JP2007226531A - 性格診断システムおよび性格診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】肯定又は否定で回答する複数の質問に対し、被験者を質問文の主語と想定して、被験者本人または被験者以外の他人が回答した結果に基づいて性格診断を行うシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】人間の自我状態を複数の尺度に分け、各尺度に対応した質問文であってYesかNoで答えるものを尺度ごとに同じ個数だけ用意し、Yesで回答した質問文の個数が最多の尺度、二番目に多い尺度、および最少の尺度の組合せに基づく性格診断を、性格診断用サイトを管理するコンピュータ2と接続した携帯電話1、および前記の質問文が印刷されたカードツール3を用いて行う。あるいは、各尺度別Yes回答の個数の多寡を考慮した場合分けによって性格診断を行う。
【選択図】図1

Description

肯定又は否定で回答する質問を複数個用意し、被験者を質問文の主語と想定して、被験者本人または被験者以外の他人が回答した結果に基づいて性格診断結果を得る性格診断システムおよび性格診断方法に関する。
人間は、一人では生きていけず、好むと好まざるとにかかわらず人と人との間で生活していくものである。何らかの関わりあいを持った人と、常に円滑な付き合いができるとはかぎらない。学校や職場で、友人や同僚から、嫌われたり、無視されたりすることもある。就職活動において、面接で落とされたり、営業担当の会社員ならば、顧客を獲得できなかったりすることがある。このような場合、たいていの人間は考え込む。どこに原因があるのか、つきとめようとする。その場合、多くの人間は、自分の性格に起因するのではないか、と悩む。自分とは一体どのような性格なのか、自分とは、どのような人間と他人から見られているのか、知りたいと思う。
また、近年のインターネットやテレビゲームの普及などに伴い、生身の人間とのつきあいを苦手とする若年者が多い。他人との連絡手段として、電子メールが手紙や電話を凌駕するようになっているのも、こうした傾向に拍車をかけている。このような状況では、コミュニケーション能力の改善が多くの人にとって課題となる。そのため、正しい自己理解、つまり、冷静に自分の性格を認識することが求められる。
自分の性格を知りたい、という願望に応えるものとして、例えば、非特許文献1に掲げたものがある。これは、エゴグラム、すなわち、5つの自我状態の高低をグラフにあらわしたものを、所定の質問紙を用いて被験者本人に作成させるものである。
自我状態には“CP,NP,A、FC,AC”の5種類があり、それぞれを高・中・低の3段階に分け、そのバランスから被験者の性格を判断し、医学、臨床心理などの診療関係に活用しようというのが、非特許文献1の目的とするところである。
特開平9−327576号公報 東京大学医学部心療内科TEG研究会編 「新版 TEG(登録商標)」株式会社 金子書房
非特許文献1は、医療分野などの専門家に適したものではある。しかし、専門家でない者にとっては、次のような点で解決すべき課題がある。
まず、質問の個数が50もあり、多すぎる。1分以内に全問読んで回答することは不可能に近い。本出願人は、約2000名の対面調査を2002年〜2005年にかけて実施した結果、平均的な高校卒業程度の若者は概ね1分以上要する検査を実施することに抵抗を感じるが、30秒以内であれば、実施を拒否することはほとんどない、という結論を得た。
次に、質問文が難解であり、読んで瞬時に、“はい、いいえ、どちらでもない”のいずれかの判断をすることは難しい。前述の対面調査において、10文字以上の文章を瞬時に理解することは難しいことも判明している。
非特許文献1には、質問紙が添付されているが、この質問紙は、いかにも性格診断テストといった趣の装丁をしている。しかも、質問紙に記された“CP,NP,A,FC,AC”という自我状態の尺度の意義が、専門家でない者には理解が困難である。これらは、権威者に対する被験者という立場を想起させ、自分の性格を一方的に診断されるという心理的抵抗を生みやすい。
しかも、回答結果の場合分けは243通りもあり、各場合の解釈が難しい。
さらに、非特許文献1では、回答を直接質問紙に書き込むので、繰り返し使用するのには適さないという問題もある。
このような問題点に鑑み、本発明は、気軽に、楽しく、しかも、繰り返し実施できること、診断結果の解釈を容易にすることを目的とする。
さらに、本発明では、他人の眼には、自分の性格がどのように映るのかを容易に知ることができる仕組みを提供することも目的とする。
ところで、性格診断とは異なるが、特許文献1には、複数枚のカードからなるカード一式を占いに利用する発明が記載されている。書き込みが不要なので、繰り返し使えるし、携帯にも便利ではあるが、分析が容易ではない、という問題点がある。
そのため、本発明は、カードを用いることにした場合も、分析の手間を極力削減することも目的とする。
前記の目的を達するために、請求項1に記載の発明は、性格診断用カードツールと、インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、前記管理コンピュータは、性格診断を実施する性格診断サイトを管理する機能を有し、前記性格診断用カードツールは、人間の自我状態を3種類以上の複数の尺度に分けたうえで、尺度毎に同数の質問カードと1枚のサイト誘導カードを有し、各質問カードには、Yes(肯定)かNo(否定)のいずれかで答える質問文が記載され、各サイト誘導カードには、該サイト誘導カードが属する第1尺度を除く4つの第2尺度に対応したバーコードが記載され、各バーコードには、第1尺度と第2尺度以外の3つの尺度と対応づけたURLが書き込まれ、回答者が行ったすべての前記質問カードへの回答の結果、Yesで回答された質問カードの枚数が最多の第1尺度に対応するサイト誘導カードに記載された前記バーコードから、Yesで回答された質問カードの枚数が2番目に多い第2尺度に対応するバーコードが回答者端末を用いて読み込まれ、該回答者端末の画面に表示されたURL一覧から、Yesで回答された質問カードの枚数が最少の尺度に対応するURLが指定されると、
