JP2007274270A - クレードル、クレードルシステム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像した画像に対して、所望する文字情報の付加や文字情報の編集を確実に行い得るようにする。
【解決手段】カメラ100には、撮像した静止画像に対して撮像場所や撮像状況などの関連文字情報を、十字釦8Gを用いて仮名文字で入力及び記憶させておくことが出来、記憶された静止画像及び関連文字情報はクレードル200に送られる。クレードル200では送られてきた静止画像の編集や仮名文字を漢字文字に変換する処理を行い、処理結果をカメラ100に返送するので、カメラ100では仮名漢字変換機能を備えていなくとも漢字交じりの関連情報が付加された静止画像を得ることが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ100には、撮像した静止画像に対して撮像場所や撮像状況などの関連文字情報を、十字釦8Gを用いて仮名文字で入力及び記憶させておくことが出来、記憶された静止画像及び関連文字情報はクレードル200に送られる。クレードル200では送られてきた静止画像の編集や仮名文字を漢字文字に変換する処理を行い、処理結果をカメラ100に返送するので、カメラ100では仮名漢字変換機能を備えていなくとも漢字交じりの関連情報が付加された静止画像を得ることが出来る。
【選択図】 図1
Description
この発明は、カメラなどの撮像装置に充電電圧を供給する或いは撮像装置の画像情報を他の外部機器に転送するクレードル、クレードルシステム及びプログラムに関する。
従来、カメラなどの撮像装置は、撮影した画像情報に対応させて撮影日時や画像サイズ、撮影条件などが自動的に記憶される様になっている。また、ユーザが撮影場所などの任意の情報を画像情報に対応させて記憶させる様にすることも考えられており、その為、カメラ自体に文字情報を入力するキーボードを備えさせることが考えられている(特許文献1参照)。
カメラ自体がキーボードなどの文字入力手段を備えていない場合、撮影した画像情報をパソコンなどに送り専用の画像編集ソフトを使って画像編集及びタイトル文字等の入力を行わせることも一般的に行われているが、パソコンではなく、カメラに充電電圧を供給したりカメラの画像情報を他の電子機器に転送したりするための、所謂クレードルに文字入力や画像編集の機能を持たせたりすることも考えられている。
即ち、カメラから画像情報を受け取り、画像情報に各種編集処理を施すと共に、タイトル画像などを挿入した後、印刷装置に送って画像印刷を行わせるクレードル(特許文献2参照)や、同じく、カメラから画像情報を受け取り、画像情報のフォーマットを変換するなどの画像処理を行って、パソコンなどに転送させるクレードル(特許文献3、図26及び27)が知られている。
しかしながら、これらのクレードルは、カメラからの画像情報を他の外部機器(印刷装置やパソコン等)に転送する際に、画像編集を行ったりタイトル文字を付加したりするものであり、カメラが記憶保持している画像情報を編集したり文字情報を付加したりしてそのままカメラ内部に記憶保持させるものではなかった。
そこで、クレードルに文字入力キーボードと漢字変換機能とを備えて漢字文字を含む文字データを作成し、作成された文字データをカメラに送る様にしてカメラ自体に文字入力用のキーボードを備えなくてもよい様にした技術も考えられている(特許文献4参照)。
特開2003−009067号公報
特開2003−169243号公報
特開2005−080051号公報
特開2004−201227号公報
特許文献4の技術においては、カメラ自体に文字入力用のキーボードを備えなくてもよいのでカメラの小型化が図れる。しかしながら、このようなシステムでは、野外で撮影した画像に関して、その撮影場所やコメントなどの文字情報を入力するに、クレードルも一緒に携帯しなければならず極めて不都合なものであった。また、クレードルを携帯せず家などに帰った時に入力しようとすると、撮影枚数が多い場合には撮影場所や入力しようとしていたコメントなどを忘れてしまったりする欠点があった。
この発明の課題は、撮影した画像に対して、所望する文字情報の付加や文字情報の編集を確実に行い得るクレードル、クレードルシステム及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明によるクレードルは、被写体を撮像して得られた画像情報及びこの画像情報に関連する文字情報を記憶した撮像装置と電気的接続され前記撮像装置との間で画像情報及び文字情報を授受する為の入出力用コネクタ部と、前記撮像装置に充電用の電源を供給する手段もしくは前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報を外部機器に転送する転送手段を備えたクレードルにおいて、前記入出力用コネクタ部を介して送られてきた前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報のうち仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