JP2007233643A - 振動検知センサシステム及び振動検知方法 - Google Patents

振動検知センサシステム及び振動検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】天候等の外的要因による外的ノイズ振動で発生する誤報を判別して検知レベルを調整することで、外的ノイズ振動による誤検出の可能性を低減させる振動検知センサシステムを提供する。
【解決手段】中央処理装置(CPU)10a、主記憶装置11、初期設定基準データ記憶装置12、区間データ記憶装置13、入力装置15、出力装置16、及び検知装置20を備える。CPU10aは、区間データ処理部100と、区間データ抽出部101と、区間データ比較部102と、警報レベル制御部110と、異常判定部112とを備える。検知装置20は、複数の区間に分けられた光ファイバに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動センサに関し、特に光ファイバを用いた振動検知センサシステム及び振動検知方法に関する。
港湾の岸壁、管理施設周辺における不法侵入を検知するためのシステムとしては、周辺にフェンスを張り巡らし、遠隔監視用システムとして、主要監視個所に監視用防犯カメラ(ITV)や出入り口のインターロック装置等と併用して検知用センサが設置されている(例えば、特許文献1参照。)。港湾、空港及びライフライン施設等の管理施設に適用するセンサを考えた場合、その管理区域が広大であり、ITVやインターロック装置等は日中・夜間すべてを網羅することはかなり困難である。
従来の電気式振動センサ等のセンサシステムでは、監視エリア内に設けた参照用風力計等と連動させて、強風、雨等の天候の急変時の外的要因による外的ノイズ振動にはセンサの検知レベルを制御して誤報を減らす試みがなされている。しかしながら、従来のセンサシステムでは、例えば100m〜200m程度で区切られた区間についてのデータを比較して外的要因による外的ノイズ振動を相殺する制御を行っているが、局所的な天候の急変時に対しては区間毎に検知レベルを管理制御することが困難である。また、区間毎に検知レベルを管理制御するためには、風力計を多数設置しなければならない状況が考えられる。
特開2005−5782号公報
本発明は、天候等の外的要因による外的ノイズ振動で発生する誤報を判別して検知レベルを調整することで、外的ノイズ振動による誤検出の可能性を低減させる振動検知センサシステム及び振動検知方法を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、複数の区間に分けられた光ファイバに接続され、光ファイバの振動を検知する検知装置と、検知装置で検知した各区間の振動を区間データとして処理し、区間データを区間データ記憶装置に記憶させる区間データ処理部と、区間データを区間データ記憶装置から抽出する区間データ抽出部と、抽出された区間データを比較し、外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断する区間データ比較部と、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、異常を検知する警報レベルを制御する警報レベル制御部と、区間データが警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する異常判定部とを備える振動検知センサシステムであることを要旨とする。
本願発明の他の態様によれば、複数の区間に分けられた光ファイバの振動を検知装置で検知するステップと、検知装置で検知した各区間の振動を区間データとして区間データ記憶装置に記憶するステップと、区間データ記憶装置から区間データを抽出するステップと、抽出された区間データを比較し、外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断するステップと、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、異常を検知する警報レベルを制御するステップと、区間データが警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定するステップとを含む振動検知方法であることを要旨とする。
本発明によれば、天候等の外的要因による外的ノイズ振動で発生する誤報を判別して検知レベルを調整することで、外的ノイズ振動による誤検出の可能性を低減させる振動検知センサシステム及び振動検知方法を提供することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な処理は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムは、図1に示すように、中央処理装置(CPU)10a、主記憶装置11、初期設定基準データ記憶装置12、区間データ記憶装置13、入力装置15、出力装置16、及び検知装置20を備える。CPU10aは、区間データ処理部100と、区間データ抽出部101と、区間データ比較部102と、警報レベル制御部110と、異常判定部112とを備える。検知装置20は、図2に示すように、複数の区間に分けられた光ファイバ22に接続され、光ファイバ22の振動を検知する。光ファイバ22は、例えばリング状に敷設された光ファイバリング干渉型センサであり、50m〜100m程度の区間に分けられる。
区間データ処理部100は、検知装置20で検知した各区間の振動を区間データとして処理する。そして、区間データ処理部100は、区間データを区間データ記憶装置13に記憶させる。区間データ処理部100は、区間データを継続したデータとして取る。
区間データ抽出部101は、区間データを区間データ記憶装置13から抽出する。区間データ抽出部101は、必要に応じて抽出する区間データを適宜選択する。
