JP2007275324A - 多機能型電子聴診器 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種の電子的処理を行う事により、体内で病気に掛かっている臓器から発生する異常音のみを的確に捕捉し聴診者に提供することを目的とする。
【解決手段】チェストピース部にコンデンサーマイクを取り付け、以降順に、前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器、イヤフォーンの順に取り付けたものであり、電源として1.5V×2を接続したものである。チェストピース部で捕捉した体内音は前置増幅器を介しバンドパスフィルターへと入力し、該バンドパスフィルターで電源ノイズや雑音を取り除かれ、目的とするサイクル音の波形の音のみの取出しを行い、デジタルイコライザーへと入力される。該デジタルイコライザーは目的とするサイクル音の内の指定された周波数の音波を自由に強調して後部増幅器へと入力され、イヤフォーンを通し検診者の耳へと到達する。
【選択図】 図1
【解決手段】チェストピース部にコンデンサーマイクを取り付け、以降順に、前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器、イヤフォーンの順に取り付けたものであり、電源として1.5V×2を接続したものである。チェストピース部で捕捉した体内音は前置増幅器を介しバンドパスフィルターへと入力し、該バンドパスフィルターで電源ノイズや雑音を取り除かれ、目的とするサイクル音の波形の音のみの取出しを行い、デジタルイコライザーへと入力される。該デジタルイコライザーは目的とするサイクル音の内の指定された周波数の音波を自由に強調して後部増幅器へと入力され、イヤフォーンを通し検診者の耳へと到達する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多機能型電子聴診器に関するものである。
従来、今までの機械式聴診器に替わって電子聴診器が報告されている。この電子聴診器では目的とする体内音のみを検診者に聞かせる事が難しく、周辺の体内音も拾ってしまう為、熟練した医師でも判別が難しかった(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
機械的な従来の聴診器では構造的に感度と周波数特性は固定となっている。又、上述した電子聴診器は感度調整は出来るが、周波数特性はチェストピースと電子回路内フィルターによって決まり、一般的には固定になっており、決められた周波数帯の音をすべて出力として出す為に雑音も混じってしまう欠点があった。特に、心雑音(3音,4音)の聴診には超低音の為、聴診しにくくなるので、感度を上げなければならないが、感度を上げればノイズも増大し聴音が困難になる欠点がある。
本発明は、このような課題に対し考案されたものであり、目的とするサイクル音の内の指定された周波数の音波を自由に強調し、出力へと換える様にしたものである。例えば、心雑音(3音,4音)の領域で特に12dB以上のピーキングを持たせることにより、聴診が出来るようになる多機能型電子聴診器を提供することを目的とする。
本発明の多機能型電子聴診器は、従来の機械式聴診器のチェストピース部にコンデンサーマイクを取り付け、該コンデンサーマイクをリード線により前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器へと接続させ、最後にイヤフォーンを結びつけたものである。
本発明は、以下に記載されるような効果を発する。
請求項1記載の発明によれば、従来の電子聴診器では出来ない周波数ピーキング帯の移動、幅及び感度の調整が外部書き込みによって可能になる為、聴診機能を一層改善することが出来る。
請求項1記載の発明によれば、従来の電子聴診器では出来ない周波数ピーキング帯の移動、幅及び感度の調整が外部書き込みによって可能になる為、聴診機能を一層改善することが出来る。
請求項2で記載した発明によれば、請求項1で記載した性能に一層改良した補聴器機能が加わることにより、高齢化社会に伴う医師と患者の会話がスムーズに行える様になり、診療時間の短縮の改善に役立てることが出来る。
請求項3で記載した発明によれば、請求項1の内のデジタルイコライザーを外部のパソコンとモニターに接続する事により、患者の特性、例えば胎児心音用、循環器内科用、呼吸器内科用など専門医師向けに特化した聴診器の作成の効果が期待出来る。
請求項4で記載した発明によれば、医療の最も基本的な聴診教育の充実が計られ、現実に聴診器を使用できない医療従事者の増加に歯止めがかけられ、高価な検査を行う前の段階で、聴診によるより正確な体内音を聞くことにより無駄な検査を減らせ、医療費の低減に役立てられる。
