JP2007267489A - 余長ケーブル把持システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーブルの接続に必要なケーブルCの余長部分C1 を円形状または楕円状に巻き丸めて取って配線し、該ケーブルCの余長部分C1 を弾性把持部を介して繰り出し自在に挿通受支させる余長ケーブル把持具1をハンガー3により、ケーブルの支持線Aまたは吊り線或いは電柱に設けた支持部材Bに固定すると共に、ケーブルC余長部分C1 を余長ケーブル把持具1に回動自在に設けたケーブル収納フック8により抱持した。
【選択図】図1
Description
この工法では、ケーブル余長は取らずに架空クロージャ内の心線余長を利用した後分岐しかできなかった。
このように架空配線システムでは、ケーブルの余長を取らずに布設しているため、支障移転発生時には回線借用やケーブル割り入れ等張り替え工事が必要となり接続作業に長時間(期間)に及んでしかも多くの作業要員がいりコスト高となるし、施工場所が道路だと長時間の交通規制を要するし、工事日の規制や交通渋滞の発生も予想され問題であり、また、接続点・配線点での後分岐やドロップなどの接続点では、下部心線余長が取れないし、下部戻しや本線戻しができないので、下部心線の再生が難しく光心線稼働率の低下を招くこととなり、しかも布設の際に生ずる破尺ケーブルは産業廃棄物処理が必要となって、その処理のための梱包、運送、解体、処分などの費用は膨大となることが想定される。
特に、最近のように市街地に架空ネットワークが、多重架渉されてくると従来の工法では、電柱の支障移転時にケーブルの張り替えが必要になることや、後分岐による心線余長が足りないことなどを解消するためにケーブルの余長を前もって用意することが必要になって問題があった。
このようにCP柱更新や支障移転工事に伴うケーブル張り替え工事が数多く発生していて、この対応策に架空での心線余長を充分取った場合、接続ケーブル余長収納にケーブルを巻き付けることで行われるが、特許文献1のように電柱際にしばり紐でケーブル余長を回巻収納したり、また特許文献2のように放射状に設けた支持部材からなる余長ケーブル把持具にケーブル余長を回巻収納したりしてケーブル移架を可能にする工法が知られている。
また、支持部材からなる余長ケーブル把持具にケーブル余長を回巻収納した場合、ケーブルの把持力を一定にして把持することができないし、取付具でケーブル及び心線に損傷が生じ引っ張り強度の保証がえられないで信号伝送特性を充分安全に維持できない虞れがあるし、取り扱いが煩雑でありケーブルの余長部分の端数を余長収納具に調整収納することができず、ケーブルの線条の地上高さを調整して収納できないなどの不便があった。
また、設備設計上で想定される引き上げ点と接続点(配線点)間及び接続点(配線点)間の中間電柱際に設定されることで、支障移転が発生してもケーブル割り入れを行うことなくあらかじめ設定されている余長ケーブル把持具により、必要に応じケーブルを引き出すだけでなく、ケーブル長余りが発生した場合は巻き取ることで余長ケーブルの収納も行できて、ケーブル切断なしに支障移転が行えケーブルの接続作業や接続確認等のチェックも不要となり施工時間も大幅に短縮でき誤接続を解消して簡単に支障移転工事ができ、顧客より回線借用なしで済むし、作業時間の制約も受けずに交通渋滞の解消にも貢献するほか、支障移転などによるケーブル長不足やケーブル余りが生じても何時でも必要に合わせてケーブル余長を送り出すことや余りケーブルの収納ができので、柔軟な配線を実現できライフタイムコストの削減が可能である。
さらに、本発明では、架空でのケーブル余長の巻き付けケーブルを収めるのに、ケーブルの把持力を一定にして把持することができ、ケーブルの引っ張り力が一定範囲を越えた際に滑って繰り出しケーブル及び心線に損傷を与えず、引っ張り強度の保証を確実化して信号伝送特性を充分維持できるほか、接続余長の取り扱い並びに配線工事の安全簡便化をはかり、ケーブル接続余長の信頼性を高めることができるし、ケーブルの線条の地上高さを調整して収納でき配線工事の処理を容易に行え作業性の向上と、使用性の向上とに寄与できる。