区間データ比較部102は、抽出された区間データを比較し、雨や風等の外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断する。区間データ比較部102は、初期設定基準データ記憶装置12にあらかじめ設定して記憶させてある外的ノイズ管理値データを基準として比較したときに、抽出された区間データの基準振動(ベースノイズ)が大きいときは外的ノイズ振動であると判断する。ここでいう「外的ノイズ管理値データ」とは、初期値として平常時に設定した、異常がない場合の各区間測定データと、これに各区間毎の管理事象を検知しうる警報レベル、警報レベルの20〜50%を上乗せした警戒レベルすべてをさす。また、各区間、各ポイントの測定時間毎における測定データの時間的変化が穏やかで、且つ隣接区間同士の振動観測データに連続性があり、一定の振れ幅(環境により異なるが、例えば警報レベルの10%以内など)に収まっている場合には、外的ノイズ要因と判断する。
警報レベル制御部110は、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、異常を検知する警報レベルを制御する。警報レベル制御部110は、外的ノイズ振動によって誤報が発生しない程度に警報レベルを上げたり下げたり調整する。初期の警報レベルは、あらかじめ設定して初期設定基準データ記憶装置12に記憶させてある。
異常判定部112は、区間データが警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する。区間データが警報レベルを超える異常検知信号を有する場合、警報レベル制御部110は、出力装置16に信号を送信し、異常事態を報知する。
振動検知センサシステムは、入力装置15、出力装置16等をCPU10aにつなぐ図示を省略した入出力制御装置(インターフェース)を備える。また、主記憶装置11は、ROM及びRAMが組み込まれている。RAMはCPU10aにおけるプログラム実行中に利用される情報等を逐次記憶し、作業領域として利用される情報メモリ等として機能する。初期設定基準データ記憶装置12及び区間データ記憶装置13は、磁気テープ、磁気ドラム、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いはROM、RAMなどの半導体メモリ等を用いた記録部である。入力装置15は、キーボード、マウス、ボイスデバイス又はライトペン等で構成される。入力装置15は、初期設定基準データの設定を入力等に用いられる。出力装置16としては、液晶ディスプレイ(LCD)、CRTディスプレイ、音や光を発する報知装置等を用いることができる。出力装置16は、ITV制御装置(図示せず)に接続され、ITVを制御して異常発生部の映像信号を取得する信号を送信することも可能である。
第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムによれば、天候等の外的要因による外的ノイズ振動で発生する誤報を判別して検知レベルを調整することで、外的ノイズ振動による誤検出の可能性を低減させることができる。
以下に、第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムを用いる振動検知方法を図3のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)まず、ステップS101において、複数の区間に分けられた光ファイバ22の振動を検知装置20で検知する。検知装置20で検知した各区間の振動は、区間データ処理部100で区間データとして処理される。そして、区間データ処理部100は、区間データを区間データ記憶装置13に記憶させる。
(ロ)次に、ステップS102において、区間データ抽出部101が、区間データを区間データ記憶装置13から抽出する。区間データ抽出部101は、例えば、全区間の区間データを適宜選択する。
(ハ)次に、ステップS103において、区間データ比較部102が、抽出された区間データを比較し、雨や風等の外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断する。外的ノイズ振動が大きいと判断された場合はステップS104に移行し、外的ノイズ振動が大きいと判断されなかった場合はステップS105に移行する。
(ニ)次に、ステップS104において、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、警報レベル制御部110が異常を検知する警報レベルを制御する。
(ホ)次に、ステップS105において、異常判定部112は、区間データが警報レベル制御部110が制御した警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する。区間データに異常検知信号を有する場合はステップS106に移行し、区間データに異常検知信号がない場合は終了する。
(ヘ)次に、ステップS106において、警報レベル制御部110が出力装置16に信号を送信し、異常事態を報知する。
上記の第1の実施の形態に係る振動検知方法を用いた具体例を示す。まず、図4に示すように、検知した区間1〜区間3の区間データに外的要因による外的ノイズ振動が大きいと判断されなかった場合は、警報レベルを変動させずに初期設定の状態で振動検知を続ける。図5に示すように、区間2で警報レベルを超える異常検知信号が発生した場合は、異常事態を報知する。
その他の具体例として、図6に示すように、検知した区間1〜区間3の区間データに外的要因による外的ノイズ振動が大きいと判断された場合は、警報レベルを上昇させた状態で振動検知を続ける。図7に示すように、新たな警報レベルとして、警報レベルを上昇させた状態で振動検知をすることで、外的ノイズ振動によって発生していた誤報を削減することができる。
