JP2007251407A - 移動通信端末及びセルサーチ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の周波数帯域に関するセルサーチにおいて、セルサーチにおける電力消費を低減する。
【解決手段】適応的に変化するRSSI閾値と受信信号のRSSIを比較して、閾値以下の信号に対して信号解析処理を停止するとともに、所定回数以上に渡って信号解析に成功しない場合には、所定時間の間、信号受信及びRSSI測定から信号解析までの、該周波数帯域に関するセルサーチのための処理を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動通信システムの、移動通信端末およびセルサーチ方法に関する。
無線信号の受信処理に関して、特開2004−363723号公報(特許文献1)は、受信信号の受信電界強度(RSSI:Receive Signal Strength Indicator)に対する閾値を設定し、閾値以上のRSSIが検出された時にのみ、信号解析処理を行うことを提案している。これにより、有効な信号解析が期待できない弱いレベルの信号に対する解析処理を行わないことで、消費電力の低減を図っている。
また特開2003−134027号公報(特許文献2)では、さらに、RSSIに対する閾値を適応的に変化させることを提案している。この提案は、移動局の受信環境に依存して変化する周囲雑音に対応することを目的とする。具体的には、受信した信号が雑音信号であると判断される場合には、RSSI閾値を高くするように制御し、閾値よりも低いRSSIで、かつ期待信号と思われる信号の入力が所定回数に達した場合にはRSSI閾値を低くするよう制御する。これにより、RSSI閾値を最適に制御して、不要な信号解析処理を行わないようにしている。
本発明は、無線信号の受信処理が、特に移動通信システムにおける移動通信端末の基地局の検索(セルサーチ)である場合に関する。移動通信システムにおけるセルサーチに関しては、例えば、3GPP TS 25.211(非特許文献1)及び25.214(非特許文献2)に記載されている。待ち受け処理時のセルサーチを例とすると、移動局は、各周波数帯のRSSIを測定した後、(1)プライマリ同期チャネルの検出およびスロットタイミングの同期、(2)セカンダリ同期チャネルの検出およびコードグループの同定、(3)スクランブリングコードの同定の3段階の解析処理を行い、使用可能な基地局を特定し待受動作へと遷移する。
図4に、待ち受け処理時のセルサーチを例としたセルサーチの従来方式によるフローを示す。図4を参照すると、信号受信後、受信信号のRSSIを測定し(S41)、RSSI値の高い信号が受信されたか否かを判断する(S42)。RSSIが閾値以上となった場合は、受信した信号が有効な信号であることを期待してS43からS48までの信号解析処理が行われる。前述のように、セルサーチにおける信号解析処理には、プライマリ同期チャネルの検出、スロットタイミングの同期、セカンダリ同期チャンネルの検出とコードグループの同定、スクランブリングコードの同定などが含まれる。この信号解析処理は、周波数帯域いずれかの処理において、スクランブリングコードが同定されS47)、待受処理に移行(S49)するまで、すべての周波数帯域に対して繰り返し実行される。
3GPP TS 25.211 3GPP TS 25.214 特開2004−363723号公報 特開2003−134027号公報
特許文献1に開示された技術は、受信信号がRSSI閾値以下の場合は信号解析処理を行わないことで消費電力の低減を図っている。しかし、この技術においては、無線信号の受信と、受信した信号のRSSI測定の処理は必ず行われるので、それらの処理に伴う電力消費を防ぐことはできない。無線信号の受信とRSSI測定の処理が、いかなる時でも抑制されない点に関しては、特許文献2に示される方法を用いた場合でも同様である。即ち、受信される信号が適応的に変化するRSSI閾値以下であり、受信信号をノイズと判定して信号解析処理を抑制した時でも、無線信号の受信からRSSI測定、及び閾値を適用的に判断させる処理に関しては実行されて電力が消費されるという問題点があった。本発明の目的は、ノイズ信号が存在する環境下において、従来の方法よりも、さらにセルサーチによる消費電流の低減を図るための技術を提供することにある。
本願発明の請求項1に係る移動通信端末は、周波数帯域ごとの信号を受信し、受信電界強度を測定し、受信信号に対するセルサーチを実行するセルサーチ手段を有する移動通信端末において、前記セルサーチ手段と対応して設置され、前記セルサーチ手段による受信信号に対するセルサーチの実行結果を受信し、当該実行結果がセルサーチ成功の場合はセルサーチ情報を、当該実行結果がセルサーチ失敗の場合はノイズ信号受信の判定処理を実行してノイズ信号受信情報を出力する周波数帯域別制御手段と、前記周波数帯域別制御手段からセルサーチの実行結果を受信し、前記実行結果が前記セルサーチ情報の場合は前記セルサーチ情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を終了し、前記実行結果が前記ノイズ信号受信情報の場合は前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を所定時間停止するセルサーチ制御手段とを有することを特徴とする。
