JP2007264694A - 入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、入出力模擬装置および入出力模擬方法 - Google Patents

入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、入出力模擬装置および入出力模擬方法 Download PDF

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JP2007264694A JP2006084945A JP2006084945A JP2007264694A JP 2007264694 A JP2007264694 A JP 2007264694A JP 2006084945 A JP2006084945 A JP 2006084945A JP 2006084945 A JP2006084945 A JP 2006084945A JP 2007264694 A JP2007264694 A JP 2007264694A
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Koichi Ishii
功一 石井
Takeharu Toguchi
武晴 戸口
Koji Yanagisawa
浩司 柳沢
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Abstract

【課題】利用者の使用目的に応じた入出力に関する模擬の簡便化と最適化を図ること。
【解決手段】入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補群の中
から、任意の模擬対象機能部を選択する選択部301と、選択部301によって選択され
た任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条件の入力を受け付ける入力部30
2と、入力部302によって入力された模擬条件によって、模擬対象機能部について入出
力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する生成部303と、生成部303によって
生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変換させる変換部304と
、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、入出力模擬装置
および入出力模擬方法に関し、特に利用者の使用目的に応じて選択可能なソフトウェアパ
ーツ(機能モジュール)によって模擬コードを生成して、入出力に関する模擬をおこなう
入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、入出力模擬装置および入出力
模擬方法に関する。
従来より、入出力装置における各種情報の入出力に関する模擬は、たとえば、複数の機
能部の動作や、各機能部同士の連動した動作を定義することによって、PC(パーソナル
・コンピュータ)上でおこなうことができる。
具体的には、入出力に関する模擬をおこなう入出力模擬装置は、PCI(Periph
eral Components Interconnect)バスなど外部I/O(I
nput/Output)との接続をDLL(ダイナミックリンクライブラリ)によって
おこない、制御回路との各種信号の入出力に関する模擬をおこなう。
より具体的には、利用者が入出力に関する模擬を所望する機器に対応するDLLを指定
して、入出力模擬装置は、利用者によって指定されたDLLを組み込むことによって、目
的とする機器に応じた設定をおこなっている。
なかでも、入出力模擬装置は、入出力装置における機械的動作のない電気的な機能部、
制御回路以外のモジュールが制御する信号、遅延などによる信号の加工が必要な機能部に
ついて、DLLの一部として提供される機能モジュールによって模擬をおこなう。
近年では、利用者が入出力に関する模擬をおこなう複数の機器に対応するように、複数
のシミュレーションソフトをDLLを使用して連携させる方法が提案されている(たとえ
ば、下記特許文献1参照。)。
また、入出力装置の論理設計や論理シミュレータに使用したハードウェア仕様記述言語
によって記述されたハードウェア仕様情報を利用して、入出力に関する模擬のプログラム
を作成する方法が提案されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
特開2005−339029号公報 特開平6−348463号公報
しかしながら、上述した従来技術では、複数のDLLから目的に応じたDLLを選択し
なければならないため、多種多様な目的に応じたDLLがない場合、利用者は、目的に合
致するDLLが選択できない。したがって、利用者の目的に応じた入出力に関する模擬が
できないという問題がある。
一方、多種多様な目的に応じたDLLを用意する場合、複数のDLLを作成する設計者
に多大な負担や工数を強いるという問題がある。また、利用者は、多種多様なDLLの数
が多くなると、目的に応じたDLLを選択することが困難になるという問題がある。
さらに、入出力装置のハードウェア仕様情報を利用してプログラムを作成する場合であ
っても、利用者の目的ごとに要求される模擬の精度に対応することができないという問題
がある。
具体的には、利用者によっては、入出力装置における機械的な干渉を確認するために迅
速な模擬を要求する場合や、微妙な温度変化に伴う動作の模擬を要求する場合などには対
応できず、利用者の意図とは異なるプログラムが作成されてしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、利用者の使用目的に応じ
て選択可能な機能モジュールをDLLに組み込むことにより、簡便かつ最適な入出力に関
する模擬をおこなうことができる入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒
体、入出力模擬装置および入出力模擬方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる入出力模擬プログラムは
、入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補群の中から、任意
の模擬対象機能部を選択させる選択工程と、前記選択工程によって選択された任意の模擬
対象機能部について、模擬に関する模擬条件の入力を受け付けさせる入力工程と、前記入
力工程によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象機能部について入出力に関す
る模擬をおこなう模擬コードを生成させる生成工程と、前記生成工程によって生成された
模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変換させる変換工程と、をコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、任意に選択された模擬対象機能部に対して、入力された模擬条件によ
って入出力に関する模擬が実行できるように模擬コードの形式を変換することができる。
したがって、利用者は目的に応じて最適な模擬対象機能部および模擬条件を設定して模擬
を実行することができ、利用者にとって利便性の向上を図ることができる。
また、模擬対象機能部および模擬条件に応じて模擬コードを用意しなくても、利用者の
