JP2007251602A - アンプ装置、これを備えたテレビジョン受信機 - Google Patents

アンプ装置、これを備えたテレビジョン受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ったアンプ装置、及びこのアンプ装置を備えたテレビジョン受信機を提供することである。
【解決手段】アンプ装置100は、入力ソースの切替えを制御する入力ソース制御部(制御部2)と、入力ソース毎に出力音量レベルを保存する音量保存部14と、入力ソースが切替えられたとき、当該切替え前の出力音量レベルと切替え後の入力ソースに対応する音量保存部14の出力音量レベルとの差が第1の所定値以上か否かを判定する音量判定部(制御部2)と、音量判定部で、当該切替え前の出力音量レベルが切替え後の入力ソースの出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定した場合、切替え後の入力ソースの新しい出力音量レベルとして当該切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行う音量制御部(制御部2)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンプ装置、及びこれを備えたテレビジョン受信機に関するものである。
従来、テレビジョン放送を受信するテレビジョン受信機は、内部に音量の出力レベルを可変させるアンプ装置が搭載されている。そして、テレビジョン受信機は、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤやビデオテープレコーダなどの機器を外部接続機器として接続することもできる。ユーザは、リモコン(リモートコントローラ)などに設置される音量調整部を調整することにより、テレビジョン受信機に搭載されるアンプ装置が、音量の出力レベルをユーザの調整に応じて可変することで、テレビジョン放送や接続された外部接続機器の音声を好みの音量で聴くことができる。また、アンプ装置は、ユーザが設定した出力音量レベルを共通の出力音量レベルとして保存して、入力ソース(テレビジョン放送や外部接続機器)を切替えた場合にも保存した共通の出力音量レベルで音声を出力することができる。
しかし、テレビジョン放送を受信する場合や外部接続機器などを接続する場合、アンプ装置に入力するテレビジョン信号やビデオ信号などの入力レベルがそれぞれ異なるために、従来のように、入力ソースを切替えた場合、ユーザが設定した共通の出力音量レベルを用いて出力しても、実際に出力される音量は異なってしまう。従って、ユーザは、入力ソースを切替える毎に音量調整部を操作して音量を調整し、聴き易い音量にすることが必要となるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ったアンプ装置、及びこのアンプ装置を備えたテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明のアンプ装置は、入力ソースの切替えを制御する入力ソース制御部と、入力ソース毎に出力音量レベルを保存する音量保存部と、入力ソース制御部からの信号により、入力ソースが切替えられたとき、切替え前の出力音量レベルと切替え後の入力ソースに対応する音量保存部の出力音量レベルとの差が第1の所定値以上か否かを判定する音量判定部と、音量判定部で、切替え前の出力音量レベルが切替え後の入力ソースの出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定した場合、切替え後の入力ソースの新しい出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行う音量制御部とを備えることを特徴とする。
このようなアンプ装置によれば、音量保存部は、入力ソース毎に出力音量レベルを保存する。そして、入力ソース制御部により、入力ソースが切替えられると、音量判定部は、切替え前の出力音量レベルと切替え後の入力ソースに対応する音量保存部に保存される出力音量レベルとの差が第1の所定値以上か否かを判定し、出力音量レベルの差が第1の所定値以上大きいと判定した場合には、音量制御部は、切替え後の入力ソースの新しい出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行う。この構成および動作により、切替え前の入力ソースと切替え後の入力ソースとの出力音量レベルの差を少なくすることができる。それにより、入力ソースを切替えた場合、ユーザを驚かせる音量で出力することを低減できる。また、入力ソースを切替えた場合、ユーザにその都度、リモコンなどで出力音量レベルを調整させる必要性を低減できる。従って、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるアンプ装置を提供できる。
上記アンプ装置において、音量制御部は、音量判定部で、切替え前の出力音量レベルが切替え後の出力音量レベルよりも第1の所定値未満と判定した場合、切替え後の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルと同一とする制御を行っても良い。
このようなアンプ装置によれば、切替え前の出力音量レベルが切替え後の出力音量レベルよりも第1の所定値未満と判定した場合には、切替え前の入力ソースと切替え後の入力ソースとの出力音量レベルの差は少ないとして、切替え後の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルと同一とする。これにより、上記と同様の効果を奏することができる。
上述した目的を達成するために、本発明のテレビジョン受信機は、上述したいずれかのアンプ装置と、テレビジョン放送をチャンネル毎に選択して受信する受信部とを備えることを特徴とする。
このようなテレビジョン受信機によれば、受信部でテレビジョン放送を受信し、アンプ装置により、入力ソースをテレビジョン放送に切替えて、テレビジョン放送を聴くことができる。また、上述したアンプ装置における効果を同様に奏することができることにより、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるテレビジョン受信機を提供できる。
