JP2007279350A - 水中観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気中で最適化された望遠鏡を、水中観察に用いても色収差の発生が少なく、鮮鋭な観察像が得られる水中観察装置の提供。
【解決手段】本発明の水中観察装置1は、空気中で最適化された観察用望遠鏡10と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2とからなる。観察用望遠鏡10の光学系は、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を補償する機能を有して構成されている。また、防水容器2の観察窓20は、正レンズ群により構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中観察装置に関する。
近年、アウトドア志向の高まりに伴い、陸上(空気中)で使用することを目的として作られた光学系(カメラや望遠鏡等)を、濡れないように防水ケースに収納することにより、池や川あるいは海中など、水中の生物を観察できるように構成された水中観察装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平6−250274号公報
ところで、特許文献1に開示されている水中観察装置は、カメラを密閉・格納して水からカメラを保護するハウジングに、該カメラが有する撮影レンズの光軸上に位置するように屈折力の無い平行平面板からなる観察窓が設けられており、この観察窓を通してハウジング内のカメラで水中内の物体(被写体)を観察できるようになっている。
しかしながら、水は屈折率と分散が空気と異なるため、上記のように、空気中で最適化された光学系をそのままハウジングに入れて、屈折力の無い光学材料からなる観察窓を通して水中の物体を撮影すると、諸収差(特に色収差)が発生し、観察像の鮮鋭度が損われるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、空気中で光学性能が最適化された光学系(特に望遠鏡)を、水中観察に用いても色収差をはじめ諸収差が良好に補正された、鮮鋭な観察像が得られる水中観察装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明に係る水中観察装置は、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡と、前記観察用望遠鏡を水中で使用するための観察窓を備えた防水容器とからなり、前記観察用望遠鏡の光学系は、焦点調節の際光軸上を移動する焦点調節用レンズ群を有し、前記防水容器の観察窓は、水中で全体として正の屈折力を有する正レンズ群により構成されている。
以上説明したように、本発明によれば、空気中で光学性能が最適化された望遠鏡を、水中観察に用いても、色収差をはじめ諸収差が良好に補正された、鮮鋭な観察像を得られる水中観察装置を実現できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る水中観察装置は、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡と、この観察用望遠鏡を水中で使用するための観察窓を備えた防水容器とから構成されている。
まず、防水容器の観察窓について説明する。本発明に係る防水容器の観察窓は、水中で全体として正の屈折力を有する正レンズ群により構成されている。
上記の観察窓を構成する正レンズ群は、(接合されるか若しくは僅かな空気間隔を隔てて)隣り合う正レンズと負レンズとからなる色消しレンズを含んで構成されていることが望ましい。従来、防水容器の観察窓が平行平面板のみから構成されていた際には、水中での観察を行う際に、物体側が空気から水に変わることによって、色収差をはじめ平行平面板による諸収差が発生していた。しかしながら、上記のような構成とすることにより、本発明の水中観察装置では、水中観察時に発生する色収差をはじめとする諸収差を良好に補正することができる。
また、防水容器の観察窓を構成する正レンズ群は、水中におけるd線に対する焦点距離をfw(単位mm)としたとき、次式(1)を満足することが望ましい。
fw >350 …(1)
上記条件式(1)は、防水容器の観察窓を構成する正レンズ群のd線における焦点距離fwの適切な値を規定したものである。この条件式(1)の下限値を下回ると、観察窓を構成する正レンズ群の正の屈折力が強くなり過ぎて、負の球面収差が大きく発生してしまい、補正することが難しくなり、好ましくない。
また、防水容器の観察窓を構成する正レンズ群は、最も物体側の面が、物体側に凹面を向けていることが望ましい。このような構成により、本発明の水中観察装置では、水中での観察を行う際に、無限遠から近距離(1500mm程度)へと変化する被写体からの物体距離に対応することができるとともに、発生する球面収差を良好に補正することができる。
また、防水容器の観察窓を構成する正レンズ群は、最も物体側の面が物体側に凸面を向けている場合、この最も物体側の面の曲率半径をR(単位mm)としたとき、次式(2)を満足することが望ましい。
R>280 …(2)
上記条件式(2)は、観察窓を構成する正レンズ群の最も物体側の面が、物体側に凸面を向けている場合、この面の曲率半径Rの適切な値を規定するものである。この条件式(2)を満足することにより、防水容器の観察窓で発生する球面収差を良好に補正することができる。しかしながら、この条件式(2)の下限値を下回ると、観察窓を構成する正レンズ群の最も物体側の面が有する正の屈折力が強くなりすぎ、負の球面収差の補正を行うことが困難となり、好ましくない。
続いて、観察用望遠鏡の光学系について説明する。本発明に係る観察用望遠鏡の光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とが配置されている。
このように、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とを配置することにより、望遠鏡として小型化を図り、テレ比(=レンズ全長/焦点距離)を小さくしている。