請求項1に関しては検診用に使用される聴診器に、電子機器装置を組み込んだものであり、被検診者の体内で発生していて伝わってくる体内音を直接外部の体皮膚の一部に当てて、皮膚を通して伝わる振動エネルギーを集音するチェストピース部とチェストピース部で捉えた振動エネルギーを空気振動へと換えて検診者の耳へと伝える耳管チューブという聴診器の形態において、該耳管チューブとチェストピース部が結合する部分において、耳管チューブをチェストピース部から分離させ、分離させたチェストピース部の所にコンデンサーマイクロフォンを体内で発生した音を集音するチェストピース部の膜面で捉えた音以外の周囲の音が入らない様に密着状態に取り付ける。
該マイクロフォンより2本のリード線で接続し、該リード線の端部を前置増幅器に接続し、該前置増幅器はコンデンサーマイクロフォンで集音した音波の干渉防止用に用いるものであり、入力状態がハイ−インピーダンスの音波を出力状態がロ−インピーダンスの波形に変換する役目を担い、前置増幅器でロ−インピーダンスの波形で変形出力された音波は、バンドパスフィルターへと入力され、該バンドパスフィルターを通過することにより、音波は電源ノイズや雑音を取り除かれ、目的とするサイクル音の波形の音のみ取出しを行い、次にデジタルイコライザーへと入力される。該デジタルイコライザーはマイクロコンピューターの性能を有しており、バンドパスフィルターを通過し、目的とするサイクル音の内の指定された周波数の音波を自由に強調して出力へと換えるものであり、デジタルイコライザーにより出力された音波は、次に後部増幅器へと入力され、今までの音波が各種パーツを通過することによる出力低下を該増幅器を通過することにより出力アップを計る。
出力された音波はリード線の他端に接続されたイヤフォーンへと伝わり、検診者の耳へ明瞭な、聞き取り易い体内音として届く仕組みである。尚、起動する為の電源としては、オン・オフのスイッチを設置した単4の1.5Vを2ヶ直列に結線し各回路に接続し電源の供給を行う。
請求項2に関しては請求項1の段落0011の文で明記されたチェストピース部とコンデンサーマイクロフォンは同様に取り付け、2本のリード線とコネクターで電子部品部への取り付け、取り外し自由な型とすることができる。
電子部品部は該チェストピース部とコンデンサーマイクロフォンの接続部分において、前置増幅器の前に人間の音声用コンデンサーマイクロフォンを取り付け、オン・オフ機能とどのマイクロフォンを選ぶかのセレクターレバーのスイッチを設置し、順次、前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器を取り付ける。
該後部増幅器にイヤフォーンを設置し、イヤフォーンを装着した人の耳にチェストピース部で捉えられた音又は補聴器で捉えられた音、あるいはその両方が同時に届く仕組みである。
請求項3に関しては請求項1で請求したチェストピース部とコンデンサーマイクロフォンは同様の構造とする。
電子部品部で提示された前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器の配列は同様に行い、デジタルイコライザーを外部のパソコンとモニターに接続可能な構造とし、モニターを見ながらパソコンを操作する事により、目的とするサイクル音の内の指定された周波数の音波を自由に強調するような特性をデジタルイコライザーに持たせる事で、被検診者の体内音の特徴をより強調できる構造としたものである。例えば、胎児の心音用、循環器内科用、呼吸器内科用など各専門医師の目的に特化する特性を持たせる事が出来る。このような体内音を捉え、イヤフォーンにより検診者の耳に到達する構造である。
請求項4に関しては請求項1の多機能型電子聴診器のチェストピース部とコンデンサーマイクロフォンは同様の構造とする。
電子部品部で提示された前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器の配列は同様に行い、後部増幅器の後ろに遠赤外線発光器を設置し、別回路を設けて後部増幅器によりイヤフォーンに接続したものを親聴診器とする。
電子部品部で提示された前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器を経てイヤフォーンへ伝わる回路はそのままとし、前置増幅器の前に遠赤外線受光器を設置したものを子聴診器とし、親聴診器で受信した体内音を子聴診器で同時に聞き取れる教育用聴診器システムである。
1.チェストピース
2.コンデンサーマイク
3.補聴器用コンデンサーマイク
4.PC用接続部
5.イヤフォーン
6.補助用イヤフォーン
7.PCモニター
2.コンデンサーマイク
3.補聴器用コンデンサーマイク
4.PC用接続部
5.イヤフォーン
