JP2007234351A - 発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラム - Google Patents

発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、どのようなキャリア周波数を持つ輝度調整用のPWM信号が外部から入力されたときであっても、発光デバイスを正常に動作させてPWM信号のデューティー比に応じた輝度レベルで発光させ得るようにする。
【解決手段】本発明は、発光ダイオードLD1に対する輝度調整用のPWM信号S1、S2を外部から入力し、それを所定時間測定することにより当該PWM信号S1、S2のデューティー比R1を算出し、そのデューティー比R1を変えることなく発光ダイオードLD1が動作するのに最適なキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号S5を再生成し、これを用いて発光ダイオードLD1を発光制御することにより、外部から入力されるPWM信号S1、S2のキャリア周波数に拘わらず、新たなPWM信号S5によって当該発光ダイオードLD1を正常に発光制御させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラムに関し、例えば自動車に取り付けられるカーオーディオ等の車載用電子機器に適用して好適なものである。
従来、カーオーディオ等の車載用電子機器においては、一般的に、複数の釦でなる操作キー及びLCD(Liquid Crystal Display)でなる表示部を有し、この操作キーに対してはキー照明機能、表示部に対しては液晶バックライト照明機能やFL(Ferroelectric Liquid)表示機能等を持っている。このようなカーオーディオの中には、キー照明機能、液晶バックライト照明機能等の輝度レベルを調節する調光回路を有しているものがある。
一方、このような車載用電子機器が取り付けられる自動車の中には、幾つかの車種において車内空間の照明に対する調光機能を持っており、車載用電子機器のキー照明機能や液晶バックライト照明機能等と連動した輝度調整用のPWM(Pulse Width Modulation)信号の照明調整出力ラインを持つものが存在する。
例えば、図11に示すようにキャリア周波数100[Hz]のPWM信号を照明調整出力ラインから出力するようになされた自動車AM1に対して、キャリア周波数100[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するように設定されたPWM調光回路を有する車載用電子機器CA1が取り付けられた場合、互いのキャリア周波数が一致しているため正常に動作し、自動車AM1から照明調整出力ラインを介して送信されるPWM信号のデューティー比に応じた輝度レベルで車載用電子機器CA1の操作キーや液晶バックライトを発光させるようになされている。
具体的には、図12に示すように自動車AM1に取り付けられる車載用電子機器CA1では、カーオーディオとして機能するための各種オーディオ回路(図示せず)の他にPWM調光回路2を有し、当該自動車AM1から照明調整出力ラインを介して送信される輝度調整用のPWM信号S1を入力端子T1から入力し、トランジスタTr1のベースに供給する。
PWM調光回路2は、例えば電源V1に抵抗R1を介して発光ダイオードLD1が接続され、当該発光ダイオードLD1に対してトランジスタTr1のコレクタが接続された構成を有している。
すなわちPWM調光回路2は、自動車AM1から照明調整出力ラインを介して供給される輝度調整用のPWM信号S1をトランジスタTr1のベースに印加すると、当該PWM信号S1がハイレベルの期間だけ当該トランジスタTr1をオン動作させ、そのとき電源V1から抵抗R1を介して供給される電流に応じて発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
このときPWM調光回路2は、PWM信号S1のキャリア周波数が非常に高いので、発光ダイオードLD1を高速に点灯及び消灯させることになり、その結果ユーザの目には常時発光しているように目視させるようになされている。
なおPWM調光回路2は、PWM信号S1のハイレベルの期間が長く、ローレベルの期間が短いようなデューティー比が大きいときほど、発光ダイオードLD1の輝度レベルが高くなり、デューティー比が小さいときほど発光ダイオードLD1の輝度レベルが低くなるようになされている。
このような発明としては、PWM信号のデューティー比を可変制御することにより、発光ダイオードの輝度レベルを調整し、表示部の明るさを自由に変えることができる表示照明装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5-249907号公報
ところでかかる構成の車載用電子機器CA1(図11)においては、当該車載用電子機器CA1の取り付けられる対象が、キャリア周波数1[KHz]でなる輝度調整用のPWM信号を照明調整出力ラインから出力するようになされた自動車AM2(図A)の場合、車載用電子機器CA1のPWM調光回路2がキャリア周波数100[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するようになされたものであるため、互いのキャリア周波数が合致せず、正常に動作しなくなってしまう。
また、車載用電子機器CA1のキー照明機能や液晶バックライト照明機能等と連動した輝度調整用のPWM信号の照明調整出力ラインを持つ自動車AM1及びAM2は、車種やメーカが異なればPWM信号のキャリア周波数についても異なる可能性が高い。
しかしながら、自動車AM1及びAM2に後から設置する後付けの車載用電子機器CA1の場合には、取り付けられる自動車AM1及びAM2の車種については当該車載用電子機器CA1のユーザに委ねられているため、全ての車種に対応させることは困難であり、対応させるならば特定の車種専用モデルを用意しなければならないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、どのようなキャリア周波数を持つ輝度調整用のPWM信号が外部から入力されたときであっても、発光デバイスを正常に発光制御し、PWM信号のデューティー比に応じた輝度レベルで発光させ得る発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、発光デバイスに対する輝度調整用のPWM信号を外部から入力し、当該PWM信号を所定時間測定することによりPWM信号のデューティー比を算出し、そのデューティー比を変えることなくPWM信号のキャリア周波数を発光デバイスが動作するのに最適なキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号を再生成し、これを用いて発光デバイスを発光制御することにより、外部から入力されるPWM信号のキャリア周波数に拘わらず、発光デバイスが動作するのに最適なキャリア周波数に合わせて再生成した新たなPWM信号によって当該発光デバイスを正常に発光制御させることができる。
本発明によれば、発光デバイスに対する輝度調整用のPWM信号を外部から入力し、当該PWM信号を所定時間測定することによりPWM信号のデューティー比を算出し、そのデューティー比を変えることなくPWM信号のキャリア周波数を発光デバイスが動作するのに最適なキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号を再生成し、これを用いて発光デバイスを発光制御することにより、外部から入力されるPWM信号のキャリア周波数に拘わらず、発光デバイスが動作するのに最適なキャリア周波数に合わせて再生成した新たなPWM信号によって当該発光デバイスを正常に発光制御させることができ、かくしてどのようなキャリア周波数を持つ輝度調整用のPWM信号が外部から入力されたときであっても、発光デバイスを動作させてPWM信号のデューティー比に応じた輝度レベルで発光させ得る発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラムを実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、第1の実施の形態における車載用電子機器CA2においては、内部のPWM調光回路がキャリア周波数200[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するように設定されたものであるにも拘わらず、キャリア周波数100[Hz]のPWM信号を照明調整出力ラインから出力するようになされた自動車AM1や、キャリア周波数1[KHz]の輝度調整用のPWM信号を照明調整出力ラインから出力するようになされた自動車AM2の何れに取り付けられた場合であっても、内部のPWM調光回路を正常に動作させて自動車AM1や自動車AM2から供給されるPWM信号のデューティー比に応じた輝度レベルで発光させ得るようになされている。