本願発明の請求項2に係る移動通信端末は、請求項1に記載の移動通信端末において、前記周波数帯域別制御手段は、受信電界強度の値に応じて前記セルサーチ手段による受信信号に対するセルサーチの実行または実行の停止を指示し、実行を指示した場合には前記セルサーチ手段によるセルサーチの実行結果を受信することを特徴とする。
本願発明の請求項3に係る移動通信端末は、請求項2に記載の移動通信端末において、前記周波数帯域別制御手段は、あらかじめ定めた閾値を超える電界強度の値を有する受信信号に対してのみ前記セルサーチ手段によるセルサーチの実行を指示することを特徴とする。
本願発明の請求項4に係る移動通信端末は、請求項3に記載の移動通信端末において、前記周波数帯域別制御手段は、前記セルサーチ手段からセルサーチ失敗の実行結果を受信すると、前記閾値を所定の値だけ増加させることを特徴とする。
本願発明の請求項5に係る移動通信端末は、請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の移動通信端末において、前記周波数帯域別制御手段は、前記セルサーチ手段からセルサーチ失敗の実行結果の受信回数を計数するカウンタを備え、前記カウンタ値が所定の値に達したときにノイズ信号受信と判定することを特徴とする。
本願発明の請求項6に係る移動通信端末は、請求項5に記載の移動通信端末において、前記移動通信端末は、前記セルサーチ手段と対応して周波数帯域別タイマをさらに備え、前記セルサーチ制御手段は、前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を停止する所定時間を前記周波数帯域別タイマに設定し、周波数帯域ごとのセルサーチの実行を指示する際に、計時中の前記周波数帯域別タイマに対応する前記セルサーチ手段および前記周波数帯域別制御手段のセルサーチの実行を指示しないことを特徴とする。
本願発明の請求項7に係る移動通信端末は、請求項1乃至6のいずれかの請求項に記載の移動通信端末において、前記周波数帯域別制御手段は、さらに所定の過去の時間までの受信電界強度値を保持するメモリを備え、前記メモリに保持された受信電界強度値の変化量が所定の値よりも大きい場合に受信状態変化情報を出力し、前記セルサーチ制御手段は、前記受信状態変化情報を受信すると前記セルサーチ手段による全ての周波数帯域のセルサーチを開始することを特徴とする。
本願発明の請求項8に係るセルサーチ処理制御方法は、周波数帯域ごとの信号を受信し、受信電界強度を測定し、受信信号に対するセルサーチ処理を制御するセルサーチ処理制御方法であって、前記セルサーチ処理による受信信号に対するセルサーチの実行結果を受信し、当該実行結果がセルサーチ成功の場合はセルサーチ情報を、当該実行結果がセルサーチ失敗の場合はノイズ信号受信の判定処理を実行してノイズ信号受信情報を出力する周波数帯域別制御ステップと、前記周波数帯域別制御ステップからセルサーチの実行結果を受信し、前記実行結果が前記セルサーチ情報の場合は前記セルサーチ情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理を終了し、前記実行結果が前記ノイズ信号受信情報の場合は前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理の動作を所定時間停止するセルサーチ制御ステップとを有することを特徴とする。
本願発明の請求項9に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項8に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記周波数帯域別制御ステップは、受信電界強度の値に応じて前記セルサーチ処理による受信信号に対するセルサーチの実行または実行の停止を指示し、実行を指示した場合には前記セルサーチ処理によるセルサーチの実行結果を受信することを特徴とする。
本願発明の請求項10に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項9に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記周波数帯域別制御ステップは、あらかじめ定めた閾値を超える電界強度の値を有する受信信号に対してのみ前記セルサーチ処理の実行を指示することを特徴とする。
