JP2007235230A - インターホン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気機器のスイッチ或いは専用のリモコンを直接操作することなく居室に入る前に電気機器の制御を可能とする。
【解決手段】 持ち運び可能で電気機器制御信号を赤外線で送出する携帯端末3と、その信号を受けて居室親機2に伝送するために玄関に設けた受信機4とを有し、居室親機2に電気機器10を制御する制御端子を設けた。制御端子から制御線L4を延ばして先端に赤外線LEDを有する送信手段7を配置し、玄関で操作した携帯端末3の赤外線信号を受けて、居室親機2は送信手段7からリモコン信号を出力して電気機器10を制御操作する。
【選択図】 図1
【解決手段】 持ち運び可能で電気機器制御信号を赤外線で送出する携帯端末3と、その信号を受けて居室親機2に伝送するために玄関に設けた受信機4とを有し、居室親機2に電気機器10を制御する制御端子を設けた。制御端子から制御線L4を延ばして先端に赤外線LEDを有する送信手段7を配置し、玄関で操作した携帯端末3の赤外線信号を受けて、居室親機2は送信手段7からリモコン信号を出力して電気機器10を制御操作する。
【選択図】 図1
Description
本発明はインターホン装置に関し、詳しくは無線受信機能を備えて外部から無線制御可能なインターホン装置に関する。
玄関扉の解錠/施錠操作を容易とするために、玄関扉に電気錠を取り付けてインターホン装置の操作で解錠/施錠操作を可能としたものが普及している。このような構成のインターホン装置において、更に帰宅時の解錠操作を簡単にするために、居住者が携行するワイヤレス送信機を使用して無線操作により電気錠を解錠操作できるようにしたインターホン装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−236553号公報
上記ワイヤレス送信機を使用する構成は、解錠操作を容易に行うことができるため、例えば荷物を持った居住者が帰宅した際、容易に解錠操作を行うことができる。しかしながら、玄関ドアを開ける前に住戸内の電気機器を制御することはできないので、例えば室内のエアコンを早く作動させたい場合は、玄関を開けてから、一旦中に入りエアコンのスイッチの場所まで赴いて或いはリモコンを手に取り操作する必要があった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、電気機器のスイッチ或いは専用のリモコンを直接操作することなく居室に入る前に電気機器の制御を可能とすることを目的とする。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、電気機器のスイッチ或いは専用のリモコンを直接操作することなく居室に入る前に電気機器の制御を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、玄関に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機と、持ち運び可能で居室親機と通信が可能な携帯端末と、携帯端末の送信信号を無線受信して居室親機に伝送する無線受信手段とを有し、更に居室親機は、赤外線リモコンによる制御が可能な電気機器を制御可能とする制御端子を備え、携帯端末は、電気機器を特定して制御する赤外線信号を生成するプログラム、及び生成した赤外線信号を送信するプロトコルを記憶する端末メモリと、電気機器制御信号を生成し送信を制御する端末制御手段を有し、居室親機は、受信した電気機器制御信号から制御対象の電気機器を特定し、特定した電気機器に制御端子を介して制御信号を送信制御する送信制御手段を有することを特徴とする。
この構成により、例えば玄関等の離れた場所からの電気機器の制御が可能となるので、制御したい電気機器まで赴いてリモコンを操作する必要が無くなる。例えば帰宅した際に複数の電気機器をワンタッチ操作で作動及び動作制御することが可能となる。
この構成により、例えば玄関等の離れた場所からの電気機器の制御が可能となるので、制御したい電気機器まで赴いてリモコンを操作する必要が無くなる。例えば帰宅した際に複数の電気機器をワンタッチ操作で作動及び動作制御することが可能となる。
請求項2の発明は、玄関に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機と、持ち運び可能で居室親機と通信が可能な携帯端末と、携帯端末の送信信号を無線受信して居室親機に伝送する無線受信手段とを有し、更に居室親機は、赤外線リモコンによる制御が可能な電気機器を制御可能とする制御端子を備え、携帯端末は、電気機器を設置した部屋を特定して電気機器を制御する赤外線信号を生成するプログラム、及び生成した赤外線信号を送信するプロトコルを記憶する端末メモリと、電気機器制御信号を生成し送信を制御する端末制御手段を有し、居室親機は、受信した電気機器制御信号から制御対象の部屋を特定して電気機器に制御端子を介して制御信号を送信制御する送信制御手段を有することを特徴とする。
