JP2007222650A - 注射針の導入深さを制御する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注射針1の最大限可能な行程は、値Hに設定され、前記注射針の周りに同心円的に取り付けることができる円筒形の中空のスペース部材21を用いて短くすることができる。注射針の最大限可能な行程Hは、スペース部材21を用いて短くすることができるので、可変の範囲の貫通深さを得ることができる。この目的のために、前方位置にねじ込むことができる異なる軸線方向の長さXを有する一連のスペース部材21を使用することができる。注射針1の周りに同心円的に取り付けられた円筒形の中空スペース部材21は、前方位置に留められねじ込まれるとき針導入装置18に選択された深さまで容易に押し下げられる。
【選択図】図6
Description
スペーサによって注射針の最大限可能な行程Hを短くすることによって、導入深さを変化することができる。これは、軸線方向の長さxが異なる一連のスペーサまたは前方ネジ込みタイプのスペーサのいずれかによって達成される。注射針の周りで同心円的に配置された円筒形スペーサは、使用する針導入装置に嵌合されるか、カチッと留められるか、または前方のネジによる取り付けによって所望のネジ深さに設定される。
スペーサが針導入装置に取り付けられないとき、または、もし前方ネジ取り付けスペーサがその休止位置にあるとき、注射針の最大限可能な行程は、もっとも深い導入深さを達成することが可能である。もし、スペーサが注射針の行程途中にネジによって取り付けられるか、パチンと取り付けられる場合には、最大限の行程Hは、長さXだけ短くなり、さらに短い深さが生じる。
本発明の他の側面は、独立請求項から読みとることができる。
図1を参照すると、流体を注射するために針 導入装置17,18が示されている。針導入装置17,18は、貫通針2を含む後方の長手方向部分17と、流体を皮膚組織または皮下に投与する注射針を含む前方の長手方向部分18と、貫通針2及び注射針1との間の可撓性接続部分5とを有する。
針導入装置17,18は、例えば、ネジロックまたはラッチカム取り付け部等によって従来の注射装置12に機械的に接続され、貫通針2は、注射すべき流体が針導入装置と連通することを保証するためにペンカートリッジ隔壁を貫通する。ユーザはストッパスリーブ7のストッパ15及び注射針取付部3の取り付けカム10′,10″からなるロックが解除されるまで皮膚組織の方向に長手方向に押すことによってイニシエータスリーブ9を起動する前に好ましい皮膚組織の前にそれを当てる。これによって、ばね6に力を生じることができ、注射針1によって皮膚組織の方向に注射針取付部3の面11′がストッパスリーブ7の表面11″にあたるまで皮膚組織の方向に注射針取付部3によって押す。その結果、注射針1は、皮膚組織に自動的に導入される。ユーザは従来の注射装置12によって投与すべき一回分の流体を分配することができる。注射が完了したとき、注射針1を備えた注射針取付部3は、ばね6の力に対して手動でストッパスリーブ7を包囲する安全キャップ8によって後退させることができる。再びロックがなされ、同時に、イニシエータスリーブ9は、そのスタート位置または休止位置に戻る。
本発明による装置は、医薬品を投与するために適している。しかしながら、それは身体に流体を注射し、注射針の導入深さを自動的に制御して挿入する必要があるすべての用途において使用することができる。
Claims (16)
- 針導入装置に結合されるか若しくは前記針導入装置を有する注射装置(12)に対して軸線方向に可動であるように、前記針導入装置(17,18)内に配置された注射針(1)の導入深さを前記注射針(1)の最大限の行程が値Hになるように制御する方法において、
前記注射針(1)の最大限可能な行程Hは、前記注射針(1)の周りに同心円的に取り付けることができる中空のシリンダスペーサ(21)によって短くすることができることを特徴とする方法。 - 軸線方向の長さXの中空の円筒形スペーサ(21)を用いて、前記注射針(1)の行程が値H−Xになるように短くされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 針導入装置に結合されるか若しくは前記針導入装置を有する注射装置(12)に対して軸線方向に可動であるように、前記針導入装置(17,18)内に配置された注射針(1)の導入深さを前記注射針(1)の最大限の行程量が値Hになるように制御する装置において、
前記針導入装置(17,18)が軸線方向に可動な前記注射針(1)を有し、前記針導入装置(17,18)内に中空シリンダスペーサ(21)が挿入可能であり、前記注射針(1)の周りで同心円的に取付可能であることを特徴とする装置。 - 前記針導入装置(17,18)は、前記スペーサ(21)を所定の場所にスナップ又はクリック留めすることができるスナップまたはクリック取り付け手段を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
- 前記針導入装置(17,18)はネジ取付部(25)を有し、雄ネジ(24)を有する前記スペーサ(21)が前記針導入装置(17,18)の雌ネジ(25)にネジ込むことができることを特徴とする請求項3に記載の装置。
- 前記針導入装置(17,18)は、(A)前記注射装置(12)に結合される貫通針(2)を有する後方長手方向部分(17)と、
