JP2007224906A - エンジンシステム、空気吸入および非空気吸入兼用エンジンアッセンブリ、エンジンアッセンブリに使用されるアッセンブリ、単段軌道移動式乗物システム、ならびに軌道への乗物移動システム - Google Patents
エンジンシステム、空気吸入および非空気吸入兼用エンジンアッセンブリ、エンジンアッセンブリに使用されるアッセンブリ、単段軌道移動式乗物システム、ならびに軌道への乗物移動システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】水平離陸および水平着陸に適した乗物に使用可能な単段軌道移動エンジンシステムを提供する。
【解決手段】エンジンアッセンブリは、テールコーン部およびバイパスダクトを有するガスタービンエンジンと、ガスタービンエンジンのテールコーン部に配置されたロケットエンジン燃焼アッセンブリと、開位置でガスタービンエンジンのバイパスダクトに、 閉位置でロケットエンジンの燃焼アッセンブリに選択的に係合される可動ノズルセグメントサブアッセンブリと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンアッセンブリは、テールコーン部およびバイパスダクトを有するガスタービンエンジンと、ガスタービンエンジンのテールコーン部に配置されたロケットエンジン燃焼アッセンブリと、開位置でガスタービンエンジンのバイパスダクトに、 閉位置でロケットエンジンの燃焼アッセンブリに選択的に係合される可動ノズルセグメントサブアッセンブリと、を備える。
【選択図】図2
Description
本願は、エンジンシステムに関し、特に、空気吸入運転および非空気吸入運転の両方で使用できるエンジンアッセンブリに関する。
宇宙への移動には、従来、乗物を軌道に送るために垂直方向への離陸が用いられている。垂直離陸する乗物には、燃料および貨物を含めた通常数百万ポンドとなる静止した乗物の慣性に勝るのに十分な推力(スラスト)を生じさせるために、制御された爆発が利用されている。そのような垂直離陸によって生じる応力は、驚異的な大きさである。
そのような応力により、構成要素を再利用することが制限されてしまい、また飛行中に構成要素が故障する可能性が生じてしまう。歴史的に、垂直離陸する乗物は、商用ジェット機と同程度の安全性および信頼性を達成していない。さらに、再利用可能なシャトルクラフトであっても、放出後の回収または処分が困難である高価なブースタロケットを使用している。
安全性および信頼性が高く、かつコスト効果の高い、宇宙への移動を提供することが望ましい。したがって、本発明は、水平離陸および水平着陸に適した乗物に使用することができる単段での軌道移動(単段軌道移動:single−stage−to−orbit)のエンジンシステムを提供する。
本発明によるエンジンアッセンブリは、テールコーン部およびバイパスダクトを有するガスタービンエンジンと、ガスタービンエンジンのテールコーン部に配置されたロケットエンジン燃焼アッセンブリと、開位置でガスタービンエンジンのバイパスダクトに選択的に係合可能であり、かつ閉位置でロケットエンジン燃焼アッセンブリに選択的に係合可能な可動ノズルセグメントサブアッセンブリと、を備える。
一般に、本発明は、水平離陸および水平着陸に適した乗物に使用可能な単段軌道移動エンジンシステムを提供する。該エンジンシステムは、一体型の空気吸入および非空気吸入推進システムを提供する。従来の水平離陸は、エンジンシステムが空気吸入式のガスタービンエンジンのように動作するため実現する。適切な高度およびスピードに到達すると、エンジンシステムは、非空気吸入式のロケットエンジンのような運転に移行し、乗物をさらに軌道へと推進させる。エンジンを、空気吸入運転から非空気吸入運転、または非空気吸入運転から空気吸入運転に移行させるために、転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリを使用する。
本明細書で使用する「単段軌道移動」という用語は、エンジンまたは燃料供給コンポーネントが、離陸および軌道への上昇中に投棄されないことを意味している。宇宙は、高度100km(62マイル)から始まるとみなされている。本発明は、微少重力が存在する、約120〜500kmまたはそれ以上の軌道高度への移動に関する。本発明のエンジンシステムは、極超音速以下のスピード(すなわち、約マッハ9未満のスピード)で使用され得る。
図1Aおよび図1Bは、開位置と閉位置との間で選択的に移動するコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102を備えるエンジンシステム100の斜視図である。図1Aでは、ノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102は、エンジンシステム100の空気吸入運転に適した開位置にある。図1Bでは、ノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102は、エンジンシステム100の非空気吸入運転に適した閉位置にある。
図2は、概して、ガスタービンエンジンアッセンブリと、ロケットエンジンアッセンブリと、コンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102と、を備えるエンジンシステム100の概略図である。
ガスタービンエンジンアッセンブリは、従来のガスタービンエンジン、例えば、のPratt&Whitney社(米国コネチカット州イーストハートフォード)から入手可能なPW4000シリーズの航空機エンジンとすることができる。ガスタービンエンジンアッセンブリは、ノーズコーン110と、ファン112と、ファン収容構造部114と、低圧圧縮機サブアッセンブリ116と、高圧圧縮機サブアッセンブリ118と、高圧タービンサブアッセンブリ120と、低圧タービンサブアッセンブリ122と、エンジン中心線CLに設けられた軸アッセンブリ124と、バイパスダクト126と、タービン排気ケース128と、を備える。テールコーン部130は、ガスタービンエンジンアッセンブリの後端部において、タービン排気ケース128に隣接して配設される。