第1の実施の形態に係る振動検知方法によれば、天候等の外的要因による外的ノイズ振動で発生する誤報を判別して検知レベルを調整することで、外的ノイズ振動による誤検出の可能性を低減させることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る振動検知センサシステムは、図8に示すように、図1に示した振動検知センサシステムに最大検知信号差分比較部203を更に備えるCPU10bと、CPU10bに接続された差分データ記憶装置14とを更に備える点が異なる。また、警報レベル制御部110が区間毎に警報レベルを制御する点も異なる。他は図1に示した振動検知センサシステムと実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
最大検知信号差分比較部203は、隣接する区間の区間データにおいて、それぞれ最も大きい振動を示す最大検知信号を比較した振動強度の差分を計測し差分データ記憶装置14に記憶させる。そして、最大検知信号差分比較部203は、隣接する最大検知信号の振動強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であるか比較する。隣接する最大検知信号の振動強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であれば、同じ程度の振動強度が異なる区間で発生することになり雨や風等の外的要因によって基準振動(ベースノイズ)が大きくなった外的ノイズ振動であると判断する。強度差分管理値レベルは、入力装置15を用いて初期設定基準データ記憶装置12に記憶させておく。ここでいう「強度差分管理値レベル」とは、警報レベルの一定割合(例えば、単位測定時間の変化幅が警報レベルの50%以上)とすることで、同一測定個所において時間的に連続する測定値間変化レベル(差分)が、これを超える変化をした場合に異常振動として判断せしめる。
差分データ記憶装置14は、磁気テープ、磁気ドラム、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いはROM、RAMなどの半導体メモリ等を用いた記録部である。
以下に、第2の実施の形態に係る振動検知センサシステムを用いる振動検知方法を図9のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)まず、ステップS201において、複数の区間に分けられた光ファイバ22の振動を検知装置20で検知する。検知装置20で検知した各区間の振動は、区間データ処理部200で区間データとして処理される。そして、区間データ処理部200は、区間データを区間データ記憶装置13に記憶させる。
(ロ)次に、ステップS202において、区間データ抽出部101が、区間データを区間データ記憶装置13から抽出する。区間データ抽出部201は、例えば、隣接する区間データを適宜選択する。
(ハ)次に、ステップS203において、区間データ比較部202が、抽出された区間データを比較し、雨や風等の外的要因による外的ノイズ振動が大きいか区間毎に判断する。外的ノイズ振動が大きいと判断された場合はステップS204に移行し、外的ノイズ振動が大きいと判断されなかった場合はステップS205に移行する。
(ニ)次に、ステップS204において、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、警報レベル制御部210が区間毎に異常を検知する警報レベルを制御する。
(ホ)次に、ステップS205において、最大検知信号差分比較部203が、隣接する区間の区間データにおいて、それぞれ最も大きい振動を示す最大検知信号を比較した差分を差分データ記憶装置14に記憶させる。そして、最大検知信号差分比較部203は、隣接する最大検知信号の振動強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であるか比較する。強度差分管理値レベル以内であると判断された場合はステップS206に移行し、強度差分管理値レベル以外であると判断されなかった場合はステップS207に移行する。
(へ)次に、ステップS206において、隣接する最大検知信号を比較した強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であるので、基準振動が大きい外的要因による外的ノイズ振動であるために、警報レベル制御部210が隣接するそれぞれの区間の警報レベルを調整して、更に、検知制御範囲を限定する。
(ト)次に、ステップS207において、異常判定部212は、区間データが警報レベル制御部210が制御した警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する。区間データに異常検知信号を有する場合はステップS208に移行し、区間データに異常検知信号がない場合は終了する。
(チ)次に、ステップS208において、警報レベル制御部210が出力装置16に信号を送信し、異常事態を報知する。
上記の第2の実施の形態に係る振動検知方法を用いた具体例を示す。まず、図10に示すように、第2の実施の形態に係る振動検知方法では、区間毎に警報レベルを設定することができる。図10のように区間毎に新たな警報レベルとして、警報レベルを上昇させた状態で振動検知をすることで、区間2及び区間3の外的ノイズ振動によって発生していた誤報を削減することができる。また、図11に示すように、隣接する最大検知信号の振動強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内に収まっていれば、警報レベルを調整して検知制御範囲を限定して侵入者等の振動を検知することが可能となる。
