JP2007269246A - 車輪のロック状態検出装置 - Google Patents

車輪のロック状態検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007269246A
JP2007269246A JP2006099299A JP2006099299A JP2007269246A JP 2007269246 A JP2007269246 A JP 2007269246A JP 2006099299 A JP2006099299 A JP 2006099299A JP 2006099299 A JP2006099299 A JP 2006099299A JP 2007269246 A JP2007269246 A JP 2007269246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
wheel
acceleration
brake
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006099299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ito
良雄 伊藤
Takayuki Amaya
隆之 天谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006099299A priority Critical patent/JP2007269246A/ja
Publication of JP2007269246A publication Critical patent/JP2007269246A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】タイヤロック判定を正確に行なうことの可能な車輪のロック状態検出装置を提供する。
【解決手段】車輪がロックしている状態を検出する車輪のロック状態検出装置であって、車両の実加速度(αr)と、前記車両の状態に基づいて求められた基準加速度(αb)とに基づいて、車輪がロックしている状態であるか否かを検出する(S109)。前記基準加速度は、前記車両の駆動力(Ff)と、前記車両に加わる抵抗(Fr、Fl)と、前記車両の質量(M)に基づいて、算出される。前記基準加速度は、更に、勾配抵抗(Fsl)、コーナリング抵抗(Fki)及びブレーキ制動力(Fcb)の少なくともいずれか一方を用いて、算出される(S107)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車輪のロック状態検出装置に関する。
従来は、車両の減速度が所定値以上であるときにタイヤロックと判定されていた。特開平8−121582号公報(特許文献1)には、動力伝達経路内の回転部材の回転速度から車両減速度を検出し、制動時の車両減速度が所定値よりも大きい場合に、タイヤロックであると判定する旨が記載されている。
特開平8−121582号公報
上記従来技術において、上記所定値の値の具体的な決め方については、開示されていない。例えば、上記所定値が、車両毎の実験値を反映して設定される場合や、エンジン回転数に基づいて設定される場合には、車輪がロック状態であるとの判定(タイヤロック判定)を正確に行なうことができない。タイヤロック判定を正確に行なうことが望まれている。
本発明の目的は、タイヤロック判定を正確に行なうことの可能な車輪のロック状態検出装置を提供することである。
本発明の他の目的は、タイヤロック判定を正確にかつ早いタイミングで行なうことの可能な車輪のロック状態検出装置を提供することである。
本発明の車輪のロック状態検出装置は、車輪がロックしている状態を検出する車輪のロック状態検出装置であって、車両の実加速度と、前記車両の状態に基づいて求められた基準加速度とに基づいて、車輪がロックしている状態であるか否かを検出することを特徴としている。
本発明の車輪のロック状態検出装置において、前記基準加速度は、前記車両の駆動力と、前記車両に加わる抵抗と、前記車両の質量に基づいて、算出されることを特徴としている。
本発明の車輪のロック状態検出装置において、前記駆動力は、平坦路を走行中に出力される駆動力であり、前記車両に加わる抵抗は、転がり抵抗及び空気抵抗の少なくともいずれか一方であることを特徴としている。
本発明の車輪のロック状態検出装置において、前記基準加速度は、更に、勾配抵抗、コーナリング抵抗及びブレーキ制動力の少なくともいずれか一方を用いて、算出されることを特徴としている。
本発明の車輪のロック状態検出装置において、前記車両は、ハイブリッド車両であることを特徴としている。
本発明によれば、タイヤロック判定を正確に行なうことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4を参照して、本発明の車輪のロック状態検出装置の第1実施形態について説明する。