上記テレビジョン受信機において、チャンネル毎の番組情報を取得する番組情報取得部と、番組情報取得部で取得した番組情報からコマーシャル放送時刻を取得し、入力ソースがテレビジョン放送に切替えられたときの切替時刻が当該コマーシャル放送時刻の範囲内か否かを判定する番組情報判定部とを備え、音量制御部は、音量判定部で、切替え前の出力音量レベルがテレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定され、更に番組情報判定部で、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内に入っていると判定された場合、コマーシャル放送時刻範囲内では、テレビジョン放送の出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルから第2の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行い、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内に入っていないと判定された場合、テレビジョン放送の出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行うことが好ましい。
このようなテレビジョン受信機によれば、番組情報取得部でチャンネル毎の番組情報を取得し、その番組情報に含まれるコマーシャル放送時刻を取得する。入力ソースがテレビジョン放送に切替ったとき、切替え前の出力音量レベルがテレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きく、更に切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内である場合には、テレビジョン放送の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルから第2の所定値分下げ、また、コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていない場合には、テレビジョン放送の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げる。この構成および動作により、コマーシャル放送時に受信される音声信号の入力レベルが、コマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)に受信される音声信号の入力レベルよりも大きい場合には、第1の所定値よりも第2の所定値を大きく設定することにより、コマーシャル放送時における出力音量レベルを下げることができ、ユーザを驚かせる音量で出力することを低減でき、コマーシャル放送を聴き易くさせる。また、コマーシャル放送時に受信される音声信号の入力レベルが、コマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)に受信される音声信号の入力レベルよりも小さい場合には、第1の所定値よりも第2の所定値を小さく設定することにより、コマーシャル放送時における出力音量レベルを上げることができ、コマーシャル放送を聴き易くさせる。
一般にテレビジョン放送において、コマーシャル放送時の音声信号の入力レベルに比べて、番組放送時の音声信号の入力レベルの方が低い場合が多いため、テレビジョン放送に入力ソースを切替えた切替時刻がコマーシャル放送時の範囲内に入っていた場合の方が、番組放送時の範囲内に入っている時よりも音声が大きくなるため、第1の所定値よりも第2の所定値を大きく設定することが好ましい。
従って、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を更に図ることができるテレビジョン受信機を提供できる。
上記テレビジョン受信機において、チャンネル毎の番組情報を取得する番組情報取得部と、番組情報取得部で取得した番組情報からコマーシャル放送時刻を取得し、入力ソースがテレビジョン放送に切替えられたときの切替時刻が当該コマーシャル放送時刻の範囲内か否かを判定する番組情報判定部とを備え、音量制御部は、音量判定部で、切替え前の出力音量レベルがテレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定され、更に番組情報判定部で、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内に入っていると判定された場合、コマーシャル放送時刻範囲内では、テレビジョン放送の出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行い、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内に入っていないと判定された場合、テレビジョン放送の出力音量レベルとして切替え前の出力音量レベルと同一の出力音量レベルとする制御を行うことが好ましい。
このようなテレビジョン受信機によれば、番組情報取得部でチャンネル毎の番組情報を取得し、その番組情報に含まれるコマーシャル放送時刻を取得する。入力ソースがテレビジョン放送に切替ったとき、切替え前の出力音量レベルがテレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きく、更に切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内である場合には、テレビジョン放送の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げ、また、コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていない場合には、テレビジョン放送の出力音量レベルを切替え前の出力音量レベルと同一の出力音量レベルとする。
一般にテレビジョン放送において、コマーシャル放送時の音声信号の入力レベルに比べて、番組放送時の音声信号の入力レベルの方が低い場合が多いため、テレビジョン放送に入力ソースを切替えた切替時刻がコマーシャル放送時の範囲内に入っていた場合の方が、番組放送時の範囲内に入っている時よりも音声が大きくなるため、第1の所定値分下げることによりユーザを驚かせる音量で出力することを低減できる。従って、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるテレビジョン受信機を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。図1を用いて、アンプ装置100およびテレビジョン受信機1の構成および動作を説明する。
図1に示すように、アンプ装置100は、入力選択部7、音声出力部12および音量保存部14などを有して構成されている。また、テレビジョン受信機1は、前述のアンプ装置100、リモコン受光部3、キー入力処理部4、選局処理部5、チューナ6、映像音声処理部9、映像出力部10、表示部11およびスピーカ13などを有して構成されている。