そして、上記構成の観察用望遠鏡の光学系は、前群と後群との光軸上空気間隔を変化させることにより(具体的には、後群を移動させることにより)、焦点調節を行うと同時に、残存収差を考慮した最良像面が観察面と一致するように、前記前群と前記後群の光軸上空気間隔を決定することにより、防水容器の観察窓を組み合わせて水中観察を行う際に発生する収差変動を補償している。
なお、観察用望遠鏡の光学系は、空気中での観察を行う際に発生する収差補正を行うため、前群が物体側より順に配置された正レンズと負レンズとからなる色消し接合レンズを含んで構成され、後群が少なくとも1枚の負レンズを含んで構成されていることが望ましい。
また、観察用望遠鏡の光学系は、レンズ全系の焦点距離をFとし、前記後群の焦点距離をfRとしたとき、次式(3)を満足することが望ましい。
−2.0< fR/F …(3)
上記条件式(3)は、後群の焦点距離fRと、レンズ全系の焦点距離Fとの比がなす適切な値を規定したものである。本発明では、観察光学系の前群は、基本的に、正レンズと負レンズとからなる接合レンズであり、前群を構成するレンズ枚数は多くとも更に1枚の正レンズを加えた3枚構成であるため、極端にテレ比(=レンズ全長/焦点距離)を小さくするわけにはいかない。条件式(3)の下限値を下回ると、負レンズの屈折力が強くなり過ぎてしまい、歪曲収差が補正不能となり、ペッツバール和が負に大きくなり、像面湾曲が補正できなくなり、好ましくない。
以下、本発明に係る実施例について、図面を用いて説明する。なお、各実施例の水中観察装置では、空気中観察時においては被写体までの物体距離は無限遠を想定し、水中観察時においては被写体までの物体距離は1500mm程度を想定している。
(第1実施例)
本発明の第1実施例に係る水中観察装置1は、図1に示すように、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡10(図1(a)〜(c)参照)と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2(図1(b)及び(c)参照)とからなる。なお、図1(c)では、観察窓20から接眼レンズ30までの光路を一点鎖線で示している。
観察用望遠鏡10の光学系は、図1(c),図2及び図3に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する前群Gfと、負の屈折力を有する後群Grとが配置されている。前群Gfは、物体側より順に配置された両凸レンズ(正レンズ)L11と負メニスカスレンズ(負レンズ)L12とからなる色消し接合レンズで構成されている。また、後群Grは、物体側より順に配置された2枚の負メニスカスレンズ(負レンズ)L13,L14とからなる接合レンズで構成されている。そして、本実施例の観察用望遠鏡10の光学系では、後群Grを移動させることにより前群Gfと後群Grとの光軸上空気間隔を変化させ(後述の表1で示す面間隔d3及び面間隔d6)、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を補償すると共に焦点調節を行う機能を有している。
上記後群Grの像側には、物体側より順に、プリズムP1,P2と、接眼レンズ30とが配置されている。
プリズムP1,P2は、観察用望遠鏡10の光学系(前群Gf及び後群Gr)で結像された像を反転させて正立像を得るためのものである。なお、後述の表1では、この正立像の位置(像点位置)を面番号11にて示している。
接眼レンズ30は、物体側より順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる接合レンズと、両凸レンズL33とが配置されており、プリズムP1,P2で得られた正立像を拡大観察するためのものである。なお、接眼レンズ30のレンズ構成は、これに限定されるものではない。
図3は図2の観察用望遠鏡を水中観察装置と組み合わせ、観察窓と組み合わせた状態を示す。防水容器2の観察窓20は、正の屈折力を有するレンズ群であり、隣り合う正レンズと負レンズとからなる色消し接合レンズで構成されている。具体的には、観察窓20は、物体側より順に、両凸レンズ(正レンズ)L21と、両凹レンズ(負レンズ)L21とが配置され、これらのレンズは接合されている。なお、本実施例では、観察窓20を構成する両凸レンズL21の最も物体側に位置する面(後述の表5における面番号21)は物体側に凸面を向けている。
このような構成の本実施例に係る水中観察装置1では、空気中観察時には、観察用望遠鏡1のみを使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大結像され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
また、水中観察時には、上記のように空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡1を、防水容器2の中に入れて使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、防水容器2の観察窓20及び観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、観察者(不図示)に観察されるようになっている。
続いて、表1に、第1実施例に係る水中観察装置1の光学系の各レンズの諸元値を示す。この表中では、第1欄mは物体側からの各光学面の番号(以下、面番号と称する)、第2欄rは各光学面の曲率半径(∞は平面を示す)、第3欄dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離(以下、面間隔と称する)、第4欄ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、第5欄νdはアッベ数をそれぞれ表している。また、表中では、上記の条件式(1),(2)及び(3)に対応する値、すなわち条件対応値も示している。なお、本実施例では、条件式(3)に対応する値を「0(ゼロ)」と記しているがこれは厳密な値ではなく、分母であるfRの値が「∞」であることを受けて「ほぼ0(ゼロ)に近い値」であることを意味している。