本願発明の請求項11に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項10に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記周波数帯域別制御ステップは、前記セルサーチ処理からセルサーチ失敗の実行結果を受信すると、前記閾値を所定の値だけ増加させることを特徴とする。
本願発明の請求項12に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項8乃至11のいずれかの請求項に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記周波数帯域別制御ステップは、前記セルサーチ処理からセルサーチ失敗の実行結果の受信回数をカウンタにより計数し、前記カウンタ値が所定の値に達したときにノイズ信号受信と判定することを特徴とする。
本願発明の請求項13に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項12に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記セルサーチ処理制御方法は、前記セルサーチ処理と対応して周波数帯域別タイマステップをさらに含み、前記セルサーチ制御ステップは、前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理の動作を停止する所定時間を前記周波数帯域別タイマステップで計時し、周波数帯域ごとのセルサーチの実行を指示する際に、計時中の前記周波数帯域別タイマステップに対応する前記セルサーチ処理および前記周波数帯域別制御ステップの実行を指示しないことを特徴とする。
本願発明の請求項14に係るセルサーチ処理制御方法は、請求項8乃至13のいずれかの請求項に記載のセルサーチ処理制御方法において、前記周波数帯域別制御ステップは、さらに所定の過去の時間までの受信電界強度値を保持し、保持された受信電界強度値の変化量が所定の値よりも大きい場合に受信状態変化通知を出力する受信状態変化通知ステップと、前記セルサーチ制御ステップは、前記受信状態変化通知を受信すると前記セルサーチ処理による全ての周波数帯域のセルサーチを開始することを特徴とする。
本願発明の請求項15に係るプログラムは、請求項8乃至14のいずれかの請求項に記載のセルサーチ処理制御方法をコンピュータに実行させる。
以上、説明したように、本発明に係る移動通信端末は、複数の周波数帯域を対象としたセルサーチにおいて、対象の周波数帯域で受信した信号がノイズであるか否かを判定し、ノイズであると判定した場合には、少なくとも所定の時間の間は、対象の周波数帯域に係る、受信処理から信号解析処理までの一切の処理を停止する。これによって、ノイズしか受信されない周波数帯域に対するセルサーチによる消費電力を低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される移動通信端末の、特にセルサーチに係るセルサーチ回路の構成を示すブロック図である。
図1において、セルサーチ回路1は、アンテナ100と、周波数帯域別処理回路200と、制御回路300と、周波数帯域別棄却タイマ400と、を含んでいる。
ここで周波数帯域別処理回路200と周波数帯域別棄却タイマ400の2つの回路に関しては、セルサーチの対象となる周波数帯域数に対応する数の同様の回路を含んでいる。図1では、周波数帯域別処理回路200と周波数帯域別棄却タイマ400を示すブロックに、同様のブロックを重ねて描くことにより、それぞれが複数存在することを示している。
図1のように構成されたセルサーチ回路において、本発明の要旨は、RSSI値の高いノイズ信号を検出した周波数帯域別処理回路200の報告を受けて、制御回路300が当該周波数帯域別処理回路200の動作を、対応する周波数帯域別棄却タイマ400で設定した時間の間だけ停止させ、対応する周波数帯域に係わる信号受信からRSSI値測定を含む一切のセルサーチ動作を停止することにより消費電力の低減を図るものである。
また、周波数帯域別処理回路200は、受信回路210と、RSSI測定回路220と、ノイズ判定回路230と、信号解析回路240とを含み、RSSI閾値以上の受信信号に対してセルサーチの信号解析結処理またはノイズ信号の検出処理を行い、その結果を制御回路300に対して報告する。
ノイズ判定回路230は、比較回路231と、RSSI閾値回路と、カウンタと、周波数帯域別制御回路234とを含み、RSSI閾値以上の受信信号を識別して周波数帯域別処理回路200の信号解析回路240に対する動作制御を行い、信号解析回路240の処理結果報告に基づいて、ノイズ信号の検出処理と検出報告、またはセルサーチの信号解析結報告を行う。
次に図1に示される回路の動作を詳細に説明する。
セルサーチの対象となる周波数帯域すべての無線信号は、アンテナ100から入力される。アンテナ100からの無線信号は、周波数帯域別処理回路200に入力される。
