JP2007275503A - 電動調理器 - Google Patents

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Megumi Tsubaki
恵 椿
Shuichi Funakura
修一 船藏
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】調理物のシール性に優れ、使いやすく清潔な電動調理器を提供する。
【解決手段】調理物9を投入する容器8と、電動機(図示せず)により回転駆動されるカッター(図示せず)を内設し容器8を装着する容器台5と、弾性部材で形成されると共に容器8と容器台5との間に介在されるドーナツ状のパッキン12とを備え、前記パッキン12の少なくとも片面にリング状のリブ14を設け、パッキン12と対向する容器台5の容器台底面10と容器8の容器底面11の少なくとも一方に、リブ14が嵌合する凹溝15を設け、リブ14の体積を凹溝15の体積よりも大きく設定したもので、容器8を容器台5に装着した時、パッキン12のリブ14が凹溝15の内周面に確実に密着するので、単に1面だけで接触させた場合に比べ、隙間が形成されるのを確実に防止して、シール性を向上させ、調理物の漏れにくい清潔な電動調理器を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機によって容器内に設けたカッターを回転させ、容器内の調理材料を切削・攪拌・粉砕するミキサー等の電動調理器に関するものである。
従来のこの種のミキサーは、図6および図7に示すように、本体1に内蔵した電動機2に直結した駆動コネクタ3と従動コネクタ4を介し容器台5の軸受け6に軸支されたカッター7を高速回転させて、容器8内に投入された液体を含む調理物9を切削・粉砕し撹拌する。容器8は容器台5に螺合嵌合している。容器8と容器台5は、容器台底面10に着脱自在に設けられたゴムなどの弾性部材から形成されたドーナツ状のパッキン12を介してシールすることにより、調理物9が漏れるのを防いでいる。前記容器8の上部には、蓋13が嵌合しており、調理物9が漏れることを防いでいる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−346938号公報
しかしながら上記従来の電動調理器の構成では、容器台5および容器8のパッキン12と接触する面が平面であり、それぞれパッキン12と1面のみの接触となっているためシール性が低く、小さな力で締め付けると調理物9が漏れるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、パッキンのシール性を向上させ、調理物の漏れにくい使いやすく清潔な電動調理器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動調理器は、電動機を内蔵した本体と、液体を含む調理物を投入する容器と、前記電動機により回転駆動されるカッターと、前記カッターを内設し前記容器を装着する容器台と、弾性部材で形成されると共に前記容器と前記容器台との間に介在されるドーナツ状のパッキンとを備え、前記パッキンの少なくとも片面にリング状のリブを設け、前記パッキンと対向する前記容器台の面と前記容器の面の少なくとも一方に、前記リブが嵌合する凹溝を設け、前記リブの体積を前記凹溝の体積よりも大きく設定したもので、パッキンのリブを凹溝側にして、パッキンを容器台に載置し、容器を容器台に装着すると、凹溝の体積よりもリブの体積の方が大きいため、パッキンのリブが凹溝の内周面に確実に密着し、単に1面だけで接触させた場合に比べ、隙間が形成されるのを確実に防止して、シール性を向上させ、調理物の漏れにくい清潔な電動調理器を提供することができる。
本発明の電動調理器は、容器を容器台に装着したときに、パッキンのリブが凹溝の内周面に確実に密着するので、単に1面だけで接触させた場合に比べ、隙間が形成されるのを確実に防止して、シール性が向上し、調理物が漏れにくく清潔に使用できる。
第1の発明は、電動機を内蔵した本体と、液体を含む調理物を投入する容器と、前記電動機により回転駆動されるカッターと、前記カッターを内設し前記容器を装着する容器台と、弾性部材で形成されると共に前記容器と前記容器台との間に介在されるドーナツ状のパッキンとを備え、前記パッキンの少なくとも片面にリング状のリブを設け、前記パッキンと対向する前記容器台の面と前記容器の面の少なくとも一方に、前記リブが嵌合する凹溝を設け、前記リブの体積を前記凹溝の体積よりも大きく設定したもので、パッキンのリブを凹溝側にして、パッキンを容器台に載置し、容器を容器台に装着すると、凹溝の体積よりもリブの体積の方が大きいため、パッキンのリブが凹溝の内周面に確実に密着し、単に1面だけで接触させた場合に比べ、隙間が形成されるのを確実に防止して、シール性を向上させ、調理物の漏れにくい清潔な電動調理器を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のパッキンの片面のみにリング状のリブを設け、前記パッキンと対向する前記容器台の面と容器の面の両方に、前記リブが嵌合する凹溝を設けたもので、パッキンを容器台に載置する際、パッキンのどちらの面を上にしても、容器または容器台のどちらかの面に設けた凹溝にリブが嵌合するので、パッキンの取り付け向きに依らずシール性を向上させることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明のリング状のリブをパッキンの両面に設けると共に、前記両面のリブは同心でその径を同じにしたもので、パッキンを容器台に載置する際、パッキンのどちらの面を上にしても、どちらかの面のリブが容器あるいは容器台の面に設けた凹溝に嵌合し、パッキンの取り付け向きに依らずシール性を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明のリング状のリブをパッキンの両面に設けると共に、前記パッキンと対向する容器台の面と容器の面の両方に前記リブが嵌合する凹溝を設けたもので、容器と容器台の両方の面に設けた凹溝のそれぞれにリブが嵌合するので、パッキンと容器および容器台の両方の面との接触面積が広くなり、よりシール性を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の凹溝の断面形状を略四角形としたもので、パッキンが容器により容器台に圧接された時に、パッキンのリブが凹溝内部で圧縮され、しかも凹溝よりもリブの体積が大きいためにリブは凹溝の両側面と底面の3面において接触密着することになり、1面で接触した場合に比べて隙間が形成されることを防ぎ、シール性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電動調理器の要部断面図である。なお、上記従来の電動調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図1に示すように、パッキン12の片面(本実施の形態では底面)にリング状のリブ14を設け、パッキン12が載置される容器台底面10に、リブ14が嵌合すると共に、その体積が前記リブ14のそれより小さな断面略三角形状の凹溝15が設けたものである。
上記構成により、容器8を容器台5に螺合嵌合させることで、パッキン12が容器台5に押し付けられ、リブ14が凹溝15内で圧縮される。リブ14の体積が凹溝の体積よりも大きいために、リブ14は凹溝15の両斜面の2面に接触密着しシールするため、1面による接触よりもシール性が大幅に向上する。
このとき、パッキン12のリブの形状は、圧力をかけずに凹溝15に接触させたときにリブ14と凹溝15が線接触あるいは小さな面積での面接触など、圧力をかけるほど接触面積が大きくなるような形状が望ましい。なお、リング状のリブ14は、2本以上複数本も受けても良く、その場合は、それら複数のリブ14に対応して複数の凹溝15を設ける必要がある。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における電動調理器の要部断面図である。なお、上記従来の電動調理器並びに第1の実施の形態における電動調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図2に示すように、上記第1の実施の形態同様パッキン12の片面のみにリング状のリブ14を設け、容器台5と容器8のパッキン12と対向する面(容器台底面10及び容器底面11)のいずれにもパッキン12のリブ14が嵌合する断面略三角形状の凹溝15を設けたものである。
上記構成により、パッキン12のリブ14が容器台5側に来るよう設置した場合には、リブ14は、容器台5の凹溝15に嵌合し、容器8を容器台5に螺合嵌合させることにより、凹溝15内で圧縮される。
逆に、パッキン12のリブ14が容器8側に来るように設置した場合には、リブ14は容器8の容器底面11に設けた凹溝15に嵌合し、容器8を容器台5に螺合嵌合させることにより、容器底面11の凹溝15内で圧縮される。どちらの場合も、リブ14の体積が凹溝15の体積よりも大きいために、リブ14は凹溝15の両斜面の2面に接触密着し、調理物9をシールする。
以上のように、本実施の形態によると、パッキン12を容器台5に装着するとき、どちら向きに装着してもシール性を確実に向上させることができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における電動調理器の要部断面図である。なお、上記従来の電動調理器並びに上記実施の形態における電動調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図3に示すように、パッキン12の両面に、同心でしかも径の等しいリング状のリブ14を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態と同じである。上記構成により、容器8を容器台5に螺合嵌合させることで、容器底面11によりパッキン12が容器台5に押し付けられ、容器台5側のリブ14は容器台5の容器台底面10に設けた凹溝15内で圧縮される。リブ14の体積が凹溝15の体積よりも大きいために、リブ14は凹溝15の両斜面の2面に接触密着し、調理物9をシールする。リブ14はパッキン12の両面に付いており、しかも同心でその径が等しいため、パッキン12を容器台5に載置するときに、表裏のどちらを下にしても、リブ14は、凹溝15に嵌合するので、組立が容易である。なお、リング状のリブ14は、1面につき1本でなくてもよいが、複数本設ける場合は、それらに対応する凹溝15が必要である。
(実施の形態4)
