JP2007244242A - Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics - Google Patents
Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007244242A JP2007244242A JP2006069681A JP2006069681A JP2007244242A JP 2007244242 A JP2007244242 A JP 2007244242A JP 2006069681 A JP2006069681 A JP 2006069681A JP 2006069681 A JP2006069681 A JP 2006069681A JP 2007244242 A JP2007244242 A JP 2007244242A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nutrient solution
- container
- water
- temperature
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Abstract
Description
本発明は、バラやトマト等の植物を養液栽培する際に、植物が植えられる培地の温度を制御する方法及びシステムに関する。 The present invention relates to a method and system for controlling the temperature of a medium in which plants are planted when hydroponically cultivating plants such as roses and tomatoes.
植物の養液栽培には、植物を植えたロックウール等の培地に、供給手段となる給液パイプ等から養液や水を供給し、余剰分を排出する掛け流し式が知られている(例えば特許文献1参照)。また、供給した養液をタンクに回収し、再びポンプで給液パイプに戻して養液を再供給する循環方式もよく用いられている(例えば特許文献2参照)。 In the hydroponic cultivation of plants, there is known a flow-through method in which nutrient solution or water is supplied to a medium such as rock wool planted with plants from a supply pipe or the like serving as a supply means, and the excess is discharged ( For example, see Patent Document 1). In addition, a circulation system in which the supplied nutrient solution is collected in a tank and returned to the supply pipe with a pump to supply the nutrient solution again is often used (see, for example, Patent Document 2).
このような養液栽培においては、品質や収量の向上に繋がることから冬季や夏季での培地温度の管理が重要となる。前者の掛け流し式の場合、ヒータ等による温度調節装置を用いるとコストアップに繋がるため、多量の給液やかん水を行うことで温度制御を行うことが考えられる。しかし、余剰分として排出される量が多くなって肥料の利用効率が悪くなる上、培地の多湿による根腐れのおそれもある。
一方、後者の循環方式の場合、多量の給液やかん水を利用しても肥料の利用効率は低下しないが、循環液中に病原菌が侵入すると感染が拡大してしまう問題がある。
In such hydroponics, it is important to manage the medium temperature in winter and summer because it leads to improvement in quality and yield. In the case of the former flow-through type, using a temperature control device such as a heater leads to an increase in cost. Therefore, it is conceivable to perform temperature control by supplying a large amount of liquid supply or irrigation. However, the amount discharged as a surplus is increased and the use efficiency of the fertilizer is deteriorated, and there is a risk of root rot due to the high humidity of the medium.
On the other hand, in the case of the latter circulation method, the use efficiency of fertilizer is not reduced even if a large amount of liquid supply or brine is used, but there is a problem that infection spreads when pathogenic bacteria enter the circulation liquid.
