JP2007242344A - 多方向入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、弾性を有する薄板状の操作部材の一部を、第1、又は第2のキートップの何れか一方に固着して、第1、第2キートップを所定高さ位置に弾性付勢して、確実なクリック感を得ることができる多方向入力装置を提供する
こと。
【解決手段】 本発明の多方向入力装置1の操作部材9は、外周縁部9aの一部を固定板2上に載置して、第1操作部10、或いは第2操作部11近傍が、第1、又は第2キートップ15、16の何れか一方に固着されて、第1、第2キートップ15、16が、固定板2から所定高さ位置に弾性付勢され、第1、又は第2キートップ15、16のいずれか一方を押圧操作すると、ドーム状に形成された第1、又は第2操作部10、11のいずれか一方が反転してスイッチ部が入力操作可能になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多方向入力装置に係わり、例えばキートップの異なる位置を押圧することで複数の多方向の入力が可能な多方向入力装置に関する。
従来の多方向入力装置100は、図10に示すように、外部筐体180の内部には、円形状のキートップ170がプッシュスライド150に圧入嵌合されて取り付けられ、プッシュスライド150は、回転板132と筐体部121とを取付けた状態で、中央部に第1スイッチ部110fと、外周側に第2スイッチ部110b、110dとがドーム状に形成されてスイッチ基板110に載置されている。
そして、キートップ170の操作面170aが水平状の初期状態において、第1の操作で操作面170aの外周縁部側を矢印A方向に押圧すると、キートップ170が矢印A方向に傾倒操作される。
このキートップ170の傾倒操作に伴って、プッシュスライド150及び回転板132及び筐体部121が共に傾倒して、筐体部121の外周側の凸部121hがスイッチ基板110のドーム状の第2スイッチ部110bを所定の操作力にて押圧操作し、この押圧操作によって、第2スイッチ部110bがオンされる。
次に、矢印A方向への押圧を解除すると、ドーム状の第2スイッチ部110bの弾性力によって、プッシュスライド150、回転板132、筐体部121、キートップ170のそれぞれが、初期状態に戻される。
これによって、第2スイッチ部110bはオフとなる。そして、これらの傾倒操作は、操作面170aの他の外周縁部の近傍を押圧してもキートップ170は、それぞれの方向に傾倒され、この傾倒によって、筐体部121の各突部121hが第2スイッチ部110b、110dをそれぞれオンするように動作する。
次に、従来の多方向入力装置100の第2の動作は、図11に示すように、操作部170aが水平状態の初期状態において、キートップ170の中心部を矢印B方向に押圧する。すると、プッシュスライド150がスライド復帰用バネ140の弾性力に抗して降下して、プッシュスライド150の突部150dがスイッチ基板110の第1スイッチ部110fを押圧操作する。すると、ドーム状の第1スイッチ部110fが反転して入力される。
前記第1スイッチ部110fの反転に伴って発生するクリック感を操作者が感じて、第1スイッチ部110fが入力したことを操作者が認識できるようになっている。
その後、キートップ170の矢印B方向への押圧を解除すると、第1スイッチ部110fの弾性復帰力、及びスライド復帰用バネ140の弾性力によってキートップ170が元の初期状態に自動復帰して、第1スイッチ部110fがオフするようになっている。
特開2001−345031号公報