また、本発明は、前記ケーブル把持部の前記取付片が、両端に折り曲げ支片を備え、一方の支片をケーブル支持プレートに形成した挿入孔に嵌入支持され、他方の支片をケーブル支持プレートに固定ネジによって取り外し自在に固着してスペーサを介して余長ケーブル部分を収納することと、ケーブルの支持を確実にするために、ベースの中央部にフック係止片を一対間隔をあけて設け、各フック係止片にフックを回動自在に夫々備えて、巻き丸めたケーブルをフックに抱持して、ケーブル巻きの円周を整理して止めることできるし、また左右に振り分けたケーブル接続余長を支えて、ケーブル巻き取りの最小曲率半径の外径を確保しやすくし、ケーブルの繰り出しの際に案内をも兼ねケーブルに損傷を与えずに安全性を高めるのが好ましい。
また、本発明では、ケーブルの余長部分の端数をケーブル余長収納具に調整収納できるので、ケーブル余長収納の管理保安が容易であるし、組立て作業も簡便に行なうことができ、安全なケーブル把持具を構成簡単で、製造コストも安価な形態で提供できる。
また、ケーブル支持プレートに設けた一対のフック止め片にフックをそれぞれ回動自在に備えて、該フックに巻き丸めたケーブルを抱持し、吊上ガイドによってケーブル巻きの円周を整理して収納することが容易であり、ケーブルの線条の地上高さの調整が楽にできケーブル余長収納の管理保安が容易であるし、配線工事の処理をも容易に行え作業性の向上と、使用性の向上とに寄与できる。
この余長ケーブル把持具1は、前記ケーブルCに沿ったケーブル支持プレート2に、配線ケーブル支持用の支持線Aまたは電柱支持部材Bに固定するハンガー3と、ケーブルの余長部分を弾性把持部5を介して繰り出し自在に挿通受支させるケーブル把持部4とを備え、該ケーブル把持部4によってケーブルCの余長部分C1 を巻回支持すると共に、円形状または楕円形状に巻き丸めた余長ケーブルの巻回ケーブルをケーブル収納フック8によって抱持して所定の地上高さを保って架空に保持させる。
なお、前記ハンガー3は、電柱支持部材Bの電柱固定アームB1 に向きを換えて連結固定できるようにしてあるが、電柱支持部材Bを必要としない場合には支持線Aに直接固定する形態のものを選んで着脱自在に設けてあり、いずれも前記ケーブル支持プレート2上部中央位置にボルトナットの固定部材で連結して用いられる。
このケーブル収納フック8は、下から上に展開して巻き丸めたケーブルをケーブル収納フック8に乗せて収納したのち、ケーブル支持プレート2に回動自在に設けたケーブル支持アーム9によって、巻き付け余長部分C1 の所定の外径を有するケーブル巻きの円周を把手部91 に整理して止めることができ、左右に振り分けたケーブル接続余長を支えて、ケーブル巻き取りの最小曲率半径の外径を確保しやすくし、ケーブルの繰り出しの際に案内をも兼ねケーブルが損傷を生じないようにするのがよい。
さらに、このケーブル支持アーム9は、前記ケーブル支持プレート2の両端に形成した挿入孔11から装着し回動自在に枢支して、内側に変位して前記ケーブル支持プレート2に沿わせることができ、折り畳まれて梱包が楽にできるようになっていて、外側に展開位置すると、位置決めストッパ10に当たって巻き付け余長部分C1 の最小曲率半径を保持できるようになっている。〔図1および図3〕
この場合、前記取付片6は図5に示すように弾性把持部材5を挿入する湾曲部を持ち、前記ケーブル支持プレート2に形成した前記挿入孔12への差し込み片61 を下端に備え、前記取付ネジ64 の挿入孔62 と折り曲げ補強凸部63 とを形成したものを用いるのが取扱簡便でよい。
さらに、前記弾性把持部材5としては、弾性に優れた加硫ゴムなどの合成ゴムや、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、オレフィン系のエチレン−プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどの高性能特殊ゴム、熱可塑性エラストマー(TPE)が選んで用いられる。
特に、この弾性把持部材5は、引張強度50〜300kgf/cm2 で、(ショアー硬度20〜90)を用いるが、好ましくは引張応力の大きい硬質ゴム(ショアー硬度40〜70)を用い、即ち引張応力100%・50〜90kgf/cm2 好ましくは60〜70kgf/cm2 の熱可塑性ゴム組成物、例えば石油系軟化材を含むEEPM、EPDM、シリコーンゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジエンゴム或いはフッソゴムなどの硬度(Hs)のもの、さらに詳しくは比重1.0〜1.05、引張強度60.0kgf/cm2 で、圧縮永久歪(70℃×22H)は、50%以下例えば45.0%のものを用いケーブルの外周の摩擦抵抗によって所定の引っ張り強度に耐え、弾性変形してケーブルを密着して把持力50〜90kgを持つて把持性を確保できるようにするのがよい。
このように、前記ケーブル把持部4は、硬度20〜90の合成ゴムから構成された弾性把持部材5を備えたものであって、ケーブルを貫通させる挿通孔51 のある円筒体が二つ割りの切れ目52 を外周から前記挿通孔51 まで形成しケーブルを挿入しやすくしてあるが、このケーブル挿通路としては、ケーブルを密着して把持力50〜90kg好ましくは60〜80kgを持って把持できるように、見かけの接触面積の大小並びに、垂直荷重の大小を適宜配慮して構成される。
この実施例の余長ケーブル把持具1では、接続に必要なケーブルの余長を取って配線する際に、第1実施例の図4乃至図7の具体例のように夫々のハンガー3の取付部材形態を用いて電柱D或いは支持線Aに沿って着脱自在にセットされ、電柱間のどの位置でも組立てが可能で、組立て時にいずれの作業員が施工しても均一で信頼性が得られる。
また、第2実施例のようにハンガー3を介して支持線A或いは電柱支持部材Bに固着したり(図8)、第3実施例のようにケーブルCの余長部分C1 の地上高さを上げるのに支持線Aに巻き付けたスパイラル吊り線A1 にて配線したケーブルCより上方に上方に余長部分を弛ませて余長ケーブル把持具1を位置したり(図9)、第4実施例のようにケーブルCを支持線Aに沿わせて配線したケーブルCより上方に余長ケーブル把持具1を位置した例)や電柱Dの前方に余長部分を弛ませて余長ケーブル把持具1を位置した例(図10)或いは第5実施例のように支持線Aに巻き付けたスパイラル吊り線A1 にて配線した光ケーブルCの余長ケーブル把持具1をハンガー3を支持線Aに固定した例(図11)で、余長ケーブル把持具の配置をも移動でき電柱との取付けが自在となっている。この場合、第6実施例のように前記ケーブルCの余長部分C1 の地上高さを上げるのにケーブルCの余長部分C1 を上方に上げ支持線Aに結束バンド(図示せず)で固定してもよい。(図12)
この余長ケーブル把持具1は、前記ハンガー3によって支持線Aに定着できるので、該支持線A又は支持線Aに備えたスパイラル支持線A1 内の他の光ケーブルCに損傷を与えないで安全に用いられ、しかも電柱D間のどこの位置でも組立てが可能で、バケット車上での作業で一人作業も簡便にできる。
この吊上ガイド13としては、金属などの支持線を用い先端にある鉤部或いはフック部で着脱自在に連結し、ケーブルを収納できるスパイラル部14を備え、前記ケーブル支持プレート2の取付孔23に固着したボルトに回動自在に係合するのがよい。
また、ケーブルCの余長部分C1 を楕円形状に旋回して巻き付けて余長ケーブル把持具1に支持するに際して、余長ケーブル把持具1に設けた吊上ガイド13によって楕円形にした余長部分C1 の短巾を配線方向に沿わせて長巾を支持線Aの上方に持ち上げて支持してケーブルCの余長部分C1 の地上高さを上げることもできる。(図1)
いずれにしても、前記ケーブルCを余長ケーブル把持具1に挿通してケーブルCの余長部分C1 を円形または楕円形状に旋回して巻き付けて余長ケーブル把持具1に支持し、該余長ケーブル把持具1または余長ケーブル把持具1の吊線固定具に設けた支持部材によって固定してケーブルCの余長部分C1 の地上高さを調整して収納する。
なお、前記ケーブルCの接続余長処理手順の一例としては、配線点となる予定の電柱Dに支持線固定具Eで配線されている支持線A或いは電柱Dに固定された電柱固定部材Bに余長ケーブル把持具1のケーブル支持プレート2をハンガー3によって取付け、該支持線Aにつり下げられている配線ケーブルCの外周に弾性把持部材5を二箇所挿入して、該弾性把持部材5,5をそれぞれケーブル把持部4において取付片6によって緩めた状態で仮止めしたのち、ケーブル把持部4間のケーブルの位置で所定量のケーブル接続余長を湾曲させた余長部分C1 とするか、或いは巻き取りを半径300mm以上で、かつケーブル外径を確保しながら、略8の字を描くように巻き込んで巻き付けケーブルC1 として、この弛ませた湾曲ケーブルの余長部分C1 或いは巻き付けケーブルC1 の円周の二点をケーブル把持部4で、前記取付片6を締めつけ配線ケーブルCを前記弾性把持部材5内に挟持固定する。〔図8および図9〕
また、前記余長ケーブル把持具1にケーブル支持アーム9を設けて、余長部分C1 を巻き付けた場合には、この巻き付けケーブルC1 は、最小曲率半径の300mmの寸法が容易に確保できて、光ケーブル心線の曲げ劣化をなくすことができるし、組立て時にどの作業員が組み立てても同じ形態に施工でき信頼性が得られる。