そこで、本発明は、肥料の利用効率を低下させることなく、病原菌の感染のおそれも低減でき、より簡単に培地の温度制御が可能となる培地温度の制御方法及びシステムを提供することを目的としたものである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a medium temperature control method and system that can reduce the risk of infection with pathogens without reducing the fertilizer utilization efficiency, and that enables simpler temperature control of the medium. It is a thing.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、培地温度の制御方法として、植物を植えた培地を収容する栽培容器として、所定高さに排出口を備えた外容器と、その外容器内に支持されて培地の収容部を備えた内容器とからなり、内容器の収容部に外容器内と収容部内とを連通させる連通部を有して、内容器に供給した養液及び水を排出口位置までの水位で外容器に貯留可能としたものを用い、その栽培容器に養液と所定温度の水とを所定間隔で交互に供給することで、培地の温度を制御することを特徴としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、栽培容器の排出口から流出した養液等を回収する排液タンクと、その排液タンクでの水位が所定量に達すると、排液タンクの養液等を排液する排液手段とを備えたものにあって、天候に合わせた適切な養液等の供給を行うために、排液手段による排液回数に応じて栽培容器への養液と水との供給量を変更するようにしたものである。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
In addition to the object of
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、培地温度の制御システムとして、栽培容器を、所定高さに排出口を備えた外容器と、その外容器内に支持されて培地の収容部を備えた内容器とからなり、内容器の収容部に外容器内と収容部内とを連通させる連通部を有して、内容器に供給した養液及び水を排出口位置までの水位で外容器に貯留可能としたものとし、供給手段を制御する制御手段が、供給手段によって栽培容器へ養液と所定温度の水とを所定間隔で交互に供給させることで、培地の温度を制御することを特徴としたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の目的に加えて、栽培容器の排出口から流出した養液等を回収する排液タンクと、その排液タンクでの水位が所定量に達すると、前記排液タンクの養液等を排液する排液手段とを備えたものにあって、天候に合わせた適切な養液等の供給を行うために、排液手段による排液回数に応じて栽培容器への養液と水との供給量を変更するようにしたものである。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
In addition to the object of
請求項1及び3に記載の発明によれば、養液と交互に供給される所定温度の水によって培地温度を適正に制御可能となり、植物の品質が向上し、収量の増加に繋がる。而も、栽培容器にはその構造によって一定量の養液等のみが確保されるため、肥料が効率よく利用されると共に、培地が過湿状態にならず根腐れを生じさせない。また、排液の肥料成分も少なくなるため、掛け流し式にしても環境負荷を少なくすることができる。さらに、養液を循環させなくてもよいので、病原菌の感染も好適に防止可能となる上、濾過装置や殺菌装置等の付加装置が不要となることで低コストでの実現も期待できる。
請求項2及び4に記載の発明によれば、請求項1及び3の効果に加えて、排液回数に応じて養液と水との供給量を変更することで、雨天時等で排液量が多いときは養液及び水の供給を少なくして過湿状態を防ぎ、乾燥時等で排液量が少ないときは養液及び水の供給を多くして肥料や水分の欠乏状態を防ぐといった天候に合わせた対応が可能となる。
According to invention of
According to the second and fourth aspects of the invention, in addition to the effects of the first and third aspects, the supply amount of nutrient solution and water is changed according to the number of times of drainage, so that the drainage can be performed in rainy weather. When the amount is large, supply nutrient solution and water is reduced to prevent overhumidity, and when the amount of drainage is low during drying, etc., increase nutrient solution and water supply to prevent deficiency of fertilizer and water. It is possible to respond to the weather.