JP2007221935A - 回転電機及びエンジン駆動装置 - Google Patents

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Fumio Tajima
文男 田島
Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Masaji Kitamura
正司 北村
Daisaku Morinaga
大策 守永
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Abstract

【課題】本発明は、磁極位置検出器を通過する漏洩磁束の量を効果的に減少させて、磁極位置検出精度を向上させることができる回転電機を提供することにある。
【解決手段】本発明は、回転軸16に支持された回転子19と、固定子23と、前記回転軸16上に設けられた磁極位置検出器28と、これらを支持する非磁性材からなる固定子枠(24A,24B)とを備え、前記回転子19の漏洩磁束が前記回転軸16を磁路とする回転電機において、前記漏洩磁束の磁路は、前記回転軸16から前記磁極位置検出器28を半径方向に流通する第1の磁気回路と、前記回転軸16から迂回して前記磁極位置検出器28の外周部に至る第2の磁気回路とに形成すると共に、前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路とは、前記磁極位置検出器28の外周部において合流するように構成したのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機及びエンジン駆動装置に係り、特に、磁極位置検出器を有する回転電機及びその回転電機を用いたエンジン駆動装置に関する。
最近、自動車の分野において、動力としてエンジンと電動機を備え、これらエンジンと電動機との一方あるいは両方を用いて自動車の燃費を向上させるようにしている。そして、エンジンを動力としているときや減速時に前記電動機で発電できるような回転電機が用いられている。
そして、このような回転電機をエンジン始動時に電動機として用いる場合、通電タイミングを制御する都合上、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出器が前記回転電機と一体に設けられている。
ところで、前記磁極位置検出器は、前記回転電機からの漏洩磁束の影響を受けた場合、正確な磁極位置の検出が行われないので、例えば特許文献1に示すように、前記磁極位置検出器が回転電機の漏洩磁束の影響を受けずらくするように、前記磁極位置検出器を通る漏洩磁束の流路中に、磁束遮蔽手段を設けたり、前記磁極位置検出器に至る前に磁気バイパスを設けたりする工夫が提案されている。
特開2004−159450号公報
上記特許文献1に記載の技術によれば、前記磁極位置検出器を通過する漏洩磁束の流路と他部位を通過する漏洩磁束の流路とが全く別流路となっているために、前記磁極位置検出器を通る漏洩磁束の流路中に磁束遮蔽手段を設けても、僅かに通過する漏洩磁束の量を低減できる程度であり、磁極位置検出器の磁極位置検出精度の向上を期待できるほどのものではない。また、前記磁極位置検出器に至る前に磁気バイパスを設けた場合でも、磁極位置検出器を通過する漏洩磁束の量はほとんど変わらず、磁極位置検出精度の向上は期待できない。
本発明の目的は、磁極位置検出器を通過する漏洩磁束の量を効果的に減少させて、磁極位置検出精度を向上させることができる回転電機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、回転軸に支持された回転子と、この回転子に周方向の隙間を介して対向配置された固定子と、前記回転軸上に設けられ前記回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出器と、これらを支持する非磁性材からなる固定子枠とを備え、前記回転子の漏洩磁束が前記回転軸を磁路とする回転電機において、前記漏洩磁束の磁路は、前記回転軸から前記磁極位置検出器を半径方向に流通する第1の磁気回路と、前記回転軸から前記磁極位置検出器の外周部に至る第2の磁気回路とに形成すると共に、前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路とは、前記磁極位置検出器の外周部において合流するように構成したのである。
以上説明したように本発明によれば、回転軸から半径方向に至る漏洩磁束の流路を並列回路とし、その並列回路の一方側を磁極位置検出器を通過させる磁路とすることで、磁気抵抗が大きい磁極位置検出器を通過する磁路に対して、並列回路の他方側の磁路に漏洩磁束を有効に導くことができるのである。その結果、磁極位置検出を通過する漏洩磁束量を減少させることができ、磁極位置検出精度を向上させることができるのである。