ロケットエンジンアッセンブリは、従来のロケットエンジン、例えば、Pratt&Whitney社から入手可能なRL60またはRL10B−2などの極低温ロケットエンジンとすることができる。ロケットエンジンアッセンブリは、ガスタービンエンジンのテールコーン部130においてエンジン中心線CLに沿って取付けられるとともに、インジェクタアッセンブリ132および収縮拡散(コンバージェントダイバージェント)燃焼室134を備える。
ロケットエンジンアッセンブリには2つの支柱アッセンブリが接続されている。第1の支柱アッセンブリ136(J字形支柱アッセンブリとも呼ばれる)は、ロケットエンジンアッセンブリの後方部分に接続されている。第2の支柱アッセンブリ138(l字形支柱アッセンブリとも呼ばれる)は、ロケットエンジンアッセンブリの前方部分に接続されている。支柱アッセンブリ136、138については、以下でより詳細に説明する。
転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102は、2つの位置、つまり開位置102Oおよび閉位置102C(破線で示す)で示される。開位置102Oでは、アッセンブリ102は、エンジンシステム100の空気吸入運転のため、ガスタービンエンジンアッセンブリの排気エジェクタダクトの一部を形成する。アッセンブリ102の可動ノズルセグメントは、該可動セグメントを駆動かつ案内する第1の支柱アッセンブリ136と動作可能に係合される。閉位置102Cでは、アッセンブリ102は、エンジンシステム100の非空気吸入運転に適した拡散ノズルを形成するように、ロケットエンジンアッセンブリの燃焼室134に係合する。
図3は、開位置にあるコンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102の斜視図である。コンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102は、複数のエジェクタダクトセグメント200A〜200Fを含むエジェクタダクトセグメントサブアッセンブリ200を備える。各エジェクタダクトセグメント200A〜200Fは、エンジンシステム100の機体のアンカ位置に固定され、すなわち各セグメント200A〜200Fは、内部にエンジンシステム100が設置されている乗物のフレームに固定される。さらに、コンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102は、複数の可動ノズルセグメント202A〜202Fを含むノズルセグメントサブアッセンブリ202を備える。
各エジェクタダクトセグメント200A〜200Fは、エンジン中心線CLの周りでノズルセグメント202A〜202Fの縁部203を回転させることによって形成される側部表面形状を有する。これにより、開位置において、ノズルセグメント202A〜202Fが、隣接するエジェクタダクトセグメント200A〜200Fと対合することが可能となる。エジェクタダクトセグメント200A〜200Fの内側面は、側部表面の縁部203間に空力学的な空気吸入運転用の輪郭形状をなす表面を有することができる。
図3に示すように、開位置にある際に、エジェクタダクトセグメントアッセンブリ200と、ノズルセグメントアッセンブリ202とは互いに対合する。コンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102における構成要素のシールされた対合配置は、エジェクタダクトセグメント200A〜200Fの縁部を固定位置に維持することによって容易となる。しかし、さらなる実施形態において、コンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102を開位置と閉位置との間で移行させることを容易にするために、以下でさらに説明するように、ノズルセグメント202A〜202Fの一部を可動とすることができることを理解されたい。
一実施形態では、転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102は、35758.63cm2(5542.6平方インチ)の、概ね円形のノズル出口領域を画成する。さらなる実施形態において、コンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリアッセンブリ102によって画成される特定の形態およびサイズのノズル領域を、所望のように変更できることを理解されたい。
図4Aおよび図4Bは、それぞれ開位置および閉位置にあるノズルセグメントアッセンブリ202の斜視図である。各ノズルセグメント202A〜202Fは、後端部に枢動支持部204を、前端部に保持アッセンブリ206を備え、この前端部と後端部との間に強化構造部208を備えることができる(図4Aおよび図4Bでは、ノズルセグメント202A,202C〜202Fのサブコンポーネントの参照番号は、簡略化のため省略する)。各ノズルセグメント202A〜202Fは、ロケットエンジンの運転用に鐘状の内側面を有しており、かつ後端部に比べて前端部が狭い。
枢動支持部204は、ノズルセグメント202A〜202Fの前端部の移動を許容し、かつ各ノズルセグメント202A〜202Fの後端部を支持するように、枢動取付ブラケット(図5参照)と枢動可能に係合するように設計されている。保持アッセンブリ206(図12も参照)は、ノズルセグメント202A〜202Fが開位置と閉位置との間を移動する際に各ノズルセグメント202A〜202Fの前端部を案内するために、第1の支柱アッセンブリ136(図5参照)と動作可能に係合するように設計されている。強化構造部208は、図4Aおよび図4Bに示すように外部構造であってもよいし、または内部構造であってもよい。強化構造部の特定の形状および構成は、所望のように変更可能であり、各ノズルセグメント202A〜202Fの質量を制限しながら、強度および剛度を向上させるリブ状の形成部を備えてもよい。
