JP2007222150A - 水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法 - Google Patents

水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 クロマグロ等の高級魚の養殖の際、餌を選択することにより、養殖魚の体内から、水銀を減少させ、安全な養殖魚を生産する。
【解決手段】
魚類の養殖において、給餌用魚類として、総水銀濃度が0.1μg/g以下の魚類を用いる。
【選択図】図10

Description

本発明は養殖魚に給餌する餌を選択することにより、養殖魚に含まれる水銀量を低減化する、水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法に関する。
近年、地球環境の悪化、特に汚染された排水等により、海水や河川、湖沼等の水質汚染により、水中の水銀濃度が高まり、その結果水中に生息するプランクトン等に水中の水銀が取り込まれ、生物の食物連鎖により順次濃縮される結果、食物連鎖の頂点に進むにつれて、高濃度の水銀汚染が発生する。このような水銀を高濃度に含む魚類を食用に供すると、所謂水俣病等の公害が発生する虞がある。
我が国の厚生労働省は、食用魚類に含まれる水銀濃度の安全規準として、食品安全法により、一般魚類については、魚介類の可食部の総水銀量(あらゆる化合物の形で存在する水銀の総量の濃度)を0.4μg/g以下とする暫定規制値を定めており、そのうちの特に人体にとって毒性が強く危険なメチル水銀としての水銀量を0.3μg/g以下とする規制を設け、これを越えるメチル水銀を含む一般魚類は廃棄処分とすることが法的に定められている。しかしマグロ、カジキ、カツオ並びに深海性魚介類については、水銀濃度は高いが、一般消費者の場合は、摂食量が少ないという理由で規制外とされている。
クロマグロ等のマグロ類については、これらの魚種が食物連鎖の頂点に位置するため、摂取した食餌に含まれる水銀が順次濃縮される結果、天然産のマグロ類に含まれる可食部の水銀濃度は、魚種、生息海域、漁場、季節等により変動するが、0.2〜6μg/gの高濃度の総水銀が検出されるのが普通であり、上記の一般魚類に対する水銀濃度の規制値をマグロ類に適用することはできず、単に摂食量が少ないとして規制外とされているのは問題である。
本願発明者らは長年にわたり、高級魚であるクロマグロの資源枯渇に対処する方法として、クロマグロの成魚からの採卵、受精、孵化、稚魚の養殖から成魚に至るまでの完全養殖の研究に取り組み、漸く完全養殖で生産した、体重20−60kgの3歳魚を市場に出荷する段階に達している。
従来のクロマグロの養殖では餌として、クロマグロが好んで摂食し、しかも漁獲量が大で、安価に供給されるサバ類が主として用いられている。天然産のクロマグロは海洋中で主としてサバ、イカ等を捕食していると考えられている。しかしサバ類は比較的水銀含有量が大きいため、これを摂食して育った天然のクロマグロは、その筋肉中の総水銀濃度が1μg/g前後にも達する。
従来のクロマグロの養殖では、餌中の水銀量は何ら考慮せず給餌が行なわれている。養殖マグロの給餌用魚介類の選択において考慮される要素は、マグロの嗜好性及び餌の魚価が中心である。マグロの養殖では、マグロが餌を食べなくなるまで充分に給餌する飽食給餌を行なうため、水銀量の多い餌を給餌し続けた場合、マグロの体内に蓄積する水銀量が多くなり、厚生労働省が定める上記安全規準を越える虞がある。
現在はマグロ類については、水銀濃度の規制値は適用されないので、かなり高濃度の水銀を含むクロマグロ等も市場に出荷可能であるが、人体にとって極めて危険な物質である水銀の量を養殖魚の体内から減少させ、食品としての安全性を高め、消費者が安心して購入し、食することができる安全な養殖魚を生産することが、養殖業者の社会的責任である。
