JP2007242695A - 高周波ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】電気的な性能の良好な高周波ユニットを提供すること。
【解決手段】本発明の高周波ユニットにおいて、端子14が壁部2とシールド部4によって挟まれ、端子14よりも枠体1内に位置したシールド部4の存在によって、ワイヤレス機器からの送受信電波が壁部2とシールド部4間に侵入しても、その送受信電波は、枠体1中央部への侵入がシールド部4によって阻止され、従って、ノイズ等の不具合が発生せず、電気的な性能の良好なものが得られる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の高周波ユニットにおいて、端子14が壁部2とシールド部4によって挟まれ、端子14よりも枠体1内に位置したシールド部4の存在によって、ワイヤレス機器からの送受信電波が壁部2とシールド部4間に侵入しても、その送受信電波は、枠体1中央部への侵入がシールド部4によって阻止され、従って、ノイズ等の不具合が発生せず、電気的な性能の良好なものが得られる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ケーブルモデムやCATV等に使用されるデジタルチューナに使用して好適な高周波ユニットに関するものである。
図5は従来の高周波ユニットの分解斜視図であり、次に、従来の高周波ユニットの構成を図5に基づいて説明すると、金属板からなる枠体51は、四方を囲むロ字状の壁部52と、この壁部52に囲まれた位置に設けられた開放部53を有する。
回路基板54は、電気回路を形成するために搭載された電子部品55と、電気回路に接続された状態で、複数個が直立状態で取り付けられた端子56を有し、この回路基板54は、枠体51内に収納された状態で、枠体51に取り付けられると共に、回路基板54が取り付けられた際、端子56は、開放部53側から枠体51外に突出している。
金属板からなる2個のカバー57,58は、それぞれ開放部53を覆うように枠体51に取り付けられ、一方のカバー57に設けられた孔57aからは、端子56が突出して、従来の高周波ユニットが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような構成を有する従来の高周波ユニットは、ここでは図示しないが、端子56が突出する枠体51側をセットのマザー基板側に配置し、端子56がマザー基板側の電気回路に接続されるようになっている。
特開平9−331179号公報
しかし、従来の高周波ユニットにあっては、端子56が単に開放部53から突出したものであるため、近傍に携帯電話機等のワイヤレス機器が存在して、送受信電波がカバー57の孔57aから侵入した時、その送受信電波がストレートに枠体51の中央部に侵入し、ノイズ等の不具合が発生して、電気的な性能が悪くなるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、電気的な性能の良好な高周波ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、配線パターンが設けられ、電子部品が搭載された回路基板と、この回路基板の周囲を囲む壁部を有し、内部に回路基板を収納した枠体と、回路基板に取り付けられ、枠体外に突出する複数の端子とを備え、枠体には、壁部に繋がり、壁部に対向した状態で端子よりも枠体内に位置するシールド部が設けられ、端子がシールド部と壁部との間に位置したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、端子よりも枠体内に位置したシールド部の存在によって、ワイヤレス機器からの送受信電波が壁部とシールド部間に侵入しても、その送受信電波は、枠体中央部への侵入がシールド部によって阻止され、従って、ノイズ等の不具合が発生せず、電気的な性能の良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、シールド部は、壁部の一端から折り曲げられて、回路基板面に平行に延びる第1の折り曲げ部と、この第1の折り曲げ部から折り曲げられて、回路基板面に対して垂直な第2の折り曲げ部によって形成されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、シールド部が桟部や枠体内を区画するシールド板を形成する側と同一側にできて、材料の良いものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、第2の折り曲げ部の端部が配線パターンの接地用パターンに接続されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、シールド部の接地が確実になり、電気的な性能の一層良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、第2の折り曲げ部の端部には、係止部が設けられ、この係止部が回路基板を貫通して回路基板に掛止めされたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、係止部の存在によって、第2の折り曲げ部の支持の確実なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、端子の周囲には、配線パターンの接地用パターンを含む接地導体が端子を囲むように配置されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、接地導体の存在によって、送受信電波の枠体中央部への侵入が阻止されて、電気的な性能の一層良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、接地導体が複数の端子の周囲に繋がって設けられたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、接地導体同士の接地の確実なものが得られ、電気的な性能の一層良