図4Bに示すように、閉位置では、隣接するノズルセグメント202A〜202Fは、接合位置210において接触する。接合位置210は、それぞれ、エンジンの中心線CL(図2参照)を含む平面内に配置されており、隣接するノズルセグメント202A〜202F間の各接合位置210においてシールが形成される。
図5は、閉位置における転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタアッセンブリ102の一部を示す斜視図である。図5に示すように、各エジェクタダクトセグメント200A〜200F(図5にはセグメント200A,200Bのみを示す)は、上述のノズルセグメント202A〜202Fと同様の強化構造部208を備える。さらに、各エジェクタダクトセグメント200A〜200Fは、隣接するノズルセグメントの枢動支持部204の一部を枢動可能に支持する枢動取付ブラケット212を後端部に備える。コンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102の前端部には、第1の支柱アッセンブリ136(図9および図10も参照)が配設される(図5では1つの支柱136Aのみを示す)。支柱136Aは、エジェクタダクトアッセンブリ200に固定されており、したがって、内部に支柱136Aを配設する乗物の機体に対して固定される。
各ノズルセグメント202A〜202Fを移動させる駆動力をもたらすアクチュエータアッセンブリ220が、第1の支柱アッセンブリ136に隣接して設けられている(図11も参照)。アクチュエータアッセンブリは、各支柱アッセンブリ136の外側端部、すなわち、エンジン中心線CLから最も遠く離れた端部に取付けられる。第1の支柱アッセンブリ136における各支柱の後縁に沿って、ガイドアッセンブリ222が配設されている。可動するノズルセグメント202A〜202Fの前端部が第1の支柱アッセンブリ136の各支柱の後縁に沿って案内されるように、ノズルセグメント202A〜202Fの保持アッセンブリ206は、ガイドアッセンブリ222に係合して保持される。
第1の支柱アッセンブリ136における各支柱の後縁において、可撓性を備えるねじタイプの駆動軸224が各ガイドアッセンブリ222に隣接して支持される。駆動軸224は、ガイドアッセンブリ222内に配設される。各駆動軸224は、アクチュエータアッセンブリ220の1つに連結されるとともに、対応するノズルセグメント202A〜202Fの保持アッセンブリ206と係合する。このようにして、アクチュエータアッセンブリ220によって生じる駆動力が駆動軸224に伝わり、ガイドアッセンブリ222によって形成された経路に沿って保持アッセンブリ206が移動して、ノズルセグメント202A〜202Fが開位置と閉位置との間を移動することができる。上記の特定の可撓性を有する駆動軸224は、単なる例に過ぎず、他のタイプの機構を使用してもよいことを理解されたい。例えば、可撓な駆動システムの代わりに、チェーン駆動システムを使用してもよい。
転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102の構成をより詳細に理解するために、ロケットエンジンアッセンブリの構成要素、およびコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102のサブアッセンブリに対する前記構成要素の相対的な配置を理解することが有益である。これは、コンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102が開位置と閉位置との間における移動方法の理解に役立つとともに、それによって、エンジンシステム100が空気吸入運転および非空気吸入運転の両方を可能にする方法の理解に役立つ。
図6は、エンジンシステム100のテールコーン部130に取付けられた第1の支柱アッセンブリ136および第2の支柱アッセンブリ138を備えたテールコーンアッセンブリの斜視図である。図7は、図6の線7−7に沿ったテールコーンアッセンブリ130の断面図である。図6および図7に示すように、第1の支柱アッセンブリ136および第2の支柱アッセンブリ138は、エンジンシステム100のテールコーン部130に固定されている。第1の支柱アッセンブリ136は、テールコーン部130の後端部に固定され、第2の支柱アッセンブリ138は、テールコーン部130の前端部に連結される。第1の支柱アッセンブリは、ロケット燃焼室134に連結するように構成されている。第1の支柱アッセンブリ136の個々の支柱136A〜136Fは、テールコーン部130から径方向外側に延びるとともに、ノズルセグメントサブアッセンブリ202の位置および構成に対応する互いに離間した円周方向のパターンとして配設される。
第2の支柱アッセンブリ138の支柱138A〜138Eは、ロケットエンジンアッセンブリのインジェクタアッセンブリ132に連結される。個々の支柱138A〜138Eは、テールコーン部130から径方向外側に延びるとともに、タービン排気ケースアッセンブリ128の一部であるエアフォイルの位置および構成に対応する互いに離間した円周方向のパターンとして配設される。
図8は、ロケットエンジンアッセンブリの一部の分解斜視図である。ロケットエンジンアッセンブリは、低圧タービン軸受コンパートメントカバー230(タービン排気ケースアッセンブリ128の一部でもある)と、熱保護ドーム232と、燃焼室取付部234と、ボルト締結具236と、酸化剤流転向チューブアッセンブリ238と、酸化剤流ダイバータ(分流)プレート240と、酸化剤ドーム242と、酸化剤ピントルを有するインジェクタ本体244と、インジェクタ本体フェースプレート246と、燃焼室排出収集マニホールド外部閉鎖リング248と、燃焼室排出外側転向マニホールド250と、燃焼室排出収集マニホールド内部閉鎖リング252と、を備える。燃焼室排出外側転向マニホールド250に隣接して、燃焼室134の一部が図示されている。ロケットエンジンアッセンブリの種々の構成要素は溶接によって固定されており、溶接連結部を表すために溶接ビード254を示している。