周波数帯域別処理回路200では、それぞれの周波数帯域別処理回路200に割り当てられた周波数帯域の信号を受信回路210によって受信する。受信された信号は、RSSI測定回路220と信号解析回路240に入力される。
信号解析回路240は、ノイズ判定回路230の周波数帯域別制御回路234から送信されるOn/Offの制御信号に基づいて動作/停止し、動作した場合はセルサーチにおける信号解析処理を行う。即ち、(1)プライマリ同期チャネルの検出およびスロットタイミングの同期、(2)セカンダリ同期チャネルの検出およびコードグループの同定、(3)スクランブリングコードの同定を行う。処理の結果は、解析結果として周波数帯域別制御回路234に報告される。
RSSI測定回路220は、受信された信号のRSSIを測定し、測定結果はノイズ判定回路230に入力される。
ノイズ判定回路230では、測定されたRSSIと、RSSI閾値回路232のRSSI閾値とを、比較回路231で比較する。比較回路231は、比較結果を周波数帯域別制御回路234に報告する。ここでRSSI閾値回路232のRSSI閾値は、周波数帯域別制御回路234によって適宜変更され、更新されている。周波数帯域別制御回路234による、RSSI閾値回路232のRSSI閾値更新処理の詳細は後述する。
周波数帯域別制御回路234は、比較回路231から入力される比較結果に応じて、信号解析回路240へのOn/Offの制御信号を出力する。周波数帯域別制御回路234は、比較回路231の比較結果から、受信信号のRSSIがRSSI閾値回路232の閾値以下であった場合には、信号解析回路240を停止するよう、制御信号を出力する。即ち、周波数帯域別制御回路234は、受信信号のRSSIが低く、スクランブリングコードの同定に至る正常な解析が期待できない信号の受信時は、信号解析を行わないよう、信号解析回路240を制御する。また受信信号のRSSIがRSSI閾値回路232の閾値以上の場合には、信号解析回路240を動作させ、信号解析処理を行わせる。
さらに周波数帯域別制御回路234は、信号解析回路240から入力される解析結果に応じて、RSSI閾値回路232のRSSI閾値とカウンタ233とを更新する。周波数帯域別制御回路234による、カウンタ233の更新処理の詳細は後述する。周波数帯域別制御回路234は、信号解析回路240から入力される解析結果とカウンタ233のカウンタ値により、ノイズの判定を行う。
周波数帯域別制御回路234は、信号解析に成功した場合は、信号解析回路240の信号解析結果を、受信信号をノイズと判定した場合には、ノイズ判定の結果を、制御回路300に出力する。
いずれかの周波数帯域の周波数帯域別処理回路200において信号解析が成功し、信号解析結果の入力があると、制御回路300は、対応する周波数帯域別処理回路200のセルサーチ処理を終了する。セルサーチ処理の終了とは、例えばセルサーチが待受けの際のセルサーチ処理であれば、待ち受け処理に移行する。また周波数帯域別処理回路200からの入力がノイズ判定の場合には、制御回路300は、対応する周波数帯域別処理回路200に対してOffの制御信号を出力する。周波数帯域別処理回路200は、制御回路300からのOffの制御信号に基づいて処理を停止する。
制御回路300の周波数帯域別処理回路200に対するOffの制御により、受信される信号がノイズと判定された周波数帯域においては、サーチのための処理の一切、即ち、受信から解析処理に至るまでのすべての処理が停止する。
制御回路300は、周波数帯域別処理回路200を停止する際に、停止する周波数帯域別処理回路200に対応する周波数帯域別棄却タイマ400をスタートする。周波数帯域別棄却タイマ400は、所定の時間が経過すると、タイムアウトを制御回路300に通知する。タイムアウトの通知を受けると、制御回路300は、タイムアウトした周波数帯域別棄却タイマ400に対応する周波数帯域別処理回路200へ再びOnの制御信号を出力する。
制御回路300からのOnの制御信号を受信した周波数帯域別処理回路200は、対応する周波数帯域別の処理を開始する。
次に図2の周波数帯域別処理回路200のフロー図を参照して、周波数帯域別処理回路200の処理を説明する。
セルサーチの開始時に、周波数帯域別制御回路234は、RSSI閾値回路232のRSSI閾値と、カウンタ233のカウンタ値とを初期化する(S211)。周波数帯域別制御回路234は、初期化のために図5に示す定数値を保持している。即ち、RSSIデフォルト閾値としてThαを、RSSI増加値としてRsαを、NG回数閾値としてNGαを保持している。S211では、RSSI閾値回路232のRSSI閾値にThαを、さらにカウンタ233のカウンタ値に0をセットする。
次にRSSI測定回路220が、受信された信号のRSSI測定を行う(S212)。
測定されたRSSIがRSSI閾値(Thn)以上であった場合には、信号解析回路240により信号解析処理を行う(S216)。RSSI測定値がRSSI閾値(Thn)より小さい場合には、信号解析処理を行わず、再びRSSI測定の処理に戻る(S215)。