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の培地温度の制御システムの一例を示す概略図で、制御システム1は、温室内に並べられた複数の栽培容器2,2・・と、各栽培容器2へ養液タンク3からの養液と上水道からの水とを供給する供給手段としての供給パイプ4と、各栽培容器2に分岐管5,5・・を介して接続され、下流側に排液タンク7を備えた排液パイプ6と、制御システム1全体の作動を制御する制御手段としての制御装置8と、を備える。供給パイプ4は、下流側で排液パイプ6に接続されて、上流側には、上水道側からの水の供給路を開閉する第一開閉弁9と、養液タンク3側からの養液の供給路を開閉する第二開閉弁10とが設けられている。一方、排液タンク7には、溜まった養液及び水(以下「養液等」という。)を外部へ排出する排液手段としてのポンプ11が設けられている。なお、排液タンク7は、所定数の栽培容器2の群ごとに設ければよい(例えば10a当たり1カ所程度)。また、養液は、植物の育成に必要な窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の無機成分を所定濃度で水に混合させた周知のものが使用される。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an example of a culture medium temperature control system according to the present invention. The
栽培容器2は、図2に示すように、外容器12と内容器13とからなる二重構造で、外容器12は、上面を開口させた深底で四角形の箱体を呈し、一方の長手側面の中央において、上下高さの中心より僅かに下方位置には、分岐管5が接続される排出口14が形成され、底部中央には、円形状の凹部15が形成されている。
一方、内容器13は、外容器12の開口に係止する外形が矩形状の上板16と、その上板16の中央部分から下方へ四角形の箱状に膨出して培地の収容部を形成する深底部17とからなり、上板16は、多数のスリット18,18・・が形成された網目状となっている。また、深底部17では、底面中央に、外容器12の凹部15に先端が嵌合する筒状の突部19が突設され、その突部19の周囲に、深底部17の内外を連通させる連通部としての上下方向のスリット20,20・・が、周方向へ等間隔で形成されている。また、深底部17の長手側面にも縦方向に連通部となる一対のスリット21,21が左右対称で形成されている。
As shown in FIG. 2, the
On the other hand, the
この外容器12に内容器13を上方から被せるように収容することで、内容器13の上板16が外容器12の開口に係止して外容器12を閉塞すると共に、深底部17が外容器12の内部に突出して突部19が凹部15に嵌合し、安定状態で支持される。内容器13の深底部17に、ロックウール等の培地が充填されて、バラ等の植物が所定の株数植えられる。
By housing the
この栽培容器2によれば、内容器13の培地に供給された養液等は、深底部17の突部19のスリット20やスリット21を通って外容器12内に流れ、外容器12に貯留する。液量が排出口14の位置に達すると、排出口14から溢れて分岐管5を介して排液パイプ6に排出されるため、外容器12内での液量が一定に維持される。よって、スリット20を介して外容器12と連通する深底部17でも同様に養液等の液量が一定に維持され、培地が過剰に養液等に浸かるおそれがなくなる。逆に、少ない量の養液等でもスリット20を介して内容器13側への再吸収ができることになる。
なお、供給パイプ4から各栽培容器2への養液等の供給は、ノズルによる噴出を利用したり、一端を供給パイプ4内に、他端を培地側に夫々垂らした不織布による毛管現象を利用したりして行われる。
According to the
In addition, supply of nutrient solution etc. to each
そして、制御装置8は、周知のCPUやメモリ、タイマー、入力部及び表示部等を備え、入力部で設定されたタイマーに従って、第一、第二開閉弁9,10の開閉制御を交互に行う他、排液タンク7に設けられた図示しない水位検出手段(フロート及び接点を用いた周知のもの)によって得られる水位が所定値に達すると、ポンプ11を作動させる排液制御を実行する。また、制御装置8は、排液タンク7での排液回数に応じて、後述するように、養液の供給時間(以下「給液時間」という。)及び水の供給時間(以下「かん水時間」という。)を変動させる培地温度制御(制御方法)を実行可能となっている。なお、かん水の温度及び間隔は、夏季等の高温期には培地の温度低下が図れるように、冬季等の低温期には培地の温度低下防止が図れるように設定する。この場合、夜間と昼間とで間隔を変える等してもよい。
The
以上の如く構成された制御システム1の培地温度制御を、図3,4のフローチャートに基づいて説明する。まず、図3に示す肥料の給液側では、S1の判別でタイマーで設定された設定時刻に達すると、S2で排液タンク7で行われた排液回数bの読み取りを行う。次にS3においてポンプ11を作動させて排液タンク7から養液等を排液する。排液が終了するとS4で排液カウントを0にリセットする。
そして、S5で第二開閉弁10を開弁させて供給パイプ4へ養液を流し、各栽培容器2へ養液を供給する。但しここでは、予め設定された排液回数aとS2で読み取られた排液回数bとの比に補正係数cを乗じた値を、基準時間(z秒)に乗じて得た時間で行われる。よって、排液回数bが多いときは給液時間が短く(給液量が少なく)なり、排液回数bが少ないときは給液時間が長く(給液量が多く)なる。演算された給液時間が経過すると、第二開閉弁10を閉弁させて養液の供給を終了する。
The culture medium temperature control of the
And in S5, the 2nd on-off
こうして養液が培地へ供給されると、各栽培容器2においては、培地を通過した養液は内容器13を通って外容器12の底部に水と共に貯留し、所定の液量に達すると分岐管5及び排液パイプ6を介して排液タンク7に送られる。排液タンク7の水位が所定値に達すると、前述のようにポンプ11が作動して排液が行われるが、この排液回数bがS6でカウントされ、設定時刻になると再びS1からの処理が繰り返される。