図12との対応部分に同一符号を付した図2に示すように車載用電子機器CA2は、カーオーディオとして機能するための各種オーディオ回路(図示せず)の他に、キャリア周波数200[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するPWM調光回路2が設けられている。
また車載用電子機器CA2は、自動車AM1又は自動車AM2の何れに取り付けられた場合であっても、自動車AM1の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数100[Hz]のPWM信号S1を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成したり、自動車AM2の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成するためのPWM信号再生成回路3が設けられている。
PWM調光回路2は、例えば電源V1に抵抗R1を介して発光ダイオードLD1が接続され、当該発光ダイオードLD1に対してトランジスタTr1のコレクタが接続された構成を有している。
すなわちPWM調光回路2は、自動車AM1又は自動車AM2から照明調整出力ラインを介して供給される輝度調整用のPWM信号S1又はS2をPWM信号再生成回路3により新たなPWM信号S5としてトランジスタTr1のベースに印加すると、当該PWM信号S5がハイレベルの期間だけ当該トランジスタTr1をオン動作させ、そのとき電源V1から抵抗R1を介して供給される電流に応じて発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
このときPWM調光回路2は、PWM信号S5のキャリア周波数が非常に高いので、発光ダイオードLD1を高速に点灯及び消灯させることになり、その結果ユーザの目には常時発光しているように目視させ得るようになされている。なおPWM調光回路2は、PWM信号S5のハイレベルの期間が長く、ローレベルの期間が短いようなデューティー比が大きいときほど、発光ダイオードLD1の輝度レベルが高くなり、デューティー比が小さいときほど発光ダイオードLD1の輝度レベルが低くなるようになされている。
実際上、車載用電子機器CA2は、例えば自動車AM2に取り付けられた場合、当該自動車AM2から照明調整出力ラインを介して送信される輝度調整用のPWM信号S2(キャリア周波数1[KHz])を入力端子T1からPWM信号再生成回路3の定電圧化回路12へ入力する。
定電圧化回路12は、電流制限用の抵抗R2及びツエナーダイオードTDが接続された構成を有し、入力端子T1を介して自動車AM2から供給されるキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2の電圧レベルをツエナーダイオードTDの特性によって所定の電圧レベルに定電圧化し、その結果得られる所定電圧レベルのPWM信号S3を後段の電圧微調整回路13へ送出する。
電圧微調整回路13は、分圧抵抗R3及びR4が接続された構成を有し、前段の定電圧化回路12によって定電圧化したPWM信号S3の電圧レベルを後段のマイクロコンピュータ14で扱うことのできる最適な電圧レベルに最終的に微調整し、その結果得られる最適電圧レベル(例えば5[V]又は3.3[V]等)のPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートへ送出する。
PWM信号再生成回路3のマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比はそのままにPWM調光回路2のトランジスタTr1及び発光ダイオードLD1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これを当該PWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給するようになされている。
実際上、マイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5を再生成するに当たって図3のフローチャートに従うようになされており、ルーチンRT1の開始ステップから入って次のステップSP1へ移る。
ステップSP1においてマイクロコンピュータ14は、電圧微調整回路13から送出される最適電圧レベルのPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートから入力し、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてマイクロコンピュータ14は、いわゆるインプットキャプチャ機能を利用してPWM信号S4のパルスにおける立上りエッジから立下りエッジまでの長さや、立下りエッジから立上りエッジまでの長さを測ることによりパルス幅を測定し、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3においてマイクロコンピュータ14は、ステップSP2におけるパルス幅の測定を一定時間(例えば5000[msec])行い、PWM信号S4におけるハイレベルとローベルとのデューティー比R1を算出し、次のステップSP4へ移る。
ここで、マイクロコンピュータ14がパルス幅の測定を行うときの一定時間としては、PWM信号S4のキャリア周波数(この場合100[Hz]〜1[KHz])の範囲に応じて、ハイレベルとローレベルの最低1周期分以上を計測可能な時間であり、確実にPWM信号S4のデューティー比R1を算出し得るようになされている。
ステップSP4においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートから入力したPWM信号S4のデューティー比R1についてはそのままで、後段のPWM調光回路2のトランジスタTr1及び発光ダイオードLD1がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、次のステップSP5へ移る。
ここで、マイクロコンピュータ14は1%分解能(100ステップ)を持ち、キャリア周波数1[KHz]のPWM信号に対応可能な基本性能を有するものが用いられている。従って車載用電子機器CA2のマイクロコンピュータ14では、入力ポートを介して供給されるPWM信号S4に対して100000[Hz](1000×100)でのスキャニングが可能となるので、これより遅いキャリア周波数のPWM信号S4には全て対応することが可能となり、殆どの車種に対応することができるようになされている。
ステップSP5においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートに対してPWM信号S4が未だ供給されているか否かを判定し、肯定結果が得られると、再度ステップSP2へ戻って以降の処理を繰り返す。
このときマイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5の再生成を行いながら、並行してデューティー比R1の算出処理等についても行うようになされており、自動車AM2から入力端子T1を介して供給されるPWM信号S2のデューティー比R1が変化したときにも、その変化に対応した新たなPWM信号S5を生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給し得るようになされている。
すなわちマイクロコンピュータ14は、自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させることができ、車内空間における照度的な一体感を生じさせ得るようになされている。
これに対してステップSP5で否定結果が得られると、このことは既に入力ポートに対するPWM信号S4の供給が停止していることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP6へ移って新たなPWM信号再生成処理手順を終了する。
従って車載用電子機器CA2のマイクロコンピュータ14は、図4に示すように、自動車AM2に当該車載用電子機器CA2が取り付けられて、入力ポートからキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S4が供給されたときでも、当該PWM信号S4におけるデューティー比R1はそのままで、PWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成して当該PWM調光回路2へ供給することができる。