しかし、前述したような従来の多方向入力装置100は、スライド復帰用バネ140の弾性力に抗してキートップ170を押圧操作することで、第1スイッチ部110fが反転して入力されるようになっているので、第1スイッチ部110fが反転する時に発生するクリック感がスライド復帰用バネ140に吸収されて、発生するクリック感が弱くなり、第1スイッチ部110fが入力されたかどうかの認識が難しい問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決するためになされたもので、弾性を有する薄板状の操作部材の一部を、第1、又は第2のキートップの何れか一方に固着して、第1、第2キートップを所定高さ位置に弾性付勢して、確実なクリック感を得ることができる多方向入力装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の手段として本発明の多方向入力装置は、所定の高さ位置に支持された第1キートップと、この第1キートップの外側に前記第1キートップを囲むように前記第1キートップと同じ高さ位置に支持された環状の第2キートップと、前記第1、第2キートップを前記高さ位置に弾性付勢する操作部材と、前記第1、第2キートップと対向する側に前記操作部材を介して入力操作可能な複数のスイッチ部を有するメンブレンスイッチとを備え、
前記操作部材には、前記第1のキートップを前記弾性付勢する第1操作部と、この第1操作部の外周側に位置して前記第2キートップを前記弾性付勢する複数の前記第2操作部とが一体形成され、
前記操作部材は、外周縁部の一部を固定板上に載置して、前記第1操作部、或いは前記第2操作部近傍が、前記第1、又は第2キートップの何れか一方に固着されて、前記第1、第2キートップが、前記固定板から所定高さ位置に弾性付勢され、前記第1、又は第2キートップのいずれか一方を押圧操作すると、ドーム状に形成された前記第1、又は第2操作部のいずれか一方が反転して前記スイッチ部が前記入力操作可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記操作部材には、前記第1、第2操作部を連結する弾性変形可能な複数の連結部が形成され、前記第1、第2操作部によって前記第1、第2キートップが前記高さ位置になるように弾性付勢されることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記第2操作部近傍の前記連結部には、前記第2キートップに前記固着するための固着部が形成され、前記固着部を前記第2キートップに固着していることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の手段として、前記第1キートップは、前記第2キートップの中央部に形成した嵌合孔に操作面を挿通させて抜け止めされ、前記固着部を前記第2キートップに固着した前記操作部材の前記第1操作部により、前記第1キートップの操作面が前記第2キートップの操作面と同じ高さに弾性付勢されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の手段として、前記第1、第2キートップには、前記第1、第2操作部材の前記ドーム状の操作面を押圧操作可能な凸部が所定高さで突出形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の手段として、前記固着部は、前記連結部の一部に形成した取付孔からなり、前記第2キートップには、前記取付孔に嵌合させてカシメ可能な取付突起が形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の手段として、前記連結部は、前記固着部から前記第1、及び前記第2操作部までの間が、湾曲状に形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第8の手段として、前記操作部材は、弾性を有する金属板からなり、前記固定板は、剛性を有する金属板からなり、前記操作部材には、前記複数の連結部を連結する前記外周縁部と、この外周縁部から外側に延出する取付腕部とが形成され、前記取付腕部が前記固定板に取付けられて、前記第1、第2操作部、及び前記連結部を除く部分の前記操作部材の動きが規制されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第9の手段として、前記固定板には、前記メンブレンスイッチ及び前記操作部材を位置決めするための位置決め突起と、金属板からなる前記操作部材の前記取付腕部をカシメ付けて前記取付けるためのカシメ部とが形成されていることを特徴とする。