以下本発明による回転電機の第1の実施の形態を、図1〜図4に示す自動車用のエンジン駆動装置に適用した回転電機に基づいて説明する。
エンジン駆動装置1は、図4に示すように、エンジン2と、このエンジン2を始動させるスタータ3と、このスタータ3にバッテリー4からの電力の供給・遮断を行うスイッチ5とを備えている。バッテリー4のプラス端子は、エンジン2に隣接した発電電動機からなる回転電機6にも電気的に接続されており、マイナス端子はアースとして図示しない自動車の車体に電気的に接続されている。
前記回転電機6は、前記エンジン2に対して、動力の授受が行えるように、エンジン2側のクランクプーリ7と回転電機6側のプーリ8とにベルト9を巻き掛けている。このベルト9の回転方向は一方向であり、エンジン2によって回転電機6を発電機として駆動させる場合と、回転電機6がエンジン2を駆動する電動機として動作させる場合の2通りの動作ができるように構成されている。
また、前記回転電機6の内部には、電動機として用いる場合に動作させるインバータ部10と、発電機として用いる場合に動作させる界磁巻線電流を制御するレギュレータ11とを有する駆動部12が内蔵されている。この駆動部12は、エンジン制御ユニット(以下、ECUと略称する)13のエンジン始動信号S1と発電指令信号S2とエンジン2からの回転数検出信号S3によって制御される。一方、ECU13には、アクセルペダル14の踏み込み量を検出するアクセル信号S4とブレーキペダル15の踏み込み量を検出するブレーキ信号S5とが入力される。
前記発電電動機である回転電機6は、電動機として駆動可能な車両用交流発電機であり、一般的な車両用交流発電機と異なるのは、電動機として駆動する際に必要なインバータ部10を内蔵していることである。以下、図3に基づいて、回転電機の6の構成を説明する。
一端にプーリ8を装着した回転軸16には、一対の噛み合った爪磁極17A,17Bと、噛み合った爪磁極17A,17Bの内周側に位置し前記回転軸16と同心的なトロイダル状に巻回された界磁巻線18とからなる回転子19を装着している。そして、爪磁極17A,17Bの軸方向外端には冷却ファン20A,20Bを設け、空冷式の冷却構造としている。
前記回転子19の外周には、周方向の微笑隙間を介して固定子鉄心21が位置し、この固定子鉄心21に3相の固定子巻線22を巻装して固定子23を構成している。このように構成された固定子23は、固定子枠となるフロントブラケット24Aとリアブラケット24Bにより軸方向に挟み込まれ、軸受25A,25Bを介して前記回転軸16に支持されている。
前記界磁巻線18は、回転軸16上に設けられたスリップリング26と固定側に設置され前記スリップリング26の周面上を摺動するブラシ27とを介してバッテリー4に接続され、このバッテリー4からの直流電流の供給を受けて軸方向に沿う磁界を作る。この磁界によって、爪磁極17AがN極の場合には、爪磁極17BがS極に励磁される。
前記回転軸16のプーリ8が装着された側とは反対側には、回転電機6の回転子19の磁極位置を検出するための磁極位置検出器28が設けられている。この磁極位置検出器28は、回転軸16に嵌着された回転子鉄心29と、この回転子鉄心29の外周に配置された固定子30とからなり、固定子30は、固定子鉄心31とこの固定子鉄心31に巻回された固定子巻線32とから構成されている。この磁極位置検出器28の端部を覆って磁性材よりなる端部カバー33が前記リアブラケット24Bに固定されており、また、リアブラケット24Bには、ヒートシンク34が支持されている。このヒートシンク34には、図4に示した駆動部12のインバータ部10を構成するパワー素子35が実装されており、パワー素子35の損失をヒートシンク34に伝えて放熱するように構成されている。これらヒートシンク34とパワー素子35とでパワーモジュール36を構成している。
前記磁極位置検出器28の回転子鉄心29は、図2に示すように、外周側の周方向隙間のパーミアンスを正弦波にするために、周方向の対称位置を平坦にした形状に形成されており、さらに、回転軸16との間に非磁性材よりなる内側磁気遮蔽筒37を嵌着している。
一方、固定子30は、固定子鉄心31が前記回転子鉄心29に対向する突極磁極31Tを複数有し、これらの突極磁極31Tにそれぞれ一次巻線32Aと多層の二次巻線32B,32Cを巻回して固定子巻線32を構成している。このように固定子巻線32を構成し、一次巻線32Aに高周波電流を供給して励磁することにより、各突極磁極31Tの磁束分布を回転子鉄心29の形状に合わせた磁束分布を作る。2次巻線32B,32Cには、回転子鉄心29の回転位置によって変化するパーミアンスに応じ、さらに一次巻線32Aの高周波電流で変調された電圧が発生し、これによって回転電機6の磁極の位置を検出することができる。尚、前記固定子鉄心31は、非磁性材よりなる外側磁気遮蔽筒38を介して前記端部カバー33に固定されている。また、図3中、BTはバッテリー端子である。