この構成により、例えば玄関等の離れた場所からの電気機器の制御が可能となるので、制御したい電気機器まで赴いてリモコンを操作する必要が無くなる。例えば帰宅した際に複数の電気機器をワンタッチ操作で作動及び動作制御することが可能となる。
この構成により、例えば玄関等の離れた場所からの電気機器の制御が可能となるので、制御したい電気機器まで赴いてリモコンを操作する必要が無くなる。例えば帰宅した際に複数の電気機器をワンタッチ操作で作動及び動作制御することが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、居室親機による制御対象の電気機器或いは部屋の特定は、各電気機器又は各部屋に対して設定したID情報をヘッダーとして電気機器制御信号に設けて成されることを特徴とする。
この構成により、制御対象の電気機器或いは部屋を容易に特定できる。
この構成により、制御対象の電気機器或いは部屋を容易に特定できる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、プロトコルは電気機器のリモコン信号と互換であると共に、制御端子に赤外線LEDを備えた送信手段が接続され、居室親機の送信制御手段は、電気機器制御信号を受けて赤外線LEDを点滅制御することで電気機器の制御を実施することを特徴とする。
この構成により、電気機器専用のリモコン操作と同様に電気機器の制御ができ、電気機器に別途制御線やネットワークアダプタ等を接続する必要がない。また、部屋毎に制御信号を送信する構成の場合、1個の赤外線LEDの点滅制御でその部屋の複数の電気機器の制御が可能となる。
この構成により、電気機器専用のリモコン操作と同様に電気機器の制御ができ、電気機器に別途制御線やネットワークアダプタ等を接続する必要がない。また、部屋毎に制御信号を送信する構成の場合、1個の赤外線LEDの点滅制御でその部屋の複数の電気機器の制御が可能となる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、携帯端末の端末制御手段は、送信する電気機器制御信号に携帯端末固有の端末ID情報を乗せて送信し、居室親機の送信制御手段は、端末ID情報を受けて制御対象の電気機器又は部屋を特定することを特徴とする。
この構成により、携帯端末別に制御する電気機器を指定でき、例えば主婦が使用する携帯端末と、夫が使用する携帯端末とで制御対象を区分けでき、携帯端末を所持する人に合わせて設定し直す必要が無くなり便利であるし、設定間違いを防ぐことができる。
この構成により、携帯端末別に制御する電気機器を指定でき、例えば主婦が使用する携帯端末と、夫が使用する携帯端末とで制御対象を区分けでき、携帯端末を所持する人に合わせて設定し直す必要が無くなり便利であるし、設定間違いを防ぐことができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、携帯端末と無線受信手段との通信は赤外線通信であり、無線受信手段は、玄関子機と一体に或いはその近傍の玄関に設置されることを特徴とする。
この構成により、玄関先で電気機器の制御ができ、住戸内に入って個々の電気機器のスイッチを入れる等の煩わしい操作をする必要がなくなる。また、赤外線通信を用いることで、送信回路及び受信回路を簡易な構成にできる。
この構成により、玄関先で電気機器の制御ができ、住戸内に入って個々の電気機器のスイッチを入れる等の煩わしい操作をする必要がなくなる。また、赤外線通信を用いることで、送信回路及び受信回路を簡易な構成にできる。
請求項7の発明は、請求項6に記載の発明において、居室親機には玄関扉に設置された電気錠が接続され、携帯端末の送信する電気機器制御信号には電気錠の解錠信号が含まれることを特徴とする。
この構成により、携帯端末の1回の操作で、電気機器の制御と同時に解錠操作も実施することが可能となる。
この構成により、携帯端末の1回の操作で、電気機器の制御と同時に解錠操作も実施することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項6に記載の発明において、無線受信手段は、居室親機或いはその近傍にも設置されることを特徴とする。
この構成により、居室内においても携帯端末を使用して電気機器の制御が可能であり、便利である。
この構成により、居室内においても携帯端末を使用して電気機器の制御が可能であり、便利である。