本発明の多方向入力装置の操作部材は、外周縁部の一部を固定板上に載置していると共に、第1操作部、或いは第2操作部近傍を第1、又は第2キートップの何れか一方に固着して、第1、第2キートップを固定板から所定高さ位置に弾性付勢され、第1、又は第2キートップのいずれかを押圧操作すると、ドーム状に形成された第1、又は第2操作部のいずれかが反転してスイッチ部が入力操作可能になっているので、第1、又は第2キートップのいずれかの押圧操作で第1、又は第2操作部を確実に反転させてクリック感を得ることができ、このことによりスイッチ部が確実に入力されたことを認識することができる。
また、操作部材には、第1、第2操作部を連結する弾性変形可能な複数の連結部が形成され、第1、第2操作部によって第1、第2キートップが所定高さ位置に弾性付勢されるので、第1、第2キートップをそれぞれ独立して押圧操作することができ、スイッチ部の誤入力を防止できる。
また、第2操作部近傍の連結部には、第2キートップに固着するための固着部が形成され、固着部を第2キートップに固着しているので、第2キートップは上下方向だけの動きが自在で、左右方向の動きを規制することができる。
また、第1キートップは、第2キートップの中央部に形成した嵌合孔に操作面を挿通させて抜け止めされ、固着部を第2キートップに固着した操作部材の第1操作部により、第1キートップの操作面が前記第2キートップの操作面と同じ高さになるように弾性付勢されているので、操作性に優れた第1、第2キートップとすることができる。
また、第1、第2キートップには、第1、第2操作部材のドーム状の操作面を押圧操作可能な凸部が所定高さで突出形成されているので、第1、第2キートップの押圧操作で、第1、第2操作部を確実に反転させてクリック感を得ることができる。
また、固着部は、連結部の一部に形成した取付孔からなり、第2キートップには、取付孔に嵌合させてカシメ可能な取付突起が形成されているので、取付突起をカシメ付けることで操作部材を第2キートップに一体化することができ、組み立てが容易である。
また、連結部は、固着部から第1、及び第2操作部までの間が、湾曲状に形成されているので、固着部から第1、及び第2操作部までの距離をかせげて、第1キートップを押圧して第1操作部が弾性変形しても第2操作部への影響を小さくできる。
また、操作部材は、弾性を有する金属板からなり、固定板は、剛性を有する金属板からなり、操作部材には、複数の連結部を連結する外周縁部と、この外周縁部から外側に延出する取付腕部とが形成され、取付腕部が固定板に取付けられて、第1、第2操作部、及び連結部を除く部分の操作部材の動きが規制されているので、操作部材の左右方向の動きが規制されることで、第1、第2キートップの左右方向の動きも規制することができ、操作性に優れた多方向入力装置を提供できる。
また、固定板には、メンブレンスイッチ及び操作部材を位置決めするための位置決め突起と、金属板からなる操作部材の取付腕部をカシメ付けて取付けるためのカシメ部とが形成されているので、操作部材を固定板のカシメ部でカシメ付けることで、メンブレンスイッチ上が金属板からなる操作部材で覆われる。
そのために、メンブレンスイッチのスイッチ部に操作者に帯電している静電気等が侵入して電子機器側の半導体等が故障するのを防止できる。
以下に、本発明の多方向入力装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の多方向入力装置の分解斜視図であり、図2は第1キートップの断面図であり、図3は第1キートップの下面図であり、図4は第2キートップの断面図であり、図5は第2キートップの下面図であり、図6は操作部材の斜視図であり、図7は操作部材の平面図であり、図8は図7の8-8断面図であり、図9は本発明の多方向入力装置の操作を説明する模式図である。
まず、本発明の多方向入力装置1は、最下部に板厚が0.3〜0.4mmの鉄板等の金属板からなる固定板2が配設され、この固定板2は、円形状のメンブレン載置部2aが形成されていると共に、メンブレン載置部2aから4方向の外向きに突出して取付腕部2bが形成され,この取付腕2bが外部の電子機器(図示せず)等に取付けられるようになっている。