この場合、前記取付片6はケーブル支持プレート2とは別部材で、弾性把持部材5を嵌入しうる湾曲部の両端に折り曲げ支片をそれぞれ備え、その一方の支片を前記ケーブル支持プレート2に形成した挿入孔に嵌入支持し、他方の支片をケーブル支持プレート2に固定子によって取り外し自在に固着し、前記弾性把持部材5を確実に挟み込んでケーブルCを圧着するようにしてある。
また、第2実施例ではケーブル支持プレート2の中央部下方にブラケットのフック係止片7を一対間隔をあけて設け、各フック係止片7に下方から上方に延長したケーブル収納フック8を回動自在に夫々備えて、該フック8を下から上に展開して巻き丸めたケーブルをフック8に抱え込んで、ケーブル巻きの円周を整理して止めることができ、左右に振り分けたケーブル接続余長を支えて、ケーブル巻き取りの最小曲率半径の外径を確保しやすくし、ケーブルの繰り出しの際に案内をも兼ねケーブルの損傷が生じないようにするのがよい。(図8)
さらに、前記ケーブル支持アーム9は、その先端に引っ掛け鉤状の把手部91 を備え、接続余長の巻き取りが最小曲率半径300mm以上の所定の曲率半径寸法が容易に確保できるように、ケーブル支持プレート2内にケーブル余長を巻き付けて納めることができるようにしてあり、組立て時にいずれの作業員が施工しても均一で信頼性が得られるようになっている。
さらに電柱Dまでの距離の調整も、固定ネジを緩めスライドして位置調節したのちに、緩めた固定ネジを締めつければ簡単に所定位置に固定でき、しかもアームの先端は折曲片として折り曲げてあるのでステンレスバンド等で電柱取付けも容易にできるようになり、支持線Aに余長部分C1 を取付ければ、風が吹いても横触れがなく確実で安全に架空に保持できる。
A1 スパイラル吊り線
B 電柱支持部材
B1 電柱固定アーム
B2 電柱固定バンド
C 光ケーブル
C1 余長部分
D 電柱
E 支持線固定具
1 余長ケーブル把持具
2 ケーブル支持プレート
3 ハンガー
31 係止片
32 係止孔
33 コ字状部
34 取付片
4 ケーブル把持部
5 弾性把持部材
51 挿通孔
52 切れ目
6 取付片
61 差し込み片
62 係止孔
63 コ字状部
64 取付ネジ
7 フック止め片
8 フック
81 フック止め片
9 ケーブル支持アーム
91 把手部
10 位置決めストッパ
11 アーム取付孔
12 挿入孔
13 吊下ガイド
14 スパイラル部
20 フック
21 結束バンド
22 支片
23 結束バンド
24 ボルト
25 ナット
26 ボルト孔
27 取付孔
30 長溝
31 回転止め部材
32 ボルト
33 ナット
34 スライダ
35 抱持片
36 締め付けネジ
37 取付ネジ
Claims (11)
- ケーブルの接続を地上で行う際に、接続に必要なケーブルの余長を取って配線し、該ケーブルの余長部分を挿通受支させて係離自在に係止しうる余長ケーブル把持具により、ケーブルの余長部分を支持線または吊り線或いは電柱に設けた支持部材に固定する架空配線システムにおいて、前記ケーブルの余長部分を余長ケーブル把持具のケーブル把持部によって巻回支持して、該ケーブル把持部に設けた弾性把持部を介してケーブルを繰り出し自在に支持すると共に、円形状または楕円形状に巻き丸めた余長ケーブルの巻回ケーブルをケーブル収納フックによって抱持して所定の地上高さを保って架空に保持させたことを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項1記載のケーブル余長把持システムにおいて、前記ケーブルに沿った余長ケーブル把持具のケーブル支持プレートに、配線ケーブル支持用の支持線に固定するハンガーと、ケーブルの二点を把持するケーブル把持部とを設け、該ケーブル把持部にゴムスペーサの弾性把持部材を取付片によって挟圧配備して、前記配線ケーブルを圧接保持する余長ケーブル把持具によってケーブルの余長部分を固定することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項1または請求項2記載のケーブル余長把持システムにおいて、ケーブルの接続を地上で行う際に、接続に必要なケーブルの余長を取って配線し、該ケーブルの余長部分を弾性把持部を介して繰り出し自在に挿通受支させる余長ケーブル把持具により、ケーブルの余長部分を支持線または吊り線或