、内面に沿って第1光学シートとしての反射シート30が配置されている。反射シート30は、断面が´コの字´状のように上方が開口した形状をなし、側壁開口側に、平面視が略同寸の第2光学シートとしての拡散シート40を配置するための拡散シート配置部30aを有し、拡散シート配置部30aがパネルホルダー22に設けた段部22aに載置される。なお、反射シート30は、例えば、アルミなどの光反射性材料からなり、CCFL25からの出射光を前面に反射させる。
また、本例では、反射シート30の上側からランプクリップ24を挿入することから、反射シート30には、バックライトシャーシ21に設けた貫通孔と重なる位置に貫通孔が設けられている。
反射シート30の拡散シート配置部30aには拡散シート40が配置され、拡散シート40の面積より小さな面積の開口部を有する枠体23を上側から配置し、枠体23をビスなどでパネルホルダー22に固定されている。
反射シート30の拡散シート配置部30aにおける表面形状は粗面化(例えば凹凸形状)されており(図4参照)、拡散シート40との摩擦抵抗を下げるようにしてある。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部30a上を自由に滑動(スライド)することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
図5は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置における第2光学シートとしての拡散シートの熱膨張時の状態を示す図であり、図5(a)は拡散シート40の熱膨張前、すなわちCCFL25の点灯前の状態を、図5(b)は拡散シート40の熱膨張後、すなわちCCFL25の点灯中の状態をそれぞれ示している。
拡散シート40は、CCFL25からの距離が数cm程度の位置に設けられていることから、CCFL25の点灯に伴って発生する熱の影響を受けて熱膨張する。一方、反射シート30にも熱膨張が生じるが、熱膨張率に相違が存在するため、反射シート30に比べて拡散シート40の伸張量が大きい。
そこで、本例では反射シート30の表面を粗面化する。拡散シート40は、適度な硬度を有しており、熱膨張によって伸縮した長さ分だけ反射シート30上を滑動する(図5(a)→図5(b))。したがって、拡散シート40が波状に撓むことがなくなり、撓みを解消する際の軋み音の発生を防止することができる。
反射シート30の粗面化方法としては、それ自体公知のサンドブラスト法を適用することができる。例えば、反射シート30の拡散シート配置部30a以外の領域に、サンドブラスト耐性を有する材料からなるマスク層を形成し、次いで、マスク層を形成した反射シート30の表面に、反射シート30より高硬度のサンド部材によりサンドブラスト処理を行なって粗面化させる。そして、拡散シート配置部30a以外の領域に形成したマスク層を除去することによって、拡散シート配置部30aの表面のみが粗面化された反射シート30を容易に得ることができる。
なお、本実施の形態の主旨は、反射シート30の表面を粗面化して、粗面化していない状態と比べて反射シート30及び拡散シート40の摩擦抵抗を小さくすることにあり、図6に示すように、拡散シート40の伸張方向に沿って反射シート30が波状の形状30bを有していてもよいし(図6(a))、また、反射シート30の表面が凹凸の形状30cを有していてもよく(図6(b))、粗面化形状については限定されるものではない。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2に係るバックライト装置の要部断面図である。
本発明の実施の形態2に係るバックライト装置は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のバックライトシャーシ21を筐体とし、バックライトシャーシ21の側面部分(周壁)にパネルホルダー22が配置されている。パネルホルダー22の側壁開口側には段部22aが設けられている。
図7は本発明の実施の形態2に係るバックライト装置の要部断面図である。
本発明の実施の形態2に係るバックライト装置は、底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のバックライトシャーシ21を筐体とし、バックライトシャーシ21の側面部分(周壁)にパネルホルダー22が配置されている。パネルホルダー22の側壁開口側には段部22aが設けられている。
また、バックライトシャーシ21の内側面に、第1光学シートとしての反射シート31が配置されている。反射シート31は、断面が´コの字´状のように上方が開口した形状をなし、側壁開口側に、平面視が略同寸の第2光学シートとしての拡散シート40を配置するための拡散シート配置部31aを有し、拡散シート配置部31aがパネルホルダー22に設けた段部22aに載置される。
反射シート31の拡散シート配置部31aには拡散シート40が配置され、拡散シート40の面積より小さな面積の開口部を有する枠体23を上側から配置し、枠体23をビスなどでパネルホルダー22に固定されている。
本例では、反射シート31の拡散シート配置部31aを屈曲させることによって、拡散シート40との摩擦抵抗を下げる。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部31a上を自由に滑動することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3に係るバックライト装置に用いる第1光学シートとしての反射シートの形状を示す斜視図である。
