JP2007256871A - Pedal operation display device of musical instrument - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、楽器のペダル操作を表示するための楽器のペダル操作表示装置に関する。 The present invention relates to a musical instrument pedal operation display device for displaying a pedal operation of a musical instrument.
従来から、ピアノの3本のペダルに対応した3個の発光素子を配置しておいて、ペダルの踏み込み操作に連動して発光素子を点灯させるようにしたピアノ演奏に関連した電飾装置は知られている(下記特許文献1参照)。
しかし、上記従来技術においては、ペダルの位置と表示器の位置が特定されていないため、演奏者は、自身がどのペダルを踏んでいるかが分かり難いものであった。また、ペダルをどの程度踏んでいるか、あるいは踏むべきかも分かり難かった。 However, in the above prior art, since the position of the pedal and the position of the indicator are not specified, it is difficult for the performer to know which pedal he is stepping on. Also, it was difficult to understand how much pedals should be depressed or should be depressed.
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、楽器のペダルを操作する際、どのペダルをどの程度の踏込量で操作しているか、あるいは操作すべきかを、容易に目で確認できるようにした楽器のペダル操作表示装置を提供することにある。 The present invention has been made in order to cope with the above-described problem, and the object thereof is to easily determine which pedal is operated with what amount of depression or which operation should be performed when operating the pedal of the musical instrument. An object is to provide a pedal operation display device for a musical instrument that can be visually confirmed.
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、複数のペダルを備えた楽器のためのペダル操作表示装置において、複数のペダルの操作に関する情報を2次元表示するための表示器と、複数のペダルにそれぞれ対応した横方向位置にて、複数のペダルの踏込量を同踏み込み量に対応した縦方向長さによって表示するように表示器を制御する表示制御手段とを備えたことにある。
これによれば、演奏者は、自身がどのペダルを踏んでいるか、あるいはどのペダルを踏むべきかが直感的に分かる。また、縦方向長さが踏み込み量に相当するので、踏み込み量も直感的に分かり易くなる。
In order to achieve the above object, the present invention is characterized in that, in a pedal operation display device for a musical instrument having a plurality of pedals, a display for two-dimensionally displaying information related to the operation of the plurality of pedals, There is provided display control means for controlling the display so that the amount of depression of the plurality of pedals is displayed by the length in the longitudinal direction corresponding to the amount of depression at the lateral position corresponding to each pedal.
According to this, the performer can intuitively know which pedal he or she should step on. Further, since the length in the vertical direction corresponds to the stepping amount, the stepping amount is also intuitively easy to understand.
また、本発明の他の特徴は、複数のペダルの踏み込み量は、それぞれ演奏者によって踏み込み操作されるべき踏み込み量と、演奏者が実際に踏み込んでいるペダルの踏み込み量との各一対の踏み込み量であり、表示制御手段は、各一対の踏み込み量を横方向に並べて表示するようにしたことにある。
これによれば、模範となる踏み込み量と演奏者自信の踏み込み量とを見比べることができ、演奏者が踏み込むべき量が分かり易くなる。
In addition, another feature of the present invention is that a plurality of pedal depression amounts are a pair of depression amounts each of a depression amount to be depressed by the performer and a pedal depression amount actually depressed by the performer. The display control means is configured to display each pair of stepping amounts side by side in the horizontal direction.
According to this, it is possible to compare the stepping amount as an example with the stepping amount of the player's confidence, and it becomes easy to understand the amount that the player should step on.
さらに、本発明の実施にあたっては、楽器のペダル操作表示装置に限定されることなく、前記装置に適用されるコンピュータプログラムおよび方法の発明としても実施し得るものである。 Furthermore, the implementation of the present invention is not limited to a pedal operation display device for a musical instrument, and can also be implemented as a computer program and method invention applied to the device.
