JP2007279094A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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JP2007279094A JP2006101626A JP2006101626A JP2007279094A JP 2007279094 A JP2007279094 A JP 2007279094A JP 2006101626 A JP2006101626 A JP 2006101626A JP 2006101626 A JP2006101626 A JP 2006101626A JP 2007279094 A JP2007279094 A JP 2007279094A
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智之 中野
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Abstract

【課題】輝度の向上及び製造コストの低コスト化を図ることのできる液晶装置を提供する
ことを課題とする。
【解決手段】上記の液晶装置は、液晶表示パネルと、照明装置と、を備える。液晶表示パ
ネルは、1つの表示画素が複数のサブ画素で構成され、複数の色の着色層と非着色層が一
つの表示画素を構成する複数のサブ画素にそれぞれ対応して配置されている。照明装置は
、光源を有し、液晶表示パネルの非着色層が配置されたサブ画素において光を透過させる
。光源より出射される光の波長−相対発光強度特性は、複数の色とは異なる色に対応した
波長において相対発光強度のピーク値を含んでいる。これにより、表示画面における着色
層が形成されないサブ画素の色の輝度を向上させることができると共に、製造コストを抑
えることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、各種情報の表示に用いるのに好適な液晶装置に関する。
液晶装置においては、透過表示を行うために液晶表示パネルの背面側にバックライトと
して照明装置が設けられる。LED(Light Emitting Diode)などの光源を有する照明装
置は、白色光を液晶表示パネルの背面側に照射する。液晶装置は、バックライトより照射
された白色光を、液晶表示パネルの基板上に積層されている赤(R)、緑(G)、青(B
)のそれぞれの波長の光を透過するカラーフィルタに透過させることにより、カラー表示
を実現している。特許文献1に記載の液晶装置では、標準C光源からの透過光をカラーフ
ィルタ全体として無彩色とし、かつ標準C光源による可視光透過率を30〜65%とする
ことで、発色性能を維持しつつ輝度を向上させている。
特開2001−33772号公報
しかしながら、上記の液晶装置では、RGBの各色のカラーフィルタを有しているため
、照明装置からの光は、RGBの各色のカラーフィルタを透過することにより輝度が低下
してしまう。また、上記の液晶装置では、RGBの各色のカラーフィルタを形成するため
、その分の製造コストがかかる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、輝度の向上及び製造コストの低コスト
化を図ることのできる液晶装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、液晶装置は、1つの表示画素が複数のサブ画素で構成され、
複数の色の着色層と非着色層が前記一つの表示画素を構成する前記複数のサブ画素にそれ
ぞれ対応して配置された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの前記非着色層が配置さ
れた前記サブ画素において光を透過させる光源を有した照明装置と、を備えた液晶装置で
あって、前記複数の色に対応した各着色層の波長−透過率特性は、それぞれ所定の波長に
おいて透過率のピーク値又は概ね飽和した値を有しており、前記光源より出射される光の
波長−相対発光強度特性は、前記複数の色とは異なる色に対応した波長において相対発光
強度のピーク値を含んでいる。
上記の液晶装置は、液晶表示パネルと、照明装置と、を備える。前記液晶表示パネルは
、1つの表示画素が複数のサブ画素で構成され、複数の色の着色層と非着色層が前記一つ
の表示画素を構成する前記複数のサブ画素にそれぞれ対応して配置されている。非着色層
とは、着色層が形成されず代わりに保護層が積層される層という意味である。前記照明装
置は、光源を有し、前記液晶表示パネルの前記非着色層が配置された前記サブ画素におい
て光を透過させる。光源としては、例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられる
。前記複数の色に対応した各着色層の波長−透過率特性は、それぞれ所定の波長において
