JP2007257166A - 汎用論理回路 - Google Patents

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【課題】プログラム可能な汎用論理回路に対するアクセスの正当性を継続的に監視する技術において、正当なアクセスを模倣する困難性を高めてセキュリティを向上させる。
【解決手段】乱数発生回路12,32は低速クロックに基づいて同期して乱数発生動作を開始し、同一の乱数発生係数を用いて乱数を発生する。比較器13は、乱数発生回路12が発生した乱数と、セキュリティ回路3から受信した乱数とを比較して一致していることを確認する。もし一致しない場合は、停止回路14が起動し、FPGA1とセキュリティ回路3の動作が強制停止される。乱数発生動作を低速にし乱数周期を長くすることにより、乱数を吸い上げる行為に対して多大な時間を要するという困難性をもって対処できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やCPLD(Complex Programmable Logic Device)などのプログラム可能な汎用論理回路に関し、特に揮発性の汎用論理回路に読み込む回路情報を保護する技術に関する。
一般にプログラム可能な汎用論理回路としては回路規模が大きい場合、もっぱら揮発性のFPGAやCPLD等が用いられる。揮発性のFPGA等は電源投入時に外部から回路情報をロードして使うので、回路情報が複製されて盗用されるおそれを伴う。このため回路情報を保護する技術が従来から種々提供されている。
この種の従来の技術として、たとえば特許文献1に記載される技術がある。同文献中の図1の符号を引用してこの技術を説明すると、ROM7は、復号回路構成情報格納部9と回路情報暗号化データ格納部10を備えている。復号回路構成情報格納部9には、暗号化データを復号する復号回路を構築するための復号回路構成データが格納されている。回路情報暗号化データ格納部10には、FPGA8の回路情報を暗号化した回路情報暗号化データが格納されている。一方、FPGA8は、制御部11や鍵データ格納部12、回路情報記憶用SRAM(Static Random Access Memory)13を備えている。制御部11は、外部に対するデータ入出力動作や回路内部の各部の制御を行うものである。鍵データ格納部12には、暗号化データの復号に必要な鍵データが格納されている。回路情報記憶用SRAM13は、復号した回路情報を格納するメモリ領域を提供する。
電源起動時に制御部11は、ROM7からまず復号回路構成データを読み出し、このデータを用いてFPGA内部に復号回路を構築する。さらに制御部11は、鍵データを復号回路に入力すると共に、ROM7から回路情報暗号化データを読み出し、読み出したデータを復号回路により復号して回路情報記憶用SRAM13に格納する。このようにして取得した回路情報に従って制御部11は、FPGA7上に論理回路を構築(プログラミング)し、しかる後、所定の大規模論理回路として機能する。
またこの種の従来の技術として、特許文献2に記載されるものもある。同文献中の図1の符号を引用してこの技術を説明すると、FPGA12は所定のプロトコルでCPLD14との間でデータ送受信を継続的に行って正当性をチェックしながら動作を行うものとしている。
すなわちFPGA12は、呼び掛けシーケンスジェネレータ16や応答シーケンス比較素子18、応答シーケンスジェネレータ20、解読素子22を備えている。CPLD14は、応答シーケンスジェネレータ24やランダムビットジェネレータ26、暗号化素子28を備えている。
ランダムビットジェネレータ26は、低周波クロックを用いて高周波発振器の出力をサンプリングして動作し、不規則なビットを発生蓄積して応答シーケンスジェネレータ24の初期状態xを生成する。この初期状態xは応答シーケンスジェネレータ24に与えられる他、暗号化素子28にも出力される。暗号化素子28は初期状態xを暗号化したうえでFPGA12に出力する。FPGA12においてこの初期状態xは解読素子22により復号され、応答シーケンスジェネレータ20に与えられる。
一方、呼び掛けシーケンスジェネレータ16は所定のタイミングで応答シーケンスを発生し、この呼び掛けシーケンスに応答して応答シーケンスジェネレータ20,24がそれぞれ応答シーケンスを発生出力する。これらの応答シーケンスを応答シーケンス比較素子18が比較し、両者の一致を確認してFPGA12の動作を許容する。もし両者の不一致が見つかればFPGA12はCPLD14に動作終了を指示したうえでFPGA12自体も動作を終了する。
特開2001−325153号公報 特開2003−84853号公報
