JP2007252115A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007252115A
JP2007252115A JP2006073444A JP2006073444A JP2007252115A JP 2007252115 A JP2007252115 A JP 2007252115A JP 2006073444 A JP2006073444 A JP 2006073444A JP 2006073444 A JP2006073444 A JP 2006073444A JP 2007252115 A JP2007252115 A JP 2007252115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
output
input
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006073444A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Yoshida
雅人 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006073444A priority Critical patent/JP2007252115A/ja
Publication of JP2007252115A publication Critical patent/JP2007252115A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】半導体集積回路に搭載できる容量素子構造で安定な負帰還動作を行い、かつ、製造コストの低減化及び製造期間の短縮化を図ること。
【解決手段】帰還容量C2は、誤差増幅回路160の高周波ゲインを低下させて誤差増幅回路160からの差分電圧VEの値を安定させる。レベルシフト回路170は、電流源171と抵抗172とにより所定電圧VDを発生させ、帰還容量C2の入出力間電位差Vgを、電圧レベルがVDだけ上昇するようにレベルシフトさせる。レベルシフト回路170で発生させる電圧VDは、VD>VR−VLを満たす値に設定される。これにより、帰還容量C2の入出力間電位差Vgが常にVg>0を満たし、帰還容量C2が入出力間電位差Vgの変化に影響を受けず、安定した負帰還動作を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源回路に関し、特に、携帯機器で用いられる半導体集積回路で構成されたスイッチング電源回路に関する。
近年、携帯電話やデジタル・スチル・カメラなどの小型化・軽量化・低コスト化が必要とされる携帯機器の電源回路として、半導体集積回路で構成されたスイッチング電源回路が用いられている。従来のスイッチング電源回路について、図3を用いて説明する。
図3は、従来のスイッチング電源回路の回路構成を示す図である。
図3において、スイッチング電源回路10は、直流入力電圧を受ける入力端子1と、所定の出力電圧を出力する出力端子2と、パワートランジスタQ1、コイルL1、ダイオードD1、及び出力平滑コンデンサC1からなる電圧変換部3と、プリドライブ回路4と、PWM(Pulse Width Modulation)比較器5と、入出力端子間に帰還容量C2が接続され、検出電圧VRと目標電圧である基準電圧とを比較する誤差増幅回路6と、基準電圧を発生する基準電圧回路7と、三角波やのこぎり波のような基準信号を発生する基準信号発生回路8と、検出抵抗R1,R2からなる出力検出回路9とを備えて構成される。
電圧変換部3では、パワートランジスタQ1が、プリドライブ回路4で増幅されたPWM比較器5からのパルス信号に従ってスイッチング動作することにより、コイルL1はエネルギの蓄積と放出とを繰り返す。ダイオードD1及び出力平滑コンデンサC1は、コイルL1に発生する電圧を直流に変換して出力端子2から出力する。出力端子2から出力される電圧は、パワートランジスタQ1の導通期間を調整することによって制御することができ、負帰還動作(NFB:Negative FeedBack)によって安定化される。スイッチング電源回路10の負帰還動作について説明する。
誤差増幅回路6には、出力電圧を検出抵抗R1,R2で分圧した検出電圧VRと基準電圧回路7が発生する基準電圧とが入力され、誤差増幅回路6は、検出電圧VRと基準電圧とを比較する。検出電圧VRが基準電圧より高いとき、誤差増幅回路6の出力電圧は低下する。低下した誤差増幅回路6の出力電圧は、PWM比較器5に入力され、基準信号発生回路8からの基準信号と比較され、パワートランジスタQ1の導通時間が短くなるようなパルス信号がPWM比較器5から出力され、電圧変換部3により、出力端子2に発生する出力電圧は低下する。逆に、検出電圧VRが基準電圧より低いとき、誤差増幅回路6の出力電圧は上昇する。上昇した誤差増幅回路6の出力電圧は、PWM比較器5に入力され、基準信号発生回路8からの基準信号と比較され、パワートランジスタQ1の導通時間が長くなるようなパルス信号がPWM比較器5から出力され、電圧変換部3により、出力端子2に発生する出力電圧は上昇する。
以上のような負帰還動作によって、出力端子2に発生する出力電圧は、検出電圧VRと基準電圧とが等しくなるように制御される。また、出力検出回路9の検出抵抗R1,R2の抵抗値を可変することにより、所望の直流電圧出力を得ることができる。
PWM比較器5で生成されるパルス信号について、図4を用いて説明する。
