JP2007239983A - パイプ用後入れナット - Google Patents

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登喜雄 藤倉
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Abstract

【課題】内部にナットを入れる事のできないパイプのボルト止めには、タップ孔を明けボルト締めする方法等を用いることなく、ナットを保持する補助具を用いることにより、容易に締結可能とする。
【解決手段】ナット5は金属製筒形とし、ナット5の頭部径は挿入しようとするパイプ11の外側孔径より小さく、筒形ナット腹部の長さはパイプ11の外側孔径よりも大きい。ナット5を弾性体本体2の下端部のナット保持部3に収納し、弾性体の弾性を利用して、本体部2と保持部3の繋ぎ目である腕部4で90度回転して、ナット頭部からパイプ外側孔より挿入した後、復元力によりパイプ内部で90度回転して水平に戻し、フランジ1の中心の挿入孔からボルト15を挿入してナット5に係合し、パイプ11と金具12とを締結する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内部に手の入らないパイプに外側孔から挿入しパイプと金具等を締結するナットに関する。
従来、パイプと金具等の部材をボルトで締結するには、ねじ山孔をあけボルトで締め付ける方法、または、パイプ対角線上に貫通孔をあけ、この孔同士を結ぶボルトを挿入しボルトとナットで双方の外側面から締め付ける方法があった。
パイプにねじ山孔をあけ金具等を締結する場合、パイプの肉厚と強度が低いと強く締付けた場合、ねじ山が潰れてしまい強い締め付けができない。
また、パイプ対角線上に貫通孔をあけ、この孔同士を結ぶボルトを挿入しボルトとナットで双方の外側面から金具等を締め付ける方法は、パイプの強度が低いとパイプが潰れてしまい強い締め付けができない。
本発明はこのような問題を解決するためパイプ外側孔からナットを入れ内部に脱落する事なくパイプ内側に定着させ、パイプ内側面と外側面からボルトで締め付けることにより、パイプ強度に影響されにくい強いボルト止めができるナットの提供を目的とする。
そして、本発明は上記目的を達成するため、ナットの材質は金属製、形状は、ほぼ筒形としナットの頭部径は挿入しようとするパイプの外側孔径より小さく、ほぼ筒形のナット腹部の長さはパイプ外側孔径よりも大きいものである。したがってナットを頭部からパイプ外側孔より挿入後パイプ内で、ほぼ90度回転すると抜けなくなる。また、ボルトを締め込むためのナットメネジは、ナット腹部のほぼ中央部に貫通するメネジを有する。
第2の課題解決手段としてナットをパイプ外側孔より挿入後、脱落せずにパイプ内側面に定着させる手段としてナットはフランジを含む弾性体に保持した。また、フランジはパイプ外側孔径より大きい径を有しておりパイプ内には入らない形状である。
上記構成の作用を説明する。弾性体ナット保持部に納めたナット部分を回転させてゆくと弾性体本体と保持部との繋ぎ目である腕部が変形しほぼ90度回転する。
これにより、弾性体ナット保持部は本体部に納まり、図3のように形を変えフランジ部のみ残し全体がほぼ筒形に変形する。この変形によりパイプ外側孔からこれを挿入するとフランジ部のみパイプ外側に残し、ナットは弾性体と共にパイプの中に挿入される。
パイプ内部に入った弾性体はその復元力で腕部が曲がり、ナットとその保持部がほぼ90度反転し図4の形状に変形する。
これにボルトを少し押すように締めこんでゆくとナットメネジがかみ合う。ボルトオネジ先端がナットを突き抜けるとナット保持部の下部に突き当たりフランジ部とナット保持部で引っ張り合う。このことで弾性体はねじれに強くなり、さらにボルトを締めこんでゆくとナットは弾性体本体に挟まれ弾性体本体の2つの側面に設けたスリットの間から回転せずにフランジ部方向へ向かい移動し部材との締結を可能とする。
上記したように本発明のナットはパイプの外側から内部にナットを挿入しボルト止めを可能にする。
また、樹脂製丸形パイプで使用した場合でも、ほぼ筒形ナットがパイプと同方向になるように設置すれば、ナットはパイプ内側面に鋭角に接する事なく密着するため締め付けてもプラスチック製丸形パイプの割れや変形を起さない。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1においては、フランジ1、弾性体本体2、ナット保持部3、腕部4は一体をなす弾性体のものである。
ナット5は中央部に貫通するメネジ6有し13はナット頭部で14はナット腹部である。また、ナット5はフランジ1にメネジ6を向けナット収納部3に保持されている。
フランジ1はパイプ外側孔より大きい径を有している。
ボルト挿入孔7よりボルトをねじ込む。
ナット保持補助部8はナットが容易に動かないように2つの対向する側面からナット5を押え、その中央にはナット5がフランジ1方向に移動するとナット保持補助部8から外れるようにするためにナット保持補助部スリット9が入っている。
ナット移動スリット10はナット5がフランジ1方向への移動時ナット5が通るガイド溝である。
締結しようとする部材としてパイプ11と金具12がある。
以下、上記構成の設置動作を説明する。図1においてナット5およびナット保持部3を90度回転させてゆくと変形しやすい形状の腕部4を支点に図3の形状に変形する。
これを、図3のように金具11およびパイプ12の外側孔からフランジ1が金具11に密着するまで挿入する。
挿入後、腕部4の復元力によりナット5および弾性体ナット保持部3はほぼ90度反転し図4の形状へ変形する。
これに図5のようにボルトを少し押すように締めこんでゆくとメネジ6がかみ合う。ボルトオネジ16先端がナット5を突き抜けるとナット保持部3の下部に突き当たりフランジ1とナット保持部3が引っ張り合う。
このことで、弾性体本体2はねじれに強くなり、さらにボルト15を締めこんでゆくとナット5はフランジ1方向に移動しはじめ、ナット保持補助部8がナット5から外れ、ナット移動スリット10の間を通り共回りせずに移動する。
上記、設置動作により図6のように金具11とパイプ12とのボルト止め締結が可能となる。
また、フランジ1は弾性体であるため防水効果を得られるものである。
従来、金属製パイプ締結の多くは溶着によるものであった。しかし溶着は煙の発生や火災の起こる危険から屋内での作業では問題があった。
また、例えばアルミ製パイプと鉄製パイプのように異材料同士の溶着は難しかった。
上記のような場合でも有効な締結ができる本発明は産業上非常に利用価値のあるものである。
本願発明後入れナットの斜視図 本願発明後入れナットの金属製ナット参考図 本願発明後入れナットの挿入時形態図 本願発明後入れナットの挿入後形態図 本願発明後入れナットのボルト螺合時形態図 本願発明後入れナットの締結時形態図
符号の説明
1 フランジ
2 弾性体本体
3 ナット保持部
4 腕部
5 ナット
6 メネジ
7 ボルト挿入孔
8 ナット保持補助部
9 ナット保持補助部スリット
10 ナット移動スリット
11 金具
12 パイプ
13 ナット頭部
14 ナット腹部
15 ボルト
16 ボルトオネジ