本発明の実施の形態3に係るバックライト装置は、反射シート32の拡散シート配置部32aにスリット35a(図8(a))、スリット35b(図8(b))を設ける。拡散シート配置部32aにスリット35a、35bを設けることによって、拡散シート40との摩擦抵抗を下げる。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部32a上を自由に滑動することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
図8は本発明の実施の形態3に係るバックライト装置に用いる第1光学シートとしての反射シートの形状を示す斜視図である。
本発明の実施の形態3に係るバックライト装置は、反射シート32の拡散シート配置部32aにスリット35a(図8(a))、スリット35b(図8(b))を設ける。拡散シート配置部32aにスリット35a、35bを設けることによって、拡散シート40との摩擦抵抗を下げる。これにより、装置内で発生した熱によって拡散シート40が膨張した場合であっても、拡散シート40は拡散シート配置部32a上を自由に滑動することから、拡散シート40が撓んで力を蓄積することはない。このように、撓みの発生を防止することによって、撓みを解消する際に軋み音が発生することを防止することができる。
なお、本実施の形態の主旨は、反射シート32の拡散シート配置部32aにスリット35a、35bを設けることにより、スリット35a、35bがない状態と比べて反射シート32及び拡散シート40の摩擦抵抗を小さくすることにあるが、図8(b)に示したように、スリット35bによって拡散シート配置部32aを複数の領域に分断することが好ましい。これにより、たとえ拡散シート40が撓んだ場合であっても、撓みの解消に起因する軋み音の発生を分断することができ、人間に聞き取れない程度の音圧にすることができる。したがって、実質的に軋み音の発生を防止することと同等の効果を得ることが可能である。
なお、各実施の形態では、第1光学シートとしての反射シート30を粗面化したり(実施の形態1)、第1光学シートとしての反射シート31を屈曲したり(実施の形態2)、第1光学シートとしての反射シート32にスリット35a、35bを形成したり(実施の形態3)したが、第2光学シートとしての拡散シートを各実施の形態のような処理を行なってもよい。
例えば、実施の形態1の場合、図9に示すように、反射シート33の拡散シート配置部33aに対応する領域の拡散シート41の表面形状41aを粗面化(例えば凹凸形状)して、反射シート33との摩擦抵抗を下げるようにしてもよい(実施の形態2及び実施の形態3も同様)。これにより、反射シートの表面形状を粗面化した場合と同様の効果を奏することが可能である。
1 液晶パネル
2 バックライト装置(光源装置)
21 バックライトシャーシ
22 パネルホルダー
23 枠体
30,31,32,33 反射シート(第1光学シート)
30a,31a,32a,33a 拡散シート配置部
35a,35b スリット
40,41 拡散シート(第2光学シート)
24 ランプクリップ
25 CCFL
2 バックライト装置(光源装置)
21 バックライトシャーシ
22 パネルホルダー
23 枠体
30,31,32,33 反射シート(第1光学シート)
30a,31a,32a,33a 拡散シート配置部
35a,35b スリット
40,41 拡散シート(第2光学シート)
24 ランプクリップ
25 CCFL
Claims (7)
- 底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートの表面が粗面化されていること
を特徴とする光源装置。 - 前記第1光学シート又は前記第2光学シートは、
前記接触領域を除く非接触領域にマスク層を形成した状態で前記第1光学シート又は前記第2光学シートの表面を粗面化させ、前記マスク層を除去することにより得られたこと
を特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートが屈曲されていること
を特徴とする光源装置。 - 底板及び該底板の四辺から立設された周壁を有する箱形状のシャーシの内面に、該内面に沿って第1光学シートが配置され、該第1光学シートの端縁と接触した状態で第2光学シートが配置された光源装置において、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートが接触する接触領域の前記第1光学シート又は前記第2光学シートにスリットが形成されていること
を特徴とする光源装置。 - 前記スリットは、
前記接触領域を複数の領域に分断するようにしてあること
を特徴とする請求項4に記載の光源装置。 - 前記第1光学シートは反射シートであり、
前記第2光学シートは拡散シートであること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の光源装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の光源装置を表示パネルの背面側に配置したことを特徴とする表示装置。
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