以下、本発明の一実施形態に係る電子楽器について図面を用いて説明すると、図1はこの電子楽器の全体ブロック図を概略的に示している。この電子楽器は、鍵盤11、効果ペダル12、設定操作子13、ディスプレイ14、多段LED表示器15、音源回路16および効果回路17を備えている。
Hereinafter, an electronic musical instrument according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 schematically shows an overall block diagram of the electronic musical instrument. The electronic musical instrument includes a
鍵盤11は、図6および図7に示すように、楽器の前面に左右方向(すなわち横方向)に沿って配置されて、演奏者の左右両手の指によって打鍵操作される複数の白鍵および黒鍵からなる。効果ペダル12は、楽器の前面下部に配置されて、演奏者の左右の足によって踏み込み操作される複数のペダルからなる。本実施形態においては、効果ペダル12は、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の3本のペダルからなる。設定操作子13は、鍵盤11の上方の楽器の前面操作パネル上に設けられた複数のスイッチなどからなり、演奏者によって操作されて電子楽器の動作を設定する。これらの鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13は、バス20に接続された検出回路11a,12a,13aによってそれぞれ検出される。特に、検出回路12aは、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量を検出する。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
これらの左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123は、各ペダルに割当てられた発生楽音の楽音要素を制御するためのものである。たとえば、左ペダル12は、その踏み込み量に応じて音色(および/または音量)を変更制御する。中央ペダルは、その踏み込みにより発生中の和音(コード)をホールドする(コードホールド)。右ペダル123は、その踏み込みにより発生中の楽音信号のサステインレベルを維持する(ホールド1)。その他にも、各ペダル121〜123には、他の楽音要素の制御も割当て可能であり、例えば、ペダルの踏み込みにより発生中の楽音信号のエンベロープ変化を止めてしまるホールド2(フリーズ)、ポルタメント機能、レガート機能などを割当てることも可能である。
The
ディスプレイ14は、前記操作パネル上に設けられた液晶ディスプレイ、CRTなどで方形状に構成され、文字、数字、図形などを表示する。多段LED表示器15は、図6,7に示すように、前記操作パネル上に設けられた横方向および縦方向のマトリクス状に配置された複数のLED(発光器)からなり、各LEDは複数の異なる色(例えば、赤、緑、黄など)で発光可能である。この多段LED表示器15が、本発明の2次元表示器に対応する。ディスプレイ14および多段LED表示器15の表示は、バス20に接続された表示回路14aによって制御される。
The
音源回路16は、バス20に接続されていて、後述するコンピュータ部30の制御のもとに供給される演奏データおよび各種楽音制御パラメータに基づいてディジタル楽音信号を生成して、生成したディジタル楽音信号を効果回路17に出力する。効果回路17は、バス20に接続されて、コンピュータ部30の制御のもとに、ディジタル楽音信号にコーラス、リバーブなどの各種効果を付与してサウンドシステム18に出力する。サウンドシステム18は、D/A変換器、アンプおよびスピーカなどからなり、供給されるディジタル楽音信号に対応した楽音を放音する。
The
また、この電子楽器は、バス20にそれぞれ接続されていてコンピュータ部30を構成するCPU31、タイマ32、ROM33およびRAM34を備えているとともに、外部記憶装置41、MIDIインターフェース回路42および通信インターフェース回路43も備えている。外部記憶装置41は、HDD、FDD、CD−ROM、MO、DVD、半導体メモリなどの不揮発性の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、後述するデータおよびプログラムの記憶及び読出しを可能にしている。これらのデータおよびプログラムは予め外部記憶装置41に記憶されていてもよいし、MIDIインターフェース回路42および通信インターフェース回路43を介して外部から取り込んでもよい。
The electronic musical instrument includes a
この外部記憶装置41には、図2のペダル操作検出プログラム、図3の自動演奏プログラムおよび図4のペダル操作量表示プログラムに加え、各種プログラムおよびデータを記憶している。特に、データに関しては、複数の演奏データ(すなわち曲データ)が記憶されている。各演奏データは、図5(A)に示すように、1つのヘッダチャンクと、複数のトラックチャンクを含む。ヘッダチャンクには、曲名、作曲者などの情報が記憶されている。各トラックチャンクには複数のイベントデータが納められており、各イベントデータは、デルタタイムおよびMIDIメッセージからなる。デルタタイムは、1つ前のイベントからの経過時間を表す。MIDIメッセージは、通常のノートオン、ノートオフに加えて、本発明に直接関係する効果ペダル12の操作に関係した楽音要素制御データ(前述したホールド1、ホールド2、音色変化、コードホールドなど)を含む。そして、この効果ペダルの操作に関係したMIDIメッセージは、例えば、図5(B)に示すように、ステータスコード(例えば、コントロールチェンジ)、コントロール番号(例えば、ホールド1)および制御値からなる。なお、この制御値が、本発明に関するペダルの踏み込み量に対応した制御量である。