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、接地導体は、接地用パターンと、この接地用パターンに接続されたゼロオーム抵抗器によって形成されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ゼロオーム抵抗器の存在によって、端子に接続された配線パターンが中央部に容易に引き回しできるものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、回路基板の外周には、枠体に接続された接地用パターンが設けられたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、枠体への接地パターンの接地の強固なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、枠体は、壁部で囲まれた位置に設けられた開放部を有し、端子が開放部側から突出すると共に、枠体には、開放部を覆うカバーが取り付けられたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、端子がカバーから突出した伏せ型の高周波ユニットにおいても、電気的な性能の良好なものが得られる。
本発明は、端子よりも枠体内に位置したシールド部の存在によって、ワイヤレス機器からの送受信電波が壁部とシールド部間に侵入しても、その送受信電波は、枠体中央部への侵入がシールド部によって阻止され、従って、ノイズ等の不具合が発生せず、電気的な性能の良好なものが得られる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の高周波ユニットに係り、一部を切り欠いた下面図、図2は本発明の高周波ユニットに係る要部断面図、図3は本発明の高周波ユニットに係り、一部を切り欠いた上面図、図4は本発明の高周波ユニットに係り、ゼロオーム抵抗器の箇所における拡大断面図である。
次に、本発明の高周波ユニットの構成を図1〜図4に基づいて説明すると、金属板からなる枠体1は、四方を囲むロ字状の壁部2と、この壁部2に囲まれた位置に設けられた開放部3と、壁部2の一端に繋がり、L字状に枠体1内に折り曲げ形成されたシールド部4と、このシールド部4と同一側に設けられた桟部5と、この桟部5から枠体1内に折り曲げられ、複数の区画室を形成するシールド板6を有する。
また、シールド部4は、壁部2の一端から直角に折り曲げられて、開放部3に沿って延びる第1の折り曲げ部4aと、この第1の折り曲げ部4aの一端から直角に折り曲げられて、枠体1内に延びる第2の折り曲げ部4bと、一列状態で、第1の折り曲げ部4aに設けられた孔4cと、第2の折り曲げ部4bの一端部に設けられたくの字状等の係止部4dを有する。
回路基板7には、配線パターン8が設けられ、この配線パターン8は、信号用パターン9と、接地用パターン10を有すると共に、回路基板7には、所望の電気回路を形成するための電子部品11が搭載されている。
端子部材12は、絶縁材からなる保持部13と、この保持部13に保持され、一列状態に配置された複数の端子14を有し、この端子部材12は、保持部13が回路基板7に載置され、複数の端子14が電気回路に接続された状態で、回路基板7に直立状態で取り付けられている。
そして、図3,図4に示すように、接地用パターン10は、回路基板7の外周部に設けられた環状の第1のパターン10aと、端子14を囲むように第1のパターン10aから延びる第2のパターン10bを有し、この第2のパターン10bの切り欠き部10cからは、端子14に接続された信号用パターン9が引き出されている。
また、ゼロオーム抵抗器15が端子14に接続された信号用パターン9を跨ぐように配置されて、このゼロオーム抵抗器15の上面に設けられた導体15aが第2のパターン10bに半田付けされて、第1,第2のパターン10a、10bとゼロオーム抵抗器15とによって接地導体16が形成されると共に、この接地導体16によって、端子14の外周がシールドされた状態となっている。
この接地導体16は、端子14毎、或いは複数の端子14に対して1個、さらには、複数の接地導体16同士が繋がって設けても良い。
このような構成を有する回路基板7は、枠体1内に収納された状態で、枠体1に取り付けられ、回路基板7が取り付けられた際、図1,図2に示すように、端子14は、孔4cを通って開放部3側から枠体1外に突出している。
また、回路基板7が取り付けられた際、図2,図3に示すように、シールド部4の第2の折り曲げ部4bは、回路基板7面に対して垂直状態となり、端部に設けられた係止部4dが回路基板7を貫通して回路基板7に掛止めされた状態、接地用パターン10である第2のパターン10bに接続されると共に、接地用パターン10である第1のパターン10aは、枠体1の壁部2に接続される。
そして、枠体1外に突出した端子14は、壁部2と、端子14よりも枠体1内に位置するシールド部4とによって挟まれた状態になり、孔4cから侵入した送受信電波は、シールド部4によって枠体1中央部への侵入が阻止されるようになっている。
なお、シールド部4は、送受信電波等の影響が問題となる端子14、例えば、高周波信号を入出力する送信用端子やクロック信号用端子等に対応して設けられたものとなっており、また、端子14は、L字状に折り曲げられ、シールド部4の第2の折り曲げ部4bに対向する壁部2の孔から枠体1外に突出するようにしても良い。
金属板からなる2個のカバー17,18は、それぞれ開放部3を覆うように枠体1に取り付けられ、一方のカバー17に設けられた孔17aからは、端子14が突出して、本発明の高周波ユニットが形成されている。
そして、このような構成を有する本発明の高周波ユニットは、ここでは図示しないが、端子14が突出する枠体1側をセットのマザー基板側に配置し、端子14がマザー基板側の電気回路に接続されるようになって、伏せ型の配置が得られるようになっている。
また、L字状に形成された端子14が壁部2から突出したもにあっては、壁2側がマザー基板側となって、縦型の高周波ユニットが得られるものである。
1 枠体
2 壁部