透過率のピーク値又は概ね飽和した値を有しており、前記光源より出射される光の波長−
相対発光強度特性は、前記複数の色とは異なる色に対応した波長において相対発光強度の
ピーク値を含んでいる。これにより、表示画面における着色層が形成されないサブ画素の
色の輝度を向上させることができる。また、本実施形態に係る液晶装置では、各色の着色
層を形成する際、一色分の着色層を形成する工程を省くことができるので、製造コストを
抑えることができる。
上記の液晶装置の一態様は、前記複数の色に対応した各着色層の波長−透過率特性は、
赤(R)に対応した波長帯域において概ね透過率が飽和した値と、青(B)に対応した波
長帯域において透過率のピーク値とを有しており、前記光源より出射される光の波長−相
対発光強度特性は、緑(G)に対応した波長帯域において相対発光強度のピーク値を含ん
でおり、該緑(G)に対応した波長帯域の光が前記非着色層の前記サブ画素を透過する。
これにより、人間の視感度の高いGの色の光の輝度を上げることができ、観測者にとって
明るく見易い液晶装置を実現することができる。
上記の液晶装置の他の一態様は、前記光源より出射される光は、波長が略450[nm]
で相対発光強度が0.85[a.u]となるピークを有し、波長が540〜560[nm]の範
囲で相対発光強度が0.37[a.u]となるピークを有する。これにより、液晶装置の白色
点をD65と呼ばれる理想的な白色点にすることができる。
本発明の更なる他の観点では、上記の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする
電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[液晶装置の構成]
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る液晶装置100の構成等について説
明する。
図1は、本実施形態に係る液晶装置100の概略構成を模式的に示す平面図である。図
1では、紙面手前側(観察側)にカラーフィルタ基板92が、また、紙面奥側に素子基板
91が夫々配置されている。なお、図1では、紙面縦方向(列方向)をY方向と、また、
紙面横方向(行方向)をX方向と規定する。また、図1において、R(赤)、G(緑)、
B(青)に対応する各領域は1つのサブ画素SGを示していると共に、RGBに対応する
1行3列のサブ画素SGは、1つの表示画素AGを示している。
図2は、液晶装置100における切断線A−A´に沿った1つの表示画素AGの拡大断
面図である。図2に示すように、液晶装置100は、照明装置10と、液晶表示パネル3
0より構成される。液晶表示パネル30は、素子基板91と、その素子基板91に対向し
て配置されるカラーフィルタ基板92とが枠状のシール材5を介して貼り合わされ、その
シール材5の内側に液晶が封入されて液晶層4が形成されてなる。液晶層4に用いられる
液晶は、例えばTN(Twisted Nematic)型液晶である。液晶表示パネル30の素子基板
91の外面上には、照明装置10が備えられている。
本実施形態に係る液晶装置100は、R、G、Bの3色を用いて構成されるカラー表示
用の液晶装置であると共に、スイッチング素子としてα−Si型TFT(Thin Film Tran
sistor)素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置である。
素子基板91の平面構成について説明する。素子基板91の内面上には、主として、複
数のソース線32、複数のゲート線33、複数のα−Si型TFT素子37、複数の画素
電極34、ドライバIC40、外部接続用配線35及びFPC(Flexible Printed Circu
it)41などが形成若しくは実装されている。
図1に示すように、素子基板91は、カラーフィルタ基板92の一辺側から外側へ張り
出してなる張り出し領域31を有しており、その張り出し領域31上には、ドライバIC
40が実装されている。ドライバIC40の入力側の端子(図示略)は、複数の外部接続
用配線35の一端側と電気的に接続されていると共に、複数の外部接続用配線35の他端
側はFPC41と電気的に接続されている。各ソース線32は、Y方向に延在するように
且つX方向に適宜の間隔をおいて形成されており、各ソース線32の一端側は、ドライバ
IC40の出力側の端子(図示略)に電気的に接続されている。
各ゲート線33は、Y方向に延在するように形成された第1配線33aと、その第1配
線33aの終端部からX方向に延在するように形成された第2配線33bとを備えている
。各ゲート線33の第2配線33bは、各ソース線32と交差する方向、即ちX方向に延
在するように且つY方向に適宜の間隔をおいて形成されており、各ゲート線33の第1配
線33aの一端側は、ドライバIC40の出力側の端子(図示略)に電気的に接続されて
いる。各ソース線32と各ゲート線33の第2配線33bの交差に対応する位置にはα−