The
MIDIインターフェース回路42は、他の電子音楽装置、パーソナルコンピュータなどのMIDI対応の外部機器51に接続可能となっていて、この電子楽器が外部機器51と各種プログラム及びデータを交信可能としている。通信インターフェース回路43は、通信ネットワーク52に接続可能となっていて、この電子楽器が各種プログラム及びデータをサーバコンピュータ53から受信し、またはサーバコンピュータ53に送信できるようになっている。
The
次に、上記のように構成した実施形態の動作について説明する。まず、鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13を用いて、演奏者が電子楽器を演奏する場合について説明すると、鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13の演奏操作は検出回路11a,12a,13aによってそれぞれ検出され、鍵盤11および設定操作子13の演奏操作に関するデータは、コンピュータ部30による図示しないプログラムの実行により音源回路16および効果回路17に供給される。音源回路16は、鍵盤11の演奏操作を表す鍵演奏データに基づいて打鍵された鍵に対応した音高を有するディジタル楽音信号であって、設定操作子13の操作によって設定される音色、音量などを有するディジタル楽音信号を生成して、効果回路17に出力する。また、効果回路17は、設定操作子13の操作によって設定される効果を前記音源回路16から供給されるディジタル楽音信号に付与して、サウンドシステム18に供給する。したがって、サウンドシステム18は、音源回路16にて生成され、かつ効果回路17にて効果の付与された前記ディジタル楽音信号に対応した楽音を放音する。
Next, the operation of the embodiment configured as described above will be described. First, a case where a performer plays an electronic musical instrument using the
一方、効果ペダル12すなわち左、中央および右ペダル121,122,123のうちのいずれかのペダルが演奏操作された場合には、コンピュータ部30は、図2のペダル操作検出プログラムの実行により、ペダル121,122,123の操作に応じた処理を実行する。すなわち、コンピュータ部30は、図2のペダル操作検出プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行している。このペダル操作検出プログラムにおいては、コンピュータ部30は、ステップS11にて左ペダル121の踏み込み量を検出回路12aから入力する。そして、ステップS12にて、前記入力した踏み込み量と、RAM34内に設けられている状態バッファメモリに記憶されている以前の左ペダル121の踏み込み量とを比較して、左ペダル121の踏み込み量が変化したか否かを判定する。変化していなければ、プログラムをステップS15に進める。
On the other hand, when the
左ペダル121の踏み込み量が変化していれば、ステップS13にて左ペダル121に割当てられている楽音要素に関するイベントデータを作成して、同イベントデータに前記踏み込み量に対応した制御量を含ませて音源回路16に出力する。音源回路16は、発生中の楽音信号の楽音要素であって、前記イベントデータによって指定される楽音要素を前記制御量すなわち左ペダル121の踏み込み量に応じて制御する。前記ステップS13の処理後、コンピュータ部30は、ステップS14にて、前記状態バッファメモリに記憶されている以前の左ペダル121の踏み込み量を、前記ステップS11の処理によって入力した踏み込み量に更新する。
If the amount of depression of the
これらの処理後、コンピュータ部30は、ステップS15〜S18およびステップS19〜S22にて、中央ペダル122および右ペダル123に対してそれぞれ前記ステップS11〜S14と同様な処理を実行する。これにより、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量が変更されると、発生中の楽音信号の楽音要素であって、中央ペダル122および右ペダル123に割当てられている楽音要素が、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量に応じて変更制御される。また、RAM34内に設けられた状態バッファメモリ内の中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量も、変更される。
After these processes, the
このような鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13を用いた演奏中、コンピュータ部30は、図4のペダル操作量表示プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行している。このペダル操作量表示プログラムにおいては、コンピュータ部30は、ステップS41にて、効果ペダル12の踏み込み量を表示する設定になっているかを判定する。なお、この効果ペダル12の踏み込み量を表示する設定が、設定操作子13の操作に基づく。効果ペダル12の踏み込み量を表示する設定になっていなければ、ステップS46に進む。効果ペダル12の踏み込み量を表示する設定になっていれば、ステップS42にて、前記状態バッファメモリから左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量をそれぞれ取得する。そして、ステップS43にてお手本を表示する設定になっているかを判定する。このお手本の表示とは、自動演奏に連動して、楽曲の進行に従って読み出される演奏データに基づいて、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量を表示することであり、この設定も設定操作子13の操作に基づく。