S216での信号解析によってセルサーチに成功した場合、その結果は周波数帯域別制御回路234を通して制御回路300に通知される(S218)。
S216での信号解析が失敗した場合には、周波数帯域別制御回路234がカウンタ233のカウンタ値(Sn)をインクリメントする(S219)。更新されたカウンタ値(Sn)がNGαに達した場合には、周波数帯域別制御回路234は受信信号をノイズであると判断して、その旨を御回路300に通知する(S221)。
S216での信号解析がNGであり、かつカウンタが所定の値まで達していない場合に、周波数帯域別制御回路234は、RSSI閾値回路232のRSSI閾値を更新する(S222)。具体的には、その時点のRSSI閾値(Thn)に、所定の値であるRsαを増加して、新たなRSSI閾値とする。S222では、次回以降の処理で再び同様のノイズが入力したとしても、閾値を高く設定することにより、信号解析処理の実行が、より厳しく抑制されるよう調整している。
次に、図3を参照して、主として制御回路300に係る動作を説明する。
セルサーチは、移動通信端末が新たな通信エリア(セル)に移動する場合や待ち受け時などに行われる。ここでは待ち受け時のセルサーチを例として説明する。
初めに制御回路300は、セルサーチの対象となるすべての周波数帯域別処理回路200に対してOnの制御信号を出力し、セルサーチを開始する(S311)。
次に制御回路300は、周波数帯域別処理回路200からの通知(1)の有無を確認する(S315)。この通知は図2のS218に対応するもので、信号解析が成功した、即ちセルサーチに成功した場合となる。そのため制御回路300は、周波数帯域別棄却タイマと周波数帯域別処理回路200とをリセットして(S316)次回のセルサーチに備えるとともに、対応する周波数帯域におけるセルサーチの終了処理を行う。ここでセルサーチの終了処理とは、セルサーチの結果を、上位回路、例えばハンドオーバを含めた端末の通信制御を司る制御回路に通知する、あるいは、待ち受け処理に移行するなどの処理を指す。図3は、待ち受け処理の際のセルサーチ例であるので、待受け処理に移行している(S317)。
次に、周波数帯域別処理回路200からの通知(2)の有無を確認する(S318)。この通知は、図2のS221に対応する。通知(2)を受けて、制御回路300は、通知(2)に対応する周波数帯域別処理回路200に対してOffの制御信号を出力して動作を停止させる(S310)。そして対応する周波数帯域別棄却タイマ400をスタートさせる。
ここで通知(2)とは、周波数帯域別処理回路200での信号解析が、所定のカウンタ値NGαに至る回数まで失敗したことを意味する。より詳しくは、対応する周波数帯域において、閾値よりも大きなRSSIのノイズ信号が、相当程度の時間継続して入力していることを意味する。そのため制御回路300は、当面の間、対応する周波数帯域におけるセルサーチは期待できないものとして、対応する周波数帯域でのセルサーチ処理の一切を停止させる。ここで当面の間とは即ち、棄却タイマによってカウントさせる所定の時間となる。棄却処理時間は、例えば数秒から数時間の範囲で、最適な時間を選択すれば良い。
セルサーチは複数の周波数帯域に対してなされるので、いくつかの周波数帯域に関して、その処理を止めたとしても、セルサーチそのものが停止するわけではない。処理が止められていない他の周波数帯域ではセルサーチがなされるからである。
次に制御回路300は、周波数帯域別棄却タイマ400でタイムアウトしたタイマを確認する(S321)。タイムアウトしたタイマがある場合には、対応する周波数帯域別処理回路200に対してOnの制御信号を出力し、周波数帯域別処理回路200の処理を開始させる(S322)。
制御回路300は、以上の処理を繰り返す。結果として、制御回路300は、ノイズと思われる周波数帯域の処理は一定時間停止し、信号解析が期待できる周波数帯域の処理のみを動作させるよう、周波数帯域別のセルサーチ処理を行う。
次に図6、図7、図8を参照して、ノイズ信号を受信した場合の具体的な動作例を説明する。
図6は、この動作例の説明において想定する状況を示す移動通信システムの構成図である。移動通信端末として移動機2は、基地局Aのゾーンから基地局Bのゾーンに移動しつつある。基地局Aは周波数FqAで、基地局Bは周波数FqBで信号を送信している。図6の移動通信システムにおいては、FqA及びFqB以外にFqxという周波数帯域も使用されるものとし、さらに基地局Aのゾーンと、基地局Bのゾーンの中間地点では、Fqxの周波数帯域のノイズ信号が発生しているものとする。
図7は、この動作例の説明において使用する所定の値を示す。
さて図6において、移動機2は、基地局Aのゾーンを離れ、基地局Bのゾーンに近づくので、移動機2は、この過程でセルサーチを行う。ここでセルサーチの対象周波数帯域の1つである周波数Fqxに関する移動機2の動作を、特にRSSI閾値とカウンタ値の変化を通して説明する。なお、RSSI閾値とカウンタ値は、周波数Fqxに対応する周波数帯域別回路200の、RSSI閾値回路232とカウント233に保持される値である。