図4は、基準信号発生回路の基準信号VOSC及び誤差増幅回路の出力電圧VEの波形を示す図である。図4の例では、基準信号発生回路の基準信号VOSCは、上限電圧VHと下限電圧VLとの範囲内で動作する三角波である。
PWM比較器5で生成されるパルス信号のパルス幅は、三角波である基準信号VOSCを出力電圧VEにより切取った幅である。したがって、検出電圧VRが基準電圧より低い場合、出力電圧が増加するようなパルス信号が生成され、検出電圧VRが基準電圧より高い場合、出力電圧が減少するようなパルス信号が生成される。
このような負帰還動作の安定化を実現する技術として、例えば、特許文献1に記載されている昇降圧型DC/DCコンバータがある。特許文献1記載の昇降圧型DC/DCコンバータは、電圧変換部が降圧部と昇圧部とを有する昇降圧コンバータで構成されており、降圧部及び昇圧部の制御を1つの誤差増幅回路の出力で行う。一般に、誤差増幅回路の位相補正回路では、無補正では高すぎる誤差増幅回路の高周波ゲインを低下させるために、帰還容量(図3のC2)を挿入した積分型誤差増幅回路を備える。
ところで、半導体集積回路で構成されたスイッチング電源回路においては、誤差増幅回路の安定動作のための帰還容量も、半導体製造工程の中でシリコンウエハ上に形成される。
以下、図面を参考にしながら従来技術のスイッチング電源回路の帰還容量について説明する。
図5は、スイッチング電源回路の帰還容量を形成するMNS(Metal Nitride Semiconductor)構造を示す図である。以下、MNS構造によって形成される容量素子をMNS容量と称する。
図5において、21は保護膜、22は金属電極、23はP型半導体シリコンウエハ、24はポリシリコン、25は窒化膜である。金属電極22のVa,Vbは、それぞれ、MNS容量20の端子電圧を示している。また、金属電極22は、ポリシリコン24上に形成された絶縁層である窒化膜25に形成された一方の金属電極22aと、ポリシリコン24に形成された他方の金属電極22bとからなる。
図5のように構成されたMNS容量20の電気特性について、図6を用いて説明する。
図6は、MNS容量20及び後述するMOS(Metal Oxide Semiconductor)容量30の電気的特性を示す図である。図6において、容量特性1は、MNS容量20の電気的特性を、容量特性2は、後述するMOS容量30の電気的特性をそれぞれ示している。
図6の容量特性1に示されるように、MNS容量20は、金属電極間電位差Vg=Va−Vbに依存することなく、一定の容量値を示している。これは、ポリシリコン24上に形成された窒化膜25の絶縁層幅がVgに依存しないことに起因している。
このようなMNS構造を実現するためには、ポリシリコン24上に絶縁膜(この場合は、窒化膜25)を形成する必要がある。この絶縁膜の形成工程は、MOS容量30のMOSトランジスタの形成工程とは別の工程であり、製造工程の増加を発生させ、製造コストの増大を招いていた。
そこで、製造工程の増加を招かないMOS構造の容量素子の形成方法がある。以下、MOS構造によって形成される容量素子をMOS容量と称する。
図7は、スイッチング電源回路の帰還容量を形成するMOS構造を示す図である。
図7において、31は保護膜、32は金属電極、33はP型半導体シリコンウエハ、34はポリシリコン、35は酸化シリコン(SiO)、36はN型半導体である。金属電極32のVa,Vbは、それぞれ、MOS容量30の端子電圧を示している。また、金属電極32は、N型半導体36上の酸化シリコン35を絶縁膜とし、酸化シリコン35上のポリシリコン34に形成された一方の金属電極32aと、P型半導体シリコンウエハ33内に形成されたN型半導体36に形成された他方の電極32bとからなる。この構造は、MOSトランジスタを形成する製造工程の中で実現することが可能であり、製造工程を増大させることなく、製造期間を短縮することができる。
ところが、MOS容量30は、図6の容量特性2に示されるように、金属電極間電位差Vgにより容量値が変化する。
MOS容量30の単位面積当りの静電容量Cは、以下の式(1)、(2)で表される。
Figure 2007252115
OX:単位面積当りの酸化膜容量、εOX:SiOの比誘電率(=3.82)、ε:真空の誘電率(=8.85×10−14(F/cm))、Vg:ゲート電圧、q:単位電荷(1.602×10−19(C))、ND:ドナー濃度(個/cm)、εSi:真性シリコンの比誘電率(11.7)、tOX:SiOの膜厚
また、式(1)をCで規格化すると以下の式(3)が得られる。
Figure 2007252115
以下、図面を参考にしながら、MOS容量30の電気的特性を説明する。
金属電極間電位差Vgにより、MOS容量30は、図6で示すように、(i)、(ii)、(iii)の3つの状態が存在する。
(i)Vg>0Vの場合
図8(A)は、Vg>0VにおけるMOS容量30の状態を示す図である。図8(B)は、図8(A)のMOS容量30の等価回路を示す図である。
図8(A)に示すように、Vg>0Vの場合、N型半導体36の表面には、電子50が存在し、空乏層が存在しないので、酸化シリコン35の厚さtOXのみで単位面積当りの容量が決定される。すなわち、図8(B)の等価回路に示すように、MOS容量30の単位面積当りの静電容量Cは、酸化シリコン35の単位面積当りの酸化膜容量COXと等価になる。したがって、MOS容量30の電気的特性は、図6の線分aのように、金属電極間電位差Vgに依存しない特性を示す。
(ii)Vg<0Vの場合
図9(A)は、Vg<0VにおけるMOS容量30の状態を示す図である。図9(B)は、図9(A)のMOS容量30の等価回路を示す図である。