しかしながら特許文献1に記載される技術では、電源起動時にFPGA内部に回路情報を読み込む段階において、回路情報を暗号化したうえでROMから読み出すこととして回路情報の保護を図るものであるが、FPGAの動作中における不正なアクセスを排除することはできないという問題がある。さらに、暗号化した回路情報そのものをコピーすれば、回路が複製されてしまうおそれがある。
一方、特許文献2に記載される技術では、FPGAとCPLDのそれぞれで生成した応答シーケンスを突き合わせてチェックを行うことによりFPGAの動作時におけるチェックを継続的に行うことが可能であるが、ランダムビットジェネレータが発生するランダムビットの生成パターンが把握されてしまうと、応答シーケンス生成の基となる応答シーケンスジェネレータの初期状態が把握されてしまう。このため、応答シーケンスの発生出力を模倣して応答シーケンスのチェックをくぐり抜けることにより、FPGAに不正にアクセスすることを許してしまうおそれがある。
この発明は、かかる事情に鑑み、プログラム可能な汎用論理回路に対するアクセスの正当性を継続的に監視する技術において、正当なアクセスを模倣する困難性を高めてセキュリティを向上させた技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、回路情報を読み込んで論理回路を内部に構築する揮発性のプログラム可能な汎用論理回路部と不揮発性の補助回路部とから構成される汎用論理回路であって、次の要件を備えたものを提供する。
前記補助回路部は、同期クロックを発生する同期クロック発生手段と、この同期クロックに基づいてタイミングを決定して動作し第1の乱数を発生する第1の乱数発生手段とを備える。
前記プログラム可能な汎用論理回路部は、前記同期クロックに基づいてタイミングを決定して動作し前記第1の乱数発生手段と等価なアルゴリズムをもって第2の乱数を発生する第2の乱数発生手段と、第1および第2の乱数が一致するか判定し一致しない場合に異常検出を出力する比較手段と、この異常検出を受けて動作し前記プログラム可能な汎用論理回路部の動作を強制的に停止する停止手段とを備える。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の汎用論理回路において、前記同期クロック発生手段として、前記補助回路部の動作クロックの周波数とは異なる周波数を規定する要素を内部に有し、前記同期クロックを前記動作クロックの周波数より低い周波数とするものを用いたものを提供する。
また請求項3記載の発明は、請求項2記載の汎用論理回路において、前記同期クロック発生手段として、一定の遅延時間をもって信号を遅延する遅延要素と、この遅延要素の出力信号を反転して遅延要素の入力信号として伝達するループとを有するものを用いたものを提供する。
また請求項4記載の発明は、請求項3記載の汎用論理回路において、前記同期クロック発生手段として、前記遅延要素およびループを複数段重畳して構成されるものを用いたものを提供する。
また請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の汎用論理回路において、前記同期クロックの周波数を検出しこの周波数が所定範囲から外れたときに異常検出を前記停止手段に出力する周波数検出手段を前記プログラム可能な汎用論理回路部に備えたものを提供する。
また請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の汎用論理回路において、少なくとも初期状態において動作し前記第1および第2の乱数発生手段の初期化情報を生成して第1および第2の乱数発生手段に出力する初期化情報生成手段を前記プログラム可能な汎用論理回路部および補助回路部のいずれかに備えたものを提供する。
また請求項7記載の発明は、請求項6記載の汎用論理回路において、前記初期化情報生成手段として、初期状態における動作後も定期的に動作するものを用いたものを提供する。
この発明によれば、プログラム可能な汎用論理回路部側および補助回路部側にて等価なアルゴリズムをもって同期して乱数を発生し、この乱数が一致する場合に限り汎用論理回路の動作の継続を許容する。このような構成とすることにより、周期の長い乱数を発生する既存の手法を採用できるし、同期クロックを低速にすることも可能であるから、乱数が一回りするのに要する時間を十分に確保できる。このため、乱数の吸い上げ等に対して、多大な時間がかかるという困難性をもって対処できる利点がある。
また同期クロックを発生するにあたり、補助回路部の動作クロックの周波数とは異なる周波数を規定する要素を用いることにより、補助回路部がクロックアップされても乱数の発生が高速化することがなく、上記の困難性を維持できる利点がある。さらに、乱数発生回路に用いるクロックを低速にすることで、乱数生成アルゴリズムの解析とコピーを困難にすることができる利点がある