本発明によれば、無線受信手段を玄関に設置することで、室内に入ることなく玄関において電気機器の制御が可能となり、制御したい電気機器まで赴いてリモコンを操作する必要が無くなる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホン装置の一例を示す構成図である。図1において、1は玄関に設置されて居住者を呼び出すためのカメラ付玄関子機、2は住戸内に設置されて呼び出しに応答するためのモニタ付居室親機、3は持ち運びができ居室親機2に電気機器10の制御信号を無線送信する携帯端末、4は携帯端末3の発する制御信号を受信する受信機(無線受信手段)、5は居室親機2により制御可能な電気錠6を備えた玄関扉、7は電気機器10を制御するための赤外線信号を出力する送信手段(第1送信手段7a,第2送信手段7b)である。
尚、制御対象の2台の電気機器10(10a、10b)は、エアコン、照明、更には浴室の給湯器等の赤外線リモコン操作が可能な機器であり、ここでは一方の電気機器10aを居室Aのエアコン、他方の電気機器10bを居室Bのエアコンとして示している。
尚、制御対象の2台の電気機器10(10a、10b)は、エアコン、照明、更には浴室の給湯器等の赤外線リモコン操作が可能な機器であり、ここでは一方の電気機器10aを居室Aのエアコン、他方の電気機器10bを居室Bのエアコンとして示している。
玄関子機1、受信機4は夫々伝送線L1,L2を介して居室親機2に接続され、電気錠6、送信手段7は居室親機2の制御端子(図示せず)に制御線L3,L4を介して接続されている。受信機4は、携帯端末3から送信される赤外線信号を受信する赤外線受光部(赤外線ポート)4aを備え、玄関に設置された玄関子機1の近くに設置され、玄関先において携帯端末3が出力する赤外線信号を受信可能となっている。
携帯端末3は、図2の回路ブロック図に示すように構成されている。但し、携帯電話機能を有した構成を示している。図2において、12は公衆電話網に接続するための無線送受信部、13は赤外線LEDを備えて赤外線信号による送受信を行う赤外線送受信部、14はプログラムや設定情報を記憶する端末メモリ、15はマイク及びスピーカを備えた通話部、16は設定情報や受信情報を表示する表示部、17は携帯端末3を制御する端末制御手段である端末CPU、18はテンキー等から成る操作部である。そして、端末メモリ14には、居室親機2が受信可能な電気機器制御信号を生成するプログラム、生成した赤外線信号を送信するためのプロトコルが記憶されている。
電気機器10を制御する赤外線制御信号は、例えばインターネットを利用して電気機器メーカーのWEBサイトにアクセスして入手することができ、入手した赤外線制御信号情報を基に予め記憶しているプログラムにより必要な情報を加えて電気機器制御信号を生成する。そして、電気機器制御信号の送信は、赤外線通信プロトコル(例えば、IrDAプロトコル)に従い送信される。
受信機4は、送信された電気機器制御信号を赤外線受光部4aで受信し、電気信号に変換して居室親機2に伝送する。
受信機4は、送信された電気機器制御信号を赤外線受光部4aで受信し、電気信号に変換して居室親機2に伝送する。
図3は居室親機2の回路ブロック図を示している。19は玄関子機伝送線L1、受信機伝送線L2を接続する第1IF(インターフェイス)、20は電気錠制御線L3、2本の送信手段制御線L4を接続する第2IF(インターフェイス)、21は玄関子機1から伝送されてきたカメラ撮像信号を復調する復調回路、22はカメラ撮像映像を出画するモニタ、23は各種設定操作をする操作部、24は各種設定を記憶したり送信された電気機器制御信号情報を記憶する親機メモリ、25は玄関子機1との通話を制御する通話部、26はマイク、27はスピーカ、28は受信機4と同様の機能を有する受光部、29は居室親機2を制御すると共に送信制御手段でもある親機CPUである。
以下、このインターホン装置の動作を説明する。但し、玄関子機1からの呼び出し、及びそれに応じて居室親機2との間の通話は従来と同様であり、本発明の要部ではないので省略し、携帯端末3の操作による居室親機2の制御動作を説明する。
先ず、操作対象の電気機器10毎(制御端子に接続された制御線L4毎)にIDを設定し、携帯端末3及び居室親機2に記憶させる。そして、携帯端末3を操作して、操作したい電気機器10のリモコン操作情報(赤外線リモコンの操作信号情報)を入手する。この情報の入手は、インターネットを利用して入手することができるし、赤外線送受信部13から直接リモコンの赤外線信号を入手することも可能である。
入手した情報は、内蔵されているプログラムにより、設定された電気機器毎のID情報等がヘッダーとして自動的に付加されて電気機器制御信号として記憶される。