次に、上記のように構成した回転電機6を用いたエンジン駆動装置1の動作を説明する。
まず、エンジン2を始動させる際に、例えば早朝でエンジン2が冷えている場合には、エンジン2内のエンジンオイルの粘度が高くなっているので、その粘度によって駆動するために大きなトルクが必要となる。そのような場合には、運転者は、スイッチ5を操作することで、スタータ3を駆動してエンジン2を始動させる。
一方、アイドリングストップ後のように、エンジン2が十分に暖まっている場合には、エンジンオイルの粘度が低下しているので、始動時に大きなトルクは必要でなく、小さなトルクでエンジン2を指導させることができる。そのような場合には、回転電機6を電動機として駆動してエンジン2を始動させる。
このように回転電機6を電動機として駆動する場合には、運転者はアクセルペダル14から足を離した状態でブレークペダル15を踏むと、ECU13が車速を検出して、車速がゼロの場合に、エンジン2を停止するかアイドリング状態を維持するかを決定する。例えば、ECU13が信号待ち、あるいは渋滞で車速ゼロを検出した場合には、エンジン2を停止させる。次に、信号が変わり、あるいは渋滞が解消されて運転者がブレーキペダル15から足を離してアクセルペダル14を踏み込むと、アクセル信号S4がECU13に入力されるので、ECU13はエンジン始動信号S1を回転電機6に内蔵した駆動部12のレギュレータ11に出力する。エンジン始動信号S1が入力されると、レギュレータ11は界磁巻線18と固定子巻線22に通電を開始して回転電機6を電動機として駆動する。このときエンジン2は、クランクプーリ7とプーリ8とベルト9とを介して回転電機6の回転駆動力を得て回転し、始動する。エンジン2が始動した場合、駆動部12からは、回転数検出信号S3がECU13に取り込まれるため、ECU13ではエンジン始動信号S1をオフすると共に、発電指令信号S2をオンして、回転電機6を電動機モードから発電機モードに切り替えて車両用交流発電機として機能させる。
尚、ここで、スタータ3を併用するシステムとすれば、回転電機6の必要トルクを小さくできる利点がある。
ところで、上記回転電機6は、電動機として使用する際に、界磁巻線18に界磁電流が供給されると、軸方向に起磁力が発生し、回転軸16を軸方向に流れる漏洩磁束が流れる。この漏洩磁束は、端部カバー33を磁性材で形成して磁極位置検出器28の外周部を覆うようにすることで、回転軸16−磁極位置検出器28−固定子鉄心21−回転軸16を通る第1の磁気回路と、回転軸16−端部カバー33(磁気バイパス)−固定子鉄心21−回転軸16を通る第2の磁気回路とによる漏洩磁気回路が構成される。
この漏洩磁気回路のうち、第1の磁気回路による磁極位置検出器28を半径方向に流れる漏洩磁気回路が、磁極位置検出器28の検出精度を大きく左右し、エンジン2を円滑に始動させることができず、エンジン2の燃費を低下させることになる。
しかし本実施の形態においては、第1の磁気回路における磁極位置検出器28の回転子鉄心29と回転軸16との間に磁気抵抗部材である内側磁気遮蔽筒37を設け、さらに、固定子鉄心31と端部カバー33との間に磁気抵抗部材である外側磁気遮蔽筒38を設けたので、第1の磁気回路のパーミアンスを小さくして第2の磁気回路を通る漏洩磁束を多くすることができ、結果的に、第1の磁炉内の漏洩磁束を少なくして磁極位置検出器28に与える影響を小さくすることができる。
これを具体的に図5に示す等価回路について説明する。
図5において、NIは、界磁巻線18の起磁力成分であり、界磁電流Iと巻線の巻回数Nとの積で示される。Φは全体の漏洩磁束を示し、この漏洩磁束Φは磁極位置検出器28を半径方向に通る漏洩磁束Φ1と回転軸16の端部から端部カバー33に至る漏洩磁束Φ2に分流する。
前記磁極位置検出器28を通る漏洩磁束Φ1の磁気回路(第1の磁気回路)は、上述のように、回転軸16−磁極位置検出器28−固定子鉄心21−回転軸16となるが、磁極位置検出器28を通る漏洩磁束Φ1は回転子鉄心29と回転軸16間に嵌着した内側磁気遮蔽筒37が磁気抵抗R5、回転子鉄心29と固定子鉄心31間の隙間が磁気抵抗R4、固定子鉄心31と端部カバー33との間に嵌着した外側磁気遮蔽筒38が磁気抵抗R3となる。
回転軸16の端部から端部カバー33に至る漏洩磁束Φ2の磁気回路(第2の磁気回路)は、回転軸16−端部カバー33(磁気バイパス)−固定子鉄心21−回転軸16となるが、回転軸16−端部カバー33(磁気バイパス)を通る漏洩磁束Φ2は回転軸16−端部カバー33間の隙間が磁気抵抗R6となる。
これら第1の磁気回路と第2に磁気回路とは、回転軸16で分流し、磁極位置検出器28の外周部における端部カバー33で合流し、そこから、固定子鉄心31間の磁気抵抗R2及び固定子鉄心31から回転軸16間の磁気抵抗R1を通って閉じた漏洩磁気回路を構成している。