本実施形態では、車両の駆動輪加速度αr<基準加速度αb−予め定められた設定値aの関係が成立したときに、タイヤロックが発生したと判定する。上記基準加速度αbは、ギヤ比、ロックアップ状態、ブレーキによる減速度Fcb、勾配による減速度Fsl、コーナリング抵抗Fkiを考慮して算出される。
図2に示すように、内燃機関としてのエンジン11には、トルクコンバータ12を有する自動変速機13が連結されており、エンジン11の駆動力は、このトルクコンバータ12を介して自動変速機13に入力され、デファレンシャルギヤ14及びドライブシャフト15を介して駆動輪16に伝達される。また、自動変速機13は、A/T油圧制御装置17により車両の運転状態に応じて変速比が自動的に制御される。ブレーキ装置18は、ブレーキ油圧制御装置19によって制御されて、車両を制動する。
車両には、エンジン11や自動変速機13やブレーキ装置18などを制御する電子制御ユニット(ECU)20が設けられている。ECU20は、エンジン11、自動変速機13(A/T油圧制御装置17)及びブレーキ装置18(ブレーキ油圧制御装置19)の総合的な制御を行う。
車両には、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)を検出するアクセルポジションセンサ21が設けられている。アクセルポジションセンサ21により検出されたアクセル開度を示す信号は、ECU20に出力される。エンジン11の吸気管22には、スロットルコントロールバルブ23が設けられている。スロットルコントロールバルブ23は、スロットルアクチュエータ24により開閉可能とされている。ECU20は、スロットルアクチュエータ24にスロットルコントロールバルブ23を動作させる。ECU20は、スロットルコントロールバルブ23によるスロットル開度が、アクセル開度に応じたものとなるようにスロットルアクチュエータ24を制御する。
吸気管22には、スロットルコントロールバルブ23をバイパスするバイパス通路25が設けられている。バイパス通路25には、エンジン11のアイドル回転数を制御するためにスロットルコントロールバルブ23の全閉時の吸気量を制御するアイドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)26が設けられている。スロットルコントロールバルブ23の全閉状態(アイドル状態)及びスロットル開度を検出するアイドルスイッチ付スロットル開度センサ27が設けられている。アイドルスイッチ付スロットル開度センサ27によって検出されたアイドル状態及びスロットル開度のそれぞれを示す信号は、ECU20に出力される。
エンジン11には、エンジン回転数(エンジン回転速度)を検出するエンジン回転数センサ28が設けられている。エンジン回転数センサ28により検出されたエンジン回転数を示す信号は、ECU20に出力される。
車速センサ29は、車速に比例する自動変速機13の出力軸の回転数を検出する。車速センサ29により検出された車速を示す信号は、ECU20に出力される。
シフトポジションセンサ30は、運転者が操作するシフトレバーの位置(シフトポジション)を検出する。シフトポジションセンサ30により検出されたシフトポジションを示す信号は、ECU20に出力される。
加速度センサ31は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。加速度センサ31により検出された減速度を示す信号は、ECU20に出力される。
ブレーキ操作量センサ32は、ブレーキ装置18の操作量を検出する。ブレーキ操作量センサ32により検出されたブレーキ装置18の操作量を示す信号は、ECU20に出力される。ステアリング舵角センサ33は、運転者により操作されるステアリングの舵角を検出する。ステアリング舵角センサ33により検出されたステアリングの舵角を示す信号は、ECU20に出力される。方向指示器スイッチ34は、運転者により操作され、方向指示器(図示せず)により指示される方向を特定するための操作が行われる。方向指示器により指示される方向を示す信号は、ECU20に出力される。
運転モード設定スイッチ35は、運転者により操作され、運転モードを設定するための操作が行われる。運転者により、運転モード設定スイッチ35が操作されることで、スポーツ走行指向又は通常走行指向の運転モードが設定され、その設定された運転モードを示す信号がECU20に出力される。車輪速センサ36は、車輪の速度を検出する。車輪速センサ36により検出された車輪速度は、ECU20に出力される。
ECU20は、変速マップを有しており、スロットル開度、車速などに基づいて、自動変速機13の変速段を決定し、この決定された変速段を成立させるようにA/T油圧制御装置17を制御することができる。また、ECU20には、図1に示すフローチャートの制御ステップが記述されたプログラムが格納されている。