入手した情報は、内蔵されているプログラムにより、設定された電気機器毎のID情報等がヘッダーとして自動的に付加されて電気機器制御信号として記憶される。
こうして電気機器制御信号が記憶された携帯端末3を、玄関に設置された受信機4に近づけて送出操作することで、受信機4はその赤外線信号を受信して居室親機2に電気信号に変換して伝送する。このとき、複数の電気機器10を制御する場合は1回の操作でシリアルに制御信号が送出される。
居室親機2の親機CPU29は、伝送されてきた信号からIDを読み取り、設定されたID情報に従って信号の送出先を選択する。そして、伝送されてきた電気機器制御信号からリモコン信号を取り出して、選択した電気機器10を制御する制御線L4に出力する。この信号により制御線L4の先に設けられた送信手段7の赤外線LEDが点滅動作して赤外線信号を送出し、この信号を電気機器10の赤外線受光部が検知することで、リモコン操作と同様に受信信号内容に従い制御動作を開始する。
居室親機2の親機CPU29は、伝送されてきた信号からIDを読み取り、設定されたID情報に従って信号の送出先を選択する。そして、伝送されてきた電気機器制御信号からリモコン信号を取り出して、選択した電気機器10を制御する制御線L4に出力する。この信号により制御線L4の先に設けられた送信手段7の赤外線LEDが点滅動作して赤外線信号を送出し、この信号を電気機器10の赤外線受光部が検知することで、リモコン操作と同様に受信信号内容に従い制御動作を開始する。
また、屋内に入ってからも居室親機2に設けられた受光部28を利用して携帯端末3により電気機器10を制御できる。受光部28が受信した赤外線信号から成る電気機器制御信号は、上記同様に親機CPU29でIDが読み取られ、選択された送信手段7がリモコン信号を発して電気機器10が制御される。
尚、携帯端末3が送信する信号は、電気機器制御信号とシリアルに電気錠解錠信号を送出可能となっている。この信号を受けた居室親機2は、電気錠6に対して解錠信号を送出し、電気錠6が解錠動作する。
このように、赤外線LEDを制御してリモコン信号と互換な信号を送出するので、電気機器専用のリモコン操作と同様に電気機器の制御ができ、電気機器に別途制御線やネットワークアダプタ等を接続する必要がない。そのため、制御したい電気機器のリモコンを操作することなく玄関から電気機器の制御が可能となり、例えば帰宅した際に複数の電気機器をワンタッチ操作で作動及び動作制御することが可能となる。
また、制御対象の電気機器IDを合わせて送信するので、制御対象の電気機器を容易に特定でき、電気機器の有る部屋まで入って個々の電気機器のスイッチを入れる等の煩わしい操作をする必要がなくなる。
更に、携帯端末と受信機との通信に赤外線通信を用いるので、送信回路及び受信回路を簡易な構成にできるし、微弱な信号であるため屋外で使用しても近隣の電気機器に影響を及ぼすことがない。
また、携帯端末の1回の操作で、電気機器の制御と同時に解錠操作も実施できるので、帰宅した居住者が荷物等を抱えていても、容易に解錠操作できるし、合わせて電気機器の操作もできる。
また、居室親機にも受光部を有するので、居室内で居室親機に向けて携帯端末を操作しても電気機器を操作できるので、例えば帰宅時に点けた玄関の照明を居室内で消すことができるし、他の部屋の電気機器の制御も可能となり便利である。
また、制御対象の電気機器IDを合わせて送信するので、制御対象の電気機器を容易に特定でき、電気機器の有る部屋まで入って個々の電気機器のスイッチを入れる等の煩わしい操作をする必要がなくなる。
更に、携帯端末と受信機との通信に赤外線通信を用いるので、送信回路及び受信回路を簡易な構成にできるし、微弱な信号であるため屋外で使用しても近隣の電気機器に影響を及ぼすことがない。
また、携帯端末の1回の操作で、電気機器の制御と同時に解錠操作も実施できるので、帰宅した居住者が荷物等を抱えていても、容易に解錠操作できるし、合わせて電気機器の操作もできる。
また、居室親機にも受光部を有するので、居室内で居室親機に向けて携帯端末を操作しても電気機器を操作できるので、例えば帰宅時に点けた玄関の照明を居室内で消すことができるし、他の部屋の電気機器の制御も可能となり便利である。
次に、携帯端末3が複数の場合を説明する。この場合、個々の携帯端末3に端末を識別するための端末IDが付与され、電気機器制御信号には、この端末IDが電気機器IDと共に付加される。そして、居室親機2もこの端末IDが登録され、更に端末ID毎の制御可能電気機器一覧が親機メモリ24に記憶される。