ロケットエンジンアッセンブリは、テールコーン部130において、ガスタービンエンジンアッセンブリの低圧タービンアッセンブリ122の後方に取付けられる。酸化剤流転向チューブアッセンブリ238は、それぞれ、第2の支柱アッセンブリ138(図7、図14、図16参照)の支柱に連結され、酸化剤流体(例えば、液体酸素、四酸化窒素、および過酸化水素など)をインジェクタアッセンブリ132に供給する。
分割して示したロケットエンジンアッセンブリは、当業者に周知の従来の方法で作動する。同様に、分割して示したガスタービンエンジンアッセンブリ(図2参照)は、当業者に周知の従来の方法で作動する。
図9は、第1の支柱アッセンブリ136の支柱136Aの斜視図である。図10は、図9の線10−10に沿った支柱136Aの断面図である。図6に示した第1の支柱アッセンブリ136の他の支柱136B〜136Fは、実質的に支柱136Aと同一である。支柱136Aは、(エンジンの中心線CLに対して接線方向に)楕円形状をなす中空部材であり、内部キャビティ280を有する。内部キャビティ280は、支柱136Aの外側端部284付近に入口開口部282を有し、支柱136Aの内側端部288付近に出口開口部286を有する。支柱136Aは、複数の機能を有しており、該機能には、コンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102の開位置と閉位置との間における機械的な移動の補助、ロケットエンジンアッセンブリに対する構造的な支持の提供、ロケットエンジンアッセンブリへの燃料供給路の提供などが含まれる。
入口開口部282は、支柱136Aへの液体燃料など流体の導入を許容する。入口開口部282は、適切なロケット燃料(例えば、液体酸素、従来のケロシンまたはケロシンベースのロケット燃料など)が乗物の燃料タンク(図示せず)から支柱136Aに供給されるように、燃料供給マニホールド(図1A、図1Bおよび図13参照)に連結される。出口開口部286は、流体が支柱136Aからロケット燃焼室134の壁部内に形成された従来の冷却チャネルへと流出することを許容する。出口開口部286は、ロケット燃焼室134(図2、図6、図7、図16参照)の後方における拡散部分に隣接して配設される。
支柱136Aは、外側端部284付近において、アクチュエータアッセンブリ220を支柱136Aに取り付けるアクチュエータ支持構造290と、開位置にある際に隣接するノズルセグメント202の前端部を支持するノズルセグメント支持部292と、を備える。また、支柱136Aは、エンジンシステム100のテールコーン部130に支柱136Aを固定する内側支持フランジ294を有する。支柱136は、ガスタービンエンジンアッセンブリの排気通路内に位置するため、堅固な構造支持を有していなければならない。支柱136Aを構造的に固定するため、また内部キャビティ280内を通過する流体の漏出を防ぐように適切なシールを提供するために、ボルトおよび溶接が用いられる。
支柱136Aを通って給送される燃料は、エンジンシステム100内に生じる高温によるダメージを防ぐように支柱136Aを冷却する。さらに、ロケット燃焼室134は、燃焼室の壁部内に従来の燃料冷媒通路(具体的に図示せず)を有しており、出口開口部286からロケット燃焼室134の燃料冷媒通路へと燃料が通流する。
ガイドアッセンブリ222は、支柱136Aの後縁に配設される。支柱136Aは、外側端部284と内側端部288との間で後縁に沿って弓形をなしており、これにより、枢動するノズルセグメントサブアッセンブリ202における対応するセグメントの前端部用の弓形の経路が付与される。
支柱136の特定のサイズおよび形状は、特定の用途に応じて変更可能であることを理解されたい。例えば、支柱136の楕円形状は、望ましい空力学的特性の従来のエアフォイル形状であってもよい。
図11は、ノズルセグメントサブアッセンブリ202を移動させる駆動力をもたらすために用いられるアクチュエータアッセンブリ220の斜視図である。図示の実施形態では、アクチュエータアッセンブリ220は、回転出力モータ300(例えば、適切なトルク出力を有する電動モータなど)と、複数のかさ歯車302と、複数のトルク伝達軸304と、駆動軸係合歯車306と、可撓性の駆動軸224と、を備える。アクチュエータアッセンブリ220は、駆動軸224を選択的に回転させるトルクを伝達するように構成される。
図12は、ノズルセグメント202Aの前端部に取付けられた保持アッセンブリ206の斜視図である。保持アッセンブリ206は、駆動軸係合溝310と、一対の対向するホイールアッセンブリ312A,312Bと、を備える。駆動軸係合溝310は、駆動軸224と係合し、モータ300および歯車リング302,304,306によって駆動軸224が回転すると、駆動軸224のねじ部との接触により、前記溝310は、(ノズルセグメント202Aを開位置へと移動するように)外側、または(ノズルセグメント202Aを閉位置へと移動するために)内側へと押し進められる。
対向するホイールアッセンブリ312A,312Bは、開位置と閉位置との間においてノズルセグメント202Aを所望の通路に沿って案内することを補助するように、ガイドアッセンブリ222に係合する。さらに、対向するホイールアッセンブリ312A,312Bおよびガイドアッセンブリ222は、協働して保持アッセンブリ206と駆動軸224との係合を維持する。
各支柱アッセンブリ136における別個のアクチュエータアッセンブリの代わりに、単一の駆動モータを有する連結(ガング:gang)駆動軸または可撓性の駆動軸を連結する自在継手など、他のタイプのアクチュエータアッセンブリ220を使用してもよく、したがって、アクチュエータアッセンブリ220の特定の特徴部は、それに応じて変更可能であることを理解されたい。