図8は、この動作例におけるRSSI閾値とカウンタ値の変化を示す表である。
図8の表の(デフォルト値)の行は、周波数帯域別回路200が周波数帯域Fqxに関してセルサーチを開始する際のRSSI閾値及びカウンタ値の初期値を示す。
図8の表は左のカラムから、それぞれ周波数Fqxに関する、受信信号のRSSI、更新前のRSSI閾値、更新前のカウンタ値、信号解析回路240の動作状態、更新後のRSSI閾値、更新後のカウンタ値、周波数帯域別処理回路200の動作状態を示す。また図8では説明のために、受信処理を所定時間ごとに、受信1回目、受信2回目のように区切られたものとして示し、RSSI閾値とカウンタ値の変化を説明している。
図8の2行目、「受信1回目」において、Fqxの信号を−95dBmで受信している。この値はRSSI閾値(−100dBm)より大きいので、信号解析回路240を動作させている。この動作例におけるFqxはノイズ信号であるため、信号解析回路240の解析結果はNGとなり、その結果RSSI閾値を3dB修正して−97dBmに、カウンタ値を0から1つインクリメントして1としている。受信2回目は1回目と同様に処理されている。
受信3回目で受信信号のRSSIがRSSI閾値よりも小さくなり、信号解析回路240を停止している。信号解析回路240の停止により、受信3回目ではRSSI閾値とカウンタ値を更新していない。
受信4回目では、受信信号のRSSIがRSSI閾値よりも大きくなり、信号解析回路240を動作させるものの、解析結果はNGとなり、カウンタ値が3に更新されている。その結果、カウンタ値が所定値(3)に達している。そのため、周波数帯域別処理回路200の動作は受信4回目までとなり、受信4回目終了後から10秒間の棄却処理に入る。受信5回目は、Fqxが棄却処理中であるため、信号解析回路240を含めた周波数帯域別処理回路200が停止していることを示している。
このように本実施例では、相当程度の時間継続してノイズ信号を受信した周波数帯域のセルサーチ処理の一切を所定時間に渡って停止する。これにより、処理を停止した周波数帯域の受信及びRSSI測定を含むセルサーチ処理一切に要する電力の消費を防ぐことが可能となる。
次に本願発明の実施例2を説明する。実施例2では、セルサーチに係る処理が進行し、いくつかの周波数帯域別のセルサーチが休止している状態から、再度、すべての周波数帯域でセルサーチを開始する構成に関する。例えば、本願発明の実施例1で、数時間に及ぶ長時間の棄却タイマ値が用いられた場合や、多数の周波数帯域に掛かるノイズが、実施例1の棄却タイマが動作する程度のレベルと時間に渡って受信された場合などでは、多くの周波数帯域別のセルサーチ処理が休止状態となる。実施例2は、そのような通信端末の受信状況が、セルサーチ可能な状態に復帰した時に、実施例1の場合よりも速やかに全ての周波数帯域でセルサーチを開始する方法に関する。なお、以下の説明においては、実施例1と共通の構成及び動作に関する説明を省く。
図9に本願発明の実施例2に係るブロック図を示す。図9に関して、図1の実施例1のブロック図に対応する構成要素には、同じ符号が振られている。
実施例1と比較して、実施例2にはメモリ235が追加されている。メモリ235には、比較回路235とともに、RSSI測定回路からRSSI測定結果が入力される。メモリ235は、一定時間前の過去から現在に至るまでのRSSI測定結果を時系列に保持する。
周波数帯域別制御回路234は、メモリ235内に保持されたRSSI測定結果を一定の時間ごとに走査し、RSSI測定値の変化量を確認する。この確認により、周波数帯域別制御回路234は、RSSI測定値が大きく変化したことを検出すると、制御回路300にその旨を通知する。RSSI測定値の変化が大きい場合とは即ち、所定時間のRSSI測定値が、所定値以上の変化した場合である。
制御回路300では、周波数帯域別制御回路234から、RSSI測定値が大きく変化した旨の通知を受けると、その時点の周波数帯域別処理回路200の動作状態に関わらず、全ての周波数帯域でセルサーチを開始する。即ち、セルサーチを初めから行う。
図10は、実施例2における、主として周波数帯域別制御回路234に関する処理フローを示す。図10では、図2の実施例1の処理フローに、S1013のRSSI測定値の大きな変化の有無の判断と、変化を検出した場合に制御回路300に通知する処理(S1014)が追加されている。この通知(3)が、実施例2で追加された、周波数帯域別制御回路234から制御回路300への通知に対応する。
図11は、実施例2における、主として制御回路300に関する処理フローを示す。図11では、図3の実施例1の処理フローに、周波数帯域別処理回路200からの通知(3)の条件判断処理(S1112)が追加されている。この通知(3)は、図10におけるS1014の処理に対応する。制御回路300は、この通知(3)により、再度、すべての周波数帯域において、周波数帯域別処理回路200によるセルサーチを開始する(S1111)。