前記取付腕部2bの根元部分のそれぞれには、後述するメンブレンスイッチ3及び操作部材9の取付腕部4e、9dをカシメ付け可能な一対の爪状のカシメ部2cが形成されている。また、爪状のカシメ部2c間には、所定高さの位置決め突起2dが切り曲げ形成され、この位置決め突起2dに、後述するメンブレンスイッチ3、及び操作部材9の位置決め孔4f、9cが嵌合可能になっている。
また、固定板2のメンブレン載置部2a上には、メンブレンスイッチ3が載置されている、このメンブレンスイッチ3は、樹脂フィルムからなる1枚のシート部材4を、図9に示すように、上下に折り返して、メンブレン載置部2aに載置可能な略円形の上部シート4aと下部シート4bとが形成され、下部シート4bからは、図1に示すように、端子部4dが引き出されて外部の電子機器等(図示せず)に接続可能になっている。また、上部シート4aと下部シート4bとを折り返し部4cで折り返したシート部材4には、固定板2の取付腕部2bに載置可能な取付腕部4eと、固定板2の位置決め突起2dに嵌合可能な位置決め孔4fとが形成されている。
また、上部シート4aと下部のシート4bと間には、所定厚さのスペーサ5が挟持されており、スペーサ5は、図1に示すように、外形形状がシート部材4の上部シート4aと下部シート4bと略同形状に形成されて、4方向の位置に取付腕部5aと、位置決め孔5bとが形成されている。
前記スペーサ5のセンタには、所定の径寸法の第1の孔5cが貫通形成され、この第1の孔5cから等距離の位置で、第1の孔5cと4方向の位置決め孔5bとを結ぶ線上に第2の孔5dが貫通形成されている。
前記第2の孔5dは、第1の孔5cと同寸法の2つの孔を位置ズレさせてひょうたん状に形成されている。
また、隣り合うひょうたん状の第2の孔5d、5d間には、第1の孔5cと同寸法の4個の第3の孔5eが貫通形成されている。前記第2、第3の孔5d、5eは、第1の孔をセンタとして8方の放射状の位置に等間隔に形成されている。
また、4個の第3の孔5eは、第1の孔5cをセンタとする第2の孔5dの内側の孔の円周上に形成されている。
前記メンブレンスイッチ3は、図9に示すように、上部と下部のシート4a、4b間に挟持した状態のスペーサ5のセンタに位置する第1の孔5c内に、上部電極と下部電極とからなる第1スイッチ部6が印刷等で形成されている。
また、メンブレンスイッチ3は、ひょうたん状の第2の孔5d内の内側に第2スイッチ部7と、外側に第3スイッチ部8とが形成されている。前記内周側の第2スイッチ部7は、図示を省略するが、4個の第3の孔5e内にもそれぞれ形成されて、第1スイッチ部6を中心とする8方向の位置に形成されている。
即ち、メンブレンスイッチ3には、例えば第1の孔5c内に第1スイッチ部6が1個、第2スイッチ部7が第2の孔5d内、及び第3の孔5e内のそれぞれに8個、第3スイッチ部8が第2の孔5dの外側に4個それぞれ形成されて、合計13個のスイッチ部が形成されている。
また、メンブレンスイッチ3上には、メンブレンスイッチ3の上部シート4aと略同じ大きさで略円形状に形成された操作部材9が配設されている。
前記操作部材9は、板厚が50〜60μmの弾性を有する1枚の金属板からなり、プレス加工等により打抜きされて、図6、図7に示すように、メンブレンスイッチ3と外形が略同形状の円形状の外周縁部9aが形成されている。
この外周縁部9aからは、4方向に延出する取付腕部9bが形成されていると共に、取付腕部9bに固定板2の位置決め突起2dが嵌合可能な位置決め孔9cが形成されている。
また、操作部材9には、メンブレンスイッチ3のセンタに位置する第1スイッチ部6と対向する位置に、直径寸法が略3mmで中央部をドーム状に膨出した第1操作部10が形成されている。
そして、第1操作部10のドーム状の操作面10aの頂部には、下向きに突出する押圧部10bが形成され、操作面10aの頂部を後述する第1キートップ15を所定圧力の作動力で押圧操作することで、操作面10aが反転して、押圧部10bが第1スイッチ部6を押圧して第1の入力操作が可能になっている。