ナビゲーション装置50は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、ECU60と、操作部51と、表示部52と、スピーカ53と、位置検出部54と、地図データベース55と、運転履歴記録部56とを備えている。ナビゲーション装置50のECU60は、ECU20と双方向の通信が可能である。
ナビゲーション装置50は、運転者に車両の現在地周りの道路情報を知らせて、車両の目的地までの走行経路を誘導する。操作部51には、目的地などの指示データが入力される。表示部52には、現在地周辺の地図情報、現在位置、目的位置、経路などの情報が表示される。スピーカ53からは、案内音声が出力される。
ECU60のCPU61は、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種演算処理を行う。ECU60のROM62には、目的地までの経路の検索、経路中の走行案内、特定区間の決定等を行うための各種プログラムが格納されている。
位置検出部54は、GPSレシーバ、地磁気センサ、距離センサ、ビーコンセンサ、ジャイロセンサとを備えており、自車の位置を検出し、その検出した自車の位置を示すデータをECU60に出力する。
地図データベース55には、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、コーナ、登降坂、高速道路など)が記憶されている。地図データベース55は、地図データファイル、交差点データファイル、ノードデータファイル、道路データファイルを備えている。これら各ファイルには、経路探索を行うとともに、探索した経路に沿って案内図を表示するための各種データが格納されている。ECU60は、地図データベース55を参照して、必要な情報を読み出す。
運転履歴記録部56には、車両が走行した走行路、及び車両が走行路を走行した日時などの情報が記録される。ECU60は、必要に応じて、運転履歴記録部56から運転履歴のデータを読み出す。
ECU60は、操作部51から入力された目的地などの指示データ及び位置検出部54により検出された自車位置に基づいて、地図データベース55から必要な地図情報を検索し、その検索により得られた経路の情報を表示部52に表示させる。ECU60は、操作部51から入力された目的地などの指示データが入力されていない場合には、自車位置の周辺の道路情報を表示部52に表示する。
車両には、カメラ71と、道路状況検出部72が設けられている。カメラ71は、車両の前方の道路状況を撮像する。道路状況検出部72は、カメラ71により撮像されたデータに基づいて、車両の前方の道路状況を検出する。道路状況検出部72による検出結果は、ECU20に出力される。
本実施形態では、正確にタイヤロック判定を行なうために、車両の実際の加速度(実加速度αr)と、車両の状態に基づいて算出された基準加速度とに基づいて、タイヤがロックしているか否かを判定する。上記基準加速度は、車両の駆動力Ffと、車両に加わる抵抗(転がり抵抗Fr、空気抵抗Fl)と、車両質量Mと、更に、勾配抵抗Fslと、コーナリング抵抗Fkiと、ブレーキ制動力Fcbとに基づいて算出される。
車両の実加速度αrは、車両の出力軸回転数、又は車輪速度の変化率に基づいて、求めることができる。
基準加速度は、平坦路直進中かつ制動時ではない場合を前提として、出力している駆動力、車速、車両諸元から、下記式1により求められる。
Figure 2007269246
坂路、車両の旋回中、又はブレーキ操作中には、上記式1では、正確に車両の加速度を算出することができない。そこで、本実施形態では、勾配抵抗Fslと、コーナリング抵抗Fkiと、ブレーキ制動力Fcbに基づいて、下記式2より、基準加速度αbが求められる。
Figure 2007269246
例えばナビゲーション装置50に記憶している勾配情報に基づいて、路面勾配を求め、その路面勾配に基づいて、勾配抵抗Fslが求められる。また、旋回中のコーナリング抵抗Fkiは、例えば、車速、コーナー曲率、サスペンションジオメトリー、タイヤ、タイヤ空気圧、横向き加速度に対する車両の反応関数に基づいて算出されることができる。さらに、ブレーキ中の制動力Fcbは、ブレーキマスターシリンダー圧に対する制動力の関係に基づいて求められることができる。具体的には、ブレーキ制動力Fcbは、ブレーキマスター圧と定数の積として求めることが可能である。
上記のように、本実施形態では、現在の車両状態で出力されるであろう加速度(基準加速度)αbを算出し、その基準加速度αbと、実際に出ている実加速度(駆動輪加速度)αrとを比較し、実加速度αrが基準加速度αbに達していない場合には、タイヤロック状態であると判定することができる。
次に、図1を参照して、本実施形態の動作について説明する。