Claims (3)

  1. 金属製のナットを弾性体が保持する構成でナットの形状は頭部方向からはパイプ外側孔より小さく、ナット腹部方向からはパイプ外側孔から抜けない形状であり、ナット腹部のほぼ中央に貫通するメネジを有するほぼ筒形のナットとそれを保持する弾性体で構成され、かつ弾性体はナットを保持した状態で腕部を支点にナットが弾性体本体に収納されるように折りたたむと、弾性体フランジ部を除きパイプ外側孔より入れることができ、パイプ内部でナット部が腕部を支点に反転するとパイプ外側孔からナットが抜けなくなることを特徴とするパイプ用後入れナット。
  2. 対向する側面に変形しやすい形状の腕部を設け金属製ナットを保持する弾性体の柔軟性を利用して腕部から折りたたむと弾性体フランジ部以外がパイプ外側孔に挿入可能な形状となる。弾性体フランジ部以外をパイプ内部に入れることができ挿入後、弾性体ナット保持部で保持されたナットはパイプ内部で脱落することなく弾性体腕部を支点に、ほぼ90度反転しパイプ外側孔から抜けなくなる形状へ変形することを特徴とするパイプ用後入れナット。
  3. フランジ部を除き弾性体の形状は、ほぼ筒形のナットに密着し包み込む形状であり、ナット部分とフランジを結ぶ弾性体本体部側面には、2つの対向するスリットが切られている。このスリットの役割はボルトがナットと螺合し締め込まれると、ナットが回転することがないようにナット側面を弾性体が押さえながら移動することができるようにナット共回り防止のガイド溝としての役目を果たす。ボルトを軽く押しながら締め込むとフランジ部と弾性体保持部が引っ張り合うため、ねじれに強くナットを共回りさせずに締め込むことが可能で、かつ締め込んでゆくとナットはフランジ部方向へ移動しパイプ外側からの作業のみでボルト止めができる構成としたことを特徴とするパイプ用後入れナット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163476A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Nifco Inc 留め具

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