また車載用電子機器CA2のマイクロコンピュータ14は、自動車AM1に当該車載用電子機器CA2が取り付けられて、入力ポートからキャリア周波数100[Hz]のPWM信号S4が供給されたときでも、当該PWM信号S4におけるデューティー比R1はそのままで、PWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成して当該PWM調光回路2へ供給することができる。
以上の構成において、車載用電子機器CA2のマイクロコンピュータ14は、PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]ではないキャリア周波数100[Hz]又は1[KHz]のPWM信号S4を入力ポートから受け取ると、当該PWM信号S4のデューティー比R1を算出し、そのデューティー比R1についてはそのままでキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTR1のベースへ供給する。
従って車載用電子機器CA2のマイクロコンピュータ14は、自動車AM1や自動車AM2から定電圧化回路12及び電圧微調整回路13を経由して供給されるPWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させ、照度的な一体感を生じさせることができる。
すなわち車載用電子機器CA2は、自動車AM1又は自動車AM2の何れかに取り付けられ、キャリア周波数の異なるPWM信号S1又はS2が入力端子T1を介して供給されたときでも、それに対応した輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1を発光させることができる。
従って車載用電子機器CA2は、取り付けられるべき自動車AM1及びAM2に対して専用の機器である必要がなく、マイクロコンピュータ14による新たなPWM信号S5の再生成処理によってソフトウェア的に対応することが出来るので、汎用性を一段と向上させることができる。
以上の構成によれば、車載用電子機器CA2は、外部から供給されるPWM信号S1又はS2のキャリア周波数に拘わらず、そのPWM信号S1又はS2のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1を発光させることができる。
(2)第2の実施の形態
図2との対応部分に同一符号を付した図5に示すように、第2の実施の形態における車載用電子機器CA3は、カーオーディオとして機能するための各種オーディオ回路(図示せず)の他に、キャリア周波数200[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するPWM調光回路2が設けられている。
また車載用電子機器CA3は、図1に示したような自動車AM1又は自動車AM2の何れに取り付けられた場合であっても、自動車AM1の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数100[Hz]のPWM信号S1を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成したり、自動車AM2の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成するためのPWM信号再生成回路3が設けられている。
PWM調光回路2は、例えば電源V1に抵抗R1を介して発光ダイオードLD1が接続され、当該発光ダイオードLD1に対してトランジスタTr1のコレクタが接続された構成を有している。
すなわちPWM調光回路2は、自動車AM1又は自動車AM2から照明調整出力ラインを介して供給される輝度調整用のPWM信号S1又はS2をPWM信号再生成回路3により新たなPWM信号S5としてトランジスタTr1のベースに印加すると、当該PWM信号S5がハイレベルの期間だけ当該トランジスタTr1をオン動作させ、そのとき電源V1から抵抗R1を介して供給される電流に応じて発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
実際上、車載用電子機器CA3は、例えば自動車AM2(図1)に取り付けられた場合、当該自動車AM2から照明調整出力ラインを介して送信される輝度調整用のPWM信号S2(キャリア周波数1[KHz])を入力端子T1からPWM信号再生成回路3の定電圧化回路12へ入力する。
定電圧化回路12は、電流制限用の抵抗R2及びツエナーダイオードTDが接続された構成を有し、入力端子T1を介して自動車AM2から供給されるキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2の電圧レベルをツエナーダイオードTDの特性によって所定の電圧レベルに定電圧化し、その結果得られる所定電圧レベルのPWM信号S3を後段の電圧微調整回路13へ送出する。
電圧微調整回路13は、分圧抵抗R3及びR4が接続された構成を有し、前段の定電圧化回路12によって定電圧化したPWM信号S3の電圧レベルを後段のマイクロコンピュータ14で扱うことのできる最適な電圧レベルに最終的に微調整し、その結果得られる最適電圧レベル(例えば5[V]又は3.3[V]等)のPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートへ送出する。
PWM信号再生成回路3のマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比はそのままにPWM調光回路2のトランジスタTr1及び発光ダイオードLD1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これを当該PWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給することにより、新たなPWM信号S5のデューティー比に応じた輝度レベルで発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
このとき同時にマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比に応じた輝度レベル通知信号S10を生成し、これをUSB(Universal Serial Bus)インタフェース20を介して調光機能付き音楽プレーヤ21へ出力するようになされている。ここで輝度レベル通知信号S10は、調光機能付き音楽プレーヤ21が理解可能なデータ形式で生成されている。
これにより調光機能付き音楽プレーヤ21は、マイクロコンピュータ14から供給された輝度レベル通知信号S10を解析し、当該輝度レベル通知信号S10が意味するところの輝度レベルになるよう表示部21Aを構成している例えばLED(Light Emitting Diode)の発光個数を調整する。
この結果、車載用電子機器CA3の輝度レベルと、調光機能付き音楽プレーヤ21の輝度レベルとが一致することになり、ユーザに対して照度的な一体感を印象付けるようになされている。
実際上、マイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5により調整するPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルと、車載用電子機器CA3に接続される調光機能付き音楽プレーヤ21の表示部21Aの輝度レベルとを連動させるための連動制御処理手順については、図6のフローチャートに従うようになされており、ルーチンRT2の開始ステップから入って次のステップSP11へ移る。
ステップSP11においてマイクロコンピュータ14は、電圧微調整回路13から送出される最適電圧レベルのPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートから入力し、次のステップSP12へ移る。
ステップSP12においてマイクロコンピュータ14は、いわゆるインプットキャプチャ機能を利用してPWM信号S4のパルスにおける立上りエッジから立下りエッジまでの長さや、立下りエッジから立上りエッジまでの長さを測ることによりパルス幅を測定し、次のステップSP13へ移る。
ステップSP13においてマイクロコンピュータ14は、ステップSP12におけるパルス幅の測定を一定時間行い、PWM信号S4におけるハイレベルとローベルとのデューティー比R1を算出し、次のステップSP14へ移る。
ステップSP14においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートから入力したPWM信号S4のデューティー比R1についてはそのままで、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、次のステップSP15へ移る。