したがって、本発明はクロマグロ等の高級魚の養殖の際、餌を選択することにより、養殖魚の体内から、水銀を減少させ、安全な養殖魚を生産することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本願発明者らはクロマグロの完全養殖の研究を行なうに当たり、給餌用の餌の種類とその給餌方法を種々変えて養殖試験を重ねた結果、餌の種類を選択することにより、クロマグロの魚体に蓄積される水銀量を制御しうること、その給餌方法を工夫することにより、水銀濃度の低い魚種であるが、通常クロマグロが好んで摂食しない餌を、クロマグロに多量に摂食させて、成長速度を高めつつ、水銀濃度の低いクロマグロを効率良く生産することが可能であることを見出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は魚類の養殖において、給餌用魚類として、総水銀濃度が0.1μg/g以下の魚類を用いることを特徴とする、水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法を要旨とする。
クロマグロ等の魚類に蓄積される水銀は殆ど全て摂食した餌から体内に取り込まれたものであり、摂食により体内に取り込まれた水銀のかなりの部分が排泄されず、体内に残留して蓄積したものであることが知られている。従って魚類の養殖の際、水銀を含まない餌で育てれば、水銀を含まない養殖魚が生産できることは明らかである。
しかし経済的に餌として用いることができるものは、前述の如く餌の価格と、養殖する魚種の摂食嗜好により限定される。実際に餌として利用しうるものは、クロマグロの如き大形の魚種の場合は、天然のサバ類等に限られているのが現実である。サバが大量に獲れ、安価に入手し得る時期に、大量のサバをまとめて購入し、冷凍庫で保管しておき、順次解凍して給餌する方法が通常行なわれている。
天然のサバ類に含まれる水銀量は魚種、漁場、季節等により変動するが、サバ類は比較的水銀含有量の大きな魚種であり、通常0.2−0.3μg/gの総水銀濃度を有している。
次に本発明者らが行なったクロマグロの完全養殖試験について説明する。
直径約30m深さ約10mの網で囲った有底円筒状生簀の上部を海面に浮かべ、全体を海面下に設置して、この中に平均体重6kgのクロマグロ約1000尾を放ち、ゴマサバを飽食給餌して、クロマグロを養殖した。図1のグラフにゴマサバを給餌してクロマグロを養殖した際の1カ月あたり、1尾あたりの餌量を6−12月の期間について示す。(グラフ中「6〜7」の表示は6月の1カ月間、「7〜8」の表示は7月の1カ月間を意味し、以下同様である。)
図1に示す餌量と餌のサバ中に含まれる総水銀濃度から求めた、上記養殖期間内にクロマグロ1尾あたり、1カ月の水銀摂取量を図2に示す。更にこれから求めたクロマグロ1kgあたりの1カ月の水銀摂取量を図3に示す。図1に示すように6−10月の間は餌量が増加するのは、クロマグロの体重増加に従って摂食量が増加するためである。これに対し、気温の低下する12月には摂食量が低下する。
0.2−0.3μg/gの水銀濃度を有するサバ類をクロマグロに給餌して、商品として出荷しうる体重20−60kgの3歳魚まで養殖すると、クロマグロの可食部に含まれる総水銀濃度は0.2−0.5μg/gに達し、前記一般魚の総水銀濃度の暫定規制値0.4μg/gを越えてしまう場合が多い。
本発明の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法で使用しうる水銀濃度0.1μg/g以下の給餌用魚類としては、マアジ、ムロアジ等のアジ類、イカナゴ、イカ類等を用いることができる。しかしクロマグロのアジ類に対する嗜好性は極めて弱く、アジ類のみを給餌した場合は、飽食給餌を行なっても、クロマグロの速い成長に必要充分な量を摂食させることは困難である。イカナゴに対するクロマグロの嗜好性は良好であるが、アジ類に比較して高価であり、イカナゴのみでクロマグロを養殖することは現実的でない。
クロマグロに対しイカナゴとアジ類を混合給餌すると、クロマグロはイカナゴにつられてアジも多量に摂食しするので、アジに較べ比較的高価なイカナゴを節減しつつ、アジを多量に摂食させることが可能である。
更に好適なクロマグロに対する給餌方法は、先ずイカナゴを給餌し、クロマグロの食欲を刺激し、クロマグロが争って摂食し始めた時に、給餌をイカナゴからアジに変更すると、暫くの間はクロマグロはアジを旺盛に摂食し続ける。暫くするとアジを全く摂食しなくなるので、再び少量のイカナゴを投入し、争って摂食し始めれば、再びアジの給餌に切り換える。これを繰り返して、クロマグロが飽食するまで、イカナゴとアジを交互に給餌することにより、多量のアジを摂食させることができ、主としてアジの給餌により、クロマグロの効率的養殖を行なうことが可能となる。