、この仮名漢字変換手段によって変換された漢字文字情報を前記入出力用コネクタ部を介して前記撮像装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明によるクレードルシステムは、被写体を撮像して得られた画像情報及びこの画像情報に関連する文字情報を記憶した撮像装置と、この撮像装置に充電用の電源を供給する手段もしくは前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報を外部機器に転送する転送手段とを備えたクレードルとからなるクレードルシステムであって、前記クレードルは、前記撮像装置が装着される撮像装置装着部と、この撮像装置装着部に装着された前記撮像装置との間で画像情報及び文字情報を授受する為の入出力用コネクタと、この入出力用コネクタ部を介して送られてきた前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報のうち仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、この仮名漢字変換手段によって変換された漢字文字情報を前記入出力用コネクタ部を介して前記撮像装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるクレードル及びクレードルシステムによれば、クレードルは入出力用コネクタ部を介して撮像装置から送られてきた仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換して撮像装置に返す様にしているので、撮像装置は、撮像時には画像情報に対応させて仮名文字で名称或いは文章を設定しておくだけで、その後、クレードルとの接続によって設定した仮名文字を変換辞書を用いて漢字文字或いは漢字文字交じりの文章にして記憶させておくことが出来、撮像装置には文字入力キーからなるキーボードや仮名漢字変換回路などを備える必要がなく小型化を図ることが出来るものである。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。この実施例は、撮像装置として小型で携帯可能なデジタルスチルカメラ装置100(以下、カメラ100と略称する。)を用いたもので、図1は、カメラ100をクレードル200に載置して電気的接続させた際の外観斜視図であり、図2は、図1の状態におけるカメラ100とクレードル200の回路ブロック図である。
図2において、カメラ100の制御部1は、図示していないCPU、ROM(リード・オンリ・メモリ)等から構成され、カメラ全体の動作を制御するための各種プログラムや各種データを内部に備えている。この制御部1には、バスライン2を介して以下に述べる各部が接続されている。
撮像部3は、外部被写体を撮像して被写体画像を得るもので、図3は、この撮像部3の詳細な構成を示したものである。光学系(撮影レンズ)11を介して入射される光束の開口量は絞り機構12によって調整され、被写体像がCCD等の撮像素子13上に結像される。合焦のために撮影レンズ11は光学系駆動部14によって光軸に沿って移動されると共に、適切な露出となるように絞り機構12の開口量も光学系駆動部14によって制御される。
計測部15は、図示しない測距センサや受光センサ及びホワイトバランス制御のための色センサなどを備えており、この計測部15で検出された検出値はバスライン2を介して制御部1に送られる。制御部1は、予め設定されている撮影条件に基づき、送られてきた検出値から撮影レンズ11の移動量や絞り機構12の開口量を演算し、演算結果に基づいた駆動信号が光学系駆動部14に送られることによって、光学系駆動部14が撮影レンズ11の移動や絞り機構12の開口量を調整する。
撮像素子13に被写体像が結像されることにより撮像素子13には入射光量に応じた電荷が蓄積され、蓄積された電荷は読み出し駆動回路16から与えられる駆動パルス信号によって順次読み出されてアナログ処理回路17に送られる。アナログ処理回路17では、色分離やゲイン調整、ホワイトバランスなどの各種処理が行われ、処理された信号はA/D変換回路18を介してデジタルの画像情報としてバッファレジスタからなるバッファ回路19に記録される。バッファ回路19に記録された1枚分の画像情報は、バスライン2を介して図2で示した記憶部4のワークエリア4Cに一時記録された後、バスライン2を介して信号処理回路20に送られ輝度信号及び色差信号に変換されるとともに、圧縮伸長回路21によってJPEG規格に準じて圧縮された後、ファイル化されて図1に示した記録部5に記憶される。尚、記録部5については詳細を後述する。
図2に戻り、記憶部4は、カメラの内部に固定的に設けられ、通常状態では取り出すことができない内部メモリである。この記憶部4は、読み出し及び書き込みが可能な揮発性のメモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、或いは不揮発性のメモリである、例えばフラッシュメモリ等から構成されている。