(B)前記流体を皮膚組織または皮下に注射する注射針(1)を有する前方長手方向部分(18)と、
(C)前記貫通針(2)と前記注射針(1)との間の可撓性接続部(5)と、を有することを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の装置。 - 前記針導入装置(17,18)は、前記貫通針(2)を介して前記注射装置(12)の流体収容カートリッジ(13)に接続可能であり、前記注射針を介して注射すべき流体を皮膚組織または皮下に注射可能であり、前記皮膚組織または皮下への前記注射針の導入は、前記後方長手方向部分(17)に設けられた針導入制御部材の手動的な作動の後に自動的に可能になり、前記流体は、前記注射装置を介して投与することができることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の装置。
- 前記針導入制御部材は、前記貫通針(2)を取り付けた貫通針取付部(4)に長手方向に移動可能に配置されたイニシエータスリーブ(9)であり、該イニシエータスリーブは、前記注射針(1)をストッパスリーブ(7)内に取り付けた注射針取付部(3)と協働し、前記注射針取付部は、長手方向に可動であることを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の装置。
- 前記注射針(1)の前記皮膚組織または皮下への導入は、前記イニシエータスリーブ(9)を手動によって起動した後、ばね(6)の力によって前記注射針取付部(3)を前記注射針(1)と共に移動させることにより行われることを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに記載の装置。
- 前記ばね(6)は、一端が前記固定された貫通針取付部(4)によって支持され、他端で前記皮膚組織の方向に前記注射針(1)を含む前記注射針取付部(3)を移動させ、前記注射針を前記皮膚に自動的に導入することを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の装置。
- 前記イニシエータスリーブ(9)の手動による起動で前記イニシエータスリーブ(9)と前記注射針取付部(3)の協働がベベルテーパ部(14)によって生じ、前記注射針取付部(3)が前記ストッパスリーブ(7)のストッパ(15)と前記注射針取付部(3)の取り付けカム(10′,10″)とからなるロックを解除するように直径が絞められ、それによって前記ばね(6)が解放されることを特徴とする請求項3ないし10のいずれかに記載の装置。
- 前記イニシエータスリーブ(9)の手動による起動の後、前記注射針取付部(3)は、前記注射針取付部(3)の面(11′)が前記ストッパスリーブ(7)の面(11″)又は前記スペーサ(21)の面(11′″)に接触するまで前記ばね(6)の力によって前記注射針(1)とともに自動的に移動することを特徴とする請求項3ないし11のいずれかに記載の装置。
- 注射が完了したとき、前記注射針取付部(3)は、前記ストッパスリーブ(7)の前記ストッパ(15)及び前記注射針取付部(3)の前記取り付けカム(10′,10″)からなるロックが再び有効になるまで、前記バネ(6)の力に抗して前記ストッパスリーブ(7)を包囲する安全キャップ(8)によって、前記注射針取付部(3)は前記注射針(1)とともに手動で後退可能であり、同時に前記イニシエータスリーブ(9)は、手による再作動が準備されるように前記注射装置の方へ前記ベベルテーパ部(14)によって長手方向に移動可能であることを特徴とする請求項3ないし12のいずれかに記載の装置。
- 前記針導入装置(17,18)は、ネジロックまたはラッチカム取付部によって前記注射装置(12)に結合されることを特徴とする請求項3ないし13のいずれかに記載の装置。
- 前記貫通針(2)と前記注射針(1)の間に流体搬送用の可撓性接続部(5)が設けられていることを特徴とする請求項3ないし14のいずれかに記載の装置。
- 前記安全キャップ(8)の内側に、前記注射針を包囲する保護シリンダ(16)を備えていることを特徴とする請求項3ないし15のいずれかに記載の装置。
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JP2007096061A JP2007222650A (ja) | 2007-04-02 | 2007-04-02 | 注射針の導入深さを制御する方法及び装置 |
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US3605744A (en) * | 1969-04-22 | 1971-09-20 | Edward M Dwyer | Injection apparatus and method of injecting |
WO1994000173A1 (en) * | 1992-06-23 | 1994-01-06 | Leon Talalay | Hypodermic needle |
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2007
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