目的ごとに模擬コードを生成して模擬を実行することができるため、入出力模擬装置の汎
用性向上を図ることができる。
また、本発明にかかる入出力模擬プログラムにおける前記入力工程は、前記模擬対象機
能部の入出力に関する模擬の実行過程における模擬結果の出力に関する優先項目の入力を
受け付けさせることを特徴とする。
本発明によれば、模擬の実行過程における模擬結果の出力に関する優先項目の入力がで
きるため、利用者の目的を忠実に再現する模擬を実行することができ、模擬の最適化を図
ることができる。
また、本発明にかかる入出力模擬プログラムにおける前記入力工程は、前記模擬対象機
能部の入出力に関する模擬の実行過程における模擬結果の出力の精度および速度の少なく
ともいずれか一方を含む優先項目の入力を受け付けさせることを特徴とする。
本発明によれば、模擬の実行過程における模擬結果の出力の精度や速度に関する優先項
目を入力することができるため、利用者の目的に適した優先項目を入力することによって
、模擬の効率化を図ることができる。
また、本発明にかかる入出力模擬プログラムにおける前記入力工程は、前記任意の模擬
対象機能部の模擬に関するパラメータの入力を受け付けさせることを特徴とする。
本発明によれば、任意の模擬対象機能部の模擬に関するパラメータを入力することがで
きるため、詳細なパラメータを入力することによって、模擬の最適化を図ることができる
また、本発明にかかる入出力模擬プログラムにおける前記生成工程は、ダイナミックリ
ンクライブラリに組み込むことによって前記模擬コードを生成させることを特徴とする。
本発明によれば、模擬コードをダイナミックリンクライブラリに組み込んで利用するこ
とにより、模擬の利便性および汎用性向上を図ることができる。
また、本発明にかかる入出力模擬プログラムにおける前記変換工程は、前記ダイナミッ
クリンクライブラリに組み込まれた前記模擬コードを、所定のコンパイラによってコンパ
イルすることによって入出力に関する模擬が可能な形式に変換させることを特徴とする。
本発明によれば、任意の模擬対象機能部と、その模擬条件とに応じて模擬コードを模擬
が可能な形式に変換して、ダイナミックリンクライブラリに組み込むことができる。した
がって、ソフトウェア設計者が、任意の模擬対象機能部と、その模擬条件とに応じてダイ
ナミックリンクライブラリを設計する必要がないため、ソフトウェア設計者の負担の軽減
を図るとともに、設計工数の削減を図ることができる。
本発明にかかる記録媒体は、上述した入出力模擬プログラムをコンピュータに読み取り
可能に記録したことを特徴とする。
このため、本発明の記録媒体に記録された入出力模擬プログラムをコンピュータに読み
取らせることにより、上述した入出力模擬プログラムの実行によって得られる動作がコン
ピュータによって実現され、入出力模擬プログラムの実現によって得られる各種効果を奏
することができる。
本発明にかかる入出力模擬装置は、入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬
対象機能部の候補群の中から、任意の模擬対象機能部を選択する選択手段と、前記選択手
段によって選択された任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条件の入力を受
け付ける入力手段と、前記入力手段によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象
機能部について入出力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する生成手段と、前記生
成手段によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変換する変
換手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、任意に選択された模擬対象機能部に対して、入力された模擬条件によ
って入出力に関する模擬が実行できるように模擬コードの形式を変換することができる。
したがって、利用者は目的に応じて最適な模擬対象機能部および模擬条件を設定して模擬
を実行することができ、利用者にとって利便性の向上を図ることができる。
また、模擬対象機能部および模擬条件に応じて模擬コードを用意しなくても、利用者の
目的ごとに模擬コードを生成して模擬を実行することができるため、入出力模擬装置の汎
用性向上を図ることができる。
また、本発明にかかる入出力模擬装置は、前記変換手段によって変換された模擬コード
によって、前記模擬対象機能部の入出力に関する模擬をおこなう模擬実行手段と、前記模
擬実行手段によって模擬された模擬結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。
本発明によれば、利用者の目的に応じて変換された模擬コードによって模擬を実行して
、模擬結果を出力することができるため、利用者は模擬結果を的確に把握することができ
る。
本発明にかかる入出力模擬方法は、入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬
対象機能部の候補群の中から、任意の模擬対象機能部を選択する選択工程と、前記選択工
程によって選択された任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条件の入力を受
け付ける入力工程と、前記入力工程によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象
機能部について入出力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する生成工程と、前記生
成工程によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変換する変
換工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、任意に選択された模擬対象機能部に対して、入力された模擬条件によ
って入出力に関する模擬が実行できるように模擬コードの形式を変換することができる。
したがって、利用者は目的に応じて最適な模擬対象機能部および模擬条件を設定して模擬
を実行することができ、利用者にとって利便性の向上を図ることができる。
また、模擬対象機能部および模擬条件に応じて模擬コードを用意しなくても、利用者の
目的ごとに模擬コードを生成して模擬を実行することができるため、入出力模擬装置の汎
用性向上を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる入出力模擬プログラム、該プログラムを
記録した記録媒体、入出力模擬装置および入出力模擬方法の好適な実施の形態を詳細に説
明する。
(実施の形態)
(入出力模擬装置の概略構成)
図1は、本実施の形態にかかる入出力模擬装置の概略構成の一例を示す説明図である。
図1において、入出力模擬装置100は、シミュレータ101と、DLL102と、機能
モジュール生成部103と、PCIバス104など外部I/Oと、から構成されており、
PCIバス104を介して、制御回路105に接続されている。
シミュレータ101は、各種情報の入出力に関する模擬をおこなう。具体的には、たと
えば、利用者の使用目的に応じた電気的なパーツである、複数の機能モジュール(1)〜
(n)121が機能モジュール群120として組み込まれたDLL102を用いて、複数
