JP2003023556A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2003023556A
JP2003023556A JP2001207239A JP2001207239A JP2003023556A JP 2003023556 A JP2003023556 A JP 2003023556A JP 2001207239 A JP2001207239 A JP 2001207239A JP 2001207239 A JP2001207239 A JP 2001207239A JP 2003023556 A JP2003023556 A JP 2003023556A
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communication
electronic
image
continuous shooting
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JP2001207239A
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English (en)
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Yosuke Kusaka
洋介 日下
Masanaga Nakamura
正永 中村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像送信機能を備える電子カメラにおいて、
連続撮影動作と画像送信動作のマッチングを取り、連続
撮影を行いながら連続撮影した画像を確実に外部に送信
することができる。 【解決手段】 連続撮影を行いながら連続撮影した画像
を外部に送信する際には、単独撮影した画像を外部に送
信する場合または連続撮影した画像を電子カメラに装着
されたメモリカードに記録する場合とは連続撮影動作ま
たは画像送信動作の制御パラメータ(駒速、通信速度、
画像データ量)を異ならせ、連続撮影の1駒分の時間以
内に前記通信手段による1駒分の画像送信が完了するよ
うに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電子画
像として撮影する電子カメラに関し、特に電子画像を外
部と送受信する通信機能を備えた電子カメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCDなどの撮像素子を用いて被
写体像を撮影し、その撮影によって得られた電子画像デ
ータをメモリカードなどの記録媒体に記録することがで
きる電子カメラが種々開発されている。またこの種の電
子カメラにおいては、撮影画像を通信回線により外部の
画像データベースに送信して記録したり、外部から通信
回線を介して画像を受信して記録媒体に記録する電子カ
メラもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の画像通信機能を備えた電子カメラにおいては、撮影動
作(特に連続撮影動作)と撮影動作以外のカメラ動作
(特に画像通信動作)との整合性(連係動作または同時
動作)について充分に考慮された設計になっていなかっ
た。例えば連続撮影しながら撮影した画像を送信する
際、設定された連写駒速によっては画像送信の速度が連
続撮影の速度に追いつけなくなり、種々のトラブルを発
生する恐れがある。例えば連続撮影時に画像送信終了前
に次に撮影した画像が入力されることにより送信すべき
画像データの一部が欠落したり、画像データの撮像が終
了した時に前の画像データの送信が終了していないので
撮像した画像データを廃棄して次の画像データを撮像し
たために連写駒速が低下する場合がある。
【0004】このような不具合を防止するために、例え
ば大きなデータ容量の撮影バッファメモリを備え、該撮
影バッファメモリに連続撮影した画像データを一時的に
格納し、連続撮影終了後に該撮影バッファメモリに格納
された一連の連写画像を順次外部に送信することも考え
られるが、使用頻度が低い高コストな大容量の撮影バッ
ファメモリを備えることは電子カメラの商品価格をつり
上げて、市場での競争力を弱めることになってしまうと
ともに、撮影バッファメモリのデータ容量を超える数の
画像の連写を可能にすることはできない。
【0005】また例えば電子カメラに装着されるメモリ
カード等の記録媒体に連続撮影した画像データを一時的
に格納し、該記録媒体に格納された一連の連写画像を順
次外部に送信することも考えられるが、記録媒体が装着
されていない場合や記録媒体に空き容量がない場合には
対応できない。
【0006】また連続撮影した一連の画像には保存の必
要のない画像も含まれており、それら一連の連写画像を
そのまま全て外部に送信した場合には、送信時間と送信
費用が有効に活用できないという問題もある。そこで本
発明は、画像通信機能を備える電子カメラにおいて、連
続撮影動作と画像通信動作とを効率よく確実に連携さ
せ、安価で使い勝手のよい電子カメラを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明による電子カメラでは、被写
体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段と、前記
電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電子画像情報
を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段により連続
撮影を行わせる制御手段とを備える電子カメラにおい
て、前記撮像手段により撮像された電子画像情報を前記
記憶手段に記憶させる第1モードと、前記撮像手段によ
り撮像された電子画像情報を前記通信手段に外部に送信
する第2モードとを切り換えるモード切換手段を備え、
前記制御手段は前記第2モードにおける連続撮影の駒速
を前記第1モードにおける連続撮影の駒速より低速にす
ることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明による電子カメラで
は、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段
と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電子
画像情報を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段に
より連続撮影を行わせる制御手段とを備える電子カメラ
において、前記撮像手段により撮像された電子画像情報
を前記記憶手段に記憶させる第1モードと、前記撮像手
段により撮像された電子画像情報を前記通信手段に外部
に送信する第2モードとを切り換えるモード切換手段
と、前記第2モードにおいて前記制御手段による連続撮
影を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明による電子カメラで
は、請求項1にまたは請求項2記載の電子カメラにおい
て、前記モード切換手段は、前記記憶手段が実質的に使
用可能な場合には前記第1モードを自動的に設定し、前
記記憶手段が実質的に使用不能な場合には前記第2モー
ドを自動的に設定することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明による電子カメラで
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記制御手
段は、前記通信手段の通信速度に応じて前記第2モード
における連続撮影の駒速を決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明による電子カメラでは、被写体像
を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段と、前記電子
画像情報を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段に
より連続撮影を行わせる制御手段とを備える電子カメラ
において、前記通信手段が前記電子画像情報の外部に送
信する際の通信速度を切り換える通信速度切換手段を備
え、前記制御手段は前記通信速度に応じて、連続撮影の
1駒分の時間以内に前記通信手段による1駒分の画像送
信が完了するように、連続撮影の駒速を切り換えること
を特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明による電子カメラで
は、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段
と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電子
画像情報を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段に
より連続撮影を行わせる制御手段とを備える電子カメラ
において、前記撮像手段により撮像された電子画像情報
を前記記憶手段に記憶させる第1モードと、前記撮像手
段により撮像された電子画像情報を前記通信手段に外部
に送信する第2モードとを切り換えるモード切換手段を
備え、前記第2モードにおいて前記制御手段の制御のも
とに前記撮像手段により連続撮影された電子画像情報を
前記通信手段に外部に送信する際に、前記記憶手段が実
質的に使用可能な場合には前記撮像手段により撮像され
た一連の電子画像情報を一旦前記記憶手段に記憶した
後、前記記憶手段に記憶された一連の電子画像情報を前
記通信手段により外部に送信するとともに、前記記憶手
段が実質的に使用不能な場合には前記撮像手段により撮
像された電子画像情報を撮像の度に前記通信手段により
外部に送信することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明による電子カメラで
は、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段
と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電子
画像情報を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段に
より連続撮影を行わせる制御手段と、前記制御手段によ
り連続撮影が行われる際の駒速を変更する駒速変更手段
とを備える電子カメラにおいて、前記撮像手段により連
続撮像された電子画像情報を前記記憶手段に記憶させる
第1モードと、前記撮像手段により連続撮像された電子
画像情報を前記通信手段に外部に送信する第2モードと
を切り換えるモード切換手段を備え、前記駒速変更手段
は前記第2モードにおける連続撮影の駒速を前記第1モ
ードにおける連続撮影の駒速より低速にすることを特徴
とする。
【0013】請求項8に記載の発明による電子カメラで
は、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段
と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
記撮像手段により単独撮影または連続撮影を行わせる制
御手段と、前記電子画像情報のデータ量を変更する画像
データ量変更手段とを備える電子カメラにおいて、連続
撮影された一連の電子画像情報を前記通信手段により外
部に送信する場合に、前記画像データ量変更手段は単独
撮影された電子画像情報を前記通信手段により外部に送
信する場合の電子画像情報より小さなデータ量に一連の
電子画像情報を縮小するとともに、前記通信手段は前記
画像データ量変更手段によりデータ量が縮小された一連
の電子画像情報を外部に送信することを特徴とする。
【0014】請求項9に記載の発明による電子カメラで
は、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手段
と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電子
画像情報を外部に送信する通信手段と、前記撮像手段に
より連続撮影を行わせる制御手段と、前記電子画像情報
のデータ量を変更する画像データ量変更手段とを備える
電子カメラにおいて、前記撮像手段により連続撮像され
た電子画像情報を前記記憶手段に記憶させる第1モード
と、前記撮像手段により連続撮像された電子画像情報を
前記通信手段に外部に送信する第2モードとを切り換え
るモード切換手段を備え、前記第2モードにおいて、前
記画像データ量変更手段は前記第1モードで前記記憶手
段に記憶される電子画像情報に比較して小さなデータ量
に連続撮影された一連の電子画像情報を縮小するととも
に、前記通信手段は前記画像データ量変更手段によりデ
ータ量が縮小された一連の電子画像情報を外部に送信す
ることを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の
通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記撮像手段
により単独撮影または連続撮影を行わせる制御手段とを
備える電子カメラにおいて、前記通信速度変更手段は連
続撮影された一連の電子画像情報を前記通信手段により
外部に送信する際の通信速度を単独撮影された電子画像
情報を前記通信手段により外部に送信する場合の通信速
度より高速にすることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の通
信速度を変更する通信速度変更手段と、前記制御手段に
より連続撮影が行われる際の駒速を変更する駒速変更手
段とを備える電子カメラにおいて、前記駒速変更手段
は、前記通信速度変更手段により変更された通信速度に
基づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段に
よる1駒分の画像送信が完了するように、連続撮影の駒
速を変更することを特徴とする。
【0017】請求項12に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の通
信速度を変更する通信速度変更手段と、前記制御手段に
より連続撮影が行われる際の駒速を変更する駒速変更手
段とを備える電子カメラにおいて、前記駒速変更手段
は、前記駒速変更手段により変更された駒速に基づき、
連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段による1駒
分の画像送信が完了するように、画像送信の通信速度を
変更することを特徴とする。
【0018】請求項13に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の通
信速度を変更する通信速度変更手段と、前記電子画像情
報のデータ量を変更する画像データ量変更手段とを備え
る電子カメラにおいて、前記画像データ量変更手段は、