ステップSP15においてマイクロコンピュータ14は、USBインタフェース20を介して車載用電子機器CA3に外部機器である調光機能付き音楽プレーヤ21が接続されているか否かを判定し、肯定結果が得られると次のステップSP16へ移る。
ステップSP16においてマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベル通知信号S10を生成し、これをUSBインタフェース20を介して調光機能付き音楽プレーヤ21へ出力することにより、入力端子T1を介して自動車AM2から供給されるPWM信号S2のデューティー比R1を調光機能付き音楽プレーヤ21に対して通知し、次のステップSP17へ移る。
ステップSP17においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートに対してPWM信号S4が未だ供給されているか否かを判定し、肯定結果が得られると、再度ステップSP2へ戻って以降の処理を繰り返す。
このときマイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5の再生成処理や、輝度レベル通知信号S10の生成処理を行いながら、並行してデューティー比R1の算出処理等についても行うようになされており、自動車AM2から入力端子T1を介して供給されるPWM信号S2のデューティー比R1が変化したときにも、その変化に対応した新たなPWM信号S5や輝度レベル通知信号S10を生成し得るようになされている。
すなわちマイクロコンピュータ14は、自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させるだけではなく、外部機器である調光機能付き音楽プレーヤ21の表示部21Aに対する輝度レベルについても連動させることができ、車内空間における照度的な統一感を生じさせ得るようになされている。
これに対してステップSP17で否定結果が得られると、このことは既に入力ポートに対するPWM信号S4の供給が停止していることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP18へ移って外部機器との連動制御処理手順を終了する。
以上の構成において、車載用電子機器CA3のマイクロコンピュータ14は、PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz] ではないキャリア周波数100[Hz]又は1[KHz]のPWM信号S4を入力ポートから受け取ると、当該PWM信号S4のデューティー比R1を算出し、そのデューティー比R1についてはそのままでキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTR1のベースへ供給すると共に、PWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベル通知信号S10を生成し、これをUSBインタフェース20を介して調光機能付き音楽プレーヤ21へ出力する。
従って車載用電子機器CA3のマイクロコンピュータ14は、自動車AM1や自動車AM2から定電圧化回路12及び電圧微調整回路13を経由して供給されるPWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させることができる。
さらに車載用電子機器CA3のマイクロコンピュータ14は、これだけに留まらず、当該車載用電子機器CA3に外部機器として接続された調光機能付き音楽プレーヤ21の表示部21Aにおける輝度レベルをも連動させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内空間における室内灯、車載用電子機器CA3及び調光機能付き音楽プレーヤ21に対する照度的な統一感を生じさせることができる。
すなわち車載用電子機器CA3は、自動車AM1又は自動車AM2の何れかに取り付けられ、キャリア周波数の異なるPWM信号S1又はS2が入力端子T1を介して供給されたときでも、それに対応した輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1及び調光機能付き音楽プレーヤ21の表示部21Aを発光させることができる。
従って車載用電子機器CA3は、取り付けられるべき自動車AM1及びAM2に対して専用の機器である必要がなく、マイクロコンピュータ14による新たなPWM信号S5の再生成処理や輝度レベル通知信号S10の生成処理によってソフトウェア的に対応することが出来るので、汎用性を一段と向上させることができる。
以上の構成によれば、車載用電子機器CA3は、外部から供給されるPWM信号S1又はS2のキャリア周波数に拘わらず、そのPWM信号S1又はS2のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1及び調光機能付き音楽プレーヤ21の表示部21Aを発光させることができる。
(3)第3の実施の形態
図2との対応部分に同一符号を付した図7に示すように、第3の実施の形態における車載用電子機器CA4は、カーオーディオとして機能するための各種オーディオ回路(図示せず)の他に、キャリア周波数200[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するPWM調光回路2が設けられている。
また車載用電子機器CA4は、図1に示したような自動車AM1又は自動車AM2の何れに取り付けられた場合であっても、自動車AM1の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数100[Hz]のPWM信号S1を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成したり、自動車AM2の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成するためのPWM信号再生成回路3が設けられている。
PWM調光回路2は、例えば電源V1に抵抗R1を介して発光ダイオードLD1が接続され、当該発光ダイオードLD1に対してトランジスタTr1のコレクタが接続された構成を有している。
すなわちPWM調光回路2は、自動車AM1又は自動車AM2から照明調整出力ラインを介して供給される輝度調整用のPWM信号S1又はS2をPWM信号再生成回路3により新たなPWM信号S5としてトランジスタTr1のベースに印加すると、当該PWM信号S5がハイレベルの期間だけ当該トランジスタTr1をオン動作させ、そのとき電源V1から抵抗R1を介して供給される電流に応じて発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
実際上、車載用電子機器CA4は、例えば自動車AM2(図1)に取り付けられた場合、当該自動車AM2から照明調整出力ラインを介して送信される輝度調整用のPWM信号S2(キャリア周波数1[KHz])を入力端子T1からPWM信号再生成回路3の定電圧化回路12へ入力する。
定電圧化回路12は、電流制限用の抵抗R2及びツエナーダイオードTDが接続された構成を有し、入力端子T1を介して自動車AM2から供給されるキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2の電圧レベルをツエナーダイオードTDの特性によって所定の電圧レベルに定電圧化し、その結果得られる所定電圧レベルのPWM信号S3を後段の電圧微調整回路13へ送出する。
電圧微調整回路13は、分圧抵抗R3及びR4が接続された構成を有し、前段の定電圧化回路12によって定電圧化したPWM信号S3の電圧レベルを後段のマイクロコンピュータ14で扱うことのできる最適な電圧レベルに最終的に微調整し、その結果得られる最適電圧レベル(例えば5[V]又は3.3[V]等)のPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14へ送出する。
PWM信号再生成回路3のマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比はそのままにPWM調光回路2のトランジスタTr1及び発光ダイオードLD1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これを当該PWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給することにより、新たなPWM信号S5のデューティー比に応じた輝度レベルで発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