前記第1操作部10が反転すると、同時にクリック感が生じ、このクリック感を、後述する第1キートップ15を押圧操作する操作者が感じて、第1の入力操作が行われたことを認識できるようになっている。
また、操作部材9には、90度間隔の位置に形成した4個のひょうたん状の第2の孔5dと対向する位置の4箇所に、直径寸法が第1操作部10と略同じ形状でドーム状の4個の第2操作部11が形成されている。
前記4個の第2操作部11のそれぞれには、図6、図7に示すように、ドーム状の外周部から中央部の第1操作部10方向に所定寸法延出させて、第2スイッチ部7(4箇所)を入力操作可能な第2スイッチ操作部11aと、第2操作部11のドーム状の操作面11bの頂部から下向きに突出させて第3スイッチ部8を入力操作可能な第2押圧部11cとが形成されている。
前記第2操作部11は、図8に示すように、操作面11bの頂部から第2スイッチ操作部11aの下面までが寸法H(0.3〜0.35mm)に形成されていると共に、操作面11bのドーム状の高さが寸法h(0.15〜0.2mm)に形成されている。
そして、操作面11bの頂部に所定圧力の作動力(例えば160g)を加えると第2操作部11が反転して、第1操作部10と同様なクリック感を得られるようになっている。
また、操作部材9には、互いに隣り合う第2操作部11、11間で、メンブレンスイッチ3の第3の孔5eと対向する位置の4箇所に、第2操作部11と略同形状のドーム状の第3操作部12が形成されている。
前記第3操作部材12には、第2操作部11の第2スイッチ操作部11aが操作しない部分(4箇所)の第2スイッチ部7を入力操作可能な第2スイッチ操作部12aが形成されている。前記第3操作部12は、第2第2スイッチ操作部12aが第2操作部11の第2スイッチ操作部11aと同形状でセンタの第1操作部10方向に延出形成されていると共に、円形状の外形の一部が切り欠きされて切欠部12bが形成されて、ドーム状の操作面12cの外形が略Dカット状になっている。
そのために、第3操作部12は、作動力が第2操作部11より小さな例えば80gで反転して、第1、第2操作部10、11より弱いクリック感が発生するようになっている。
前記第2、第3操作部11、12によって、後述する第2キートップ16を所定高さの上昇位置である初期位置に弾性付勢するようになっている。
また、第3操作部12は、ドーム状の操作面12cの頂部から第2スイッチ操作部12a間での寸法が、第2操作部11の寸法Hと同じ寸法に形成されていると共に、操作面12cのドーム状の高さが、第2操作部11の寸法hと同じに形成されている。そして、第1、第2、第3操作部10、11、12のそれぞれは、ドーム状の外周の直径寸法が略3mmの小径に形成されて、細幅に形成された複数の連結部13に連結されている。この連結部13は、第2、第3操作部11、12から第1操作部10までの間が湾曲形成されているので、第2、第3操作部11、12から第1操作部10までの距離をかせいで、第1操作部10が弾性変形しても第2、第3操作部11、12への影響を小さくできるようになっている。
また、操作部材9は、複数の連結部13が外周縁部9aに連結されて第1、第2、第3操作部10、11、12のそれぞれが一体化されている。
また、複数の連結部13は、図9に示すように、取付腕部9bから所定高さになるようにプレス加工等で図示上方に膨出形成されている。そのために、操作部材9は、取付腕部9bをメンブレンスイッチ3に載置すると、第1、第2、第3操作部10、11、12のそれぞれがメンブレンスイッチ3から浮き上がるようになっている。
この時の第2、第3操作部11、12は、外周縁部9aに近い外周側よりも、内周側の第2スイッチ操作部11a、及び第2スイッチ操作部12aがメンブレンスイッチ3から大きく離間した状態になっている。
また、第2、第3操作部11、12間に位置する連結部13の4方向の位置には、所定の径寸法の取付孔14からなる固着部が貫通形成されている。即ち、第2操作部11近傍の連結部13には、後述する第2キートップ16に固着するための固着部(取付孔14)が形成されている。