前記回答者端末は、前記管理コンピュータが管理する該URLで特定される前記性格診断サイトにアクセスし、Yesで回答された質問カードの枚数が最多の尺度、二番目に多い尺度、および最少の尺度の組合せに基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信することを特徴とする。
これにより、被験者は、質問にYesかNoで答え、尺度別にYesの個数を数え、その結果を、携帯電話を使って、所定のサイトに送信するだけで、性格診断結果が得られる。したがって、小学校高学年程度の子供でも、用いることができる。
また、3種類以上の複数(通常は、5種類)ある尺度のうち、Yesの個数に応じて、3種類の尺度のみを判断対象とするので、回答結果に対する分析の場合分けの数を減らすことができる。
また、前記の発明の目的を達するために、請求項2に記載の発明は、性格診断用カードツールと、インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、前記管理コンピュータは、性格診断を実施する性格診断サイトを管理する機能を有し、前記性格診断用カードツールは、人間の自我状態を3種類以上の複数の尺度に分けたうえで、各尺度に同数の質問カードを含み、各質問カードには、Yes(肯定)かNo(否定)のいずれかで答える質問文が記載されている一方、被験者本人は回答者端末から前記管理コンピュータにアクセスし、各被験者に固有の被験者識別情報の発行を受け、前記回答者端末は、被験者本人によるYesで回答された質問カードの尺度別枚数を、前記被験者識別情報とともに、前記管理コンピュータに送信し、被験者本人による回答に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信する一方、前記被験者識別情報を知らされた他人によって、前記被験者を想定してYesで回答された質問カードの尺度別枚数が、前記被験者識別情報とともに前記管理コンピュータに送信されると、前記被験者本人の回答者端末は、該他人による回答に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信することを特徴とする。
これにより、他人が自分をどう見ているか、自己評価と対比させて容易に知ることができる。
請求項2に記載の発明において、尺度ごとのYesで回答された質問カードの枚数に基づく性格診断のための場合分け総数を、所定範囲内に絞り込んでもよい。この場合、尺度ごとのYesで回答された質問カードの枚数の多寡に応じて、各尺度を3つのランクに振り分け、枚数が多ければA(高)、少なければC(低)、それ以外をB(中)とし、AランクおよびCランクに着目して性格診断をしてもよい。
これにより、極めて特異な性格の人や、質問に考えずに答えるような不真面目な被験者を除外し、意味のある性格診断結果を提供できる。
また、回答結果に基づく性格診断のための分類をいくら細分化しても、専門家でない人間には解釈が困難なだけである。そのため、性格診断のための分類の場合分けの数を減らし、解釈の容易化を図るものである。
さらに、請求項2に記載の発明において、被験者本人の行った回答に基づく性格診断結果と他人の行った回答に基づく性格診断結果の両者を、前記被験者の回答者端末の画面に表示させてもよく、複数の他人の回答に基づく性格診断結果の平均値を本人による性格診断結果と対比させてもよい。
これにより、自分の性格に対する自己評価と他人からの評価とのギャップが一目瞭然となる。さらに、複数の他人による平均値が得られるので、他人による評価も、より客観的になる。なぜなら、本人と相性のよい人、あるいは、本人に憎悪や嫉妬といった悪感情を持っている人を評価者とすると、判断に偏りが生じがちであるので、複数の他人による平均値を求めることによって偏りを消去できる。その結果、信頼できる他人からの評価が得られる。
前記の性格診断用カードツールを使用する発明において、前記尺度は5種類あり、各尺度はエゴグラムの自我状態である“CP”、“NP”、“A”、“FC”および“AC”のそれぞれに類似し、各尺度に属する質問カードの枚数を5枚としてもよい。
これにより、経験的に妥当な性格診断ができる。なぜなら、“CP”、“NP”、“A”、“FC”および“AC”を尺度とするエゴグラムは、医療現場での使用が定着しているからである。また、質問カードの枚数が多すぎると、被験者に負担を感じさせ、やってみる意欲を喪失させかねない。なお、下記の実施形態におけるキャラクタ第一型は、“CP”に類似する。同様に、キャラクタ第二型以降は、順に“NP”、“A”、“FC”、“AC”に類似する。
また、前記質問カードに記載された質問文の文字数は10文字程度とし、質問記載面の裏面には、その質問カードが属する尺度の特徴を表すイラストを描いてもよい。
これにより、質問を読んで瞬時に回答することも可能であり、全問を回答する時間が短くてすむ。また、イラストの描かれている面だけを眺めても、性格のおおよそのところが判断できる。
さらに、Yesで答えることのできる前記質問カードの枚数を、所定範囲内に制限してもよい。
これにより、特異な性格を排除できるので、意味のある性格診断をなしうる。