またプログラム可能な汎用論理回路部側において周波数検出手段を備え、同期クロックの周波数の異常を検出すると汎用論理回路の動作を強制停止することで、汎用論理回路側の乱数発生タイミングをクロックアップする企てにも対処できる利点がある。
またプログラム可能な汎用論理回路部側および補助回路部側の乱数発生手段を定期的に初期化することにより、それまで乱数が吸い上げられていたとしても、かかる乱数を無効化することができる利点がある。
以下、図面を用いてこの発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の実施形態に係るFPGAの要部概略を示すブロック図である。同図に示すようにこの回路は、揮発性のFPGA1の外部回路としてFPGAプログラム(Configuration)回路2とセキュリティ回路3を備えている。クロックモジュール4は、高速クロックを発生してセキュリティ回路3に出力するものである。
FPGA1はSRAM等で構成される揮発性の回路であり、電源投入時、FPGAプログラム回路2から回路情報を読み込んで、内部に任意の論理回路を構築するものである。セキュリティ回路3は不揮発性のFPGAやLSI等で構成される回路である。不揮発性のFPGAとしてはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)タイプやアンチヒューズタイプ、フラッシュROM等を採用できる。なお、この実施形態において「FPGA」はCPLDを含むプログラム可能な汎用論理回路一般を意味するものとして使用する。
FPGA1やセキュリティ回路3には、この実施形態に係るセキュリティ機能を実現するための回路が構築されている。セキュリティ回路3には、クロック分周器31や乱数発生回路32が構築されている。クロック分周器31は、高速クロックを分周して低速クロックを発生するものであり、具体例を後で詳細に説明するが、高速クロックの周波数が高くなっても低速クロックの周波数は一定の範囲となるように構成されている。
乱数発生回路32は、上記の低速クロックにより動作し、所定の手法により周期の長い乱数を発生させる回路である。ここではM系列による乱数を発生する手法を採用した例を示し、乱数発生回路32内にはM系列の乱数発生係数を格納するレジスタ33を有するものとする。この係数は、後述するようにFPGA1から与えられる。クロック分周器31が発生した低速クロックと、乱数発生回路32が発生した乱数はFPGA1に出力される。
FPGA1には、周波数検出回路11や乱数発生回路12、比較器13、停止回路14が構築されている。周波数検出回路11は、低速クロックの周波数を検出して所定の周波数範囲を外れた場合、特に周波数が正常範囲以上に高くなった場合に異常検出を出力するものである。乱数発生回路12は、乱数発生回路32と等価なアルゴリズムをもって乱数を発生する回路であり、さらに乱数発生機能を利用してM系列の乱数発生係数を発生する機能が付加されている。発生した乱数発生係数は、乱数発生回路12自体のレジスタ15に格納される他、セキュリティ回路3に送信され、乱数発生回路32のレジスタ33にも格納される。
比較器13は、乱数発生回路12,32がそれぞれ発生する乱数を突き合わせて一致・不一致を判定し、不一致の場合、異常検出を出力するものである。停止回路14は、周波数検出回路11または比較器13から異常検出を受けて動作し、FPGA1とセキュリティ回路3の動作を強制的に停止するものである。
次に、この回路の動作を説明する。図2は、図1の回路の動作の概略を示すフローチャートである。図1,2を用いて説明すると、電源投入時、FPGA1やセキュリティ回路3その他の回路が立ち上がり(S11,S31)、FPGA1には回路情報が読み込まれてコンフィグレーション(プログラミング)が行われる(S12)。コンフィグレーションが終了して回路情報に基づく所定の回路構成が構築されると、通常のFPGAと同様にその回路構成による演算動作を開始する。
このときこの実施形態に係るFPGA1は、上記の演算動作の他、FPGA1へのアクセスの正当性の判定動作も実行し、アクセスの正当性が認められなければ演算動作を停止する。セキュリティ回路3は、前述のように不揮発性のFPGA等で構成されているので回路情報のコピーは困難である。FPGA1の回路情報については、このようにしてFPGA1への不正なアクセスを阻止することによりコピーを困難とする。