前記通信速度変更手段により変更された通信速度に基づ
き、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段による
1駒分の画像送信が完了するように、連続撮影された電
子画像情報のデータ量を変更することを特徴とする。
【0019】請求項14に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の通
信速度を変更する通信速度変更手段と、前記電子画像情
報のデータ量を変更する画像データ量変更手段とを備え
る電子カメラにおいて、前記通信速度変更手段は、前記
画像データ量変更手段により変更された電子画像情報の
データ量に基づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記
通信手段による1駒分の画像送信が完了するように、画
像送信の通信速度を変更することを特徴とする。
【0020】請求項15に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更す
る駒速変更手段と、前記電子画像情報のデータ量を変更
する画像データ量変更手段とを備える電子カメラにおい
て、前記画像データ量変更手段は、前記駒速変更手段に
より変更された駒速に基づき、連続撮影の1駒分の時間
以内に前記通信手段による1駒分の画像送信が完了する
ように、連続撮影された電子画像情報のデータ量を変更
することを特徴とする。
【0021】請求項16に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更す
る駒速変更手段と、前記電子画像情報のデータ量を変更
する画像データ量変更手段とを備える電子カメラにおい
て、前記駒速変更手段は、前記画像データ量変更手段に
より変更された電子画像情報のデータ量に基づき、連続
撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段による1駒分の
画像送信が完了するように、連続撮影の駒速を変更する
ことを特徴とする。
【0022】請求項17に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、
前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前
記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信する際の通
信速度を変更する通信速度変更手段と、前記制御手段に
より連続撮影が行われる際の駒速を変更する駒速変更手
段と、前記電子画像情報のデータ量を変更する画像デー
タ量変更手段とを備える電子カメラにおいて、前記通信
速度変更手段、前記駒速変更手段、画像データ量変更手
段のうち1つまたは2つの変更手段により、通信速度、
駒速、データ量のうち1つまたは2つの制御量が変更さ
れた場合、前記変更された1つまたは2つの制御量に基
づき、残りの1つまたは2つの変更手段により、連続撮
影の1駒分の時間以内に前記通信手段による1駒分の画
像送信が完了するように、残りの1つまたは2つの制御
量を変更することを特徴とする。
【0023】請求項18に記載の発明による電子カメラ
では、被写体像を撮像し電子画像情報を生成する撮像手
段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記電
子画像情報を外部に送信する通信手段と、前記電子画像
情報を画面に表示する表示手段と、前記撮像手段により
連続撮影を行わせる制御手段とを備える電子カメラにお
いて、前記記憶手段に記憶されている連続撮影された電
子画像情報を前記通信手段により外部に送信する際に、
前記表示手段により前記画面内に連続撮影された一連の
電子画像情報を1画面にサムネイル表示するとともに、
前記サムネイル表示された一連の電子画像情報の中から
所望の電子画像情報を選択する選択手段を設け、前記通
信手段は、前記選択手段により選択された電子画像情報
を外部に送信することを特徴とする。
【0024】請求項19に記載の発明による電子カメラ
では、請求項18に記載の電子カメラにおいて、前記選
択手段は前記サムネイル表示された一連の電子画像情報
の中から少なくとも1つの画像を手動で選択すると、該
画像の前後に撮影した一連の電子画像情報の中から連続
撮影された全電子画像情報の数よりも少ない個数の電子
画像情報を自動的に選択することを特徴とする。
【0025】請求項20に記載の発明による電子カメラ
では、請求項18または請求項19に記載の電子カメラ
において、前記通信手段が前記選択手段により選択され
た電子画像情報を外部に送信した後に、前記記憶手段に
記憶された前記一連の電子画像情報を消去する消去手段
を備えることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明を適用した電子
カメラと該電子カメラを利用した電子画像通信システム
の概念図である。図1において、電子カメラ100はメ
モリカードと内蔵プリンタを備え、撮影した電子画像デ
ータまたはデジタル画像データ(以下画像データと呼
ぶ)をメモリカードに保存するとともに、該画像データ
を内蔵プリンタにより印刷する。また電子カメラ100
は無線通信機能を備え、無線携帯電話回線110により
無線基地局120と交信する。無線基地局120は有線
または無線の一般公衆電話回線またはインターネット1
30により個人使用のパソコン140、画像データベー
ス150接続され、無線基地局160を介し更に他の電
子カメラ170に接続している。
【0027】このような構成において、電子カメラ10
0により撮影された画像データは、無線携帯電話回線1
10、無線基地局120、一般公衆電話回線またはイン
ターネット130を経由し、パソコン140、画像デー
タベース150に送信・保存されるとともに、無線基地
局160を経由し、電子カメラ170に送信・保存され
る。また逆にパソコン140、画像データベース150
に保存された画像データや電子カメラ170で撮影され
た画像データは、一般公衆電話回線またはインターネッ
ト130、無線基地局120、160、無線携帯電話回
線110を経由して、電子カメラ100に受信され保存
される。
【0028】図2は、図1に示した本発明を適用した電
子画像送受信システムのブロック構成図であり、画像デ
ータを伝送する通信媒体(図1の無線携帯電話回線11
0、無線基地局120、160、一般公衆電話回線また
はインターネット130)は省略して示してある。図2
において、電子カメラ100は、制御回路102を介し
て撮像回路101で撮影した画像データを電子カメラ1
00に装着されたメモリカード104に画像データ10
5として記憶する。また制御回路102は画像データを
送受信するための通信回路103と、画像データを印刷
するための内蔵プリンタ106の動作を制御する。電子
カメラ170は、電子カメラ100と同様な構成であ
り、制御回路172を介して撮像回路171で撮影した
画像データを電子カメラ170に装着されたメモリカー
ド174に画像データ175として記憶する。また制御
回路172は画像データを送受信するための通信回路1
73と、画像データを印刷するための内蔵プリンタ17
6を備えている。個人用のパソコン140は、メモリ1
41に画像データ142を保存する。画像データベース
150は、メモリ151に画像データ152を格納す
る。
【0029】以上のような構成において、電子カメラ1
00によって撮影された画像データは一旦メモリカード
104に保存された後、内蔵プリンタ106により印刷
されるとともに、通信回路103を介しパソコン14
0、画像データベース150、電子カメラ170に送信
され、それぞれのメモリに保存される。また電子カメラ
100は通信回路103を介し、パソコン140、画像
データベース150、電子カメラ170から送信される
画像データを受信し、メモリカード104に保存すると
ともに、受信した画像データを内蔵プリンタ106によ
り印刷する。
【0030】図3、図4は、図2に示した電子カメラ1
00の一実施形態の外観図(正面視および背面視)であ
る。図3に示すように電子カメラ100の前面には被写
体像を形成するための撮影レンズ10、撮影画面を確認
するためのファインダ11、プリント用紙カートリッジ
収納部32、インクカートリッジ収納部33、印刷済み
用紙排出口34が備えられ、上面には撮影開始を指示す
るためのレリーズボタン16、電子カメラ100の電源
のON/OFF制御を行うための電源スイッチ17(モ
ーメンタリーなスイッチであり、操作毎にONとOFF
が切り替わる)が備えられ、側面には携帯機器用の小型
の乾電池または充電式電池を着脱自在に収納する電池収
納部31が備えられる。
【0031】図4に示すように、電子カメラ100の背
面には、ファインダ11の接眼部、電子カメラ100の
撮影モードを選択するために回転可能なモードダイヤル
19(レリーズボタン16を全押しているあいだ連続撮
影を行う連写モードとレリーズボタン16の全押し操作
1回につき撮影を1回だけ行う単写モードがある)とモ
ードダイヤル19の設定位置を指示するためのドット2
0、テキストおよび画像表示用の略四角形の画面を備え
た左LCD(左画面)21とテキスト表示用の略四角形
の画面を備えた右LCD(右画面)22が配置され、左
LCD21の左側近傍には左画面21に表示される画像
を切り換えるための上方向ボタン23と下方向ボタン2
4、右LCD22と左LCD21の下側には画像データ
の印刷を指示するための印刷ボタン25、画像データの
外部への送信を指示するための送信ボタン26、メモリ
カード104に保存されている画像データおよびその関
連情報を左画面21と右画面22に再生表示する再生モ
ードとCCD55で現在撮像されている画像データおよ
びその関連情報をリアルタイムに左画面21と右画面2
2に表示するスルーモードを選択するための再生/スル
ーボタン27(操作毎に再生モードとスルーモードが切
り替わる)が配置されている。側面にはメモリカード1
04を装着するためのメモリカードスロット30が備え
られる。
【0032】なおレリーズボタン16、モードダイヤル
19、上方向ボタン23、下方向ボタン24、印刷ボタ
ン25、送信ボタン26、再生/スルーボタン27は全
てユーザーによって操作される操作キーである。なお左
LCD21の表面上には、指の接触操作により指示され
た位置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッ
チタブレット66が配置され、画面上にサムネイル表示
された画像データの選択に用いられる。このタッチタブ
レット66はガラス樹脂等の透明材料によって構成さ
れ、ユーザーはタッチタブレット66の内側に形成され
る画像やテキストを、タッチタブレット66を通して観
察することができる。
【0033】図5は、図3および図4に示した電子カメ
ラ100の内部の電気構成例を示すブロック図であっ
て、各構成要素は各種情報データおよび制御データを伝
送するためのデータ/制御バス51を介して互いに接続
されている。各構成要素は大きく以下の7つのブロック
に分類される。画像データの撮影動作を実行する撮影制
御回路60を中心とするブロック、外部との間で画像デ
ータの送信・受信を実行する無線送信回路71、無線受
信回路72を中心とするブロック、画像データの印刷を
実行するプリンタ制御回路77を中心とするブロック、
画像データを記憶・保存するメモリカード104のブロ
ック、画像データおよびその関連情報の表示を実行する
画面制御回路69を中心とするブロック、電源の供給を
行う電源制御回路64を中心とするブロック、操作キー
65等のユーザーインターフェースと各制御回路に対す
る統括制御を行うCPU50を中心とするブロックであ
る。
【0034】なお撮影バッファメモリ59、フレームメ
モリ69、プリンタバッファメモリ76、送信バッファ
メモリ90、受信バッファメモリ91は画像データの撮
影、表示、送信、受信、印刷を効率的に行うために設置
されたバッファメモリであって、後述のメモリカード1
04より高速にデータの読み出しおよび書き込みが可能
な揮発性バッファメモリ(DRAM、SRAM)であ
る。撮影バッファメモリ59、フレームメモリ69、プ
リンタバッファメモリ76、送信バッファメモリ90、
受信バッファメモリ91はそれぞれ撮影制御回路60、
画面制御回路92、無線送信回路71、無線受信回路7
2、プリンタ制御回路77とデータ/制御バス51を介
さずに直結するとともに、データ/制御バス51を介し
てメモリカードに繋がっている。また撮影バッファメモ
リ59、フレームメモリ69、プリンタバッファメモリ
76、送信バッファメモリ90、受信バッファメモリ9
1のデータ容量は、1枚の画像データを格納するのに必
要なデータ容量に各処理のデータ変換に必要とする作業
領域に必要なデータ容量を加えた程度のデータ容量に押
さえられている。
【0035】画像データの撮影、表示、送信、受信、印
刷の各処理においては、撮影制御回路60、画面制御回
路92、無線送信回路71、無線受信回路72、プリン
タ制御回路77は画像データの変換などの時間がかかる
処理をこれらのバッファメモリと直接データをやりとり
して行うことにより、各処理においてデータ/制御バス
51を占有する時間を短縮するとともに、各処理を同時
に進行させることが可能になる。
【0036】CPU50(中央処理ユニット)は電子カ
メラ100全体の制御を行う手段であって、操作キー6
5、タッチタブレット66、電源スイッチ17、タイマ
74からの入力情報に応じて撮影制御回路60、無線送
信回路71、無線受信回路72、プリンタ制御回路7
7、画面制御回路69、電源制御回路64への各種指示
を行うとともに、データ/制御バス51、メモリカード
104へのアクセス権を管理する。
【0037】タイマ74は時計回路を内蔵し、現在の時
刻に対応する時間情報をCPU50に供給するととも
に、一定時間おきにCPU50に対しタイマ割込をかけ
る。CPU50は、ROM67(リードオンリメモリ)
に記憶されている制御プログラムに従い各部を制御す
る。EEPROM68(電気的消去書き込み可能RO
M)は不揮発性のメモリであって、電子カメラ100の
動作に必要な送信先情報等を記憶している。
【0038】撮影制御回路60は、レンズ駆動回路52
により撮影レンズ10のフォーカシング、ズーミングを
行い、絞り制御回路54により絞り53を制御してCC
D55の露光量をコントロールし、CCD駆動回路56
によりCCD55の動作を制御する。被写体からの光束
は撮影レンズ10により光量調節のための絞り53を介
し、CCD55上に被写体像として形成され、この被写
体像はCCD55により撮像される。複数の画素を備え
たCCD55(チャージカップルドデバイス)は被写体
像を撮像するための電荷蓄積型イメージセンサーであ
り、CCD55上に形成された被写体像の強度に応じた
電気的な画像信号をCCD駆動回路56により供給され
る駆動パルスに応じてアナログ処理部57に出力する。