図4は、本発明の第4の実施の形態における電動調理器の要部断面図である。なお、上記従来の電動調理器並びに上記実施の形態における電動調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図4に示すように、パッキン12の両面にリング状のリブ14が設けると共に、パッキン12の両面が対向する容器台5の容器台底面10と容器8の容器底面11の両方にパッキン12のリブ14が嵌合する断面略三角形状の凹溝15を設けたものである。
容器8を容器台5に螺合嵌合させることで、パッキン12が容器台5に押し付けられ、容器台5側のリブ14は、容器台5の凹溝15内で、また容器8側のリブ14は容器8の凹溝15内でそれぞれ圧縮される。リブ14の体積がそれぞれの凹溝15の体積よりも大きいため、リブ14は凹溝15の両斜面の2面に接触密着し、調理物9を確実にシールする。このように、容器台5側と容器8側の両面において、それぞれ2面で接触密着していることとなり、合計4面でのシールにより、全体のシール性が向上している。
このとき、パッキン12のリブ14の形状は、圧力をかけずに凹溝15に接触させたときにリブ14と凹溝15が線接触あるいは小さな面積での面接触など、圧力をかけるほど接触面積が大きくなるような形状が望ましい。
なお、両面のリブ14が同心でその径が等しければ、パッキン12を容器台5に装着するときに、表裏のどちらを下にして装着してもリブ14は凹溝15に嵌合するので、組立がきわめて容易である。また、リング状のリブ14は1本でなくてもよいが、複数本設ける場合は、それらに対応する凹溝が必要である。
(実施の形態5)
図5は、本発明の第5の実施の形態における電動調理器の要部断面図である。なお、上記従来の電動調理器並びに上記実施の形態における電動調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図5に示すように、パッキン12の両面にリング状のリブ14を設け、容器台5と容器8の対向面のいずれにもパッキン12のリブ14が嵌合する断面形状が四角の凹溝16を設けたものである。容器8を螺合嵌合させることで、パッキン12が容器台5に押し付けられ、容器台5側のリブ14は、容器台5の容器台底面10に設けた凹溝16内で、容器8側のリブ14は、容器8の容器底面11に設けた凹溝16内でそれぞれ圧縮される。
リブ14の体積が凹溝16の体積よりも大きいために、リブ14は凹溝16の両側面と底面の3面において接触密着し、調理物9をシールする。容器台5側と容器8側の両面において、それぞれ3面で接触密着していることとなり、合計6面でのシールにより、全体のシール性が大幅に向上している。
このとき、パッキン12のリブ14の形状は、圧力をかけずに凹溝16に接触させたときにリブ14の先端が凹溝16の底面に接触し、圧力をかけると側面にも接触するような形状が望ましい。なお、両面のリブ14が同心でその径が等しければ、パッキン12を容器台5に装着するときに表裏のどちらを下にして装着してもリブ14は凹溝16に確実に嵌合し、組立が容易となる。また、リング状のリブ14は1本でなくてもよいが、複数本設ける場合は、それらに対応する凹溝16が必要である。
以上のように、本発明にかかる電動調理器は、パッキンを締め付けることによってシールする構成においてシール性を向上させることができるので、パッキンによって内容物をシールしているミル等にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態における電動調理器の要部断面図 本発明の第2の実施の形態における電動調理器の要部断面図 本発明の第3の実施の形態における電動調理器の要部断面図 本発明の第4の実施の形態における電動調理器の要部断面図 本発明の第5の実施の形態における電動調理器の要部断面図 従来の電動調理器の断面図 同電動調理器の要部断面図
符号の説明
1 本体
2 電動機
5 容器台
7 カッター
8 容器
9 液体調理物
10 容器台底面(面)
11 容器底面(面)
12 パッキン
13 蓋
14 リブ
15、16 凹溝

Claims (5)

  1. 電動機を内蔵した本体と、液体を含む調理物を投入する容器と、前記電動機により回転駆動されるカッターと、前記カッターを内設し前記容器を装着する容器台と、弾性部材で形成されると共に前記容器と前記容器台との間に介在されるドーナツ状のパッキンとを備え、前記パッキンの少なくとも片面にリング状のリブを設け、前記パッキンと対向する前記容器台の面と前記容器の面の少なくとも一方に、前記リブが嵌合する凹溝を設け、前記リブの体積を前記凹溝の体積よりも大きく設定した電動調理器。
  2. パッキンの片面のみにリング状のリブを設け、前記パッキンと対向する前記容器台の面と容器の面の両方に、前記リブが嵌合する凹溝を設けた請求項1に記載の電動調理器。
  3. リング状のリブをパッキンの両面に設けると共に、前記両面のリブは同心でその径を同じにした請求項1に記載の電動調理器。
  4. リング状のリブをパッキンの両面に設けると共に、前記パッキンと対向する容器台の面と容器の面の両方に前記リブが嵌合する凹溝を設けた請求項1に記載の電動調理器。
  5. 凹溝の断面形状を略四角形とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動調理器。
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