ちなみに、全部の質問に対してYesあるいはNoと答える人はきわめて稀である。本出願人が約2000人を対象に調査を試みたところ、このような極端な回答をする人は皆無であった。
前記の目的を達するためには、次のような、性格診断用カードツールを用いない発明であってもよい。すなわち、インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、被験者本人は回答者端末から管理コンピュータにアクセスし、各被験者に固有の被験者識別情報の発行を受け、前記回答者端末は、前記管理コンピュータから送信されてくる質問文に対し、被験者本人によるYes(肯定)かNo(否定)のいずれかで回答した結果と前記被験者識別情報とを前記管理コンピュータに送信し、該被験者本人の回答結果に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信するとともに、前記被験者識別情報を知らされた他人の回答者端末が、前記管理コンピュータに接続し、送信されてくる質問文に対して、前記被験者を想定してYesかNoのいずれかで回答した結果を、前記被験者識別情報とともに前記管理コンピュータに送信すると、前記管理コンピュータは、該他人の回答結果に基づく性格診断結果を、被験者本人の回答者端末に送信することを特徴とする発明でもよい。
また、本人および他人の回答結果に基づく性格診断結果の両者が前記管理コンピュータから前記被験者の回答者端末に送信される場合、送信されるデータには、本人と他人とでは異なる回答をした質問文が含まれてもよい。
これにより、自分の性格に対する自己評価と他人による評価とのギャップとが詳細になる。つまり、同一尺度に属するYesの回答数が同じでも、Yesと答えた質問文の内容に違いがあれば、その違いを手掛かりとして一層精緻な分析ができることになる。
本発明によれば、使用も分析も容易であって、幅広い年齢層に利用されうる。
たいていの人が日常的に携帯する携帯電話と、衣服のポケットに入れられるほど携帯性に富むトランプ類似の形態をしたカードツールがあれば、いつでもどこでも性格診断ができる。
また、書き込み不要なので、何度でも繰り返し実施できる。
さらに、他人が自分のことを、どのように見ているかを容易に知ることができる。
〔第1の実施形態〕
図1に、この実施形態のシステムの全体構成を示す。
本発明では、自分あるいは他人の性格を診断するために質問への回答をする者(以下、「回答者」という)は、回答者端末1を持つことが前提である。回答者端末1とは、携帯電話でもPDAでもパソコンでもよく、インターネット等の有線・無線の通信回線Nを介して、管理コンピュータ2にアクセスできるものであればよい。回答者端末1の代表的なものとして携帯電話があるので、以下の説明では、「回答者端末1」という代わりに「携帯電話1」と表現する。また、第1の実施形態では、携帯電話1はバーコード読み取り機能を有していることが前提である。
この第1実施形態では、各回答者が、性格診断用カードツール3を持っていることを前提とする。
性格診断用カードツール3は、複数枚の質問カード4と、複数枚のサイト誘導カード5からなる。回答者は、質問カード4を使って得た結果を、サイト誘導カード5に印刷されたバーコードを携帯電話1に読み込ませることにより、管理コンピュータ2に送信し、管理コンピュータ2が性格診断結果を表示した文章や図などを携帯電話1に返信する。
次に、質問カード4とサイト誘導カード5について、詳しく説明する。
図2は、性格診断用カードツール3に含まれる全カードの一覧表である。
性格診断用カードツール3は、尺度を「キャラクタ第一型」〜「キャラクタ第五型」の5種類に分類している。各種類につき、質問カード4が5枚、サイト誘導カード5が1枚含まれている。
質問カード4の一方の面には、図3のように、質問文が記され、他方の面には、図4のようなイラストが描かれている。
ここで、質問文は、いずれも10文字程度の平易な文にすることが望ましい。
また、イラストは、該当する尺度を直感させるものが望ましい。Yesと回答したカードのイラストと、その枚数を眺めるだけで、性格のおおよそが推測できるようにするためである。
これらの質問カード4に記された質問文に対しては、YesかNoで答えることをルールとする。図2の例では、質問文が合計25個あるが、Yesで答える質問カード4の枚数合計を、例えば13枚〜18枚といったように強制的に制限することが望ましい。全部をYesあるいは全部をNoで答える人は極めて特異な人であるか、質問に対し真面目に回答していない人であると考えられる。このような人を対象に性格診断を行っても意義はない。そのため、Yesで回答する枚数を制限することが適当である。
質問カード4を、YesかNoに振り分けた上で、Yesと回答した質問カード4の質問文記載面を下に向けると、イラストが描かれた裏面が上になる。このとき、イラストを手がかりにカウントすれば、尺度毎のYesで回答したカード枚数を迅速に、しかも楽しみながら数えられる。
次に、サイト誘導カード5について説明する。
図5は、尺度「キャラクタ第一型」に属するサイト誘導カード5である。これは、「キャラクタ第一型」という尺度に属する質問文にYesと答えた枚数が他の尺度よりも多い場合に使用される。なお、請求項1にいう第1尺度とは、該サイト誘導カードが属する尺度のことなので、図5の例では、「キャラクタ第一型」が第1尺度である。
「キャラクタ第一型」以外の4つの尺度(「キャラクタ第二型」〜「キャラクタ第五型」)に対応したバーコード6が1つずつ記されている。なお、これらの第1尺度以外の4つの尺度が、請求項1にいう第2尺度である。