【0039】アナログ処理部57はCCD55が光電変
換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングし、
そのサンプリングした信号を所定のレベルに増幅する。
A/D変換回路58(アナログデジタル変換回路)は画
像処理部57でサンプリングした画像信号をデジタル化
することによりデジタルデータに変換し、撮影バッファ
メモリ60は該デジタルデータを一旦格納する。
【0040】後述するスルーモードにおいては、撮影制
御回路60は上述の動作を繰り返すとともに、画面制御
回路92は撮影バッファメモリ60に順次格納されるデ
ジタルデータをデータ/制御バス51を介して読み出し
てフレームメモリ69に一旦格納し、該デジタルデータ
を表示用画像データに変換してフレームメモリ69に再
格納し、該表示用画像データを左画面21に表示させる
という動作を繰り返す。また画面制御回路92は設定さ
れている撮影データの情報を撮影制御回路60、CPU
50から入手し、表示用テキストデータに変換してフレ
ームメモリ69に格納し、該表示用テキストデータを右
画面22に表示させる。このようにしてスルーモードに
おいては、左画面21にCCD50により撮像されてい
る画像がリアルタイムに表示されるので、このスルー画
面をモニター画面として使用して撮影のための構図設定
を行うことが可能になる。
【0041】撮影制御回路60はCPU50から撮影指
示を受けると、CCD駆動回路56を介してCCD55
により被写体像を撮像させ、撮像により生成した画像信
号をアナログ処理部57、A/D変換回路58を介して
撮影バッファメモリ59にデジタルデータ(生データ)
として一旦格納する。撮影制御回路60は撮影バッファ
メモリ59に一旦格納したデジタルデータを所定の記録
フォーマット(JPEGなど)に変換または圧縮して画
像データを形成し、該画像データを撮影バッファメモリ
59に再格納する。撮影制御回路60は撮影バッファメ
モリ59に再格納した画像データに後述の付加情報デー
タを添付して画像ファイルとしてメモリカード104に
格納する。
【0042】後述する再生モードにおいては、画面制御
回路92はメモリカード104からCPU50に指示さ
れた画像ファイル(画像データと付加情報データ)を読
み出してフレームメモリ69に一旦格納し、該画像デー
タと付加情報データを表示用画像データと表示用テキス
トデータに変換してフレームメモリ69に再格納し、該
表示用画像データを左画面21に表示し、該表示用テキ
ストデータを右画面22に表示する。
【0043】再生モードにおいて無線送信回路71はC
PU50から送信指示を受けると、指定された画像ファ
イル(画像データと付加情報データ)をメモリカード1
04から読み出して送信バッファメモリ90に一旦格納
し、該画像データと付加情報データを通信用画像データ
と通信用付加情報データに変換して送信バッファメモリ
90に再格納し、該通信用画像データと通信用付加情報
データを外部に無線送信出力する。ここで画像データと
付加情報データから通信用画像データと通信用付加情報
データへの変換においては、通信のプロトコルに応じた
ヘッダーの添付やパケットへの分解が行われる。
【0044】無線受信回路72は外部からの送信要求を
受信すると、該要求をCPU50に伝えるとともに、C
PU50から受信許可を受けると、外部から通信用画像
データと通信用付加情報データを受信して受信バッファ
メモリ91に一旦格納する。無線受信回路72は受信バ
ッファメモリ91に一旦格納した通信用画像データを所
定の記録フォーマット(JPEGなど)に変換または圧
縮して画像データを形成するとともに、通信用付加情報
データを記録用の付加情報データに変換し、該画像デー
タと付加情報データを受信用バッファメモリ91に再格
納する。無線受信回路72は受信用バッファメモリ91
に再格納した画像データと付加情報データを画像ファイ
ルとしてメモリカード104に格納する。ここで通信用
画像データと通信用付加情報データから画像データと付
加情報データへの変換においては、通信のプロトコルに
応じたヘッダーの削除やパケットに分解されたデータの
再構成が行われる。
【0045】再生モードにおいてプリンタ制御回路77
はCPU50から印刷指示を受けると、指定された画像
ファイル(画像データと付加情報データ)をメモリカー
ド104から読み出してプリンタバッファメモリ76に
一旦格納し、該画像データを印刷用画像データに変換し
てプリンタバッファメモリ76に再格納し、該印刷用画
像データに基づき内蔵プリンタ78で画像印刷を行う。
ここで画像データから印刷用画像データへの変換におい
ては、印刷用色空間への変換や印刷用のインクに応じた
2値化処理が行われる。
【0046】図6はプリンタ制御回路77と内蔵プリン
タ78の詳細なブロック構成図であって、画像データの
印刷時にプリンタ制御回路77は用紙給送機構84を動
作させ、プリント用紙カートリッジ収納部32に収納さ
れたプリント用紙カートリッジ80からプリント用紙8
5を取り出させる。次にプリンタ制御回路77はヘッド
駆動機構82を動作させ、プリントヘッド83を移動し
ながら、インクカートリッジ収納部33に収納されたイ
ンクカートリッジ81から供給されるインクを用紙給装
機構84により搬送されるプリント用紙85にプリント
データに応じてプリントヘッド83からインクジェット
する。用紙給装機構84に搬送されるプリント用紙85
は印刷後にプリント用紙排出口34から排出される。プ
リンタ制御回路77はインクカートリッジ81の装着の
有無やインク残量を監視する。またプリンタ制御回路7
7はプリント用紙カートリッジ80の装着の有無や用紙
残量を監視する。またプリンタ制御回路77は用紙給送
機構80のトラブル(用紙ジャム)やヘッド駆動機構8
2のトラブル(インク詰まり)を監視する。
【0047】図7〜図10はメモリカード104内に保
存される画像データのデータ構成を示す。図7に示すよ
うに画像データと付加情報データのセットから画像ファ
イルが構成される。付加情報データは画像データに関す
る情報を記録したデータであり、図8に示すように画像
データの属性情報データと画像データを撮影した際の撮
影情報データからなる。属性情報データは、図9に示す
ように画像データが撮像された時の撮影モード(連写/
単写)、画像ファイル名、連番(連写の際の撮影順を示
す。単写の時は1となる)である。撮影情報データは、
図10に示すように撮影した電子カメラ100の個体識
別データおよび撮影時の各種設定情報が格納される。
【0048】以下上述した構成による電子カメラ100
の動作を説明する。電子カメラ100にはモードダイヤ
ル19により設定される動作モードとして2つの撮影モ
ード(連写/単写)がある。また再生/スルーボタン2
7により設定される2つの表示モードがある。
【0049】スルーモードにおいては、左LCD21に
スルー画像を表示するとともに、レリーズボタン16の
操作に応じて連写または単写により画像データを撮像
し、該画像データをメモリカード104に記憶すること
が可能である。スルーモードにおいては、画像データの
送信および印刷は禁止されるが、画像データの受信は禁
止されておらず、受信した画像データはメモリカード1
04に格納される。
【0050】再生モードにおいては、メモリカード10
4に保存された画像データを左LCD21に表示すると
ともに、送信ボタン26、印刷ボタン27の操作に応じ
て表示されている画像データを送信または印刷する。ま
た再生モード中においても、レリーズボタン16の操作
に応じて連写または単写により画像データを撮像し、該
画像データをメモリカード104に記憶することが可能
であるとともに、画像データを受信して、受信した画像
データをメモリカード104に格納することも可能であ
る。
【0051】図11は上述した電子カメラ100の動作
を実現するために行われるCPU50の各種動作の関連
を示す動作関連図であって、電源ONによりスルーモー
ドサブルーチンを実行する。またスルー/再生ボタン割
込(モードダイヤル19スルー/再生ボタン27の操作
により発生)により、再生モードサブルーチン/スルー
モードサブルーチンに分岐する。
【0052】再生モードサブルーチンにおいては、印刷
ボタン割込(印刷ボタン25の操作により発生)により
画像データの印刷するとともに、送信ボタン割込(送信
ボタン26の操作により発生)により画像データの外部
への送信が行われる。また上記動作の流れとは無関係
に、レリーズボタン割込(レリーズボタン16の操作に
より発生)による撮影制御回路60への撮影指示処理、
レリーズ完了割込(撮影制御回路60により発生)によ
る処理、タイマ割込(タイマ74により一定周期で発
生)による処理、受信要求割込(無線通信回路71が外
部からの画像データの送信要求を受けた時に発生)によ
る受信受け付け処理が行われる。
【0053】なお上記割込処理において、割込の優先順
位はレリーズ割込、受信割込、その他の割込となってお
り、レリーズ割込は撮影動作を優先させるために他の割
込動作中でも優先してかかるようになっている。また受
信割込は、送信元を待たせないようにするためにレリー
ズ割込以外の割込中でも優先してかかるようになってい
る。これ以外の割込処理は他の割込処理中は待ち行列に
待たされるようになっている。
【0054】図12は、CPU50の電源ONによる起
動フローチャートであって、S10で電源スイッチ17
のONにより動作を開始する。S11では後述する記録
モード決定サブルーチンを実行し、S100で後述する
スルーモードサブルーチンに移行する。
【0055】図13は記録モード決定サブルーチンであ
って、S300より起動すると、S301でメモリカー
ドスロット30にメモリカード104が装着されている
か否かをチェックし、装着されている場合はS302で
メモリカード104に画像データを格納する空き容量が
あるか否かをチェックし、空き容量がある場合はS30
3で記録モードをメモリカード記録モード(撮像した画
像データまたは受信した画像データをメモリカード10
4に格納する記録モード)とし、S304で連写時の駒
速をK1にセットし、S307でリターンする。一方S
301でメモリカード104が装着されていない場合お
よびS302で空き容量がないと判断された場合(メモ
リカード104が実質的に使用できない場合)には、S
305で記録モードを自動送信記録モード(撮像した画
像データまたは受信した画像データを無線送信回路71
により外部に送信して記録する記録モード)とし、S3
06で連写時の駒速をK2(<K1)にセットし、S3
07でリターンする。
【0056】図14はスルーモードサブルーチンであっ
て、S100より起動すると、S101で撮像制御回路
60に指示を出してCCD55による撮像を繰り返さ
せ、撮影バッファメモリ59に順次画像の生データを更
新しながら格納させる。また画面制御回路92に指示を
出し、撮影バッファメモリ59から上記生データを読み
出してフレームメモリ69に格納させ、該生データを表
示用データに変換して左LCD21に順次更新しながら
表示させるとともに、設定データを右LCD22に表示
させる。図15はスルーモードにおける画像データおよ
び設定データの表示例である。スルーモードにおいては
S101の動作を繰り返す。
【0057】図16はスルー/再生ボタン割込処理のフ
ローチャートであって、S20より起動すると、S21
で現在のメモリカード104が装着されているか否かを
チェックし、メモリカード104が装着されている場合
はS22で現在の表示モードがスルーモードか否かをチ
ェックし、現在スルーモードであればS200の再生モ
ードに分岐する。一方S21でメモリカード104が装
着されている場合及びS22でスルーモードでない場合
はS100のスルーモードに分岐する。
【0058】図17は再生モードサブルーチンであっ
て、S200より起動すると、S201で画面制御回路
92に指示を出し、メモリカード104から指定した画
像データを読み出してフレームメモリ69に格納させ、
該画像データを表示用データに変換して左LCD21に
表示させるとともに、該画像データに対する操作説明を
右LCD22に表示させる。図18は再生モードにおけ
る画像データおよび操作説明の表示例である。また画像
データが連写された画像データである場合には、図19
に示すように一連の連写画像データをサムネイル画像に
よるマルチ表示用画像データに変換して左LCD21に
表示させるとともに、タッチタブレット66を用いて印
刷または送信する画像を一連の画像から選択(図17で
は画像3が選択されている)することができる。また方
向ボタン23、24の操作により撮影日時順に従って過
去の画像データに向かって、あるいは最新の画像データ
に向かって画像データを切り換えて表示する。再生モー
ドにおいてはS201の動作を繰り返す。
【0059】図20はレリーズボタン割込処理のフロー
チャートであって、S40で起動するとS41に進み記
録モード決定サブルーチンを実行し、S42でモードダ
イヤル19の設定状態に応じて連写モードかいなかをチ
ェックし、連写モードでない場合(単写モードの場合)
はS43で撮影制御回路60に対し単独撮影指示を出
し、S48でリターンする。メモリカード記録モードの
場合、単独撮影指示を受けた撮影制御回路60はCCD
55により撮像を行わせ、生データを撮影バッファメモ
リ59に格納し、該生データを画像データに変換して撮
影バッファメモリ59に再格納した後、該画像データを
撮影バッファメモリ59からメモリカード104にデー
タ/制御バス51を介して転送して保存し、レリーズ完
了割込を発生する。自動送信記録モードの場合、単独撮
影指示を受けた撮影制御回路60はCCD55により撮
像を行わせ、生データを撮影バッファメモリ59に格納
し、該生データを画像データに変換して撮影バッファメ
モリ59に再格納した後、該画像データを撮影バッファ
メモリ59から送信バッファメモリ90にデータ/制御
バス51を介して転送して保存し、レリーズ完了割込を
発生する。その後無線送信回路71は送信バッファメモ
リ90に格納された画像データを通信用画像データに変
換し、予め定められた外部の送信先に無線出力する。
【0060】一方S42で連写モードである場合は、S
44で現在の記録モードがメモリカード記録モードか否
かチェックし、メモリーカード記録モードの場合はS4
6で無線送信回路71、無線受信回路72、プリンタ制
御回路77、画面制御回路92にデータ/制御バス51
を介したメモリカード104へのアクセスを禁止し、S
47に進む。メモリカード記録モードでない場合は、S
45で撮影制御回路以外のデータ/制御バス51を介し
た送信バッファメモリ90へのアクセスを禁止し、S4
7に進む。S47では撮影制御回路60に対し記録モー
ドに応じた連写駒速での連続撮影指示を出し、S48で
リターンする。
【0061】メモリカード記録モードの場合、連続撮影
指示を受けた撮影制御回路60はCCD55により駒速
K1で撮像を行わせ、生データを撮影バッファメモリ5