図4は、この記憶部4の詳細な構成図を示すもので、モード値記録領域4Aには、カメラの基本動作モードを示すモード値Mが記録される。モード値Mは、その値が「0」(以下、M=0の様に示す。)の時、後述するシャッタ釦8Aの操作によって外部被写体を撮影して静止画像を前記記録部5に記録させる撮影モードであり、M=1の時は、詳細を後述するが撮影した被写体画像に対して編集を行う編集モードである。
また、M=2の時は、記録部5に記録された画像を表示部7に再生表示させる再生モード、M=3の時は、記録された画像を選択的に消去する消去モードである。
更に、モード値MがM=4の時は記録部5に記録された画像を外部の電子機器、例えば他のデジタルカメラや印刷装置などに転送する転送モードである。
記憶部4の撮影条件記憶領域4Bは、上記撮像部3による撮像時の撮影条件、例えばシャッタースピードやホワイトバランス値などの条件を記憶する領域であり、ワークエリア4Cは、撮影した画像情報の一時記録や編集時の画像の一時記憶、或いは各種処理に使用される記録領域、送信ファイル記憶部4Dはクレードル200に転送するファイルの記憶位置情報を記憶しておく領域である。
図2に戻り、記録部5は、撮像部3で撮像された多数の画像情報をファイル形式で記憶するものであり、不揮発性のフラッシュメモリ或いは着脱可能な不揮発性のメモリカード等から構成される。図5は記録部5に記録されるファイルの詳細を示すもので、ヘッダ領域50にはファイル名や、画素数、シャッタースピードなどの撮影条件等が記録され、画像記録領域51には撮像された静止画像が記録され、メッセージ記憶領域52には、画像記録領域51に記録された静止画像に関連するメッセージが記録される。
図6は、記録部5に記録された多数のファイルを管理する管理メモリ53であり、記録部5に設けられている。しかして、この管理メモリ53は、記録されたファイルの通し番号を記録する通し番号記録領域54、ファイル名を記録するファイル名記憶領域55及びファイル名記憶領域55に記憶されたファイル名にそれぞれ対応して設けられそれぞれのファイルが記録部5のいずれのアドレスに記録されているかのアドレス情報を記録するアドレス記憶領域56とから構成される。
図6は、記録部5に記録された多数のファイルを管理する管理メモリ53であり、記録部5に設けられている。しかして、この管理メモリ53は、記録されたファイルの通し番号を記録する通し番号記録領域54、ファイル名を記録するファイル名記憶領域55及びファイル名記憶領域55に記憶されたファイル名にそれぞれ対応して設けられそれぞれのファイルが記録部5のいずれのアドレスに記録されているかのアドレス情報を記録するアドレス記憶領域56とから構成される。
図2に戻り、キャラクタジェネレータ6は、仮名文字や数値文字、アルファベットや漢字等を表示部7に表示させる為の表示パターンデータを発生する回路である。後述する如く、このカメラ100は仮名文字を漢字文字に変換する仮名漢字変換回路は備えていないが、クレードル200より漢字データを受信して記憶し表示部7に表示できる様に構成されているもので、その為にキャラクタジェネレータ6は漢字文字の表示パターンデータも発生する様に構成されている。
表示部7は、例えばカラー液晶表示装置などから構成され、撮影時、再生時の画像や各種設定情報、各種動作のガイダンス情報などが表示されるものである。
通信制御部9は、外部の電子機器、例えば他のカメラや印刷装置、パーソナルコンピュータ等と直接接続され、モード値MがM=4の転送モードの時、静止画情報やそれに付随する文字情報等の送受信を制御するものである。なお、外部の電子機器との接続は、ケーブルなどによる有線で行ってもよく、或いは赤外線や無線などのワイヤレス接続で行っても良い。
入力部8は、撮像用のシャッタ釦8Aと、図2のモード値記録領域4Aに記録されているモード値Mを操作毎に順次切り替えるモード切替釦8Bと、仮名文字入力の開始釦8Cと、仮名文字入力の終了(確定)釦8Dと、撮影条件の設定や撮影し且つ記録した静止画像の再生や消去、外部との通信及び編集などを行うための複数の制御用操作釦18E、・・・を備えている。また、文字の選択や他の各種の選択を行うために上下左右方向の押圧操作でそれぞれの方向への移動スイッチ入力がなされる十字釦8Gも備えられている。
時計回路部10は、基準周波数信号を計数して年、日付、時分秒からなる現在時刻を計時する回路であり、撮像部3を用いて外部被写体を撮像しファイル化された際には、その時に時計回路部10で計時されている現在時刻情報がファイル名となって記録部5に記録される様に構成されている。
送受信回路30は、バスライン2を介して送られてくる画像情報及び文字情報をカメラ側コネクタ部31を介してクレードル200に送信したり、クレードル200から送られてくる画像情報及び文字情報をバスライン2に供給したりする回路である。
カメラ側コネクタ部31は、カメラ100の下面に図示しない多数の端子が設けられており、図1の如くカメラ100をクレードル200に載置した際に、クレードル200の上面のカメラ載置部に設けられているクレードル側コネクタ32の図示しない多数の端子と電気的接続する様に構成されている。
