JP2007239885A - Thrust support mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、スラスト受け機構に関し、特にスクロール圧縮機等に使用されるスラスト受け機構に関するものである。 The present invention relates to a thrust receiving mechanism, and more particularly to a thrust receiving mechanism used in a scroll compressor or the like.
スクロール型圧縮機等に使用され、スラスト荷重を受けるスラスト受け機構は、偏心回転運動によるスラスト荷重を受ける必要があるため、玉軸受が使用されていた。 A thrust receiving mechanism used in a scroll compressor or the like that receives a thrust load needs to receive a thrust load due to an eccentric rotational motion, and therefore a ball bearing has been used.
しかし、玉軸受は点接触で荷重を受ける構造であるため、高荷重を受けるには不向きである。ここで、線接触で荷重を受けるころ軸受によりスラスト荷重を受けるスラスト受け機構が、特開2000−186680号公報(特許文献1)、特開2002−242857号公報(特許文献2)に開示されている。 However, since the ball bearing has a structure that receives a load by point contact, it is not suitable for receiving a high load. Here, a thrust receiving mechanism that receives a thrust load by a roller bearing that receives a load in line contact is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-186680 (Patent Document 1) and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-242857 (Patent Document 2). Yes.
特許文献1および特許文献2によると、ころ軸受の転動軸心を、互いに垂直な方向に向きを変えて上下に2列に配列し、偏心回転運動によるスラスト荷重を受けることにしている。図9は、この場合のスラスト受け機構の基本構造を示す分解斜視図である。また、図10は、この場合のスラスト受け機構の一部を示す断面図である。図9および図10を参照して、スラスト受け機構101は、2つの軌道輪102a、102bと、軌道輪102a、102bとの間に配置される中間輪103とを含む。軌道輪102aと中間輪103との間には、ころ104aが配置され、図9において縦方向(紙面上下方向)に転動軸心を有するように、保持器105aによって保持されている。また、軌道輪102bと中間輪103との間には、ころ104bが配置され、図9において横方向(紙面左右方向)に転動軸心を有するように、保持器105bによって保持されている。すなわち、ころ104aところ104bとの転動軸心は、互いに垂直な方向に配列されている。このように構成することにより、スラスト受け機構101は、偏心回転運動によるスラスト荷重を受けている。また、このようなスラスト受け機構101は、転動体がころであるため、高荷重を受けることができる。なお、上記した保持器105a、105bには、1つの部材から構成される樹脂製保持器等の他に、2枚の鋼板から構成される箱形保持器がある。
上記したように、スラスト受け機構は、転動軸心が垂直な方向に2列のころが配列されることにより、偏心回転運動によるスラスト荷重を受けている。 As described above, the thrust receiving mechanism receives a thrust load due to the eccentric rotational motion by arranging two rows of rollers in a direction in which the rolling axis is vertical.
ここで、ころを保持する保持器は、偏心回転運動により、ころの転動軸心と垂直な方向に移動するが、特許文献2に示されるように、保持器がころ案内、すなわち、転動体案内であると、以下のような問題を生ずる。
Here, the cage that holds the roller moves in a direction perpendicular to the rolling axis of the roller by eccentric rotational movement. However, as shown in
図11は、従来におけるスラスト受け機構に備えられる保持器の一部を示す断面図である。図11を参照して、スラスト受け機構は、軌道輪111と、中間輪112と、ころ113と、ころ113を保持する樹脂製の保持器114とを備える。保持器114には、ポケット115に保持しているころ113の脱落を防止するために、中間輪112側および軌道輪111側にころ止め部116a、116bが設けられている。
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a part of a cage provided in a conventional thrust receiving mechanism. Referring to FIG. 11, the thrust receiving mechanism includes a
保持器114は、ころ案内であり、中間輪112側に設けられたころ止め部116aところ113とが接触して案内されている。
The
保持器114は、転動体案内であり、ころ径が小径の場合、転動体案内を成立させる為には保持器114の幅も薄くしなくてはならず、保持器114のそりが大きくなる場合がある。保持器114のそりが大きくなる事により、保持器114と軌道輪111の軌道面等とが接触し、高トルクとなるばかりでなく、通油性を悪化させてしまう。さらには、保持器114のそりが大きいと、保持器114の爪の位置や爪間寸法のばらつきが大きくなる為、偏心回転運動時に保持器114が振り回される事により、保持器114のころ止め部116a等ところ113との接触が不安定となり、中間輪112側に設けられたころ止め部116aところ113とが接触して案内される場合がある。
The
また、スラスト受け機構が偏心回転運動によるスラスト荷重を受け、ころ113が矢印Xの方向に転走する際に、ころ113は保持器114に対して、ころ止め部116aを起点として、矢印Yの方向に荷重を加えられる。そうすると、矢印Xで示すころ113の転走方向と、矢印Yで示す保持器114に加えられる荷重方向が一致せず、保持器114の挙動が不安定になる。その結果、ころ113のヨーイングやローリングが生じたり、軌道輪111や中間輪112ところ113との滑りが生じ、軌道輪111および中間輪112の摩耗が進行することになる。
In addition, when the thrust receiving mechanism receives a thrust load due to the eccentric rotational movement and the
上記した保持器は樹脂製の保持器114であるが、2枚の鋼板から構成される箱形保持器の場合についても同様である。図12は、ころを保持する保持器を箱形保持器とした場合の保持器の一部を示す断面図である。図12を参照して、箱形保持器117は、中間輪112側に配置される上側保持器118aと、軌道輪111側に配置される下側保持器118bとから構成される。上側保持器118aと下側保持器118bは、その端部を、軸方向に互いに対抗するように爪状に折り曲げられている。箱形保持器117は、上側保持器118aと下側保持器118bの爪状部分(図示せず)を係合することにより構成される。箱形保持器117はころ案内であり、上側保持器118aのころ止め部120ところ113とが接触して案内されている。
Although the above-mentioned cage is a
ここで、箱形保持器117のポケット119に保持されるころ113が矢印Xの方向に転走すると、上側保持器118aに対して、ころ113からころ止め部120を起点として、矢印Zの方向に荷重が加えられる。この場合も、矢印Xで示すころ113の転走方向と、矢印Zで示す箱形保持器117に加えられる荷重方向は一致しないため、箱形保持器117の挙動が安定しないことになる。そうすると、上記した図11に示す保持器114と同様に、ころ113のヨーイングやローリングが生じたり、軌道輪111や中間輪112ところ113との滑りが生じ、摩耗が進行することになる。
Here, when the
また、箱形保持器117がころ案内の場合、ころ113の径を小さくすると、上側保持器118aおよび下側保持器118bの厚み寸法を小さく、すなわち、鋼板の板厚も薄くする必要がある。そうすると、上側保持器118aおよび下側保持器118bが大きく反ったり、爪の位置や爪間の寸法がばらついて適切に係合することができなくなり、箱形保持器117と軌道輪111、中間輪112とが接触するおそれがある。その結果、軌道輪111等と箱形保持器117との間の潤滑油の油膜形成を阻害し、ころ113や軌道輪111、中間輪112の摩耗を促進することになる。
Further, when the box-
このように、1つの部材から構成される樹脂製の保持器においても、2枚の鋼板から構成される箱形保持器においても、ころ案内である場合には、軌道輪の摩耗を促進するおそれがある。 As described above, in the case of a roller guide in both a resin cage made of one member and a box cage made of two steel plates, there is a risk of promoting the wear of the bearing ring. There is.
この発明の目的は、軌道輪の摩耗を低減することができるスラスト受け機構を提供することである。 An object of the present invention is to provide a thrust receiving mechanism that can reduce wear of a raceway ring.
この発明に係るスラスト受け機構は、相互間で偏心回転運動を行う第一の部材と第二の部材との間に介在してスラスト荷重を支持する。また、スラスト受け機構は、第一の部材に固定した第一の軌道輪と、第二の部材に固定した第二の軌道輪と、第一の軌道輪と第二の軌道輪との間に配置した中間輪と、第一の軌道輪と中間輪との間に配置した複数の第一のころと、第一のころを転動軸心が互いに平行になるように保持するための複数のポケットを有する第一の保持器と、第二の軌道輪と中間輪との間に配置した複数の第二のころと、第二のころを転動軸心が互いに平行になるように保持するための複数のポケットを有する第二の保持器とを具備し、第一のころの転動軸心と第二のころの転動軸心とが直交し、かつ、第一の部材から第一の軌道輪および第一の保持器を貫通して中間輪まで延在する第一のガイドピン、ならびに、第二の部材から第二の軌道輪および第二の保持器を貫通して中間輪まで延在する第二のガイドピンを具備し、第一のガイドピンが第一のころの転動軸線と直交する方向に、第一の保持器および中間輪の規制範囲内において移動可能で、第二のガイドピンが第二のころの転動軸線と直交する方向に、第二の保持器および中間輪の規制範囲内において移動可能としたことを特徴とする。ここで、保持器の少なくとも一方の幅面には、軸方向に凹んだ油溜まりが設けられ、保持器は、軌道輪案内としている。 The thrust receiving mechanism according to the present invention supports the thrust load by being interposed between the first member and the second member that perform eccentric rotational motion between each other. The thrust receiving mechanism includes a first race ring fixed to the first member, a second race ring fixed to the second member, and the first race ring and the second race ring. A plurality of first rollers arranged between the arranged intermediate ring, the first raceway ring and the intermediate ring, and a plurality of rollers for holding the first roller so that their rolling axes are parallel to each other. A first cage having a pocket, a plurality of second rollers disposed between the second race ring and the intermediate ring, and the second rollers are held such that the rolling axes are parallel to each other. A second retainer having a plurality of pockets, the rolling axis of the first roller and the rolling axis of the second roller are orthogonal, and the first member to the first First guide pin that extends through the raceway ring and the first cage to the intermediate ring, and the second raceway and the second cage from the second member A second guide pin extending through to the intermediate wheel is provided, and the first guide pin is in a direction perpendicular to the rolling axis of the first roller and within the regulation range of the first cage and the intermediate wheel. And the second guide pin is movable in a direction perpendicular to the rolling axis of the second roller within the restriction range of the second cage and the intermediate wheel. Here, an oil sump recessed in the axial direction is provided on at least one width surface of the cage, and the cage serves as a raceway guide.
このようにして保持器の少なくとも一方の幅面に油溜まりを設け、保持器を軌道輪案内とすることにより、ころの動きに関わらず、保持器の動きを安定させることができる。そうすると、ころのヨーイングやローリングおよびころと軌道輪との間の滑りが抑制され、軌道輪の摩耗を低減することができる。この場合、軌道輪と保持器は、平面で接触しているため、安定して保持器を軌道輪案内とすることができる。ここで、保持器を軌道輪案内とすることにより、軌道輪と保持器との間隔が狭くなり、軌道輪と保持器とが吸着してしまうおそれがある。しかし、保持器の幅面に設けられた油溜まりで保持した潤滑油が供給されることにより、保持器と軌道輪との間に潤滑油を安定して供給することができるため、保持器と軌道輪との吸着を防止することができるとともに、保持器と軌道輪との間に、適切に潤滑油の油膜を形成することができる。 Thus, by providing an oil sump on at least one width surface of the cage and using the cage as a raceway guide, the movement of the cage can be stabilized regardless of the movement of the rollers. If it does so, the roller yawing and rolling, and the slip between a roller and a bearing ring are suppressed, and wear of a bearing ring can be reduced. In this case, since the raceway and the cage are in contact with each other in a plane, the cage can be stably used as the raceway guide. Here, by using the bearing ring as the bearing ring guide, the distance between the bearing ring and the cage is narrowed, and the bearing ring and the cage may be adsorbed. However, since the lubricating oil held in the oil sump provided on the width surface of the cage is supplied, the lubricating oil can be stably supplied between the cage and the raceway. Adsorption to the ring can be prevented, and an oil film of lubricating oil can be appropriately formed between the cage and the raceway ring.
好ましくは、油溜まりの幅面からの深さ寸法は、保持器の軸方向の寸法の20%以下である。こうすることにより、油溜まりに溜められた潤滑油を、適切に供給することができる。 Preferably, the depth dimension from the width surface of the oil sump is 20% or less of the axial dimension of the cage. By doing so, the lubricating oil stored in the oil reservoir can be appropriately supplied.
より好ましくは、保持器の軸方向の寸法は、ころの径方向の寸法よりも、0.1〜0.5mm小さい。こうすることにより、保持器と軌道輪との間隔を適切に保って、保持器を軌道輪案内とすることができる。 More preferably, the axial dimension of the cage is 0.1 to 0.5 mm smaller than the radial dimension of the roller. By carrying out like this, the holder | retainer can be used as a bearing ring guide, maintaining the space | interval of a holder | retainer and a bearing ring appropriately.
さらに好ましくは、油溜まりは、保持器の両面に設けられる。このように構成することにより、組み込み方向を考慮する必要がなくなる。 More preferably, the oil sump is provided on both sides of the cage. With this configuration, it is not necessary to consider the installation direction.
さらに好ましくは、油溜まりは、独立して分散したくぼみ状であってもよい。このように構成することにより、保持器と軌道輪との間の潤滑油が供給されにくい箇所においても、油膜形成に必要な潤滑油を供給することができる。さらに、油溜まりは、欠球、球帯、正方体、長方体、正六角柱、円錐、頭を切った円錐、角錐、円柱、頭を切った角錐、オベリスクまたは円環状であってもよい。 More preferably, the oil sump may be in the form of hollows dispersed independently. By comprising in this way, the lubricating oil required for oil film formation can be supplied also in the location where the lubricating oil between a holder | retainer and a bearing ring is difficult to be supplied. Further, the oil sump may be a missing ball, a sphere, a rectangular parallelepiped, a rectangular parallelepiped, a regular hexagonal column, a cone, a truncated cone, a pyramid, a cylinder, a truncated pyramid, an obelisk, or an annular shape.
さらに好ましくは、油溜まりは、連続した溝状である。このような形状の油溜まりであっても、潤滑油を供給することができる。さらに、油溜まりは、保持器の中心に対して、同心円状に形成した溝状であってもよいし、螺旋状に形成された溝状であってもよい。 More preferably, the oil sump has a continuous groove shape. Even if it is an oil reservoir of such a shape, lubricating oil can be supplied. Furthermore, the oil reservoir may be a groove formed concentrically with respect to the center of the cage, or may be a groove formed spirally.
さらに好ましくは、保持器は、樹脂製保持器、アルミ保持器、削りだし保持器またはプレス保持器である。 More preferably, the cage is a resin cage, an aluminum cage, a shaving cage or a press cage.
さらに好ましくは、ころには、対数クラウニングを含むフルクラウニングまたは部分クラウニングが付与されている。 More preferably, the rollers are provided with full or partial crowning including logarithmic crowning.
この発明によれば、保持器の少なくとも一方の幅面に油溜まりを設け、保持器を軌道輪案内とすることにより、ころの動きに関わらず、保持器の動きを安定させることができる。そうすると、ころのヨーイングやローリングおよびころと軌道輪との間の滑りが抑制され、軌道輪の摩耗を低減することができる。この場合、軌道輪と保持器は、平面で接触しているため、安定して保持器を軌道輪案内とすることができる。ここで、保持器を軌道輪案内とすることにより、軌道輪と保持器との間隔が狭くなり、軌道輪と保持器とが吸着してしまうおそれがある。しかし、保持器の幅面に設けられた油溜まりから供給される潤滑油により、保持器と軌道輪との間に潤滑油を供給することができるため、保持器と軌道輪との吸着を防止することができるとともに、保持器と軌道輪との間に、適切に潤滑油の油膜を形成することができる。 According to this invention, by providing an oil sump on at least one width surface of the cage and using the cage as a raceway guide, the movement of the cage can be stabilized regardless of the movement of the rollers. If it does so, the roller yawing and rolling, and the slip between a roller and a bearing ring are suppressed, and wear of a bearing ring can be reduced. In this case, since the raceway and the cage are in contact with each other in a plane, the cage can be stably used as the raceway guide. Here, by using the bearing ring as the bearing ring guide, the distance between the bearing ring and the cage is narrowed, and the bearing ring and the cage may be adsorbed. However, the lubricating oil supplied from the oil reservoir provided on the width surface of the cage can supply the lubricating oil between the cage and the bearing ring, thereby preventing adsorption between the cage and the race ring. In addition, an oil film of lubricating oil can be appropriately formed between the cage and the raceway.
その結果、軌道輪の摩耗を低減させたスラスト受け機構を提供することができる。 As a result, it is possible to provide a thrust receiving mechanism in which the wear of the raceway ring is reduced.
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図2は、この発明の一実施形態に係るスラスト受け機構を示す分解斜視図である。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 2 is an exploded perspective view showing a thrust receiving mechanism according to one embodiment of the present invention.
図2を参照して、スラスト受け機構11は、第一の部材であるハウジング20aと、ハウジング20aに対して偏心回転運動を行う第二の部材としての回転部材20bとの間に介在して、ハウジング20aと回転部材20bとの間に発生するスラスト荷重を支持する。
Referring to FIG. 2, the
スラスト受け機構11は、平板状の環状部材であって片面に軌道面を有し、軌道面と反対側の面がハウジング20aに取り付けられる第一の軌道輪12aと、平板状の環状部材であって片面に軌道面を有し、軌道面と反対側の面が回転部材20bに取り付けられる第二の軌道輪12bと、平板状の環状部材であってその両面に軌道面を有する中間輪13とを備える。第一の軌道輪12aと第二の軌道輪12bとは、軌道面が対向するように配置される。中間輪13は、双方の軌道面が、第一の軌道輪12aの軌道面および第二の軌道輪12bの軌道面と対向するように、第一の軌道輪12aと第二の軌道輪12bとの間に配置される。
The
スラスト受け機構11は、第一の軌道輪12aと中間輪13との間に配置され、第一の軌道輪12aおよび中間輪13の軌道面と接する複数の第一のころ14aと、第二の軌道輪12bと中間輪13との間に配置され、第二の軌道輪12bおよび中間輪13の軌道面と接する複数の第二のころ14bとを備える。第一のころ14aは、上下方向に配置される第一の軌道輪12aの軌道面および中間輪13の軌道面を転動する。第二のころ14bは、上下方向に配置される第二の軌道輪12bの軌道面および中間輪13の軌道面を転動する。
The
スラスト受け機構11は、平板状の環状部材であって複数の第一のころ14aを保持する第一の保持器15aと、平板状の環状部材であって複数の第二のころ14bを保持する第二の保持器15bとを備える。複数の第一のころ14aは、その転動軸心が矢印Aの方向に整列して向くように、第一の保持器15aによって互いに平行になるように保持されている。同様に、第二のころ14bは、その転動軸心が矢印Aの方向と直交する矢印Bの方向に整列して向くように、第二の保持器15bによって互いに平行になるように保持されている。第一の保持器15aには、ポケット21aに保持した第一のころ14aの脱落を防止するため、中間輪13側および第一の軌道輪12a側にころ止め部(図示せず)が設けられている。同様に、第二の保持器15bについても、ポケットに保持した第二のころ14bの脱落を防止するため、中間輪13側および第二の軌道輪12b側にころ止め部(図示せず)が設けられている。
The
第一の軌道輪12aには、180度間隔で相互に対向する位置に一対の丸孔17aが設けられており、中間輪13および第一の保持器15aには、180度間隔で相互に対向し、長手方向が揃うように、一対の長孔18a、19aが設けられている。一対の長孔18a、19aは、半径方向に延びており、第一のころ14aの転動軸線方向(矢印Aの方向)と直交する方向へのそれら自身の移動を許容し、その寸法関係は19a<18aとなっている。
The
スラスト受け機構11は、ハウジング20aから第一の軌道輪12aおよび第一の保持器15aを貫通して中間輪13まで延在するよう、一対の第一のガイドピン16aを備える。一対の第一のガイドピン16aを、丸孔17a、長孔18a、19aに挿通することにより、各部材の周方向が位置決めされるとともに、第一の軌道輪12aはハウジング20aに固定される。また、中間輪13および第一の保持器15aは、長孔18a、19aの許容範囲内で、第一のころ14aの転動軸線方向と直交する方向、すなわち、矢印Bの方向またはその逆の方向に移動可能である。
The
同様に、第二の軌道輪12bには、180度間隔で相互に対向する位置に一対の丸孔17bが設けられており、中間輪13および第二の保持器15bには、180度間隔で相互に対向し、長手方向が揃うように、一対の長孔18b、19bが設けられている。なお、中間輪13に設けられた一対の長孔18a、18bは、相互に90度間隔で設けられている。一対の長孔18b、19bは、半径方向に延びており、第二のころ14bの転動軸線方向(矢印Bの方向)と直交する方向へのそれら自身の移動を許容し、その寸法関係は19b<18bとなっている。
Similarly, the
スラスト受け機構11は、回転部材20bから第二の軌道輪12bおよび第二の保持器15bを貫通して中間輪13まで延在するよう、一対の第二のガイドピン16bを備える。一対の第二のガイドピン16bを、丸孔17b、長孔18b、19bに挿通することにより、各部材の周方向が位置決めされるとともに、第二の軌道輪12bは回転部材20bに固定され、中間輪13および第二の保持器15bは、長孔18b、19bの許容範囲内で、第二のころ14bの転動軸線方向と直交する方向、すなわち、矢印Aの方向またはその逆の方向に移動可能である。
The
このような構成により、ハウジング20aが固定された状態で、回転部材20bが偏心回転運動を行っても、第一の保持器15a、第二の保持器15bおよび中間輪13は、矢印A、Bの方向またはその逆の方向への移動が許容され、第一のころ14aおよび第二のころ14bが転動することにより、スラスト受け機構11は、回転部材20bと、ハウジング20aとの間の偏心スラスト荷重を支持することができる。
With such a configuration, even when the rotating
次に、上記したスラスト受け機構11の構成部材のうち、第一の保持器15aの構成について詳しく説明する。図3は、上記した図2に示すスラスト受け機構11に含まれる第一の保持器15aを、軸方向からみた図である。また、図1は、図3に示す第一の保持器15aの要部を示す断面図である。
Next, among the constituent members of the
図1、図2および図3を参照して、第一の保持器15aには、第一のころ14aを保持するための複数のポケット21aが設けられている。複数の第一のころ14aは、第一の保持器15aに設けられた各ポケット21aに保持され、上下方向に配置される第一の軌道輪12aの軌道面および中間輪13の軌道面を転動する。また、第一の保持器15aには、ポケット21aに保持した第一のころ14aの脱落を防止するため、中間輪13側および第一の軌道輪12a側にころ止め部23a、23bが設けられている。
With reference to FIGS. 1, 2 and 3, the
第一の保持器15aの両側の幅面25a、25bには、第一のころ14aの転動軸心に沿う方向およびこれに垂直な方向、すなわち、図2中の矢印AおよびBで示す方向に、軸方向に凹んだ油溜まり22aが設けられている。油溜まり22aは、複数の連続した溝状に設けられている。油溜まり22aにより、外部から供給される潤滑油を保持したり、徐々に第一の保持器15aと軌道輪12aおよび中間輪13との間に供給することができる。また、第一の保持器15aの軸方向の寸法は、第一の軌道輪12aと中間輪13との間の寸法、すなわち、第一のころ14aの径方向の寸法よりも若干小さく構成されている。
In the width surfaces 25a and 25b on both sides of the
このように構成することにより、第一の保持器15aの軸方向の位置を、第一の軌道輪12aおよび中間輪13によって安定させることができ、第一の保持器15aを軌道輪案内とすることができる。そうすると、第一の保持器15aの各ポケット21aに保持される第一のころ14aの動きに関わらず、第一の保持器15aの挙動を安定させることができる。
By comprising in this way, the position of the axial direction of the 1st holder |
具体的には、スラスト受け機構11が静止している状態では、第一の保持器15aは、上下方向に位置する第一の軌道輪12aおよび中間輪13のほぼ中央部分に配置されている。すなわち、第一のころ14aは、第一の軌道輪12a側および中間輪13側に位置するころ止め部23a、23bと接触していない。
Specifically, in a state where the
スラスト受け機構11が偏心回転運動によるスラスト荷重を受けると、第一のころ14aは、図1中の矢印Bの方向に向かって転動する。そうすると、第一のころ14aは、第一の保持器15aのうち、ころ止め部23aところ止め部23bとの間のポケット21aの中央部24において接触し、転動方向、すなわち、矢印Bの方向に荷重を加えることになる。したがって、矢印Bで示す第一のころ14aの転動方向と、中央部24において第一の保持器15aに加えられる荷重方向とが同じ方向になり、第一の保持器15aの挙動が安定することになる。
When the
この場合、第一の保持器15aと、第一の軌道輪12aおよび中間輪13とは、平面で接触しているため、安定して第一の保持器15aを軌道輪案内とすることができる。ここで、第一の保持器15aを軌道輪案内とすることにより、第一の保持器15aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13との間隔が狭くなり、第一の保持器15aと第一の軌道輪12a等とが吸着してしまうおそれがある。しかし、第一の保持器15aの両側の幅面25a、25bに設けられた油溜まり22aから潤滑油が供給されるため、第一の保持器15aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13とが吸着することはない。また、第一の保持器15aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13との間に、適切に潤滑油による油膜を形成することができる。その結果、第一のころ14aのヨーイングやローリング、第一のころ14aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13との滑りは抑制され、第一の軌道輪12aおよび中間輪13の摩耗は低減される。
In this case, since the
ここで、第一の保持器15aの軸方向の寸法をCとし、第一の軌道輪12aと中間輪13との間の寸法、すなわち、ころの径方向の寸法をDとすると、寸法Cは、寸法Dよりも、0.1〜0.5mm小さくする。こうすることにより、第一の保持器15aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13との間隔を適切に保って、第一の保持器15aを軌道輪案内とすることができる。
Here, when the dimension in the axial direction of the
ここで、油溜まり22aの深さ方向の寸法をEとすると、寸法Eは、第一の保持器15aの軸方向の寸法Cの20%以内とする。こうすることにより、油溜まり22aに溜められた潤滑油を、適切に第一の保持器15aの幅面25a、25b側へ供給することができる。
Here, when the dimension in the depth direction of the
なお、第一の保持器15aの両側の幅面25a、25bに油溜まり22aが設けられているため、第一の保持器15aを組み込む際に、その組み込み方向を考慮する必要がなくなる。
In addition, since the
ここで、第一の保持器15aに設けられた油溜まり22aは、幅面25a、25bの矢印AおよびBで示す方向に沿うよう、複数の連続した溝状に設けることにしたが、これに限らず、第一の保持器15aの径方向の中心を中心点として、同心円状に連続した溝状に設けてもよい。
Here, the
図4は、この場合における第一の保持器を軸方向からみた図である。図4を参照して、第一の保持器31の両側の幅面32には、第一の保持器31の中心33を中心点として、ポケット34を通過するように、その径が、内径よりも大きく、外径よりも小さい同心円状に連続した溝状の3つの油溜まり35a、35b、35cが設けられている。このように構成することによっても、潤滑油を第一の保持器31の幅面32側に供給することができる。また、図5に示すように、第一の保持器36の両側の幅面37側に、第一の保持器36の中心38を中心点とし、螺旋状に連続した溝状の油溜まり39を設けることにしてもよい。
FIG. 4 is a view of the first cage in this case as seen from the axial direction. Referring to FIG. 4, the width surfaces 32 on both sides of the
なお、上記の実施の形態においては、連続した溝状の油溜まり22a等を設けることにしたが、これに限らず、溝状に連なっておらず、軸方向に凹み、独立して分散したくぼみ状の油溜まりを設けることにしてもよい。図6は、この場合における第一の保持器を軸方向からみた図である。図6を参照して、第一の保持器41の幅面42には、ポケット43の周辺部分に、独立して分散したくぼみ状の油溜まり44が複数設けられている。このような孔形状の油溜まり44を設けることによっても、第一の保持器41の幅面42側に、潤滑油を供給することができる。なお、油溜まり44が設けられる幅面42における数や位置等は、スラスト受け機構11に要求される寿命等により、任意に定められる。
In the above-described embodiment, the continuous groove-shaped
また、上記した独立して分散したくぼみ状の油溜まり44の形状は、たとえば、欠球、球帯、正方体、長方体、正六角柱、円錐、頂部を除く円錐、角錐、頂部を除く角錐、円柱、オベリスク、円環状のものが挙げられる。
In addition, the shape of the above-described independently dispersed
なお、第一の保持器15a等に保持される第一のころ14aの形状については、クラウニングが設けられていることが好ましい。このように構成することにより、第一のころ14aの転動時における滑りを抑制し、第一のころ14aと第一の軌道輪12aおよび中間輪13との接触による第一の軌道輪12a等の摩耗を低減することができる。なお、クラウニングは、第一のころ14aの外形全体をクラウニング形状とするフルクラウニング(対数クラウニング)であってもよいし、第一のころ14aの端面側に、部分的にクラウニングを設ける部分クラウニングであってもよい。
In addition, about the shape of the
なお、スラスト受け機構11に含まれる第二の保持器15bの構成については、その幅面に、軸方向に凹んだ油溜まり22bが設けられており、上記した第一の保持器15a等の構成と同じであるため、その説明を省略する。
In addition, about the structure of the 2nd holder |
ここで、上記した図3および図4に示す保持器を含むスラスト受け機構を使用して、軌道輪の摩耗量を測定する試験を行った。図7は、軌道輪の摩耗量を測定する際に使用したスラスト受け機能評価装置51の概略図である。図7を参照して、ハウジングとしての固定輪53と、旋回輪54との間に取り付けられたスラスト受け機構52は、回転軸55の中心軸線56から寸法Fだけ離れた位置に、矢印Gで示す方向からスラスト荷重が加えられる。また、スラスト受け機構52の中心軸線57と、回転軸55の中心軸線56とは、寸法Fだけ偏心している。
Here, using the thrust receiving mechanism including the cage shown in FIG. 3 and FIG. FIG. 7 is a schematic diagram of the thrust receiving
なお、寸法F、寸法Gを含む具体的な試験条件は以下の通りである。 Specific test conditions including dimension F and dimension G are as follows.
スラスト荷重 :1000N(荷重位置:中心軸線から12.5mmの位置)
回転速度 :1500r/min(公転半径2.5mm)
潤滑剤 :PAG+白灯油
図7に示すスラスト受け機能評価装置51を使用し、軌道輪の摩耗量を測定した結果を、図8(A)〜図8(C)に示す。図8(A)〜図8(C)は、軌道輪の断面曲線、すなわち、軌道面の母線形状曲線58a、58b、58cを表した図であり、従来の保持器を含むスラスト受け機構に備えられる軌道輪(図8(A)、図3に示す保持器を含むスラスト受け機構に備えられる軌道輪(図8(B))、図4に示す保持器を含むスラスト受け機構に備えられる軌道輪(図8(C))を示す。
Thrust load: 1000 N (Load position: 12.5 mm from the center axis)
Rotation speed: 1500r / min (revolution radius 2.5mm)
Lubricant: PAG + white kerosene The results of measuring the amount of wear of the bearing ring using the thrust receiving
まず、図8(A)を参照して、従来の保持器を含むスラスト受け機構については、摩耗部に対応する母線形状曲線58aは、その中央部において大きく下方向に凹み、軌道輪の摩耗量は、5.4μmに達している。次に、図8(B)を参照して、図3に示す保持器を含むスラスト受け機構については、摩耗部に対応する母線形状曲線58bは、その中央部において若干下方向に凹んでいるが、その凹みは従来よりも小さく、軌道輪の摩耗量は1.1μmである。さらに、図8(C)を参照して、図4に示す保持器を含むスラスト受け機構については、摩耗部に対応する母線形状曲線58cは、ほとんど平滑に連なっており、軌道輪の摩耗量は、0.7μmである。
First, referring to FIG. 8 (A), in the thrust receiving mechanism including the conventional cage, the bus
以上より、保持器の幅面に油溜まりを設け、保持器を軌道輪案内とすることにより軌道輪の摩耗が低減したスラスト受け機構を提供することができる。 As described above, it is possible to provide a thrust receiving mechanism in which wear of the bearing ring is reduced by providing an oil reservoir on the width surface of the cage and using the cage as a bearing ring guide.
また、上記の実施の形態において、保持器の両側の幅面に油溜まりを設けることにしたが、これに限らず、少なくとも一方の幅面側にのみ油溜まりを設けることにしてもよい。この場合、他方の幅面側において、軌道輪と保持器とが吸着等するおそれがあるが、たとえば、軌道輪または保持器側に、軸方向に突出した突起部を設けることにより、保持器と軌道輪との吸着等を防止することができる。 In the above embodiment, the oil sump is provided on the width surfaces on both sides of the cage. However, the present invention is not limited to this, and the oil sump may be provided only on at least one width surface side. In this case, the bearing ring and the cage may be adsorbed on the other width surface side. For example, by providing a protruding portion protruding in the axial direction on the race ring or the cage side, the cage and the raceway are provided. Adsorption with a ring or the like can be prevented.
なお、上記の実施の形態において、スラスト受け機構に含まれる保持器については、樹脂製保持器を用いることにしたが、これに限らず、箱形保持器、アルミ保持器、削り保持器、プレス保持器等、様々な材質、形状、構成、加工方法の保持器を適用することができる。特に、箱形保持器とした場合、保持するころの径方向の寸法等に関わらず、箱形保持器を構成する鋼板の板厚等の設計をすることができる。 In the above embodiment, the cage included in the thrust receiving mechanism is a resin cage. However, the cage is not limited to this, but a box cage, an aluminum cage, a shaving cage, a press A cage made of various materials, shapes, configurations, and processing methods such as a cage can be applied. In particular, in the case of a box-shaped cage, it is possible to design the plate thickness of the steel plate constituting the box-shaped cage regardless of the radial dimension of the rollers to be held.
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described with reference to drawings, this invention is not limited to the thing of embodiment shown in figure. Various modifications and variations can be made to the illustrated embodiment within the same range or equivalent range as the present invention.
この発明に係るスラスト受け機構は、軌道輪の摩耗を低減することができるため、スクロール圧縮機等に含まれるスラスト受け機構に、有効に利用される。 Since the thrust receiving mechanism according to the present invention can reduce the wear of the races, it is effectively used for the thrust receiving mechanism included in a scroll compressor or the like.
11,52,101 スラスト受け機構、12a 第一の軌道輪、12b 第二の軌道輪、13,103 中間輪、14a 第一のころ、14b 第二のころ、15a,31,36,41 第一の保持器、15b 第二の保持器、16a 第一のガイドピン、16b 第二のガイドピン、17a,17b 丸孔、18a,18b,19a,19b 長孔、20a ハウジング、20b 回転部材、21a,34,43 ポケット、22a,22b,35a,35b,35c,39,44 油溜まり、23a,23b ころ止め部、24 中央部、25a,25b,32,37,42 幅面、33,38 中心、51 スラスト受け機能評価装置、53 固定輪、54 旋回輪、55 回転軸、56,57 中心軸線、58a,58b,58c 母線形状曲線。 11, 52, 101 Thrust receiving mechanism, 12a First race ring, 12b Second race ring, 13, 103 Intermediate ring, 14a First roller, 14b Second roller, 15a, 31, 36, 41 First Cage, 15b second cage, 16a first guide pin, 16b second guide pin, 17a, 17b round hole, 18a, 18b, 19a, 19b long hole, 20a housing, 20b rotating member, 21a, 34, 43 Pocket, 22a, 22b, 35a, 35b, 35c, 39, 44 Oil sump, 23a, 23b Roller stop, 24 Center, 25a, 25b, 32, 37, 42 Wide surface, 33, 38 center, 51 Thrust Receiving function evaluation device, 53 fixed wheel, 54 turning wheel, 55 rotating shaft, 56, 57 central axis, 58a, 58b, 58c bus shape curve.
Claims (11)
前記保持器の少なくとも一方の幅面には、軸方向に凹んだ油溜まりが設けられ、
前記保持器は、軌道輪案内としている、スラスト受け機構。 A thrust receiving mechanism for supporting a thrust load interposed between the first member and the second member that perform eccentric rotational movement between each other, the first bearing ring fixed to the first member; A second race ring fixed to the second member, an intermediate ring arranged between the first race ring and the second race ring, and a plurality arranged between the first race ring and the intermediate ring Between the first roller, the first cage having a plurality of pockets for holding the first roller so that the rolling axes are parallel to each other, and the second raceway ring and the intermediate ring A plurality of second rollers disposed on the second roller, and a second retainer having a plurality of pockets for holding the second rollers such that their rolling axes are parallel to each other. The rolling shaft center of the second roller and the rolling shaft center of the second roller are perpendicular to each other, and pass through the first raceway ring and the first cage from the first member to the middle. A first guide pin extending to the middle ring, and a second guide pin extending from the second member through the second race and the second cage to the intermediate ring, The guide pin is movable in the direction perpendicular to the rolling axis of the first roller within the restriction range of the first cage and intermediate wheel, and the second guide pin is perpendicular to the rolling axis of the second roller. In the thrust receiving mechanism characterized in that it can move within the restricted range of the second cage and the intermediate wheel in the direction to
At least one width surface of the cage is provided with an oil sump recessed in the axial direction,
The retainer is a thrust receiving mechanism that is used as a raceway guide.
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