9に格納し、該生データを画像データに変換しないでそ
のままメモリカード104にデータ/制御バス51を介
して転送して保存し、レリーズ完了割込を発生する。な
おCPU50によりデータ/制御バス51を介したメモ
リカード104へのアクセスを禁止された無線送信回路
71、無線受信回路72、プリンタ制御回路77、画面
制御回路92は、メモリカード104に対するデータ転
送または読み出しを中断し、CPU50によりメモリカ
ード104へのアクセスが許可されるのを待機し、メモ
リカード104へのアクセスが許可された後に中断した
メモリカード104に対するデータ転送または読み出し
を再開する。
【0062】自動送信記録モードの場合、連続撮影指示
を受けた撮影制御回路60はCCD55により駒速K2
で撮像を行わせ、生データを撮影バッファメモリ59に
格納し、該生データを画像データに変換しないでそのま
ま送信バッファメモリ90にデータ/制御バス51を介
して転送し、レリーズ完了割込を発生する。その後無線
送信回路71は送信バッファメモリ90に格納された生
データを通信用生データに変換し、予め定められた外部
の送信先に無線出力する。なお無線受信回路72が送信
バッファメモリ90へのデータ転送中にCPU50によ
りデータ/制御バス51を介した送信バッファメモリ9
0へのアクセスを禁止された場合、無線受信回路72は
送信バッファメモリ90に対するデータ転送をアボート
し、CPU50によりメモリカード104へのアクセス
が許可されるのを待機し、送信バッファメモリ90への
アクセスが許可された後に中断したメモリカード104
に対するデータ転送を初めからやり直す。また撮影制御
回路60は送信バッファメモリ90に格納されたデータ
が全て送信し終わってから、送信バッファメモリ90に
新しい生データを転送する。
【0063】図21は撮影制御回路60により発生する
レリーズ完了割込処理のフローチャートであって、S5
0で起動するとS51で記録モード決定サブルーチンを
実行し、S52に進みモードダイヤル19の設定状態に
応じて連写モードかいなかをチェックし、連写モードで
ない場合(単写モードの場合)はS595でリターンす
る。S52で連写モードである場合は、S53でレリー
ズボタン16が全押しされているかいなかチェックし、
全押しされている場合はS54で撮影制御回路60に対
し記録モードに応じた駒速で連続撮影指示を出し、S5
95でリターンする。S53でレリーズボタン16が全
押しされていない場合は、S55で現在の記録モードが
メモリカード記録モードか否かチェックし、メモリカー
ド記録モードでない場合は、S56で撮影制御回路以外
のデータ/制御バス51を介した送信バッファメモリ9
0へのアクセスを許可し、S595でリターンする。S
55でメモリカード記録モードの場合はS57で連写し
た画像の生データから画像データへの変換処理が終了し
たかいなかチェックし、終了していない場合はS58で
撮影制御回路60に対し連写した画像の生データから画
像データへの変換処理の指示を出し、S595でリター
ンする。連写した画像の生データから画像データへの変
換処理の指示を受けた撮影制御回路60は生データをメ
モリカード104から読み出して撮影バッファメモリ5
9に格納し、該生データを画像データに変換して撮影バ
ッファメモリ59に再格納した後、撮影バッファメモリ
59に再格納した画像データをメモリカード104にデ
ータ/制御バス51を介して転送して保存するととも
に、上記変換処理を連写した一連の生データに対して繰
り返し、一連の変換処理が終了するとレリーズ完了割込
を発生する。一方S57で連写した画像の生データから
画像データへの変換処理が終了している場合は、S59
で無線送信回路71、無線受信回路72、プリンタ制御
回路77、画面制御回路92にデータ/制御バス51を
介したメモリカード104への新たなアクセスを許可
し、S595でリターンする。
【0064】図22は印刷ボタン割込処理のフローチャ
ートであって、S60で起動すると、S61で現在の表
示モードがスルーモードであるか否かをチェックし、ス
ルーモードである場合はS64でリターンする。スルー
モードでない場合は、S62で現在データ/制御バス5
1を介したメモリカード104へのアクセスが許可され
ているか否かをチェックし、許可されていない場合は、
S62を繰り返しメモリカード104へのアクセスが許
可されるのを待機する。メモリカード104へのアクセ
スが許可されている場合は、プリンタ制御回路77に対
し現在再生中の画像データの印刷を指示し、S64でリ
ターンする。印刷指示を受けたプリンタ制御回路77
は、指示され画像データをメモリカード104から読み
出してプリンタバッファメモリ76に格納し、該画像デ
ータを印刷用画像データに変換してプリンタバッファメ
モリ76に再格納した後、プリンタバッファメモリ76
に再格納した印刷用画像データに基づき内蔵プリンタ7
8で印刷を実行する。
【0065】図23は送信ボタン割込処理のフローチャ
ートであって、S70で起動すると、S71で現在の表
示モードがスルーモードであるか否かをチェックし、ス
ルーモードである場合はS74でリターンする。スルー
モードでない場合は、S72で現在データ/制御バス5
1を介したメモリカード104へのアクセスが許可され
ているか否かをチェックし、許可されていない場合は、
S72を繰り返しメモリカード104へのアクセスが許
可されるのを待機する。メモリカード104へのアクセ
スが許可されている場合は、無線送信回路71に対し現
在再生中の画像データの送信を指示し、S74でリター
ンする。送信指示を受けた無線送信回路71は、指示さ
れ画像データと付加情報データをメモリカード104か
らデータ/制御バス51を介して読み出して送信バッフ
ァメモリ90に格納し、該画像データと付加情報データ
を通信用画像データと通信用付加情報データに変換して
送信バッファメモリ90に再格納した後、送信バッファ
メモリ90に再格納した通信用画像データと通信用付加
情報データを予め設定された送信先(自宅のパソコン
等)に無線送信出力を行う。
【0066】図24は受信要求割込処理のフローチャー
トであって、S80で起動すると、S81で現在受信可
能(例えば故障中)であるか否かをチェックし、受信可
能でない場合は無線受信回路72に対しS83で受信不
可を通知してS84でリターンする。受信可能な場合は
無線受信回路72に対しS82で受信指示を行いS84
でリターンする。無線受信回路72は受信不可の通知を
受けた場合は、画像データの送信要求元に受信不可を通
知するとともに、受信指示を受けた場合は、画像データ
の送信要求元に受信可能を通知し、画像データの送信要
求元から通信用画像データと通信用付加情報データを受
信して受信バッファメモリ91に格納し、メモリカード
記録モードの場合は受信が終了すると該通信用画像デー
タと通信用付加情報データを画像データと付加情報デー
タに変換して受信バッファメモリ91に再格納した後、
受信バッファメモリ91に再格納した画像データと付加
情報データをメモリカード104にデータ/制御バス5
1を介して格納するとともに、自動送信記録モードの場
合は受信バッファメモリ91に格納した通信用画像デー
タと通信用付加情報データを送信バッファメモリ90に
データ/制御バス51を介して転送し、無線送信回路7
2は該通信用画像データと通信用付加情報データを予め
定められた送信先にそのまま無線出力する。
【0067】図25はタイマ割込処理のフローチャート
であって、S90で起動すると、S91で現在撮影中ま
たは印刷中または送信中または受信中かいなかをチェッ
クし、YESの場合はS94に進み、NOの場合はS9
2で電源スイッチ17がOFFであるか否かをチェック
し、電源スイッチ17がOFFでない場合はS94に進
む。電源スイッチ17がOFFの場合はS93で電源制
御回路64に電源停止指示を行い、カメラ動作を終了す
る。電源制御回路64は電源停止の指示を受けると、電
源63から各構成ブロックへの電源供給を停止する。
【0068】S94では記録モード決定サブルーチンを
実行し、S95では現在メモリカード104が装着され
ているか否かチェックし、メモリカード104が装着さ
れていない場合はS96で現在の表示モードが再生モー
ドか否かをチェックし、再生モードの場合はS100の
スルーモードに分岐する。一方S95でメモリカード1
04が装着されている場合およびS96で再生モードで
ない場合は、S97でリターンする。
【0069】図26はメモリカード記録モードにおける
単写モードにおいて、上記CPU50の動作によって制
御されるデータ/制御バス51上でのデータの時間的な
変化の例を示すタイミングチャートである。時刻t0に
CPU50が印刷指示を行うとプリンタ制御回路77は
メモリカード104から画像データの読み出しを開始す
る。時刻t1にCPU50が送信指示を行うと、無線送
信回路71はまだプリンタ制御回路77がメモリカード
104から画像データの読み出しを終了していないので
待機する。時刻t2にプリンタ制御回路77はメモリカ
ード104から画像データの読み出しを終了するので、
無線送信回路71はメモリカード104から画像データ
と付加情報データの読み出しを開始する。プリンタ制御
回路77は時刻t2から画像データの印刷用画像データ
への変換を行った後、該印刷用画像データに基づいて画
像印刷を実行する。
【0070】時刻t3にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、受信した通信用画
像データと通信用付加情報データを受信バッファメモリ
91に格納する。時刻t4までに無線受信回路72は外
部からの通信用画像データと通信用付加情報データの受
信を終了し、該通信用画像データと通信用付加情報デー
タの画像データと付加情報データへの変換を完了してい
るが、まだ無線送信回路71がメモリカード104から
画像データの読み出しを終了していないので待機する。
時刻t4に無線送信回路71がメモリカード104から
画像データの読み出しを終了するので、無線受信回路7
2はメモリカード104への画像データと付加情報デー
タの転送を開始する。無線送信回路71は時刻t4から
画像データと付加情報データの通信用画像データと通信
用付加情報データへの変換を行った後、該通信用画像デ
ータと通信用付加情報データを外部へ送信出力する。
【0071】時刻t5にレリーズボタン16が押され、
CPU50が単独撮影指示を行うと、撮影制御回路60
はCCD55による撮像を開始し、撮像した生データを
撮影バッファメモリ59に格納する。時刻t6までに撮
影制御回路60は生データから画像データへの変換と付
加情報データの生成を完了しているが、まだ無線受信回
路72がメモリカード104への画像データと付加情報
データの転送を終了していないので待機する。時刻t6
に無線受信回路72がメモリカード104への画像デー
タと付加情報データの転送を終了するので、撮影制御回
路60はメモリカード104への画像データと付加情報
データの転送を開始する。
【0072】時刻t7にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、受信した通信用画
像データと通信用付加情報データを受信バッファメモリ
91に格納する。時刻t8までに無線受信回路72は外
部からの通信用画像データと通信用付加情報データの受
信を終了し、該通信用画像データと通信用付加情報デー
タの画像データと付加情報データへの変換を完了してい
るが、まだ撮影制御回路71がメモリカード104への
画像データと付加情報データの転送を終了していないの
で待機する。時刻t8に撮影制御回路60がメモリカー
ド104への画像データと付加情報データの転送を終了
するので、無線受信回路72はメモリカード104への
画像データと付加情報データの転送を開始する。
【0073】時刻t0から時刻t8の間にメモリカード
104へのアクセス禁止はなされず、メモリカード10
4は撮影制御回路60、無線送信回路71、無線受信回
路72、プリンタ制御回路77からアクセス可能であ
る。図27はメモリカード記録モードにおける連写モー
ドにおいて、上記CPU50の動作によって制御される
データ/制御バス51上でのデータの時間的な変化の例
を示すタイミングチャートである。時刻t0にCPU5
0が印刷指示を行うとプリンタ制御回路77はメモリカ
ード104から画像データの読み出しを開始する。時刻
t1にCPU50が送信指示を行うと、無線送信回路7
1はまだプリンタ制御回路77がメモリカード104か
ら画像データの読み出しを終了していないので待機す
る。時刻t2にプリンタ制御回路77はメモリカード1
04から画像データの読み出しを終了するので、無線送
信回路71はメモリカード104から画像データと付加
情報データの読み出しを開始する。プリンタ制御回路7
7は時刻t2から画像データの印刷用画像データへの変
換を行った後、該印刷用画像データに基づいて画像印刷
を実行する。
【0074】時刻t3にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、受信した通信用画
像データと通信用付加情報データを受信バッファメモリ
91に格納する。時刻t4までに無線受信回路72は外
部からの通信用画像データと通信用付加情報データの受
信を終了し、該通信用画像データと通信用付加情報デー
タの画像データと付加情報データへの変換を完了してい
るが、まだ無線送信回路71がメモリカード104から
画像データの読み出しを終了していないので待機する。
時刻t4に無線送信回路71がメモリカード104から
画像データの読み出しを終了するので、無線受信回路7
2はメモリカード104への画像データと付加情報デー
タの転送を開始する。無線送信回路71は時刻t4から
画像データと付加情報データの通信用画像データと通信
用付加情報データへの変換を行った後、該通信用画像デ
ータと通信用付加情報データを外部へ送信出力する。
【0075】時刻t5にレリーズボタン16が押され、
CPU50が撮影制御回路60以外のメモリカード10
4へのアクセスを禁止して連続撮影指示を行うと、撮影
制御回路60はCCD55による撮像を行い、撮像した
生データを撮影バッファメモリ59に格納し、時刻t9
から該生データをメモリカード104に転送する。上記
生データのメモリカード104への転送動作はレリーズ
ボタン16が全押しされている間繰り返して行われる。
また時刻t5にCPU50が撮影制御回路60以外のメ
モリカード104へのアクセスを禁止すると、無線受信
回路72はメモリカード104への画像データと付加情
報データの転送を中断する。
【0076】撮影者がレリーズボタン16を解放して連
写を終了し、時刻t10にCPU50が画像処理指示を
行うと、撮影制御手段60はメモリカード104に転送
した連写による一連の生データを読み出し、該一連の生
データを画像データに変換し、付加情報データを添付し
てメモリカード104に転送して格納する。
【0077】時刻t11に撮影制御手段60が一連の生
データの画像データへの変換と該画像データと付加情報