また車載用電子機器CA4では、例えば輝度レベルを1段階〜10段階まで選択可能なキーボタン31が表面パネル(図示せず)に複数設けられており、ユーザによるキーボタン31に対する押下操作に応じた輝度レベルのキー信号S20をマイクロコンピュータ14へ供給するようになされている。
このときマイクロコンピュータ14は、キー信号S20の輝度レベルに応じたデューティー比R2を算出し、当該デューティー比R2でかつキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S6をPWM信号S4に基づいて再生成し、これをPWM信号S5の代わりにPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給するようになされている。
実際上、マイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5によりPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを調整するのではなく、キーボタン31に対するユーザの押下操作に応じて発光ダイオードLD1の輝度レベルをマニュアル調整するマニュアル調整処理手順については、図8のフローチャートに従って行うようになされており、ルーチンRT3の開始ステップから入って次のステップSP21へ移る。
ステップSP21においてマイクロコンピュータ14は、当該マイクロコンピュータ14のPWM調光回路2への出力が、マニュアル設定モードであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは自動車AM1又は自動車AM2の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して供給されるPWM信号S1又はS2をベースに再生成した新たなPWM信号S5をPWM調光回路2のトランジスタTr1へ供給する自動車連動モードであることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP22へ移る。
ステップSP22においてマイクロコンピュータ14は、電圧微調整回路13から送出される最適電圧レベルのPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートから入力し、次のステップSP23へ移る。
ステップSP23においてマイクロコンピュータ14は、いわゆるインプットキャプチャ機能を利用してPWM信号S4のパルスにおける立上りエッジから立下りエッジまでの長さや、立下りエッジから立上りエッジまでの長さを測ることによりパルス幅を測定し、次のステップSP24へ移る。
ステップSP24においてマイクロコンピュータ14は、ステップSP12におけるパルス幅の測定を一定時間行い、PWM信号S4におけるハイレベルとローベルとのデューティー比R1を算出し、次のステップSP25へ移る。
ステップSP25においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートから入力したPWM信号S4のデューティー比R1についてはそのままで、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])のる新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、次のステップSP26へ移る。
ステップSP26においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートに対してPWM信号S4が未だ供給されているか否かを判定し、肯定結果が得られると、再度ステップSP21へ戻って上述の処理を繰り返す。
このときマイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5の再生成処理を行いながら、並行してデューティー比R1の算出処理等についても行うようになされており、自動車AM2から入力端子T1を介して供給されるPWM信号S2のデューティー比R1が変化したときにも、その変化に対応した新たなPWM信号S5を生成し得るようになされている。
すなわちマイクロコンピュータ14は、自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させ、車内空間における照度的な一体感を生じさせ得るようになされている。
これに対してステップSP26で否定結果が得られると、このことは既に入力ポートに対するPWM信号S4の供給が停止していることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP29へ移って処理を終了する。
一方、ステップSP21において肯定結果が得られると、このことはマイクロコンピュータ14のPWM調光回路2への出力がマニュアル設定モードであることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP27へ移る。
ステップSP27においてマイクロコンピュータ14は、ユーザによって押下操作されたキーボタン31に応じたマニュアル設定のデューティー比R2を算出し、次のステップSP28へ移る。
ステップSP28においてマイクロコンピュータ14は、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])に合わせ、ステップSP27で算出したマニュアル設定のデューティー比R2でなるPWM信号S6を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、再度ステップSP21へ移って上述の処理を繰り返す。
以上の構成において、車載用電子機器CA4のマイクロコンピュータ14は、PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]ではないキャリア周波数100[Hz]又は1[KHz]のPWM信号S4を入力ポートから受け取ると、当該PWM信号S4のデューティー比R1を算出し、そのデューティー比R1についてはそのままでキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTR1のベースへ供給する。
従って車載用電子機器CA4のマイクロコンピュータ14は、自動車AM1や自動車AM2から定電圧化回路12及び電圧微調整回路13を経由して供給されるPWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA4の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内空間における照度的な一体感を生じさせることができる。
すなわち車載用電子機器CA4は、自動車AM1又は自動車AM2の何れかに取り付けられ、キャリア周波数の異なるPWM信号S1又はS2が入力端子T1を介して供給されたときでも、それに対応した輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1を発光させることができる。
従って車載用電子機器CA4は、取り付けられるべき自動車AM1及びAM2に対して専用の機器である必要がなく、マイクロコンピュータ14による新たなPWM信号S5の再生成処理によってソフトウェア的に対応することが出来るので、汎用性を一段と向上させることができる。
また車載用電子機器CA4のマイクロコンピュータ14は、キーボタン31に対するユーザの押下操作に応じたマニュアル設定のデューティー比R2でなるPWM信号S6を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給し、PWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることにより、自動車AM1や自動車AM2から供給されるPWM信号S1、S2に拘わらず、当該車載用電子機器CA4の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルをユーザの好みに合わせて自由にマニュアル調整することができる。
以上の構成によれば、車載用電子機器CA4は、外部から供給されるPWM信号S1又はS2のキャリア周波数に拘わらず、そのPWM信号S1又はS2のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1発光させることができると共に、ユーザの好みに合わせてその輝度レベルを自由にマニュアル調整することができる。