本発明の方法により、クロマグロを養殖する場合、生産されるクロマグロの可食部の総水銀濃度を一般魚類の暫定規制値である0.4μg/g以下とするためには、給餌用魚類に含まれる水銀濃度を0.1μg/g以下とする必要があるが、更に水銀濃度の低い、より安全なクロマグロを生産するたためには、給餌用魚類に含まれる水銀濃度を0.04μg/g以下とするのが望ましい。
前記の図1乃至図3に示す結果を得たサバによるクロマグロの養殖試験と同様の方法により、マアジとイカナゴを混合して飽食給餌し、クロマグロの養殖試験を行なった場合の結果を図4乃至図6に示す。上記サバ給餌によるクロマグロの養殖試験の場合と同じ大きさの生簀に体重3kgのクロマグロ約1000尾を放ち、養殖試験を行なった。図4はマアジとイカナゴを混合給餌してクロマグロを養殖した際の1カ月あたり、1尾あたりの餌量を6−12月の期間について示す。この間のクロマグロ1尾あたり、1カ月の水銀摂取量を図5に示す。更にこれから求めたクロマグロ1kgあたりの1カ月の水銀摂取量を図6に示す。
養殖クロマグロの魚体1を図7に示すように、背前1、背中2、背跡3、腹前4、腹中5、腹後及び尾部の7つの部位に区分し、それぞれの部位の筋肉に含まれる総水銀濃度を測定し、6月から翌年1月に至る間に釣り上げて市場に出荷したクロマグロについて測定した結果を、各月ごとにデータとして集計して、各月の平均値を棒グラフで図8及び図9に示す。図8はサバを給餌して養殖した結果であり、図9はアジとイカナゴを混合給餌した結果である。(棒グラフの上部に突出して示すT字状の線はデータの標準偏差を示す。)
体重約3kgまで主として、平均総水銀濃度約0.18μg/gのゴマサバを餌として養殖したクロマグロを2つの試験区に区分し一方の試験区のクロマグロには引き続き同じゴマサバを給餌して養殖を続け、他方の試験区のクロマグロは総水銀濃度0.04μg/gのマアジと少量のイカナゴの混合給餌により養殖し、それぞれ体重が約9kgになるまで育てつつ、一定の成長期間ごとに、両試験区に属するクロマグロを1尾づつ釣り上げて、その可食部に含まれる総水銀濃度を測定した。その結果をクロマグロの体重と可食部に含まれる総水銀濃度の変化を図10のグラフに示す。
図8に示すように、サバを給餌し続けた養殖クロマグロの筋肉中の総水銀濃度は0.5μg/gに近いものがあるのに対し、マアジとイカナゴを混合給餌したものは、図9に示すように大部分が0.3μg/g以下である。したがって総水銀濃度0.1μg/g以下のマアジとイカナゴを混合給餌して養殖したクロマグロの可食部の総水銀濃度は、前記の一般魚類に適用される総水銀濃度の暫定規制値以下となる。
また図10に示す如く、体重3kgまでゴマサバで育てたクロマグロは、その後もゴマサバで育てると体重9kgまで成長する間、徐々に総水銀濃度が増加する。更に1年間、体重が20−30kgまで同じ餌で飼育を続けると、徐々に総水銀濃度は平均約0.5μg/g程度まで増加しつつ平衡値に達する。これに対し、体重3kgから餌をマアジに変えて、主としてマアジで育てたクロマグロは徐々に総水銀濃度が低下することがわかる。主としてマアジを餌としてクロマグロを養殖すれば、総水銀濃度が0.3μg/g以下の安全なクロマグロを確実に生産可能である。
上記の説明では、主として完全養殖クロマグロについて、その水銀濃度を低減化する方法について詳しく説明したが、本発明の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法はクロマグロ以外のマクロ類、さらにマグロ類以外の高級魚についても適用可能である。例えばクロマグロ以外のミナミマグロ、ビンナガ、メバチ、キハダ、タイセイヨウマグロ、コシナガ等のマグロ類、カジキ類、カツオ及びこれらの魚種以外の魚種にも、適用可能である。
本発明の方法により、養殖魚に給餌する殖する際に、給餌用魚類の水銀濃度を測定し、総水銀濃度が0.1μg/g以下の魚類を選択して餌として用いるのが望ましい。