When the nutrient solution is supplied to the culture medium in this way, in each
一方、図4に示すかん水側では、S11の判別で設定時刻に達すると、まずS12で、図3のS5でなされた直前の給液から待機時間(w秒)経過したか否かが判別される。ここで当該時間経過していると、S13で養液側と同様に排液回数bの読み取りが行われた後、S14において排液タンク7から養液等が排液され、S15で排液カウントが0にリセットされる。このように直前の給液から待機時間の経過を待つのは、培地に供給された肥料を短時間で流出させず有効に利用するためである。
そして、S16で第一開閉弁9を開弁させてかん水を行う。このかん水も、予め設定された排液回数aとS13で読み取られた排液回数bとの比に補正係数cを乗じた値を、基準時間(y秒)に乗じて得た時間で行われる。よって、排液回数bが多いときはかん水時間が短く(水量が少なく)なり、排液回数bが少ないときはかん水時間が長く(水量が多く)なる。演算されたかん水時間が経過すると、第一開閉弁9を閉弁させてかん水を終了する。
On the other hand, in the watering side shown in FIG. 4, when the set time is reached in the determination of S11, first, in S12, it is determined whether or not a standby time (w seconds) has elapsed since the immediately preceding liquid supply made in S5 of FIG. The If the time has elapsed, the number of times of drainage b is read in S13 as in the nutrient solution side, and then the nutrient solution and the like are drained from the
In step S16, the first on-off
なお、かん水が行われた場合も、各栽培容器2においては、培地を通過した水は内容器13を通って外容器12の底部に養液と共に貯留し、所定の液量に達すると分岐管5及び排液パイプ6を介して排液タンク7に送られる。排液タンク7の水位が所定値に達するとポンプ11が作動して排液が行われるが、この排液回数bがS17でカウントされ、設定時刻になると再びS11からの処理が繰り返される。
In addition, even when irrigation is performed, in each
このように上記形態の制御システム1によれば、栽培容器2として、排出口14を備えた外容器12と、その外容器12内に支持されて深底部17を備えた内容器13とからなり、深底部17に外容器12内と深底部17内とを連通させるスリット20,21を有して、内容器13に供給した養液及び水を排出口14の位置までの水位で外容器12に貯留可能としたものを用い、この栽培容器2へ養液と所定温度の水とを所定間隔で交互に供給するようにしたことで、養液と交互に供給される所定温度の水によって培地温度を適正に制御可能となり、植物の品質が向上し、収量の増加に繋がる。而も、栽培容器2にはその構造によって一定量の養液等のみが確保されるため、肥料が効率よく利用されると共に、培地が過湿状態にならず根腐れを生じさせない。また、排液の肥料成分も少なくなるため、掛け流し式にしても環境負荷を少なくすることができる。さらに、養液を循環させなくてもよいので、病原菌の感染も好適に防止可能となる上、濾過装置や殺菌装置等の付加装置が不要となることで低コストでの実現も期待できる。
Thus, according to the
特にここでは、直前の給液又はかん水からの排液タンク7での排液回数に応じて栽培容器2への養液及び水の供給量を変更するようにしているため、雨天時等で排液量が多いときは養液及び水の供給を少なくして過湿状態を防ぎ、乾燥時等で排液量が少ないときは養液及び水の供給を多くして肥料や水分の欠乏状態を防ぐといった天候に合わせた対応が可能となっている。
In particular, since the supply amount of the nutrient solution and water to the
図5は、かん水による培地温度の変化を示すグラフで、aが水温、bが培地温度、cがかん水を行わない場合の培地温度を夫々示す。なお、かん水は1つの栽培容器当たり250ml/minで実行したもので、培地温度は培地表面から10cmの深さで測定している。
このグラフで明らかな通り、かん水温度の変化(約15℃〜23℃)に追従する格好で培地温度も変化しており、かん水による培地温度の制御が可能であることが理解できる。
FIG. 5 is a graph showing changes in medium temperature due to irrigation, where a is the water temperature, b is the medium temperature, and c is the medium temperature when no irrigation is performed. In addition, irrigation was performed at 250 ml / min per one cultivation container, and the medium temperature was measured at a depth of 10 cm from the surface of the medium.