従って車載用電子機器CA4は、自動車AM1や自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA4の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させることができるうえに、更にマニュアル調整することによって当該輝度レベルを微調整することもできるので、車内空間における照度の統一感を一段と向上させることができる。
また車載用電子機器CA4は、キーボタン31に対するユーザの押下操作に応じたマニュアル設定のデューティー比R2でなるPWM信号S6によってPWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることができるので、当該車載用電子機器CA4の取り付けられる自動車AM1、AM2が照明調整出力ラインを持たない場合であっても、キーボタン31を用いたマニュアル操作によってPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを制御することができる。
(4)第4の実施の形態
図2との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、第4の実施の形態における車載用電子機器CA5は、カーオーディオとして機能するための各種オーディオ回路(図示せず)の他に、キャリア周波数200[Hz]のPWM信号に対して最適に動作するPWM調光回路2が設けられている。
また車載用電子機器CA5は、図1に示したような自動車AM1又は自動車AM2の何れに取り付けられた場合であっても、自動車AM1の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数100[Hz]のPWM信号S1を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成したり、自動車AM2の照明調整出力ラインから入力端子T1を介して入力したキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2を基に当該PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1を正常にドライブさせるための新たなPWM信号S5を生成するためのPWM信号再生成回路3が設けられている。
PWM調光回路2は、例えば電源V1に抵抗R1を介して発光ダイオードLD1が接続され、当該発光ダイオードLD1に対してトランジスタTr1のコレクタが接続された構成を有している。
すなわちPWM調光回路2は、自動車AM1又は自動車AM2から照明調整出力ラインを介して供給される輝度調整用のPWM信号S1又はS2をPWM信号再生成回路3により新たなPWM信号S5としてトランジスタTr1のベースに印加すると、当該PWM信号S5がハイレベルの期間だけ当該トランジスタTr1をオン動作させ、そのとき電源V1から抵抗R1を介して供給される電流に応じて発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
実際上、車載用電子機器CA5は、例えば自動車AM2(図1)に取り付けられた場合、当該自動車AM2から照明調整出力ラインを介して送信される輝度調整用のPWM信号S2(キャリア周波数1[KHz])を入力端子T1からPWM信号再生成回路3の定電圧化回路12へ入力する。
定電圧化回路12は、電流制限用の抵抗R2及びツエナーダイオードTDが接続された構成を有し、入力端子T1を介して自動車AM2から供給されるキャリア周波数1[KHz]のPWM信号S2の電圧レベルをツエナーダイオードTDの特性によって所定の電圧レベルに定電圧化し、その結果得られる所定電圧レベルのPWM信号S3を後段の電圧微調整回路13へ送出する。
電圧微調整回路13は、分圧抵抗R3及びR4が接続された構成を有し、前段の定電圧化回路12によって定電圧化したPWM信号S3の電圧レベルを後段のマイクロコンピュータ14で扱うことのできる最適な電圧レベルに最終的に微調整し、その結果得られる最適電圧レベル(例えば5[V]又は3.3[V]等)のPWM信号S4を当該マイクロコンピュータ14の入力ポートへ送出する。
PWM信号再生成回路3のマイクロコンピュータ14は、PWM信号S4のデューティー比はそのままにPWM調光回路2のトランジスタTr1及び発光ダイオードLD1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これを当該PWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給することにより、新たなPWM信号S5のデューティー比に応じた輝度レベルで発光ダイオードLD1を発光させるようになされている。
またPWM信号再生成回路3では、例えばCAN(Controller Area Network)の車載ネットワークにおけるデータCANHとデータCANLをそれぞれCANトランシーバIC(Integrated Circuit)41により受信し、当該CANトランシーバIC41を介してデータCANH、CANLの電圧差によって生成されるディジタル信号に応じた調光メッセージをマイクロコンピュータ14へ供給するようになされている。
このときマイクロコンピュータ14は、CANトランシーバIC41から供給される調光メッセージに付加情報として含まれるデューティー比R3を解析し、PWM信号S4に基づいて当該デューティー比R3でかつキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S7を再生成し、これをPWM信号S5の代わりにPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースに供給するようになされている。
実際上、マイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5によりPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを調整するのではなく、CANの調光データD1、D2に応じて発光ダイオードLD1の輝度レベルを調整する車載ネットワークによる調光処理手順については、図10のフローチャートに従って行うようになされており、ルーチンRT4の開始ステップから入って次のステップSP31へ移る。
ステップSP31においてマイクロコンピュータ14は、当該マイクロコンピュータ14に対して何らかの割り込みが発生したことを認識すると、次のステップSP32へ移る。
ステップSP32においてマイクロコンピュータ14は、当該マイクロコンピュータ14に対する割込み元が車載ネットワークにおける調光データD1、D2であるか否かを判定する。
ここで否定結果が得られると、このことはマイクロコンピュータ14に対する割込み元が車載ネットワークにおける調光データD1、D2ではなく、自動車AM1又は自動車AM2から定電圧化回路12及び電圧微調整回路13を経て供給されたPWM信号S4であることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP33へ移る。
ステップSP33においてマイクロコンピュータ14は、電圧微調整回路13から送出される最適電圧レベルのPWM信号S4に対して、いわゆるインプットキャプチャ機能を利用して当該PWM信号S4のパルスにおける立上りエッジから立下りエッジまでの長さや、立下りエッジから立上りエッジまでの長さを測ることによりパルス幅を測定し、次のステップSP34へ移る。
ステップSP34においてマイクロコンピュータ14は、ステップSP12におけるパルス幅の測定を一定時間行い、PWM信号S4におけるハイレベルとローベルとのデューティー比R1を算出し、次のステップSP36へ移る。
ステップSP36においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートから入力したPWM信号S4のデューティー比R1についてはそのままで、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、次のステップSP36へ移る。
ステップSP36においてマイクロコンピュータ14は、入力ポートに対してPWM信号S4が未だ供給されているか否かを判定し、肯定結果が得られると、再度ステップSP33へ戻って上述の処理を繰り返す。
このときマイクロコンピュータ14は、新たなPWM信号S5の再生成処理を行いながら、並行してデューティー比R1の算出処理等についても行うようになされており、自動車AM2から入力端子T1を介して供給されるPWM信号S2のデューティー比R1が変化したときにも、その変化に対応した新たなPWM信号S5を生成し得るようになされている。
すなわちマイクロコンピュータ14は、自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA2の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させ、車内空間における照度的な一体感を生じさせ得るようになされている。