アンプ装置100およびテレビジョン受信機1は、制御部2により統括制御されている。また、制御部2は、CPU(Central Processing Unit)で構成される。このCPUは、ROM(Read Only Memory))及びRAM(Random Access Memory)を有して構成される。
ここで、ユーザが、例えば押ボタン式のキースイッチを有するワイヤレス型のリモコン(リモートコントローラ)15の、キースイッチを押下すると、リモコン15は、押下されたキースイッチに応じて、リモート制御信号をリモコン受光部3に、例えば赤外線で送信する。そして、キー入力処理部4において、入力したリモート制御信号をデジタルコードデータに変換して制御部2に出力する。制御部2は、入力されたデータに対する制御信号を選局処理部5及び入力選択部7に出力することにより、チャンネルの切替えや、外部接続機器16の切替えなどを行うように構成されている。なお、本実施形態のテレビジョン受信機1は、テレビジョン放送を受信し、外部接続機器16として、ビデオテープレコーダとDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤとに接続されている。ここで、テレビジョン放送、ビデオテープレコーダおよびDVDプレーヤなどを入力ソースと総称して以後使用する。
リモコン15からキー入力処理部4を介して、テレビジョン放送への切替えを指示する入力ソース切替信号が入力された場合、制御部2は、入力選択部7および受信部としての選局処理部5を制御する。そして、選局処理部5は、同じく受信部としてのチューナ6に前回選局されたチャンネルに対応する周波数に応じたテレビジョン信号を受信させる。入力選択部7は、チューナ6を選択し、チューナ6から入力する信号を受取り、映像音声処理部9に入力させる。映像音声処理部9は、入力したテレビジョン信号の中の映像データ部分を順次映像出力部10に出力し、また、音声データ部分を順次音声出力部12に出力する。
また、リモコン15からキー入力処理部4を介して、ビデオテープレコーダなどの外部接続機器16への切替えを指示する入力ソース切替信号が入力された場合、制御部2は、入力選択部7を制御する。そして、入力選択部7は、ビデオテープレコーダを選択し、ビデオテープレコーダから入力するビデオ信号を受取り、映像音声処理部9に入力させる。映像音声処理部9は、入力したビデオ信号の中の映像データ部分を順次映像出力部10に出力し、また、音声データ部分を順次音声出力部12に出力する。
映像出力部10は、入力する信号が例えばテレビジョン信号の映像データである場合、映像データをデコードして圧縮符号化前の映像データに変換し、これを例えばRGB信号変換して映像データをビデオ信号に変換する。そして、このビデオ信号を表示部11に出力する。これにより、表示部11は、入力するビデオ信号を番組映像として表示する。
一方、音声出力部12は、音声データをデコードして圧縮符号化前の音声データに変換し、これをデジタルアナログ変換して音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ13に出力する。なお、音声出力部12は、音声増幅部を有しており、制御部2から音声の出力音量レベルを示す信号が入力すると、その信号に応じた増幅を行ってスピーカ13に出力する。これにより、スピーカ13は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声として特定の出力音量レベルで出力する。
制御部2は、アンプ装置100の制御部2として、入力ソース制御部、音量制御部および音量判定部としての動作と、音量保存部14を制御している。また、入力ソース制御部、音量制御部および音量判定部は、ROMに記憶される各部に対応させたプログラムを制御部2が読み出して実行することにより構成される。
以下に制御部2により実行され構成される各部の動作を説明する。
入力ソース制御部は、制御部2の対応するプログラムの実行により、リモコン15に設置される入力ソース切替操作部のキースイッチが入力されると、キー入力処理部4を介して、入力ソース切替信号として受信して、入力ソースの切替えを行う。
音量判定部は、制御部2の対応するプログラムの実行により、入力ソース制御部からの信号により、入力ソースが第1入力ソース(例えばビデオテープレコーダ)から第2入力ソース(例えばテレビジョン放送)に切替えられたとき、後述する音量保存部14から切替え前の入力ソースとなる第1入力ソースと切替え後の入力ソースとなる第2入力ソースとの出力音量レベルを読み出し、出力音量レベルの差が第1の所定値以上か否かを判定する。以降の説明において、切替え前の入力ソースを第1入力ソース、切替え後の入力ソースを第2入力ソースという。
音量制御部は、制御部2の対応するプログラムの実行により、音量判定部での判定により第2入力ソースの出力音量レベルを決定し制御する。
音量保存部14は、入力ソース制御部からの信号により、入力ソースが切替えられると、切替えられる直前の入力ソース(切替え前の入力ソース)の出力音量レベルをデータとして保存する。同一ソースのデータが音量保存部14にすでに保存されている場合には、今回のデータを最新のデータとして書替えて保存する。
図2は、本発明のアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャートである。図3は、テレビジョン受信機の表示部に表示される出力音量レベルの概略図である。図2、図3を用いて、入力ソース制御部、音量判定部および音量制御部としての動作を行う制御部2の処理手順を説明する。なお、図2のフローチャートは、第1入力ソースから第2入力ソースに切替えられた場合の実施形態であり、第1入力ソースとしてビデオテープレコーダ(以降、ビデオと称する)、第2入力ソースとしてテレビジョン放送(以降、TVと称する)を用いた場合である。
制御部2は、本ルーチンを開始し、ステップS100へ移行する。
ステップS100において制御部2は、入力ソース制御部として動作し、リモコン15に設置される入力ソース切替操作部のキースイッチが入力され、入力ソースをビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信したか否かを判定する。ビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信した場合には、入力ソースをビデオからTVに切替え、ステップS101へ移行する。また、ビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信しない場合には、「次へ」のステップに移行する。「次へ」のステップとは、入力ソースの種類に応じて、どの入力ソースからどの入力ソースに切替える入力ソース切替信号を受信したかを判定するステップであり、受信した場合には、後述するステップS101以降のフローと同様となる。