TFT素子37が設けられており、各α−TFT素子37は各ソース線32、各ゲート線
33及び各画素電極34等に電気的に接続されている。各α−TFT素子37、各画素電
極34は、ガラスなどの基板1上の各サブ画素SGに対応する位置に設けられている。各
画素電極34は、例えばITO(Indium-Tin Oxide)などの透明導電材料により形成され
ている。
1つの表示画素AGがX方向及びY方向に複数個、マトリクス状に並べられた領域が有
効表示領域V(2点鎖線により囲まれる領域)である。この有効表示領域Vに、文字、数
字、図形等の画像が表示される。なお、有効表示領域Vの外側の領域は表示に寄与しない
額縁領域38となっている。また、各ソース線32、各ゲート線33、各α−TFT素子
37、及び各画素電極34等の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。
次に、カラーフィルタ基板92の平面構成について説明する。図2に示すように、カラ
ーフィルタ基板92は、ガラスなどの基板2上に、遮光層(一般に「ブラックマトリクス
」と呼ばれ、以下では、単に「BM」と略記する)、着色層6R、6B及び共通電極8な
どを有する。BMは、各色のサブ画素SGを区画する位置に形成されている。なお、以下
の説明もしくは図面において、RGBの色を特定することなく構成要素を示す場合には、
単に「着色層6」のように記し、RGBの色を区別して構成要素を示す場合には、例えば
「着色層6R」のように記すこととする。
R、Bの各色のサブ画素SGは、着色層6R、6Bの夫々を有している。この着色層6
R、6Bが、夫々の色のカラーフィルタとして機能する。しかし、本実施形態に係る液晶
装置100では、Gのサブ画素SGは、着色層を有さない。カラーフィルタ基板92は、
基板2上に、BM、及び着色層6R、6Bが形成された後、更に透明な樹脂などを材料と
する保護層7が形成される。この保護層7はトップコート層とも呼ばれる。Gのサブ画素
SGには、図2に示すように、着色層が形成されない分、保護層7が基板2上に直接積層
される。このようにして、カラーフィルタ基板92は、基板2上に保護層7が形成された
後、その内面上に共通電極8が形成される。
共通電極8は、画素電極と同様にITOなどの透明導電材料からなり、カラーフィルタ
基板92の略一面に亘って形成されている。共通電極8は、シール材5の隅の領域E1に
おいて配線36の一端側と電気的に接続されていると共に、当該配線36の他端側は、ド
ライバIC40のCOMに対応する出力端子と電気的に接続されている。
次に、照明装置10について説明する。照明装置10は、導光板11と光源部12より
構成される。光源部12は、導光板11の端面11cに対し光Lを出射する。光源部12
は、光源として複数のLED(Light Emitting Diode)13を有する。後に詳しく述べる
が、LED13は、シングルチップ方式のLEDであり、完全な白色ではなく、緑色にシ
フトした光Lを出射する。
図2に示すように、光源部12より出射した光Lは、導光板11の端面(以下、「入光
端面」と称す)11cより導光板11内へ入り、導光板11の出射面11a、反射面11
bで反射を繰り返すことにより方向を変える。光Lは、導光板11の出射面11aと光L
のなす角が臨界角を超えると、導光板11の出射面11aより液晶表示パネル30へ向け
て出射する。
導光板11の出射面11aより液晶表示パネル30へ向けて出射した光Lは、液晶表示
パネル30を透過する。液晶装置100は、光Lが液晶表示パネル30を透過することに
よって照明される。これにより、液晶装置100は、文字、数字、図形等の画像を表示す
ることができ、観測者が画像を視認することができる。
液晶装置100では、電子機器のメイン基板等と接続されたFPC41側からの信号及
び電力等に基づき、ドライバIC40によって、G1、G2、・・・、Gm−1、Gm(
mは自然数)の順にゲート線33が順次排他的に1本ずつ選択されるとともに、選択され
たゲート線33には、選択電圧のゲート信号が供給される一方、他の非選択のゲート線3
3には、非選択電圧のゲート信号が供給される。そして、ドライバIC40は、選択され
たゲート線33に対応する位置にある画素電極34に対し、表示内容に応じたソース信号
を、それぞれ対応するS1、S2、・・・、Sn−1、Sn(nは自然数)のソース線3
2及びα−TFT素子37を介して供給する。その結果、液晶層4の配向状態が制御され
、液晶装置100の表示状態が、非表示状態または中間表示状態に切り替えられることと
なる。
なお、本実施形態に係る液晶装置100は、完全透過型の液晶装置として示しているが
、これに限られず、代わりに半透過反射型の液晶装置を用いるとすることもできる。液晶
表示パネル30は、スイッチング素子として、α−TFT素子37を用いるとしているが
、これに限られず、代わりにポリシリコンTFTやTFD(Thin Film Diode)素子を用