図9(A)に示すように、Vg<0Vの場合、N型半導体36の表面の電子は金属電極間電位差Vgにより遠ざけられ、空乏層が増加し、N型半導体36の表面には、正イオン60が現れてくる。すなわち、図9(B)の等価回路は、増加した空乏層幅tによる空乏層容量CとCOXとを直列接続した回路となる。したがって、MOS容量30の電気的特性は、図6の線分bのように、C/COXがVgの平方根に比例して減少し、金属電極間電位差Vgに依存する特性を示す。
(iii)Vg≪0V(≒−0.7V〜−1V)の場合
図10(A)は、Vg≪0V(≒−0.7V〜−1V)におけるMOS容量30の状態を示す図である。図10(B)は、図10(A)のMOS容量30の等価回路を示す図である。
図10(A)に示すように、Vg≪0V(≒−0.7V〜−1V)の場合、N型半導体36の表面に強反転層が形成され、空乏層が一定値(tbth)となる。空乏層幅tbthによる空乏層容量をCbthとすると、図10(B)の等価回路は、空乏層容量CbthとCOXとを直列接続した回路となる。したがって、MOS容量30の電気的特性は、図6の線分cのように、Vgに依存しない一定値となるが、容量値は、(i)の場合の1/3〜1/5程度まで低下する。
特開2000−166223号公報
上述したように、MOS容量は、金属電極間電位差により容量値が変化するので、スイッチング電源回路の中で安定した負帰還動作を実現する目的で使用することは、非常に困難である。
具体的な例として、図3の誤差増幅回路6の入出力間に挿入する帰還容量C2にMOS容量を用いた場合について説明する。
図3の帰還容量C2の入出力電圧差Vgは、次の式(4)のように、誤差増幅回路6の出力電圧VEと検出電圧VRとの差で与えられる。
Vg=VE−VR …(4)
誤差増幅回路6の出力電圧VEは、PWM比較器5に入力される基準信号VOSCの上限電圧VHと下限電圧VLとの範囲内で動作するので、Vg>0の場合、VE−VRの差分電圧によらず帰還容量C2の容量値は一定になるが、Vg<0、又はVg≪0の場合、空乏層の形成と強反転層の形成により帰還容量C2の容量値は減少する。このような誤差増幅回路6の出力電圧VEと検出電圧VRとの電圧差により帰還容量C2の容量値が変動する状況下では、スイッチング電源回路10の負帰還動作を安定に行うことは困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、半導体集積回路に搭載できる容量素子構造で安定な負帰還動作を行い、かつ、製造コストの低減化及び製造期間の短縮化を図ることができるスイッチング電源回路を提供することを目的とする。
本発明のスイッチング電源回路は、供給された直流入力電圧を、オンオフ動作するスイッチング素子を介した後、整流平滑して所定の直流出力電圧に変換するスイッチング電源回路であって、前記直流出力電圧と目標電圧とを比較して前記直流出力電圧と前記目標電圧との差分電圧を発生する誤差増幅回路と、第1の電位と第2の電位との間を所定の周波数で増減する基準信号を生成する基準信号発生回路と、前記差分電圧と前記基準信号とを比較して、前記スイッチング素子を制御するパルス信号を出力するパルス幅変調回路と、前記誤差増幅回路の入出力端子間に挿入され、該誤差増幅回路で発生する高周波ゲインを低下させて前記差分電圧の値を安定させる帰還容量と、前記帰還容量の入出力間電位差が所定の電位差となるように前記誤差増幅回路の入出力端子間の電圧レベルをシフトするレベルシフト回路とを有する構成を採る。
また、本発明のスイッチング電源回路は、供給された直流入力電圧を、オンオフ動作するスイッチング素子を介した後、整流平滑して所定の直流出力電圧に変換するスイッチング電源回路であって、前記直流出力電圧と目標電圧とを比較して前記直流出力電圧と前記目標電圧との差分電圧を発生する誤差増幅回路と、第1の電位と第2の電位との間を所定の周波数で増減する基準信号を生成する基準信号発生回路と、前記差分電圧と前記基準信号とを比較して、前記スイッチング素子を制御するパルス信号を出力するパルス幅変調回路と、前記誤差増幅回路の入出力端子間に挿入され、該誤差増幅回路で発生する高周波ゲインを低下させて前記差分電圧の値を安定させる帰還容量と、前記誤差増幅回路の出力側に挿入され、前記誤差増幅回路の出力端子の電位と前記誤差増幅回路の入力端子の電位との電位差が所定の電位差となるように前記誤差増幅回路の入出力端子間の電圧レベルをシフトするレベルシフト回路とを有する構成を採る。
本発明によれば、MOS構造により形成される汎用の容量素子を帰還容量として用いることができ、金属電極間電位差の変化による帰還容量の容量値の減少が負帰還動作に及ぼす影響を低減し、安定した負帰還動作を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源回路の回路構成を示す図である。
図1において、スイッチング電源回路100は、直流入力電圧を入力する入力端子110と、オンオフ動作するスイッチング素子により直流入力電圧を直流出力電圧に変換する電圧変換部120と、電圧変換部120からの直流電圧を出力する出力端子130と、検出抵抗R1,R2からなる出力検出回路140と、基準電圧回路150と、誤差増幅回路160と、帰還容量C2と、電流源171及び抵抗172からなるレベルシフト回路170と、基準信号発生回路180と、PWM比較器190と、プリドライブ回路200とを備えて構成される。帰還容量C2及びレベルシフト回路170は、誤差増幅回路160の入出力端子間に直列に接続されている。