図4はこの一覧を示し、携帯端末3が第1、第2、第3の3台の場合を示している。夫々異なるメインIDを有し、更にサブIDが付加されて端末IDを構成している。サブIDにより操作可能な電気機器10を選択指定でき、例えば第1携帯端末3の場合、サブID1を設定すれば玄関の照明オン操作ができるし、サブID2を設定すれば居室Aのエアコンをオン操作可能となっている。この選択は、例えば操作部18の操作により行われる。
このような設定において、複数の居住者のうち居住者M1が第1携帯端末、他の居住者M2が第2携帯端末、更に他の居住者M3が第3携帯端末を携行した場合、次のように動作する。
居住者M1が帰宅し、玄関に設置されている受信機4に第1携帯端末3を近づけて制御信号の送信操作をすることで、居室親機2に解錠信号の送信が行われて電気錠6が解錠されると共に、居住者M1が設定していた居室Aのエアコンの電源オン信号の送信が行われる(サブID=2に設定されている場合)。居室親機2はこの電気機器制御信号を受けて、居室Aのエアコンの制御信号であると判断して、対応する送信手段7に対してその信号を送信する。こうしてエアコンのスイッチがオンされる。尚、温度設定情報を含んでいる場合は、温度制御が合わせて成される。
居住者M1が帰宅し、玄関に設置されている受信機4に第1携帯端末3を近づけて制御信号の送信操作をすることで、居室親機2に解錠信号の送信が行われて電気錠6が解錠されると共に、居住者M1が設定していた居室Aのエアコンの電源オン信号の送信が行われる(サブID=2に設定されている場合)。居室親機2はこの電気機器制御信号を受けて、居室Aのエアコンの制御信号であると判断して、対応する送信手段7に対してその信号を送信する。こうしてエアコンのスイッチがオンされる。尚、温度設定情報を含んでいる場合は、温度制御が合わせて成される。
また、居住者M2が帰宅した場合には、受信機4に第2携帯端末3を近づけて制御信号の送信操作をすることで、居室親機2に解錠信号の送信が行われて電気錠6が解錠されると共に、給湯器の電源オン信号の送信が行われる(サブID=2に設定されている場合)。この制御信号を受信した居室親機2は、給湯器に対応する送信手段7に対して赤外線信号を送信し、給湯器のスイッチがオンされる。更に、居住者M3が帰宅した際の制御動作も同様であり、例えば居室Bのエアコンのスイッチがオンされる。尚、この制御例では、携帯端末3が解錠信号を合わせて送信しているが、設定により解錠信号の無い電気機器制御信号の送信を容易に実施できる。
このように、その携帯端末固有の端末IDと解錠信号および各電気機器10の設定情報が、赤外線通信により居室親機2に転送され、電気錠6の解錠および各電気機器10の設定情報が反映され、例えば主婦が使用する携帯端末3と、夫が使用する携帯端末3とで制御対象を区分けでき、携帯する人に合わせて設定し直す必要が無くなり便利であるし、設定間違いを防ぐことができる。また、制御機器が区分けされてもサブIDにより共通の電気機器を制御できるので共用することもでき便利である。
尚、上記実施形態では、電気機器10毎に送信手段7を対応させているが、居室毎に送信手段7を対応させても良い。この場合、送信手段7は、個々の部屋に1台ずつ配置され、特定の電気機器10に対して赤外線信号を送出する設定ではなく、部屋全体に対して無指向で赤外線信号を送出するよう構成される。そして、携帯端末3のヘッダーに付されるIDは居室IDとなり、居室親機2は選択された居室に対して伝送されてきた制御信号を送出する。この信号により電気機器10は自身の制御信号である場合は、信号に従い制御動作を開始する。こうして、個々の居室に1台の送信手段を設置するだけでも、選択した居室内の複数の電気機器の制御が可能となる。
また、玄関に設置される受信機4は、玄関子機1と一体に形成しても何ら差し支えないし、逆に居室親機2に受光部28が組み込まれているが、受信機4と同様に別体としても良い。
また、携帯端末3の受信機4への送信は赤外線を使用しているが、出力の弱い無線信号で有れば使用でき、例えばブルートゥースを使用しても良い。
更に、電気機器10の制御を専用のリモコンと同様に赤外線を使用して制御しているが、居室親機2から直接制御線を電気機器10に接続して制御しても良い。この場合、送信手段が必要無くなり、赤外線LEDを発光させるための回路が必要無くなる。
また、携帯端末3の受信機4への送信は赤外線を使用しているが、出力の弱い無線信号で有れば使用でき、例えばブルートゥースを使用しても良い。
更に、電気機器10の制御を専用のリモコンと同様に赤外線を使用して制御しているが、居室親機2から直接制御線を電気機器10に接続して制御しても良い。この場合、送信手段が必要無くなり、赤外線LEDを発光させるための回路が必要無くなる。
1・・玄関子機、2・・居室親機、3・・携帯端末、4・・受信機(無線受信手段)、6・・電気錠、7・・送信手段、10・・電気機器、14・・端末メモリ、17・・端末CPU(端末制御手段)、24・・親機メモリ、28・・受光部(無線受信手段)、29・・親機CPU(送信制御手段)、L4・・制御線。