第1の支柱アッセンブリ136は、転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリを機械的に開閉し、かつロケットエンジンアッセンブリを構造的に支持するように機能するだけではなく、燃料などの流体をロケットエンジンアッセンブリに供給するようにも機能する。燃料は、燃料供給マニホールドによって第1の支柱アッセンブリ136に供給される。図13は、燃料供給マニホールド320の斜視図である。燃料供給マニホールド320は、エンジンシステム100(図1A参照)の外周に適合するサイズを備えた概ね円形の本体部分322を有する。この本体322から複数の供給通路構造部324A〜324Fが延びており、前記供給通路構造部は、第1の支柱アッセンブリ136の支柱136A〜136Fの流体入口開口部282に対合かつシールされて取付けられるように構成されている。さらに、乗物の貯蔵タンクから燃料供給マニホールド320へと給送される燃料を受ける入口フランジ326A〜326Fが設けられている。
さらなる実施形態において、他のタイプの燃料供給マニホールドを使用してもよい。例えば、各支柱136A〜136Fに別個の支持マニホールドを設けてもよい。あるいは、2つまたはそれ以上の支柱136A〜136Fを含んだ群に複数の燃料供給マニホールドを設けてもよい。
エンジンシステム100の非空気吸入運転を可能にするために、燃料に加えて、酸化剤をロケットエンジンアッセンブリに供給しなければならない。
図14は、第2の支柱アッセンブリ138の支柱138Aを示す斜視図である。支柱138Aは、第2の支柱アッセンブリ138における他の支柱と実質的に同様である。支柱138Aは、外側端部332における入口開口部330と、入口端部336における出口開口部334との間に流体経路を付与するように中空である。支柱138Aは、ロケットエンジンアッセンブリのインジェクタアッセンブリ132に酸化剤を供給するために、ガスタービンエンジンの排気通路の一部を通る酸化剤供給通路を形成する。酸化剤は、支柱138Aを冷却する液体酸素など極低温流体とすることができる。出口開口部334は、ロケットインジェクタアッセンブリ132に溶接かつシールされ、入口開口部330は、酸化剤供給マニホールド(図15参照)に連結される。支柱138Aをエンジンシステム100のテールコーン部130に固定するように、支柱138Aの対向する端部332と端部336との間にフランジ338が設けられている。さらなる実施形態では、ロケット燃焼室134の壁部を冷却するために燃料を使用せずに、ロケット燃焼室134の壁部を通して酸化剤を給送してもよい。
支柱138Aは、空力性能を向上させるようにエアフォイル形状を有することができる。さらに、支柱138Aは、酸化剤供給マニホールドと、インジェクタアッセンブリ132の一部である酸化剤流転向チューブアッセンブリ238との間における取付けを容易にするように、フランジ338と内側端部336との間で傾斜している。
図15は、酸化剤供給マニホールド340の斜視図であり、該マニホールド340は、概ね円形の本体部分342と、複数の供給通路構造部344A〜344Eと、複数の入口フランジ346A〜346Eと、を備える。酸化剤供給マニホールド340は、エンジンシステム100(図1A参照)の外周に適合するようなサイズを有し、第2の支柱アッセンブリ138およびロケットエンジンアッセンブリへと酸化剤を供給するために、乗物の酸化剤タンク(図示せず)から給送される酸化剤流体を受ける。
さらなる実施形態では、他のタイプの酸化剤供給マニホールドを使用してもよい。例えば、各支柱138A〜138Eに個々の供給マニホールドを設けてもよい。あるいは、2つまたはそれ以上の支柱138A〜138Eを含む群に複数の燃料供給マニホールドを設けてもよい。
図16は、閉状態にあるコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102の一部を示したエンジンシステム100の後方部分の断面図である。図16を参照すると、エンジンシステムが非空気吸入運転のために、燃料および酸化剤がどのように提供されるかを理解することができる。空気吸入運転では、ガスタービンエンジンアッセンブリは、タービン排気ケース128からの排気流でスラストを生じさせるように用いられる。第2の支柱アッセンブリ138の支柱は、タービン排気ケース128におけるエアフォイルの直後に配設され、例えば、支柱138Aは、タービン排気ケースのエアフォイル128Aの後方に配設されることに留意されたい。エンジンシステム100の空気吸入運転時には、第1および第2の支柱アッセンブリ136,138によって、燃料および酸化剤を供給する必要がない。ただし、いくつかの実施形態では、冷却をもたらすために、支柱アッセンブリ136,138を通して流体を供給してもよい。
非空気吸入運転時においては、ロケットエンジンアッセンブリは、エンジンシステム100のテールコーン部130に配置されたロケット燃焼室134から流出する排気流によりスラストを生じさせるように用いられる。第1の支柱アッセンブリ136を通して、燃料がロケット燃焼室134に給送され、第2の支柱アッセンブリ138を通して、酸化剤がインジェクタアッセンブリ132に給送される。次いで、酸化剤および燃料は、従来の方法で混合されて燃焼される。
前述のように、適切なロケット燃料は、従来の液体水素およびキロシンベースのロケット燃料を含む。適切な酸化剤は、液体酸素、四酸化窒素および過酸化水素などである。ガスタービンエンジンは、従来のキロシンまたはキロシンベースのジェット燃料を使用することができる。液体水素の使用には、多くの問題が付随する。例えば、液体水素は、比較的高い密度を有し、発ガン性である。エンジンシステム100の空気吸入運転および非空気吸入運転の両方において、単一のキロシンまたはキロシンベースの燃料を使用し、非空気吸入運転用の酸化剤として液体酸素を使用することが望ましい。