電圧変換部120は、パワートランジスタQ1、コイルL1、ダイオードD1、及び出力平滑コンデンサC1からなり、プリドライブ回路200からのパルス信号に従って、入力端子110に入力した直流入力電圧を電圧変換して出力端子130に出力する。この電圧変換は、まず、パワートランジスタQ1が、プリドライブ回路200からのパルス信号に従ってスイッチング動作することにより、コイルL1がエネルギの蓄積と放出とを繰り返し、そして、ダイオードD1及び出力平滑コンデンサC1が、コイルL1に発生する電圧を直流に変換する。
電圧変換後の直流電圧は、パワートランジスタQ1の導通時間によって変化し得る。電圧変換された直流電圧(出力電圧)は、出力検出回路140にフィードバックされ、負帰還動作により所望の出力電圧となる。
出力検出回路140は、フィードバックされた出力電圧を分圧して検出電圧VRを取出して、誤差増幅回路160の反転入力端子に出力する。検出電圧VRは、R1とR2との比を変化させることにより制御可能であり、例えば、R1:R2=1:1の場合、検出電圧VRは、フィードバックされた出力電圧の1/2となる。
基準電圧回路150は、出力端子130から出力される直流電圧の目標値となる基準電圧を発生する。発生した基準電圧は、誤差増幅回路160の非反転入力端子に出力される。
誤差増幅回路160は、出力電圧を検出抵抗R1,R2で分圧した検出電圧VRと基準電圧回路150からの基準電圧とを比較する。検出電圧VRと基準電圧との差分電圧VEは、PWM比較器190の非反転入力端子に入力される。誤差増幅回路160から出力される電圧VEは、検出電圧VRが基準電圧よりも高い場合には負の値となり、検出電圧VRが基準電圧よりも低い場合には正の値となる。
帰還容量C2は、誤差増幅回路160の反転入力端子と出力端子との間に挿入され、誤差増幅回路160の高周波ゲインを低下させて誤差増幅回路160からの差分電圧VEの値を安定させる。本実施の形態では、帰還容量C2は、図7のMOS容量30で構成されているものとして説明する。MOS容量30の電極32bは、誤差増幅回路160の反転入力端子側に接続され、電極32aは、レベルシフト回路170に接続されている。
レベルシフト回路170は、誤差増幅回路160の反転入力端子と出力端子との間に挿入されている。また、レベルシフト回路170は、帰還容量C2を構成するMOS容量30の電極32aと誤差増幅回路160の出力端子側とに接続されている。レベルシフト回路170は、電流源171と抵抗172とにより所定電圧VDを発生させ、帰還容量C2の入出力間電位差Vgを、電圧レベルがVDだけ上昇するようにレベルシフトさせる。すなわち、帰還容量C2の入出力間電位差Vgは、誤差増幅回路160からの差分電圧VEとレベルシフト回路170で発生させる電圧VDとの和から、誤差増幅回路160の反転入力端子に入力する検出電圧VRを引いた値で示される。
レベルシフト回路170で発生させる電圧VDの値は、出力検出回路140からの検出電圧VRと後述する基準信号VOSCの第2の電位VLとの電位差よりも大きい値に設定される。この条件の導出については、後の動作説明で詳細に説明する。
基準信号発生回路180は、例えば、振幅が0.1V〜0.7V程度で、所定の周波数で繰り返される三角波やのこぎり波のような基準信号VOSCを生成し、PWM比較器190の反転入力端子に出力する。基準信号VOSCは、上限電圧VHと下限電圧VLとの範囲内の周期的な信号である(図4参照)。
PWM比較器190は、誤差増幅回路160からの出力電圧VEと基準信号発生回路180からの基準信号VOSCとを比較し、電圧変換部120からの出力電圧を制御するパルス信号を生成してプリドライブ回路200に出力する。PWM比較器190で生成されるパルス信号のパルス幅は、基準信号VOSCを誤差増幅回路160の出力電圧VEにより切取った幅である。したがって、検出電圧VRが基準電圧より低い場合、電圧変換部120からの出力電圧が増加するようなパルス信号、つまり、パワートランジスタQ1の導通時間を長くするパルス信号が生成される。一方、検出電圧VRが基準電圧より高い場合、出力電圧が減少するようなパルス信号、つまり、パワートランジスタQ1の導通時間を短くするパルス信号が生成される。
プリドライブ回路200は、PWM比較器190からのパルス信号を増幅して電圧変換部120に出力する。
以下、上述のように構成されたスイッチング電源回路100の動作について説明する。まず、スイッチング電源回路100の負帰還動作を説明する。
入力端子110に入力された直流入力電圧は、電圧変換部120で、プリドライブ回路200からのパルス信号に従って電圧変換され、出力端子130から出力されるとともに、出力検出回路140にフィードバックされる。
電圧変換部120における電圧変換は、具体的には、次のようにして行われる。まず、パワートランジスタQ1が、プリドライブ回路200からのパルス信号に従ってスイッチング動作することにより、コイルL1は、エネルギの蓄積と放出とを繰り返す。そして、ダイオードD1及び出力平滑コンデンサC1は、コイルL1に発生する電圧を直流に変換する。
出力検出回路140では、フィードバックされた出力電圧が検出抵抗R1,R2により分圧されて検出電圧VRが発生し、発生した検出電圧VRは、誤差増幅回路160の反転入力端子に入力する。
誤差増幅回路160では、出力電圧を検出抵抗R1,R2で分圧した検出電圧VRと基準電圧回路150で発生された基準電圧とが比較される。検出電圧VRと基準電圧との差分電圧VEは、PWM比較器190の非反転入力端子に入力される。