During performance using the
まず、お手本を表示する設定になっていない場合について説明すると、コンピュータ部30は、ステップS43にて「No」と判定して、ステップS44にて前記取得した左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量を多段LED表示器15を用いて表示する。この表示例は図6に示されており、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123にそれぞれ対応した横方向位置にて、各ペダルの踏込量をLEDの縦方向の点灯数すなわち縦方向の長さによって表示する。
First, the case where the setting for displaying the model is not made will be described. The
より具体的には、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123にそれぞれ対応した横方向位置にて、各ペダルの踏み込み量とは無関係に横方向に4個および縦方向に3個配列した合計12個のLEDを点灯する。最下段の中央の2個のLEDの点灯色(本実施形態では黄色)を他の点灯色(本実施形態では緑)と異ならせる。そして、前記2個のLEDから下方に向かって、各ペダルの踏み込み量に比例した個数のLEDを、前記2個のLEDと同一色(本実施形態では黄色)で点灯させる。この場合、各ペダルの最大踏み込み量をDmaxとするとともに、各ペダルの実際の踏み込み量をDとすれば、前記2個のLEDの下方向に7・D/Dmaxを切り上げた値(整数)に等しい個数のLEDが点灯する。そして、最大踏み込み量Dmaxまで踏み込まれているペダルに関しては、その最下段の2個のLEDは前記とは更に異なる色(本実施形態では赤)で点灯する。図6の表示例では、左ペダル121が途中まで踏み込まれ、中央ペダル122がなにも踏み込まれず、右ペダル123が最大に踏み込まれた状態を示している。
More specifically, at a horizontal position corresponding to the
このような多段LED表示器15による左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量の表示により、演奏者は、自身がどのペダルを踏んでいるか、またペダルをどの程度踏み込んでいるかを直感的に把握できる。また、その踏み込み量も直感的に把握できる。
The display of the amount of depression of the
次に、外部記憶装置41に記憶されている曲データ(演奏データ)を再生しながら、演奏者が鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13を用いて楽器を演奏する場合について説明する。この場合、コンピュータ部30は、前記図2のペダル操作検出プログラムおよび図4のペダル操作量表示プログラムに加えて、図3の自動演奏プログラムを実行する。この自動演奏プログラムの実行開始前には、演奏者は、設定操作子13を操作することにより、外部記憶装置41に記憶さている複数の曲データの中から所望の曲を選択する(図5参照)。なお、外部記憶装置41内に所望の曲が保存されていない場合には、外部機器51またはサーバコンピュータ53から所望の曲を外部記憶装置41内に取り込むようにするとよい。
Next, a case where the performer plays a musical instrument using the
自動演奏プログラムの実行開始後、コンピュータ部30は、図3のステップS31にて、演奏データの読み出し位置を先頭にするなどの初期設定処理を実行後、ステップS32〜S36からなる循環処理を繰り返し実行する。ステップS32においては、コンピュータ部30は、タイマ32を用いて、楽曲の進行に応じて演奏データ中から楽曲の進行に一致したイベントデータを読み出す。ステップS33においては、前記読み出したイベントデータが、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123のうちのいずれかのペダルに割り当てられた楽音要素に関するものであるかを判定する。そして、前記読み出したイベントデータが前記いずれかのペダルに割り当てられた楽音要素に関するものであれば、ステップS34にて、イベントデータ中の制御値(ペダルの踏み込み量)を得て、RAM34内に設けたお手本バッファエリア内に左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123を表す情報と共に記憶する。
After starting the execution of the automatic performance program, the
そして、ステップS35にて、前記ペダルに関するイベントデータも含めて、キーオン、キーオフなどのイベントデータを音源回路16および効果回路17に出力する。音源回路16は、前記演奏者による演奏の場合と同様に、前記出力されたイベントデータに応じてディジタル楽音信号を生成し、効果回路17は前記生成されたディジタル楽音信号に効果を付加して、サウンドシステム18に供給する。したがって、サウンドシステム18は、音源回路16にて生成され、かつ効果回路17にて効果の付与された前記ディジタル楽音信号に対応した楽音を放音する。