図17は、転換可能な空気吸入および非空気吸入エンジンシステム100を用いている乗物400の概略図である。乗物400は、水平離陸および水平着陸を可能にする従来のエアフォイルウイング402を備える。さらなる実施形態では、ウイング402は、様々な離陸、飛行、軌道、および着陸操作を容易にするように可動式とすることができる。図17には、ウイング402に取付けられた任意選択の推進コンテナ404が示されている。これらの推進コンテナ404(すなわち、自己収容型の推進装置)は、乗物400のエンジンシステム100の空気吸入運転と非空気吸入運転との間の移行中にスラストをもたらすように、圧縮ガスを放出することができる。乗物400は、単に例示的な一実施形態に過ぎず、エンジンシステム100は、様々なタイプの乗物に用いることができることを理解されたい。さらに、乗物上または乗物内におけるエンジンシステム100の配置は、変更可能である。
図1A〜図17に関する前述の記載に鑑みると、エンジンシステム100の運転を、単段での軌道移動の飛行および着陸に関して理解することができる。以下に、乗物400の様々な構成要素がどのように作用して、水平離陸および水平着陸を可能にする一体型の空気吸入および非空気吸入エンジンシステム100がもたらされるかについて述べる。
図18は、乗物400の運転を示すフローチャートである。最初に、乗物400に、酸化剤および燃料が充填され(ステップ500)、ノズルセグメントサブアッセンブリ202が、開位置へと駆動される(ステップ502)。次いで、ガスタービンエンジンアッセンブリがスラストをもたらし、滑走路から従来の水平離陸が行われる(ステップ504)。次いで、乗物400は、第1のスピードおよび高度に達するように、上昇手順を実行する(ステップ506)。該上昇のための適切なスピードおよび高度は、マッハ約0.9および海抜約12.192km(40000フィート)であり、これは、商用ジェット機に典型的なスピードおよび高度である。より速いスピードおよび高い高度であってもよい。上昇が完了すると、軌道へと進むかどうかを判断する(判断ステップ508)。軌道への移動を望まない場合、乗物400は、着陸路へと従来の水平着陸を行う(ステップ510)。軌道への移動を伴わないこのような着陸は、エンジンシステム100が空気吸入運転モードでのみ作動し、ガスタービンエンジンアッセンブリだけを用いて実行されることを意味している。
軌道への移動が望まれる場合(ステップ508)、ロケットエンジンアッセンブリの運転を開始するため、移行が開始される。ロケット燃料が、第1の支柱アッセンブリ136を通して給送される(ステップ512)。その直後、極低温の酸化剤が、第2の支柱アッセンブリ138を通して給送される(ステップ514)。第1の支柱アッセンブリからの燃料は、まず、冷却をもたらすためにロケット燃焼室134の壁部を通して給送される。酸化剤は、第2の支柱アッセンブリ138からインジェクタアッセンブリ132へと直接送られる。インジェクタアッセンブリ132は、イグナイタを備えており、ロケットエンジンの点火を実行するように、該イグナイタを作動させる(ステップ516)。ロケットエンジンアッセンブリの点火は、ガスタービンエンジンアッセンブリの運転を維持しながら行われる。ガスタービンエンジンアッセンブリおよびロケットエンジンアッセンブリの両方が運転している間は、二重のフロースラストストリーム(スラスト気流)が形成される。より低速でより高圧のガスタービンエンジンのフローストリーム(気流)の中心において、高速かつ低圧のロケットエンジンのフローストリームが生じる。より低速かつ高圧のガスタービンエンジンのフローストリームは、この中間のエンジン移行段階の間に、高速低圧のロケットエンジンのフローストリームを方向付ける「空気圧ノズル」として機能する。
エンジンシステム100の安定した二重のフローストリームの運転が達成された後、ガスタービンエンジンへの燃料供給を停止する(ステップ518)。任意選択で、ガスタービンエンジンアッセンブリのロータの回転をより早く停止させるために、ロータにブレーキをかけてもよい(オプションステップ520)。次いで、ガスタービンエンジンアッセンブリからロケットエンジンアッセンブリへのスラストの移行が始まる。
ガスタービンエンジンアッセンブリにおけるロータアッセンブリの回転速度が十分に減速した後(回転を減速することによって、移行時の空力損失が低減する)、転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトアッセンブリ102は、ロケット燃焼室134と係合して拡散ノズル部分を形成するように、閉位置へと移動する(ステップ522)。閉じているノズルセグメントサブアッセンブリ202に亘る空力負荷は、内側で中心(高速低圧)のロケットのフローストリームと、外側(低速高圧)のガスタービンのフローストリームとの間で均衡しており、これにより、ノズルセグメントサブアッセンブリの負荷が過剰になることが防止される(ステップ522)。このステップ(ステップ522)の間、空気吸入運転と非空気吸入運転との間における移行時に比較的一定のスラストを保証するように、任意選択の推進コンテナ404を用いてスラストをもたらすことができる。次いで、ガスタービンエンジンアッセンブリのロータアッセンブリが完全に停止すると、ノズルセグメントサブアッセンブリ202は完全な閉鎖状態となる。ノズルセグメントサブアッセンブリ202が完全に閉鎖すると、完全なロケットスラストチャンバの外形状が形成される。この時点で、エンジンシステム100は、非空気吸入運転の構成となる。
次に、乗物400は、迎え角が増し、ロケットエンジンアッセンブリによって動力がもたらされて、第2のスピードおよび高度へと向かう(ステップ524)。適切なスピードおよび高度は、脱出速度(約40233km/時または約25000mph)に達するとともに、微重力環境(例えば、海抜約120〜500kmまたは海抜約75〜300マイル)を伴う軌道の高度へと移動するのに十分なスピードおよび高度である。この時点で、乗物400は、宇宙に到達しており、望ましい軌道に位置している。次いで、エンジンの運転を停止する(ステップ526)。
その後、乗物は、軌道から離れるため、ロケットエンジンアッセンブリに動力をもたらすことにより、地表へと戻って、従来の水平着陸を実行する(ステップ510)。離陸から着陸までの全飛行は、ブースタロケット、あるいは他のエンジンまたは燃料システムの構成要素を投棄することなく達成される。これにより、乗物400の単段での軌道移動能力が提供される。これは、空気吸入運転および非空気吸入運転の両方を一体的に提供するエンジンシステム100によって実現される。
本発明が数多くの利益を提供することを理解されたい。以下は、選択された実施例である。第1に、水平離陸および水平着陸の両方を可能にすることによって、垂直離陸が不要となる。これにより、乗物およびエンジン構成要素への応力が著しく低減し、安全性および信頼性が大幅に向上し得る。第2に、本発明は、単段軌道移動のエンジンシステムおよび乗物を提供する。これにより、再利用が容易に可能となる構成要素およびシステムが提供され、投棄される部品の処分や回収の必要性が減少するとともに、構成要素の再加工および再製造の必要性が減少する。第3に、本発明は、空気吸入運転および非空気吸入運転の両方に、同一または同様の燃料を使用することを可能にし、これにより、軌道飛行用に機上に搭載することが必要な燃料の質量が減少する。第4に、本発明は、ガスタービン排気通路を通る燃料および酸化剤の流路を提供する。第1および第2の支柱アッセンブリにより、エンジンの中心線に沿って(また、通常はガスタービンエンジンアッセンブリの後方に)配設されたロケットエンジンアッセンブリに、燃料および酸化剤を供給することが可能になる。
本発明について、好ましい実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細に変更を加えることが可能であることを理解されるであろう。例えば、一体型の空気吸入および非空気吸入エンジンシステムを提供するために、本発明に従って、様々なタイプの従来のロケットエンジンを、本質的に、様々なタイプの従来のガスタービンエンジンと組み合わせることができる。さらに、エンジンシステム構成要素の特定の形状および構成を変更してもよい。例えば、転換可能なコンバーチブルノズルおよびエジェクタダクトセグメントは、エンジンシステムの他の特性を説明する空力分析に基づいて精密に決定された形状を有することができる。
Claims (32)
- テールコーン部およびバイパスダクトを有するガスタービンエンジンと、
前記ガスタービンエンジンの前記テールコーン部に配設されたロケットエンジン燃焼アッセンブリと、
開位置で前記ガスタービンエンジンのバイパスダクトに、閉位置で前記ロケットエンジン燃焼アッセンブリに選択的に係合可能な可動ノズルセグメントサブアッセンブリと、
を備えるエンジンアッセンブリ。 - 前記エンジンの機体アンカ位置に固定されたエジェクタダクトセグメントサブアッセンブリをさらに備え、
前記エジェクタダクトサブアッセンブリが、開位置で前記可動ノズルセグメントサブアッセンブリと対合することを特徴とする請求項1に記載のエンジンアッセンブリ。 - 前記可動ノズルセグメントサブアッセンブリが、複数の可動なノズルセグメントを備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数のノズルセグメントの各々が、後方端部において枢動可能に取付けられることを特徴とする請求項3に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数のノズルセグメントの各々が、構造的支持を提供する1つまたは複数の一体構造部材を備えることを特徴とする請求項3に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記ロケットエンジン燃焼アッセンブリにそれぞれ連結された複数の支柱を含む後方支柱サブアッセンブリをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数の支柱の少なくとも1つが、流体を輸送する内部通路を有することを特徴とする請求項6に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数の支柱の各々が、エアフォイル輪郭形状を有することを特徴とする請求項6に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数の支柱の各々に隣接して、駆動アクチュエータアッセンブリが配置され、該駆動アクチュエータアッセンブリの各々が、前記ノズルセグメントの1つに動作可能に係合することを特徴とする請求項6に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記駆動アクチュエータアッセンブリが、モータおよび可撓性駆動軸を備えることを特徴とする請求項9に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記複数の支柱の少なくとも1つと流体連通する流体供給マニホールドをさらに備える請求項7に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記流体供給マニホールドが、概して円形形状を有することを特徴とする請求項11に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記流体供給マニホールドが、複数の入口を有することを特徴とする請求項11に記載のエンジンアッセンブリ。