カメラ側コネクタ部31は、カメラ100の下面に図示しない多数の端子が設けられており、図1の如くカメラ100をクレードル200に載置した際に、クレードル200の上面のカメラ載置部に設けられているクレードル側コネクタ32の図示しない多数の端子と電気的接続する様に構成されている。
このカメラ側コネクタ部31からは、上述した如く送受信回路30によって授受される情報以外に、カメラ100がクレードル200に載置されたことの検出信号Fがバスライン2を介して制御部1に送られる様になっている。即ち、クレードル側コネクタ32の複数の端子のうち、所定の端子には予め定められた電圧が出力されており、この電圧がカメラ側コネクタ部31の端子を介してバスライン2に供給され、カメラ100がクレードル200に載置されたことが検出されるものである。
また、カメラ側コネクタ部31には、クレードル200の電源回路33からの充電電圧がクレードル側コネクタ32を介して供給され、この充電電圧は充電回路34に供給され、充電回路34は供給される充電電圧を充電可能な電池35に供給して充電を行わせる。そして電池35の電池電圧はカメラ100の各部に動作電源として供給されるようになっている。
クレードル200の上記電源回路33には、商用(AC)電源からの交流電圧が供給され、電源回路33は、供給される交流電圧を直流電源に変換し、この直流電圧をクレードル200内部の後述する各部の動作電源として供給すると共に、上述した如く、クレードル側コネクタ32を介してカメラ100にも充電電圧として供給する。
また、クレードル200には、制御部40が設けられており、バスライン41を介して送受信回路42、入力部43、通信制御部44、記憶部45及び仮名漢字変換回路46と接続されている。この仮名漢字変換回路46には仮名文字を漢字に変換するため、仮名文字情報と漢字情報とを対応付けて記憶する仮名漢字変換辞書が設けられている。
また、クレードル200には、制御部40が設けられており、バスライン41を介して送受信回路42、入力部43、通信制御部44、記憶部45及び仮名漢字変換回路46と接続されている。この仮名漢字変換回路46には仮名文字を漢字に変換するため、仮名文字情報と漢字情報とを対応付けて記憶する仮名漢字変換辞書が設けられている。
送受信回路42は、クレードル側コネクタ32を介してカメラ100から送られてくる画像情報及び文字情報をバスライン41に送出し、また、バスライン41を介して送られてくる画像情報及び文字情報をカメラ100に送信する回路である。
入力部43は、図1に示す様に多数の操作釦を備えたキーボードであり、多数の文字入力釦、画像修正などの各種ファンクション(機能)釦以外に、文字選択の為の4個のカーソル移動釦43A、修正機能の選択釦43B、仮名漢字変換の実行釦43C、処理の終了時に操作される確定釦43D等を備えている。
通信制御部44は、クレードル側コネクタ32を介してカメラ100から送られてくる画像情報及び文字情報を外部機器であるパーソナルコンピュータ等に送信し、また、外部機器から送られてくる画像情報及び文字情報を、カメラ100に送信するためにバスライン41に送出する回路である。
記憶部45は、カメラ100から送られてくる画像情報及び文字情報を記憶するもので、読み出し及び書き込みが可能な揮発性のメモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、或いは不揮発性のメモリである、例えばフラッシュメモリ等から構成されている。
仮名漢字変換回路46は、仮名文字を漢字文字或いは漢字交じり文字に変換する回路である。
仮名漢字変換回路46は、仮名文字を漢字文字或いは漢字交じり文字に変換する回路である。
次に上述の如く構成されたクレードル及びクレードルシステムの動作を図7乃至図9の動作フローチャートを用いて説明する。
図7は、制御部1によって処理されるカメラ100のジェネラルフローチャートであり、まず電源投入がなされると、ステップS1では、各部の初期設定が行われ、次のステップS2では、動作モードがM=0の撮影モードか否かが判断される。
撮影モードであった場合にはステップS3に進み、シャッタ釦8Aが操作されたか否かが判断され、シャッタ釦8Aの操作が検出された場合にはステップS4で撮像部3による外部被写体の撮像がなされ、次のステップS5で、撮像された画像をファイル化して記録部5に記憶しステップS2に戻る。
一方、ステップS3でシャッタ釦8Aの操作が検出されなかった場合にはステップS6に進み、モード切替釦8Bの操作がなされたか否かが判断され、操作が検出されなかった場合にはステップS2に戻るが、モード切替釦8Bの操作が検出された場合にはステップS7に進んでモードの切り換えを行う。即ち、モード値記録領域4Aのモード値MをM=1の編集モードに設定する。
上記ステップS3乃至S5で被写体の撮像がなされてステップS2に戻り、次にステップS3乃至S7によって編集モードが設定されてステップS2に戻った場合、今度はステップS2では、撮影モードではないことが検出されるのでステップS10に進み編集モードか否かが判断される。