第2の実施の形態に係る振動検知センサシステム及び振動検知方法によれば、区間毎に警報レベルを設定することが可能なので、外的ノイズ振動によって発生していた誤報を削減することができる。また、第2の実施の形態に係る振動検知センサシステム及び振動検知方法は、隣接する最大検知信号の振動強度の差分を比較することで、検知制御範囲を限定することもできるので侵入者等の振動を検知する水準を高く保てる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る振動検知センサシステムは、図8に示した最大検知信号差分比較部203が隣接する最大検知信号の振動強度の差分を計測し比較するのに対し、隣接する最大検知信号間の距離を計測する点が異なる。他は図8に示した振動検知センサシステムと実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
最大検知信号差分比較部203は、隣接する区間の区間データにおいて、それぞれ最も大きい振動を示す最大検知信号間の距離の差分を計測し差分データ記憶装置14に記憶させる。そして、最大検知信号差分比較部203は、隣接する最大検知信号間の距離の差分が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以外であるか比較する。隣接する最大検知信号の距離の差分が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以外であれば、一定距離以上に振動が発生しているということなので雨や風等の外的要因によって基準振動(ベースノイズ)が大きくなった外的ノイズ振動であると判断する。距離差分管理値レベルは、入力装置15を用いて初期設定基準データ記憶装置12に記憶させておく。ここでいう「距離差分管理値レベル」とは、隣接区間における警報レベルの差分が一定割合以上(例えば、単位測定時間の変化幅が警報レベルの50%以上)とする場合には、同一測定個所において時間的に連続する測定値間変化レベル(差分)が、これを超える変化をした場合に異常振動として判断する。
以下に、第3の実施の形態に係る振動検知センサシステムを用いる振動検知方法を図12のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)まず、ステップS301において、複数の区間に分けられた光ファイバ22の振動を検知装置20で検知する。検知装置20で検知した各区間の振動は、区間データ処理部200で区間データとして処理される。そして、区間データ処理部100は、区間データを区間データ記憶装置13に記憶させる。
(ロ)次に、ステップS302において、区間データ抽出部201が、区間データを区間データ記憶装置13から抽出する。区間データ抽出部201は、例えば、隣接する区間データを適宜選択する。
(ハ)次に、ステップS303において、区間データ比較部202が、抽出された区間データを比較し、雨や風等の外的要因による外的ノイズ振動が大きいか区間毎に判断する。外的ノイズ振動が大きいと判断された場合はステップS304に移行し、外的ノイズ振動が大きいと判断されなかった場合はステップS305に移行する。
(ニ)次に、ステップS304において、外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、警報レベル制御部210が区間毎に異常を検知する警報レベルを制御する。
(ホ)次に、ステップS305において、最大検知信号差分比較部203が、隣接する区間の区間データにおいて、それぞれ最も大きい振動を示す最大検知信号間の距離の差分を差分データ記憶装置14に記憶させる。そして、最大検知信号差分比較部203は、隣接する最大検知信号間の距離が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以外であるか比較する。距離差分管理値レベル以外であると判断された場合はステップS306に移行し、距離差分管理値レベル以内であると判断されなかった場合はステップS307に移行する。
(へ)次に、ステップS306において、隣接する最大検知信号を比較した距離の差分が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以外であるので、基準振動が大きい外的要因による外的ノイズ振動であるために、警報レベル制御部210が隣接するそれぞれの区間の警報レベルを調整して、更に、検知制御範囲を限定する。
(ト)次に、ステップS307において、異常判定部212は、区間データが警報レベル制御部210が制御した警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する。区間データに異常検知信号を有する場合はステップS308に移行し、区間データに異常検知信号がない場合は終了する。
(チ)次に、ステップS308において、警報レベル制御部210が出力装置16に信号を送信し、異常事態を報知する。
上記の第3の実施の形態に係る振動検知方法を用いた具体例を示す。第3の実施の形態に係る振動検知方法では、図13に示すように、局部的異常信号発生個所が、隣接する区間まである場合は、それぞれの区間の警報レベルを調整することで、外的ノイズ振動によって発生していた誤報を削減することができる。また、図14に示すように、局部的異常信号発生個所が区間2だけである場合、通常は侵入者等の振動として検知するが、区間2の範囲内に最大検知信号が2個所あり、最大検知信号間の距離が距離差分管理値レベル以外であれば区間2だけの警報レベルを挙げることも可能である。
第3の実施の形態に係る振動検知センサシステム及び振動検知方法によれば、区間毎に警報レベルを設定することが可能なので、外的ノイズ振動によって発生していた誤報を削減することができる。また、第3の実施の形態に係る振動検知センサシステム及び振動検知方法は、隣接する最大検知信号間の距離の差分を比較することで、検知制御範囲を限定することもできるので侵入者等の振動を検知する水準を高く保てる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
例えば、警報レベルを調整する場合は、ITV等で侵入者による振動でないか確認した後に警報レベルを調整すれば、より誤検出の可能性を低減させることができる。