なお、表1の空気中観察時のデータでは、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜6、プリズムP1,P2を面番号7〜10、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号11、接眼レンズ30を面番号12〜16でそれぞれ示している。また、表1の水中観察時のデータでは、防水容器2の観察窓20を面番号21〜23(表中では太枠で囲った部分)、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜6、プリズムP1,P2を面番号7〜10、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号11、接眼レンズ30を面番号12〜16でそれぞれ示している。
また、本実施例では、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償するため、後群Grを光軸上で移動させている。すなわち、表1の面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)d3及び面番号6に示す面間隔(すなわち面番号6と面番号7との面間隔)d6の値を変化させている(表中の可変間隔データ参照)。
表中では、長さの単位は特記の無い場合は「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。また、曲率半径∞は平面を示している。以上の表の説明は、他の実施例においても同様である。
Figure 2007279350
表1に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る水中観察装置1の光学系では、上記条件式(1),(2)及び(3)を全て満たすことが分かる。
図4は、空気中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図であり、図5は、水中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図である。
なお、各収差図では、CはC線(波長λ=656.3nm),dはd線(波長λ=587.6nm),FはF線(波長λ=486.1nm),gはg線(波長λ=435.8nm)の収差曲線をそれぞれ示す。なお、球面収差図ではHは入射高を示し、非点収差図及び歪曲収差図ではYは像高を示す。また、非点収差図では実線Sはサジタル像面、点線Mはメリディオナル像面をそれぞれ示す。以上、収差図の説明は他の実施例においても同様である。
図4及び図5に示す各収差図から明らかであるように、本発明に係る第1実施例の水中観察装置1は、空気中観察時において光学性能が最適化されていることはもちろんのこと、水中観察時においても諸収差が良好に補正され、いずれの場合にも優れた結像性能が確保されていることが分かる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例に係る水中観察装置1は、図1に示すように、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡10(図1(a)〜(c)参照)と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2(図1(b)及び(c)参照)とからなる。
観察用望遠鏡10の光学系は、図1(c),図6及び図7に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する前群Gfと、負の屈折力を有する後群Grとが配置されている。前群Gfは、物体側より順に配置された両凸レンズ(正レンズ)L11と負メニスカスレンズ(負レンズ)L12とからなる色消し接合レンズで構成されている。また、後群Grは、1枚の負メニスカスレンズ(負レンズ)L13で構成されている。そして、本実施例の観察用望遠鏡10の光学系では、後群Grを移動させることにより前群Gfと後群Grとの光軸上空気間隔を変化させ(後述の表2で示す面間隔d3及び面間隔d5)、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償する機能を有している。
上記後群Grの像側には、物体側より順に、プリズムP1,P2と、接眼レンズ30とが配置されている。
プリズムP1,P2は、観察用望遠鏡10の光学系(前群Gf及び後群Gr)で結像された像を反転させて正立像を得るためのものである。なお、後述の表2ではこの正立像の位置(像点位置)を面番号10にて示している。
接眼レンズ30は、物体側より順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる接合レンズと、両凸レンズL33とが配置されており、プリズムP1,P2で得られた正立像を拡大するためのものである。なお、接眼レンズ30のレンズ構成は、これに限定されるものではない。
防水容器2の観察窓20は、正の屈折力を有する正レンズ群であり、物体側より順に、負メニスカスレンズL21,L22が配置され、これらは接合されている。なお、本実施例では、観察窓20を構成する負メニスカスレンズL21の最も物体側に位置する面(後述の表2における面番号21)は物体側に凹面を向けている。
このような構成の本実施例に係る水中観察装置1では、空気中観察時には、観察用望遠鏡1のみを使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
また、水中観察時には、上記のように空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡1を、防水容器2の中に入れて使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、防水容器2の観察窓20及び観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