ステップS101において制御部2は、入力ソースがビデオからTVに切替えられたため、切替えられる直前の入力ソース(切替え前の入力ソース)であるビデオの出力音量レベルをデータとして音量保存部14に保存する。この場合、音量保存部14にビデオに対する出力音量レベルのデータがすでに保存されていても、今回のデータを最新のデータとして書替えて保存する。そしてステップS102へ移行する。なお、音量保存部14には、各入力ソースに対して初期設定値としての出力音量レベルのデータが保存されている。
ここで、図3(a)は、入力ソースがTVに切替えられる直前となる入力ソースがビデオの状態での表示部11の概略図であり、ビデオテープレコーダからの映像および音声を視聴していた状態の例を示している。出力音量レベルは「20」に設定されており、出力音量レベルの表示部分200にそれを表す表示方法で表示される。ステップS101の処理により、音量保存部14には、ビデオの出力音量レベルとして「20」が保存される。
ステップS102において制御部2は、音量判定部として動作し、音量保存部14からビデオとTVの出力音量レベルのデータを読み出し、出力音量レベルの差が第1の所定値以上か否かを判定する。本実施形態では第1の所定値を「5」として設定している。詳細には、音量判定部は、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きいか否かを判定する。そして、第1の所定値「5」以上大きいと判定した場合には、ステップS103へ移行する。また、第1の所定値「5」未満と判定した場合には、ステップS104へ移行する。
ステップS103において制御部2は、音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分下げて、TVの出力音量レベルとする。この動作により、音声増幅部を有する音声出力部12は、制御部2から出力音量レベルを示す信号が入力すると、その信号に応じた増幅を行ってスピーカ13に出力する。そして、スピーカ13は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声として出力する。
ここで、図3(b)は、入力ソースがTVに切替えられた状態での表示部11の概略図であり、テレビジョン放送の映像および音声を視聴する状態の例を示している。なお、入力ソースがTVに切替えられる前の音量保存部14に保存されているTVの出力音量レベルは、「10」とした場合の例である。換言すると、ステップS102で、音量保存部14から読み出されるTVの出力音量レベルが「10」とした場合の例である。
上述したビデオの出力音量レベルとTVの出力音量レベルとを数値を用いて、ステップS102での処理を詳述すると、音量保存部14からビデオとTVとの出力音量レベルのデータを読み出すと、ビデオの出力音量レベルは「20」、TVの出力音量レベルは「10」となる。そして、ビデオの出力音量レベルとTVの出力音量レベルの差は、「10」となり、第1の所定値「5」以上となる。従って、ステップS103へ移行して、音量制御部は、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベル「20」から第1の所定値「5」分下げ、この第1の所定値「5」分下げた値をTVの新しい出力音量レベルとする制御を行う。この場合、TVの新しい出力音量レベルは「15」となる。
図3(b)には、テレビジョン放送に切替えられ、出力音量レベルの表示部分200に、出力音量レベル「15」がそれを表す表示方法で表示される。
一方、ステップS102で第1の所定値「5」未満であると判定されて、ステップS104に移行した場合、制御部2は音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一にして、TVの出力音量レベルとする。この処理による音声出力部12およびスピーカ13の動作は上述したと同様である。
以上のフローを実行して本ルーチンは終了となる。
なお、入力ソースがビデオからTVに切替り、出力音量レベル「15」でスピーカ13から出力された音声を、ユーザが聴いたとき、音声(音量)の出力レベルが適正ではないと感じた場合には、リモコン15などに設置される音量調整部を調整することにより、ユーザが適正と感じる音量の出力レベルに調整することができる。例えば、音声が大きいと感じる場合には、音量調整部を調整して音量の出力レベルを下げることは当然可能である。
ユーザが、出力音量レベルを下げる調整を行い、出力音量レベル「15」を「12」に調整したのち、入力ソースをテレビジョン放送から、例えばDVDプレーヤに切替えた場合、制御部2は、テレビジョン放送の出力音量レベルを「12」として音量保存部14に保存する。音量保存部14は、前回保存しているテレビジョン放送の出力音量レベル「10」を書替えて出力音量レベル「12」を保存する。
また、上記フローチャートは、第1入力ソースをビデオテープレコーダ、第2入力ソースをテレビジョン放送とした場合に、第1入力ソースを第2入力ソースに切替えたときのフローを示しているが、これに限らず、各入力ソースを相互に切替える毎に、上記フローチャートを実行することで、切替った後の入力ソースの出力音量レベルを適切に制御する。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機1によれば、音量保存部14は、入力ソースがビデオからTVに切替えられると、切替え前のビデオの出力音量レベルをデータとして保存する。そして、入力ソース制御部により、ビデオからTVに切替えられると、音量判定部は、音量保存部14からビデオとTVとの出力音量レベルのデータを読み出し、出力音量レベルの差が第1の所定値「5」以上か否かを判定する。そして、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きい場合、音量制御部は、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分下げる。この構成および動作により、ビデオとTVとの出力音量レベルの差を少なくすることができる。それにより、入力ソースをビデオからTVに切替えた場合、ユーザを驚かせる音量で出力することを低減できろ。また、リモコン15などで出力音量レベルを調整させる必要性を低減できる。従って、入力ソースをビデオからTVに切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるアンプ装置100とそれを備えたテレビジョン受信機1を提供できる。
なお、本実施形態のように入力ソースをビデオからTVに切替えた場合のほか、入力ソースとしてのテレビジョン放送、DVDプレーヤ、ビデオテープレコーダなどにおいて、相互に切替える場合にも、本実施形態と同様の処理を行うことができ、同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機1によれば、音量制御部は、音量判定部で、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」未満であると判定された場合、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一とする制御を行うことで上記と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態のように入力ソースをビデオからTVに切替えた場合のほか、入力ソースとしてのテレビジョン放送、DVDプレーヤ、ビデオテープレコーダなどにおいて、相互に切替える場合にも、本実施形態と同様の処理を行うことができ、同様の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。図4を用いて、アンプ装置100およびテレビジョン受信機20の構成および動作を説明する。
本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20は、EPG(Electronic Program Guide:電子番組表)情報取得部8を備えていることが、第1実施形態と異なる構成の部分であり、その他は第1実施形態と同様の構成となっている。第1実施形態と同様の構成には、同様の符号を付記している。
制御部2は、アンプ装置100の制御部2として、第1実施形態と同様に、入力ソース制御部、音量制御部および音量判定部としての動作と、音量保存部14を制御している。また、制御部2は、テレビジョン受信機20の制御部2として、番組情報判定部としての動作と、番組情報取得部としてのEPG情報取得部8を制御している。また、入力ソース制御部、音量制御部、音量判定部および番組情報判定部は、ROMに記憶されるそれぞれに対応させたプログラムを制御部2が読み出して実行することにより構成される。
EPG情報取得部8は、チューナ6を介して受信したテレビジョン信号に多重化して提供されているEPG情報(以降、番組情報と称する)を取得する。なお、番組情報は、各チャンネルの番組放送時間や番組内容などの各種情報からなる。本実施形態では、コマーシャル放送時刻を少なくとも取得する。
番組情報判定部は、制御部2の対応するプログラムの実行により、番組情報取得部としてのEPG情報取得部8で取得した番組情報からコマーシャル放送時刻を取得する。そして、取得したコマーシャル放送時刻と、入力ソース制御部からの信号により入力ソースを第1入力ソースから第2入力ソースに切替えたときの切替時刻とを判定する。
制御部2がプログラムを実行することで構成されるその他各部の動作は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図5は、本発明のアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャートである。図5を用いて、入力ソース制御部、音量判定部、音量制御部および番組情報判定部としての動作を行う制御部2の処理手順を説明する。なお、図5のフローチャートは、入力ソースが第1入力ソースから第2入力ソースとしてのテレビジョン放送(以降、TVと称する)に切替えられた場合の実施形態であり、第1入力ソースとしてビデオテープレコーダ(以降、ビデオと称する)を用いた場合である。なお、第1実施形態と同様に、第1入力ソースは、切替え前の入力ソースに対応し、第2入力ソースは、切替え後の入力ソースに対応する。
制御部2は、本ルーチンを開始し、ステップS200へ移行する。
ステップS200において制御部2は、入力ソース制御部として動作し、リモコン15に設置される入力ソース切替操作部のキースイッチが入力され、入力ソースをビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信したか否かを判定する。ビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信した場合には、入力ソースをビデオからTVに切替え、ステップS201へ移行する。また、ビデオからTVに切替える入力ソース切替信号を受信しない場合には、「次へ」のステップに移行する。「次へ」のステップとは、入力ソースの種類に応じて、どの入力ソースからどの入力ソースに切替える入力ソース切替信号を受信したかを判定するステップであり、受信した場合には、後述するステップS201以降のフローと同様となる。
ステップS201において制御部2は、入力ソースがビデオからTVに切替えられたため、切替えられる直前の入力ソース(切替え前の入力ソース)であるビデオの出力音量レベルをデータとして音量保存部14に保存する。この場合、音量保存部14にビデオに対する出力音量レベルのデータがすでに保存されていても、今回のデータを最新のデータとして書替えて保存する。そしてステップS202へ移行する。なお、音量保存部14には、各入力ソースに対して初期設定値としての出力音量レベルのデータが保存されている。
ステップS202において制御部2は、番組情報判定部として動作し、EPG情報取得部8で取得した番組情報からコマーシャル放送時刻を取得する。そして、ステップS203へ移行する。
ステップS203において制御部2は、音量判定部として動作し、音量保存部14からビデオとTVの出力音量レベルデータを読み出し、出力音量レベルの差が第1の所定値以上か否かを判定する。本実施形態では第1の所定値を「5」として設定している。詳細には、音量判定部は、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きいか否かを判定する。そして、第1の所定値「5」以上大きいと判定した場合には、ステップS204へ移行する。また、第1の所定値「5」未満と判定した場合には、ステップS206へ移行する。
ステップS204において制御部2は、番組情報判定部として動作し、入力ソース制御部からの信号により入力ソースをビデオからTVに切替えたときの切替時刻が、EPG情報取得部8で取得したコマーシャル(CM)放送時刻の範囲内か否かを判定する。詳細には、入力ソースの切替時刻はコマーシャル放送時刻の範囲内か否かを判定し、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内であると判定されるとステップS205へ移行する。また、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内ではないと判定されるとステップS207へ移行する。