そして、操作部材9とメンブレンスイッチ3とは、それぞれの取付腕部9b、4eを位置合わせした状態で、固定板2のメンブレン載置部2a上に載置して、それぞれの位置決め孔4f、9cを、位置決め突起2dに嵌合させて位置決めするようになっている。
また、操作部材9のセンタに形成した第1操作部10上には、図2、図3に示すような、外形が略円形状の第1キートップ15が配設されている。前記第1キートップ15は、樹脂材料からなり断面が略台形状の押圧面15aと、この操作面15aの台形状の裾野部分から外側に突出して鍔部15bが形成されている。 また、第1キートップ15には、下面側センタに第1操作部10のドーム状の頂部に当接する所定高さの凸部15cが突出形成されていると共に、鍔部15b外周部の4方向の位置が円弧状に切り込みされて回り止め部15dが形成されている。
このような第1キートップ15は、図9に示すように、後述する第2キートップ16の嵌合孔16aに挿通すると共に、鍔部15bによって嵌合孔16aから抜け止めされて支持されて、操作面15aを矢印C方向に押圧操作可能になっている。
また、操作部材9の第2、第3操作部11、12上には、図4、図5に示すような、外形が第1キートップ15より大きくて、中央部に第1キートップ15が挿通して抜け止め可能な円形状の嵌合孔16aを有する環状の第2キートップ16が配設されている。前記第2キートップ16は、樹脂材料からなり嵌合孔16a周囲に環状の操作面16bが形成され、この操作面16bの外周側に鍔部16cが形成され、この鍔部16cが、電子機器(図示せず)等の筐体に支持されて、所定高さ以上第2キートップ16が上昇しないように規制されるようになっている。
また、第2キートップ16の下面側には、図5に示すように、45度間隔の8方向で所定の径寸法の円周上に、第2、第3操作部11、12に当接する8個の凸部16dが突出形成されている。更に、第2キートップ16の下面側には、複数の凸部16dの内側に、操作部材9の4個の取付孔14に嵌合する4個の取付突起16eが形成されていると共に、嵌合孔16aに接する周囲の4箇所に回り止め突起16fが形成されている。
そして、操作部材9の固着部である取付孔14に取付突起16fを嵌合させて、取付突起16fを熱カシメ等を行うことで、操作部材9と第2キートップ16とが一体化されている。同時に、操作部材9の第1操作部10によって第1キートップ15も所定高さ位置に弾性付勢されるようになっている。
また、操作部材9は、取付孔14を形成した部分の連結部13が第2キーっトップ16の取付突起16eに固着されることで、第2、第3操作部11、12の操作面11b、12cの頂部が、第2キートップ16の8個所に形成した凸部16dに弾接するようになっている。
このような第2キートップ16の嵌合孔16aに、第1キートップ15のドーム状の操作面15aを嵌合させると、回り止め部15dが回り止め突起16fに係合する。このことにより、第1キートップ15は、第2キートップ16に対して回り止めされると共に、鍔部15bによって嵌合孔16aから抜け止めされる。
そして、第1キートップ15の操作面15aと第2キートップ16の操作面16bとが同一面上に位置する。
このような第1キートップ15を嵌合孔16aに嵌合させた状態の第2キートップ16の取付突起16eに、操作部材9の取付孔14を嵌合させて、図9に示すように取付突起16eを熱カシメ等行うと、第1キートップ15を取付けた第2キートップ16と操作部材9とが一体化される。
その後、操作部材9の取付腕部9bを、メンブレンスイッチ3の取付腕部4eに位置合わせした状態で、固定板2の位置決め突起2dに、それぞれの位置決め孔4f、9cを嵌合させて固定板2とメンブレンスイッチ3と操作部材9とを位置決めする。
そして、固定板2の互いに対向する爪状のカシメ部2cを内側に折り畳むようにカシメ付けると、メンブレンスイッチ3と操作部材9との動きが規制される。
すると、付勢部材9の連結部13の付勢力で第2キートップ16が固定板2から所定高さの位置に弾性支持されると共に、第1キートップ15が第1操作部10の付勢力で、矢印C方向と反対方向の上方に弾性付勢されて、図9に示すように、それぞれの操作面15a、16bがほぼ同じ高さとなる初期状態となって本発明の多方向入力装置1が組立てられている。