続いて、表2に、第2実施例の水中観察装置1の光学系の各レンズの諸元値を示す。また、表中では、上記の条件式(1)及び(3)に対応する値、すなわち条件対応値も示している。
なお、表2の空気中観察時のデータでは、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。また、表2の水中観察時のデータでは、防水容器2の観察窓20を面番号21〜23(表中では太枠で囲った部分)、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。
また、本実施例では、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償するため、表2の面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)d3及び面番号5に示す面間隔(すなわち面番号5と面番号6との面間隔)d5の値を変化させている(表中の可変間隔データ参照)。
Figure 2007279350
表2に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る水中観察装置1の光学系では、上記条件式(1)及び(3)を満たすことが分かる。
図8は、空気中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図であり、図9は、水中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図である。
図8及び図9に示す各収差図から明らかであるように、本発明に係る第2実施例の水中観察装置1は、空気中観察時において光学性能が最適化されていることはもちろんのこと、水中観察時においても諸収差が良好に補正され、いずれの場合にも優れた結像性能が確保されていることが分かる。
(第3実施例)
本発明の第3実施例に係る水中観察装置1は、図1に示すように、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡10(図1(a)〜(c)参照)と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2(図1(b)及び(c)参照)とからなる。
観察用望遠鏡10の光学系は、図1(c),図10及び図11に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する前群Gfと、負の屈折力を有する後群Grとが配置されている。前群Gfは、物体側より順に配置された両凸レンズ(正レンズ)L11と負メニスカスレンズ(負レンズ)L12とからなる色消し接合レンズおよび正レンズL13で構成されている。また、後群Grは、物体側より順に配置された2枚の負メニスカスレンズ(負レンズ)L14,L15からなる接合レンズで構成されている。そして、本実施例の観察用望遠鏡10の光学系では、後群Grを移動させることにより前群Gfと後群Grとの光軸上空気間隔を変化させ(後述の表3で示す面間隔d5及び面間隔d8)、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償する機能を有している。
上記後群Grの像側には、物体側より順に、プリズムP1,P2と、接眼レンズ30とが配置されている。
プリズムP1,P2は、観察用望遠鏡10の光学系(前群Gf及び後群Gr)で結像された像を反転させて正立像を得るためのものである。なお、後述の表3ではこの正立像の位置(像点位置)を面番号11にて示している。
接眼レンズ30は、物体側より順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる接合レンズと、両凸レンズL33とが配置されており、プリズムP1,P2で得られた正立像を拡大観察するためのものである。なお、接眼レンズ30のレンズ構成は、これに限定されるものではない。
防水容器2の観察窓20は、正の屈折力を有する正レンズ群であり、物体側より順に、負メニスカスレンズL21,L22が配置され、これらは接合されている。なお、本実施例では、観察窓20を構成する負メニスカスレンズL21の最も物体側に位置する面(後述の表3における面番号21)は物体側に凹面を向けている。
このような構成の本実施例に係る水中観察装置1では、空気中観察時には、観察用望遠鏡1のみを使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
また、水中観察時には、上記のように空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡1を、防水容器2の中に入れて使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、防水容器2の観察窓20及び観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
続いて、表3に、第3実施例の水中観察装置1の光学系の各レンズの諸元値を示す。また、表中では、上記の条件式(1)及び(3)に対応する値、すなわち条件対応値も示している。なお、本実施例では、条件式(3)に対応する値を「0(ゼロ)」と記しているがこれは厳密な値ではなく、分母であるfRの値が「∞」であることを受けて「ほぼ0(ゼロ)に近い値」であることを意味している。
なお、表3の空気中観察時のデータでは、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜8、プリズムP1,P2を面番号9〜12、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号13、接眼レンズ30を面番号14〜18でそれぞれ示している。また、表3の水中観察時のデータでは、防水容器2の観察窓20を面番号21〜23(表中では太枠で囲った部分)、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜8、プリズムP1,P2を面番号9〜12、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号13、接眼レンズ30を面番号14〜18でそれぞれ示している。
