JP2007267965A - チームによる業務の活性度の評価システムおよびそれを用いた業務雰囲気の活性化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】多人数の平均的な脳活性度状況を判定し、多人数で構成されるチームによる業務の活性度の評価システムおよびそれを用いた業務雰囲気の活性化システムを提供する。
【解決手段】チームによる業務の活性度の評価システムにおいて、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置3と、この判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置4と、この評価装置から得られる結果に基づいてチームの雰囲気を改善する雰囲気改善手段を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】チームによる業務の活性度の評価システムにおいて、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置3と、この判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置4と、この評価装置から得られる結果に基づいてチームの雰囲気を改善する雰囲気改善手段を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、多人数の平均的な脳活性度状況を判定し、多人数で構成されるチームによる業務の活性度の評価システムおよびそれを用いた業務雰囲気の活性化システムに関するものである。
従来、多人数で構成されるチームの雰囲気やチームワークなどの評価には、確立された手法はなく、その場の雰囲気を指導者が感覚的に把握するのが現状である。
例えば、会議で構成員がみな黙り込んでいたり、構成員間の相性が悪く構成員の間で口論が起きたりするような場合には会議の雰囲気は悪いと評価し、一方、多くの会議の構成員が打ち解け合って積極的に発言をするような場合には雰囲気は良いといったように感覚的に評価するようにしていた。
また、そのような何らかの雰囲気を感じとっても、違和感無く自然な形でチームワークの雰囲気を改善・維持する有効な手だてはこれまでになかった。
なお、運転士の発話音声により業務の集中力を判断する覚醒度評価法が本願発明者によって既に提案されている(下記非特許文献1参照)。
佐藤清、「発話音声を用いた覚醒度評価法」、RRR,2005,10,pp.14−17
佐藤清、「発話音声を用いた覚醒度評価法」、RRR,2005,10,pp.14−17
しかしながら、発話音声分析技術に関する、「脳機能診断システム」、「心身診断システム」等のこれまでに開発された技術は全て、発話者を個人に特定して、その発話者に対する効果を実現しようとするものであった。
本発明は、上記状況に鑑みて、多人数の平均的な脳活性度状況を判定し、多人数で構成されるチームによる業務の活性度の評価システムおよびそれを用いた 業務雰囲気の活性化システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕チームによる業務の活性度の評価システムにおいて、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置と、この判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置とを具備することを特徴とする。
〔1〕チームによる業務の活性度の評価システムにおいて、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置と、この判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置とを具備することを特徴とする。
〔2〕チームによる業務雰囲気の活性化システムにおいて、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置と、この判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置と、この評価装置から得られる結果に基づいてチームの雰囲気を改善する雰囲気改善手段とを具備することを特徴とする。
〔3〕上記〔2〕記載のチームによる業務の活性化システムにおいて、前記雰囲気改善手段が、会議のテンションが高くなりすぎているような場合に、気分を和ませる芳香剤を噴霧する芳香剤の噴霧装置であることを特徴とする。
〔4〕上記〔2〕記載のチームによる業務の活性化システムにおいて、前記雰囲気改善手段が、会議が停滞しているような場合に、室内の酸素濃度を上昇させ、個々人の活性度を上昇させる酸素供給装置であることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)多人数の平均的な脳活性度状況を判定し、多人数で構成されるチームによる業務の活性度の評価システムを得ることができる。
(2)このチームによる業務の活性度の評価システムを活用してチームの雰囲気改善・維持を図ることができる。
本発明のチームによる業務の活性度の評価システムは、チームの構成員の発声に基づく脳活性度状況の判定装置と、その判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置とを具備する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示すチームによる業務の活性度の評価システムのブロック図、図2はその業務のチームによる活性度の評価フローチャートである。
本発明は、発話音声をカオス論的に分析することにより、発話者の大脳の活性度が計測可能であるという実験的な事実を基本とする。
発話音声分析実験の結果、カオス論的な分析により算出される脳活性度(診断値)に個人差が少ないことから、会議等の全体の発話を個人を特定することなく分析してもその会議に参加する参加者全体の発話を個人を特定することなく分析しても、その会議に参加する参加者全体の平均的な脳活性度を評価することが可能であることが明らかになった。
また、発話音声から脳活性度指数を算出した場合、その診断値に性差は存在するものの、ほぼ明確に男性に対して女性の指数値が平均的に20%程度低いことから、チームに男女が混在している場合であっても、診断値の分布はピークを2つ示すものとなり、男性の活性度と女性の活性度が識別不能となるような状況は一般的に発生しない。