ステップS205において制御部2は、音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第2の所定値分を下げて、TVの出力音量レベルとする。本実施形態では第2の所定値を「8」として設定しているため、TVの出力音量レベルは、ビデオの出力音量レベルから「8」下げた出力音量レベルとなる。なお、本実施形態では、第2の所定値が第1の所定値に比べて大きい値で設定されている。この動作により、音声増幅部を有する音声出力部12は、ビデオの出力音量レベルから「8」下げた出力音量レベルとなるように増幅を行ってスピーカ13に出力する。そして、スピーカ13は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声(この場合は、コマーシャルの音声)として出力する。
ステップS204で切替時刻がCM放送時刻の範囲内ではないと判定されて、ステップS207へ移行した場合、ステップS207において制御部2は、音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分を下げて、TVの出力音量レベルとする。この動作により、音声増幅部を有する音声出力部12は、ビデオの出力音量レベルから「5」下げた出力音量レベルとなるように増幅を行ってスピーカ13に出力する。そして、スピーカ13は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声(この場合は、番組放送の音声)として出力する。
一方、ステップS203で第1の所定値「5」未満であると判定されて、ステップS206に移行した場合、制御部2は音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一にして、TVの出力音量レベルとする。この動作による音声出力部12およびスピーカ13の動作は上述したと同様である。
以上のフローを実行して本ルーチンは終了となる。
なお、上記フローチャートは、第1入力ソースをビデオテープレコーダとして、第2入力ソースとしてのテレビジョン放送に切替えたときのフローを示しているが、これに限らず、第1入力ソースとして外部接続機器16であるDVDプレーヤを用いても良く、テレビジョン放送以外の各入力ソースをテレビジョン放送に切替える毎に、上記フローチャートを実行することで、切替った後のテレビジョン放送の出力音量レベルを適切に制御する。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20によれば、番組情報取得部としてのEPG情報取得部8および番組情報判定部を備えて、入力ソース制御部によりビデオからTVに切替えたとき、音量判定部により、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きいと判定され、更に番組情報判定部により、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内であると判定された場合に音量制御部は、コマーシャル放送時刻範囲内では、テレビジョン放送の出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第2の所定値「8」分下げる。また、音量判定部により、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きいと判定され、更に番組情報判定部により、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内ではないと判定された場合に音量制御部は、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分下げる。
これにより、入力ソースがビデオからTVに切替ったとき、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きく、更にコマーシャル放送時刻範囲内である場合にビデオの出力音量レベルから第2の所定値「8」分下げることで、本実施形態の場合には、コマーシャル放送時の出力音量レベルをコマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)より出力音量レベルを更に下げることができる。また、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きく、更にコマーシャル放送時刻の範囲内ではない場合(コマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)の場合)には、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分下げることで、ビデオとTVとの出力音量レベルの差を少なくすることができる。それにより、リモコン15などで出力音量レベルを調整させる必要性を低減させる。
一般にテレビジョン放送において、番組放送時の音声信号の入力レベルに比べて、コマーシャル放送時の音声信号の入力レベルの方が高い場合が多いため、入力ソースをテレビジョン放送に切替えた切替時刻がコマーシャル放送時の範囲内に入っていた場合の方が、番組放送時の範囲内に入っている時よりも音声が大きくなるため、上述のようにすることで、切替時刻がコマーシャル放送時および番組放送時を含めて、ユーザを驚かせる音量で出力することを低減できる。また、リモコン15などで出力音量レベルを調整させる必要性を低減できる。従って、入力ソースをビデオからTVに切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるアンプ装置100とそれを備えたテレビジョン受信機20を提供できる。
(2)本実施形態のように入力ソースをビデオからTVに切替えた場合のほか、DVDプレーヤなどの外部接続機器16を含め、他の入力ソースからテレビジョン放送に切替えた場合にも、本実施形態と同様の処理を行うことにより、上記した効果と同様の効果を奏することができる。
(3)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20によれば、音量制御部は、音量判定部で、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値未満であると判定された場合、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一とする制御を行うことで上記と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20は、第2実施形態でのアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20と同様の構成を有している。第2実施形態と異なる部分は、図6に示すフローチャートが異なる部分であり、制御部2の制御の仕方が異なる。図6を用いて、制御部2の処理手順を説明する。なお、図6のフローチャートは、図5と同様に、入力ソースが第1入力ソースから第2入力ソースとしてのテレビジョン放送(以降、TVと称する)に切替えられた場合の実施形態であり、第1入力ソースとしてビデオテープレコーダ(以降、ビデオと称する)を用いた場合である。なお、第1実施形態と同様に、第1入力ソースは、切替え前の入力ソースに対応し、第2入力ソースは、切替え後の入力ソースに対応する。