これに対してステップSP36で否定結果が得られると、このことは既に入力ポートに対するPWM信号S4の供給が停止していることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP41へ移って処理を終了する。
一方、ステップSP32において肯定結果が得られると、このことはマイクロコンピュータ14に対する割込み元が車載ネットワークにおける調光データD1、D2であることを表しており、このときマイクロコンピュータ14は次のステップSP37へ移る。
ステップSP37においてマイクロコンピュータ14は、車載ネットワークにおける調光データD1、D2をCANトランシーバIC41経由で取得し、次のステップSP38へ移る。
ステップSP38においてマイクロコンピュータ14は、CANトランシーバIC41経由で取得した調光データD1、D2を元に当該調光データD1、D2が意味するところのデューティー比R3を解析し、次のステップSP39へ移る。
ステップSP39においてマイクロコンピュータ14は、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])に合わせ、ステップSP38で算出したデューティー比R3でなるPWM信号S7を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給した後、次のステップSP40へ移る。
ステップSP40においてマイクロコンピュータ14は、車載ネットワークに調光データD1、D2が流れており、これをCANトランシーバIC41経由で取得したか否かを判定し、肯定結果が得られるとステップSP37へ戻って上述の処理を繰り返し、否定結果が得られると次のステップSP41へ移って処理を終了する。
以上の構成において、車載用電子機器CA5のマイクロコンピュータ14は、PWM調光回路2の発光ダイオードLD1及びトランジスタTr1をドライブさせるのに最適なキャリア周波数200[Hz]ではないキャリア周波数100[Hz]又は1[KHz]のPWM信号S4を入力ポートから受け取ると、当該PWM信号S4のデューティー比R1を算出し、そのデューティー比R1についてはそのままでキャリア周波数200[Hz]の新たなPWM信号S5を再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTR1のベースへ供給する。
従って車載用電子機器CA5のマイクロコンピュータ14は、自動車AM1や自動車AM2から供給されるPWM信号S1又はS2のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内灯等における輝度レベルを変化させたことに対して、車載用電子機器CA5の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを連動させることができるので、自動車AM1や自動車AM2の室内空間における照度的な一体感を生じさせることができる。
すなわち車載用電子機器CA5は、自動車AM1又は自動車AM2の何れかに取り付けられ、キャリア周波数の異なるPWM信号S1又はS2が入力端子T1を介して供給されたときでも、それに対応した輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1を発光させることができる。
従って車載用電子機器CA5は、取り付けられるべき自動車AM1及びAM2に対して専用の機器である必要がなく、マイクロコンピュータ14による新たなPWM信号S5の再生成処理によってソフトウェア的に対応することが出来るので、汎用性を一段と向上させることができる。
さらに車載用電子機器CA5のマイクロコンピュータ14は、車載ネットワークにおける調光データD1、D2をCANトランシーバIC41経由で取得したとき、当該調光データD1、D2が意味するところのデューティー比R3を解析し、後段のPWM調光回路2がドライブするのに最適なキャリア周波数(この場合200[Hz])に合わせたPWM信号S7を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給し、PWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させることにより、自動車AM1や自動車AM2から供給されるPWM信号S1、S2に拘わらず、当該車載用電子機器CA4の操作キーや液晶バックライトにおける輝度レベルを別系統である車載ネットワークからの調光データD1、D2によって自由に調整することができる。
以上の構成によれば、車載用電子機器CA5は、外部から供給されるPWM信号S1又はS2のキャリア周波数に拘わらず、そのPWM信号S1又はS2のデューティー比R1に応じた輝度レベルでPWM調光回路2の発光ダイオードLD1を発光させることができると共に、自動車AM1、AM2とは別系統である車載ネットワークからの調光データD1、D2によってもPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを自由に調整することができる。
また車載用電子機器CA5は、自動車AM1、AM2とは別系統である車載ネットワークからの調光データD1、D2によってもPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを自由に調整することができるので、当該車載用電子機器CA5の取り付けられる自動車AM1、AM2が照明調整出力ラインを持たない場合であっても車載ネットワークを介したマニュアル操作によってPWM調光回路2の発光ダイオードLD1の輝度レベルを制御することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の第1乃至第4の実施の形態においては、電圧微調整回路13からPWM信号S4の供給を受けている間、新たなPWM信号S5の再生成処理と並行してデューティー比R1の算出処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生成した新たなPWM信号S5のデューティー比R1をマイクロコンピュータ14の内部メモリに記憶しておき、その内部メモリに記憶したデューティー比R1でなる新たなPWM信号S5を継続して再生成して出力し続けるようにしても良い。この場合、マイクロコンピュータ14は、デューティー比R1の算出処理を最初に一度だけ実行すれば良く、マルチタスク処理による処理負荷を大幅に軽減することができる。
また上述の第2の実施の形態においては、車載用電子機器CA2と調光機能付き音楽プレーヤ21とをUSBインタフェース20を介して接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インタフェース、IEEE802.11a/b/g、シリアルインタフェース、電話回線、ラジオ波、イーサネット(登録商標)等のその他種々の通信インタフェースを用いて車載用電子機器CA2と調光機能付き音楽プレーヤ21とを接続するようにしても良い。
さらに上述の第2の実施の形態においては、PWM信号S4のデューティー比R1に応じた輝度レベル通知信号S10を生成し、これをUSBインタフェース20を介して調光機能付き音楽プレーヤ21へ出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、調光機能付き音楽プレーヤ21が車載用電子機器CA2と同じPWM調光回路2を内蔵しているのであれば、PWM信号S4のデューティー比R1に応じて再生成した新たなPWM信号S5をUSBインタフェース20を介して調光機能付き音楽プレーヤ21へそのまま出力するようにしても良い。
さらに上述の第3の実施の形態においては、キーボタン31に対するユーザの押下操作に応じたマニュアル設定のデューティー比R2でなるPWM信号S6を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給し、PWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、新たなPWM信号S5のデューティー比R1とPWM信号S6のデューティー比R2とを比較し、その値が大きい(すなわちハイレベルの期間が長い)方もしくは小さい(すなわちローレベルの期間が長い)方を選択してPWM調光回路2のトランジスタTr1に供給するようにしても良い。