の機能部の動作や、各機能部同士の連動した動作などを模擬する。機能部は、たとえば、
入出力に関する模擬の対象となるメカパーツなどで、模擬の対象となるメカパーツに対す
る模擬コードとして機能モジュール(1)〜(n)121を用いて模擬をおこなう。
DLL102は、汎用性の高いプログラムを部品化して利用されるプログラム部品など
によって構成され、シミュレータI/F(インターフェース)110と、機能モジュール
群120と、外部I/F130と、から構成されている。
DLL102は、シミュレータI/F110および外部I/F130を介して、シミュ
レータ101と制御回路105における各種信号の受け渡しをおこなう。
シミュレータI/F110は、シミュレータ101とのインターフェースとして機能し
、シミュレータ101との各種信号の交信を制御する。
外部I/F130は、PCIバス104など外部I/Oを介して制御回路105とのイ
ンターフェースとして機能し、制御回路105との各種信号の交信を制御する。
ここで、各種信号は、たとえば、入出力に関する模擬をおこなうためシミュレータ10
1から制御回路105へ出力するセンサ信号や、制御回路105からシミュレータ101
に入力される制御信号などである。
また、DLL102は、シミュレータ101や制御回路105から入力された信号につ
いて、機能モジュール群120として組み込まれた機能モジュール(1)〜(n)121
を用いて入出力に関する模擬をおこなう。
機能モジュール(1)〜(n)121は、たとえば、入力信号および出力信号の少なく
とも一方をインターフェースとして備え、入力信号、時間、計算によって出力信号を決定
することにより、機械的に表現できないモジュールや、制御回路105以外の回路の動作
を模擬する。
具体的には、機能モジュール(1)〜(n)121は、入力信号に対して一定時間後に
出力信号を発生させる回路や、温度、湿度、時間などに対して出力信号を変化させる回路
や、入力信号を解析、あるいは入力信号を元に計算をおこなって出力信号を決定させる回
路などによって構成される。
換言すれば、DLL102は、たとえば、各種信号について下記に示す制御をおこなう
・制御回路105から入力された制御信号を、そのままシミュレータ101に出力する

・制御回路105から入力された制御信号を元に、機能モジュール群120によって出
力する制御信号を決定して、シミュレータ101に出力する。
・制御回路105以外からの信号を模擬するため、機能モジュール群120によって出
力する制御信号を発生させ、シミュレータ101に出力する。
・制御回路105から入力された制御信号を元に、機能モジュール群120によって出
力するセンサ信号を決定して、制御回路105に出力する。
・シミュレータ101から入力されたセンサ信号を、そのまま制御回路105に出力す
る。
・シミュレータ101から入力されたセンサ信号を元に、機能モジュール群120によ
って出力するセンサ信号を決定して、制御回路105に出力する。
・制御回路105以外の別回路の動作を模擬するため、機能モジュール群120によっ
て出力するセンサ信号を発生させ、制御回路105に出力する。
・シミュレータ101から入力されたセンサ信号を元に、機能モジュール群120によ
って出力する制御信号を決定して、シミュレータ101に出力する。
機能モジュール生成部103は、DLL102に組み込まれる機能モジュール(1)〜
(n)121を生成する。詳細については図3〜図9を用いて後述するが、利用者の使用
目的に応じて、機能モジュール(1)〜(n)121を選択可能に表示して、選択された
機能モジュール(1)〜(n)121に関する模擬コードが生成される。
このように、模擬コードを元に機能モジュール(1)〜(n)121をDLL102に
組み込むことにより、利用者の使用目的に応じた入出力に関する模擬が可能となる。換言
すれば、利用者自身によって、模擬コードを選択することで、模擬対象や模擬の精度や模
擬の速度などを設定することができ、DLL102を開発するソフトウェア設計者の設計
工数の削減にも繋がる。
また、より具体的には、前述の模擬コードを所定のコンパイラによってコンパイルする
ことによって、DLL102を入出力に関する模擬が可能な形式として変換し、利用者の
目的に応じた模擬をおこなう構成である。
制御回路105は、模擬の対象となる各機能部に対する制御信号を模擬した出力信号を
入出力模擬装置100へ出力したり、各機能部からの各種センサ信号を模擬した入力信号
の入力を受け付けたりする回路であり、ハードウェアでもソフトウェアでもよい。換言す
れば、制御回路106は、模擬の対象となる各機能部の動作に関する模擬をおこなう回路
や、模擬をおこなわせることのできるプログラムなどで、模擬における入力信号あるいは
出力信号の入出力をおこなう。
(入出力模擬装置100のハードウェア構成)
図2は、本実施の形態にかかる入出力模擬装置のハードウェア構成の一例を示す説明図
である。図2において、本実施の形態にかかる入出力模擬装置100は、CPU(Cen
tral Processing Unit)201と、ROM(Read Only
Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203
と、HDD(Hard Disc Drive)204と、HD(Hard Disc)
205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一
例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、インターフ
ェース(I/F)209と、通信ケーブル210と、キーボード211と、マウス212
と、スキャナ213と、光ディスク214と、光ディスクドライブ215と、制御回路2
16とを備えて構成されており、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている
。たとえば、バス200は、PCI規格の外部I/Oであるバスによって構成されている
CPU201は、所定の演算処理を実行し、この入出力模擬装置100の全体を制御す
る。ROM202は、各種制御プログラムなどを格納する。ROM202に格納されたデ
ータは、利用者の操作によって書き換えることが可能ではあるが、電源OFFによって消
去されないものである。
RAM203は、可変的なデータを書き換え自在に記録し、CPU201のワークエリ
アとして機能する。RAM203は、電源OFFによって記録されたデータが消去される
揮発性のメモリであってもよいし、バッテリなどによってバックアップされることによる
不揮発性のメモリとしてもよい。
HDD204はCPU201の制御命令にしたがって、HD205に対するデータの読
み取り/書き込みの制御をおこなう。HD205は、各種制御プログラムや各種データを
、たとえばCPU201に読み取り可能に記録する。HD205は、HDD204による
情報の書き込みを受け付けるとともに、書き込まれたデータを不揮発に記録する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータの読み取
り/書き込みの制御をおこなう。FD207は、FDD206の制御によって書き込まれ
たデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータを入出力模擬装置100に読み取
らせたりする。
ディスプレイ208は、たとえばCRT(Cathode Ray Tube)、TF