各バーコード6には、第1尺度と第2尺度を除いた3つの尺度に対応したURLが書き込まれている。図5の例では、第1尺度「キャラクタ第一型」のサイト誘導カード5に記載の4つの第2尺度から「キャラクタ第二型」を選択すると、残る尺度は、「キャラクタ第三型」、「キャラクタ第四型」と「キャラクタ第五型」の3つであり、これら尺度のそれぞれに対応したURLが携帯電話1の画面に表示される。なお、バーコードの種類は、一次元バーコードでも二次元バーコードでもよく、特に限定しない。
要は、サイト誘導カード5のURLに関する情報を携帯電話1が読み取って、管理コンピュータ2が管理する適切な性格診断サイトへ誘導されればよい。
続いて、管理コンピュータ2について、図6に示すブロック図を参照しながら説明する。
管理コンピュータ2は、通信I/F部7、制御部8、記憶部9を備える。
記憶部9には、性格診断結果記憶部10、Webページデータ記憶部11を含む。性格診断結果記憶部10には、回答者から送信されてくる回答結果データのそれぞれに対応した診断結果を表す文章や図などが格納されている。Webページデータ記憶部11には、バーコード6に書き込まれたURLに対応するWebページデータが格納されている。記憶部9には、回答結果データを送ってくる回答者に関するログ等を記憶させてもよい。この記憶部9は、記憶対象となるデータの種類に応じて、RAM、ROM、あるいはハードディスクなどの外部補助記憶媒体で実現する。管理コンピュータ2とは独立したコンピュータをデータベースサーバとして利用してもよい。
また、記憶部9には、回答者の携帯電話1から送信されてくるデータを入力として、性格診断を行い、診断結果を携帯電話1に送信するという一連の処理、並びに付随する処理を管理コンピュータ2に実行させるためのコンピュータプログラムも記憶されている。
制御部8は、回答者の携帯電話1から送信されてくる回答結果データを受信し、性格診断結果記憶部10から該当する診断結果表示を取得するとともに、Webページデータ記憶部11から回答者の指定したURLに対応するページデータを取得し、回答者の携帯電話1に送信するという一連の処理の実行を制御する。
この制御部8の各種機能は、記憶部9からメモリ上にダウンロードしたコンピュータプログラムの各命令コードを図示しないCPUが実行することで実現される。ただし、その機能の一部をハードウェアで分担してもかまわない。
性格診断の流れについて、以下に説明する。
回答者は、すべての質問カード4について、YesまたはNoで答え、Yesと回答したものをイラスト面を上にして選り分けておく。同一尺度に属する質問、つまり、同じ傾向の質問が連続しないように、全部の質問カード4をシャッフルしてから答えるようにしてもよい。いずれにしろ、答える質問の順序は適当でよい。
尺度別にYesで回答した質問カード4の枚数をカウントする。ここで、必要となるデータは、枚数の絶対値ではなく、枚数が最も多かった尺度、二番目に多かった尺度、および最も少なかった尺度という3つの情報である。
続いて、最多尺度のサイト誘導カード5を取り出し、二番目に枚数の多い尺度に対応したバーコード6を携帯電話1で読み取る。残りの3尺度のそれぞれに対応したURLが携帯電話1の画面に表示されるので、最少枚数の尺度に対応したURLを選択する。携帯電話1は、通信回線Nを介して、管理コンピュータ2にアクセスする。管理コンピュータ2の制御部8は、特定されたURLに基づいて、記憶部9から診断結果表示とWebページデータを抽出し、通信I/F部7、通信回線Nを介して、携帯電話1に返送する。回答者は、自分で分析しなくても、携帯電話1の画面に表示された診断結果を読むだけでよい。つまり、回答者は、質問カード4への回答と枚数のカウント、および携帯電話1の操作さえすれば、分析という作業を自らしなくてもすむ。
この実施形態では、Yesで回答した質問カード4の枚数によって最多の尺度、二番目に多い尺度、最少の尺度の組合せ、つまり、尺度間のバランスによって性格を診断する。
最多の尺度は5とおりあり、最多の尺度がひとつに決まれば、二番目に多い尺度は4とおりあり、最多と二番目が決まれば、最少の尺度は3とおりあることになる。したがって、性格診断のための分類は、5×4×3=60通りある。
3番目、4番目に多い尺度を考慮しなかったのは、性格診断のための分類を多くしすぎても、必ずしも意味ある情報が得られるとはかぎらないので、絞込みを図ったのである。
ただし、2番目に多い尺度を考慮したのは、次の理由による。
人は、ある人の性格を説明するとき、その人の持つ最も強い「自我」(例えば、あの人は、厳しい人とか、あの人は、慎重な人とか、など)を使って説明する。しかし、何らかの理由(例えば、上司から叱責された、逆境にある等)によって、それが使えないとき、人は、二番目に強い自我を使うことが、行動科学の研究で明らかになっている。そのため、二番目に強い自我に対応すると考えられる2番目に多い尺度を無視したのでは、妥当な判断が出来ないからである。
この実施形態では、5つの尺度間で、Yesで回答された質問カード4の枚数の多寡、つまり尺度間のバランスの問題が意味を持つ。ところで、Yesと回答した質問カードの枚数が最多の尺度が複数ある、といったこともありうる。その場合は、回答者が質問文の内容を考慮して、いずれの尺度を最多尺度にするかを主観で決める等の対応をすればよい。
この実施形態は、性格診断用カードツール3と携帯電話1を持っていれば、いつでもどこでも性格診断を行える。自分の性格を自分で診断するためにこのシステムを利用してもよいが、知人等の他人の性格を診断するために利用することもできる。その場合回答者は、あの他人ならば、この質問にはYes(あるいはNo)が該当するであろうと、その他人のことを思い浮かべながら、質問カード4に答えていくわけである。管理コンピュータ2が送信してくる診断結果は、友人や職場の上司等との付き合い方の指針となりうる。