データのメモリカード104への転送を終了すると、C
PU50はメモリカード104へのアクセスを許可す
る。無線受信回路72はメモリカード104へのアクセ
スが許可されると、中断していたメモリカード104へ
の画像データと付加情報データの転送を再開する。
【0078】上述のように時刻t5から時刻t11の間
にメモリカード104へのアクセス禁止がなされ、メモ
リカード104は撮影制御回路60、無線送信回路7
1、無線受信回路72、プリンタ制御回路77からアク
セス不能となる。図28はメモリカード記録モードにお
ける連写モードにおいて、上記CPU50の動作によっ
て制御されるデータ/制御バス51上でのデータの時間
的な変化の別な例(連続撮影中に外部から画像データの
送信要求があった場合)を示すタイミングチャートであ
る。
【0079】時刻t0にCPU50が印刷指示を行うと
プリンタ制御回路77はメモリカード104から画像デ
ータの読み出しを開始する。時刻t1にCPU50が送
信指示を行うと、無線送信回路71はまだプリンタ制御
回路77がメモリカード104から画像データの読み出
しを終了していないので待機する。時刻t2にプリンタ
制御回路77はメモリカード104から画像データの読
み出しを終了するので、無線送信回路71はメモリカー
ド104から画像データと付加情報データの読み出しを
開始する。プリンタ制御回路77は時刻t2から画像デ
ータの印刷用画像データへの変換を行った後、該印刷用
画像データに基づいて画像印刷を実行する。
【0080】時刻t4に無線送信回路71はメモリカー
ド104から画像データと付加情報データの読み出しを
終了し、画像データと付加情報データの通信用画像デー
タと通信用付加情報データへの変換を行った後、該通信
用画像データと通信用付加情報データを外部へ送信出力
する。
【0081】時刻t5にレリーズボタン16が押され、
CPU50が撮影制御回路60以外のメモリカード10
4へのアクセスを禁止して連続撮影指示を行うと、撮影
制御回路60はCCD55による撮像を行い、撮像した
生データを撮影バッファメモリ59に格納し、時刻t9
から該生データをメモリカード104に転送する。上記
生データのメモリカード104への転送動作はレリーズ
ボタン16が全押しされている間繰り返して行われる。
また時刻t5にCPU50が撮影制御回路60以外のメ
モリカード104へのアクセスを禁止する。
【0082】連続撮影中の時刻t7にCPU50が無線
受信回路72の受信要求に対して受信指示を行うと、無
線受信回路72は外部より通信用画像データと通信用付
加情報データの受信を開始し、受信した通信用画像デー
タと通信用付加情報データを受信バッファメモリ91に
格納する。時刻t10までに無線受信回路72は外部か
らの通信用画像データと通信用付加情報データの受信を
終了し、該通信用画像データと通信用付加情報データの
画像データと付加情報データへの変換を完了している
が、まだCPU50がメモリカード104へのアクセス
を許可いないので待機する。
【0083】撮影者がレリーズボタン16を解放して連
写を終了し、時刻t10にCPU50が画像処理指示を
行うと、撮影制御手段60はメモリカード104に転送
した連写による一連の生データを読み出し、該一連の生
データを画像データに変換し、付加情報データを添付し
てメモリカード104に転送して格納する。
【0084】時刻t11に撮影制御手段60が一連の生
データの画像データへの変換と該画像データと付加情報
データのメモリカード104への転送を終了すると、C
PU50はメモリカード104へのアクセスを許可す
る。無線受信回路72はメモリカード104へのアクセ
スが許可されると、待機していたメモリカード104へ
の画像データと付加情報データの転送を開始する。
【0085】図29は自動送信記録モードにおける単写
モードにおいて、上記CPU50の動作によって制御さ
れるデータ/制御バス51上でのデータの時間的な変化
の例を示すタイミングチャートである。時刻t0にCP
U50が受信指示を行うと、無線受信回路72は外部よ
り通信用画像データと通信用付加情報データの受信を開
始し、受信した通信用画像データと通信用付加情報デー
タを受信バッファメモリ91に格納する。無線受信回路
72は時刻t1に受信を完了し、受信した通信用画像デ
ータと通信用付加情報データを送信バッファメモリ90
に転送開始する。無線送信回路71は時刻t3まで送信
バッファメモリ90に転送された通信用画像データと通
信用付加情報を外部へ送信出力する。
【0086】時刻t2にレリーズボタン16が押され、
CPU50が単独撮影指示を行うと、撮影制御回路60
はCCD55による撮像を開始し、撮像した生データを
撮影バッファメモリ59に格納する。時刻t3までに撮
影制御回路60は生データから画像データへの変換と付
加情報データの生成を完了しているが、まだ無線送信回
路71が通信用画像データと通信用付加情報の送信を終
了していないので待機する。時刻t3に無線送信回路7
1が通信用画像データと通信用付加情報の送信を終了す
るので、撮影制御回路60は送信バッファメモリ90に
画像データと付加情報データの転送を開始する。無線送
信回路71は画像データと付加情報データの通信用画像
データと通信用付加情報データへの変換を行った後、該
通信用画像データと通信用付加情報データを外部へ送信
出力し、時刻t5に送信を終了する。
【0087】時刻t4にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、時刻t5までに受
信を終了しているが、まだ無線送信回路71が通信用画
像データと通信用付加情報の送信を終了していないので
待機する。時刻t5に無線送信回路71が通信用画像デ
ータと通信用付加情報の送信を終了するので、無線受信
回路72は送信バッファメモリ90に受信した通信用画
像データと通信用付加情報画像データの転送を開始す
る。
【0088】時刻t0から時刻t5の間に送信バッファ
メモリ90へのアクセス禁止はなされず、送信バッファ
メモリ90は撮影制御回路60、無線送信回路71、無
線受信回路72からアクセス可能である。図30は自動
送信記録モードにおける連写モードにおいて、上記CP
U50の動作によって制御されるデータ/制御バス51
上でのデータの時間的な変化の例を示すタイミングチャ
ートである。
【0089】時刻t3にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、受信した通信用画
像データと通信用付加情報データを受信バッファメモリ
91に格納する。無線受信回路72は時刻t4に受信を
完了し、受信した通信用画像データと通信用付加情報デ
ータを送信バッファメモリ90に転送開始する。
【0090】時刻t5にレリーズボタン16が押され、
CPU50が撮影制御回路60以外の送信バッファメモ
リ90へのアクセスを禁止して連続撮影指示を行うと、
無線受信回路72は受信した通信用画像データと通信用
付加情報データの送信バッファメモリ90への転送をア
ボートし、撮影制御回路60はCCD55による撮像を
行い、撮像した生データを撮影バッファメモリ59に格
納し、時刻t9から該生データを送信バッファメモリ9
0に転送する。無線送信回路72は送信バッファメモリ
90に転送された生データを通信用生データに変換して
外部に送信する。レリーズボタン16が全押しされてい
る間、駒速K2により上述の撮像・送信の動作を繰り返
して行う。また時刻t11に撮影制御回路60が該生デ
ータの送信バッファメモリ90への転送を終了すると、
CPU50が撮影制御回路60以外の送信バッファメモ
リ90へのアクセスを許可し、時刻t12に無線送信回
路71による通信用生データの送信が終了すると、無線
受信回路72はアボートした通信用画像データと通信用
付加情報データの送信バッファメモリ90への転送を最
初からやり直す。
【0091】上述のように時刻t5から時刻t11の間
に送信バッファメモリ90へのアクセス禁止がなされ、
送信バッファメモリ90は無線受信回路72からアクセ
ス不能となる。図31は自動送信記録モードにおける連
写モードにおいて、上記CPU50の動作によって制御
されるデータ/制御バス51上でのデータの時間的な変
化の例を示すタイミングチャートである。
【0092】時刻t5にレリーズボタン16が押され、
CPU50が撮影制御回路60以外の送信バッファメモ
リ90へのアクセスを禁止して連続撮影指示を行うと、
撮影制御回路60はCCD55による撮像を行い、撮像
した生データを撮影バッファメモリ59に格納し、時刻
t6から該生データを送信バッファメモリ90に転送す
る。無線送信回路72は送信バッファメモリ90に転送
された生データを通信用生データに変換して外部に送信
する。レリーズボタン16が全押しされている間、駒速
K2により上述の撮像・送信の動作を繰り返して行う。
【0093】時刻t7にCPU50が受信指示を行う
と、無線受信回路72は外部より通信用画像データと通
信用付加情報データの受信を開始し、受信した通信用画
像データと通信用付加情報データを受信バッファメモリ
91に格納する。無線受信回路72は時刻t11までに
受信を完了しているが、送信バッファメモリ90へのア
クセスが禁止されているので、送信バッファメモリ90
へのアクセスが許可されるのを待機する。
【0094】時刻t11に撮影制御回路60が該生デー
タの送信バッファメモリ90への転送終了すると、CP
U50が撮影制御回路60以外の送信バッファメモリ9
0へのアクセスを許可し、時刻t12に無線送信回路7
1による通信用生データの送信が終了すると、無線受信
回路72は受信した通信用画像データと通信用付加情報
データの送信バッファメモリ90への転送を開始する。
【0095】上記実施形態においては、外部に画像デー
タを送信する場合のデータ転送速度(データ通信速度、
データ送信速度)がメモリカード等に画像データを格納
する場合のデータ転送速度に比較して遅いために、自動
送信記録モードにおける連写駒速K2をメモリカード記
録モードにおける連写駒速K1より低速にしている。こ
れにより画像データの撮像動作と画像データの送信動作
との時間的な連係を確実に取ることができ、画像の送信
動作の周期より画像の撮像動作が早い場合に発生する同
期ずれによる連写駒速の遅れや画像データ送信が不完全
となる不具合を防止でき、自動送信記録モードにおいて
も連続撮影を確実に効率よく行うことができる。
【0096】上記実施形態においては、メモリカード1
04が実質的に画像データを格納できるかいなかに応じ
て(メモリカード104の装着の有無、メモリカード1
04の空き容量)、自動的にメモリカード記録モードと
自動送信記録モードを切り換えているので、ユーザーは
切換の手間が不要となるとともに、うっかりメモリカー
ド104を装着していない状態やメモリカード104の
空き容量がない状態でレリーズボタン16を押して撮影
指示を行った場合でも、その時の画像データを保存して
おくことが可能になる。また連続撮影中にメモリカード
104の空き容量がなくなった場合でも自動的に自動送
信記録モードとなるので、メモリカード104の空き容
量がなくなった時点以降に連続撮影した画像データも保
存しておくことができ、ユーザーはメモリカード104
の空き容量を気にすることなく連続撮影を行うことがで
きる。
【0097】上記実施形態においては、再生モードにお
いてメモリカード104が外された場合は、自動的に表
示モードをスルーモードにするとともに、メモリカード
104が外された状態においては表示モードを再生モー
ドに切り換えられないようにしたので、メモリカード1
04が外された状態において画像の印刷や送信を行うと
いった混乱を招くことがない。
【0098】上記実施形態においては、自動送信記録モ
ードでは無線受信回路72が外部より受信した画像デー
タを無線送信回路71により予め定められた送信先に送
信して保存するので、メモリカード104が外された状
態やメモリカード104の空き容量がない場合でも、外
部から画像データを受け取って保存できる。
【0099】上記実施形態においては、自動送信記録モ
ードでは連写画像を画像データに変換しないで生データ
のまま外部の送信先に送信して保存するようにしたの
で、画像データに変換する時間を省略でき、連写駒速を
より高速にできる可能性がある。もちろん外部送信時の
データ転送速度が非常に遅い場合または画像データへの
変換が非常に高速な場合は画像データに変換してから外
部送信するようにしてもよい。
【0100】上記実施形態においては、撮影制御回路6
0、無線送信回路71、無線受信回路72、プリンタ制
御回路77はデータ/制御バス51を介さないでアクセ
スできる高速読み出しおよび書き込み可能なバッファメ
モリを各々備えており、データ/制御バス51を介して
のメモリカード104へのアクセスはひとまとまりの画
像データ単位で行い、該バッファメモリ上で各処理に応
じたデータ変換を行うので、バッファメモリを備えずに
撮影制御回路60、無線送信回路71、無線受信回路7
2、プリンタ制御回路77が直接メモリカード104に
アクセスして個々のデータを読み出して、該データを変
換して再びメモリカード104に格納していくといった
操作を繰り返す場合(メモリカード104上でデータ変
換を行う場合)に比較して、個々の処理においてデータ
/制御バス51やメモリカード104を占有する時間を
短縮できるとともに、複数の処理が次々に起こった場合
でも、処理待ち時間が短くなりレスポンスのいいカメラ
動作を実現できる。
【0101】例えば受信した画像データをメモリカード
104に格納している最中にレリーズボタン16が押さ
れた場合でも、受信画像データのメモリカード104へ
の格納終了を待たずにCCD55による撮像を行い、生
データを撮影バッファメモリ59に格納するとともに、
撮影バッファメモリ59上で生データから画像データへ
の変換を行っておくことが可能である。また逆に撮影さ
れた画像データをメモリカード104に格納している最
中に外部から画像データの送信要求を受けた場合でも、
撮影画像データのメモリカード104への格納終了を待
たずに通信用画像データを受信して、該通信用画像デー
タを受信バッファメモリ91に格納するとともに、受信
バッファメモリ91上で通信用画像データから画像デー
タへの変換を行っておくことが可能である。
【0102】上記実施形態においては、CPU50はメ
モリカード記録モードにおいて連続撮影を行う際、レリ
ーズボタン16の操作に応じて撮影制御回路60以外の
メモリカード104へのアクセスを禁止し、撮影制御回
路60はCCD55で撮像した生データを画像データに
変換せずにメモリカード104に格納し、連写終了後に
メモリカード104に格納された生データを読み出して
画像データに変換してメモリカード104に再格納し、
画像データのメモリカード104への格納終了後にCP
U50は撮影制御回路60以外のメモリカード104へ
のアクセスを許可するので、撮影制御回路60は連続撮
影時においても他の制御回路によるメモリカード104
へのアクセス終了を待機することなく最高速の駒速で連