まず、アクセルポジションセンサ21に基づいて、アクセル開度が全閉であるか否かが判定される(ステップS101)。その判定の結果、アクセルが全閉ではないと判定された場合(ステップS101−N)には、車両が減速中ではないとして、本制御フローはリターンされ、タイヤロック判定は行われない。
アクセルが全閉であると判定された場合(ステップS101−Y)には、自動変速機13のロックアップクラッチの状態及びギヤ比が検出される(ステップS102)。次いで、上記ロックアップクラッチの状態及びギヤ比の検出結果と、車両諸元と、車速センサ29により検出された現在の車速とに基づいて、駆動力Ffと、転がり抵抗Frと、空気抵抗Flとが算出される(ステップS103)。
次いで、ナビゲーション装置50に記憶されている勾配情報に基づいて、路面勾配が求められ、その路面勾配に基づいて、勾配抵抗Fslが算出される(ステップS104)。次に、ブレーキマスターシリンダー油圧に基づいて、例えば予め実験結果に基づいて設定されていたマップ(ブレーキマスターシリンダー油圧とブレーキによる制動力Fcbとの対応関係を示したマップ)が参照されて、ブレーキによる制動力Fcbが求められる(ステップS105)。
次に、ナビゲーション装置50に記憶されている道路旋回半径データ又は操舵角、スリップ角に基づいて推定されるコーナー曲率と、車両の状態量(車速、横加速度)に基づいて、コーナリング抵抗Fkiが算出される(ステップS106)。
次いで、上記式2より、基準加速度αbを求める(ステップS107)。即ち、まず、基準駆動力Fbasが算出され、次いで、基準駆動力Fbasを車両質量Mで割ることにより、基準加速度αbが求められる。
次に、加速度センサ31により現在の実加速度αrが検出されるとともに、設定値aが求められる(ステップS108)。実加速度αrは、加速度センサ31を用いることに代えて、例えば車輪速センサによる実車輪速の変化量に基づいて求めることができる。設定値aは、各算出値の精度や外乱の影響を考慮して、タイヤロック判定の誤検出を防止する目的で設定される値である。
次に、実加速度αr<基準加速度αb−設定値aの関係が成立するか否かが判定される(ステップS109)。その判定の結果、実加速度αrが、基準加速度αbから設定値aを減算してなる値に達していない場合(ステップS109−Y)には、タイヤロックが発生したと判定され、そうでない場合(ステップS109−N)には、タイヤロックが発生していないと判定されて本制御フローがリターンされる。
タイヤロックが発生したと判定された場合(ステップS109−Y)には、タイヤロック判定時対応制御が行われる(ステップS110)。タイヤロック判定時対応制御とは、例えばタイヤロックが発生している場合には、走行路面の摩擦係数μが低い場合が考えられるので、急変速を抑制するなどの制御を意味する。
具体的には、タイヤロック判定時対応制御は、例えば、車両前方のコーナーの曲がり度合い(コーナー曲率や旋回半径など)や、前方の車両と自車両との位置関係や、路面勾配や、急制動時の減速度の大きさに基づいて行なわれるダウンシフト制御を許可しない制御などである。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の作用効果について説明する。
図3は、ブレーキ操作時のタイヤロック判定を説明するための図である。従来のタイヤロック判定では、ブレーキ操作による減速度Fcb分を考慮せずに、実加速度αrと所定値(検出閾値Th)を比較していた。そのため、タイヤロック判定を確実に行なう(誤判定を抑制する)ためには、検出閾値Thを相当に大きな値として設定する必要があった。そのため、実加速度αrと検出閾値Thの比較の結果、実加速度αrが検出閾値Th未満となるタイミングはT1となり、遅いタイミングでしかタイヤロックの判定を行なうことができなかった。
これに対して、本実施形態では、検出閾値を、基準加速度αb+設定値aに設定する。現在の車両の状態量に基づいて、ブレーキ操作による減速度Fcb等を考慮した上で、基準加速度αbを正確に算出することができるため、誤判定抑制用のオフセット値としての設定値aは、小さな値に設定することが可能である。このことから、実加速度αrと検出閾値(基準加速度αb+設定値a)の比較の結果、実加速度αrが検出閾値(基準加速度αb+設定値a)未満となるタイミングはT2となり、早いタイミングでタイヤロックの判定を行なうことが可能となる。
図4は、アクセル全閉の状態でダウンシフトした時のタイヤロック判定を説明するための図である。従来のタイヤロック判定では、エンジンブレーキ力を考慮せずに、実加速度αrと所定値(検出閾値Th)を比較していた。そのため、タイヤロック判定を確実に行なう(誤判定を抑制する)ためには、検出閾値Thを相当に大きな値として設定する必要があった。そのため、実加速度αrと検出閾値Thの比較の結果、実加速度αrが検出閾値Th未満となるタイミングはT1となり、遅いタイミングでしかタイヤロックの判定を行なうことができなかった。