この時点では編集モードなのでステップS11に進み、このステップS11ではクレードル200と電気的接続がなされているか否かを、カメラ側コネクタ部31から検出信号Fが出力されているか否かによって判断する。
検出信号Fが出力されていることが検出された場合には、カメラ100がクレードル200に載置されている場合で有り、ステップS12に進んでクレードル200との協働によるクレードル編集処理(詳細は後述する)がなされるが、検出信号Fが出力されていない場合にはステップS13に進んでカメラ100単独での編集処理がなされる。
図8は、上記ステップS13の詳細なフローチャートを示したもので、ステップS20は記憶部5に記憶されている各ファイルの画像を順次表示部7に切換表示させるための画像送り釦が操作されたか否かを判断するもので、この場合、十字釦8Gが画像送り釦として使用される。
画像送り釦(十字釦8G)が操作されたことが検出されると、次のステップS21では、次のファイルの画像を表示部7に表示させる。
ステップS20で画像送り釦の操作でない場合にはステップS22に進み、文字入力開始のための釦、即ち、開始釦8Cが操作されたか否かが判断され、開始釦8Cが操作された場合にはステップS23に進んで文字入力処理がなされる。
この文字入力処理は、ステップS21で表示された画像が記憶されているファイルのメッセージ記憶領域52(図5参照)に仮名文字を入力するもので、最初はカーソルと共に「あ」の文字が表示され、十字釦8Gの上操作毎に「あ」「か」「さ」・・・と「あ」段が順次切り換えられ、十字釦8Gの下操作毎に表示されている行の「い」段、「う」段・・・が順次切り換えられることによって所望の仮名文字が入力されるものである。
そして、所望の文字入力がなされた後は、十字釦8Gの横方向操作でカーソルが次の桁に移動すると共に「あ」が表示され、上記と同様にして次の所望の文字を入力するものである。このようにして、画像記憶領域51に対応するメッセージ記憶領域52に、画像記憶領域51に記憶された画像に関連するメッセージ、例えば場所や、撮影状況などに関するメッセージが仮名文字で記憶される。
そして、所望の文字入力がなされた後は、十字釦8Gの横方向操作でカーソルが次の桁に移動すると共に「あ」が表示され、上記と同様にして次の所望の文字を入力するものである。このようにして、画像記憶領域51に対応するメッセージ記憶領域52に、画像記憶領域51に記憶された画像に関連するメッセージ、例えば場所や、撮影状況などに関するメッセージが仮名文字で記憶される。
このようにして、所望のメッセージが記憶された後は、図示していないが終了釦8Dの操作によってステップS23を終える。
上記ステップS22で、文字入力のための開始釦8Cの操作でないことが検出された場合には、ステップS24に進み、画像の編集など他の編集処理がなされる。
図9は、図7のステップS12のクレードル編集処理の詳細なフローチャートである。このクレードル編集処理は、記録部5に記憶されたファイルの画像記憶領域51の画像情報及び上記メッセージ記憶領域52に記憶された仮名文字をクレードル200に送り、クレードル200において画像編集や仮名漢字変換した後、カメラ100に戻す処理であり、カメラ100とクレードル200とが協働して処理がなされるものなので、図9の波線左側にはカメラ100の処理、右側にはクレードル200の処理を記載してある。
まず、ステップS30では、仮名漢字変換させるファイルを選択し、そのファイルの画像情報及び仮名文字情報を記憶部4のワークエリア4Cに記憶させると共に表示部7に表示させ、更に、選択されたファイルをクレードル200に送る。次にステップS31では、その選択されたファイルの通し番号、ファイル名もしくはそのファイルが記憶されているアドレス情報など選択されたファイルの記憶位置情報を、図6の管理メモリ53から読み出して記憶部4の送信ファイル記憶領域4Dに記憶させる。
一方、クレードル200では、最初のステップS40では、送られてきたファイルを記憶部45に記憶させ、次のステップS41で、文字を編集するのか或いは画像を編集するのかの選択釦43Bを操作する。
次のステップS42では、文字編集及び画像編集のいずれが選択されたかを判断し、文字編集が選択された場合にはステップS43に進んで、記憶部45に記憶されたファイルの仮名文字のうち仮名漢字変換させる仮名文字をカーソル移動釦43Aを用いて選択する。次のステップS44では、実行釦43Cの操作によって仮名漢字変換回路46を動作させ選択された仮名文字を仮名漢字変換辞書を用いて仮名漢字変換を行って漢字もしくは漢字交じり仮名文字に変換する。
次のステップS45では、全ての処理が完了した際に操作される確定釦43Dが操作されたか否かを判断し、確定釦43Dが操作されていない場合には、まだ仮名漢字変換する仮名文字が残っているものとしてステップS43、S44に戻り、仮名漢字変換の処理を継続して行わせる。