図1において、1は会議用テーブル、A〜Hはその会議用テーブル1を囲む構成員、2は会議用テーブル1の中央部にセットされるマイクロフォン、3はマイクロフォン2に接続され、マイクロフォン2からの音声情報を取り込み、チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況を判定する脳活性度状況の判定装置、4はその判定装置3に接続され、チームによる業務の活性度を評価する評価装置である。
そこで、図2に示すように、(1)まず、会議用テーブル1にマイクロフォン2、脳活性度状況の判定装置3およびチームによる業務の活性度の評価装置4をそれぞれセットする(ステップS1)。(2)次に、チームの構成員の発話音声をマイクロフォン2で記録する(ステップS2)。(3)次に、脳活性度状況の判定装置3でチームの構成員の脳活性度状況の判定を行う(ステップS3)。(4)次に、チームによる業務の活性度の評価装置4でチームによる業務の活性度の評価を行う(ステップS4)。
図3は本発明の実施例を示すチームによる業務の活性度の評価システムを用いたチームによる業務雰囲気の活性化システムを示す図、図4は図3に示すシステムを用いたチームによる業務雰囲気の活性化フローチャートである。
この実施例では、第1実施に示したチームによる業務の活性度の評価システムを用いて、さらに、その評価に応じてチームによる業務雰囲気の活性化を行うようにする。つまり、チームによる業務の活性度の評価装置4には雰囲気改善装置5を接続して、チームによる業務の活性度を調整可能にする。
図4に示すように、(1)まず、会議用テーブル1にマイクロフォン2、脳活性度状況の判定装置3およびチームによる業務の活性度の評価装置4をそれぞれセットする(ステップS11)。(2)次に、チームの構成員の発話音声をマイクロフォン2で記録する(ステップS12)。(3)次に、脳活性度状況の判定装置3でチームの構成員の脳活性度状況の判定を行う(ステップS13)。(4)次に、チームによる業務の活性度の評価装置4でチームによる業務の活性度の評価を行う(ステップS14)。(5)次に、チームによる業務の活性度の評価装置4の評価に従って、チームによる業務の活性度を調整する(ステップS15)。
例えば、図5(a)に示すように、会議のテンションが高くなりすぎていると判断される(平均の脳活性度レベルが高い)場合には、雰囲気改善装置5は森林の香り等の芳香剤を噴霧するなど、その場を落ち着かせることで活性度の調整を行う。
また、図5(b)に示すように、会議における平均の脳活性度レベルが程よい場合には問題ないが、例えば、図5(c)に示すように、会議が停滞しているような(平均の脳活性度レベルが低い)場合には、例えば、雰囲気改善装置5は室内の酸素濃度を上昇させることにより、個々人の活性度を高めて、会議を盛り上げるようにする。
複数の人間が同時に何らかの作業に携わり協力し合ってその業務を遂行しなければならないような場合、個々人の心身状態を個別に分析していたのでは、それぞれの評価結果を取り纏めて総合的に状況の判断をしなければならないが、その場の全ての人間の平均的な活性状態が評価可能であれば、個別の人間に対する制御は不可能であっても、全体的な雰囲気を判定し、協調的であるのか、或いは不整合が発生しているのか判断することは十分に可能である。
全体的な活性度の評価を行う場合、個々人の心身状態は評価されないので、個々人の心身状態の評価機能を有する装置やシステムを利用した場合に常に問題となるプライバシーの管理に係る問題を、全体的な雰囲気を評価する装置とすることによって克服することが可能となる。
このことは、心身状態管理装置やシステムの様々な業務環境への導入に対する障害を大幅に軽減するものであり、その産業的な価値は大きい。
また、予め業務作業を共同で行うことを想定されたチームに対して、討論等の場においてチームのチームワークを評価することも可能であり、要員間の相性の問題の最適化にも有効に利用し得る。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明のチームによる業務の活性度の評価システムおよびそれを用いた業務雰囲気の活性化システムは、会議の活性化や安定化を図るツールとして利用可能である。
1 会議用テーブル
A〜H 会議用テーブルを囲む構成員
2 マイクロフォン
3 チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置
4 チームによる業務の活性度の評価装置
5 雰囲気改善装置
A〜H 会議用テーブルを囲む構成員
2 マイクロフォン
3 チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置
4 チームによる業務の活性度の評価装置
5 雰囲気改善装置
Claims (4)
- (a)チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置と、
(b)該判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置とを具備することを特徴とするチームによる業務の活性度の評価システム。 - (a)チームの構成員の発話音声に基づく脳活性度状況の判定装置と、
(b)該判定装置に接続されるチームによる業務の活性度の評価装置と、
(c)該評価装置から得られる結果に基づいてチームの雰囲気を改善する雰囲気改善手段とを具備することを特徴とするチームによる業務雰囲気の活性化システム。 - 請求項2記載のチームによる業務の活性化システムにおいて、前記雰囲気改善手段が、会議のテンションが高くなりすぎているような場合に、気分を和ませる芳香剤を噴霧する芳香剤の噴霧装置であることを特徴とするチームによる業務雰囲気の活性化システム。
- 請求項2記載のチームによる業務の活性化システムにおいて、前記雰囲気改善手段が、会議が停滞しているような場合に、室内の酸素濃度を上昇させ、個々人の活性度を上昇させる酸素供給装置であることを特徴とするチームによる業務雰囲気の活性化システム。
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JP2010104660A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Electronic Navigation Research Institute | 作業適性判定システム |
JP2021005248A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 富士通株式会社 | 判別システム、判別制御プログラムおよび判別制御方法 |
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