これに対して、本実施形態では、基準加速度αbの算出(上記式2)の際に、エンジンブレーキ力を考慮して駆動力Ffが算出される。そのため、誤判定抑制用のオフセット値としての設定値aは、小さな値に設定することが可能となり、このことから、実加速度αrと検出閾値(基準加速度αb+設定値a)の比較の結果、実加速度αrが検出閾値(基準加速度αb+設定値a)未満となるタイミングはT2となり、早いタイミングでタイヤロックの判定を行なうことが可能となる。
本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、走行路面の状態(コーナー走行中、勾配)や、運転操作(特にブレーキの踏み方の違い)に関わらず、常に正確にタイヤロックの状況を検出することができる。これらの走行路面の状態や運転操作の状態が反映された基準加速度αbを正確に求めることができるためである。
また、本実施形態によれば、従来技術に比べて、早いタイミングでタイヤロック状態を検出することが可能である。これにより、早いタイミングで、例えば低μ路を安全に走行するための制御などのタイヤロック判定時対応制御に切り換えることができる。
なお、上記実施形態では、上記式2に基づいて基準加速度αbが算出され、その基準加速度αbと設定値aに基づいてタイヤロック判定が行なわれた(ステップS107、ステップS109)。これに対して、ブレーキが操作されていない時(ダウンシフト操作時など)には、上記式1に基づいて算出された基準加速度αb1と設定値aに基づいてタイヤロック判定が行なわれることができる。エンジンブレーキ力は、上記式1の駆動力Ffに含まれているためである。
また、ブレーキが操作され、そのブレーキ制動力が小さい場合には、上記式1に基づいて算出された基準加速度αb1と設定値aに基づいてタイヤロック判定を行なう方法であっても、従来技術に比べて早いタイミングでタイヤロックを判定できるという優れた効果を有する。
車両が、モータジェネレータ(MG)とエンジンのハイブリッド車両である場合には、上記式2に基づいて算出された基準加速度αbと設定値aに基づいてタイヤロック判定を行なう方法が特に有効である。ハイブリッド車両では、まず駆動力Ffの目標値が決定され、実際の出力がその駆動力Ffの目標値となるように全体のシステム(エンジンとMGとブレーキ油圧)が制御される。同様に、ブレーキ制動力Fcbの目標値がまず決まり、実際の出力がそのブレーキ制動力Fcbの目標値となるように全体のシステム(ブレーキ油圧とMGの回生量)が制御される。このように、ハイブリッド車両では、目標値としての駆動力Ffとブレーキ制動力Fcbが求められ、その目標値と実際の出力とが同じ値となるように制御(フィードバック制御)がなされるため、上記式2の駆動力Ffとブレーキ制動力Fcbには、上記目標値としての駆動力Ffとブレーキ制動力Fcbをそのまま入れることで、基準加速度αbを正確に求めることができる。
本発明の車輪のロック状態検出装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車輪のロック状態検出装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の車輪のロック状態検出装置の第1実施形態のブレーキ操作時の作用効果を説明するためのタイムチャートである。 本発明の車輪のロック状態検出装置の第1実施形態のアクセル全閉ダウンシフト時の作用効果を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
11 エンジン
13 自動変速機
17 A/T油圧制御装置
18 ブレーキ装置
19 ブレーキ油圧制御装置
20 ECU
21 アクセルポジションセンサ
27 スロットル開度センサ
28 エンジン回転数センサ
29 車速センサ
30 シフトポジションセンサ
31 加速度センサ
32 ブレーキ操作量センサ
33 ステアリング舵角センサ
34 方向指示器スイッチ
35 運転モード設定スイッチ
36 車輪速センサ
50 ナビゲーション装置
54 位置検出部
55 地図データベース
56 運転履歴記録部
60 ECU
61 CPU
62 ROM
63 RAM
71 カメラ
72 道路状況検出部

Claims (5)

  1. 車輪がロックしている状態を検出する車輪のロック状態検出装置であって、
    車両の実加速度と、前記車両の状態に基づいて求められた基準加速度とに基づいて、
    車輪がロックしている状態であるか否かを検出する
    ことを特徴とする車輪のロック状態検出装置。
  2. 請求項1記載の車輪のロック状態検出装置において、
    前記基準加速度は、前記車両の駆動力と、前記車両に加わる抵抗と、前記車両の質量に基づいて、算出される
    ことを特徴とする車輪のロック状態検出装置。
  3. 請求項2記載の車輪のロック状態検出装置において、