ここで、磁気抵抗は一般に距離に比例するために、磁気抵抗R1,R2は極めて大きい。尚、鉄(磁性材)による磁気回路の磁気抵抗は、空気の透磁率が鉄の1000倍以上であるので、無視しても差し支えなく、図に示す等価回路では省略している。
このような等価回路を構成する漏洩磁気回路において、全漏洩磁束Φの量は、磁気抵抗R1,R2によって大略決定される。ここで、磁極位置検出器28に影響を与える漏洩磁束Φ1は、磁気抵抗R3,R4,R5の合計と漏洩磁束Φ2が通過する磁気抵抗R6で案分され、次式で表示することができる。
Φ1=〔R6/(R3+R4+R5+R6)〕×Φ
したがって、磁極位置検出器28を通る第1の磁気回路中に、磁気抵抗R5(内側磁気遮蔽筒37)と磁気抵抗R3(外側磁気遮蔽筒38)を追加することで、磁極位置検出器28に影響を与える漏洩磁束Φ1を大幅に抑制することができる。
しかしながら、従来における構成では、磁極位置検出器を通る磁気回路中に磁束遮蔽手段を設けても、磁極位置検出器に至る前に磁気バイパスを設けた場合でも、分流された第1の磁気回路と第2の磁気回路とが磁極位置検出器の外周側で再び磁気的に連結(短絡)される構成となっていないので、上式が成立せず、僅かに通過する漏洩磁束量を低減できる程度であり、結局、大きな漏洩磁束が磁極位置検出器を通ることになり、磁極位置検出精度を低下させることになるのである。
本実施の形態によれば、磁極位置検出器28を半径方向に通る漏洩磁束を制限できるので、磁極位置検出精度を向上することができる回転電機6を得ることができる。
尚、本実施の形態は、端部カバー33を磁性材で形成することで回転軸16の端部に磁気バイパスを形成したが、この構成に特定されるものではなく、例えば図3において、磁極位置検出器28とブラシ27との間に、回転軸16から磁極位置検出器28の外周に至る磁性材を設けて、回転軸16から磁極位置検出器28の外周部に至る漏洩磁束との磁位差を小さくすることが望ましい。
次に、本発明による回転電機の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。尚、図1と同符号は同一部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態において、第1の実施の形態と異なる構成は、磁極位置検出器28の構成が異なる点と、回転軸16から磁極位置検出器28の外周部に至る漏洩磁束の磁気回路を3つの磁気回路に分流させた後、再度合流させた点である。
磁極位置検出器28の構成は、固定子鉄心31を支持部材39によって磁性材で形成された端部カバー33に固定して回転軸16に接近した側に位置させ、回転子鉄心29を回転軸16側から延在させた支持部材40に固定することで固定子鉄心31の外周側に位置させて所謂外転型磁極位置検出器としたのである。そして、回転子鉄心29を固定する支持部材40は磁性材で形成され、その外周端は前記端部カバー33に接近させている。
上記構成とすることで、回転軸16を流れる漏洩磁束Φは、磁極位置検出器28を半径方向に通る漏洩磁束Φ1と、端部カバー33側を通る漏洩磁束Φ2と、支持部材40を通る漏洩磁束Φ3とに分流され、その後、磁極位置検出器28の外周部位において再度合流するという閉じられた漏洩磁気回路を構成する。
したがって、磁極位置検出器28を通る漏洩磁束Φ1は、回転軸16と固定子鉄心31との隙間及び固定子鉄心31と回転子鉄心29との隙間による磁気抵抗が大きく作用して制限されるので、漏洩磁束Φの殆どは漏洩磁束Φ2と漏洩磁束Φ3となって流れる。その結果、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同等の効果を奏することができる。
ところで、各実施の形態において、貫通する漏洩磁束によって影響を受け易い磁極位置検出器であれば、上記構成の磁極位置検出器28に特定されるものではなく、また、回転軸に沿って漏洩磁束が流れる回転電機であれば、上記回転電機6に特定されるものではない。
本発明による回転電機の第1の実施の形態を示す磁極位置検出器の縦断側面図。 図1の縦断正面図。 図1の磁極位置検出器を備えた回転電機を示す縦断側面図。 図3の回転電機を備えたエンジン駆動装置を示すブロック図。 図1に示す磁極位置検出器周辺の漏洩磁束の等価回路図。 本発明による回転電機の第2の実施の形態を示す磁極位置検出器の縦断側面図。
符号の説明