図6に示すフローチャートにおいて、ステップS300からステップS304までの処理およびステップS306の処理は、第2実施形態での図5に示すフローチャートのステップS200からステップS204までの処理およびステップS206の処理に対応しており、制御部2は同様の処理を行う。そのため説明は省略する。そして、ステップS304から説明する。
ステップS304(図5に図示するステップS204と同様)において、制御部2は、番組情報判定部として動作し、入力ソースの切替時刻はコマーシャル(CM)放送時刻の範囲内か否かを判定し、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内であると判定されるとステップS305へ移行する。また、切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内ではないと判定されるとステップS307へ移行する。
ステップS305において制御部2は、音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分を下げて、TVの出力音量レベルとする。この動作により、音声増幅部を有する音声出力部12は、ビデオの出力音量レベルから「5」下げた出力音量レベルとなるように増幅を行ってスピーカ13に出力する。そして、スピーカ13は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声(この場合は、コマーシャルの音声)として出力する。
一方、ステップS304で切替時刻がコマーシャル放送時刻の範囲内ではないと判定されて、ステップS307に移行した場合、制御部2は音量制御部として動作し、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一にして、TVの出力音量レベルとする。この動作による音声出力部12およびスピーカ13の動作は上述したと同様である。
以上のフローを実行して本ルーチンは終了となる。
なお、上記フローチャートは、第1入力ソースをビデオテープレコーダとして、第2入力ソースとしてのテレビジョン放送に切替えたときのフローを示しているが、これに限らず、第1入力ソースとして外部接続機器16であるDVDプレーヤを用いても良く、テレビジョン放送以外の各入力ソースをテレビジョン放送に切替える毎に、上記フローチャートを実行することで、切替った後のテレビジョン放送の出力音量レベルを適切に制御する。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20によれば、入力ソースがビデオからTVに切替ったときの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きく、更にコマーシャル放送時刻の範囲内である場合にビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分下げることで、コマーシャル放送時の出力音量レベルをコマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)より下げることができる。また、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」以上大きく、更にコマーシャル放送時刻の範囲内に入っていない場合(コマーシャル放送時以外の放送時(番組放送時)の場合)には、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一とする。
一般にテレビジョン放送において、番組放送時の音声信号の入力レベルに比べて、コマーシャル放送時の音声信号の入力レベルの方が高い場合が多いため、入力ソースをテレビジョン放送に切替えた切替時刻がコマーシャル放送時の範囲内に入っていた場合の方が、番組放送時に入っている時よりも音声が大きくなるため、上述のようにすることで、入力ソースをテレビジョン放送に切替えた切替時刻がコマーシャル放送時の範囲内に入っていた場合に、ユーザを驚かせる音量で出力することを低減できる。従って、入力ソースをビデオからTVに切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができるアンプ装置100とそれを備えたテレビジョン受信機20を提供できる。
(2)本実施形態のように入力ソースをビデオからTVに切替えた場合のほか、DVDプレーヤなどの外部接続機器16からテレビジョン放送に切替えた場合にも、本実施形態と同様の処理を行うことにより、上記した効果と同様の効果を奏することができる。
(3)本実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20によれば、音量制御部は、音量判定部で、ビデオの出力音量レベルがTVの出力音量レベルよりも第1の所定値「5」未満と判定された場合、TVの出力音量レベルをビデオの出力音量レベルと同一とする制御を行うことで上記と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記第2実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機20は、入力ソースをビデオからTVに切替えた切替時刻が、コマーシャル放送時刻の範囲内にない場合は、ビデオの出力音量レベルから第1の所定値「5」分を下げてTVの出力音量レベルとしている。しかし、この状態で視聴して、コマーシャル放送時刻になった場合には、ビデオの出力音量レベルから第2の所定値「8」分を下げることでTVの出力音量レベルとしても良い。この場合は、番組情報判定部がコマーシャル放送時刻と現在時刻とを判定して、コマーシャル放送時刻になったことを判定し、音量制御部で出力音量レベルを制御することになる。
このようにすることで、入力ソースをテレビジョン放送に切替えたときが番組放送中であっても、コマーシャル放送時刻になると適正な出力音量レベルに制御される。従って、更に出力音量レベルの適正化を図ることができるアンプ装置100とそれを備えたテレビジョン受信機20を提供できる。