Claims (8)
- 玄関に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機と、持ち運び可能で前記居室親機と通信が可能な携帯端末と、前記携帯端末の送信信号を無線受信して前記居室親機に伝送する無線受信手段とを有し、更に前記居室親機は、赤外線リモコンによる制御が可能な電気機器を制御可能とする制御端子を備え、
前記携帯端末は、前記電気機器を特定して制御する赤外線信号を生成するプログラム、及び生成した赤外線信号を送信するプロトコルを記憶する端末メモリと、電気機器制御信号を生成し送信を制御する端末制御手段を有し、
前記居室親機は、受信した前記電気機器制御信号から制御対象の電気機器を特定し、特定した電気機器に制御端子を介して制御信号を送信制御する送信制御手段を有することを特徴とするインターホン装置。 - 玄関に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機と、持ち運び可能で前記居室親機と通信が可能な携帯端末と、前記携帯端末の送信信号を無線受信して前記居室親機に伝送する無線受信手段とを有し、更に前記居室親機は、赤外線リモコンによる制御が可能な電気機器を制御可能とする制御端子を備え、
前記携帯端末は、前記電気機器を設置した部屋を特定して前記電気機器を制御する赤外線信号を生成するプログラム、及び生成した赤外線信号を送信するプロトコルを記憶する端末メモリと、電気機器制御信号を生成し送信を制御する端末制御手段を有し、
前記居室親機は、受信した前記電気機器制御信号から制御対象の部屋を特定して前記電気機器に制御端子を介して制御信号を送信制御する送信制御手段を有することを特徴とするインターホン装置。 - 前記居室親機による制御対象の電気機器或いは部屋の特定は、各電気機器又は各部屋に対して設定したID情報をヘッダーとして前記電気機器制御信号に設けて成されることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン装置。
- 前記プロトコルは前記電気機器のリモコン信号と互換であると共に、前記制御端子に赤外線LEDを備えた送信手段が接続され、
前記居室親機の前記送信制御手段は、電気機器制御信号を受けて前記赤外線LEDを点滅制御することで前記電気機器の制御を実施することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホン装置。 - 前記携帯端末の端末制御手段は、送信する電気機器制御信号に携帯端末固有の端末ID情報を乗せて送信し、前記居室親機の送信制御手段は、前記端末ID情報を受けて制御対象の電気機器又は部屋を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインターホン装置。
- 前記携帯端末と前記無線受信手段との通信は赤外線通信であり、前記無線受信手段は、前記玄関子機と一体に或いはその近傍の玄関に設置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホン装置。
- 前記居室親機には玄関扉に設置された電気錠が接続され、前記携帯端末の送信する電気機器制御信号には電気錠の解錠信号が含まれることを特徴とする請求項6記載のインターホン装置。
- 前記無線受信手段は、前記居室親機或いはその近傍にも設置されることを特徴とする請求項6記載のインターホン装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225351A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Nohmi Bosai Ltd | インターホンシステム |
JP2013542647A (ja) * | 2010-09-22 | 2013-11-21 | サバント システムズ エルエルシー | 触知性リモコン装置を有するプログラマブルマルチメディアコントロールシステム |
JP2019108683A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気錠制御システム、表示方法、及びプログラム |
-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006050929A patent/JP2007235230A/ja active Pending
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