続撮影した画像データをメモリカード104に格納する
ことが可能となる。また無線受信回路72は受信バッフ
ァメモリ91を備えているので、連写中に外部から受信
要求があった場合でも、通信用画像データを受信するこ
とができる。また無線送信回路71は送信バッファメモ
リ90を備えているので、一旦送信バッファメモリ90
に送信する画像データを読み込んだ後に連写が開始され
ても、該画像データを通信用画像データに変換して外部
に送信出力することができる。またプリンタ制御回路7
7はプリンタバッファメモリ76を備えているので、一
旦プリンタバッファメモリ76に印刷する画像データを
読み込んだ後に連写が開始されても、該画像データを印
刷用画像データに変換して内蔵プリンタ78で印刷する
ことができる。
【0103】またCPU50は自動送信記録モードにお
いて連続撮影を行う際、レリーズボタン16の操作に応
じて撮影制御回路60以外の送信バッファメモリ90へ
のアクセスを禁止し、撮影制御回路60はCCD55で
撮像した生データを画像データに変換せずに送信バッフ
ァメモリ90に転送し、無線送信回路71は送信バッフ
ァメモリ90に転送された生データを通信用生データに
変換して無線出力し、連写最後の生データを送信バッフ
ァメモリ90に格納終了後にCPU50は撮影制御回路
60以外の送信バッファメモリ90へのアクセスを許可
するので、撮影制御回路60は連続撮影時において他の
制御回路の送信バッファメモリ90へのアクセス終了を
待機することなく最高速の駒速で連続撮影した生データ
を送信バッファメモリ90に転送することが可能とな
る。また無線受信回路72は受信バッファメモリ91を
備えているので、連写中に外部から受信要求があった場
合でも、通信用画像データを受信することができる。
【0104】上記実施形態において、連写モードで撮影
した画像を再生する場合は、一連の画像をサムネイル画
像にて表示するため、被写体の動きや変化を容易に識別
することが可能であるとともに、サムネイル画像にて表
示した連写画像の中から直接所望の画像を選択して送信
や印刷することを簡便に行うできる。
【0105】(変形形態の説明)本発明は以上説明した
実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可
能である。上記実施形態において、自動送信記録モード
においてはメモリカード記録モードに比較して連写時の
駒速を低速にしているが、連続撮影しつつ連続撮影した
画像を外部に送信する場合に考慮しなければいけないパ
ラメータとして、連続撮影の駒速(1秒間の撮像駒速、
駒間は一定)、画像送信のデータ転送速度(1秒間に転
送可能なデータ容量)、1枚の画像に対するデータ量が
ある。駒速は電子カメラ100が自動で設定することも
ユーザーが手動で設定することも可能である。データ転
送速度は無線送信回路71の送信能力内で電子カメラ1
00が自動で設定することもユーザーが手動で設定する
ことも可能であるが、通信回線の事情(込み具合、送信
先の受信能力など)で受動的に転送速度の上限が決めら
れる場合もある。画像のデータ量(解像度、圧縮率な
ど)は電子カメラ100が自動で設定することもユーザ
ーが手動で設定することも可能である。駒速をF(駒/
秒)、転送速度をG(ビット/秒)、画像データ量をH
(ビット)とすれば、これらのパラメータは次式を満足
する必要がある。
【0106】
【数1】 F≦G/H 数式1が意味するところは、連続撮影時の1駒分の時間
以内に1駒分の画像の送信を完了する必要があるという
ことである。従って数式1を満足して、連続撮影しつつ
連続撮影した画像を外部に送信する場合に、画像送信が
確実にかつ効率よく行われるようにするためには以下の
選択肢がある。 1.転送速度と画像データ量を固定して、駒速を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
上記実施例の如く画像をメモリカードに記録する場合の
駒速より画像を外部に送信する場合の駒速を落とす。こ
のようにすれば画像データ量(画質)を維持したまま連
写時の外部への画像送信が可能になる。 2.駒速と画像データ量を固定して、転送速度を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
単写時の画像を送信する場合の転送速度より連写時の画
像を送信する場合の転送速度上げる。このようにすれば
画像をメモリカードに記録する場合の連写時の駒速を維
持したまま連写時の外部への画像送信が可能になる。 3.駒速と転送速度を固定して、画像データ量を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
単写時の画像を送信する場合の画像データ量より連写時
の画像を送信する場合の画像データ量を小さくする。ま
たは画像をメモリカードに記録する場合の画像データ量
より画像を外部に送信する場合の画像データ量を小さく
する。このようにすれば画像をメモリカードに記録する
場合の連写時の駒速を維持したまま連写時の外部への画
像送信が可能になる。 4.転送速度を固定して、画像データ量と駒速を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
画像をメモリカードに記録する場合の駒速より画像を外
部に送信する場合の駒速を落とすとともに、画像をメモ
リカードに記録する場合の画像データ量より画像を外部
に送信する場合の画像データ量を小さくする。このよう
にすれば比較的送信能力が低い無線送信回路71を使用
した場合でも、連写時の外部への画像送信が可能にな
る。 5.駒速を固定して、転送速度と画像データ量を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
単写時の画像を送信する場合の転送速度より連写時の画
像を送信する場合の転送速度上げるとともに、単写時の
画像を送信する場合の画像データ量より連写時の画像を
送信する場合の画像データ量を小さくするかあるいは画
像をメモリカードに記録する場合の画像データ量より画
像を外部に送信する場合の画像データ量を小さくする。
このようにすれば画像をメモリカードに記録する場合の
連写時の駒速を維持したまま連写時の外部への画像送信
が可能になる。 6.画像データ量を固定して、駒速と転送速度を変化さ
せる。一般的には転送速度が駒速に追いつかないので、
単写時の画像を送信する場合の転送速度より連写時の画
像を送信する場合の転送速度上げるとともに、画像をメ
モリカードに記録する場合の駒速より画像を外部に送信
する場合の駒速を落とす。このようにすれば画像データ
量(画質)を維持したまま連写時の外部への画像送信が
可能になる。 7.画像データ量と駒速と転送速度を変化させる。一般
的には転送速度が駒速に追いつかないので、単写時の画
像を送信する場合の転送速度より連写時の画像を送信す
る場合の転送速度上げ、画像をメモリカードに記録する
場合の駒速より画像を外部に送信する場合の駒速を落と
し、単写時の画像を送信する場合の画像データ量より連
写時の画像を送信する場合の画像データ量を小さくする
かあるいは画像をメモリカードに記録する場合の画像デ
ータ量より画像を外部に送信する場合の画像データ量を
小さくする。このようにすれば連写時にも外部への画像
送信を確実に効率よく行うことができる。
【0107】また手動/自動または外部要因により、駒
速、画像データ量、転送速度が設定される場合がある。
例えばユーザーが電子カメラ100の撮影モード(スポ
ーツ、風景など)を選択すると、それに応じて駒速、画
像データ量、転送速度が設定される場合がある。また電
子カメラ100自身が検知した外部環境(輝度、通信回
線状況、被写体状況、記憶媒体の残容量等)に応じて駒
速、画像データ量、転送速度を自動設定する場合があ
る。このような場合には、設定された駒速、画像データ
量、転送速度に応じて、設定されたパラメータ以外のパ
ラメータが数式1を満足するように変化させることによ
り、連写時の画像転送を確実にかつ効率よく行うことが
できる。 8.駒速が手動または自動で設定された場合は、手動ま
たは自動設定された駒速をCPU50が検出し、該駒速
で連写時の画像の外部送信が行えるように、CPU50
は画像データ量または転送速度あるいは両方を変化させ
る。このようにすれば、手動または自動設定された駒速
により連写した画像をメモリカード104に格納するこ
とも外部に送信することも可能になる。 9.画像データ量が手動または自動で設定された場合に
は、手動または自動設定された画像データ量をCPU5
0が検出し、該画像データ量で連写時の画像の外部送信
が行えるように、CPU50は駒速または転送速度ある
いは両方を変化させる。このようにすれば、手動または
自動設定された画像データ量により連写した画像をメモ
リカード104に格納することも外部に送信することも
可能になるとともに、手動または自動設定された画像デ
ータ量により単写時も連写時も画像送信を行うことがで
きる。なお画像データ量の設定には、画像解像度の設
定、画像圧縮率の設定、画像の白黒/カラーの設定、画
像サイズの設定が含まれる。 10.転送速度が手動または自動で設定された場合に
は、手動または自動設定された転送速度をCPU50が
検出し、該転送速度で連写時の画像の外部送信が行える
ように、CPU50は駒速または画像データ量あるいは
両方を変化させる。このようにすれば、手動または自動
設定された転送速度により連写時も画像送信を確実にか
つ効率よく行うことができる。例えば無線送信回路71
は基地局120と交信し、無線携帯電話回線110、一
般公衆電話回線またはインターネット130のデータ転
送速度の情報を取得し、該データ転送速度を画像転送時
の転送速度に設定するとともに、該データ転送速度の情
報をCPU50に送り、CPU50が該データ転送速度
の情報と画像データのデータ量に基づいて、自動送信記
録モードにおける連写時の駒速を決定するようにする。
周知のように無線携帯電話回線110、一般公衆電話回
線またはインターネット130のデータ転送速度は時間
帯、込み具合、地域、通信相手先の通信能力などの要因
で変動するため、このようにデータ転送速度に応じて連
写時の駒速を決定すれば、自動送信記録モードにおいて
最適な連写駒速で連続撮影を行うことができる。
【0108】また駒速、転送速度、画像データ量のうち
1つが手動または自動で設定された場合に、設定された
パラメータに基づき数式1を満足するように残りの2つ
のパラメータを連動して変更してもいいし、駒速、転送
速度、画像データ量のうち2つが手動または自動で設定
された場合に、設定された2つのパラメータに基づき数
式1を満足するように残りの1つのパラメータを変更し
てもいい。なお上述の説明において数式1が成り立つ範
囲で駒速を上げることにより、より画像送信モードで高
速な連写を実現することができる。
【0109】上記実施形態において、自動送信記録モー
ドとメモリカード記録モードを自動的に切り換えている
が、どちらの記録モードに切り換えられているかを表示
手段により表示するようにしてもよい。例えばLEDの
点灯/消灯により識別したり、右画面22の一部に設定
されている記録モードをテキスト表示またはアイコン表
示することができる。このようにすれば、ユーザーは撮
像した画像データがどこに保存されるかを予め認識で
き、必要に応じてメモリカードの装着・交換などの処置
を講ずることができる。
【0110】上記実施形態において、自動送信記録モー
ドとメモリカード記録モードを自動的に切り換えている
が、ユーザーが手動でこれを切り換えられるように構成
してもよい。このようにすれば、撮像する画像に応じて
画像の保存先を変更することもできる。また記録モード
を手動切り換え可能にすれば、メモリカード104を装
着時にも自動送信記録モードの設定が可能になり、例え
ば自動送信記録モードにおいて空き容量が充分あるメモ
リカード104が装着されている場合には駒速K1で連
写した画像をメモリカード104に一時的に保存した後
に該連写画像を無線送信回路71により外部の送信先に
送信して保存し、その後メモリカード104に一時的に
保存した画像を消去し、メモリカード104が装着され
ていない場合または装着されたメモリカード104の空
き容量が充分でない場合はメモリカード104を経由せ
ず駒速K2(<K1)で連写した画像を無線送信回路7
1により外部の送信先に送信して保存するといった動作
が可能になる。このようにすれば、自動送信記録モード
において空き容量が充分あるメモリカード104が装着
されている場合には連続撮影時の連写駒速を高速にする
ことができるとともに、メモリカード104の有効活用
を行うこともできる。
【0111】また自動送信記録モードにおいて空き容量
が充分あるメモリカード104が装着されている場合に
は、連写した画像をメモリカード104に一旦格納し、
連写撮影が終了した後、外部に連写した画像を自動送信
する前に連写した画像をサムネイル表示して、送信する
画像を選択させるようにし、選択された画像の送信終了
後にメモリカード104に一時的に格納した画像を消去
するようにしてもよい。このようにすれば不必要な画像
は送信されないので、送信料金を節約できるとともに、
送信時間を短縮することができる。
【0112】上記実施形態において、自動送信記録モー
ドでは無線受信回路72が受信した画像を無線受信回路
71により予め定められた外部の送信先に送信して保存
しているが、無線受信回路72は画像の送信元に対し、
画像を保存する送信先の情報を通知し、画像の送信元か
ら該送信先に電子カメラ100を経由せずに直接画像を
送信するようにしても構わない。このようにすれば、電
子カメラ100を経由せずに受信画像を保存できるの
で、電子カメラ100に負担がかからず効率的である。
【0113】上記実施形態において、自動送信記録モー
ドにおいてはメモリカード記録モードに比較して連写時
の駒速を低速にしているが、自動送信記録モードにおい
ては、連続撮影を禁止するとともに、その旨を表示する
ようにしてもよい。このようにすれば、ユーザーが欲し
ない低速な駒速での連続撮影を防止でき、無駄な画像デ
ータが生成されずに済む。
【0114】上記実施形態において、連写モードにおい
て同一撮影条件での連続撮影を行っているが、撮影条件
をずらしながら撮影を行ういわゆるブラケット撮影を行
うようにしてもかまわない。例えば露光量を一定量ずつ
異ならせて撮影する露光量ブラケット撮影、ストロボ光
量を一定量ずつ異ならせて撮影するストロボブラケット
撮影、適正露光量を保ったまま露光時間と絞り値の組み
合わせを変えながら撮影するプログラムブラケット撮
影、ピント位置を一定量ずつずらしながら撮影するフォ
ーカスブラケット撮影、焦点距離を一定量ずつ異ならせ
て撮影するズームブラケット撮影等にも本発明を適用す
ることが可能である。また連写モードを動画撮影モード
として動画撮影を行うようにしてもよい。
【0115】上記実施形態において、メモリカード記録
モードにおいて連写時に生データをメモリカード104
に格納し、連写終了後に生データを画像データに変換し
てメモリカード104に再格納することにより、より高