誤差増幅回路160からの差分電圧VEがPWM比較器190に入力されると、PWM比較器190は、差分電圧VEと基準信号発生回路180からの基準信号VOSCとを比較し、電圧変換部120からの出力電圧を制御するパルス信号を生成する。生成されたパルス信号は、プリドライブ回路200で増幅されて電圧変換部120に入力する。
具体的には、PWM比較器190で生成されるパルス信号は、検出電圧VRが基準信号電圧よりも高い場合、パワートランジスタQ1の導通時間を短くして電圧変換部120からの出力電圧を低下させ、逆に、検出電圧VRが基準電圧よりも低い場合、パワートランジスタQ1の導通時間を長くして電圧変換部120からの出力電圧を上昇させるように制御されている。したがって、出力端子130から出力される出力電圧は、出力検出回路140からの検出電圧VRと基準電圧回路150からの基準電圧とが等しくなるように制御される。
このように、出力端子130からの出力電圧を常にフィードバックして制御することにより、安定した出力電圧を得ることができる(負帰還動作)。
次に、誤差増幅回路160の入出力端子間に直列に接続された帰還容量C2及びレベルシフト回路170の動作について説明する。
帰還容量C2は、誤差増幅回路160の高周波ゲインを低下させて誤差増幅回路160からの差分電圧VEの値を安定させる。
レベルシフト回路170は、電流源171と抵抗172とにより所定電圧VDを発生させ、帰還容量C2の入出力間電位差Vgを、電圧レベルがVDだけ上昇するようにレベルシフトさせる。すなわち、帰還容量C2の入出力間電位差Vgは、誤差増幅回路160からの差分電圧VEとレベルシフト回路170で発生させる電圧VDとの和から、誤差増幅回路160の反転入力端子に入力する検出電圧VRを引いた値で示される。
レベルシフト回路170で発生させる電圧VDは、出力検出回路140からの検出電圧VRと基準信号発生回路180からの基準信号VOSCの第2の電位VLとの電位差よりも大きい値に設定される。以下、この条件の導出について説明する。
上記のように、帰還容量C2を構成するMOS容量30の金属電極間電位差Vgは、誤差増幅回路160の出力電圧VEとレベルシフト回路170で発生させる電圧VDとの和から、誤差増幅回路160の反転入力端子に入力する検出電圧VRを引いた値で示される。また、帰還容量C2が金属電極間電位差Vgに影響を受けずに一定値である(Vg>0)という条件の下では、金属電極間電位差Vgは、次の式(5)を満たす。
Vg=(VE+VD)−VR>0 …(5)
また、誤差増幅回路160の出力電圧VEは、基準信号発生回路180で発生される基準信号VOSCの第1の電位VHと第2の電位VLとの間で動作するので、次の式(6)が成立する。
VE≧VL …(6)
そして、誤差増幅回路160の出力電圧VEが最小値をとるとき、上記式(5)及び式(6)より、上述したレベルシフト回路170で発生させる電圧VDの値の条件を示す次の式(7)式が与えられる。
VD>VR−VL …(7)
このように、レベルシフト回路170で発生させる電圧VDを、誤差増幅回路160の反転入力端子の電位VRと基準信号VOSCの第2の電位VLとの電位差よりも大きい値に設定することにより、帰還容量C2が金属電極間電位差Vgに影響を受けずに一定値をとるように(Vg>0)、帰還容量C2の入出力間電位差Vgがレベルシフトされる。
レベルシフト回路170で発生させる電圧VDの値は、例えば、スイッチング電源回路100の製造時に、使用目的に応じた電流源171及び抵抗172を組み込むことにより実現することができる。また、電流源171及び抵抗172を可変のデバイスとすることもできる。これにより、帰還容量C2の入出力間電位差Vgが常にVg>0を満たすようにすることができる。
携帯電話やデジタル・スチル・カメラのスイッチング電源回路では、VR=0.8V〜1.3V、VL=0.1V〜0.6V程度である。例えば、VR=0.8V、VL=0.6Vとすると、レベルシフト回路170の発生電圧VDは、0.2V以上必要となる。レベルシフト回路170の発生電圧VDを0.2Vとすることは、例えば、レベルシフト回路170の電流源171の発生電流を30μA、抵抗172の抵抗値を66kΩとすることにより実現可能である。この値は、半導体集積回路に容易に形成できる値である。すなわち、このような特性をもつ電流源171及び抵抗172は、半導体集積回路に用いられる汎用のデバイスを利用することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レベルシフト回路170が、電圧VDを発生して帰還容量C2の入出力間電圧差Vgをレベルシフトさせ、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgを常にVg>0を満たすので、負帰還動作時の誤差増幅回路160の動作を、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgに依存することなく常に安定して行うことができる。すなわち、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgの変化による容量値の減少が負帰還動作に及ぼす影響を低減して、安定した負帰還動作を実現することができる。
また、本実施の形態では、誤差増幅回路160の帰還容量C2の動作域を、誤差増幅回路160の入出力端子間に挿入されたレベルシフト回路170により直接レベルシフトしているので、誤差増幅回路160の特性(例えば、経年変化、バラツキ等)にかかわらず、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgを常にVg>0を満たすようにすることができる。