T(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ、有機EL(Ele
ctroluminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどのディス
プレイ装置によって構成される。ディスプレイ208には、アイコン、カーソル、メニュ
ー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種情報が表示される。
I/F209は、通信ケーブル210を介してLAN(Local Area Net
work)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク220
に接続され、ネットワーク220と入出力模擬装置100とのインターフェースとして機
能し、入出力模擬装置100に対するデータの入出力を制御する。
キーボード211は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、押下され
たキーに対応するデータを装置内部へ入力する。また、タッチパネル式の入力パッドやテ
ンキーなどであってもよい。また、マウス212を操作することで、マウス212の本体
下部の移動を検出するセンサによる出力および本体上部の各ボタンのON/OFFを随時
装置内部へ入力して、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの
変更などをおこなってもよい。なお、ポインティングデバイスとして同様に機能を備える
ものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ213は、用紙などに印刷されている画像を光学的に読み取り、入出力模擬装
置100内に画像データを取り込む。なお、スキャナ213は、OCR機能を持たせても
よい。
光ディスク214は、各種制御プログラムや各種データを、たとえばCPU201に読
み取り可能に記録する。光ディスク214は、光ディスクドライブ215による情報の書
き込みを受け付けるとともに、書き込まれたデータを不揮発に記録する着脱自在な記録媒
体である。
光ディスクドライブ215はCPU201の制御命令にしたがって、光ディスク214
に対するデータの読み取り/書き込みの制御をおこなう。
ここで、光ディスク214が、たとえばCD−ROM(CD−R、CD−RW)である
場合、光ディスクドライブ215はCD−ROMドライブなどによって実現される。なお
、CD−ROMドライブについては、公知の技術であるため、図示および説明を省略する
。また、光ディスク214に変わる記録媒体を採用した場合は、光ディスクドライブ21
5は、採用された記録媒体の少なくとも読み取りが可能なドライブ装置によって構成され
る。
制御回路216は、図1に示した制御回路106の機能を実現する回路であり、模擬の
対象となる各機能部に対する制御信号を模擬した出力信号を入出力模擬装置100へ出力
したり、各機能部からの各種センサ信号を模擬した入力信号の入力を受け付けたりする。
なお、図2の説明では、制御回路216として示したが、同様の機能を有するソフトウェ
アとしてROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に組み込まれ、CPU
201が実行することによって、その機能を実現するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、図1に示したシミュレータ101、DLL102、機能モジュ
ール生成部103は、ROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録さ
れたプログラムを、CPU201が実行することによって、その機能を実現する。
(入出力模擬装置100の機能的構成)
図3は、本実施の形態にかかる入出力模擬装置の機能的構成の一例を示す説明図である
。図3において、入出力模擬装置100は、選択部301と、入力部302と、生成部3
03と、変換部304と、模擬実行部305と、出力部306と、から構成されている。
選択部301は、入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補
群の中から、任意の模擬対象機能部を選択する。詳細については図4および図5を用いて
後述するが、模擬対象機能部の選択は、たとえば、模擬の対象となる装置における複数の
機能部の中から、模擬対象となる機能部を選択する構成である。
具体的には、たとえば、図2に示したディスプレイ208に選択可能な機能部を表示さ
せて、利用者がキーボード211やマウス212などを操作することによって模擬対象と
なる機能部を選択する。より具体的には、図1に示した機能モジュール(1)〜(n)1
21として、模擬対象機能部を選択する構成である。
また、模擬対象となる装置は、たとえば、模擬の対象となる模擬対象機能部を備える装
置で、図2に示した制御回路216としてネットワーク220を介して接続される構成で
もよい。また、模擬対象となる装置の各機能部の動作パターンなどを記録した記録媒体を
読み込むことによって、入出力に関する模擬がおこなえるようにしてもよい。
入力部302は、選択部301によって選択された任意の模擬対象機能部について、模
擬に関する模擬条件の入力を受け付ける。入力部302は、たとえば、模擬対象機能部の
入出力に関する模擬の実行過程における模擬結果の出力に関する優先項目の入力を受け付
ける。
具体的には、たとえば、入力部302は、模擬対象機能部の入出力に関する模擬の実行
過程における模擬結果の出力の精度および速度の少なくともいずれか一方を含む優先項目
の入力を受け付けることとしてもよい。また、入力部302は、任意の模擬対象機能部の
模擬に関するパラメータの入力を受け付けてもよい。
詳細については図6および図7を用いて後述するが、模擬条件の入力は、図2に示した
ディスプレイ208に入力可能な模擬条件を表示させて、利用者がキーボード211やマ
ウス212などを操作することによって模擬条件を入力する。
生成部303は、入力部302によって入力された模擬条件によって、模擬対象機能部
について入出力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する。
具体的には、生成部303は、図1に示したDLL102に組み込むことによって模擬
コードを生成する。換言すれば、模擬コードの生成によって、図1に示したDLL102
に機能モジュール(1)〜(n)121を組み込むことを可能とする構成である。
変換部304は、生成部303によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬
が可能な形式に変換する。具体的には、変換部304は、図1に示したDLL102に組
み込まれた模擬コードを、所定のコンパイラによってコンパイルすることによって、機能
モジュール(1)〜(n)121を用いた入出力に関する模擬が可能な形式に変換する。
詳細については図8を用いて後述するが、コンパイルは、たとえば、図2に示したRO
M202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録されたコンパイラによって、
CPU201が模擬コードを、入出力模擬装置100による模擬が可能な形式とすること
である。