この時の第2キートップ16は、鍔部16cが電子機器等の筐体(図示せず)側に支持されて、固定板2から所定高さの上昇位置以上に上昇しないように動きが規制されるようになっている。
このように組立てられた本発明の多方向入力装置1の操作を、図9に基づいて説明すると、まず、第2キートップ16の嵌合孔16aから操作面15aが所定高さで上昇した初期状態にある第1キートップ15の操作面15aに、所定圧力の作動力(略160g)を加えて矢印C方向に押圧操作する。
すると、第1付勢部10は、取付突起16eに支持した連結部13の付勢力に抗してメンブレンスイッチ3上に降下すると共に、凸部15cに押圧されたドーム状の操作面10aが反転する。このことにより、押圧部10bがメンブレンスイッチ3の第1スイッチ部6を押圧して第1の入力操作が行われると共に、同時にクリック感が生じて操作者が第1の入力操作が行われたことを認識できる。
その後、第1キートップ15に加えていた作動力を解除すると、第1キートップ15が第1付勢部10に弾性付勢されて上昇し初期状態に自動復帰する。
次に、初期状態にある第2キートップ16の操作面16bに、第1キートップ15に加えていた作動力より小さい作動力(例えば略80g)を、操作者の指等により加えて矢印D方向に押圧操作すると、第2付勢部11、又は第3付勢部12は、自身の付勢力に抗してメンブレンスイッチ3上に降下し、第2スイッチ操作部11a、又は押圧部12aが、8個の第2スイッチ部7の中野1個が押圧されて第2の入力操作が行われる。
また、第2キートップ16に小さい作動力を加えた状態の操作者の指を、操作面16bの円周方向に沿って滑らせると、8個の第2スイッチ部7が順番に入力されて8方向の入力を行うことができる。
次に、第2の入力操作後に、第3スイッチ部8と対向する位置の第2キートップ16の操作面16bに、更に大きな作動力(例えば略160g)を加えて押圧操作する。すると、第3スイッチ部8上に位置するドーム状の第2付勢部11が反転して、第2付勢部11の第2押圧部11cが第3スイッチ部8を押圧して、第3の入力操作が行われる。
即ち、本発明の多方向入力装置1は、第1キートップ15が第2キートップ16に対して独立して昇降可能となっており、第1キートップ15を所定の作動力で押圧操作することで第1の入力操作が可能になっており、第2キートップ16は、異なる2種類の作動力で押圧操作することで、第2、第3の異なる入力操作が可能になっている。
尚、本発明の実施の形態では、操作部材9を第2キートップ16に固着することで説明したが、操作部材9を第1キートップ15に固着して第2キートップ16を上方に弾性付勢するものでも良い。
また、メンブレンスイッチ3、操作部材9、第1、第2キートップ15、16は、円形状に限らず、例えば矩形状のものでも良い。また、本発明の実施の形態では、操作部材9の取付孔14を第2キートップ16の取付突起16eにカシメ付けることで説明したが、接着剤で接着するようにしたものでも良い。
本発明の多方向入力装置の分解斜視図である。 第1キートップの断面図である。 第1キートップの下面図である。 第2キートップの断面図である。 第2キートップの下面図である。 操作部材の斜視図である。 操作部材の平面図である。 図7の8-8断面図である。 本発明の多方向入力装置の操作を説明する模式図である。 従来の多方向入力装置の要部断面図である。 従来の多方向入力装置の要部断面図である。
符号の説明
1 本発明の多方向入力装置
2 固定板
2a メンブレン載置部
2b 取付腕部
2c カシメ部
2d 位置決め突起
3 メンブレンスイッチ
4 シート部材
4a 上部シート
4b 下部シート
4c 折り返し部
4d 端子部
4e 取付腕部
4f 位置決め孔
5 スペーサ
6 第1スイッチ部
7 第2スイッチ部
8 第3スイッチ部
9 操作部材
9a 外周縁部
9b 取付腕部
9c 位置決め孔
10 第1操作部
11 第2操作部
12 第3操作部