したがって、帰還容量C2にMOS構造の容量素子を用いた場合に、スイッチング電源回路100の負帰還動作を安定して行うことができ、製造コストの低減及び製造期間の短縮と、制御安定性とを両立させることができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源回路の回路構成を示す図である。図1と同一の構成部分には同一の符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図2において、スイッチング電源回路300は、直流入力電圧を入力する入力端子110と、電圧変換部120と、電圧変換部120からの直流電圧を出力する出力端子130と、検出抵抗R1,R2からなる出力検出回路140と、基準電圧回路150と、誤差増幅回路160と、帰還容量C2と、電流源311及び抵抗312からなるレベルシフト回路310と、基準信号発生回路180と、PWM比較器190と、プリドライブ回路200とを備えて構成される。レベルシフト回路310は、誤差増幅回路160の出力端子とPWM比較器190の非反転入力端子との間に挿入されている。
以下、上述のように構成されたスイッチング電源回路300の動作について説明する。スイッチング電源回路300の基本動作は、実施の形態1と同様であるため説明を省略し、本実施の形態では、帰還容量C2、及び誤差増幅回路160の出力端子とPWM比較器190の非反転入力端子との間に接続されたレベルシフト回路310の動作について説明する。
帰還容量C2は、誤差増幅回路160の反転入力端子と出力端子との間に挿入され、誤差増幅回路160の高周波ゲインを低下させて誤差増幅回路160からの差分電圧VEの値を安定させる。本実施の形態でも、帰還容量C2は、図7のMOS容量30で構成されているものとして説明する。MOS容量30の電極32bは、誤差増幅回路160の反転入力端子側に接続され、電極32aは、誤差増幅回路160の出力端子側に接続されている。
レベルシフト回路310は、電流源311と抵抗312とにより所定電圧VDを発生させ、誤差増幅回路160の出力端子の電位VEと誤差増幅回路160の反転入力端子の電位VRとの電位差Vgを、電圧レベルがVDだけ上昇するようにレベルシフトさせる。レベルシフト回路310で発生させる電圧VDの値は、出力検出回路140からの検出電圧VRと基準信号VOSCの第2の電位VLとの電位差よりも大きい値に設定される。
次に、レベルシフト回路310の発生電圧VDの条件の導出について説明する。
帰還容量C2を構成するMOS容量30の金属電極間電位差Vgは、誤差増幅回路160の出力電圧VEから誤差増幅回路160の反転入力端子に入力する検出電圧VRを引いた値で示される。また、帰還容量C2が金属電極間電位差Vgに影響を受けずに一定値である(Vg>0)という条件の下では、金属電極間電位差Vgは、次の式(8)を満たす。
Vg=VE−VR>0 …(8)
また、PWM比較器190の非反転入力端子電圧VCは、次の式(9)のように、誤差増幅回路160の出力電圧VEからレベルシフト回路310の発生電圧VDを引いた値で示される。よって、誤差増幅回路160の出力電圧VEは、次の式(10)で示される。
VC=VE−VD …(9)
VE=VC+VD …(10)
ここで、式(10)を式(8)に代入することにより、次の式(11)が与えられる。
Vg=(VC+VD)−VR>0 …(11)
また、PWM比較器190の非反転入力端子電圧VCは、基準信号発生回路180で発生される基準信号VOSCの第1の電位VHと第2の電位VLとの間で動作するので、次の式(12)が成立する。
VC≧VL …(12)
そして、PWM比較器190の非反転入力端子電圧VCが最小値をとるとき、上記式(11)及び式(12)より、上述したレベルシフト回路310で発生させる電圧VDの値の条件を示す次の式(13)式が与えられる。
VD>VR−VL …(13)
このように、レベルシフト回路310で発生させる電圧VDを、誤差増幅回路160の反転入力端子の電位VRと基準信号VOSCの第2の電位VLとの電位差よりも大きい値に設定することにより、帰還容量C2が誤差増幅回路160の出力端子の電位VEと誤差増幅回路160の反転入力端子の電位VRとの電位差Vgに影響を受けずに一定値をとるように(Vg>0)、誤差増幅回路160の入出力間電位差Vgがレベルシフトされる。
レベルシフト回路310で発生させる電圧VDの値は、例えば、スイッチング電源回路300の製造時に、使用目的に応じた電流源311及び抵抗312を組み込むことにより実現することができる。また、電流源311及び抵抗312を可変のデバイスとすることもできる。これにより、帰還容量C2の入出力間電位差Vgが常にVg>0を満たすようにすることができる。
携帯電話やデジタル・スチル・カメラのスイッチング電源回路では、VR=0.8V〜1.3V、VL=0.1V〜0.6V程度である。例えば、VR=0.8V、VL=0.6Vとすると、レベルシフト回路310の発生電圧VDは、0.2V以上必要となる。レベルシフト回路310の発生電圧VDを0.2Vとすることは、例えば、レベルシフト回路310の電流源311の発生電流を30μA、抵抗312の抵抗値を66kΩとすることにより実現可能である。この値は、半導体集積回路に容易に形成できる値である。すなわち、このような特性をもつ電流源311及び抵抗312は、半導体集積回路に用いられる汎用のデバイスを利用することが可能である。