    前記駆動力は、平坦路を走行中に出力される駆動力であり、
    前記車両に加わる抵抗は、転がり抵抗及び空気抵抗の少なくともいずれか一方である
    ことを特徴とする車輪のロック状態検出装置。
  4. 請求項2または3に記載の車輪のロック状態検出装置において、
    前記基準加速度は、更に、勾配抵抗、コーナリング抵抗及びブレーキ制動力の少なくともいずれか一方を用いて、算出される
    ことを特徴とする車輪のロック状態検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車輪のロック状態検出装置において、
    前記車両は、ハイブリッド車両である
    ことを特徴とする車輪のロック状態検出装置。
JP2006099299A 2006-03-31 2006-03-31 車輪のロック状態検出装置 Withdrawn JP2007269246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099299A JP2007269246A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車輪のロック状態検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099299A JP2007269246A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車輪のロック状態検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007269246A true JP2007269246A (ja) 2007-10-18

Family

ID=38672468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006099299A Withdrawn JP2007269246A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車輪のロック状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007269246A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008062854A (ja) 運転指向推定装置
CN104228817B (zh) 用于确定驾驶员的短期驾驶倾向的装置及方法
US20060030992A1 (en) Deceleration control apparatus and deceleration control method for vehicle
JP4617915B2 (ja) 車両の走行路推定装置及び車両の減速制御装置
JP2007283882A (ja) 道路勾配推定装置
JP2009101830A (ja) 車両用制御装置
KR101490919B1 (ko) 운전자의 단기 운전 성향을 판단하는 장치 및 방법
KR101588759B1 (ko) 차량용 변속 제어 장치 및 방법
JP2011098606A (ja) 制駆動力制御装置
JP4826171B2 (ja) 車両の減速制御装置
JP2006224882A (ja) 車両の減速制御装置
JP2009012495A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP5034222B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2011207242A (ja) 車両走行制御システム
JP6265696B2 (ja) 車両用変速制御装置および方法
JP2008185418A (ja) 道路形状算出装置及び車両センサ補正装置
JP2005319849A (ja) 運転技量推定装置及び車両の減速制御装置
JP2007269246A (ja) 車輪のロック状態検出装置
JP5257382B2 (ja) 車両制御システム
JP4561333B2 (ja) 運転者の制御依存度検出装置、及びそれを備えた車両の減速制御装置
JP2007297001A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2007050794A (ja) 車両の減速制御装置
JP4862389B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2008273315A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2008179195A (ja) 車両制御装置及び演算記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110322