次のステップS45では、全ての処理が完了した際に操作される確定釦43Dが操作されたか否かを判断し、確定釦43Dが操作されていない場合には、まだ仮名漢字変換する仮名文字が残っているものとしてステップS43、S44に戻り、仮名漢字変換の処理を継続して行わせる。
このようにして、全ての仮名漢字変換処理が終了した際は確定釦43Dを操作すると、その操作がステップS45で検出され、次のステップS46で確定を示すコード信号と共に仮名漢字変換された文字情報及び画像情報をカメラ100に送ると共に処理を終了する。
尚、上記ステップS43における仮名文字の選択状態(例えば、選択された文字をカーソルで明示する)及び仮名漢字変換された結果データは、その都度カメラ100に送られている。カメラ100では、ステップS32でクレードル200からの受信を常に検出しており、クレードル200から受信があった場合には、ステップS33で受信データの中に確定コードがあるか否かを検出し、確定コードが含まれていない場合にはステップS34でワークエリア4Cに記憶されている仮名文字に対して、選択された文字の明示や変換された漢字への置き換えを実行する。
尚、上記ステップS43における仮名文字の選択状態(例えば、選択された文字をカーソルで明示する)及び仮名漢字変換された結果データは、その都度カメラ100に送られている。カメラ100では、ステップS32でクレードル200からの受信を常に検出しており、クレードル200から受信があった場合には、ステップS33で受信データの中に確定コードがあるか否かを検出し、確定コードが含まれていない場合にはステップS34でワークエリア4Cに記憶されている仮名文字に対して、選択された文字の明示や変換された漢字への置き換えを実行する。
これによって、表示部7には、クレードル200での処理に応じた表示がなされることになり、クレードルに表示装置を設けなくとも、カメラ100の表示部7の表示を見ながら仮名漢字変換処理が成し得るものである。
しかして、ステップS33で確定コードが検出された際には、ステップS35に進んで、ステップS46によってクレードル200から送られてきた文字情報及び画像情報をファイル化して記憶部4の送信ファイル記憶領域4Dに記憶された位置情報で指定されている位置に再記録させるものである。
ステップS35の処理の後はステップS36に進み、モード切替釦8Bの操作がなされたか否かを判断し、モード切替釦8Bの操作がなされていない場合にはステップS30に戻る。またモード切替釦8Bの操作がなされた場合には、モード切替を行ってM=2の再生モードを設定する。
尚、クレードル200のステップS42の処理において、画像編集が選択された場合にはステップS47に進み、各種画像編集を行った後、ステップS48で確定釦43Dの操作がなされたか否かを判断し、操作がなされた場合にはステップS49で編集された画像及び文字情報をカメラ100に送信して処理を終える。
カメラ側の上記ステップS37において、編集モードから再生モードにモード変換された場合、図2のフローチャートにおいては、ステップS2及びS10からステップS14に進む。
ステップS14では、詳細は示していないが、再生モードにおいては、十字釦8Gの操作がなされる毎に、記録部5に記録された各ファイルの画像情報及びメッセージ情報が順次表示部7に切換表示される。上述した如く、メッセージ情報はクレードル200によって漢字或いは漢字混じり仮名文字に変換されているので、この変換された文字情報を表示させることが出来るものである。
このように、上記実施例では、カメラ自体に仮名漢字変換機能を備えていなくても、クレードルによって漢字変換でき、漢字変換された文字をカメラの表示部に表示できる。
なお、対象画像は動画像であってもよい。
なお、対象画像は動画像であってもよい。
1 制御部
3 撮像部
4 記憶部
5 記録部
7 表示部
8A シャッタ釦
8B モード切替釦
8G 十字釦
13 撮像素子
19 バッファ回路
31 カメラ側コネクタ部
32 クレードル側コネクタ部
33 電源回路
45 記憶部
46 仮名漢字変換回路
3 撮像部
4 記憶部
5 記録部
7 表示部
8A シャッタ釦
8B モード切替釦
8G 十字釦
13 撮像素子
19 バッファ回路
31 カメラ側コネクタ部
32 クレードル側コネクタ部
33 電源回路
45 記憶部
46 仮名漢字変換回路
Claims (4)
- 被写体を撮像して得られた画像情報及びこの画像情報に関連する文字情報を記憶した撮像装置と電気的接続され前記撮像装置との間で画像情報及び文字情報を授受する為の入出力用コネクタ部と、前記撮像装置に充電用の電源を供給する手段もしくは前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報を外部機器に転送する転送手段を備えたクレードルにおいて、