1…エンジン駆動装置、2…エンジン、3…スタータ、4…バッテリー、5…スイッチ、6…回転電機、7…クランクプーリ、8…プーリ、9…ベルト、10…インバータ部、11…レギュレータ、12…駆動部、13…エンジン制御ユニット(ECU)、14…アクセルペダル、15…ブレーキペダル、16…回転軸、17A,17B…爪磁極、18…界磁巻線、19…回転子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、23…固定子、24A…フロントブラケット、24B…リアブラケット、25A,25B…軸受、26…スリップリング、27…ブラシ、28…磁極位置検出器、29…回転子鉄心、30…固定子、31…固定子鉄心、31T…突極磁極、32…固定子巻線、32A…一次巻線、32B,32C…二次巻線、33…端部カバー、34…ヒートシンク、35…パワー素子、36…パワーモジュール、37…内側磁気遮蔽筒、38…外側磁気遮蔽筒、39,40…支持部材、S1…エンジン始動信号、S2…発電指令信号、S3…回転数検出信号、S4…アクセル信号、S5…ブレーキ信号。

Claims (6)

  1. 回転軸に支持された回転子と、この回転子に周方向の隙間を介して対向配置された固定子と、前記回転軸上に設けられ前記回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出器と、これらを支持する非磁性材からなる固定子枠とを備え、前記回転子の漏洩磁束が前記回転軸を磁路とする回転電機において、前記漏洩磁束の磁路は、前記回転軸から前記磁極位置検出器を半径方向に流通する第1の磁気回路と、前記回転軸から迂回して前記磁極位置検出器の外周部に至る第2の磁気回路とに形成すると共に、前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路とは、前記磁極位置検出器の外周部において合流するように構成したことを特徴とする回転電機。
  2. 回転軸に支持された回転子と、この回転子に周方向の隙間を介して対向配置された固定子と、前記回転軸上に設けられ前記回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出器と、これらを支持する非磁性材からなる固定子枠とを備え、前記回転子の漏洩磁束が前記回転軸を磁路とする回転電機において、前記磁極位置検出器は、前記回転軸上に固定された回転子鉄心と、この回転子鉄心の外周に周方向の隙間を介して対向する固定子鉄心と、この固定子鉄心に巻装された固定子巻線とを備えており、前記漏洩磁束の磁路は、前記回転軸から前記磁極位置検出器の回転子鉄心と固定子鉄心を通って半径方向に流通する第1の磁気回路と、前記回転軸から磁気バイパスを通って前記磁極位置検出器の外周部に至る第2の磁気回路とで形成すると共に、前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路とは、前記磁極位置検出器の外周部において合流するように構成したことを特徴とする回転電機。
  3. 回転軸に支持された回転子と、この回転子に周方向の隙間を介して対向配置された固定子と、前記回転軸上に設けられ前記回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出器と、これらを支持する非磁性材からなる固定子枠とを備え、前記回転子の漏洩磁束が前記回転軸を磁路とする回転電機において、前記磁極位置検出器は、前記回転軸上に固定された回転子鉄心と、この回転子鉄心の外周に周方向の隙間を介して対向する固定子鉄心と、この固定子鉄心に巻装された固定子巻線とを備えており、前記漏洩磁束の磁路は、前記回転軸から前記磁極位置検出器の回転子鉄心と固定子鉄心を通って半径方向に流通する第1の磁気回路と、前記回転軸から磁気バイパスを通って前記磁極位置検出器の外周部に至る第2の磁気回路とで形成すると共に、前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路とは、前記磁極位置検出器の外周部において合流するように構成されており、かつ、前記磁極位置検出器の回転子鉄心の内周側及び固定子鉄心の外周側の少なくとも一方側に磁気抵抗部材を設置したことを特徴とする回転電機。
  4. 前記固定子は、前記回転軸に支持された回転子の外周側に対向配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の回転電機。
  5. 前記固定子は、前記回転軸に支持された回転子の内周側に対向配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の回転電機。
  6. エンジンと、このエンジンを駆動すると共にエンジンを動力として発電する電動発電機と、この電動発電機の駆動と発電とをアクセル手段とブレーキ手段の動作に連動して制御する制御装置とを備えたエンジン駆動装置において、前記電動発電機を、請求項1,2,3,4又は5記載の回転電機で構成したことを特徴とするエンジン駆動装置。
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