このように、この実施形態のシステムは、使用法も分析も簡便であり、何度でも繰り返すことができ、自分を対象とするだけでなく、知人や友人を対象として繰り返し利用することができる。
〔第2の実施形態〕
図7に、この実施形態のシステムの全体構成を示す。
この第2実施形態では、被験者本人と1人以上の他人のもつ複数の携帯電話21を想定している点、性格診断用カードツール3は、複数の質問カード4から成ればよく、サイト誘導カード5は必要としないので、携帯電話21は、バーコード読み取り機能は必須ではない点が第1実施形態と異なる。しかし、第1実施形態と構成の多くは同一であり、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
被験者本人の携帯電話21Aと他人の携帯電話21Bは、通信回線Nを介して、管理コンピュータ22と接続している。図8には、管理コンピュータ22のブロック図を示す。
管理コンピュータ22は、ユーザ情報記憶部23を備える。被験者の被験者IDは、このユーザ情報記憶部23に記憶される。他に、必要に応じて、被験者のメールアドレスを含む個人情報も記憶する。さらに、被験者本人や他人による回答結果を保存しておいてもよい。
以下、この実施形態における性格診断の流れを説明する。
被験者は自分の携帯電話21Aから、管理コンピュータ22が管理する性格診断のためのサイトにアクセスし、被験者IDを取得するとともに、同時に自分のメールアドレスを登録しておく。ユーザ情報記憶部23は、被験者IDとメールアドレスとを対応づけて記憶しておく。なお、被験者IDは、請求項2、請求項11にいう被験者識別情報に相当する。
全部の質問カード4にYesあるいはNoのいずれかで回答する。尺度ごとのYesで回答した枚数をカウントする。第1の実施形態と同様に、Yes回答のカード枚数に制限を設けるとよい。
携帯電話21Aは、管理コンピュータ22に、尺度ごとのYesで回答したカード枚数を、被験者IDとともに送信する。管理コンピュータ22が管理する性格診断のためのサイトにて、送信された枚数に関する情報を分析し、その結果を登録済みのメールアドレス宛に送信する。通常、被験者本人の携帯電話21Aで診断結果を受信できる。
他人が、自分のことをどのように見ているのか、知りたいならば、当該他人に、口頭あるいはメール等なんらかの手段によって、自分の被験者IDを教えるとよい。
当該他人に、自分のことを思い浮かべながら、質問カード4にYesかNoで回答してもらい、尺度別のYesで回答した枚数を、自分の被験者IDとともに、当該他人の携帯電話21Bから、管理コンピュータ22に送信してもらう。
性格診断のためのサイトは、他人による回答結果に基づき分析し、その結果を、被験者IDと対応づけて登録済みのメールアドレス宛(つまり、通常は被験者本人の携帯電話21A宛)に返送する。これにより、被験者本人は、他人の回答に基づく性格診断結果を得ることができる。
この場合、単に他人の回答に基づく診断結果を送信し、携帯電話21Aの画面に表示させるだけではなく、本人の回答に基づく診断結果もあわせて送信し、対比しうるように表示させることが好ましい。つまり、予め自分の回答により得た診断結果と他人の回答による診断結果との差異が明らかになるわけである。そのためには、ユーザ情報記憶部23に被験者IDと対応づけて、本人あるいは他人の回答結果、あるいは診断結果を記憶させておくとよい。複数の他人の回答に基づく回答結果が記憶されているならば、尺度別にYesの枚数の平均値について分析をし、その結果を携帯電話21Aの画面に表示させてもよい。例えば、3人の他人が、ある尺度について、それぞれ、5枚、3枚、4枚と回答した場合、その尺度の枚数は4(=(5+3+4)/3)枚であるものとして分析をする。
この実施形態は、他人が自分をどう見ているかを知りたいという誰もがもつ願望を満たすものである。
性格診断用カードツール3と携帯電話21を持っている知人に、自分の被験者IDを教え、質問への回答を適宜依頼すればよい。
あるいは、自己啓発などのサークルで複数人が集まったときに、同席した仲間を対象として行ってもよい。一種のグループカウンセリングに近いが、回答の分析は、管理コンピュータ22が行うので、カウンセラーのような指導者の存在は不要である。通常のカウンセリングでは、権威者と被験者との境がありがちで、権威者への信頼感の有無などが微妙な影響をもたらす。しかし、この実施形態では、そのような懸念は不要である。
この実施形態では、尺度別の枚数に基づいて分析を行う。各尺度の枚数は5枚から0枚までの6通りある。尺度は5つあるので、最大で7776(=6の5乗)に場合分けできる。しかし、専門家でない者にとって、このような細分化の意義は乏しい。
そのため、枚数を“多い”、“多くも少なくもない”および“少ない”の3ランクに分けて、それぞれをAランク、Bランク、Cランクと呼ぶことにする。例えば、5枚か4枚をAランク、3枚をBランク、2枚、1枚あるいは0枚をCランクとする。各ランクの枚数は、適宜運用状況などに基づき可変にしてもよい。なお、Aランクとは、Yesの枚数が多いことから、当該尺度の意味する自我の傾向を強く持っているので、“強い”あるいは“高い”と言い換えてもよい。同様に、Cランクは、“弱い”あるいは“低い”と言い換えてもよい。
このように、各尺度をA、B、Cの3ランクに場合分けすると、最大で243(=3の5乗)通りとなる。しかし、これでも非専門家にとっては細分化しすぎると考えられる。
したがって、場合分けを絞り込みたい。絞込みの方法としては、いろいろと考えうるが、以下に示す例もその一つである。