前記入出力用コネクタ部を介して送られてきた前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報のうち仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、この仮名漢字変換手段によって変換された漢字文字情報を前記入出力用コネクタ部を介して前記撮像装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするクレードル。 - 被写体を撮像して得られた画像情報及びこの画像情報に関連する文字情報を記憶した撮像装置と、この撮像装置に充電用の電源を供給する手段もしくは前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報を外部機器に転送する転送手段とを備えたクレードルとからなるクレードルシステムであって、
前記クレードルは、前記撮像装置との間で画像情報及び文字情報を授受する為の入出力用コネクタ部と、この入出力用コネクタ部を介して送られてきた前記撮像装置の前記画像情報及び前記文字情報のうち仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段と、この仮名漢字変換手段によって変換された漢字文字情報を前記入出力用コネクタ部を介して前記撮像装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするクレードルシステム。 - 更に、前記撮像装置は前記画像情報及び前記文字情報を表示する表示手段を備えており、前記クレードルは、更に、前記仮名漢字変換手段による変換がなされている際の文字情報を前記撮像装置に送信する文字情報送信手段を備えており、前記仮名漢字変換手段による変換中の文字情報が前記撮像装置の前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項3に記載のクレードルシステム。
- コンピュータを、
入出力用コネクタ部を介して送られてきた撮像装置の画像情報及び文字情報のうち仮名文字情報を変換辞書を用いて漢字文字情報に変換する仮名漢字変換手段、
この仮名漢字変換手段によって変換された漢字文字情報を前記入出力用コネクタ部を介して前記撮像装置に送信する送信手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006096503A JP2007274270A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | クレードル、クレードルシステム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006096503A JP2007274270A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | クレードル、クレードルシステム及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007274270A true JP2007274270A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38676616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006096503A Pending JP2007274270A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | クレードル、クレードルシステム及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007274270A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8154645B2 (en) | 2009-02-27 | 2012-04-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Image pickup system including image pickup device and connection device for connecting to external display device |
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2006
- 2006-03-31 JP JP2006096503A patent/JP2007274270A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8154645B2 (en) | 2009-02-27 | 2012-04-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Image pickup system including image pickup device and connection device for connecting to external display device |
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