In step S35, event data such as key-on and key-off including event data related to the pedal is output to the
前記ステップS35の処理後、コンピュータ部30は、ステップS36にて演奏データの読み出しが終了したかを判定し、終了していなければ、ステップS32〜S36からなる循環処理を繰り返し実行する。したがって、サウンドシステム18からは演奏データに基づく楽音が楽曲の進行に従って自動的に発生される。
After the process of step S35, the
前述のように、コンピュータ部30は、前記自動演奏プログラムの実行に並行して、演奏者の演奏に基づく楽音信号を発生させるための図示しないプログラムおよび図2のペダル操作検出プログラムを実行している。したがって、この場合も、演奏者が鍵盤11、効果ペダル12および設定操作子13を用いて楽器演奏を行えば、前述のように、サウンドシステム18からは、演奏者の演奏に従った楽音が発生される。また、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量も、RAM34内の状態バッファエリアに各ペダルの踏み込み操作に対応して記憶される。
As described above, the
一方、コンピュータ部30は、図4のペダル操作量表示プログラムも所定の短時間ごとに実行している。そして、この場合も、ペダルの踏み込み量を表示する設定が選択されており、かつお手本を表示する設定になっていなければ、コンピュータ部30は、前述したステップS41〜S44の処理により、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量を図6に示すように表示する。しかし、この場合には、一般的に、演奏者は設定操作子13の操作により、お手本を表示する設定を選択している。したがって、この場合には、ステップS43にて「Yes」と判定して、ステップS45の表示処理を実行する。
On the other hand, the
このステップS45の表示処理においては、図7に示すように、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123にそれぞれ対応して点灯される横方向に4個および縦方向に3個の合計12個のLEDのうちで、最下段の中央の2個のLEDのうちの左側および右側のLEDは異なる色で点灯される。例えば、左側のLEDは緑色に点灯され、右側のLEDは黄色に点灯される。前記12個のLEDのうちの残りのLEDは、前記左側および右側とは異なる色(本実施形態では赤色)で点灯する。そして、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の踏み込み量は、前記と同様に下方に向かって踏み込み量に比例した個数のLEDの点灯により表示されるが、この場合には、前記右側の点灯LED(黄色点灯のLED)から下方に右列のLEDのみが前記右側のLEDと同一色で点灯する。各ペダルの最大踏み込みの際に最下段のLEDが異なる色(赤色)で点灯するのは前記場合と同じである。
In the display process of step S45, as shown in FIG. 7, a total of 12 pieces of 4 in the horizontal direction and 3 in the vertical direction are lit corresponding to the
また、前記ステップS41,S44,S45の処理後、コンピュータ部30は、前記ステップS43と同様に、お手本を表示する設定が選択されているかを判定する。そして、お手本を表示する設定が選択されていなければ、ステップS46にて「No」と判定して、このペダル操作量表示プログラムの実行を終了する。しかし、お手本を表示する設定が選択されていれば、ステップS47,S48の処理を実行する。ステップS47においては、演奏データに基づく左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123に関する踏み込み量を、前記RAM34内のお手本バッファメモリからそれぞれ取得する。ステップS48においては、前記12個のLEDのうちで、最下段の中央の2個のLEDのうちの左側のLED(緑色に点灯のLED)から下方に向かって、各ペダルに関する制御量(踏み込み量)に比例した個数の左側の1列のLEDが同一色(本実施形態では緑色)で点灯される。この場合も、各ペダルの最大踏み込みの際に最下段のLEDが異なる色(赤色)で点灯するのは前記場合と同じである。
In addition, after the processing of steps S41, S44, and S45, the
このように、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123の横方向位置と一致させて、多段LED表示器15が各ペダルに関する模範となる踏み込み量を表示するようにしたので、演奏者は、自身がどのペダルを踏むべきか、またペダルをどの程度踏み込むべきかを直感的に分かるようになる。また、模範となる踏み込み量と演奏者自信の踏み込み量とが左右に並べて表示されるので、演奏者は、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123を踏み込むべき量を簡単に把握できる。
In this way, the
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。 Furthermore, in carrying out the present invention, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the object of the present invention.