また養殖魚の給餌用魚類に含まれる水銀濃度は、その魚種、漁場、季節により変動するが、一定の季節に一定の漁場で水揚げされる一定の魚種については、略一定の水銀濃度を有していると考えられるので、これらのデータをデータベースとして整備しておけば、本発明に使用しうる総水銀濃度0.1μg/g以下の給餌用魚類を、容易に選択して入手することができる。
本発明の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法によれば、水銀含有量の少ない、安全な養殖魚を生産することができる。クロマグロをアジとイカナゴの混合給餌により養殖すれば、クロマグロの嗜好性に劣るアジ類を餌として、クロマグロを比較的安価に、速い成長速度で効率よく生産するこことができる。これにより、水銀量の多い天然マグロにはない、水銀濃度の極めて低い、極めて安全な養殖マグロを、比較的安価に市場に提供することができ、養殖マグロの商品価値が極めて高まる。
サバで育てたクロマグロについての1尾あたりの月ごとの給餌量を示すグラフである。 サバで育てたクロマグロについての1尾あたりの月ごとの水銀摂取量を示すグラフである。 サバで育てたクロマグロについての1kgあたりの月ごとの水銀摂取量を示すグラフである。 マアジとイカナゴで育てたクロマグロについての1尾あたりの月ごとの給餌量を示すグラフである。 マアジとイカナゴで育てたクロマグロについての1尾あたりの月ごとの水銀摂取量を示すグラフである。 マアジとイカナゴで育てたクロマグロについての1kgあたりの月ごとの水銀摂取量を示すグラフである。 魚体の部位の区分を示す図である。 サバで育てたクロマグロについての月ごとの部位別の水銀量を示すグラフである。 マアジとイカナゴで育てたクロマグロについての月ごとの部位別の水銀量を示すグラフである。 サバで育てたクロマグロ及びマアジとイカナゴで育てたクロマグロについて、クロマグロの体重増加と筋肉中の総水銀濃度の変化を点綴したグラフである。
符号の説明
1 魚体
2 背前
3 背中
4 背後
5 腹前
6 腹中
7 腹後
8 尾部

Claims (9)

  1. 魚類の養殖において、給餌用魚類として、総水銀濃度が0.1μg/g以下の魚類を用いることを特徴とする、水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  2. 該給餌用魚類の水銀含有量を予め測定し、総水銀濃度が0.1μg/g以下の魚類を選択して餌として用いる請求項1記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  3. 該総水銀濃度が0.04μg/g以下である請求項1または2記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  4. 該魚類の養殖がマグロ類の養殖である請求項1、2または3記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  5. 該マグロ類がクロマグロである請求項4記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  6. 給餌用魚類としてアジ類を用いる請求項1、2、3、4または5記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  7. 給餌用魚類としてアジ類及びイカナゴを用いる請求項1、2、3、4または5記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  8. 該アジ類がマアジである請求項6または7記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
  9. 先ずイカナゴを給餌してマグロ類が摂食し始めたときに、アジ類の給餌に切り換え、アジ類を摂食しなくなると、イカナゴの給餌に切り換え、これを摂食し始めたときに再びアジ類の給餌に切り換える給餌法を繰り返す請求項7または8記載の水銀含有量の少ない養殖魚の生産方法。
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