As is apparent from this graph, the medium temperature also changes in a manner that follows the change in the irrigation temperature (about 15 ° C. to 23 ° C.), and it can be understood that the medium temperature can be controlled by irrigation.
なお、上記形態では、養液等を排液タンクに一旦貯留し、所定水位で排液するようにしているが、排液回数に応じた給液及びかん水時間の補正を行わないのであれば、排液タンクやポンプを省略することもできる。
また、水の供給も、養液のように一旦タンクに貯留してから供給するようにして、ヒータや給湯装置等の加熱手段や冷却手段によって所定温度の温水や冷水としてから供給すれば、培地の温度制御がより効果的に実行できる。勿論水は上水道に限らず、地下水等も用いることができる。
さらに、制御手段としては、上記形態の制御装置に限らず、タイマーと、タイマーのタイムアップでONするポンプ等との組み合わせで培地温度制御を実行する等、より簡略化を図っても差し支えない。
In the above form, nutrient solution or the like is temporarily stored in the drainage tank and drained at a predetermined water level, but if the liquid supply and irrigation time are not corrected according to the number of drains, The drain tank and pump can be omitted.
In addition, if the supply of water is once stored in a tank like a nutrient solution and then supplied as hot water or cold water at a predetermined temperature by a heating means such as a heater or a hot water supply device or a cooling means, Temperature control can be performed more effectively. Of course, the water is not limited to the water supply, and groundwater can also be used.
Furthermore, the control means is not limited to the control device of the above embodiment, and it may be further simplified, for example, the culture medium temperature control may be executed by a combination of a timer and a pump that is turned on when the timer expires.
一方、栽培容器では、排出口や分岐管は各栽培容器に複数設けてもよいし、内容器のスリットの位置や形状等も適宜変更できる。勿論容器自体の大きさや形状も変更可能である。
また、培地としては、ロックウール以外に、フェノール発泡樹脂も使用できる。フェノール発泡樹脂は、フェノール樹脂に有機酸、ノンフロン系発泡剤を加えて製造される培地で、最大容水時の液相率が約51%で、ロックウールの85%に比較して小さく、また、気相率が約44%で、逆にロックウールの10%に比較して大きい特性を有する。従って、酸素濃度を好適に保持できて過湿になりにくく、根腐れをより効果的に防止できる。特に、培地と貯水部との間に空間がある上記形態の栽培容器と組み合わせれば、過湿防止に一層有利である。
その他、養液と水とを供給するパイプを夫々別個に設けたり、供給パイプを栽培容器に直結したり等、制御システム自体の具体的な構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
On the other hand, in the cultivation container, a plurality of outlets and branch pipes may be provided in each cultivation container, and the position and shape of the slit of the inner container can be changed as appropriate. Of course, the size and shape of the container itself can be changed.
In addition to rock wool, a phenol foam resin can also be used as the medium. Phenolic foamed resin is a medium produced by adding an organic acid and a non-fluorocarbon foaming agent to phenolic resin. The liquid phase ratio at maximum water capacity is about 51%, which is smaller than 85% of rock wool. The gas phase rate is about 44%, and conversely, it has large characteristics compared with 10% of rock wool. Therefore, the oxygen concentration can be suitably maintained, it is difficult to become excessively humid, and root rot can be more effectively prevented. In particular, the combination with the cultivation container having the above-described form having a space between the culture medium and the water storage part is more advantageous for preventing excessive moisture.
In addition, the specific configuration of the control system itself can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention, such as separately providing pipes for supplying nutrient solution and water, or connecting the supply pipe directly to the cultivation container. It is.
1・・制御システム、2・・栽培容器、3・・養液タンク、4・・供給パイプ、5・・分岐管、6・・排液パイプ、7・・排液タンク、8・・制御装置、9・・第一開閉弁、10・・第二開閉弁、11・・ポンプ、12・・外容器、13・・内容器、14・・排出口、16・・上板、17・・深底部、19・・突部。
1 ....