速な連写に対応できるようにしているが、画像処理速度
が充分速いかまたは連写時の駒速が遅い場合には生デー
タをメモリカード104に格納する前に画像データに変
換し、画像データをメモリカード104に格納するよう
にしても構わない。このようにすれば連写終了後に短時
間で他の動作を開始することができる。
【0116】上記実施形態において、撮影バッファメモ
リ59のデータ容量は、1枚の画像の生データを格納で
きるデータ容量プラス画像データへの変換に必要な作業
領域用のデータ容量であるが、複数枚の画像の生データ
を格納可能なデータ容量であってもよい。このようにす
れば、撮影バッファメモリ59のコストは高くなるが、
連写時に該撮影バッファメモリ59が満杯になるまで
は、メモリカード104へのアクセスを禁止する必要が
なくなるとともに、撮影バッファメモリ59が満杯にな
るまではメモリカード104への転送が不要になるの
で、より高速な連写を実行することができる。
【0117】上記実施形態において、再生モードにおい
てサムネイル表示された連写画像の中から所望の画像を
選択するのにタッチタブレット66が使用されている
が、それ以外の操作部材として例えばトラックボールの
ようなものを使用しても良い。また連写画像の中から所
望の画像をランダムに選択しているが、少なくとも1つ
の画像を選択するとその前後の所定枚数(全画像の数よ
り少ない)の画像が指定された駒間隔で選択されるよう
にしてもよい。このようにすれば、いちいち全ての画像
を選択する手間を省くことができる。例えばゴルフのス
イングを連続撮影する場合は、ゴルフボールのインパク
トの瞬間を捕らえるために最高速度で連写を行い、サム
ネイル画像の中からインパクトの瞬間の画像を選択する
と、その前後の2または3駒おきのスイングのおおまか
な動きを判別するのが容易な画像が所定枚数自動的に選
択されるようにする。
【0118】またメモリカード記録モードにおいてスル
ーモードで連写を行った場合に、連写終了後に再生モー
ドに自動的に切り替わり、連写した一連の画像をサムネ
イル表示するようにし、選択した画像以外をメモリカー
ド104から消去するようにしてもよい。このようにす
れば連写後記憶が鮮明なうちに所望の画像を連続撮影し
た一連の画像の中から選択できるとともに、メモリカー
ド104から不要な画像を消去できるので、メモリカー
ド104の空き容量を増加させ有効活用することができ
る。
【0119】また自動送信記録モードにおいてスルーモ
ードで連写を行った場合に、連写した画像を大容量撮影
バッファメモリまたはメモリカード104に記憶し、連
写終了後に連写した一連の画像をサムネイル表示するよ
うにし、ユーザーにより選択された画像のみを無線送信
回路71で外部に送信出力するとともに、送信終了後に
大容量撮影バッファメモリまたはメモリカード104か
ら一連の連写画像を消去するようにしてもよい。このよ
うにすれば連写後記憶が鮮明なうちに所望の画像を連続
撮影した一連の画像の中から選択することができる。
【0120】またメモリカード記録モードにおいてスル
ーモードで連写を行った場合に、連写終了後に再生モー
ドに自動的に切り替わり、連写終了後に連写した一連の
画像をサムネイル表示するようにし、その中から1枚の
画像を代表画像として選択させるようにし、代表画像以
外の一連の画像を代表画像よりデータ圧縮してメモリカ
ード104から再格納するようにし、次回再生モードに
おいて再生する際には代表画像のみを先ず再生し、ユー
ザーによる所定操作に応じて一連の写真をサムネイル表
示するようにしてもよい。このようにすれば連続撮影を
行った場合でも、メモリカード104のデータ容量を有
効に活用できるとともに、必要に応じて一連の連続撮影
画像を同時にまとめて見ることができる。
【0121】また自動送信記録モードにおいてスルーモ
ードで連写を行った場合に、連写した画像を大容量撮影
バッファメモリまたはメモリカード104に記憶し、連
写終了後に連写した一連の画像をサムネイル表示するよ
うにし、その中から1枚の画像を代表画像として選択さ
せるようにし、該代表画像を選択するとその前後の所定
枚数の画像が指定された駒間隔で選択され、選択された
画像が無線送信回路71により外部に送信出力されるよ
うにしてもよい。このようにすれば画像選択の手間を省
くとともに、送信料金と送信時間を節約できる。
【0122】上記実施形態において、連写時の撮影中に
は撮影制御回路60以外のメモリカード104または送
信バッファメモリ90へのアクセスを禁止しているが、
連写時の撮影駒速を高速/低速に手動で切り換えられる
場合には、高速な駒速での連写時の撮影中には撮影制御
回路60以外のメモリカード104へのアクセスを禁止
し、低速な駒速での連写時の撮影中には撮影制御回路6
0以外のメモリカード104または送信バッファメモリ
90へのアクセスを許可するようにしてもよい。このよ
うにすれば、低速な駒速での連写撮影時には、駒間に余
裕があり撮影以外の処理を行うことができるので、連写
中に外部から画像データを受信してメモリカード104
に格納するようなことも可能になる。
【0123】上記実施形態において、メモリカード10
4が装着されていない場合は、撮影制御回路60は自動
的に撮影した画像を撮影バッファメモリ59から送信バ
ッファメモリ90に転送し、無線送信回路71により外
部の画像データベースなどに送信して格納しているが、
外部に送信する代わりに内蔵プリンタ78にて印刷する
ようにしてもよい。このようにすれば、画像データを記
憶しておくことはできないが、プリントとして画像を保
存することが可能になり、必要に応じてスキャナーなど
を用いることにより画像データ化することも可能にな
る。
【0124】上記実施形態において、CPU50は連写
モードにおいて撮影制御回路60に撮影指示を出す時点
で、撮影制御回路60以外のメモリカード104へのア
クセスや送信バッファメモリ90へのアクセスを禁止し
ているが、撮影制御回路60がメモリカード104また
は送信バッファメモリ90にアクセスを開始する際にC
PU50に割込をかけ、CPU50はこのタイミングで
撮影制御回路60以外のメモリカード104または送信
バッファメモリ90へのアクセスを禁止するとともに、
撮影制御回路60がメモリカード104または送信バッ
ファメモリ90へのアクセスを終了した際にCPU50
に割込をかけ、CPU50はこのタイミングで撮影制御
回路60以外のメモリカード104または送信バッファ
メモリ90へのアクセスを許可するようにしてもよい。
このようにすれば連写時の駒間にも撮影以外の処理が可
能になり、電子カメラ100のレスポンスを高めること
ができる。
【0125】上記実施形態において、無線送信回路71
および無線受信回路72により外部との間で画像データ
の送受信を行っているが、必ずしも無線である必要はな
く有線の通信であってもよい。上記実施形態において、
内蔵プリンタ78は普通紙を用いるインクジェット式の
プリンタとして説明しているが、これ以外のインスタン
トフィルムを用いる感光式のプリンタ、ドットインパク
ト式プリンタ、レーザープリンタ、感熱式プリンタ、昇
華型プリンタ、熱転写式プリンタであっても構わない。
【0126】上記実施形態において、電子カメラ100
と外部のパソコン、画像データベース、電子カメラとの
間で画像の送信・受信を行うシステムとなっているが、
画像の表示・送信・受信を行える携帯機器に電子カメラ
100を置き換えたシステムとすることも可能である。
例えば撮影機能や通信機能を備えた携帯電話や携帯型デ
ジタル端末(PDA)やデジタル画像鑑賞用の小型携帯
型電子などにも上記実施形態を適用することができる。
【0127】上記実施形態において、撮影した画像や受
信した画像を電子カメラ100に対し取り外し可能な携
帯型のメモリカード104に格納しているが、電子カメ
ラ100に組み込まれた不揮発性の内蔵メモリ(フラッ
シュメモリなど)に画像を格納するようにしてもよい。
このようにすれば、メモリカード104の装着機構が不
要となるので、電子カメラ100をよりコンパクトに
し、携帯性を向上させることができる。
【0128】上記実施形態において、左画面21および
右画面22をLCDにより構成しているが、自己発光型
の有機EL(エレクトロルミネッセント)表示デバイス
等他の表示デバイスを用いることもできる。上記実施形
態において、左画面21に画像情報を表示し、右画面2
2にデータ情報を表示しているが、画面を1つにすると
ともに、データ情報を画像情報の上にスーパーインポー
ズ表示(重畳した表示)するようにしても構わない。
【0129】例えば左画面21に表示されている画像情
報にデータ情報をスーパーインポーズする際には、デー
タ情報表示のサイズを本画像のサイズより小さく(本画
像の視認性を確保するために、画面の1/4程度以下の
サイズが望ましい)するとともに、データ情報表示を画
面の周辺(本画像の視認性を確保するために、略四角形
の画面の4隅の1つが望ましい)に配置する。
【0130】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、データ情報を表示する最適
な位置(本画像の鑑賞を妨げないような位置)を選択し
て、該選択した位置にデータ情報をスーパーインポーズ
表示するようにしてもよい。例えば画像情報の中で比較
的輝度変化(コントラスト変化)の少ない領域(空等の
背景である頻度が高い領域)を選択することにより、デ
ータ情報のスーパーインポーズ表示による本画像の視認
性の低下を防止することができる。またスーパーインポ
ーズするデータ情報を目立たせるために、選択した領域
が比較的高輝度の領域であった場合は、データ情報を黒
のテキストで表示し、選択した領域が比較的低輝度の領
域であった場合は、データ情報を白のテキストで表示す
るようにしてもよい。また選択した領域の色相を検出
し、該色相に対して目立つ色相でデータ情報をスーパー
インポーズ表示するようにしてもよい。また本画像に対
するデータ情報の識別を明確にするために、本画像がカ
ラーであった場合にはデータ情報を白黒で表示したり、
データ情報の表示部分を枠で囲って表示するようにして
もよい。また画像解析により画像情報の中の人物または
顔部分(主要被写体である可能性が高い部分)を抽出
し、該人物または顔の部分以外の領域にデータ情報をス
ーパーインポーズ表示するようにしてもよい。
【0131】また本画像の鑑賞の邪魔にならないよう
に、上記データ情報のスーパーインポーズ表示を、デー
タ情報の表示を開始してから所定時間(〜5秒程度以
内)で消すようにしてもよい。またデータ情報は必ずし
も本画像と重畳する必要はなく、同一画面内で本画像と
同時に本画像より小さなサイズで画面周辺の位置に表示
するようにすればよい。
【0132】このようにすれば、本画像の鑑賞を著しく
損なうことなく、データ情報を本画像の重要度が低い領
域に視認性よくスーパーインポーズ表示することができ
る。またLCD(液晶表示画面)を1つに統一できるた
め、電子カメラ100をコンパクトにできるとともに、
価格を低く抑えることができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
カメラにおいては、画像送信モードにおいて制御パラメ
ータ(駒速、通信速度、画像データ量)を連続撮影の1
駒分の時間以内に前記通信手段による1駒分の画像送信
が完了するように変更するので、連続撮影時に画像送信
動作が撮影動作に追いつけないために生ずる種々のトラ
ブルを防止できる。
【0134】また画像送信モードにおいて連続撮影した
画像を送信する際に、連続撮影した一連の画像を同時に
表示するとともに、その中の一部の画像だけを簡便に選
択して送信するようにしたので、連続撮影した画像を送
信する際の使い勝手が向上するとともに、送信料金を節
約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を示す概念図
である。
【図2】本発明の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明による電子カメラの一実施形態の外観図
(正面視)である。
【図4】本発明による電子カメラの一実施形態の外観図
(背面視)である。
【図5】本発明による電子カメラの一実施形態の電気構
成を示すブロック図である。
【図6】内蔵プリンタの一実施形態の電気構成を示すブ
ロック図である。
【図7】画像ファイルの構成図である。
【図8】付加情報データの構成図である。
【図9】属性情報データの構成図である。
【図10】撮影情報データの構成図である。
【図11】CPU動作の関連図である。
【図12】電源ON時の動作フローチャートである。
【図13】記録モード決定サブルーチンの動作フローチ
ャートである。
【図14】スルーモードサブルーチンの動作フローチャ
ートである。
【図15】スルーモードの画面表示例である。
【図16】スルー/再生ボタン割込処理の動作フローチ
ャートである。
【図17】再生モードの画面表示例である。
【図18】再生モードの単写画像の画面表示例である。
【図19】再生モードの連写画像の画面表示例である。
【図20】レリーズボタン割込処理の動作フローチャー
トである。
【図21】レリーズ完了割込処理の動作フローチャート
である。
【図22】印刷ボタン割込処理の動作フローチャートで
ある。
【図23】送信ボタン割込処理の動作フローチャートで
ある。
【図24】受信要求割込処理の動作フローチャートであ
る。
【図25】タイマ割込処理の動作フローチャートであ
る。
【図26】メモリカード記録モードにおける単写動作の
一例のタイムチャートである。
【図27】メモリカード記録モードにおける連写動作の
一例のタイムチャートである。
【図28】メモリカード記録モードにおける連写動作の
別例のタイムチャートである。
【図29】自動送信記録モードにおける単写動作の一例
のタイムチャートである。
【図30】自動送信記録モードにおける連写動作の一例
のタイムチャートである。
【図31】自動送信記録モードにおける連写動作の別例
のタイムチャートである。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 16 レリーズボタン 17 電源スイッチ 19 モードダイヤル 21 左LCD(左画面) 22 右LCD(右画面) 23 上方向ボタン 24 下方向ボタン 25 印刷ボタン 26 送信ボタン 27 再生/スルーボタン 50 CPU 51 データ/制御バス 55 CCD 59 撮影バッファメモリ 60 撮影制御回路 63 電源 64 電源制御回路 69 フレームメモリ 71 無線送信回路 71 無線受信回路 76 プリンタバッファメモリ 77 プリンタ制御回路 78 内蔵プリンタ 90 送信バッファメモリ 91 受信バッファメモリ 92 画面制御回路 100 電子カメラ 104 メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 101:00 // H04N 101:00 5/91 L Fターム(参考) 2H100 DD12 5C022 AA13 AC13 AC69 CA00 5C052 AA17 AB02 DD02 GA02 GA07 GA08 GB01 GC03 GD09 GE08 GF01 5C053 FA09 FA27 GB02 GB12 HA33 JA16 KA04 KA21 KA24 LA01 LA14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段とを備え