また、本実施例では、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償するため、表3の面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)d3及び面番号6に示す面間隔(すなわち面番号6と面番号7との面間隔)d6の値を変化させている(表中の可変間隔データ参照)。
Figure 2007279350
表3に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る水中観察装置1の光学系では、上記条件式(1)及び(3)を満たすことが分かる。
図12は、空気中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図であり、図13は、水中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図である。
図12及び図13に示す各収差図から明らかであるように、本発明に係る第3実施例の水中観察装置1は、空気中観察時において光学性能が最適化されていることはもちろんのこと、水中観察時においても諸収差が良好に補正され、いずれの場合にも優れた結像性能が確保されていることが分かる。
(第4実施例)
本発明の第4実施例に係る水中観察装置1は、図1に示すように、空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡10(図1(a)〜(c)参照)と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2(図1(b)及び(c)参照)とからなる。
観察用望遠鏡10の光学系は、図1(c),図14及び図15に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する前群Gfと、負の屈折力を有する後群Grとが配置されている。前群Gfは、物体側より順に配置された両凸レンズ(正レンズ)L11と負メニスカスレンズ(負レンズ)L12とからなる色消し接合レンズで構成されている。また、後群Grは、1枚の負メニスカスレンズ(負レンズ)L13で構成されている。そして、本実施例の観察用望遠鏡10の光学系では、後群Grを移動させることにより前群Gfと後群Grとの光軸上空気間隔を変化させ(後述の表4で示す面間隔d3及び面間隔d5)、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償する機能を有している。
上記後群Grの像側には、物体側より順に、プリズムP1,P2と、接眼レンズ30とが配置されている。
プリズムP1,P2は、観察用望遠鏡10の光学系(前群Gf及び後群Gr)で結像された像を反転させて正立像を得るためのものである。なお、後述の表4ではこの正立像の位置(像点位置)を面番号10にて示している。
接眼レンズ30は、物体側より順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる接合レンズと、両凸レンズL33とが配置されており、プリズムP1,P2で得られた正立像を拡大するためのものである。なお、接眼レンズ30のレンズ構成は、これに限定されるものではない。
防水容器2の観察窓20は、正の屈折力を有する正レンズ群であり、物体側より順に、僅かな間隔を隔てて、2枚の負メニスカスレンズL21,L22が配置されている。なお、本実施例では、観察窓20を構成する負メニスカスレンズL21の最も物体側に位置する面(後述の表4における面番号21)は物体側に凹面を向けている。
このような構成の本実施例に係る水中観察装置1では、空気中観察時には、観察用望遠鏡1のみを使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
また、水中観察時には、上記のように空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡1を、防水容器2の中に入れて使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、防水容器2の観察窓20及び観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
続いて、表4に、第4実施例の水中観察装置1の光学系の各レンズの諸元値を示す。また、表中では、上記の条件式(1)及び(3)に対応する値、すなわち条件対応値も示している。
なお、表4の空気中観察時のデータでは、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。また、表4の水中観察時のデータでは、防水容器2の観察窓20を面番号21〜23(表中では太枠で囲った部分)、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。
また、本実施例では、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償するため、表4の面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)d3及び面番号5に示す面間隔(すなわち面番号5と面番号6との面間隔)d5の値を変化させている(表中の可変間隔データ参照)。
Figure 2007279350
表4に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る水中観察装置1の光学系では、上記条件式(1)及び(3)を満たすことが分かる。
図16は、空気中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図であり、図17は、水中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図である。