まず、Aランクに属する尺度の個数にのみ着目する。Aランクに属する尺度が5つある場合の数は、1とおりである。Aランクの尺度が4つ有る場合は、5尺度のいずれか1つがAランク以外なので、場合の数は5とおりである。同様に、Aランクに属する尺度が3つ、2つ、1つの場合は、それぞれの場合の数は、10とおり、10とおり、5とおりである。以上から、Aランクに属する尺度の個数にのみ着目した場合の数は、31(=1+5+10+10+5)通りである。なお、Aランクに属する尺度がゼロの場合は、考慮しない。
次に、Cランクに属する尺度の個数にのみ着目する。Aランクと同様の考え方により、Cランクに属する尺度の個数は、ゼロの場合を無視すると、5個から1個までなので、場合の数の合計は、31(=1+5+10+10+5)通りである。
例えば、尺度の順番を考えたときのランクが{A,B,A,C,B}であるとする。Aにのみ着目し、{A,*,A,*,*}に対応する解釈と、Cにのみ着目し、{*、*、*、C,*}に対応する解釈を組み合わせ、それぞれの解釈を記述した説明文や図等をマージして携帯電話21に送信すればよい。なお、*印に対応する尺度は、考慮しなくてよいことを意味する。
ただし、すべての尺度のランクがBである場合は、上記の62通りのいずれからも解釈ができない。そのため、全部がBである場合は、“万事に平均的な”ときの解釈と説明文等を用意しておく。このようにすれば、すべての組合せに対応できる。
〔第3の実施形態〕
第2の実施形態では、Yesで回答した質問カード4の枚数に基づいて性格診断をするものである。Yesに対応する質問カード4の質問文を管理コンピュータに送信することは、携帯電話の読み取り機能などを使えばできなくはないが、使い勝手が悪い。そのため、この実施形態では、図9に示すように、性格診断用カードツール3を用いずに、携帯電話21と管理コンピュータ32とを通信回線Nで接続することによって、性格を診断しようとするものである。
この実施形態の管理コンピュータ32は、性格診断用カードツール3の質問カード4と同様の情報を格納した記憶手段にアクセス可能であることを必須とする点で、第1の実施形態および第2の実施形態の管理コンピュータと相違する。
その他の構成の多くは第2実施形態と同一であり、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、制御部8は、質問データ記憶部33を参照し、質問カード4と同等の情報を取得する。質問カード4と同等の情報(以下、「質問データ」)とは、尺度および属する5つの質問文のことである。管理コンピュータ32は、通信I/F部7、通信回線Nを介して、質問データを携帯電話21に送信すると、携帯電話21のWebページ表示機能は送信されてきた質問データを表示する。
表示例は、図11に示すようなものが考えられる。つまり、この実施形態では、質問カードを使ってYesとNoに振り分けるかわりに、携帯電話21の画面上でYesに該当する質問文を選択して、この選択情報を管理コンピュータ32に送信するものである。したがって、ある尺度に属するYesの質問の個数だけでなく、Yesと答えた項目の内容、つまり質問文までもが分析対象となる。
次に性格診断の流れについて、説明する。
被験者は自分の携帯電話21Aから、管理コンピュータ32が管理する性格診断のためのサイトにアクセスし、被験者IDを取得するとともに、同時に自分のメールアドレスを登録しておく。ユーザ情報記憶部23は、被験者IDとメールアドレスとを対応づけて記憶しておく。以後、携帯電話21が管理コンピュータ32にアクセスするときは、他の送信データとともに被験者IDも送信するようにする。
被験者IDの取得とメールアドレスの登録をしておけば、以後、管理コンピュータ32にアクセスして、質問データの送信を要求すれば、何度でも繰り返し性格診断ができる。携帯電話21の画面上、Yesで回答する質問文を選択し、管理コンピュータ32に送信する。選択の方法としては、例えば、図11のラジオボタン34のクリックなども一つの方法である。
また、Yesで回答する質問の個数に制限を設けている場合は、制限範囲内に無い場合、警告を表示し、Yesの個数が適正な範囲内に収まるまでは、管理コンピュータ32にデータを送信しないようにしてもよい。
管理コンピュータ32は、被験者本人からの回答結果データを受信した時点で、診断結果を携帯電話21Aに送信してもよい。しかし、第2実施形態と同様に、この実施形態は、他人による回答結果データが取得できたときに、その特徴が発揮できる。特徴とは、自分についての自己評価と他人の評価とのギャップを知ることができるということである。しかも、この実施形態では、第2実施形態に比べ、ギャップのより詳細な内容を知ることができる。この点につき、以下に説明する。
他人が、自分のことをどのように見ているのか、知りたいならば、当該他人に、口頭あるいはメール等なんらかの手段によって、自分の被験者IDを教える。
当該他人の携帯電話21Bの画面に表示される質問に対し、YesかNoで回答してもらい、自分の被験者IDとともに、管理コンピュータ32に送信してもらう。
管理コンピュータ32は、当該他人の回答結果に基づく診断結果と先に取得していた被験者本人の回答に基づく診断結果とを対比し、その結果を、被験者IDと対応づけて登録済みのメールアドレス宛(つまり、通常は本人の携帯電話21A宛)に返送する。これにより、被験者本人は、自分の性格についての自分と他人の見方のギャップを知ることができる。