このように、本実施の形態によれば、レベルシフト回路310が、電圧VDを発生して誤差増幅回路160の出力端子の電位VEと誤差増幅回路160の反転入力端子の電位VRとの電位差Vgをレベルシフトさせ、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgを常にVg>0を満たすようにするので、負帰還動作時の誤差増幅回路160の動作を、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgに依存することなく常に安定して行うことができる。すなわち、帰還容量C2の入出力間電圧差Vgの変化による容量値の減少が負帰還動作に及ぼす影響を低減し、安定した負帰還動作を実現することができる。
特に、本実施の形態では、レベルシフト回路310を誤差増幅回路160の出力側に設けているので、誤差増幅回路160及び帰還容量C2の構造自体には変更がない。すなわち、MOS構造を変えることなく実施することができる。これにより、既存の構成のスイッチング電源回路にレベルシフト回路310を追加するという簡易な構成により実施が可能となるため、容易に導入が可能であり、汎用性に優れるという利点がある。
本発明のスイッチング電源回路は、半導体集積回路に搭載できる容量素子構造で安定な負帰還動作を行い、かつ、製造コストの低減化及び製造期間の短縮化を図ることができる効果を有し、携帯機器で用いられる半導体集積回路で構成されたスイッチング電源回路として有用である。
本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源回路の回路構成を示す図 従来のスイッチング電源回路の回路構成を示す図 基準信号発生回路の基準信号VOSC及び誤差増幅回路の出力電圧VEの波形を示す図 スイッチング電源回路の帰還容量を形成するMNS構造を示す図 MNS容量及びMOS容量の電気的特性を示す図 スイッチング電源回路の帰還容量を形成するMOS構造を示す図 Vg>0VにおけるMOS容量の状態及びMOS容量の等価回路を示す図 Vg<0VにおけるMOS容量の状態及びMOS容量の等価回路を示す図 Vg≪0VにおけるMOS容量の状態及びMOS容量の等価回路を示す図
符号の説明
100、300 スイッチング電源回路
110 入力端子
120 電圧変換部
130 出力端子
140 出力検出回路
150 基準電圧回路
160 誤差増幅回路
170、310 レベルシフト回路
171、311 電流源
172、312 抵抗
180 基準信号発生回路
190 PWM比較器
200 プリドライブ回路
Q1 パワートランジスタ
L1 コイル
D1 ダイオード
C1 出力平滑コンデンサ
C2 帰還容量
R1、R2 検出抵抗

Claims (7)

  1. 供給された直流入力電圧を、オンオフ動作するスイッチング素子を介した後、整流平滑して所定の直流出力電圧に変換するスイッチング電源回路であって、
    前記直流出力電圧と目標電圧とを比較して前記直流出力電圧と前記目標電圧との差分電圧を発生する誤差増幅回路と、
    第1の電位と第2の電位との間を所定の周波数で増減する基準信号を生成する基準信号発生回路と、
    前記差分電圧と前記基準信号とを比較して、前記スイッチング素子を制御するパルス信号を出力するパルス幅変調回路と、
    前記誤差増幅回路の入出力端子間に挿入され、該誤差増幅回路で発生する高周波ゲインを低下させて前記差分電圧の値を安定させる帰還容量と、
    前記帰還容量の入出力間電位差が所定の電位差となるように前記誤差増幅回路の入出力端子間の電圧レベルをシフトするレベルシフト回路と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 供給された直流入力電圧を、オンオフ動作するスイッチング素子を介した後、整流平滑して所定の直流出力電圧に変換するスイッチング電源回路であって、
    前記直流出力電圧と目標電圧とを比較して前記直流出力電圧と前記目標電圧との差分電圧を発生する誤差増幅回路と、
    第1の電位と第2の電位との間を所定の周波数で増減する基準信号を生成する基準信号発生回路と、
    前記差分電圧と前記基準信号とを比較して、前記スイッチング素子を制御するパルス信号を出力するパルス幅変調回路と、
    前記誤差増幅回路の入出力端子間に挿入され、該誤差増幅回路で発生する高周波ゲインを低下させて前記差分電圧の値を安定させる帰還容量と、
    前記誤差増幅回路の出力側に挿入され、前記誤差増幅回路の出力端子の電位と前記誤差増幅回路の入力端子の電位との電位差が所定の電位差となるように前記誤差増幅回路の入出力端子間の電圧レベルをシフトするレベルシフト回路と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
  3. 前記レベルシフト回路は、前記誤差増幅回路の入出力端子間に挿入された前記帰還容量と直列回路を構成することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
  4. 前記帰還容量は、MOS構造の容量素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
  5. 前記レベルシフト回路は、抵抗と、該抵抗に所定の直流電流を流す電流源とから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
  6. 前記レベルシフト回路は、前記帰還容量の入出力間電位差を正の値とするレベルシフトを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