- 流体材料を輸送する内部通路を有する前方支柱を含む前方支柱サブアッセンブリをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記前方支柱の前記内部通路が、前記ロケットエンジン燃焼アッセンブリの前方部分に動作可能に連結されたインジェクタアッセンブリと流体連通することを特徴とする請求項14に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記前方支柱が、前記ガスタービンエンジンのタービン排気ケースの後方に配設されることを特徴とする請求項14に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記前方支柱の内部通路と流体連通する流体マニホールドをさらに備える請求項14に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記流体マニホールドが、概して円形形状を有することを特徴とする請求項17に記載のエンジンアッセンブリ。
- 1つまたは複数の付加的な前方支柱をさらに備える請求項14に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記ノズルセグメントサブアッセンブリが、前記閉位置において、非空気吸入運転に適した輪郭形状を有するノズルセグメントを形成することを特徴とする請求項1に記載のエンジンアッセンブリ。
- 前記ロケットエンジン燃焼アッセンブリが、
インジェクタアッセンブリと、
前記インジェクタアッセンブリに動作可能に連結された燃焼室と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンアッセンブリ。 - 空気吸入および非空気吸入兼用エンジンアッセンブリであって、
テールコーン部を有する空気吸入式のガスタービンエンジンと、
前記ガスタービンエンジンの前記テールコーン部において支持されるとともに、インジェクタアッセンブリと、該インジェクタアッセンブリに動作可能に連結された燃焼室と、を有する非空気吸入式のロケットエンジンと、
前記エンジンアッセンブリの機体アンカ位置に固定されたエジェクタセグメントアッセンブリと、複数の可動なノズルセグメントと、を有するセグメント化された後方アッセンブリと、
を備え、
前記ノズルセグメントは、前記ロケットエンジンの前記燃焼室に動作可能に連結された拡散ノズルを形成するように、閉位置に配置され、
前記ノズルセグメントは、前記エジェクタセグメントアッセンブリと対合し、前記ガスタービンエンジン用のガスタービンエンジンバイパスダクトの一部を形成するように、開位置に配置されることを特徴とする空気吸入および非空気吸入兼用エンジンアッセンブリ。 - エンジンアッセンブリに使用されるアッセンブリであって、
前記エンジンアッセンブリの機体アンカ位置に固定されるエジェクタセグメントアッセンブリと、
複数の可動なノズルセグメントと、
を備え、
前記ノズルセグメントは、ロケットエンジンに動作可能に連結された拡散ノズルを形成するように、閉位置に配置され、
前記ノズルセグメントは、前記エジェクタセグメントアッセンブリと対合し、ガスタービンエンジンに動作可能に連結されるように、開位置に配置されることを特徴とするエンジンアッセンブリに使用されるアッセンブリ。 - 単段軌道移動式の乗物システムであって、
水平離陸および水平着陸に適合された乗物本体と、
前記乗物本体によって支持された空気吸入式のガスタービンエンジンアッセンブリと、
前記ガスタービンエンジンアッセンブリに隣接して支持されたロケットエンジンアッセンブリと、
選択的に開位置および閉位置に配置可能であり、前記ガスタービンエンジンアッセンブリおよび前記ロケットエンジンアッセンブリ両方の後方に配設された転換可能なコンバーチブルノズルアッセンブリと、
を備え、
前記コンバーチブルノズルアッセンブリが、前記ガスタービンエンジンアッセンブリの運転時および前記ロケットエンジンアッセンブリの運転時の両方で機能するように適合されていることを特徴とする単段軌道移動式乗物システム。 - 前記ロケットエンジンアッセンブリが、前記ガスタービンエンジンアッセンブリのテールコーン部に配置されることを特徴とする請求項24に記載の単段軌道移動式乗物システム。
- 前記コンバーチブルノズルアッセンブリが、
開位置で前記ガスタービンエンジンアッセンブリに、閉位置で前記ロケットエンジンアッセンブリに選択的に係合する可動ノズルセグメントサブアッセンブリと、
前記乗物本体に固定されたエジェクタダクトセグメントサブアッセンブリと、
を備え、
前記エジェクタダクトセグメントサブアッセンブリが、前記開位置で前記可動ノズルセグメントサブアッセンブリと対合することを特徴とする請求項24に記載の単段軌道移動式乗物システム。 - 軌道への乗物移動のシステムであって、
水平離陸、および商業用航空機の飛行に適した高度への移動を実現するようにスラストをもたらすガスタービンエンジンアッセンブリと、
ロケットエンジンと、
飛行中に、前記ガスタービンエンジンアッセンブリから前記ロケットエンジンへとスラスト送出を移行させる手段と、
を備える軌道への乗物移動システム。 - 軌道高度へと移動する前に、開位置から閉位置へとノズルセグメントアッセンブリのセグメントを移動させる手段をさらに備え、
前記ノズルセグメントアッセンブリは、前記開位置において前記ガスタービンエンジンアッセンブリによって使用され、
前記ノズルセグメントアッセンブリは、前記閉位置において前記ロケットエンジンによって使用されることを特徴とする請求項27に記載の軌道への乗物移動システム。 - エンジン、燃料構造部または酸化剤構造部が、離陸、上昇および軌道への上昇中に投棄されないように構成されていることを特徴とする請求項27に記載の軌道への乗物移動システム。
- 排気通路を画成するガスタービンエンジンアッセンブリと、
流体供給通路と、
を備え、
前記流体供給通路の一部が、前記ガスタービンエンジンの前記排気通路と交差することを特徴とするエンジンシステム。 - 前記流体供給通路が、中空の支柱により画成されることを特徴とする請求項30に記載のエンジンシステム。
- 前記流体供給通路が、ロケットエンジンアッセンブリと流体連通することを特徴とする請求項30に記載のエンジンシステム。
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