いるとすることもできる。
また、液晶表示パネル30としては、上述したようなTN液晶からなる液晶層を有する
液晶表示パネルには限られず、代わりに、VA(Vertical Alignment)方式、IPS(In
Plane Switching)方式、FFS(Fringe Field Structure)方式などの液晶表示パネル
を用いるとすることもできる。
(カラーフィルタの透過率)
まず、一般的な液晶装置におけるカラーフィルタの透過率について述べる。図3は、R
GBのそれぞれのカラーフィルタの透過率を示している。図3において、横軸は光の波長
[nm]を示し、縦軸は透過率[%]を示している。図3が示すように、RGBのそれぞれの
カラーフィルタの透過率は、それぞれRGBの各色の波長の範囲で透過率が最も高くなる
性質を有している。よって、液晶装置では、RGBの各色を表示する場合、各色の着色層
6が各色の波長の範囲にある光のみを透過することにより、カラー表示を行うことができ
る。
しかしながら、RGBの各カラーフィルタの透過率は、図3から分かるように、90%
程度となるので、照明装置から出射した光は、カラーフィルタを透過することにより、そ
の輝度が低下してしまう。
そこで、本実施形態に係る液晶装置100では、先にも述べたように、Gのサブ画素に
は着色層が形成されず、照明装置10は、表示パネル30を、Gの色にシフトした光を透
過させることにより照明する。つまり、本実施形態に係る液晶装置100では、照明装置
10からの光Lを着色層6R、6Bに透過させることにより、表示画面にR、Bの色を表
示し、照明装置10からの光Lの色を、着色層を通さずに、表示画面に直接表示すること
により、Gの色を表示する。これにより、本実施形態に係る液晶表示100は、表示画面
上におけるGの色の光の輝度を上げることができる。Gの色の光は、人間の視感度が高い
。従って、Gの色の光の輝度を上げることにより、観測者にとって明るく見易い液晶装置
を実現することができる。
図4は、本実施形態に係る液晶装置100におけるカラーフィルタの透過率と、照明装
置10より出射される光の分光スペクトルを示している。図4において、横軸は光の波長
[nm]を示し、左側の縦軸は透過率[%]を示し、右側の縦軸は照明装置10より出射され
る光の相対発光強度[a.u]を示している。相対発光強度とは、LEDの全発光強度で規格
化した発光強度である。
図4において、グラフ301Rは、着色層6Rの赤(R)に対応した波長帯域における
透過率を示し、グラフ301Bは、着色層6Bの青(B)に対応した波長帯域における透
過率を示す。グラフ301Rは、略630nm以上の波長帯域で透過率90%以上でほぼ
特性が飽和しており、グラフ301Bは、略450nm(青Bに対応した波長)で透過率
90%に達するピーク値を有している。グラフ201は、一般的なシングルチップ方式の
白色LEDの分光スペクトルを示す。一般的なシングルチップ方式の白色LEDは、青色
LEDからの青色光でYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を励
起することによって黄色光を生成し、青色光と黄色光を混光することで白色光を照射する
グラフ202は、LED13の分光スペクトルを示す。LED13は、図4より分かる
ように、一般的なシングルチップ方式の白色LEDにおいて、YAG系蛍光体を増やすこ
とにより、波長が540〜560nmの範囲における相対発光強度を高めている。これに
より、LED13は、白色光よりも緑がかった色の光を出射する。具体的には、LED1
3は、波長が略450nm(青Bに対応した波長)で相対発光強度が0.85[a.u]とな
るピークを有し、波長が540〜560nmの範囲(緑Gに対応した波長帯域)で相対発
光強度が0.37[a.u]となるピークを有する。この場合には、液晶装置100の表示画
面における輝度の向上率は、8.52[%]となる。
図5は、本実施形態に係る液晶装置100による色再現範囲を国際照明委員会(CIE
)の色度図上に示している。
色再現範囲401は、人間の目の波長感度特性による色再現範囲であり、人間が見分け
ることのできる色再現範囲を示している。色再現範囲402は、NTSC(National Tel
evision System Committee)方式の表示装置で再現できる色再現範囲を示している。色再
現範囲501は、本実施形態に係る、図4のグラフ202で示される分光スペクトルを有
するLED13を備えた液晶装置100により達成される色再現範囲である。
色再現範囲501は、点501Rで示すRの色度座標(X、Y)=(0.646、0.
331)、点501Gで示すGの色度座標(X、Y)=(0.329、0.377)、点
501Bで示すBの色度座標(X、Y)=(0.173、0.227)で規定される三角
形で囲まれる範囲である。このときの白色点の色度座標は、点Waで示す色度座標(0.