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムの模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバの区間分けを示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る振動検知方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その4)である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動検知センサシステムの模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動検知方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係る振動検知方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その1)である。 本発明の第3の実施の形態に係る振動検知センサシステムによって検知する区間データの一例(その2)である。
符号の説明
10a,10b…CPU
11…主記憶装置
12…初期設定基準データ記憶装置
13…区間データ記憶装置
14…差分データ記憶装置
15…入力装置
16…出力装置
20…検知装置
22…光ファイバ
100,200…区間データ処理部
101,201…区間データ抽出部
102,202…区間データ比較部
110,210…警報レベル制御部
112,212…異常判定部
203…最大検知信号差分比較部

Claims (8)

  1. 複数の区間に分けられた光ファイバに接続され、前記光ファイバの振動を検知する検知装置と、
    前記検知装置で検知した各区間の振動を区間データとして処理し、前記区間データを区間データ記憶装置に記憶させる区間データ処理部と、
    前記区間データを前記区間データ記憶装置から抽出する区間データ抽出部と、
    抽出された前記区間データを比較し、外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断する区間データ比較部と、
    前記外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、異常を検知する警報レベルを制御する警報レベル制御部と、
    前記区間データが前記警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定する異常判定部
    とを備えることを特徴とする振動検知センサシステム。
  2. 隣接する区間の前記区間データのそれぞれ最も大きい振動強度を示す最大検知信号の強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であるか比較する最大検知信号差分比較部
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の振動検知センサシステム。
  3. 隣接する区間の前記区間データのそれぞれ最も大きい振動強度を示す最大検知信号間の距離の差分が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以内であるか比較する最大検知信号差分比較部
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の振動検知センサシステム。
  4. 前記警報レベル制御部は、区間毎に前記警報レベルを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動検知センサシステム。
  5. 複数の区間に分けられた光ファイバの振動を検知装置で検知するステップと、
    前記検知装置で検知した各区間の振動を区間データとして区間データ記憶装置に記憶するステップと、
    前記区間データ記憶装置から前記区間データを抽出するステップと、
    抽出された前記区間データを比較し、外的要因による外的ノイズ振動が大きいか判断するステップと、
    前記外的ノイズ振動が大きいと判断された場合に、異常を検知する警報レベルを制御するステップと、
    前記区間データが前記警報レベルを超える異常検知信号を有するか判定するステップ
    とを含むことを特徴とする振動検知方法。
  6. 隣接する区間の前記区間データのそれぞれ最も大きい振動強度を示す最大検知信号の強度の差分が、あらかじめ設定した強度差分管理値レベル以内であるか比較するステップと、
    前記強度の差分が前記強度差分管理値レベル以内の場合、前記隣接するそれぞれの区間の前記警報レベルを制御するステップ
    とを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の振動検知方法。
  7. 隣接する区間の前記区間データのそれぞれ最も大きい振動強度を示す最大検知信号の距離の差分が、あらかじめ設定した距離差分管理値レベル以内であるか比較するステップと、
    前記強度の差分が前記距離差分管理値レベル以内の場合、前記隣接するそれぞれの区間の前記警報レベルを制御するステップ
    とを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の振動検知方法。
  8. 前記警報レベルは、区間毎に制御することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の振動検知方法。
JP2006053839A 2006-02-28 2006-02-28 振動検知センサシステム及び振動検知方法 Active JP4767039B2 (ja)

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