6.補助用イヤフォーン
7.PCモニター
Claims (4)
- 以下の聴診器のチェストピース部、電子部品部及び、イヤフォーンを各々リード線で結んだ多機能型電子聴診器
(イ)チェストピース部
(イ−1)チェストピース部にコンデンサーマイクを組み込んだもの
(ロ)電子部品部
(ロ−1)前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器を順にリード線で結び、電源として1.5V×2を接続したもの
(ハ)イヤフォーン
(ニ)上記(イ)(ロ)(ハ)を順に結線した多機能型電子聴診器 - 請求項1で請求した多機能型電子聴診器に補聴器を付加したもの
(イ)チェストピース部
(イ−1)チェストピース部にコンデンサーマイクを組み込んだもの
(ロ)電子部品部
(ロ−1)補聴器用コンデンサーマイク、前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器を順にリード線で結び、電源として1.5V×2を接続したもの
(ハ)イヤフォーン
(ニ)上記(イ)(ロ)(ハ)を順に結線した補聴器付電子聴診器。但し、(イ)は着脱可能な構造とし、チェストピース部を脱着した場合は補聴器のみとしても使用可能とする
(ホ)上記(ロ)電子部品部には患者用に補助用イヤフォーンも接続可能 - 請求項1で請求した多機能型電子聴診器の(ロ)の電子部品部の内部のデジタルイコライザーを外部のパソコン(P.C)とモニターに接続可能な構造とし、被検診者の体内の特性に合わせデジタルイコライザーのピーキング特性や感度を外部より変更可能とする構造
- 請求項1で請求した多機能型電子聴診器において、
(イ)チェストピース部
(イ−1)チェストピース部にコンデンサーマイクを組み込んだもの
(ロ)電子部品部
(ロ−1)前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器、遠赤外線発光器をリード線で結び、電源として1.5V×2を接続したもの
(ハ)イヤフォーン
(ニ)上記(イ)(ロ)(ハ)を順に結線した親機としての聴診器と
(ホ)電子部品部
(ホ−1)遠赤外線受光器、前置増幅器、バンドパスフィルター、デジタルイコライザー、後部増幅器を順にリード線で結び、電源として1.5V×2を接続したもの
(ヘ)イヤフォーン
(ト)上記(イ)(ホ)(へ)を順に結線した子機としての聴診器で親機の聴診音を子機で受信可能な構造とした教育用聴診器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105937A JP2007275324A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 多機能型電子聴診器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006105937A JP2007275324A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 多機能型電子聴診器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007275324A true JP2007275324A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38677461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006105937A Pending JP2007275324A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 多機能型電子聴診器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007275324A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008049111A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-03-06 | Kiyoto Torisawa | 補聴機能付聴診器 |
JP2015525606A (ja) * | 2012-07-05 | 2015-09-07 | パルモネリ エイピーピーエス、 エルエルシー | 無線聴診器およびその使用方法 |
-
2006
- 2006-04-07 JP JP2006105937A patent/JP2007275324A/ja active Pending
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