アクセスの正当性は第1に、FPGA1側の乱数とセキュリティ回路3側の乱数が一致することで判定する。すなわち、初期状態において乱数発生回路12はM系列の乱数発生係数を発生し、自己のレジスタ15に格納(初期化)すると共にセキュリティ回路3に送信する(S13)。セキュリティ回路3において、受信した乱数発生係数は、乱数発生回路32のレジスタ33に格納(初期化)される。この後、乱数発生回路12,32は低速クロックに基づいて同期して乱数発生動作を開始し、同一の乱数発生係数を用いて乱数を発生する(S14,S33)。なお、乱数を発生する演算自体は高速クロックに基づいて動作する。高速クロックは、セキュリティ回路3の最高動作周波数を上回らない範囲で、なるべく高速な周波数に設定されている。
乱数発生回路32が発生した乱数は、FPGA1に送信される。この後、FPGA1において比較器13は、乱数発生回路12が発生した乱数と、セキュリティ回路3から受信した乱数とを比較して一致していることを確認する(S15)。もしセキュリティ回路3から受信する乱数がFPGA1の内部で発生した乱数と一致しない場合は、異常検出として停止回路14が起動し、FPGA1とセキュリティ回路3の動作が強制停止することになる(S16)。
上記の乱数発生動作は、クロック分周器31により分周された低速クロックに基づいて極めて低速な周波数をもって実行される。M系列の乱数発生の1周期における乱数の個数を十分に大きく設定すると共に、乱数発生動作の起動周期を十分長く設定することにより、乱数が1周りするのに要する期間がたとえば数ヶ月から1年といったスパンをとるように設定する形態をとることもできる。このことにより、仮にセキュリティ回路3が出力する乱数を吸い上げたとしても、1周期分の乱数を吸い上げるのに多大な時間を要する困難性が生じる。
また乱数発生係数の初期化処理を定期的に行って乱数発生係数を更新する形態をとることにより、吸い上げた乱数を無効化することもできる。この係数初期化処理の実行周期は、上記の乱数が1回りする回路動作時間を考慮して適宜設定すればよい。
また仮にセキュリティ回路3に入力される高速クロックの周波数をクロックアップして乱数の発生周期を短くしようと試みようとしても、高速クロック自体がセキュリティ回路3の最高動作周波数に近いものであるから、セキュリティ回路3の動作が高速化するマージンはあまりないし、さらにクロック分周器31において、動作周波数の上限を設定しておけば、出力する低速クロックは高速クロックをクロックアップしても高速にはならないので、乱数発生周期の高速化の試みは失敗に終わる。また、FPGA1に入力する低速クロックをクロックアップしても、周波数検出回路11がこれを検出して異常検出を出力し、この異常検出を受けて停止回路14が起動してFPGA1やセキュリティ回路3の動作が停止する。
ここで、クロック分周器の具体例について説明する。図3は、クロック分周器の基本構成を示すブロック図である。同図に示すように、このクロック分周器31は、フリップフロップ回路5と遅延要素6と加算要素7から構成される。フリップフロップ回路5は、n個のフリップフロップを構成する回路である。遅延要素6は、フリップフロップ出力Q1〜Qnをそれぞれ遅延するものであり、その遅延時間は高速クロックに依存せずに一定になるように設定されている。加算要素7は、遅延要素6の出力A1〜Anを入力とし、1を加算してS1〜Snとして出力するものであり、nビットのカウンタを構成する。この構成により2のn乗の分周率による分周出力を得ることができる。
ここで説明の便宜上、n=2とした場合のクロック分周器の構成を説明する。図4は、クロック分周器の構成を示すブロック図である。同図に示すように、フリップフロップ回路51は2個のフリップフロップを構成する回路である。遅延回路61,62はそれぞれフリップフロップ回路51の出力Q1,Q2を遅延する回路である。加算回路71は、入力B1,A1を加算して出力S1とし、B1とA1を加算した時のキャリーとA2を加算して出力S2とするものであり、入力B1は「1」に固定され、入力A1,A2には遅延回路61,62の出力が加えられ、出力S1,S2はフリップフロップ回路51に入力D1,D2として加えられる。なお信号の論理については、「1」=「H」(ハイレベル)、「0」=「L」(ローレベル)に統一して説明を進める。
表1は加算回路71の演算内容を示す真理表である。
Figure 2007257166
この加算回路71の演算内容をみると、表1から判るように、出力S1は入力A1の否定をとったものとなっており、出力S2は入力A1,A2のEOR(排他的論理和)をとったものとなっている。したがって、このような論理を有する組み合わせ回路を構成して加算回路71と置き換える形態をとっても構わない。
次にこのクロック分周器の動作を説明する。図5は、図4のクロック分周器の各部の信号を示すタイムチャートである。同図において矢印は遅延回路による信号の遅延(ここではクロックの周期より若干短い遅延時間を例示)を示す。