いは電柱に設けた支持部材に取付具を介して固定してケーブルの余長部分の端数を余長収納具に調整収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項3記載のケーブル余長把持システムにおいて、前記余長ケーブル把持具が前記ケーブルに沿ったケーブル支持プレートに所定のケーブル外径を確保するケーブル支持アームを回動自在に設けると共に、ケーブル収納フックを回動自在に配備してケーブル余長部分を収納保持することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項3または請求項4記載のケーブル余長把持システムにおいて、余長ケーブル把持具が、前記ケーブル支持プレートに支持線取付具または電柱支持部材に固定する取付部材を着脱自在に設けたものからなり、鉤部で連結する吊上ガイドによってケーブル余長部分を収納保持することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項3または請求項4記載のケーブル余長把持システムにおいて、余長ケーブル把持具が、ケーブルを入れ込む挿入口のある略コ字状に形成されたハンガーを用い、該ハンガーに設けた長溝にケーブル支持プレートを摺動自在に備えて前記ケーブル挿入口を拡縮するものであって、前記ケーブル支持プレートに備えた余長ケーブル把持具に挿通したケーブルの余長部分を円形状または楕円形状に旋回して巻き付けた余長ケーブルの地上高さを調節することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項6記載のケーブル余長把持システムにおいて、ケーブルに沿ったケーブル支持プレートに所定のケーブル外径を確保するケーブル支持アームを回動自在に備え、該ケーブル支持アームの先端にスパイラル状または引っ掛け鉤状の把手部を備え、前記ケーブル支持プレートに形成した位置決めストッパに保持されて、巻き付けた余長ケーブルの円周の一点を支持し、ケーブルの線条の地上高さを調整して収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項6または請求項7記載のケーブル余長把持システムにおいて、前記ケーブル把持部が、ケーブルに沿ったケーブル支持プレートに円筒形の弾性把持部材を圧接するフランジ付き取付片を備え、該取付片を介して固定ネジによって弾性把持部材のスペーサを圧接固着しケーブルの線条の地上高さを調整して収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項8記載のケーブル余長把持システムにおいて、前記ケーブル把持部の前記取付片が、両側に折り曲げ支片を備え、一方の支片をケーブル支持プレートに形成した挿入孔に嵌入支持され、他方の支片をケーブル支持プレートに固定ネジによって取り外し自在に固着してスペーサを介して余長ケーブル部分を収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項8または請求項9記載のケーブル余長把持システムにおいて、ケーブルに沿ったケーブル支持プレート或いはハンガーに設けた支持線取付具が、先端部に支持線を受ける抱持片と締め付けネジとからなる固着部を備え、前記支持線に係脱自在に吊下げ保持され、余長ケーブル部分を収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
- 請求項10記載のケーブル余長把持システムにおいて、ケーブルに沿ったケーブル支持プレートに設けた一対のフック止め片にフックをそれぞれ回動自在に備えて、該フック片に巻き丸めたケーブルを抱持し、吊上ガイドによってケーブル巻きの円周を整理して収納することを特徴とするケーブル余長把持システム。
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JP2002107592A (ja) * | 2000-09-27 | 2002-04-10 | Uchida Tanko Kk | 光ケーブルの架空配線用支持具 |
JP2004302418A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-28 | Totsu Soken:Kk | ケーブル留め具 |
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