このように本実施例では、移動通信端末の受信状況の変化を、セルサーチ処理がなされている周波数帯域におけるRSSI測定値の変化により検出し、再度、すべての周波数帯域において、周波数帯域別処理回路200によるセルサーチを開始する。これにより通信端末の通信環境が変化した場合に、速やかにセルサーチを開始することが可能となる。
なお、本実施例1及び2においては、周波数帯域別処理回路200と、周波数帯域別棄却タイマ400とを、セルサーチを行う周波数帯域数に対応して複数個備えた構成が示されている。しかしながら、本実施例のように周波数帯域ごとに個別の回路を備えるのではなく、それぞれ1つの回路により、複数帯域を対象としたセルサーチを行うことも可能である。即ち、1組の回路を、受信周波数帯域を順次切替えて、複数周波数帯域のセルサーチを行えばよい。
1組の周波数帯域別処理回路200及び周波数帯域別棄却タイマ400を、周波数帯域を順次切替えて動作する構成においても、以下のように本発明を実施可能である。例えば、ノイズと判定され、棄却タイマにより計測される時間が経過するまでの棄却処理期間中には、周波数帯域別処理回路200における、棄却処理中の周波数帯域の処理をスキップ、あるいは停止すれば良い。
以上説明したように、本発明の移動通信端末は、ノイズ信号しか受信されない周波数帯域の、RSSI測定処理を含めたセルサーチ処理の一切を所定時間停止することにより、消費電量を低減することが可能となる。
本発明の実施例1の形態における構成図 本発明の実施例1の形態における処理フロー図 本発明の実施例1の形態における処理フロー図 従来方式におけるセルサーチの処理フロー図 本発明の実施例1の形態における定数値の表 本発明の実施例1の形態における動作例の説明における構成図 本発明の実施例1の形態における動作例の説明における定数値例の表 本発明の実施例1の形態における動作例の説明におけるRSSI閾値とカウンタ値の変化を示す表 本発明の実施例2の形態における構成図 本発明の実施例2の形態における処理フロー図 本発明の実施例2の形態における処理フロー図
符号の説明
1 セルサーチ回路
100 アンテナ
200 周波数帯域別処理回路
210 受信回路
220 RSSI測定回路
230 ノイズ判定回路
231 比較回路
232 RSSI閾値回路
233 カウンタ
234 周波数帯域別制御回路
235 メモリ
240 信号解析回路
300 制御回路
400 周波数帯域別棄却タイマ

Claims (15)

  1. 周波数帯域ごとの信号を受信し、受信電界強度を測定し、受信信号に対するセルサーチを実行するセルサーチ手段を有する移動通信端末において、
    前記セルサーチ手段と対応して設置され、前記セルサーチ手段による受信信号に対するセルサーチの実行結果を受信し、当該実行結果がセルサーチ成功の場合はセルサーチ情報を、当該実行結果がセルサーチ失敗の場合はノイズ信号受信の判定処理を実行してノイズ信号受信情報を出力する周波数帯域別制御手段と、
    前記周波数帯域別制御手段からセルサーチの実行結果を受信し、前記実行結果が前記セルサーチ情報の場合は前記セルサーチ情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を終了し、前記実行結果が前記ノイズ信号受信情報の場合は前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を所定時間停止するセルサーチ制御手段と
    を有することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記周波数帯域別制御手段は、受信電界強度の値に応じて前記セルサーチ手段による受信信号に対するセルサーチの実行または実行の停止を指示し、実行を指示した場合には前記セルサーチ手段によるセルサーチの実行結果を受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記周波数帯域別制御手段は、あらかじめ定めた閾値を超える電界強度の値を有する受信信号に対してのみ前記セルサーチ手段によるセルサーチの実行を指示することを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末。
  4. 前記周波数帯域別制御手段は、前記セルサーチ手段からセルサーチ失敗の実行結果を受信すると、前記閾値を所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項3に記載の移動通信端末。
  5. 前記周波数帯域別制御手段は、前記セルサーチ手段からセルサーチ失敗の実行結果の受信回数を計数するカウンタを備え、前記カウンタ値が所定の値に達したときにノイズ信号受信と判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の移動通信端末。