3 開放部
4 シールド部
4a 第1の折り曲げ部
4b 第2の折り曲げ部
4c 孔
4d 係止部
5 桟部
6 シールド板
7 回路基板
8 配線パターン
9 信号用パターン
10 接地用パターン
10a 第1のパターン
10b 第2のパターン
10c 切り欠き部
11 電子部品
12 端子部材
13 保持部
14 端子
15 ゼロオーム抵抗器
15a 導体
16 接地導体
17 カバー
17a 孔
18 カバー
2 壁部
3 開放部
4 シールド部
4a 第1の折り曲げ部
4b 第2の折り曲げ部
4c 孔
4d 係止部
5 桟部
6 シールド板
7 回路基板
8 配線パターン
9 信号用パターン
10 接地用パターン
10a 第1のパターン
10b 第2のパターン
10c 切り欠き部
11 電子部品
12 端子部材
13 保持部
14 端子
15 ゼロオーム抵抗器
15a 導体
16 接地導体
17 カバー
17a 孔
18 カバー
Claims (9)
- 配線パターンが設けられ、電子部品が搭載された回路基板と、この回路基板の周囲を囲む壁部を有し、内部に前記回路基板を収納した枠体と、前記回路基板に取り付けられ、前記枠体外に突出する複数の端子とを備え、前記枠体には、前記壁部に繋がり、前記壁部に対向した状態で前記端子よりも前記枠体内に位置するシールド部が設けられ、前記端子が前記シールド部と前記壁部との間に位置したことを特徴とする高周波ユニット。
- 前記シールド部は、前記壁部の一端から折り曲げられて、前記回路基板面に平行に延びる第1の折り曲げ部と、この第1の折り曲げ部から折り曲げられて、前記回路基板面に対して垂直な第2の折り曲げ部によって形成されたことを特徴とする請求項1記載の高周波ユニット。
- 前記第2の折り曲げ部の端部が前記配線パターンの接地用パターンに接続されたことを特徴とする請求項2記載の高周波ユニット。
- 前記第2の折り曲げ部の端部には、係止部が設けられ、この係止部が前記回路基板を貫通して前記回路基板に掛止めされたことを特徴とする請求項2、又は3記載の高周波ユニット。
- 前記端子の周囲には、前記配線パターンの接地用パターンを含む接地導体が前記端子を囲むように配置されたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の高周波ユニット。
- 前記接地導体が複数の前記端子の周囲に繋がって設けられたことを特徴とする請求項5記載の高周波ユニット。
- 前記接地導体は、前記接地用パターンと、この接地用パターンに接続されたゼロオーム抵抗器によって形成されたことを特徴とする請求項6記載の高周波ユニット。
- 前記回路基板の外周には、前記枠体に接続された前記接地用パターンが設けられたことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載の高周波ユニット。
- 前記枠体は、前記壁部で囲まれた位置に設けられた開放部を有し、前記端子が前記開放部側から突出すると共に、前記枠体には、前記開放部を覆うカバーが取り付けられたことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の高周波ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006059566A JP2007242695A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 高周波ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006059566A JP2007242695A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 高周波ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007242695A true JP2007242695A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38587983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006059566A Withdrawn JP2007242695A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 高周波ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007242695A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016104145A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 株式会社村田製作所 | 高周波モジュール |
-
2006
- 2006-03-06 JP JP2006059566A patent/JP2007242695A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016104145A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 株式会社村田製作所 | 高周波モジュール |
JPWO2016104145A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2017-08-31 | 株式会社村田製作所 | 高周波モジュール |
US10262875B2 (en) | 2014-12-25 | 2019-04-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency module |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20091201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |