JP2007238610A - 睡眠作用を改善するための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法を提供する。
【解決手段】感覚の養生法は、a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、d.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、を含む。工程(a)において用いられる感覚性の芳香剤と、工程(b)において用いられる感覚性の芳香剤とは、同一であるか異なっており、アルファ活性を減少させることができる。
【選択図】なし

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、感覚性の芳香剤(sensory fragrance)の投与を含む感覚の養生法(sensory regimen)の付与を含む、人間の睡眠作用(sleep behaviors)を改善するための方法、に関連している。
〔従来技術の背景および記述〕
例えば、日常の生活におけるストレス等の、多くの要因により、人口の大部分は、睡眠困難に関連している症状を示している。これらの睡眠困難は、例えば、眠りに就くことができないこと、中断された睡眠、不眠症、休息感の不足、断続的な睡眠、ならびに不十分な睡眠および/または睡眠の不足による、疲れた、不調の、または消耗の感覚、を含む、さまざまな症状で、現れる。睡眠困難に関連している症状を軽減するために、睡眠用の丸薬および睡眠薬を含む液体調合薬等のような、製品が存在している。
睡眠用の丸薬および液体の睡眠用調合薬は、正常な睡眠のパタンの質を補助するために、多少の恩恵を与えることが、示されている。しかしながら、一部の睡眠用の丸薬および液体の睡眠用調合薬は、起きている時間の間に、残留している眠さ、倦怠感、気抜け(hangover)、疲れ、不調、および/または消耗の感覚、を結果として生じる可能性がある。これらの睡眠後のまたは起きている時間の感覚は、睡眠用の丸薬または液体の睡眠用調合薬の中に含まれている、麻酔性(narcotic)のおよび/または催眠性の、睡眠薬、による、と考えられる。また、このような、麻酔性のおよび/または催眠性の、睡眠薬の混合は、これらの睡眠薬を含有している睡眠用の丸薬または液体の睡眠用調合薬に付随する可能性のある、耐性または禁断の症状に加えて、習慣化、依存性、または常用癖、を結果として生じる可能性があること、が示されている。
メラトニン等のような、既知の睡眠用の丸薬は、正常な睡眠のパタンを与えること、が示されている。メラトニンは、睡眠困難の症状を治療するために、経口、鼻腔内、および/または局所的に、投与できる。しかしながら、メラトニンは、催眠性の睡眠補助薬として、分類でき、したがって、メラトニンの投与は、起きている時間の間に、疲れまたは不調を感じる、望まれない作用、を結果として生じる可能性がある。
睡眠の恩恵を与えることのできる睡眠補助薬の別の例は、ジフェンヒドラミンおよびベンゾジアゼピン等のような、薬品、を含む。しかしながら、ジフェンヒドラミンは、睡眠に関連する症状の有効な治療を与えるが、このジフェンヒドラミンの投与は、起きている時間の間に、疲れや消耗の感覚を結果として生じる可能性もあること、が示されている鎮静薬として、知られている。一方、ベンゾジアゼピンは、依存性および中毒性を有すること、が示されている。
幼い子供たちの多くの親および彼らの子供たちは、上述のような睡眠困難を経験している。したがって、あなたたちおよびあなたたちの子供が十分な睡眠を採っていることを確認することは、子供を育てることの重要な側面である。最近の国立睡眠財団(National Sleep Foundation)のスリープ・イン・アメリカ(Sleep in America)の調査は、10人の子供(10才まで)の内のほぼ7人が、ある種の睡眠の問題、を経験しており、全ての親の75パーセントが、彼らの子供の睡眠に関して何かを変えること、を望んでいる、ことを見出している。「スリーピング・スルー・ザ・ナイト(Sleeping Through the Night)」,J.ミンデル(J. Mindell),ハーパー・リゾース(Harper Resource),(2005年),p.3〜5,を参照されたい。
幼児(infants)や子供を眠りに就かせることに伴う難しさの一部は、彼らの睡眠が成人とは極めて異なっていること、である。先ず、幼児は、成人において見られる四段階のノンレム睡眠、を持っていない。乳児(babies)は、生後6ヶ月になるまで、上記のような異なる段階を発現しない。さらに、成人の睡眠と幼児の睡眠との間の他の違いは睡眠の構成である。すなわち、幼児は、日中において、多くの異なる期間に、眠るが、たいていの成人は、すべての睡眠を夜間にまとめてとる。乳児は、年をとるのに従って、自分たちの睡眠を統合し始めて、日中に、昼寝することがだんだん少なくなる。
最終的に、成人と幼児との間の別の重要な違いは、たいていの成人は、夜間に眼が覚めれば、容易に眠りに戻ることができること、である。ミンデル(Mindell)により記載されているように、「夜間に目が覚めることは、睡眠の正常な一部である。しかしながら、多くの人は、そのことをしていることさえ、知らない。すなわち、彼らは、概して、数秒から数分にわたり、起きて、すぐに眠りに戻っている可能性がある。」一方、成人とは対照的に、多くの幼児は、夜間に目が覚めた後に、自力で眠りに戻ることができない。彼らは、眠りに戻るために、成人により補助してもらうことに、依存しており、一般的に、その要求を、泣くことにより、知らせる。(ミンデル,J.(Mindell, J.),(2005年),「スリーピング・スルー・ザ・ナイト(Sleeping Through the Night)」,ハーパー・リゾース(Harper Resource),p.17〜22)。彼らの親にとって破壊的ではあるが、夜間における幼児の目覚めは、「全ての乳児が、夜通し、身体的に眠ることができるようになる」、約6ヶ月まで、予想されることである。(ミンデル,J.(Mindell, J.),(2005年),「スリーピング・スルー・ザ・ナイト(Sleeping Through the Night)」,ハーパー・リゾース(Harper Resource),p.26)
上記のような変化は突然起こるのではなく、むしろ、幼時が思春期まで発育する時間の期間にわたって生じること、に注目することが重要である。この時間の間に、子供に対する具体的な要求、ならびに、その子供の世話に責任のある親または保育者に対する具体的な睡眠の秘訣(sleep tips)が存在する。面白いことに、国立睡眠財団(National Sleep Foundation)の特別委員会は、子供の年齢にしたがって、睡眠のための具体的な勧告を有しており、五つの異なる年齢のグループ、すなわち、幼児(生後、2ヶ月から12ヶ月)、よちよち歩きの幼児(12ヶ月から3才)、未就学児童(3才から6才)、小学児童(6才から12才)および青年期(12才から18才)に対して、彼らの勧告と眠りの秘訣と、を分けている。
あいにく、多くの家族にとって、彼らの乳児を夜通し眠りに就かせることは容易に行なえない。睡眠に伴う問題はさまざまであるが、親が直面するたいていの共通の問題は、夜に起きていることと、昼寝の時間の問題と、夜間の授乳と、寝る前の対策(bedtime struggles)と、である。親たちをいらだたせること以上に、十分な睡眠をとることは健康な発育にとって必須であるので、睡眠困難は問題である。ミンデル(Mindell)博士によれば、「夜通し眠っている乳児は、眠っていない乳児よりも、良く休息しており、幸福であり、日中に気難しくない」。(ミンデル,J(Mindell, J),(2005年),「スリーピング・スルー・ザ・ナイト(Sleeping Through the Night)」,ハーパー・リゾース(Harper Resource),p.11)子供に対する恩恵のほかに、夜通し眠ることは、親たちも十分に眠って、日中に比較的に良く機能することを可能にするので、家族全体の幸福にとって、重要である。
このような多大な必要性にもかかわらず、親たちが、彼らの子供のために、良好な夜の睡眠を確保することを、補助するための、立証されている解決方法が極めて少ない。
例えば、ジョディ・ミッチェル(Jodi Michel)による、「スリーピング・スルー・ザ・ナイト(Sleeping through the Night)」,2005年,p.79〜83、およびウイリアム・シアーズ(William Sears)による、「ナイトタイム・ペアレンティング:ハウ・トゥ・ゲット・ユア・ベイビー・アンド・チャイルド・トゥ・スリープ(Nighttime Parenting: How to Get Your Baby and Child to Sleep)」(ラ・レッチェ・リーグ・インターナショナル・ブック(La Leche League International Book)),(2005年),p.37〜43、等のような、多くの自助用の本が、親たちが調べるために、入手可能である。これらの本は、例えば、一貫している寝る前の定まった手順(consistent bedtime routine)を設定することにより、親たちが、彼らの乳児たちに、良好な睡眠の習慣を徐々に教え込むこと、を示唆しているが、このような定まった手順を設定することは、特に、幼児が気難しければ、困難になる可能性があり、親たちは、その本が提供できるよりも、さらに多くの補助を求める可能性がある。さらに、上記の本において推奨されている定まった手順および方法は、幼児を眠りに就かせることにおいて有効であるかもしれないが、乳児が夜通し眠ることを補助することにおいて、常に成功するとは限らない。
さらに、本を読み、その多くの推奨の全てを組み込むことを試みることは、多くの親にとって、それらを、彼らの既に忙しい生活の中に組み込むには、時間がかかり、困難な仕事である。子供を入浴させることは、その乳児を、睡眠の前に、落ち着かせるために役立つ方法として、上記の本において、しばしば、推奨されているが、この推奨は、適当な製品の使用を示唆しておらず、比較的に広範囲な感覚の養生法(sensory regimen)の実施も示唆していない。加えて、入浴時間は一部の乳児を混乱させる可能性があるので、あるものは、子供を、日中だけ、入浴させることを推奨している。本発明は、寝る前の経験を肯定的にすることが分かっている製品の特定の組み合わせ物を提供することにより、上記の困難さを解消している。
上記の本に加えて、幼児の睡眠を補助することを主張している、利用可能な製品が存在している。例えば、親たちは、例えば、動物のぬいぐるみ、人形、ブランケット等の、子供たちを眠りに就かせるために役立つ、慰めになる玩具を、彼らの子供たちに与える場合が多い。ジョンソンズ・ベッドタイム・バース(Johnson's Bedtime Bath)等のような、パーソナルケア製品は、気難しい乳児を落ち着かせるための手段を、親たちに、提供しているが、これらの製品は、これらが入浴中に乳児を落ち着かせるためにだけ役立ち、幼児に固有の他の睡眠作用を改善することにおいては有効になり得ないので、それらの有用性において、制限される可能性がある。また、ハッシュ・リトル・ベイビー(Hush Little Baby)によるスージング・サウンド・フォー・スリープ(Soothing Sounds for Sleep)や、エラトー(Erato)によるベイビー・スリープ(Baby Sleep)、等のような、音楽製品も、親たちが、彼らの幼児を落ち着かせるために役立つように、寝る前に、使用するために、利用可能である。
臨床的に診断されている睡眠の障害を伴う幼児のために、それらの障害を軽減するために役立つことのできる、入手可能な、医師の処方不要の、抗ヒスタミン薬、アルファ−アゴニスト、メラトニンまたはハーブ治療薬、等のような、薬剤および装置が存在している。しかしながら、これらの療法に付随する副作用により、これらは、一般的な睡眠困難を伴っている、健康な幼児のための適当な解決方法ではない。
親たちの幼児の睡眠作用を改善するために、それらの親たちを手助けするために利用可能な製品および本は、就寝時間を比較的に楽にしていないことと、幼児が夜通し眠ることに役立っていないことと、により、それらの有用性において、制限されている。加えて、上記の利用可能な方法および製品の多くは、それらに従うことが、快くなく、容易でない。一貫した寝る前の定まった手順を確立することは、肯定的な睡眠作用を有するように幼児を教えることにおいて、非常に重要であるが、現在において入手可能な多くの製品および方法は、親たちに、それらの製品および方法を、一貫している定まった手順に組み込むこと、を教えていない。したがって、幼児のために、肯定的な寝る前の定まった手順を確立するための有効な手段を親たちが有することに対する必要性が、依然として存在している。したがって、薬剤に依存することなく、成人および幼児の睡眠作用を改善するための方法に対する要求が、依然として存在している。本発明はこの要求に答えている。
〔発明の概要〕
それぞれの工程において感覚性の芳香剤を組み込んでいる、2工程の養生法が、人間の睡眠作用を改善するために使用できるということ、が発見されている。したがって、本発明は、感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法において、
a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、上記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、を含む、方法、に関連している。
上記工程(a)において用いられる感覚性の芳香剤と、上記工程(b)において用いられる感覚性の芳香剤とは、同一であっても、異なっていてもよく、アルファ活性を減少させることができる。
本発明による方法は、成人の睡眠作用を改善するだけでなく、例えば、12才未満の、特に、幼児、すなわち、3才までの生まれたばかりの子供、等の、18才未満の、広範囲の子供たち、の睡眠作用も、驚くほど改善する。
〔発明の詳細な説明〕
上述のように、本発明者は、2工程の感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法、を発見している。この感覚の養生法は、
a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、上記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、を含む。
上記工程(a)において用いられる感覚性の芳香剤と、上記工程(b)において用いられる感覚性の芳香剤とは、同一であっても、異なっていてもよく、アルファ活性を減少させることができる。特に好ましい実施形態において、上記工程(b)において用いられる感覚性の芳香剤は、上記工程(a)において用いられる感覚性の芳香剤と、同一である。
上記クレンジング工程、すなわち、工程(a)は、この工程(a)が感覚性の芳香剤の最初の導入であり、したがって、人間がリラックスするのを誘発し、その芳香剤の、リラックスする事象(relaxing event)との結び付き、を開始するので重要である。好ましくは、上記クレンジング用製品の供給は温水を用いて行なわれ、この理由は、温水は、快く、人間の体温を変えるので、温水もリラックスさせる作用があり、肯定的な睡眠作用を助長することにおいて有益であるからである。上記第1の感覚の経験、すなわち、上記クレンジング用製品の供給、の後に、第2の感覚の経験は、感覚性の芳香剤の投与が、継続されたリラックスさせる恩恵、を与えるので、リラクゼーションおよび眠気の増進、を強化する。好ましくは、上記第2の感覚の経験において用いられる感覚性の芳香剤は、上記第1の感覚の経験において用いられる感覚性の芳香剤と同一であり、この理由は、このことが、上記二つの工程の間の結び付き、を確立し、したがって、睡眠作用における全体の影響力を高めるからである。上記第2の工程における、着けたままにしておくパーソナルケア製品の使用は、感覚性の芳香剤を含有しているその製品が、実際の感覚の経験の持続時間を超えて、皮膚の上に留まるので、特に有益である。例えば、感覚性の芳香剤を含有している、例えば、ローション等の、皮膚保湿用の組成物、の使用は、人間の皮膚の上に、その感覚性の芳香剤の香りを残すので、その香りは夜通しにおうことができる。このような感覚性の芳香剤の香りに対する継続された曝露は、個人が眠ろうとしている時に、さらに、個人が夜通し眠っている時に、その個人をリラックスさせ続けることに役立つので、特に有益である。
適切な感覚性の芳香剤は、同時係属の米国特許出願公開第US20040063604号において記載されている芳香組成物、を含み、この開示は、参照により本明細書に組み込まれる。このような感覚性の芳香剤は、肯定的な、低い活性化の、気分および感情(positive, low activation moods and emotions)、を誘発するか、または、これらに結び付けさせること、を意図している。一例の実施形態において、適切な感覚性の芳香剤は、アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール(cis-hex-3-enol)、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール(ethyl linalol)、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド(cyclohexadecanolide)、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファイソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファテルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル油、ベチベル・アセテート(vetiver acetate)、から選択される、約25%の、少なくとも5種類のリラックス用成分(R)、により、構成されている。
一例の実施形態において、上記感覚性の芳香剤は、
(a)合計で、約25%以上の、上記少なくとも5種類の(R)と、
(b)随意的に、合計で、45%までの、好ましくは35%までの、さらに好ましくは25%までの、非リラックス用の成分(NR)であって、上記NRに対するRの比率は少なくとも0.75、好ましくは少なくとも0.9という条件がある、非リラックス用の成分(NR)と、
(c)随意的に、合計で、75%までの、中性成分(N)と、
(d)随意的に、25%までの、香料材料(M)であって、上記(M+NR)に対するRの重量比率は、0.75、好ましくは0.9、を超えるという条件がある、香料材料と、
を含み、
(i)全てのパーセンテージは感覚性の芳香剤の重量に基づいており、
(ii)「R」成分は、アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファイソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファテルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル油、ベチベル・アセテート、を含み、
(iii)「NR」成分は、メチル・ノニル・アルデヒド(methyl nonyl aldehyde)(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート(allyl amyl glycolate)、アセチル・セドレン(acetyl cedrene)、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル(armoise oil)、サリチル酸ベンジル(benzyl salicylate)、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル(cedar leaf oil)、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート(dimethyl benzyl carbinyl acetate)、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル(geranyl nitrile)、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート(hexyl salicylate)、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル(tagetes oil)、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、を含み、
(iv)「N」成分は、酢酸ベンジル、カシス・ベース(cassis base)、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール(cinnarnic alcohol)、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル(hydroxycitronellal)、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(methyl dihydrojasmonate)(MDJ)、オクタヒドロクマリン(octahydrocoumarin)、パチョリ・オイル(patchouli oil)、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート(styrallyl acetate)、イランイラン、を含み、
(v)「M」成分は、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる無香性または低香性の溶媒または希釈剤を除外して、上記において含まれていない香料材料、を含む。
好ましい感覚性の芳香剤は、合計で少なくとも35重量%のR種の材料、さらに好ましくは、合計で少なくとも45重量%のR種の材料、を含有している。また、NRに対するR(またはNRとMとの合計に対するR)の重量比率が1を超えるか、さらに好ましくは2を超えるか、あるいはそれよりもさらに高い、香料も、好ましい。上記の感覚性の芳香剤は、好ましくは、随意的に、合計で、約25重量%までの、非リラックス用(NR)の芳香材料、を含む。
特に好ましい実施形態において、感覚性の芳香剤の、少なくとも5重量%、さらに好ましくは、少なくとも10重量%は、以下のリスト、すなわち、クマリン、エチレン・ブラシレート、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、から抜き出された、R種の成分、を含み、これらの成分はたいてい、甘い、さらに/または、じゃこうの、香り、を示すことにより、特徴付けられる。
上記感覚性の芳香剤は、随意的に、例えば、芳香材料のためのビヒクルとして、1種類以上の、無香性または低香性の溶媒および/または希釈剤、を含んでいてよい。このような溶媒および/または希釈剤はいずれも、組成物における、R、NR、NおよびM、の材料の、パーセンテージおよび比率、を計算する場合に、含まれない。
上記M種の材料は、上記のような、無香性または低香性の、溶媒または希釈剤、を除外して、R種、NR種またはN種のいずれかの要素であるとして特定されない、先行技術の香料材料、を含む。また、これらは、単一の成分であってもよく、あるいは、合成または天然の両方の混合物(例えば、エッセンシャル・オイルとコンクリート)であってもよい。
上述のように、本発明において有用な感覚性の芳香剤は、多数の芳香材料を組み合わせることにより、作られている。これらの芳香材料の選択は、消費者の試験と、脳波検査(EEG)により測定される、脳の電気的な活性、特に、アルファ波の活性、の測定と、の両方と、さらに、これらの材料を異なるカテゴリに分類するために、上記の結果として得られるデータの統計的な分析と、による、芳香材料の広範囲な試験に基づいている。異なるカテゴリとは、すなわち、それぞれの材料に曝露された被験者において、リラクゼーション等のような、肯定的な、低い活性化の、気分および感情(すなわち、リラックス特性)を誘発する、リラックス用の芳香材料または成分(R)と、それぞれの材料に曝露された被験者において、否定的な、高い活性化の、気分および感情(すなわち、非リラックス特性)、を誘発する、非リラックス用の芳香材料または成分(NR)と、リラックス特性に関して中性の作用を有する、中性の芳香材料または成分(N)である。他の芳香材料(そのうち、約3千〜4千種が、現在市販され、香料の調合において用いられている)は、M種の材料として、示されている。この芳香材料の分類に基づいて、本発明は、感覚性の芳香剤が、これら芳香剤に曝露された被験者において、リラクゼーション等のような、肯定的な、低い活性化の、気分および感情、を誘発させやすいと、定められること、を可能にしている。このような感覚性の芳香剤は、便宜上、本明細書において、「感覚性の芳香剤(sensory fragrances)」と言われている。それにもかかわらず、この感覚性の芳香剤の定義は、組成物の快楽的な特性(hedonic properties)の考察を可能にするために、調合において、十分な自由を与えている。したがって、本発明は、リラックスさせるものであり、良好な快楽的な特性も有している、感覚性の芳香剤の調合を可能にすることができる。
上記感覚性の芳香剤を作ることにおいて用いられる芳香材料を分類するための、脳の電気的な活性の測定の使用に加えて、上記の測定技法は、最終的な感覚性の芳香剤を評価するために、本発明において、用いられている。それゆえ、本発明による感覚性の芳香剤は、上記のリラックス用の成分の一部を含有していなければならず、標準的な技法を用いて測定される場合に、アルファ活性における減少も示さねばならない。既述のように、脳の電気的な活性、特に、アルファ波の活性は、脳波検査(EEG)により測定できる。このEEGを用いるための方法は「エレクトロエンセファログラフィ:ベイシック・プリンシプルズ、クリニカル・アプリケーションズ,アンド・リレイテッド・フィールズ(Electroencephalography: Basic Principles, Clinical Applications, and Related Fields)」(ニーデルメイヤー,E.(Niedermeyer, E.)他,第4版,ウイリアムズ・アンド・ウイルキンス(Williams & Wilkins),1999年)の、110〜121頁および149〜153頁において、記載されている。アルファ活性における変化を評価できるあらゆる方法が、本発明における使用のための適切な感覚性の芳香剤を選択することにおいて使用するために、許容可能である。アルファ活性を評価するためにEEGを用いる多くの方法が存在しているので、真の減少において考察されることが必要な変化の数値の大きさは、どの方法が用いられるかにより、異なる。本発明において必要なアルファ活性の減少の程度は、EEGを用いる技術に熟練した技術者により、著しい変化であると判断される程度である。
上述のように、本発明による方法は、2種類の感覚の経験の付与、を含む。それぞれの工程において、上記の感覚の経験は連続的であってよい。しかしながら、周期的である感覚の経験も、本発明において、有用である。例えば、適切な感覚の経験は、少なくとも2分にわたり、断続的に、1回に、数秒間にわたって、芳香を付けたスティックのにおいをかぐことであろう。他の適切な周期的な経験は、選択された時間の間隔で、感覚性の芳香剤のにおいをかぎながら、リラックスした状態で呼吸をすること、感覚性の芳香剤を断続的に与えられながら、ヨガを実施すること、あるいは、リラックス用の芳香剤のにおいをかぐために周期的に停止しながら、ある形態の運動を行なうこと、でもよい。したがって、用語の「付与(administering)」は、(i)感覚性の芳香剤を含有している、局所的に供給されるパーソナルケア組成物、の吸入、(ii)感覚性の芳香剤を含有しているパーソナルケア組成物が、水等のような、液体のビヒクルの中に溶解または分散されている場合に、放出される蒸気、の吸入、または(iii)例えば、よい香りのするキャンドル、エア・フレッシュナ、およびよい香りのするジェル、等のように、感覚性の芳香剤を含有している組成物が、分散、噴霧、溶融または燃焼されるか、これら以外の様式で放出される場合に、放出される蒸気、の吸入、を言う。
本発明による方法において、上記第1の感覚の経験の付与は、有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程、を含む。この感覚の経験は、所望の作用を与えるために十分な時間にわたり、付与される必要がある。一例の実施形態において、上記第1の感覚の経験は、少なくとも5分にわたり、付与される。一般に、幼児においては、この感覚の経験は、少なくとも5分にわたり、付与される必要がある。一方、成人、すなわち、18才以上の人間、において用いられる場合には、この第1の感覚の経験は、少なくとも10分にわたり、付与される。
本発明において有用なクレンジング用製品は、無芳香化した洗浄基剤(unfragranced wash base)を感覚性の芳香剤と共に混合することにより、調製できる。これら2種類の成分は、クレンジング製品の組成物を調製する技術における熟練者に知られている標準的な方法を用いて、混合される必要がある。上記の組成物は、例えば、少なくとも15分にわたり、芳香剤が均等に分布されることを確実にするように、混合される必要がある。随意的に、この芳香剤は、上記の混合処理を容易にするために、基剤成分の一部と共に、前もって混合できる。また、他のクレンジング用製品の基剤も、感覚性の芳香剤と共に混合するのに、適しているであろう。
上記第2の感覚の経験は、クレンジング用の、および、着けたままにしておく(leave-on)、パーソナルケア製品、を含む、パーソナルケア製品により送達できる、有効な感覚性の芳香剤の投与、を含む。一般に、この第2の感覚の経験は、少なくとも1分、例えば、少なくとも2分、例えば、少なくとも5分、にわたり、付与される。
特に好ましい実施形態において、上記第2の感覚の経験は、モイスチャライザー等のような、着けたままにしておくパーソナルケア製品の投与、を含む。この着けたままにしておくパーソナルケア製品は、好ましくは、マッサージにより、塗布される。使用可能である多数の異なる種類のマッサージがあり、状況に対応して快適であり適切である技術を使用することが促されている。異なるマッサージの種類は、指圧療法、ディープ・ティシュー・マッサージ、ロミ・ロミ、リンパ・ドレナージ、筋筋膜リリース(Myofascial Release)、神経筋療法、整形外科マッサージ、揉捏法、妊娠マッサージ、反射療法、霊気、ロルフィング、スポーツ・マッサージ、スウェーデン式マッサージおよび発痛点マッサージ、を含むが、これらに限定されない。これらのマッサージの全ては、上記の着けたままにしておく製品の皮膚への塗布と共に、使用できる。
クレンジング用の、および、着けたままにしておく、パーソナルケア製品は双方、特に、感覚性の芳香剤を送達することにおいて、有用である。例えば、感覚性の芳香剤は、最終的な混合物が、当業界において一般的に知られている、装置および方法を用いて、均質になるまで、周囲条件下において、選択された芳香成分を混合することにより、製造できる。なお、クレンジング用の、または、着けたままにしておく、パーソナルケア製品の、成分として、最終的な感覚性の芳香剤の混合物を使用する前に、その感覚性の芳香剤の混合物を、混合後に、数時間にわたり、周囲条件下において、保管することが好ましい。水性のパーソナルケア製品の中における感覚性の芳香剤の可溶性を改善するために、その感覚性の芳香剤を、1種類以上の非イオン性の界面活性剤と、前もって混合してもよい。
適切なクレンジング用のパーソナルケア製品は、個人の化粧品、洗面用品、ならびに、乾いたふき取り布およびウェットティッシュ(dry and wet wipes)のワイパー等のような健康管理用製品、洗浄剤、浴用製品、シャンプー、ジェル、石鹸、ムース、クレンジング用組成物、バスオイル、浴槽に添加してもよいその他の浴用組成物、または皮膚に直接に使用できるその他の洗浄組成物、を含む。これらにおいて有用であり、感覚性の芳香剤に対して適合性を有している、あらゆる調合物が、本発明における使用に適している。幼児の哺乳動物において所望の応答を達成するために、上記クレンジング用のパーソナルケア製品は、そのクレンジング用のパーソナルケア製品の処方された指示に従った投与量で、使用できる。
適切な、着けたままにしておく、パーソナルケア製品は、個人の化粧品、洗面用品、およびスティック(sticks)等のような健康管理用製品、香油(balms)、ムース、スプレー、ローション、クリーム、ジェル、パウダー、オイル、ワックス、香水、または、皮膚に塗布できてすすぎ落とせない、その他のパーソナルケア組成物、を含む。これらにおいて有用であり、感覚性の芳香剤に対して適合性を有している、あらゆる調合物が、本発明における使用に適している。適当な、着けたままにしておく、パーソナルケア製品を調製するための方法は、パーソナルケア製品を調製する技術における熟練者において、良く知られている。幼児の哺乳動物において所望の応答を達成するために、上記の、着けたままにしておく、パーソナルケア製品は、その、着けたままにしておく、パーソナルケア製品の処方された指示に従った投与量で、使用できる。
上記感覚性の芳香剤を含有していて、上記第2の感覚の経験を与えることのできる、組成物は、ふき取り布、洗浄剤、浴用製品、シャンプー、ジェル、石鹸、スティック、香油、サシェ、枕、ムース、スプレー、ローション、クリーム、クレンジング用組成物、オイル、バスオイル、エアゾール、および気化器と共に使用可能である物質、も含むことができるが、これらに限定されない。
用語の「有効量(effective amount)」は、例えば、生後2ヶ月〜3才、生後2ヶ月〜18ヶ月、および生後2ヶ月〜12ヶ月等の、所望の年齢の、人間における所望の応答を引き出すために、必要とされる感覚性の芳香剤の量、を言う。最も重要なことであるが、使用者は、感覚性の芳香剤の一般的な使用説明書に従って感覚の経験を付与する際に、感覚性の芳香剤の香りを知覚できなければならない。好ましくは、この感覚性の芳香剤は、0.05%よりも高い濃度で、使用される。一例の実施形態において、上記の感覚性の芳香剤は、上記クレンジング用の製品の全重量に基づいて、約0.1〜約1.5重量パーセント、例えば、0.4〜1.0重量パーセント、例えば、0.4〜0.6重量パーセント、の範囲の量で、そのクレンジング用の製品の中に、存在している。
上述のように、本発明は人間の睡眠作用を改善するための方法、に関連している。これらの改善される睡眠作用の例は、例えば、(a)睡眠の質の知覚、(b)複合的な睡眠の質のスコア(composite sleep quality score)、(c)知覚された睡眠の深さ、(d)夜間の目覚めの回数、(e)睡眠潜時(latency to sleep)、(f)睡眠の継続期間の長さ、(g)昼間の睡眠の量に対する夜間の眠りの量の比率、(h)眠りに就くまでの時間、(i)目を覚まして過ごした夜間の時間、(j)眠って過ごした夜間の時間、(k)眠って過ごした昼間の時間、(l)睡眠後の気分、(m)睡眠前のいらだちの程度、(n)睡眠に対する満足感、(o)早い目覚めの発生、(p)眠りに就くことの難しさ、(q)朝の機敏さ、および(r)これらの組み合わせ、を含む。明らかに、成人の睡眠とは対照的に、幼児の睡眠を評価する睡眠作用が、比較的に多く関連している。
睡眠作用は、例えば、調査票、面談、精神測定評価手段、生物測定評価手段、またはこれらの組み合わせ、を含む、多数の異なる手段により、評価できる。例えば、睡眠の質および量の知覚は、「一般的には、あなたは、夜どのぐらい眠りますか?」あるいは「あなたは、睡眠に何か問題がありますか?」等のような、単純な質問、を用いて、評価できる。しかしながら、睡眠の継続期間の長さ、睡眠の前のいらだちの程度、朝の目覚め後の気分の状態、昼間の睡眠の量に対する夜間の睡眠の量の比率、夜間の目覚めの回数、眠りに就くまでの時間、目を覚まして過ごした夜間の時間、眠って過ごした夜間の時間、眠って過ごした昼間の時間、睡眠後の気分、および複合的な睡眠の質、等のような、付加的な睡眠に関連する作用を評価するための、多くの利用可能な睡眠精神測定手段の内の一つを使用することが好ましい。これらは、ザ・セント・メアリーズ・ホスピタル・スリープ・クエスチョネア(The St. Mary's Hospital Sleep Questionnaire)(「スリープ(Sleep)」,1998年10月号,11(5)巻,p.448〜53)、ザ・リーズ・スリープ・エバリュエーション・クエスチョネア(the Leeds Sleep Evaluation Questionnaire)(「ヒューマン・サイコファーマコロジー(Hum Psychopharmacol.)」,2003年12月号,18(8)巻,p.603〜10)、およびザ・ピッツバーグ・スリープ・クオリティ・インデックス(the Pittsburgh Sleep Quality Index)(「ジャーナル・オブ・サイコソマチック・リサーチ(Journal of Psychosomatic Research)」,45(1)巻,p.5〜13)、および気分プロフィール検査(the Profile of Mood States)(POMS)(マックネール,D.M.(McNair, D. M.),ロール,M.(Lorr, M.),およびドロップルマン,L.F.(Droppleman L. F.),(1971年),「マニュアル・フォー・ザ・プロファイル・オブ・ムード・ステイツ(Manual for the Profile of Mood States (POMS))」,サン・ディエゴ,カリフォルニア州:エデュケーショナル・アンド・インダストリアル・テスティング・サービス(Educational and Industrial Testing Service))を含むが、これらに限定されない、睡眠関連の作用を評価するための、異なる精神測定手段により、測定できる。さらに、アクチグラフィ(actigraphy)、およびポリソムノグラフィ(polysomnography)等のような生物測定評価、ビボメトリクス(Vivometrics)によるライフ・ベスト(Life Vest)、ボディメディア(BodyMedia)による装置、標準温度計、コア温度計(core temperature thermometer)、地震計、エクスムーバー・R(Exmover R)によるバイオセンサー(Biosensor)、もまた、睡眠を評価することにおいて有用である。
良く眠らない子供たちの親もまた良く眠らずに、気分の問題を経験している。したがって、別の実施形態において、本発明は、生後2ヶ月〜6才の範囲の年齢の人間の子供の親の気分の状態を改善するための方法に関連しており、この方法は、上記子供に対する感覚の養生法の付与を含み、この養生法は、
a.上述のような、有効量の感覚性の芳香剤を含有している、クレンジング用製品を、上記人間の皮膚に対して、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.上記工程(a)の後における、上述のような、有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、第2の感覚の経験の付与であって、上記工程(a)において用いられる感覚性の芳香剤およびこの工程(b)において用いられる感覚性の芳香剤は、同一であるか異なっている、第2の感覚の経験の付与と、を含む。
生後2ヶ月〜18ヶ月の年齢の子供たちの親は、一般に、上記の方法により、最大の恩恵が分かる、と予想される。なお、本明細書において用いられる場合に、「親(parent)」は、幼児または子供の母親または父親、祖父母、保護者またはベビーシッター、を含むが、これらに限定されない、幼児または子供の保育者、を意味する。
別の実施形態において、本発明は、(a)上述のような、有効量の感覚性の芳香剤を含有している、クレンジング用製品と、(b)クレンジング用製品とは違っているが、上述のような、有効量の感覚性の芳香剤を含有している、パーソナルケア製品と、を含む、キット、に関連している。このクレンジング用製品において用いられている感覚性の芳香剤、およびパーソナルケア製品において用いられている感覚性の芳香剤は、同一であっても、異なっていてもよい。また、このキットは、シュリンク包装材料により、箱の中に、バスケットの中に、あるいはバッグの中か、事実上束ねられて、包装されていてよく、例えば、インターネット上で、クーポンまたはその他の販売促進用の材料の中において、上記のクレンジング用製品とパーソナルケア製品とを含んでいる組み合わせ製品として、売りに出すことができる。
本発明の方法は、本明細書において記載されている要素と制限、ならびに、付加的なまたは随意的な、成分、構成要素、または本明細書において記載されている制限、の任意の物、を含むか、これらから成るか、または実質的にこれらから成る、組成物、の投与、を含む。
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施形態、をさらに説明して論証している。これらの実施例は、これらの多くの変形が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく可能であるので、例証の目的のために、単独で記載されており、本発明の限定として解釈されるべきではない。
〔実施例〕
実施例1.感覚性の芳香剤
本発明において有用な感覚性の芳香剤の例が表1において記載されている。これらの芳香剤は、アルファ活性を減少させるための、それぞれの能力において、独特である。これらの全ては、少なくとも25%のリラックス用の成分、を含有している。以下の芳香剤と、これらに類似している他の物は、クエスト・インターナショナル(Quest International)から、容易に入手可能である。
全ての心地よい芳香剤がアルファ活性における減少を招くことができるとは限らず、全ての感じのよい芳香剤が、少なくとも25%のリラックス用の成分を含有しているとは限らないので、全ての心地よい香りのする芳香剤が、感覚性の芳香剤として使用するのに、適しているとは限らない。
Figure 2007238610
実施例2.感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品
本発明において有用であり、以下の表2において記載されている、クレンジング用製品は、クエスト・インターナショナル(Quest International)から入手可能な、感覚性の芳香剤のパステル・ペタルズ(Pastel Petals)と、無芳香化したジョンソンズ・ヘッド−トゥ−トウ(Johnson's Head-to-Toe)洗浄基剤を混合することにより、調製された。これら2種類の成分は、クレンジング用製品の組成物を調製する技術における熟練者に知られている、標準的な方法、を用いて、混合された。これらの洗浄基剤と感覚性の芳香剤との組成物は、芳香剤が均等に分布されることを確実にするために、少なくとも15分間にわたり、混合された。
Figure 2007238610
実施例3.感覚性の芳香剤を含有している皮膚保湿用組成物
本発明において有用であり、以下の表3において記載されている、皮膚保湿用組成物は、クエスト・インターナショナル(Quest International)から入手可能な、パステル・ペタルズ(Pastel Petals)芳香剤と、無芳香化したジョンソンズ・24−アワー・ソフト・ローション(Johnson's 24-hour Soft Lotion)基剤を混合することにより、調製された。これら2種類の成分は、皮膚保湿用組成物を調製する技術における熟練者に知られている、標準的な方法、を用いて、混合された。この組成物は、芳香剤が均等に分布されることを確実にするために、少なくとも15分間にわたり、混合された。
Figure 2007238610
実施例4.成人の睡眠調査の結果
2週間にわたり毎晩感覚の養生法に従うことの睡眠作用の恩恵を評価するための調査に参加してもらうために、一集団の健康な成人の女性を募集した。これらの女性を、二つの処理グループに分け、一グループ当たり女性22人とした。
グループAは、就寝時に、毎晩、以下、入浴/洗浄用製品、と言う、実施例2のクレンジング用製品と、以下、マッサージ/ローション用製品、と言う、実施例3の皮膚保湿用組成物と、の使用を含む、養生法、に従った。このグループAが従った具体的な養生法は表4に示されている。
一方、グループBは、就寝時に、毎晩、以下、入浴/洗浄用製品、と言う、実施例2のクレンジング用製品と、以下、マッサージ/ローション用製品、と言う、実施例3の皮膚保湿用組成物と、リラックス用の音楽および薄暗い照明と、の使用を含む、感覚の養生法、に従った。このグループBが従った具体的な養生法は表5に示されている。
Figure 2007238610
Figure 2007238610
グループBの中の被験者は、彼らがリラックス感を得られる音楽を選択するように、求められた。また、グループBにより用いられた薄暗い照明は、減光スイッチを用いることによるか、無香性の蝋燭または浴室の頭上の照明の位置にある電池動作型のクローゼット・ライトを用いることにより、行なわれた。全ての被験者はまた、入浴後、および皮膚保湿用組成物を塗布する間、暖かく保つために使用するためのバスローブも与えられた。
上記の調査の持続時間は3週間であった。最初の週、すなわち、基準となる週、の間に、被験者は、調査票に記入を終えたが、自分たちの通常の睡眠の定まった手順に従い、上記の感覚の養生法に従わなかった。その後、処理の週1および2の間に、被験者は、毎晩、割り当てられた感覚の養生法に従った。彼らの気分および睡眠作用における、感覚の養生法に従うことの影響を評価するために、上記の調査を通して、これらの被験者により、複数の自己報告質問票が記入された。上記の調査の計画、測定およびそれらの測定の頻度の概要が表6において示されている。
Figure 2007238610
睡眠の質における改善を評価するために、解答者は、セント・メアリーズ・スリープ・クエスチョネア(St. Mary's Sleep Questionnaire)に記入することを求められた。このセント・メアリーズ・スリープ・クエスチョネア(St. Mary's Sleep Questionnaire)は、「ファクター・アナリシス・オブ・ザ・セント・メアリーズ・ホスピタル・スリープ・クエスチョネア(Factor analysis of the St. Mary's Hospital Sleep Questionnaire)」,「スリープ(Sleep)」,1988年,11巻,p.448〜453、において、T.J.レイ(T. J. Leigh),H.A.バード(H. A. Bird),I.ハインドマーチ(I. Hindmarch),P.D.コンステーブル(P. D. Constable)、V.ライト(V. Wright)、により、記載されているように、睡眠のパラメータの範囲を定量的に評価するために、睡眠の研究の分野において用いられている、自己評価式の質問票である。この質問票において用いられている質問および評価の基準は以下のとおりである。
この質問票は、過去24時間にわたるあなたの睡眠に関するものです。全ての質問に答えるようにしてください。
何時にあなたは:
1.夜の間、落ち着きましたか? ( )時 ( )分(午前/午後)
2.昨夜、寝入りましたか? ( )時 ( )分(午前/午後)
3.今朝、最終的には目覚めましたか?( )時 ( )分
4.今朝、起き上がりましたか? ( )時 ( )分
5.あなたの睡眠は:(以下に、チェックしてください。)
( )時 ( )分
1.極めて浅い ( )
2.浅い ( )
3.まあまあ浅い ( )
4.平均並みに浅い( )
5.平均並みに深い( )
6.まあまあ深い ( )
7.深い ( )
8.極めて深い ( )
6.あなたは、何回、起きましたか?(以下に、チェックしてください。)
0.全く無し ( )
1.1回 ( )
2.2回 ( )
3.3回 ( )
4.4回 ( )
6.6回 ( )
7.6よりも多い ( )
あなたは、どのくらい、眠りましたか?
7.昨夜? ( )時間 ( )分
8.昨日、昼間に? ( )時間 ( )分
9.あなたは、昨夜、どのくらい、良く、眠りましたか?(以下に、チェックしてください。)
1.極めて悪い ( )
2.悪い ( )
3.まあまあ悪い ( )
4.まあまあ良い ( )
5.良い ( )
6.極めて良い ( )
もしも、良くなければ、何が問題でしたか?(例えば、眠れない、等)
1.( )
2.( )
3.( )
10.今朝、起きた後に、あなたは、どのくらい頭がさえていると感じましたか?(以下に、チェックしてください。)
1.本当に、まだ非常に眠い ( )
2.まだ、ほどほどに眠い ( )
3.まだ、少し眠い ( )
4.まあまあ、頭がさえている ( )
5.機敏である ( )
6.極めて機敏である ( )
11.あなたは、昨夜の睡眠に、どのくらい満足しましたか?
1.極めて不満である ( )
2.ほどほどに不満である ( )
3.少し不満である ( )
4.まあまあ満足している ( )
5.完全に満足している ( )
12.あなたは、早く目が覚めることや、再び眠りに就くことができないこと、により、悩みましたか?
1.いいえ ( )
2.はい ( )
13.あなたは、昨夜、眠りに就くのに、どのくらい苦労しましたか?(以下に、チェックしてください。)
1.全く無いか、極めて少し ( )
2.いくらか ( )
3.たいへん ( )
4.極めて苦労した ( )
14.あなたは、昨夜、寝入るのに、どのくらい時間がかかりましたか?
( )時間 ( )分
解答者は、与えられた基準で適宜、それぞれのパラメータを評価した。
複合的な睡眠の質のスコアを、上記において詳述されている質問に対する被験者の数字による応答を用いている、以下の式、すなわち、(質問10番)+(質問5番)+(質問11番)+(質問9番)−[(質問13番)+(0.1×(質問14番))+(質問6番)+(質問12番)]、に従って、計算した。この複合的な睡眠の質のスコアが大きいほど、良好な睡眠の質を示している。さらに、質問票の中の個々の質問によるデータを用いて、他のパラメータも評価した。これらの質問票は、3週間の調査のそれぞれの週の間に、1週間に3回記入され、それぞれの週において、3組の睡眠のパラメータを結果として得た。さらに、これら3組のデータを平均化して、調査のそれぞれの週、すなわち、基準の週と、処理の週1と、処理の週2と、に対応する、それぞれのパラメータについてのスコアを結果として得た。睡眠作用における変化を評価するために、パーセンテージの差を計算して、基準の週に対する、処理の週1と処理の週2とにおける、それぞれのパラメータの変化を示した。グループAおよびBについての結果が表7において示されている。
Figure 2007238610
被験者の気分における、感覚の養生法の影響、を評価するために、被験者は気分プロフィール検査(Profile of Mood States)(POMS)も記入するよう求められた。このPOMSは、もともと、1971年に、マックネール(McNair)、ロール(Lorr)、およびドロップルマン(Droppleman)、により、公表されている。(マックネール,D.M.(McNair, D. M.),ロール,M.(Lorr, M.),およびドロップルマン,L.F.(Droppleman L. F.),(1971年),「マニュアル・フォー・ザ・プロファイル・オブ・ムード・ステイツ(Manual for the Profile of Mood States (POMS))」,サン・ディエゴ,カリフォルニア州:エデュケーショナル・アンド・インダストリアル・テスティング・サービス(Educational and Industrial Testing Service))。このPOMSは、精神科の外来患者における、一時的な、変動する、感情的な、気分の状態、を確認して評価している。POMSは、経時的な気分の状態における変化を測定することにおいて、特に有用であることが立証されている。特に、このPOMSは、緊張−不安、憂うつ−落胆、怒り−敵意、活力−活動性、疲労−不活発性、混乱−当惑、の気分の状態、を調査する。これらの気分の状態のそれぞれに対するスコアは、五つの可能な答え(0=全く無い、1=少し、2=ほどほどに、3=かなり多く、4=極めて)のうち「被験者がどのように感じていたか」を最も良く表現しているものに、被験者の応答を加えることにより、計算される。この基準は65個の全体の項目を含み、これらの項目は、指示された気分の状態のそれぞれについてスコアを設定するために、表8に従って、グループ分けされている。この調査において、上記のPOMSは、感覚の養生法の結果生じた気分における変化を評価するために、その感覚の養生法の前後に記入された。これらの気分のスコアにおけるパーセンテージの変化は、二つの処理の週のそれぞれについて、計算されており、この結果として得られたパーセンテージは平均値であり、表9において、以下に、示されているデータを生じている。
Figure 2007238610
Figure 2007238610
表7および表9において示されているように、両方の養生法、すなわち、グループAにより用いられている養生法とグループBにより用いられている養生法は、この調査に参加した健康な女性の、睡眠作用と気分の状態の両方を改善することにおいて、有効であった。特に、複合的な睡眠の質のスコアのかなりの増加と個々のパラメータにおける改善とにより示されているように、上記の養生法は、複合的な睡眠の質のスコア、知覚された睡眠の深さ、夜間の目覚めの回数、睡眠潜時、睡眠に対する満足感、早い目覚めの発生、眠りに就くことの難しさ、朝の機敏さ、を含む、多くの睡眠作用を改善することにおいて、極めて有効であった。さらに、上記の両方の感覚の養生法は、緊張−不安、怒り−敵意、憂うつ−落胆、疲労、および混乱−当惑、の減少、を含む、複数の気分の状態、を改善することにおいて、有効であった。
実施例5.幼児の睡眠の調査
2週間にわたり、毎晩、感覚の養生法に従うことの、睡眠作用の恩恵を評価するための調査に参加してもらうために、生後7ヶ月〜18ヶ月の、58人の健康な幼児のグループと、彼らの親を集めた。
上記の被験者は、就寝時間に、毎晩、以下、入浴/洗浄用製品と言う、実施例2のクレンジング用製品と、以下、マッサージ/ローション用製品と言う、実施例3の皮膚保湿用組成物と、の使用を含む、寝る前の感覚の養生法、に従った。この具体的な寝る前の感覚の養生法は表10において示されている。
Figure 2007238610
上記の調査の継続期間は3週間であった。最初の週、すなわち、基準の週の間に、幼児の被験者の親たちは、質問票を記入したが、自分たちの子供の一般的な寝る前の定まった手順を守っており、彼らは、上記の感覚の養生法には従わなかった。その後、処理の週1および2の間に、親たちは、毎晩、子供と共に、上記寝る前の感覚の養生法に従った。親たちは、彼らの気分と彼らの子供たちの睡眠作用について、感覚の養生法に従うことの影響を評価するために、上記の調査の間中、複数の質問票を記入した。上記の調査の計画、測定およびそれらの測定の頻度の概要が表11において示されている。
Figure 2007238610
幼児の睡眠における改善を評価するために、親たちは、ブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネア(Brief Infant Sleep Questionnaire)に記入するように、求められた。このブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネアは、「ア・ブリーフ・スクリーニング・クエスチョネア・フォー・インファント・スリープ・プロブレムズ:バリデーション・アンド・ファインディングズ・フォー・アン・インターネット・サンプル(A Brief Screening Questionnaire for Infant Sleep Problems: Validation and Findings for an Internet Sample)」(A.サデー(A. Sadeh),「ペディアトリクス(Pediatrics)」,113巻,6号,2004年6月)において記載されているように、幼児の睡眠のパラメータの範囲を定量的に評価するために、幼児の睡眠の研究の分野において用いられる、有効な精神測定手段、である。この質問票において用いられている質問および評価の基準は以下のとおりである。
ブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネア(Brief Infant Sleep Questionnaire)(BISQ)
以下の質問に答えることにおいて、過去7晩にわたる、平均の、お子さんの睡眠について考えてください。
1.昨週の夜間において、お子さんが眠りに就くために、どれだけ時間がかかりましたか?
例:もしも、あなたが、お子さんを、午後8時15分に寝かしつけて、お子さんが午後8時半に眠りに就いたとすると、お子さんが眠りに就くまでに、15分かかっていたことになります。
( )分
2.夜間に、平均して何回、お子さんは起きましたか?
( )回
3.夜間に、お子さんが目を覚まして過ごした合計時間はどのくらいですか?
例:もしも、お子さんが、2回、起きて、それぞれ、約15分間、目が覚めていたとすると、お子さんの、目を覚まして過ごした合計時間は、30分であったことになります。
( )分
4.一般的な夜間に、お子さんが継続的に眠った最長の時間は、どれだけですか?
( )時間
5.夜間(夕方の7時から午前中の7時の間)に、お子さんが眠って過ごした合計時間はどのくらいですか?
( )時間
6.昼間(午前中の7時から夕方の7時の間)に、お子さんが眠って過ごした合計時間はどのくらいですか?
( )時間
7.あなたは、過去1週間にわたるお子さんの睡眠を、問題だとみなしますか?
(一つをチェックしてください。)
□ 極めて深刻な問題である
□ ささいな問題である
□ 全く問題ない
8.過去1週間にわたり、あなたは、午前中における、お子さんの気分を、どのように評価しますか?
(一つをチェックしてください。)
□ 極めて幸せそうである
□ いくらか幸せそうである
□ 幸せそうでも気難しくもない
□ いくらか気難しい
□ 極めて気難しい
解答者は、与えられた基準で適宜、それぞれのパラメータを評価している。このブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネア(Brief Infant Sleep Questionnaire)による結果が以下の表12において示されている。
Figure 2007238610
幼児の睡眠における改善をさらに評価するために、親たちは、デイリー・スリープ・ダイアリ(Daily Sleep Diary)に記入するように求められた。このダイアリは、既に説明したブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネア(Brief Infant Sleep Questionnaire)において尋ねられている、同じ質問に基づいているが、毎日使用するように構成されている。追加の質問も、ブリーフ・インファント・スリープ・クエスチョネアレに含まれていない睡眠作用を評価するために、加えられた。
この調査において用いられているデイリー・スリープ・ダイアリ(Daily Sleep Diary)は以下のように示されている。
デイリー・スリープ・ダイアリ
毎朝、この調査のダイアリに記入してください。以下の質問に答えることにおいて、前日の昼間と夜間のあなたのお子さんの睡眠について考えてください。
1.昨日の昼間に、お子さんが昼寝した合計時間はどのくらいですか?
2.何時に、あなたは、お子さんの寝る前の定まった手順を始めますか?
( )
a.寝る前の定まった手順を記載してください。
( )
( )
3.昨夜、何時にお子さんを寝かしつけましたか(照明を消した時間)?
( )
4.昨夜、お子さんが眠りに就くまでに、どれくらい時間がかかりましたか?
( )
例:もしも、あなたが、お子さんを、午後8時15分に寝かしつけて、お子さんが午後8時半に眠りに就いたとすると、眠りに就くまでに、15分かかっていたことになります。
5.昨夜、就寝時間は、どのくらいくつろいでいましたか?(一つをチェックしてください)
□ 極めてくつろいでいた
□ いくらかくつろいでいた
□ くつろいでもおらず気難しくもない
□ いくらか気難しい
□ 極めて気難しい
6.昨夜、何回、お子さんは、目を覚ましましたか?( )
7.夜間に、お子さんが目を覚ましていた合計時間はどのくらいですか?
( )
例:もしも、お子さんが、2回、起きて、それぞれ、約15分間、目が覚めていたとすると、お子さんが目を覚まして過ごした合計時間は、30分であったことになります。
8.今朝、何時に、お子さんは起きましたか?( )
9.夜間に、お子さんが目を覚ましていた、最長の時間は、どれくらいですか?
( )時間
10.昨夜、お子さんが、どれだけ良く眠ったかを、評価してください。(一つをチェックしてください)
□ 極めて良い
□ 良い
□ まあまあ良い
□ まあまあ悪い
□ 悪い
□ 極めて悪い
11.お子さんが、今朝、目覚めた時の気分を評価してください。(一つをチェックしてください)
□ 極めて幸せそうである
□ いくらか幸せそうである
□ 幸せそうでも気難しくもない
□ いくらか気難しい
□ 極めて気難しい
12.昨夜のお子さんの睡眠と、例えば、幼児が病気だった、父親が町外にいた等の、お子さんの睡眠に影響した可能性のある出来事と、についての意見を、何でも記載してください。
( )
( )
( )
解答者は、与えられた基準で適宜、それぞれのパラメータを評価している。それぞれの質問に対する応答は、それぞれの週にわたって、平均化されていて、すなわち、その平均は7日間のデータを含んでおり、この結果として、三つの調査の週、すなわち、基準の週と、処理の週1と、処理の週2と、における、平均の応答が得られた。また、デイリー・スリープ・ダイアリ(Daily Sleep Diary)による、関連する、毎週の平均結果が、以下の表13に示されている。
Figure 2007238610
親たちの気分における上記感覚の養生法の影響を評価するために、親たちも、気分プロフィール検査(Profile of Mood States)に記入するように、求められた。この気分プロフィール検査に関する詳細は、実施例4において、見ることができる。基準は65個の全体項目を含み、これらの項目は、示された気分の状態のそれぞれに対するスコアを設定するために、表8に従って、グループ分けされている。
この調査において、上記のPOMSは、寝る前の養生法に従うことによって生じた、幼児の親たちの気分における変化、を評価するために、1週間に1回、記入されている。基準週と2つの処理の週とについて計算された気分のスコアが、表14において、以下に、示されている。
Figure 2007238610
表12、表13および表14において示されているように、寝る前の感覚の養生法は、幼児の睡眠作用と、彼らの親たちの気分の状態と、の両方、を改善することにおいて、有効であった。特に、個々のパラメータにおける著しい改善により示されているように、上記の養生法は、眠る前の気難しさの程度、眠りに就くまでの時間、夜間の目覚めの回数、夜間に目を覚まして過ごした時間、睡眠の継続時間の長さ、夜間眠って過ごした時間、昼間眠って過ごした時間、睡眠の質の知覚、および睡眠後の気分の状態、を含む、多くの睡眠作用、を改善することにおいて、極めて有効であった。さらに、上記寝る前の感覚の養生法は、活力の増加と、緊張−不安、憂うつ−落胆、怒り−敵意、疲労、および混乱−当惑、の減少と、を含む、親たちにおける複数の気分の状態、を改善することにおいて、有効であった。
本発明の方法における使用に適している特定の実施形態が記載されているが、本発明の種々の変形および変更を、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、行なうことが可能であることが、当業者に明らかになるであろう。さらに、本発明の範囲の中にある、全ての上記のような変更を、添付の特許請求の範囲において、含むことが意図されている。
〔実施の態様〕
(1)感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法において、
前記養生法は、
a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
を含み、
前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
(I)アルファ活性を減少させることができ、
(II)
(i)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
(ii)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
(iii)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
(iv)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
を含有しており、
全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいている、
方法。
(2)実施態様1に記載の方法において、
前記第1の感覚の経験は、少なくとも5分間にわたり、付与される、方法。
(3)実施態様2に記載の方法において、
前記第1の感覚の経験は、少なくとも10分間にわたり、付与される、方法。
(4)実施態様1に記載の方法において、
前記第2の感覚の経験は、少なくとも1分間にわたり、付与される、方法。
(5)実施態様4に記載の方法において、
前記第2の感覚の経験は、少なくとも2分間にわたり、付与される、方法。
(6)実施態様5に記載の方法において、
前記第2の感覚の経験は、少なくとも5分間にわたり、付与される、方法。
(7)実施態様1に記載の方法において、
前記睡眠作用は、(a)睡眠の質の知覚、(b)複合的な睡眠の質のスコア、(c)知覚された睡眠の深さ、(d)夜間の目覚めの回数、(e)睡眠潜時、および、(f)これらの組み合わせ、の少なくとも一つ、から選択される、方法。
(8)実施態様7に記載の方法において、
前記睡眠作用は、(1)調査票、(2)面談、(3)精神測定評価手段、(4)生物測定評価手段、または(5)これらの組み合わせ、によって、評価される、方法。
(9)実施態様1に記載の方法において、
前記人間は、生後2ヶ月〜18才、の範囲の、年齢である、方法。
(10)実施態様9に記載の方法において、
前記人間は、生後2ヶ月〜12才、の範囲の、年齢である、方法。
(11)実施態様10に記載の方法において、
前記人間は、生後2ヶ月〜6才、の範囲の、年齢である、方法。
(12)実施態様11に記載の方法において、
前記人間は、生後2ヶ月〜3才、の範囲の、年齢である、方法。
(13)実施態様12に記載の方法において、
前記人間は、およそ生後2ヶ月〜18ヶ月、の範囲の、年齢である、方法。
(14)実施態様11に記載の方法において、
前記人間は、生後2ヶ月〜12ヶ月、の範囲の、年齢である、方法。
(15)実施態様12に記載の方法において、
前記睡眠作用は、
睡眠の継続時間の長さと、
眠る前の気難しさの程度と、
昼間の睡眠時間に対する夜間の睡眠時間の、比率と、
夜間の目覚めの回数と、
眠りに就くまでの時間と、
夜間に目を覚まして過ごした時間と、
夜間に眠って過ごした時間と、
昼間に眠って過ごした時間と、
睡眠後の前記人間の気分と、
睡眠の質の知覚と、
複合的な睡眠の質と、
の内の、少なくとも一つ、から選択される、方法。
(16)実施態様15に記載の方法において、
前記人間は、生後7ヶ月〜15ヶ月、の範囲の、年齢である、方法。
(17)実施態様15に記載の方法において、
前記睡眠の質の知覚は、前記人間の睡眠作用の、親の評価の結果である、方法。
(18)実施態様17に記載の方法において、
前記人間の睡眠作用の、前記親の評価は、(1)前記親により記入された質問票、(2)前記親との面談、(3)精神測定評価手段、(4)生物測定評価手段、または、(5)これらの組み合わせ、の結果である、方法。
(19)実施態様1に記載の方法において、
前記第2の感覚の経験において用いられる前記感覚性の芳香剤は、前記第1の感覚の経験において用いられる前記感覚性の芳香剤と、同一である、方法。
(20)実施態様1に記載の方法において、
前記感覚性の芳香剤は、前記クレンジング用製品の全重量に基づいて、約0.1〜約1.5重量%、の範囲の量で、前記クレンジング用製品の中に、存在している、方法。
(21)実施態様20に記載の方法において、
前記感覚性の芳香剤は、前記クレンジング用製品の全重量に基づいて、約0.4〜約1.0重量%、の範囲の量で、前記クレンジング用製品の中に、存在している、方法。
(22)実施態様21に記載の方法において、
前記感覚性の芳香剤は、前記クレンジング用製品の全重量に基づいて、約0.4〜約0.6重量%、の範囲の量で、前記クレンジング用製品の中に、存在している、方法。
(23)実施態様1に記載の方法において、
前記第2の感覚の経験は、有効量の前記感覚性の芳香剤を含有している、着けたままにしておくパーソナルケア組成物の投与、を含む、方法。
(24)実施態様23に記載の方法において、
前記感覚性の芳香剤は、前記クレンジング用製品の中に存在している前記感覚性の芳香剤と、同一である、方法。
(25)実施態様23に記載の方法において、
前記着けたままにしておくパーソナルケア組成物は、皮膚保湿用組成物である、方法。
(26)実施態様25に記載の方法において、
前記着けたままにしておく組成物は、前記着けたままにしておく組成物の全重量に基づいて、約0.1〜約1.0重量%の前記感覚性の芳香剤を含む、方法。
(27)実施態様26に記載の方法において、
前記着けたままにしておく組成物は、前記着けたままにしておく組成物の全重量に基づいて、約0.4〜約0.6重量%の前記感覚性の芳香剤を含む、方法。
(28)実施態様23に記載の方法において、
前記着けたままにしておくパーソナルケア組成物は、前記人間の前記皮膚または前記毛髪の中に、もみ込まれる、方法。
(29)生後2ヶ月〜6才の範囲の年齢の人間の子供の、親の気分の状態を改善するための方法において、
前記子供に対する感覚の養生法の付与を含み、
前記養生法は、
a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記子供の皮膚に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
を含み、
前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
(I)アルファ活性を減少させることができ、
(II)
(a)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
(b)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
(c)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
(d)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
を含有しており、
全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいており
前記気分の状態の改善は、
(i)減少された、緊張−不安、
(ii)減少された、怒り−敵意、
(iii)減少された、疲労−不活発性、
(iv)減少された、混乱−当惑、
(v)減少された、憂うつ−落胆、
(vi)増加された、活力−活動性、および、
(vii)これらの組み合わせ、
の内の少なくとも一つ、から選択される、
方法。
(30)実施態様20に記載の方法において、
前記人間の子供は、生後2ヶ月〜18ヶ月、の年齢の範囲の、子供、である、方法。
(31)感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法において、
前記養生法は、
a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
を含み、
前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、アルファ活性を減少させることができる、
方法。
(32)キットにおいて、
(a)有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品と、
(b)有効量の感覚性の芳香剤を含有している、クレンジング用製品以外の、パーソナルケア製品と、
を含み、
前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
(I)アルファ活性を減少させることができ、
(II)
(i)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
(ii)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
(iii)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
(iv)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
を含有しており、
全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいている、
キット。

Claims (4)

  1. 感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法において、
    前記養生法は、
    a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
    b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
    を含み、
    前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
    前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
    (I)アルファ活性を減少させることができ、
    (II)
    (i)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
    (ii)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
    (iii)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
    (iv)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
    を含有しており、
    全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいている、
    方法。
  2. 生後2ヶ月〜6才の範囲の年齢の人間の子供の、親の気分の状態を改善するための方法において、
    前記子供に対する感覚の養生法の付与を含み、
    前記養生法は、
    a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記子供の皮膚に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
    b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
    を含み、
    前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
    前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
    (I)アルファ活性を減少させることができ、
    (II)
    (a)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
    (b)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
    (c)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
    (d)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
    を含有しており、
    全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいており
    前記気分の状態の改善は、
    (i)減少された、緊張−不安、
    (ii)減少された、怒り−敵意、
    (iii)減少された、疲労−不活発性、
    (iv)減少された、混乱−当惑、
    (v)減少された、憂うつ−落胆、
    (vi)増加された、活力−活動性、および、
    (vii)これらの組み合わせ、
    の内の少なくとも一つ、から選択される、
    方法。
  3. 感覚の養生法の付与を含む、人間の睡眠作用を改善するための方法において、
    前記養生法は、
    a.有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品を、前記人間の皮膚または毛髪に、局所的に塗布する工程を含む、第1の感覚の経験の付与と、
    b.有効量の感覚性の芳香剤を投与する工程を含む、前記工程(a)の後の第2の感覚の経験の付与と、
    を含み、
    前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
    前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、アルファ活性を減少させることができる、
    方法。
  4. キットにおいて、
    (a)有効量の感覚性の芳香剤を含有しているクレンジング用製品と、
    (b)有効量の感覚性の芳香剤を含有している、クレンジング用製品以外の、パーソナルケア製品と、
    を含み、
    前記工程(a)において用いられる前記感覚性の芳香剤、および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、同一であるか、または異なっており、
    前記工程(a)および前記工程(b)において用いられる前記感覚性の芳香剤は、
    (I)アルファ活性を減少させることができ、
    (II)
    (i)アネトール、バンガロール(Bangalol)(商標)、バジル・オイル、シス−ヘキサ−3−エノール、クマリン、エチレン・ブラシレート、エチル・リナロール、フロロサ(Florosa)(商標)、ガラキソリド(Galaxolide)(商標)、ゲラニオール、シクロヘキサデカノリド、シクロペンタデカノン、アントラニル酸メチル、アルファ−イソメチル・イオノン、プルネラ(Prunella)(商標)、シルバノン(Silvanone)(商標)、アルファ−テルピネオール、トラセオリド(Traseolide)(商標)、ウルトラバニル(Ultravanil)(商標)、ガンマ−ウンデカラクトン、ベチベル・オイル、ベチベル・アセテート、または、これらの混合物、から選択される、合計で、約25%以上の、少なくとも5種類の、リラックス用成分(R)、
    (ii)合計で、0〜45%の、非リラックス用成分(NR)であって、前記NRに対する前記Rの比率は、少なくとも0.75という条件で、メチル・ノニル・アルデヒド(アルデヒド・MNA)、アリル・アミル・グリコレート、アセチル・セドレン、アンベルリン・スーパー(Amberlyn Super)(商標)、サリチル酸アミル、アルモアズ・オイル、サリチル酸ベンジル、ベルガモット・オイル、ブルゲオナール(Bourgeonal)(商標)、シーダー・リーフ・オイル、シトロネロール、ベータ−ダマスコン、ジメチル・ベンジル・カルビニル・アセテート、エチル・サフラネート(Ethyl Safranate)(商標)、エベルニエート(Everniate)(商標)、ゲラニル・ニトリル、ヘリオナール(Helional)(商標)、ヘリオトロピン、ヘキシル・サリシレート、レモン・オイル、リグストラル(Ligustral)(商標)、リリアル(Lilial)(商標)、ライラル(Lyral)(商標)、メフロソル(Mefrosol)(商標)、オレンジ・オイル、オレンジ・テルペン、センジュギク・オイル、テトラヒドロゲラニオール、バニリン、または、これらの混合物、から選択される、非リラックス用成分(NR)、
    (iii)酢酸ベンジル、カシス・ベース、シクラメン・アルデヒド(Cyclamen Aldehyde)(商標)、カルボン、シンナルニック・アルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロミルセノール、オイゲノール、エクストラリド(Extralide)(商標)、ガルバヌム、ガンマ−デカラクトン、ヒドロキシシトロネラル、インドール、イソオイゲノール、ジャスミン・オイル、ジャスモピラン・フォルテ(Jasmopyrane Forte)(商標)、リナロール、酢酸リナリル、メチル・ジヒドロジャスモネート(MDJ)、オクタヒドロクマリン、パチョリ・オイル、2−フェニルエチル・アルコール、ローズ・オキシド、ローズ・オイル、サンダロン(Sandalone)(商標)、サンダロレ(Sandalore)(商標)、スチラリル・アセテート、イランイラン、または、これらの混合物、から選択される、合計で、0〜75%の、中性成分(N)、および、
    (iv)0〜25%の、少なくとも1種類の、他の香料材料(M)であって、(前記M+前記NR)に対する前記Rの重量比率が、0.75を超えるという条件で、他の香料成分のためのビヒクルとして用いられる、無香性もしくは低香性の溶媒または無香性もしくは低香性の希釈剤を除外して、前記成分(a)〜(c)とは異なる香料材料、から選択される、香料材料(M)、
    を含有しており、
    全てのパーセンテージは、前記感覚性の芳香剤の重量に基づいている、
    キット。
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