(変形例2)前記実施形態において、第1の所定値を「5」として設定している。また、第2の所定値を「8」として設定している。しかし、これに限らず、第1の所定値および第2の所定値を適宜設定することができる。また、第2の所定値は第1の所定値より大きくても、小さくても良く、番組放送時の音声信号の入力レベルとコマーシャル放送時の音声信号の入力レベルとを比較して適宜設定する事ができる。また、第1の所定値や第2の所定値を設定するためのキースイッチを、リモコン15に設置しても良い。
(変形例3)前記実施形態のアンプ装置100を備えたテレビジョン受信機1,20と、光束を射出する光源装置(図示省略)と、光源装置から射出された光束をテレビジョン受信機1,20から得られる画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調部(図示省略)と、光変調部により形成された光学像を投写する投写部(図示省略)とを備えてプロジェクタを構成しても良い。
このように構成されるプロジェクタは、入力ソースを切替えた場合の出力音量レベルの適正化を図ることができる。この場合の入力ソースとしては、パソコン(パーソナルコンピュータ)なども使用することができる。
本発明の第1実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の構成を示すブロック図。 アンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャート。 テレビジョン受信機の表示部に表示される出力音量レベルの概略図、(a)は、入力ソースがビデオのときの表示部の概略図、(b)は、入力ソースがTVに切替えられたときの表示部の概略図。 本発明の第2実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の構成を示すブロック図。 アンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係るアンプ装置を備えたテレビジョン受信機の制御部での処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1,20…テレビジョン受信機、2…制御部、3…リモコン受光部、4…キー入力処理部、5…選局処理部、6…チューナ、7…入力選択部、8…EPG情報取得部、9…映像音声処理部、10…映像出力部、11…表示部、12…音声出力部、13…スピーカ、14…音量保存部、15…リモコン、16…外部接続機器。

Claims (5)

  1. 入力ソースの切替えを制御する入力ソース制御部と、
    入力ソース毎に出力音量レベルを保存する音量保存部と、
    前記入力ソース制御部からの信号により、前記入力ソースが切替えられたとき、当該切替え前の出力音量レベルと切替え後の入力ソースに対応する前記音量保存部の前記出力音量レベルとの差が第1の所定値以上か否かを判定する音量判定部と、
    前記音量判定部で、当該切替え前の出力音量レベルが前記切替え後の入力ソースの出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定した場合、前記切替え後の入力ソースの新しい出力音量レベルとして当該切替え前の出力音量レベルから前記第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行う音量制御部とを備えることを特徴とするアンプ装置。
  2. 請求項1に記載のアンプ装置であって、
    前記音量制御部は、前記音量判定部で、前記切替え前の出力音量レベルが前記切替え後の出力音量レベルよりも第1の所定値未満と判定した場合、前記切替え後の出力音量レベルを前記切替え前の出力音量レベルと同一とする制御を行うことを特徴とするアンプ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアンプ装置と、
    テレビジョン放送をチャンネル毎に選択して受信する受信部とを備えることを特徴とするテレビジョン受信機。
  4. 請求項3に記載のテレビジョン受信機であって、
    前記チャンネル毎の番組情報を取得する番組情報取得部と、
    前記番組情報取得部で取得した前記番組情報からコマーシャル放送時刻を取得し、前記入力ソースが前記テレビジョン放送に切替えられたときの切替時刻が当該コマーシャル放送時刻の範囲内か否かを判定する番組情報判定部とを備え、
    前記音量制御部は、前記音量判定部で、前記切替え前の出力音量レベルが前記テレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定され、更に前記番組情報判定部で、前記切替時刻が前記コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていると判定された場合、前記コマーシャル放送時刻範囲内では、前記テレビジョン放送の出力音量レベルとして前記切替え前の出力音量レベルから第2の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行い、前記切替時刻が前記コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていないと判定された場合、前記テレビジョン放送の出力音量レベルとして前記切替え前の出力音量レベルから前記第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行うことを特徴とするテレビジョン受信機。
  5. 請求項3に記載のテレビジョン受信機であって、
    前記チャンネル毎の番組情報を取得する番組情報取得部と、
    前記番組情報取得部で取得した前記番組情報からコマーシャル放送時刻を取得し、前記入力ソースが前記テレビジョン放送に切替えられたときの切替時刻が当該コマーシャル放送時刻の範囲内か否かを判定する番組情報判定部とを備え、
    前記音量制御部は、前記音量判定部で、前記切替え前の出力音量レベルが前記テレビジョン放送の出力音量レベルよりも第1の所定値以上大きいと判定され、更に前記番組情報判定部で、前記切替時刻が前記コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていると判定された場合、前記コマーシャル放送時刻範囲内では、前記テレビジョン放送の出力音量レベルとして前記切替え前の出力音量レベルから第1の所定値分下げた値を出力音量レベルとする制御を行い、前記切替時刻が前記コマーシャル放送時刻の範囲内に入っていないと判定された場合、前記テレビジョン放送の出力音量レベルとして前記切替え前の出力音量レベルと同一の出力音量レベルとする制御を行うことを特徴とするテレビジョン受信機。
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