Claims (4)
前記栽培容器として、所定高さに排出口を備えた外容器と、その外容器内に支持されて前記培地の収容部を備えた内容器とからなり、前記内容器の収容部に前記外容器内と収容部内とを連通させる連通部を有して、前記内容器に供給した養液及び水を前記排出口位置までの水位で前記外容器に貯留可能としたものを用い、
前記栽培容器に養液と所定温度の水とを所定間隔で交互に供給することで、前記培地の温度を制御することを特徴とした養液栽培における培地温度の制御方法。 In the nutrient solution culture in which the nutrient solution and water are supplied by a predetermined supply means to the cultivation container that contains the medium in which the plant is planted, the temperature of the medium is controlled,
The cultivation container includes an outer container having a discharge port at a predetermined height, and an inner container that is supported in the outer container and includes a storage part for the culture medium. The outer container is provided in the storage part of the inner container. It has a communication part that communicates the inside and the inside of the accommodating part, and uses the nutrient solution and water supplied to the inner container that can be stored in the outer container at the water level up to the discharge port position,
A method for controlling a medium temperature in hydroponics, wherein the temperature of the medium is controlled by alternately supplying a nutrient solution and water at a predetermined temperature to the cultivation container at predetermined intervals.
前記栽培容器を、所定高さに排出口を備えた外容器と、その外容器内に支持されて前記培地の収容部を備えた内容器とからなり、前記内容器の収容部に前記外容器内と収容部内とを連通させる連通部を有して、前記内容器に供給した養液及び水を前記排出口位置までの水位で前記外容器に貯留可能としたものとし、
前記制御手段が、前記供給手段によって前記栽培容器へ養液と所定温度の水とを所定間隔で交互に供給させることで、前記培地の温度を制御することを特徴とした養液栽培における培地温度の制御システム。 Controlling the temperature of the culture medium in hydroponics comprising a cultivation container that contains a culture medium in which plants are planted, a supply means that supplies nutrient solution and water to the cultivation container, and a control means that controls the supply means A system that
The cultivation container is composed of an outer container having a discharge port at a predetermined height and an inner container supported in the outer container and having an accommodating part for the culture medium. The outer container is provided in the accommodating part of the inner container. It has a communication part that allows communication between the inside and the storage part, and the nutrient solution and water supplied to the inner container can be stored in the outer container at the water level up to the discharge port position,
Medium temperature in hydroponics, wherein the control means controls the temperature of the culture medium by alternately supplying nutrient solution and water at a predetermined temperature at predetermined intervals to the cultivation container by the supply means. Control system.
A drainage tank that collects nutrient solution etc. flowing out from the outlet of the cultivation container, and a drainage means that drains the nutrient solution etc. in the drainage tank when the water level in the drainage tank reaches a predetermined amount The medium temperature in hydroponics according to claim 3, wherein the supply amount of the nutrient solution and water to the cultivation container is changed according to the number of times of drainage by the drainage means. Control system.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006069681A JP2007244242A (en) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006069681A JP2007244242A (en) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007244242A true JP2007244242A (en) | 2007-09-27 |
Family
ID=38589190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006069681A Pending JP2007244242A (en) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007244242A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103535253A (en) * | 2013-10-23 | 2014-01-29 | 镇江市丹徒区紫杉生态农业园 | Cultivating method of rose nutrient solution |
CN105145315A (en) * | 2015-07-01 | 2015-12-16 | 王文琪 | Plantation infusion tube and soft surface cultivation system |
CN115644046A (en) * | 2022-11-14 | 2023-01-31 | 福州市长乐区雪美农业开发有限公司 | A heat sink for soilless culture nutrient solution |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5088447U (en) * | 1973-12-15 | 1975-07-26 | ||