  6. 前記移動通信端末は、前記セルサーチ手段と対応して周波数帯域別タイマをさらに備え、前記セルサーチ制御手段は、前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御手段および対応する前記セルサーチ手段の動作を停止する所定時間を前記周波数帯域別タイマに設定し、周波数帯域ごとのセルサーチの実行を指示する際に、計時中の前記周波数帯域別タイマに対応する前記セルサーチ手段および前記周波数帯域別制御手段のセルサーチの実行を指示しないことを特徴とする請求項5に記載の移動通信端末。
  7. 前記周波数帯域別制御手段は、さらに所定の過去の時間までの受信電界強度値を保持するメモリを備え、前記メモリに保持された受信電界強度値の変化量が所定の値よりも大きい場合に受信状態変化情報を出力し、
    前記セルサーチ制御手段は、前記受信状態変化情報を受信すると前記セルサーチ手段による全ての周波数帯域のセルサーチを開始することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの請求項に記載の移動通信端末。
  8. 周波数帯域ごとの信号を受信し、受信電界強度を測定し、受信信号に対するセルサーチ処理を制御するセルサーチ処理制御方法であって、
    前記セルサーチ処理による受信信号に対するセルサーチの実行結果を受信し、当該実行結果がセルサーチ成功の場合はセルサーチ情報を、当該実行結果がセルサーチ失敗の場合はノイズ信号受信の判定処理を実行してノイズ信号受信情報を出力する周波数帯域別制御ステップと、
    前記周波数帯域別制御ステップからセルサーチの実行結果を受信し、前記実行結果が前記セルサーチ情報の場合は前記セルサーチ情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理を終了し、前記実行結果が前記ノイズ信号受信情報の場合は前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理の動作を所定時間停止するセルサーチ制御ステップと
    を有することを特徴とするセルサーチ処理制御方法。
  9. 前記周波数帯域別制御ステップは、受信電界強度の値に応じて前記セルサーチ処理による受信信号に対するセルサーチの実行または実行の停止を指示し、実行を指示した場合には前記セルサーチ処理によるセルサーチの実行結果を受信することを特徴とする請求項8に記載のセルサーチ処理制御方法。
  10. 前記周波数帯域別制御ステップは、あらかじめ定めた閾値を超える電界強度の値を有する受信信号に対してのみ前記セルサーチ処理の実行を指示することを特徴とする請求項9に記載のセルサーチ処理制御方法。
  11. 前記周波数帯域別制御ステップは、前記セルサーチ処理からセルサーチ失敗の実行結果を受信すると、前記閾値を所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項10に記載のセルサーチ処理制御方法。
  12. 前記周波数帯域別制御ステップは、前記セルサーチ処理からセルサーチ失敗の実行結果の受信回数をカウンタにより計数し、前記カウンタ値が所定の値に達したときにノイズ信号受信と判定することを特徴とする請求項8乃至11のいずれかの請求項に記載のセルサーチ処理制御方法。
  13. 前記セルサーチ処理制御方法は、前記セルサーチ処理と対応して周波数帯域別タイマステップをさらに含み、前記セルサーチ制御ステップは、前記ノイズ信号受信情報を出力した前記周波数帯域別制御ステップおよび対応する前記セルサーチ処理の動作を停止する所定時間を前記周波数帯域別タイマステップで計時し、周波数帯域ごとのセルサーチの実行を指示する際に、計時中の前記周波数帯域別タイマステップに対応する前記セルサーチ処理および前記周波数帯域別制御ステップの実行を指示しないことを特徴とする請求項12に記載のセルサーチ処理制御方法。
  14. 前記周波数帯域別制御ステップは、さらに所定の過去の時間までの受信電界強度値を保持し、保持された受信電界強度値の変化量が所定の値よりも大きい場合に受信状態変化通知を出力する受信状態変化通知ステップと、
    前記セルサーチ制御ステップは、前記受信状態変化通知を受信すると前記セルサーチ処理による全ての周波数帯域のセルサーチを開始することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載のセルサーチ処理制御方法。
  15. 請求項8乃至14のいずれかに記載のセルサーチ処理制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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