31、0.33)となる。点Waは、D65と呼ばれる太陽光を光源として白色表示を行
った場合の理想的な白色点と同じ色度座標となる。即ち、波長が略450nmで相対発光
強度が0.85[a.u]となるピークを有し、波長が540〜560nmの範囲で相対発光
強度が0.37[a.u]となるピークを有するLED13を光源として用いることにより、
本実施形態に係る液晶装置100は、理想的な白色表示を実現することができる。
以上に述べたことから分かるように、本実施形態に係る液晶装置は、液晶表示パネルに
おいて、1つの表示画素が複数のサブ画素で構成され、複数の色の着色層と着色層の代わ
りに保護層が積層された非着色層が前記一つの表示画素を構成する複数のサブ画素にそれ
ぞれ対応して配置されている。本実施形態に係る液晶装置における照明装置は、液晶表示
パネルの非着色層が配置されたサブ画素において光を透過させる。複数の色に対応した各
着色層の波長−透過率特性は、それぞれ所定の波長において透過率のピーク値又は概ね飽
和した値を有しており、光源より出射される光の波長−相対発光強度特性は、複数の色と
は異なる色に対応した波長において相対発光強度のピーク値を含んでいる。これにより、
表示画面における着色層が形成されないサブ画素の色の輝度を向上させることができる。
また、カラーフィルタ基板は、ガラスなどの基板上にBMを形成した後、各色毎に感光
性樹脂の色材を塗布し、フォトリソグラフィー法などを用いることにより、各色の着色層
が形成される。本実施形態に係る液晶装置では、各色の着色層を形成する際、一色分の着
色層を形成する工程を省くことができるので、製造コストを抑えることができる。
[変形例]
上述した実施形態では、照明装置10のLED13として、1チップのLEDを用いる
としているがこれに限られない。代わりに、LED13として、RGBの3色のLEDを
用いるとしてもよい。この場合、例えば、液晶装置100において、Gの色のサブ画素に
着色層が形成されないとした場合には、Gの色のLEDの発光強度を上げて、RGBの3
色のLEDより出射され混光された光が、緑がかった光となるようにすればよい。これに
よっても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、Gのサブ画素SGには、着色層が形成されない分、保護
層7が基板2上に直接積層されるとしているが、これに限られるものではなく、代わりに
、透明樹脂が基板2上に着色層6R、6Bと同様の厚さで積層されるとしてもよいのは言
うまでもない。
[電子機器]
次に、本実施形態に係る液晶表示装置を電子機器の表示装置として用いる場合の実施形
態について説明する。
まず、本発明に係る液晶表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆ
るノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図6(a)は、このパー
ソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュ
ータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶表示装置1
00を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例につい
て説明する。図6(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すよう
に、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723
とともに、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器としては、図6(a)に
示したパーソナルコンピュータや図6(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、
ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、
ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、PO
S端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本実施形態に係る液晶装置の平面図である。 本実施形態に係る液晶装置の断面図である。 一般的な液晶装置のカラーフィルタの特性を示す図である。 本実施形態のカラーフィルタ及びLEDの分光スペクトルを示している。 本実施形態に係る液晶装置の色再現範囲を示す色度図である。 本実施形態の液晶装置を適用した電子機器の例を示す図である。
符号の説明
12 光源部、 13 LED、 10 照明装置、 15 電流制御回路、 16
光センサ、 30 液晶表示パネル、 100 液晶装置

Claims (4)

  1. 1つの表示画素が複数のサブ画素で構成され、複数の色の着色層と非着色層が前記一つ
    の表示画素を構成する前記複数のサブ画素にそれぞれ対応して配置された液晶表示パネル
    と、前記液晶表示パネルの前記非着色層が配置された前記サブ画素において光を透過させ
    る光源を有した照明装置と、を備えた液晶装置であって、
    前記複数の色に対応した各着色層の波長−透過率特性は、それぞれ所定の波長において
    透過率のピーク値又は概ね飽和した値を有しており、前記光源より出射される光の波長−
    相対発光強度特性は、前記複数の色とは異なる色に対応した波長において相対発光強度の
    ピーク値を含んでいることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記複数の色に対応した各着色層の波長−透過率特性は、赤(R)に対応した波長帯域
    において概ね透過率が飽和した値と、青(B)に対応した波長帯域において透過率のピー
    ク値とを有しており、前記光源より出射される光の波長−相対発光強度特性は、緑(G)
    に対応した波長帯域において相対発光強度のピーク値を含んでおり、該緑(G)に対応し
    た波長帯域の光が前記非着色層の前記サブ画素を透過することを特徴とする請求項1に記
    載の液晶装置。
  3. 前記光源より出射される光は、波長が略450[nm]で相対発光強度が0.85[a.u]
    となるピークを有し、波長が540〜560[nm]の範囲で相対発光強度が0.37[a.u
    ]となるピークを有することを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶装置を表示部に備えることを特徴とする電
    子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166290A (ja) * 1995-07-17 2001-06-22 Seiko Epson Corp 反射型カラー液晶装置及びこれを用いた電子機器
JP2007155878A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Canon Inc カラー画像表示装置、およびカラー画像表示方法

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