JPS50102330U (en) * | 1974-01-28 | 1975-08-23 | ||
JPS50155262U (en) * | 1974-06-13 | 1975-12-23 | ||
JPS6336720A (en) * | 1986-07-31 | 1988-02-17 | 株式会社誠和 | Method and apparatus for supplying hydroponic liquid in hydroponic culture |
JPS6416534A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-20 | Yamamoto Sangyo Kk | Control of nutrient absorption in hydroponic culture |
JPH01167153U (en) * | 1988-04-27 | 1989-11-24 | ||
JPH0837964A (en) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Sekisui Plastics Co Ltd | Water storage-type planter |
JP2000354422A (en) * | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Kiyoshi Yamada | Plant cultivation unit |
JP2004222552A (en) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Heihachiro Yamaguchi | Simple type nutriculture container |
-
2006
- 2006-03-14 JP JP2006069681A patent/JP2007244242A/en active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5088447U (en) * | 1973-12-15 | 1975-07-26 | ||
JPS50102330U (en) * | 1974-01-28 | 1975-08-23 | ||
JPS50155262U (en) * | 1974-06-13 | 1975-12-23 | ||
JPS6336720A (en) * | 1986-07-31 | 1988-02-17 | 株式会社誠和 | Method and apparatus for supplying hydroponic liquid in hydroponic culture |
JPS6416534A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-20 | Yamamoto Sangyo Kk | Control of nutrient absorption in hydroponic culture |
JPH01167153U (en) * | 1988-04-27 | 1989-11-24 | ||
JPH0837964A (en) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Sekisui Plastics Co Ltd | Water storage-type planter |
JP2000354422A (en) * | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Kiyoshi Yamada | Plant cultivation unit |
JP2004222552A (en) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Heihachiro Yamaguchi | Simple type nutriculture container |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103535253A (en) * | 2013-10-23 | 2014-01-29 | 镇江市丹徒区紫杉生态农业园 | Cultivating method of rose nutrient solution |
CN105145315A (en) * | 2015-07-01 | 2015-12-16 | 王文琪 | Plantation infusion tube and soft surface cultivation system |
CN115644046A (en) * | 2022-11-14 | 2023-01-31 | 福州市长乐区雪美农业开发有限公司 | A heat sink for soilless culture nutrient solution |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008253165A (en) | Cultivation container and cultivation device using the same | |
BR112016011026B1 (en) | auto-irrigation system for multiple plant containers | |
KR102124048B1 (en) | A crop cultivation apparatus having aquarium | |
KR101549189B1 (en) | hydroponics cultivation device | |
JP2007244242A (en) | Method and system for controlling temperature of culture media in hydroponics | |
JP2007300854A (en) | Device and method for hydroponic culture | |
JP7314616B2 (en) | Hydroponics member, hydroponics method, and hydroponics system | |
KR20120005610A (en) | Apparauts for growing strawberry seedlings | |
JP2019180252A (en) | Plant cultivation device and plant cultivation method | |
JP2010068735A (en) | Automatically watering planter | |
IL87849A (en) | Method and apparatus for supplementing the feed solution of hydrocultures with desalinated water | |
JP4570676B2 (en) | Tree planting equipment | |
JP2011139695A (en) | Water level adjusting device for adding water pouring-water for water tank or water receiving vessel | |
KR101357111B1 (en) | Hydroponics cultivation device | |
GB2420483A (en) | Hydroponic system with siphon | |
WO2018042570A1 (en) | Cultivation device, wall surface greening system and method for circulating nutrient solution | |
JPH089806A (en) | Solution culture system | |
JP4896189B2 (en) | Hydroponics equipment | |
JP2995653B2 (en) | Watering tank for cultivation container and supply container for cultivation container | |
JPS6229924A (en) | Hydroponic plant growing apparatus | |
JP2010226963A (en) | Hydroponics method and hydroponics device | |
JP7494574B2 (en) | Hydroponic cultivation method | |
CN202354140U (en) | Automatic water supply flowerpot | |
RU2251255C1 (en) | Apparatus for automatic irrigation of plants in pots | |
JP2010183874A (en) | Device for cultivating plant |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101207 |