模擬実行部305は、変換部304によって変換された模擬コードによって、模擬対象
機能部の入出力に関する模擬をおこなう。具体的には、たとえば、図1に示したシミュレ
ータ101が変換部304によってコンパイルされた模擬コードを実行して、模擬対象機
能部の入出力に関する模擬をおこなう。
出力部306は、具体的には、たとえば、図2に示したディスプレイ208による表示
やI/F209などによる外部機器への出力によってその機能を実現し、模擬実行部30
5によって模擬された模擬結果を出力する。
なお、上述した選択部301、入力部302、生成部303、変換部304、模擬実行
部305、出力部306は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM
203、HD205などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU201が実行する
ことによって、その機能を実現する。また、具体的には、たとえば、図1を用いて説明す
ると、選択部301、入力部302は機能モジュール生成部103がおこない、生成部3
03は機能モジュール103とDLL102が連関してこれをおこない、変換部304は
DLL102とシミュレータ101が連関してこれをおこない、模擬実行部305、出力
部306はシミュレータ101がおこなう構成である。
(機能モジュールの設定概要)
図4は、本実施の形態にかかる機能モジュール登録画面の一例を示す説明図である。図
4において、機能モジュール登録画面400は、図2に示したディスプレイ208に表示
され、機能モジュール一覧401と、登録ボタン402と、削除ボタン403と、パーツ
選択ボタン404と、DLL作成ボタン405と、終了ボタン406と、から構成されて
いる。
利用者は、機能モジュール登録画面400における各ボタン表示などを確認して、図2
に示したキーボード211やマウス212を操作して各ボタンを選択する。また、本実施
の形態では、ディスプレイ208にタッチパネル方式を採用し、各ボタンの表示範囲を押
下することによって選択する構成である。なお、タッチパネルは公知の技術であるため図
示および説明を省略する。
機能モジュール一覧401は、模擬対象となる装置の模擬対象機能部に関する機能モジ
ュールが複数示されている。具体的には、図4においては、ファンモータとヒーターに関
する機能モジュールを用いて入出力に関する模擬をおこなう構成が示されている。具体的
には、機能モジュール一覧401に表示された機能モジュールが、前述した機能モジュー
ル(1)〜(n)121としてDLL102に組み込まれ、入出力模擬装置100は、入
出力に関する模擬をおこなうことができる。
利用者が登録ボタン402を押下することによって、入出力模擬装置100は、機能モ
ジュールの登録ボタン402の選択を受け付け、機能モジュール一覧401に対して、模
擬対象機能部に関する機能モジュールの登録をおこなう。
より具体的には、入出力模擬装置100は、機能モジュールの登録ボタン402の選択
を受け付けると、後述する機能モジュール選択画面500を表示して、機能モジュール一
覧401に登録する機能モジュールの選択を受け付ける。
利用者が削除ボタン403を押下することによって、入出力模擬装置100は、機能モ
ジュールの削除ボタン403の選択を受け付け、機能モジュール一覧401に対して、模
擬対象機能部に関する機能モジュールを削除する。具体的には、たとえば、機能モジュー
ル一覧401におけるヒーターの選択を受け付けた後に、削除ボタン403の選択を受け
付けると、ヒーターが削除される。
利用者がパーツ選択ボタン404を押下することによって、入出力模擬装置100は、
パーツ選択ボタン404の選択を受け付け、機能モジュール一覧401の各機能モジュー
ルに関する選択をおこなう。
より具体的には、機能モジュール一覧401におけるヒーターの選択を受け付けた後に
、パーツ選択ボタン404の選択を受け付けると、入出力模擬装置100は、後述するパ
ーツ選択画面600を表示して、ヒーターに関する選択をおこなう。
利用者がDLL作成ボタン405を押下することによって、入出力模擬装置100は、
DLL作成ボタン405の選択を受け付け、機能モジュール一覧401に登録された機能
モジュールを模擬が可能な形式としてDLLに組み込む。具体的には、たとえば、機能モ
ジュール一覧401に登録された機能モジュール(1)〜(n)121の中からパーツ選
択ボタン404によって選択されたパーツに対応する機能モジュールを模擬が可能な形式
としてDLL102に組み込む。
より具体的には、入出力模擬装置100は、DLL作成ボタン405の選択を受け付け
ると、後述するDLL作成画面800を表示して、機能モジュール一覧401に登録され
た機能モジュールをDLL102に組み込んでコンパイルする。
利用者が終了ボタン406を押下することによって、入出力模擬装置100は、終了ボ
タン406の選択を受け付け、機能モジュール登録画面400の表示を終了する。
このように、模擬対象機能部に対する機能モジュールの設定を選択可能に表示して、利
用者の選択を受け付けることにより、DLLを簡便に作成することができる。また、利用
者の選択にしたがってDLLを作成しているため、模擬対象機能部の模擬について最適な
DLLを作成できる構成である。
換言すれば、DLLをソフトウェア設計者が利用者の要望にあわせて、その都度作成し
なくても、利用者の所望する入出力に関する模擬が可能となり、ソフトウェア設計者の設
計工数の軽減を図るとともに汎用性に富んだ入出力模擬装置100を提供することができ
る。
図5は、本実施の形態にかかる機能モジュール選択画面の一例を示す説明図である。図
5において、機能モジュール選択画面500は、図2に示したディスプレイ208に表示
され、選択対象機能モジュール一覧501と、登録ボタン502と、CANCELボタン
503と、から構成されている。
機能モジュール選択画面500は、前述した登録ボタン402(図4参照、以下同じ)
の選択を受け付けることによって表示され、選択対象機能モジュール一覧501の中から
、機能モジュール一覧401に登録する機能モジュールの選択を受け付ける。
利用者が登録ボタン502を押下することによって、入出力模擬装置100は、登録ボ
タン502の選択を受け付け、選択対象機能モジュール一覧501の中から選択された機
能モジュールを、前述した機能モジュール一覧401(図4参照、以下同じ)に登録し、
機能モジュール登録画面400が表示される。具体的には、図5に示すように、選択対象
機能モジュール一覧501の中からヒーターが選択を受け付けた後、登録ボタン502の
選択を受け付けると、機能モジュール一覧401にヒーターが登録される。
利用者がCANCELボタン503を押下することによって、入出力模擬装置100は
、CANCELボタン503の選択を受け付け、選択対象機能モジュール一覧501の中
から選択された機能モジュールを選択前の状態に戻す。具体的には、図5に示すように、
選択対象機能モジュール一覧501の中からヒーターの選択を受け付けた後、CANCE
Lボタン503の選択を受け付けると、選択対象機能モジュール一覧501において、選
択前の状態(ハッチング無し)に戻ることとなる。
図6は、本実施の形態にかかるパーツ選択画面の一例を示す説明図である。図6におい
て、パーツ選択画面600は、図2に示したディスプレイ208に表示され、選択対象パ
ーツ一覧601と、詳細設定ボタン602と、OKボタン603と、CANCELボタン
604と、優先項目バー610と、優先項目選択ボタン611と、から構成されている。
パーツ選択画面600は、前述したパーツ選択ボタン404(図4参照、以下同じ)の
選択を受け付けることによって表示され、選択対象パーツ一覧601の中から、機能モジ
ュール一覧401で選択された機能モジュールに関する選択をおこなう。
具体的には、機能モジュール一覧401におけるヒーターについて、ヒーター1あるい
はヒーター2のいずれかを選択することができる。
より具体的には、図6において、ヒーター1が選択された場合、機能モジュール一覧4
01におけるヒーターは、一定時間で起動準備をおこなった後に、一定の動作をおこなう
ヒーターとなる。
また、ヒーター2が選択された場合、機能モジュール一覧401におけるヒーターは、
一定時間後に、温度センサがONになるヒーターとなる。
利用者が詳細設定ボタン602を押下することによって、入出力模擬装置100は、詳
細設定ボタン602の選択を受け付け、選択対象パーツ一覧601における選択の詳細設
定をおこなう。
より具体的には、選択対象パーツ一覧601におけるヒーター2の選択を受け付けた後
に、詳細設定ボタン602の選択を受け付けると、入出力模擬装置100は、後述するパ
ラメータ設定画面700を表示して、ヒーター2の各種パラメータに関する設定をおこな
う。
利用者が優先項目バー610上の優先項目選択ボタン611の位置を押下することによ
って、入出力模擬装置100は、入出力に関する模擬の優先項目を設定する。優先項目は
、たとえば、入出力に関する模擬においては、精度と速度がトレードオフの関係となって
おり、利用者の選択によって作業効率の低下を防ぐ。
より具体的には、精度を優先させる模擬は、たとえば、温度などの微妙な変化によって
出力に大きな変化をもたらす機能部の模擬などである。また、速度を優先させる模擬は、
たとえば、機械的な干渉を確認するためだけの模擬などである。
また、図6においては、優先項目の設定は、利用者が優先項目バー610上に優先項目
選択ボタン611を押下することにより設定されることとしたが、ラジオボタンやチェッ
クボックスなどを用いて設定される構成としてもよい。
利用者がOKボタン603を押下することによって、入出力模擬装置100は、OKボ
タン603の選択を受け付け、選択対象パーツ一覧601における選択および優先項目の
選択を機能モジュールにそれぞれ設定して、機能モジュール登録画面400の表示に戻る
利用者がCANCELボタン604を押下することによって、入出力模擬装置100は
、CANCELボタン604の選択を受け付け、選択対象パーツ一覧601における選択
および優先項目の選択を選択前の状態に戻す。具体的には、図6に示すように、選択対象
パーツ一覧601におけるヒーター2の選択および優先項目の選択を受け付けた後、CA
NCELボタン604の選択を受け付けると、選択対象パーツ一覧601において、選択
前の状態(ハッチング無し)に戻ることとなる。
図7は、本実施の形態にかかるパラメータ設定画面の一例を示す説明図である。図7に
おいて、パラメータ設定画面700は、図2に示したディスプレイ208に表示され、パ
ラメータ一覧701と、機能モジュール説明欄702と、優先項目欄703と、変更可能
欄704と、OKボタン705と、CANCELボタン706と、から構成されている。
パラメータ設定画面700は、前述した詳細設定ボタン602(図6参照、以下同じ)
の選択を受け付けることによって表示され、パラメータ一覧701における変更可能欄7
04の設定値の変更をおこなう。
具体的には、利用者がキーボード211やマウス212を操作して、変更可能欄704
の設定値を変更することとしてもよい。より具体的には、優先項目欄703における変更
可能欄704の設定値は、速度レベルと精度レベルをあわせて10になる値である。
また、DIRは、信号の転送方向を示し、図1を用いて説明すると、Cは制御回路10
5、DはDLL102、また図示はしないがSはシミュレータ101である。
機能モジュール説明欄702には、パラメータ一覧701で設定された機能モジュール
の動作の概要が示される。
そして、利用者がOKボタン705を押下することによって、入出力模擬装置100は
、OKボタン705の選択を受け付け、パラメータ一覧701における設定を機能モジュ
ールに設定して、機能モジュール登録画面400(図4参照、以下同じ)の表示に戻る。
利用者がCANCELボタン706を押下することによって、入出力模擬装置100は
、CANCELボタン706の選択を受け付け、パラメータ一覧701における設定を設
定前の状態に戻す。設定前の状態は、たとえば、所定の初期値に戻す構成としてもよい。
図8は、本実施の形態にかかるDLL作成画面の一例を示す説明図である。図8におい
て、DLL作成画面800は、図2に示したディスプレイ208に表示され、終了ボタン
801と、模擬コード生成欄810と、DLL作成欄820と、から構成されている。
模擬コード生成欄810は、出力ファイル名入力欄811と、参照ボタン812と、模
擬コード生成ボタン813と、から構成されている。また、DLL作成欄820は、コン
パイラ指定入力欄821と、参照ボタン822と、模擬コード指定入力欄823と、参照
ボタン824と、DLL作成ボタン825と、から構成されている。
DLL作成画面800は、前述したDLL作成ボタン405(図4参照、以下同じ)の
選択を受け付けることによって表示され、利用者の操作によって、機能モジュール一覧4
01に登録された機能モジュールを模擬が可能な形式としてDLLに組み込むためにコン
パイルをおこなう。
具体的には、利用者がキーボード211やマウス212を操作して、模擬コード生成欄
810およびDLL作成欄820への各種入力をおこなうことで、機能モジュールを模擬
が可能な形式としてDLLに組み込む。
出力ファイル名入力欄811は、機能モジュール一覧401に登録された機能モジュー
ルに関する模擬をおこなうために生成する模擬コードのファイル名の入力を受け付ける。
模擬コードは、たとえば、関数やスレッドなどの組合せでもよく、登録される機能モジュ
ールごとに存在する。
具体的には、この模擬コードによって、図4〜図7に示すような、利用者が設定したパ
ラメータなどを反映し、テキスト形式のファイルとして出力する構成でもよい。そして、
後述するコンパイラによって、DLLに追加してコンパイルすることによって、機能モジ
ュール一覧401に登録された機能モジュールに関する模擬が可能となる。
利用者が参照ボタン812を押下することによって、入出力模擬装置100は、参照ボ
タン812の選択を受け付け、出力ファイル名の候補を表示する。利用者は、この候補を
参照して出力ファイル名を入力することができる。
利用者が模擬コード生成ボタン813を押下することによって、入出力模擬装置100
は、模擬コード生成ボタン813の選択を受け付け、模擬コードを生成する。
また、利用者が参照ボタン822を押下することによって、入出力模擬装置100は、
参照ボタン822の選択を受け付け、コンパイラの候補を表示する。利用者は、この候補
を参照してコンパイラの指定をおこなうことができる。
利用者が参照ボタン824を押下することによって、入出力模擬装置100は、参照ボ
タン824の選択を受け付け、コンパイルする模擬コードの候補を表示する。利用者は、
この候補を参照して模擬コードの入力をおこなうことができる。
利用者がDLL作成ボタン825を押下することによって、入出力模擬装置100は、
DLL作成ボタン825の選択を受け付け、DLLを作成する。
そして、利用者が終了ボタン801を押下することによって、入出力模擬装置100は
、終了ボタン801の選択を受け付け、DLL作成画面800の表示を終了して、機能モ
ジュール登録画面400の表示に戻る。
(入出力模擬装置100の処理手順)
図9は、本実施の形態にかかる入出力模擬装置の処理手順の一例を示すフローチャート
である。図9のフローチャートにおいて、まず、入出力模擬装置100は、入出力に関す
る模擬の開始要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS901)。模擬の開始要求
は、たとえば、利用者が図2に示したキーボード211やマウス212などを操作するこ
とによって入力される構成としてもよい。
ステップS901において、入出力に関する模擬の開始要求を受け付けるのを待って、
受け付けた場合(ステップS901:Yes)は、ディスプレイ208によって機能モジ
ュール登録画面400を表示する(ステップS902)。
そして、選択部301は、ステップS902において表示された機能モジュール登録画
面400によって、登録ボタン402の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS
903)。
ステップS903において、登録ボタン402の選択を受け付けた場合(ステップS9
03:Yes)は、選択部301は、機能モジュール選択画面500によって選択された
機能モジュールを登録して(ステップS904)、ステップS902に戻って処理を繰り
返す。
ステップS903において、登録ボタン402の選択を受け付けない場合(ステップS
903:No)は、選択部301は、機能モジュール登録画面400によって削除ボタン
403の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS905)。
ステップS905において、削除ボタン403の選択を受け付けた場合(ステップS9
05:Yes)は、選択部301は、機能モジュール登録画面400によって選択された
機能モジュールを削除して(ステップS906)、ステップS902に戻って処理を繰り
返す。
ステップS905において、削除ボタン403の選択を受け付けない場合(ステップS
905:No)は、入力部302は、機能モジュール登録画面400によってパーツ選択
ボタン404の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS907)。
ステップS907において、パーツ選択ボタン404の選択を受け付けた場合(ステッ
プS907:Yes)は、入力部302は、パーツ選択画面600によってパーツを選択
する(ステップS908)。パーツの選択は、たとえば、利用者が選択対象パーツ一覧6
01から選択することによっておこなうことができる。
つぎに、入力部302は、ステップS908において選択されたパーツについて、パー
ツ選択画面600によって詳細設定ボタン602の選択を受け付けたか否かを判断する(
ステップS909)。
ステップS909において、詳細設定ボタン602の選択を受け付けない場合(ステッ
プS909:No)は、ステップS902に戻って処理を繰り返す。
ステップS909において、詳細設定ボタン602の選択を受け付けた場合(ステップ
S909:Yes)は、入力部302は、パラメータ設定画面700によってパラメータ
を設定し(ステップS910)、ステップS902に戻って処理を繰り返す。パラメータ
の設定は、たとえば、利用者が変更可能欄704の設定値を変更することによっておこな
うことができる。
ステップS907において、パーツ選択ボタン404の選択を受け付けない場合(ステ
ップS907:No)は、生成部303は、機能モジュール登録画面400によってDL
L作成ボタン405の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS911)。
ステップS911において、DLL作成ボタン405の選択を受け付けない場合(ステ
ップS911:No)は、ステップS902に戻って処理を繰り返す。
ステップS911において、DLL作成ボタン405の選択を受け付けた場合(ステッ
プS911:Yes)は、生成部303は、DLL作成画面800によって登録された機
能モジュールに基づいて、模擬コードを作成する(ステップS912)。
そして、生成部303は、DLL作成画面800によってステップS912において作
成された模擬コードをDLLへ組み込む(ステップS913)。
つぎに、変換部304は、DLL作成画面800によってステップS913において組
み込まれたDLLに対して、コンパイラを指定する(ステップS914)。コンパイラの
指定は、たとえば、利用者がコンパイラ指定入力欄821へ指定コンパイラを入力するこ
とによっておこなうことができる。
そして、変換部304は、ステップS914において指定されたコンパイラによって模
擬コードの組み込まれたDLLをコンパイルする(ステップS915)。DLLのコンパ
イルは、たとえば、利用者がDLL作成ボタン825を押下することによっておこなうこ
ととしてもよい。
そして、模擬実行部305は、ステップS915においてコンパイルされたDLLをロ
ードして(ステップS916)、一連の処理を終了する。なお、図9に図示はしないが、
DLLは、複数存在する構成でもよく、利用者はロードするDLLを選択して、入出力に
関する模擬をおこなうこととしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、任意に選択された模擬対象機能部に対し
て、入力された模擬条件によって入出力に関する模擬が実行できるように模擬コードの形
式を変換することができる。したがって、利用者は目的に応じて最適な模擬対象機能部お
よび模擬条件を設定して模擬を実行することができ、利用者にとって利便性の向上を図る
ことができる。
また、模擬対象機能部および模擬条件に応じて模擬コードを用意しなくても、利用者の
目的ごとに模擬コードを生成して模擬を実行することができるため、入出力模擬装置の汎
用性向上を図ることができる。そして、利用者の目的に応じて変換された模擬コードによ
って模擬を実行して、模擬結果を出力することができるため、利用者は模擬結果を的確に
把握することができる。
また、模擬の実行過程における模擬結果の出力に関する優先項目の入力ができるため、
利用者の目的を忠実に再現する模擬を実行することができ、模擬の最適化を図ることがで
きる。さらに、模擬の実行過程における模擬結果の出力の精度や速度に関する優先項目を
入力することができるため、利用者の目的に適した優先項目を入力することによって、模
擬の効率化を図ることができる。くわえて、任意の模擬対象機能部の模擬に関するパラメ
ータを入力することができるため、詳細なパラメータを入力することによって、模擬の最
適化を図ることができる。
また、模擬コードをダイナミックリンクライブラリに組み込んで利用することにより、
模擬の利便性および汎用性向上を図ることができる。さらに、任意の模擬対象機能部と、
その模擬条件に応じて模擬コードを模擬が可能な形式に変換して、ダイナミックリンクラ
イブラリに組み込むことができる。したがって、ソフトウェア設計者が、任意の模擬対象
機能部と、その模擬条件に応じてダイナミックリンクライブラリを設計する必要がないた
め、ソフトウェア設計者の負担の軽減を図るとともに、設計工数の削減を図ることができ
る。
なお、本実施の形態で説明した入出力模擬方法は、あらかじめ用意されたプログラムを
パーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによ
り実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、
CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、
コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプロ
グラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体で
あってもよい。
入出力模擬装置の概略構成の一例を示す説明図。 入出力模擬装置のハードウェア構成の一例を示す説明図。 入出力模擬装置の機能的構成の一例を示す説明図。 機能モジュール登録画面の一例を示す説明図。 機能モジュール選択画面の一例を示す説明図。 パーツ選択画面の一例を示す説明図。 パラメータ設定画面の一例を示す説明図。 DLL作成画面の一例を示す説明図。 入出力模擬装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
100 入出力模擬装置、101 シミュレータ、102 DLL、103 機能モジ
ュール生成部、104 PCIバス、105 制御回路、110 シミュレータI/F、
120 機能モジュール群、121 機能モジュール(1)〜(n)、130 外部I/
F、バス 200、201 CPU、202 ROM、203 RAM、204 HDD
、205 HD、206 FDD、207 FD、208 ディスプレイ、209 イン
ターフェース、210 通信ケーブル、211 キーボード、212 マウス、213
スキャナ、214 光ディスク、215 光ディスクドライブ、216 制御回路、22
0 ネットワーク、301 選択部、302 入力部、303 生成部、304 変換部
、305 模擬実行部、306 出力部

Claims (10)

  1. 入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補群の中から、任意
    の模擬対象機能部を選択させる選択工程と、
    前記選択工程によって選択された任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条
    件の入力を受け付けさせる入力工程と、
    前記入力工程によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象機能部について入出
    力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成させる生成工程と、
    前記生成工程によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変
    換させる変換工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする入出力模擬プログラム。
  2. 前記入力工程は、
    前記模擬対象機能部の入出力に関する模擬の実行過程における模擬結果の出力に関する
    優先項目の入力を受け付けさせることを特徴とする請求項1に記載の入出力模擬プログラ
    ム。
  3. 前記入力工程は、
    前記模擬対象機能部の入出力に関する模擬の実行過程における模擬結果の出力の精度お
    よび速度の少なくともいずれか一方を含む優先項目の入力を受け付けさせることを特徴と
    する請求項1または2に記載の入出力模擬プログラム。
  4. 前記入力工程は、
    前記任意の模擬対象機能部の模擬に関するパラメータの入力を受け付けさせることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の入出力模擬プログラム。
  5. 前記生成工程は、
    ダイナミックリンクライブラリに組み込むことによって前記模擬コードを生成させるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の入出力模擬プログラム。
  6. 前記変換工程は、
    前記ダイナミックリンクライブラリに組み込まれた前記模擬コードを、所定のコンパイ
    ラによってコンパイルすることによって入出力に関する模擬が可能な形式に変換させるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の入出力模擬プログラム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の入出力模擬プログラムを記録したコンピュータに
    読み取り可能な記録媒体。
  8. 入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補群の中から、任意
    の模擬対象機能部を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条
    件の入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象機能部について入出
    力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変
    換する変換手段と、
    を備えたことを特徴とする入出力模擬装置。
  9. 前記変換手段によって変換された模擬コードによって、前記模擬対象機能部の入出力に
    関する模擬をおこなう模擬実行手段と、
    前記模擬実行手段によって模擬された模擬結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の入出力模擬装置。
  10. 入出力に関する模擬の対象となる機能部である模擬対象機能部の候補群の中から、任意
    の模擬対象機能部を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択された任意の模擬対象機能部について、模擬に関する模擬条
    件の入力を受け付ける入力工程と、
    前記入力工程によって入力された模擬条件によって、前記模擬対象機能部について入出
    力に関する模擬をおこなう模擬コードを生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成された模擬コードを、入出力に関する模擬が可能な形式に変
    換する変換工程と、
    を含むことを特徴とする入出力模擬方法。
JP2006084945A 2006-03-27 2006-03-27 入出力模擬プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、入出力模擬装置および入出力模擬方法 Withdrawn JP2007264694A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013210882A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nec Soft Ltd エミュレーション装置、エミュレーション方法、プログラム、および組み込み機器の開発支援システム

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