    る電子カメラにおいて、前記撮像手段により撮像された
    電子画像情報を前記記憶手段に記憶させる第1モード
    と、前記撮像手段により撮像された電子画像情報を前記
    通信手段に外部に送信する第2モードとを切り換えるモ
    ード切換手段を備え、前記制御手段は前記第2モードに
    おける連続撮影の駒速を前記第1モードにおける連続撮
    影の駒速より低速にすることを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段とを備え
    る電子カメラにおいて、前記撮像手段により撮像された
    電子画像情報を前記記憶手段に記憶させる第1モード
    と、前記撮像手段により撮像された電子画像情報を前記
    通信手段に外部に送信する第2モードとを切り換えるモ
    ード切換手段と、前記第2モードにおいて前記制御手段
    による連続撮影を禁止する禁止手段とを備えることを特
    徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子カ
    メラにおいて、前記モード切換手段は、前記記憶手段が
    実質的に使用可能な場合には前記第1モードを自動的に
    設定し、前記記憶手段が実質的に使用不能な場合には前
    記第2モードを自動的に設定することを特徴とする電子
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記通信手段の通信速度に応じて前記
    第2モードにおける連続撮影の駒速を決定することを特
    徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信
    手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手
    段とを備える電子カメラにおいて、前記通信手段が前記
    電子画像情報の外部に送信する際の通信速度を切り換え
    る通信速度切換手段を備え、前記制御手段は前記通信速
    度に応じて、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手
    段による1駒分の画像送信が完了するように、連続撮影
    の駒速を切り換えることを特徴とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段とを備え
    る電子カメラにおいて、前記撮像手段により撮像された
    電子画像情報を前記記憶手段に記憶させる第1モード
    と、前記撮像手段により撮像された電子画像情報を前記
    通信手段に外部に送信する第2モードとを切り換えるモ
    ード切換手段を備え、前記第2モードにおいて前記制御
    手段の制御のもとに前記撮像手段により連続撮影された
    電子画像情報を前記通信手段に外部に送信する際に、前
    記記憶手段が実質的に使用可能な場合には前記撮像手段
    により撮像された一連の電子画像情報を一旦前記記憶手
    段に記憶した後、前記記憶手段に記憶された一連の電子
    画像情報を前記通信手段により外部に送信するととも
    に、前記記憶手段が実質的に使用不能な場合には前記撮
    像手段により撮像された電子画像情報を撮像の度に前記
    通信手段により外部に送信することを特徴とする電子カ
    メラ。
  7. 【請求項7】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前記
    制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更する
    駒速変更手段とを備える電子カメラにおいて、前記撮像
    手段により連続撮像された電子画像情報を前記記憶手段
    に記憶させる第1モードと、前記撮像手段により連続撮
    像された電子画像情報を前記通信手段に外部に送信する
    第2モードとを切り換えるモード切換手段を備え、前記
    駒速変更手段は前記第2モードにおける連続撮影の駒速
    を前記第1モードにおける連続撮影の駒速より低速にす
    ることを特徴とする電子カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通信
    手段と、前記撮像手段により単独撮影または連続撮影を
    行わせる制御手段と、前記電子画像情報のデータ量を変
    更する画像データ量変更手段とを備える電子カメラにお
    いて、連続撮影された一連の電子画像情報を前記通信手
    段により外部に送信する場合に、前記画像データ量変更
    手段は単独撮影された電子画像情報を前記通信手段によ
    り外部に送信する場合の電子画像情報より小さなデータ
    量に一連の電子画像情報を縮小するとともに、前記通信
    手段は前記画像データ量変更手段によりデータ量が縮小
    された一連の電子画像情報を外部に送信することを特徴
    とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成す
    る撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記撮像手段により連続撮影を行わせる制御手段と、前記
    電子画像情報のデータ量を変更する画像データ量変更手
    段とを備える電子カメラにおいて、前記撮像手段により
    連続撮像された電子画像情報を前記記憶手段に記憶させ
    る第1モードと、前記撮像手段により連続撮像された電
    子画像情報を前記通信手段に外部に送信する第2モード
    とを切り換えるモード切換手段を備え、前記第2モード
    において、前記画像データ量変更手段は前記第1モード
    で前記記憶手段に記憶される電子画像情報に比較して小
    さなデータ量に連続撮影された一連の電子画像情報を縮
    小するとともに、前記通信手段は前記画像データ量変更
    手段によりデータ量が縮小された一連の電子画像情報を
    外部に送信することを特徴とする電子カメラ。
  10. 【請求項10】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送
    信する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前
    記撮像手段により単独撮影または連続撮影を行わせる制
    御手段とを備える電子カメラにおいて、前記通信速度変
    更手段は連続撮影された一連の電子画像情報を前記通信
    手段により外部に送信する際の通信速度を単独撮影され
    た電子画像情報を前記通信手段により外部に送信する場
    合の通信速度より高速にすることを特徴とする電子カメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信
    する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記
    制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更する
    駒速変更手段とを備える電子カメラにおいて、前記駒速
    変更手段は、前記通信速度変更手段により変更された通
    信速度に基づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通
    信手段による1駒分の画像送信が完了するように、連続
    撮影の駒速を変更することを特徴とする電子カメラ。
  12. 【請求項12】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信
    する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記
    制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更する
    駒速変更手段とを備える電子カメラにおいて、前記駒速
    変更手段は、前記駒速変更手段により変更された駒速に
    基づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段に
    よる1駒分の画像送信が完了するように、画像送信の通
    信速度を変更することを特徴とする電子カメラ。
  13. 【請求項13】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信
    する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記
    電子画像情報のデータ量を変更する画像データ量変更手
    段とを備える電子カメラにおいて、前記画像データ量変
    更手段は、前記通信速度変更手段により変更された通信
    速度に基づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信
    手段による1駒分の画像送信が完了するように、連続撮
    影された電子画像情報のデータ量を変更することを特徴
    とする電子カメラ。
  14. 【請求項14】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信
    する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記
    電子画像情報のデータ量を変更する画像データ量変更手
    段とを備える電子カメラにおいて、前記通信速度変更手
    段は、前記画像データ量変更手段により変更された電子
    画像情報のデータ量に基づき、連続撮影の1駒分の時間
    以内に前記通信手段による1駒分の画像送信が完了する
    ように、画像送信の通信速度を変更することを特徴とす
    る電子カメラ。
  15. 【請求項15】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記制御手段により連続撮影が行われる際の駒
    速を変更する駒速変更手段と、前記電子画像情報のデー
    タ量を変更する画像データ量変更手段とを備える電子カ
    メラにおいて、前記画像データ量変更手段は、前記駒速
    変更手段により変更された駒速に基づき、連続撮影の1
    駒分の時間以内に前記通信手段による1駒分の画像送信
    が完了するように、連続撮影された電子画像情報のデー
    タ量を変更することを特徴とする電子カメラ。
  16. 【請求項16】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記制御手段により連続撮影が行われる際の駒
    速を変更する駒速変更手段と、前記電子画像情報のデー
    タ量を変更する画像データ量変更手段とを備える電子カ
    メラにおいて、前記駒速変更手段は、前記画像データ量
    変更手段により変更された電子画像情報のデータ量に基
    づき、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段によ
    る1駒分の画像送信が完了するように、連続撮影の駒速
    を変更することを特徴とする電子カメラ。
  17. 【請求項17】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を外部に送信する通
    信手段と、前記撮像手段により連続撮影を行わせる制御
    手段と、前記通信手段が前記電子画像情報を外部に送信
    する際の通信速度を変更する通信速度変更手段と、前記
    制御手段により連続撮影が行われる際の駒速を変更する
    駒速変更手段と、前記電子画像情報のデータ量を変更す
    る画像データ量変更手段とを備える電子カメラにおい
    て、前記通信速度変更手段、前記駒速変更手段、画像デ
    ータ量変更手段のうち1つまたは2つの変更手段によ
    り、通信速度、駒速、データ量のうち1つまたは2つの
    制御量が変更された場合、前記変更された1つまたは2
    つの制御量に基づき、残りの1つまたは2つの変更手段
    により、連続撮影の1駒分の時間以内に前記通信手段に
    よる1駒分の画像送信が完了するように、残りの1つま
    たは2つの制御量を変更することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  18. 【請求項18】 被写体像を撮像し電子画像情報を生成
    する撮像手段と、前記電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子画像情報を外部に送信する通信手段と、前
    記電子画像情報を画面に表示する表示手段と、前記撮像
    手段により連続撮影を行わせる制御手段とを備える電子
    カメラにおいて、前記記憶手段に記憶されている連続撮
    影された電子画像情報を前記通信手段により外部に送信
    する際に、前記表示手段により前記画面内に連続撮影さ
    れた一連の電子画像情報を1画面にサムネイル表示する
    とともに、前記サムネイル表示された一連の電子画像情
    報の中から所望の電子画像情報を選択する選択手段を設
    け、前記通信手段は、前記選択手段により選択された電
    子画像情報を外部に送信することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の電子カメラにおい
    て、前記選択手段は前記サムネイル表示された一連の電
    子画像情報の中から少なくとも1つの画像を手動で選択
    すると、該画像の前後に撮影した一連の電子画像情報の
    中から連続撮影された全電子画像情報の数よりも少ない
    個数の電子画像情報を自動的に選択することを特徴とす
    る電子カメラ。
  20. 【請求項20】 請求項18または請求項19に記載の
    電子カメラにおいて、前記通信手段が前記選択手段によ
    り選択された電子画像情報を外部に送信した後に、前記
    記憶手段に記憶された前記一連の電子画像情報を消去す
    る消去手段を備えることを特徴とする電子カメラ。
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