図16及び図17に示す各収差図から明らかであるように、本発明に係る第4実施例の水中観察装置1は、空気中観察時において光学性能が最適化されていることはもちろんのこと、水中観察時においても諸収差が良好に補正され、いずれの場合にも優れた結像性能が確保されていることが分かる。
(第5実施例)
本発明の第5実施例に係る水中観察装置1は、図1に示すように、光学性能が空気中で最適化された観察用望遠鏡10(図1(a)〜(c)参照)と、観察用望遠鏡10を水中で使用するための観察窓20を備えた防水容器2(図1(b)及び(c)参照)とからなる。
観察用望遠鏡10の光学系は、図1(c),図14及び図15に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する前群Gfと、負の屈折力を有する後群Grとが配置されている。前群Gfは、物体側より順に配置された両凸レンズ(正レンズ)L11と負メニスカスレンズ(負レンズ)L12とからなる色消し接合レンズで構成されている。また、後群Grは、1枚の負メニスカスレンズ(負レンズ)L13で構成されている。そして、本実施例の観察用望遠鏡10の光学系では、後群Grを移動させることにより前群Gfと後群Grとの光軸上空気間隔を変化させ(後述の表5で示す面間隔d3及び面間隔d5)、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償する機能を有している。
上記後群Grの像側には、物体側より順に、プリズムP1,P2と、接眼レンズ30とが配置されている。
プリズムP1,P2は、観察用望遠鏡10の光学系(前群Gf及び後群Gr)で結像された像を反転させて正立像を得るためのものである。なお、後述の表5ではこの正立像の位置(像点位置)を面番号10にて示している。
接眼レンズ30は、物体側より順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる接合レンズと、両凸レンズL33とが配置されており、プリズムP1,P2で得られた正立像を拡大するためのものである。なお、接眼レンズ30のレンズ構成は、これに限定されるものではない。
防水容器2の観察窓20は、正の屈折力を有する正レンズ群であり、僅かな空気間隔を隔てて隣り合う正レンズと負レンズとからなる色消しレンズで構成されている。具体的には、観察窓20は、物体側より順に、負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とが配置されている。なお、本実施例では、観察窓20を構成する負メニスカスレンズL21の最も物体側に位置する面(後述の表5における面番号21)は物体側に凹面を向けている。
このような構成の本実施例に係る水中観察装置1では、空気中観察時には、観察用望遠鏡1のみを使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
また、水中観察時には、上記のように空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡1を、防水容器2の中に入れて使用するようになっている。すなわち、被写体(不図示)からの光は、防水容器2の観察窓20及び観察望遠鏡1の光学系(前群Gf及び後群Gr)を通って結像された後に、プリズムP1,P2を通って正立像となり、接眼レンズ30を通って拡大され、被写体像として観察者(不図示)に観察されるようになっている。
続いて、表5に、第5実施例の水中観察装置1の光学系の各レンズの諸元値を示す。また、表中では、上記の条件式(1)及び(3)に対応する値、すなわち条件対応値も示している。
なお、表5の空気中観察時のデータでは、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。また、表5の水中観察時のデータでは、防水容器2の観察窓20を面番号21〜26(表中では太枠で囲った部分)、観察用望遠鏡10の光学系を面番号1〜5、プリズムP1,P2を面番号6〜9、観察用望遠鏡10の光学系により形成された像点位置を面番号10、接眼レンズ30を面番号11〜15でそれぞれ示している。
また、本実施例では、防水容器2の観察窓20を通して水中観察を行う際に発生する収差変動を焦点調節と同時に補償するため、表5の面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)d3及び面番号5に示す面間隔(すなわち面番号5と面番号6との面間隔)d5の値を変化させている(表中の可変間隔データ参照)。
Figure 2007279350
表5に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る水中観察装置1の光学系では、上記条件式(1)及び(3)を満たすことが分かる。
図20は、空気中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図であり、図21は、水中観察時における本実施例の水中観察装置1の光学系に係る諸収差図(球面収差、非点収差及び歪曲収差)を示す図である。
図20及び図21に示す各収差図から明らかであるように、本発明に係る第5実施例の水中観察装置1は、空気中観察時において光学性能が最適化されていることはもちろんのこと、水中観察時においても諸収差が良好に補正され、いずれの場合にも優れた結像性能が確保されていることが分かる。
以上のような本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
以上のような本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