13 連結部
14 取付孔
15 第1キートップ
15a 操作面
15b 鍔部
15c 凸部
15d 回り止め部
16 第2キートップ
16a 嵌合孔
16b 操作面
16c 鍔部
16d 凸部
16e 取付突起
16f 回り止め突起


Claims (9)

  1. 所定の高さ位置に支持された第1キートップと、この第1キートップの外側に前記第1キートップを囲むように前記第1キートップと同じ高さ位置に支持された環状の第2キートップと、前記第1、第2キートップを前記高さ位置に弾性付勢する操作部材と、前記第1、第2キートップと対向する側に前記操作部材を介して入力操作可能な複数のスイッチ部を有するメンブレンスイッチとを備え、
    前記操作部材には、前記第1のキートップを前記弾性付勢する第1操作部と、この第1操作部の外周側に位置して前記第2キートップを前記弾性付勢する複数の前記第2操作部とが一体形成され、
    前記操作部材は、外周縁部の一部を固定板上に載置して、前記第1操作部、或いは前記第2操作部近傍が、前記第1、又は第2キートップの何れか一方に固着されて、前記第1、第2キートップが、前記固定板から所定高さ位置に弾性付勢され、前記第1、又は第2キートップのいずれか一方を押圧操作すると、ドーム状に形成された前記第1、又は第2操作部のいずれか一方が反転して前記スイッチ部が前記入力操作可能になっていることを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記操作部材には、前記第1、第2操作部を連結する弾性変形可能な複数の連結部が形成され、前記第1、第2操作部によって前記第1、第2キートップが前記高さ位置になるように弾性付勢されることを特徴とする請求項1記載の多方向入力装置。
  3. 前記第2操作部近傍の前記連結部には、前記第2キートップに前記固着するための固着部が形成され、前記固着部を前記第2キートップに固着していることを特徴とする請求項2記載の多方向入力装置。
  4. 前記第1キートップは、前記第2キートップの中央部に形成した嵌合孔に操作面を挿通させて抜け止めされ、前記固着部を前記第2キートップに固着した前記操作部材の前記第1操作部により、前記第1キートップの操作面が前記第2キートップの操作面と同じ高さに弾性付勢されていることを特徴とする請求項3記載の多方向入力装置。
  5. 前記第1、第2キートップには、前記第1、第2操作部材の前記ドーム状の操作面を押圧操作可能な凸部が所定高さで突出形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の多方向入力装置。
  6. 前記固着部は、前記連結部の一部に形成した取付孔からなり、前記第2キートップには、前記取付孔に嵌合させてカシメ可能な取付突起が形成されていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  7. 前記連結部は、前記固着部から前記第1、及び前記第2操作部までの間が、湾曲状に形成されていることを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項に記載の多方向入力装置。
  8. 前記操作部材は、弾性を有する金属板からなり、前記固定板は、剛性を有する金属板からなり、前記操作部材には、前記複数の連結部を連結する前記外周縁部と、この外周縁部から外側に延出する取付腕部とが形成され、前記取付腕部が前記固定板に取付けられて、前記第1、第2操作部、及び前記連結部を除く部分の前記操作部材の動きが規制されていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の多方向入力装置。
  9. 前記固定板には、前記メンブレンスイッチ及び前記操作部材を位置決めするための位置決め突起と、金属板からなる前記操作部材の前記取付腕部をカシメ付けて前記取付けるためのカシメ部とが形成されていることを特徴とする請求項8記載の多方向入力装置。
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