図5に示すように、1段目のフリップフロップにおいて、出力Q1を遅延させた信号A1に反転を加えた信号を入力D1として帰還することにより、クロックを1/2に分周したパルスを生成する。また2段目のフリップフロップにおいて、出力Q2を遅延させた信号を入力A2に帰還し、この帰還信号を入力A1(1/2分周パルス)とBを加算したキャリーとを加算することにより、さらに1/2に分周したパルスを生成する。出力Q2を分周出力とすることにより1/4分周クロックを出力することができる。
上記の説明から明らかなように、このクロック分周器の分周率は基本的に遅延回路の遅延時間に依存する。ここでは説明の便宜上、クロック周波数より若干短い遅延時間を例示したが、通常の動作時に分周が可能な範囲でなるべく大きな遅延時間に設定する形態が望ましい。
ここで、図4のクロック分周器に約2倍の周波数のクロックが入力されたときの動作を説明する。図6は、図4のクロック分周器に倍の周波数のクロックが入力されたときの各部の信号を示すタイムチャートである。
図6に示すように、フリップフロップ51の出力Q1,Q2に現れるパルスの周期は遅延回路の遅延時間に依存して決定されるので、クロック周波数が倍になっても分周出力の周波数はほとんど影響を受けない。分周出力Q2は、図5の例と比較すると同一の周波数であることが判る。
以上、この発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の種々の設計等も含まれる。
この発明の実施形態に係るFPGAの要部概略を示すブロック図である。 図1の回路の動作の概略を示すフローチャートである。 クロック分周器の基本構成を示すブロック図である。 クロック分周器の具体例の構成を示すブロック図である。 図4のクロック分周器の各部の信号を示すタイムチャートである。 図4のクロック分周器に倍の周波数のクロックが入力されたときの各部の信号を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…FPGA 2…FPGAプログラム回路 3…セキュリティ回路 4…クロックモジュール 31…クロック分周器 32…乱数発生回路 33…レジスタ 11…周波数検出回路 12…乱数発生回路 13…比較器 14…停止回路 15…レジスタ 5…フリップフロップ回路 6…遅延要素 7…加算要素 51…フリップフロップ回路 61,62…遅延回路 71…加算回路

Claims (7)

  1. 回路情報を読み込んで論理回路を内部に構築する揮発性のプログラム可能な汎用論理回路部と不揮発性の補助回路部とから構成される汎用論理回路であって、
    前記補助回路部は、同期クロックを発生する同期クロック発生手段と、この同期クロックに基づいてタイミングを決定して動作し第1の乱数を発生する第1の乱数発生手段とを備え、
    前記プログラム可能な汎用論理回路部は、前記同期クロックに基づいてタイミングを決定して動作し前記第1の乱数発生手段と等価なアルゴリズムをもって第2の乱数を発生する第2の乱数発生手段と、第1および第2の乱数が一致するか判定し一致しない場合に異常検出を出力する比較手段と、この異常検出を受けて動作し前記プログラム可能な汎用論理回路部の動作を強制的に停止する停止手段とを備えた
    ことを特徴とする汎用論理回路。
  2. 前記同期クロック発生手段は、前記補助回路部の動作クロックの周波数とは異なる周波数を規定する要素を内部に有し、前記同期クロックを前記動作クロックの周波数より低い周波数とするものであることを特徴とする請求項1記載の汎用論理回路。
  3. 前記同期クロック発生手段は、一定の遅延時間をもって信号を遅延する遅延要素と、この遅延要素の出力信号を反転して遅延要素の入力信号として伝達するループとを有するものであることを特徴とする請求項2記載の汎用論理回路。
  4. 前記同期クロック発生手段は、前記遅延要素およびループを複数段重畳して構成されるものであることを特徴とする請求項3記載の汎用論理回路。
  5. 前記同期クロックの周波数を検出しこの周波数が所定範囲から外れたときに異常検出を前記停止手段に出力する周波数検出手段を前記プログラム可能な汎用論理回路部に備えたことを特徴とする請求項1ないし4記載の汎用論理回路。
  6. 少なくとも初期状態において動作し前記第1および第2の乱数発生手段の初期化情報を生成して第1および第2の乱数発生手段に出力する初期化情報生成手段を前記プログラム可能な汎用論理回路部および補助回路部のいずれかに備えたことを特徴とする請求項1ないし5記載の汎用論理回路。
  7. 前記初期化情報生成手段は、初期状態における動作後も定期的に動作するものであることを特徴とする請求項6記載の汎用論理回路。
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