本発明に係る水中観察装置を説明する図であり、図1(a)は空気中観察時において使用する観察用望遠鏡の斜視図であり、図1(b)は水中観察時において使用する本装置の斜視図であり、図1(c)は図1(b)の平面図である。 空気中観察時における、本発明の第1実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 水中観察時における、本発明の第1実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 空気中観察時における、第1実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 水中観察時における、第1実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 空気中観察時における、本発明の第2実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 水中観察時における、本発明の第2実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 空気中観察時における、第2実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 水中観察時における、第2実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 空気中観察時における、本発明の第3実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 水中観察時における、本発明の第3実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 空気中観察時における、第3実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 水中観察時における、第3実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 空気中観察時における、本発明の第4実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 水中観察時における、本発明の第4実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 空気中観察時における、第4実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 水中観察時における、第4実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 空気中観察時における、本発明の第5実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 水中観察時における、本発明の第5実施例に係る水中観察装置のレンズ構成図である。 空気中観察時における、第5実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。 水中観察時における、第5実施例の水中観察装置の光学系に係る諸収差図である。
符号の説明
1 水中観察装置 2 防水容器
10 観察用望遠鏡 20 観察窓防水容器 30 接眼レンズ
P1,P2 プリズム
Gf (観察用望遠鏡の光学系の)前群
Gr (観察用望遠鏡の光学系の)後群

Claims (8)

  1. 空気中で光学性能が最適化された観察用望遠鏡と、前記観察用望遠鏡を水中で使用するための観察窓を備えた防水容器とからなり、
    前記観察用望遠鏡の光学系は、焦点調節の際光軸上を移動する焦点調節用レンズ群を有し、
    前記防水容器の観察窓は、水中で全体として正の屈折力を有する正レンズ群により構成されていることを特徴する水中観察装置。
  2. 前記防水容器の観察窓を構成する前記正レンズ群は、隣り合う正レンズと負レンズとからなる色消しレンズを含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の水中観察装置。
  3. 前記防水容器の観察窓を構成する前記正レンズ群は、水中におけるd線に対する焦点距離をfw(単位mm)としたとき、次式
    fw >350
    を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の水中観察装置。
  4. 前記防水容器の観察窓を構成する前記正レンズ群は、最も物体側の面が物体側に凹面を向けていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水中観察装置。
  5. 前記防水容器の観察窓を構成する前記正レンズ群は、最も物体側の面が物体側に凸面を向けているおり、この最も物体側の面の曲率半径をR(単位mm)としたとき、次式
    R>280
    を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水中観察装置。
  6. 前記観察用望遠鏡の光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とが配置され、前記後群は焦点調節の際光軸上を移動し、前記防水容器の観察窓を組み合わせて水中観察を行う際に発生する収差変動を、前記前群と前記後群との光軸上空気間隔を変化させることにより補償することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水中観察装置。
  7. 前記観察用望遠鏡の光学系は、
    前記前群が、物体側より順に配置された正レンズと負レンズとからなる色消し接合レンズを含んで構成され、
    前記後群が、少なくとも1枚の負レンズを含んで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の水中観察装置。
  8. 前記観察用望遠鏡の光学系の全系の焦点距離をFとし、前記後群の焦点距離をfRとしたとき、次式
    −2.0< fR/F
    を満足することを特徴とする請求項6又は7に記載の水中観察装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109636708A (zh) * 2018-12-31 2019-04-16 青岛黄海学院 一种海水环境下无人船图像采集装置及方法

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