図12に示す例では、問題文の左側の欄35には本人がYesと答えた質問に対し、マークが付されている。問題文の右側の欄36には、他人がYesと答えた質問に対し、マークが付されている。尺度「キャラクタ第一型」に属するYesの枚数は、自他ともに2枚であって、第2の実施形態では、ギャップが検出できない。しかし、この実施形態では、Yesで答えた質問文が相違していることがわかる。例えば、自分では、「甘えん坊ではない」と思っていても、当該他人は、「甘えん坊である」と思っていることがわかる。
なお、第2実施形態と同様に、尺度ごとの枚数を考慮した診断結果も管理コンピュータ32から得られることは言うまでもない。この実施形態では、自分と他人とで回答が異なる質問文に関する情報も併せて得られる点に特徴があるのである。
もし複数の他人の回答に基づいた診断結果が得られるならば、図13の欄37のように、複数人についての集計値を表示してもよい。例えば、「甘えん坊かも」という質問に対し、“2(5)”とあるのは、5人のうち2人が「甘えん坊である」と思っていることを示す。“2(5)”のかわりに“0.4”と、平均値を表示してもかまわない。要は、自他のギャップが容易に分かるような表示であればよい。
同じ尺度に属する質問の個数が同じでも、質問の内容の異同まで分析対象になるので、より精緻な性格診断が可能となる。したがって、この実施形態は、他人が自分をどう思っているかを知りたいという願望を、より一層満足させるものである。
前記の第2実施形態および第3実施形態では、被験者IDと被験者のメールアドレスとを管理コンピュータ側に記憶させている。しかし、被験者IDを記憶させておくだけでも、よい。そのためには、被験者本人と他人のいずれもが回答を送信する場合、及び被験者本人が性格診断結果を受信する場合、管理コンピュータの性格診断サイトにアクセスする際に、被験者IDの入力を必須とするような実装が考えられる。あるいは、被験者IDに代えて、被験者の一人一人が専用のURLを配布されるような実装としてもよい。
なお、前記のように開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。したがって、種々の変形が可能である。しかし、その変形が特許請求の範囲に記載された技術思想に基づくものである限り、その変形は本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のカードツールや性格診断システムは、自己啓発セミナーなどにおいて利用することができる。


第1の実施形態のシステム構成を示す図である。 性格診断用カードツールの内容を説明する図である。 質問カードの質問文記載面を例示する図である。 質問カードのイラストを記載した裏面を例示する図である。 サイト誘導カードのバーコードを回答者端末で読み取ることを説明する図である。 第1の実施形態の管理コンピュータの機能ブロック図である。 第2の実施形態のシステム構成を示す図である。 第2の実施形態の管理コンピュータの機能ブロック図である。 第3の実施形態のシステム構成を示す図である。 第3の実施形態の管理コンピュータの機能ブロック図である。 第3の実施形態における質問文の画面表示例を示す図である。 第3の実施形態における本人および他人の回答結果におけるギャップの表示例を示す図である。 第3の実施形態における本人および複数の他人の回答結果におけるギャップの表示例を示す図である。
符号の説明
1 回答者端末
2 管理コンピュータ
3 性格診断用カードツール
4 質問カード
5 サイト誘導カード
6 バーコード
21、21A,21B 回答者端末
22 管理コンピュータ
32 管理コンピュータ

Claims (14)

  1. 性格診断用カードツールと、インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、
    前記管理コンピュータは、性格診断を実施する性格診断サイトを管理する機能を有し、
    前記性格診断用カードツールは、
    人間の自我状態を3種類以上の複数の尺度に分けたうえで、尺度毎に同数の質問カードと1枚のサイト誘導カードを有し、
    各質問カードには、Yes(肯定)かNo(否定)のいずれかで答える質問文が記載され、
    各サイト誘導カードには、該サイト誘導カードが属する第1尺度を除く4つの第2尺度に対応したバーコードが記載され、各バーコードには、第1尺度と第2尺度以外の3つの尺度と対応づけたURLが書き込まれ、
    回答者が行ったすべての前記質問カードへの回答の結果、Yesで回答された質問カードの枚数が最多の第1尺度に対応するサイト誘導カードに記載された前記バーコードから、Yesで回答された質問カードの枚数が2番目に多い第2尺度に対応するバーコードが回答者端末を用いて読み込まれ、該回答者端末の画面に表示されたURL一覧から、Yesで回答された質問カードの枚数が最少の尺度に対応するURLが指定されると、
    前記回答者端末は、前記管理コンピュータが管理する該URLで特定される前記性格診断サイトにアクセスし、Yesで回答された質問カードの枚数が最多の尺度、二番目に多い尺度、および最少の尺度の組合せに基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信することを特徴とする性格診断システム。
  2. 性格診断用カードツールと、インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、
    前記管理コンピュータは、性格診断を実施する性格診断サイトを管理する機能を有し、
    前記性格診断用カードツールは、
    人間の自我状態を3種類以上の複数の尺度に分けたうえで、各尺度に同数の質問カードを含み、各質問カードには、Yes(肯定)かNo(否定)のいずれかで答える質問文が記載されている一方、