  7. 前記レベルシフト回路のレベルシフト量は、前記誤差増幅回路の反転入力端子の電位と前記基準信号の第2の電位との電位差以上に設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
JP2006073444A 2006-03-16 2006-03-16 スイッチング電源回路 Withdrawn JP2007252115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073444A JP2007252115A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 スイッチング電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073444A JP2007252115A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 スイッチング電源回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007252115A true JP2007252115A (ja) 2007-09-27

Family

ID=38595836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006073444A Withdrawn JP2007252115A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 スイッチング電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007252115A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183616A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Toshiba Corp 動作制御回路、dc−dcコンバータ制御回路及びdc−dcコンバータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183616A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Toshiba Corp 動作制御回路、dc−dcコンバータ制御回路及びdc−dcコンバータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100967474B1 (ko) 스위칭 레귤레이터 및 이것을 구비한 전자 기기
US6570368B2 (en) Switching power supply device for suppressing an increase in ripple output voltage
US20080218142A1 (en) Current detector circuit and current mode switching regulator
CN100527578C (zh) 用于快速实现参考电压跃迁的补偿偏移校正方法和控制电路
US9252757B2 (en) Oscillator circuit with output slope proportional to supply voltage
CN111869072B (zh) 一种电压转换电路的控制电路
JP2010011576A (ja) スイッチングレギュレータ
US7285944B2 (en) DC-DC converter
KR101086104B1 (ko) 검출회로 및 전원 시스템
CN111740591B (zh) 具有续流二极管电压补偿的恒压开关电源电路
JP2009278797A (ja) 昇圧コンバータ
US20110181265A1 (en) Dc/dc converter circuit
KR101774601B1 (ko) 스위칭 레귤레이터 제어 회로 및 스위칭 레귤레이터
CN115378413A (zh) 控制电路及控制方法
JP2010283999A (ja) 電源装置、制御回路、電源装置の制御方法
US20100117611A1 (en) Regulator circuit having N-type MOS transistor controlled by error amplifier
CN115242227B (zh) 适用于pfm控制芯片的频率控制电路及相关装置
JP6395318B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2007252115A (ja) スイッチング電源回路
JP5287205B2 (ja) 電源回路及びその動作制御方法
TWI530089B (zh) 誤差放大器
JP2009071952A (ja) スイッチングレギュレータ
CN109980930B (zh) 振荡器及使用该振荡器之关联的直流转直流转换器
JP2007282381A (ja) 電源回路
US8350547B2 (en) DC to DC converter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20081128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100120