さらに上述の第4の実施の形態においては、車載ネットワークにおける調光データD1、D2に応じたデューティー比R3でなるPWM信号S7を新たに再生成し、これをPWM調光回路2のトランジスタTr1のベースへ供給し、PWM調光回路2のレーザーダイオードLD1を発光させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PWM信号S5のデューティー比R1とPWM信号S7のデューティー比R2とを比較し、その値が大きい(すなわちハイレベルの期間が長い)方もしくは小さい(すなわちローレベルの期間が長い)方を選択してPWM調光回路2のトランジスタTr1に供給するようにしても良い。
さらに上述の第4の実施の形態においては、車載ネットワークとしてCANの調光データD1、D2を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay、MOST(Media Oriented Systems Transport)等のその他種々の車載ネットワークにおける調光データD1、D2を用いて輝度レベルを調整するようにしても良い。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態においては、本発明をカーオーディオ等の車載用電子機器CA2〜CA5に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カーナビゲーション装置等の車載用電子機器に適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、発光デバイスとして発光ダイオードLD1を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、レーザーダイオード、有機エレクトロルミネッセント素子等のその他種々の発光デバイスを用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、発光デバイスとしての発光ダイオードLD1と、入力手段としての入力端子T1と、PWM信号測定手段及び制御手段としてのマイクロコンピュータ14とによって本発明における発光デバイスの調光装置を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の発光デバイス、入力手段、PWM信号測定手段及び制御手段によって発光デバイスの調光装置を構成するようにしても良い。
本発明の発光デバイスの調光装置、発光デバイスの調光方法及び発光デバイス調光プログラムは、例えば車載用電子機器だけではなく、車内空間に持ち込んで使用することが考えられるノートブック型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、携帯型ナビゲーション装置、携帯型ゲーム機に適用することができる。
第1の実施の形態における車載用電子機器の概念を示す略線図である。 第1の実施の形態における車載用電子機器の回路構成を示す略線的回路図である。 第1の実施の形態における新たなPWM信号再生成処理手順を示すフローチャートである。 マイクロコンピュータによる新たなPWM信号の再生成の説明に供する略線図である。 第2の実施の形態における車載用電子機器の回路構成を略線的回路図である。 第2の実施の形態における外部機器との連動制御処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における車載用電子機器の回路構成を示す略線的回路図である。 第3の実施の形態における輝度レベルのマニュアル調整処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における車載用電子機器の回路構成を示す略線的回路図である。 第4の実施の形態における車載ネットワークによる調光処理手順を示すフローチャートである。 従来のPWM信号出力と車載用電子機器との組み合わせの説明に供する略線図である。 従来の車載用電子機器の回路構成を示す略線的回路図である。
符号の説明
CA1〜CA5……車載用電子機器、AM1、AM2……自動車、2……PWM調光回路、3、40……PWM信号再生成回路、12……定電圧化回路、13……電圧微調整回路、14……マイクロコンピュータ、20……USBインタフェース、21……調光機能付き音楽プレーヤ、31……キーボタン、41……CANトランシーバIC。

Claims (8)

  1. 発光デバイスと、
    上記発光デバイスに対する輝度調整用のPWM信号を外部から入力する入力手段と、
    上記PWM信号を所定時間測定することにより当該PWM信号のデューティー比を算出するPWM信号測定手段と、
    上記PWM信号測定手段によって算出した上記デューティー比を変えることなくPWM信号のキャリア周波数を上記発光デバイスが動作するのに最適なキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号を再生成し、これを用いて上記発光デバイスを発光制御する制御手段と
    を具えることを特徴とする発光デバイスの調光装置。
  2. 上記PWM信号測定手段により上記PWM信号を測定する前に、上記入力手段を介して入力した上記PWM信号の電圧レベルを上記制御手段の駆動電圧に合わせて定電圧化する定電圧化手段と
    を更に具えることを特徴とする請求項1に記載の発光デバイスの調光装置。
  3. 上記PWM信号測定手段は、上記入力手段を介して入力される上記PWM信号のキャリア周波数の範囲に応じて決定される上記所定時間以上は少なくとも測定することにより上記デューティー比を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光デバイスの調光装置。
  4. 上記制御手段は、上記デューティー比に応じた輝度レベル通知信号を生成し、これを外部接続された電子機器に出力することにより、当該電子機器の輝度レベルと上記発光デバイスの輝度レベルとを連動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光デバイスの調光装置
  5. 上記制御手段は、所定の操作子を介して入力されたマニュアル設定のデューティー比に応じた輝度レベルを示すマニュアル調整用のPWM信号を再生成し、これを上記新たなPWM信号の代わりに用いて上記発光デバイスを発光制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光デバイスの調光装置
  6. 上記制御手段は、所定の車載ネットワーク信号を受信したとき、当該車載ネットワーク信号が示すデューティー比に応じた輝度レベルを示す外部コントロール用のPWM信号を再生成し、これを上記新たなPWM信号の代わりに用いて上記発光デバイスを発光制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光デバイスの調光装置
  7. 発光デバイスに対する輝度調整用のPWM信号を外部から入力する入力ステップと、
    上記入力ステップにより入力した上記PWM信号を所定時間測定することにより当該PWM信号のデューティー比を算出するPWM信号測定ステップと、
    上記PWM信号測定ステップによって算出した上記デューティー比を変えることなくPWM信号のキャリア周波数を上記発光デバイスのキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号を再生成し、これを用いて上記発光デバイスを発光制御するPWM信号再生成ステップと
    を具えることを特徴とする発光デバイスの調光方法。
  8. 発光デバイスの調光装置に対して、
    上記発光デバイスに対する輝度調整用のPWM信号を外部から入力する入力ステップと、
    上記入力ステップにより入力した上記PWM信号を所定時間測定することにより当該PWM信号のデューティー比を算出するPWM信号測定ステップと、
    上記PWM信号測定ステップによって算出した上記デューティー比を変えることなくPWM信号のキャリア周波数を上記発光デバイスのキャリア周波数に合わせた新たなPWM信号を再生成し、これを用いて上記発光デバイスを発光制御するPWM信号再生成ステップと
    を具えることを特徴とする発光デバイス調光プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010198760A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Panasonic Electric Works Co Ltd Led調光点灯装置及びそれを用いたled照明器具
JP2012115132A (ja) * 2010-11-08 2012-06-14 Vishay Electronic Gmbh 発光ダイオードを動作させる回路装置

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