    被験者本人は回答者端末から前記管理コンピュータにアクセスし、各被験者に固有の被験者識別情報の発行を受け、
    前記回答者端末は、被験者本人によるYesで回答された質問カードの尺度別枚数を、前記被験者識別情報とともに、前記管理コンピュータに送信し、被験者本人による回答に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信する一方、
    前記被験者識別情報を知らされた他人によって、前記被験者を想定してYesで回答された質問カードの尺度別枚数が、前記被験者識別情報とともに前記管理コンピュータに送信されると、前記被験者本人の回答者端末は、該他人による回答に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信することを特徴とする性格診断システム。
  3. 尺度ごとのYesで回答された質問カードの枚数に基づく性格診断のための場合分け総数を、所定範囲内に絞り込むことを特徴とする請求項2に記載の性格診断システム。
  4. 尺度ごとのYesで回答された質問カードの枚数の多寡に応じて、各尺度を3つのランクに振り分け、枚数が多ければA(高)、少なければC(低)、それ以外をB(中)とし、AランクおよびCランクに着目して性格診断をすることを特徴とする請求項3に記載の性格診断システム。
  5. 前記管理コンピュータは、被験者本人の行った回答に基づく性格診断結果と他人の行った回答に基づく性格診断結果の両者を、前記被験者の回答者端末の画面に表示させることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1に記載の性格診断システム。
  6. 被験者本人以外の複数の他人の回答に基づく性格診断結果の平均値を、本人による性格診断結果と対比させることを特徴とする請求項5に記載の性格診断システム。
  7. 前記尺度は5種類あり、各尺度はエゴグラムの自我状態である“CP”、“NP”、“A”、“FC”および“AC”のそれぞれに類似し、各尺度に属する質問カードは5枚であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の性格診断システム。
  8. 前記質問カードに記載された質問文の文字数は10文字程度であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の性格診断システム。
  9. 前記質問カードの質問文が記載された面の裏面には、その質問カードが属する尺度の特徴を表すイラストが描かれていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載の性格診断システム。
  10. Yesで答えることのできる前記質問カードの枚数を、所定範囲内に制限することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1に記載の性格診断システム。
  11. インターネットを介して接続する回答者端末と管理コンピュータからなる性格診断システムであって、
    被験者本人は回答者端末から管理コンピュータにアクセスし、各被験者に固有の被験者識別情報の発行を受け、
    前記回答者端末は、前記管理コンピュータから送信されてくる質問文に対し、被験者本人によるYes(肯定)かNo(否定)のいずれかで回答した結果と前記被験者識別情報とを、前記管理コンピュータに送信し、該被験者本人の回答結果に基づく性格診断結果を前記管理コンピュータから受信するとともに、
    前記被験者識別情報を知らされた他人の回答者端末が、前記管理コンピュータに接続し、送信されてくる質問文に対して、前記被験者を想定してYesかNoのいずれかで回答した結果を、前記被験者識別情報とともに前記管理コンピュータに送信すると、前記管理コンピュータは、該他人の回答結果に基づく性格診断結果を、被験者本人の回答者端末に送信することを特徴とする性格診断システム。
  12. 被験者本人および他人の回答結果に基づく性格診断結果の両者が前記管理コンピュータから前記被験者の回答者端末に送信される場合、送信されるデータには、本人と他人とでは異なる回答をした質問文が含まれることを特徴とする請求項11に記載の性格診断システム。
  13. 人間の自我状態を複数の尺度に分け、各尺度に対応した質問文であってYes(肯定)かNo(否定)で答えるものを尺度ごとに同じ個数だけ用意し、
    Yesの回答が最多の質問文の属する尺度、二番目にYesの回答が多い質問文の属する尺度、およびYesの回答が最少の質問文の属する尺度の組合せに基づく性格診断を行うことを特徴とする性格診断方法。
  14. 被験者は、回答者端末から、性格診断システムが搭載された管理コンピュータにアクセスし、被験者識別情報の発行を受けておくとともに、
    人間の自我状態を示す複数の尺度に対応した質問文であって、尺度ごとに同じ個数だけ用意されたものに対し、Yes(肯定)かNo(否定)で回答した結果を、前記被験者識別情報とともに、被験者の回答者端末から管理コンピュータに送信する一方、
    前記被験者識別情報を知らされた他人が、前記被験者を想定して各質問文にYesかNoで回答した結果が、前記被験者識別情報とともに前記管理コンピュータに送信されると、
    被験者本人の回答結果に基づく性格診断結果および前記他人の回答結果に基づく性格診断結果の両者が、前記管理コンピュータから被験者本人の回答者端末に送信されることを特徴とする性格診断方法。


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