例えば、上記実施形態では、演奏データをSMF形式で構成するようにしたが、演奏データを他の形式で構成してもよい。特に、効果ペダル12の踏み込み量の表示に利用するイベントデータは、音源回路16を制御するイベントデータと同じトラックチャンクに収められていてもよいし、表示用の別チャンクに収められていてもよい。表示用の別チャンクに収められている場合、そのイベントは音源回路16に供給されないために、他のイベントの形式(例えば、ノートオンイベントの形式)を採用してもよい。
For example, in the above embodiment, the performance data is configured in the SMF format, but the performance data may be configured in another format. In particular, the event data used to display the depression amount of the
上記実施形態においては、左ペダル121、中央ペダル122および右ペダル123に割り当てられる楽音要素を固定したが、各ペダルに割り当てられる楽音要素を可変としてもよい。また、効果ペダル12を前記3つのペダル121,122,123で構成するようにしたが、効果ペダル12の数は複数であれば他の数であってもよい。
In the above embodiment, the musical sound elements assigned to the
また、上記実施形態では、お手本となる演奏データを外部記憶装置41に記憶しておいて、自動演奏プログラムの実行により楽曲の進行に従って順次読み出すようにした。しかし、この演奏データが、サーバコンピュータ53からストリーム配信されたり、MIDI機器51からMIDIインターフェース回路42経由で送り込まれたりするようにしてもよい。
Further, in the above embodiment, model performance data is stored in the
また、上記実施形態においては、縦方向に12段のLEDを配置した多段LED表示器15を用いるとともに、効果ペダル12の踏み込み量の表示のために5段目から12段目までのLEDを用いた。しかし、これらの数に関してはこれに限られないし、点灯色も他の色でも構わない。また、LEDなくても、液晶表示器(LCD)でも構わない。さらに、多段LED表示器15の多数のLEDのうちで、鍵盤11の各鍵に近接したLEDを用いて運指ガイドを行うようにしてもよい。この場合、自動演奏プログラムによる演奏データの読み出しに応じてLEDを点灯制御するようにすればよい。
Moreover, in the said embodiment, while using the
さらに、上記実施形態においては、自動演奏プログラムの実行によって楽曲の進行に従って読み出される全ての演奏データを再生して、演奏者に模範演奏を提供するようにした。しかし、この演奏データを前記運指ガイドに用いたり、一部のパートの演奏データに基づく楽音信号(伴奏音信号)のみを再生して、演奏者は他のパートの演奏練習を行うようにしたりしてもよい。 Furthermore, in the above-described embodiment, all performance data read according to the progress of the music by playing the automatic performance program is reproduced to provide a model performance for the performer. However, this performance data is used for the fingering guide, or only the musical sound signal (accompaniment sound signal) based on the performance data of some parts is reproduced, so that the performer can practice the performance of other parts. May be.
11…鍵盤、12…効果ペダル、13…設定操作子、14…ディスプレイ、15…多段LED表示器、16…音源回路、30…コンピュータ部、41…外部記憶装置
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記複数のペダルの操作に関する情報を2次元表示するための表示器と、
前記複数のペダルにそれぞれ対応した横方向位置にて、前記複数のペダルの踏込量を同踏み込み量に対応した縦方向長さによって表示するように前記表示器を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする楽器のペダル操作表示装置。 In a pedal operation display device for a musical instrument having a plurality of pedals,
A display for two-dimensionally displaying information relating to operation of the plurality of pedals;
Display control means for controlling the indicator so as to display the depression amount of the plurality of pedals by the length in the vertical direction corresponding to the depression amount at a lateral position corresponding to each of the plurality of pedals; A pedal operation display device for a musical instrument.
前記表示制御手段は、前記各一対の踏み込み量を横方向に並べて表示するように前記表示器を制御する請求項1に記載した楽器のペダル操作表示装置。
The depression amount of the plurality of pedals is a pair of depression amounts each of a depression amount to be depressed by the performer and a depression amount of the pedal that the performer actually depresses,
2. The pedal operation display device for a musical instrument according to claim 1, wherein the display control unit controls the display so as to display the pair of depression amounts in a horizontal direction.
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