JP2007221554A - Ipセントレックスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】加入者端末の移動に応じて、IPセントレックスシステム内の内線接続と公衆網を介する外線接続とを相互に切り替え可能なIPセントレックスシステムを提供する。
【解決手段】IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末について、アクセスポイントと通信可能であるか否かを調べる在圏調査手段と、在圏調査手段による調査結果と接続管理テーブルに保持された接続管理情報とに基づいて、通話中にIPセントレックスシステムの適用圏の境界を越えて移動した加入者端末を検出する越境端末検出手段と、越境端末検出手段によってIPセントレックスシステムの適用圏内への移動が検出された加入者端末にかかわる外線通話をIPセントレックスシステム内部の内線通話に切り替える内線切替手段と、内線切替手段による切替結果を接続管理テーブルに反映するテーブル管理手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、企業内の電話システムをVoIP(Voice over IP)技術を利用したIP電話網として実現したIPセントレックスシステムに関し、特に、移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムに関する。
携帯電話などの移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムでは、図10に示すように、無線LAN(W−LAN)を構成する多数のアクセスポイント(AP)411が企業の各拠点に設置され、これらのアクセスポイント411経由でユーザ管理サーバ412により、各加入者の所在が管理されている。そして、このユーザ管理サーバ412で収集された情報に基づいて、セントレッスクサーバ413により、IPセントレックスシステム適用圏内の加入者同士の通話およびIPセントレックス適用圏内の加入者と外部の加入者との通話が実現されている。
例えば、それぞれアクセスポイント411との通信可能エリア内にある加入者端末UE1、UE2間の通話は、ユーザ管理サーバ412によってこれらの加入者に関する利用資格などが確認され、セントレックスサーバ413内のSIP(session initiation protocol)サーバ414による呼処理を経ることにより、これらの加入者端末を無線LANを介して接続する伝送経路が形成される。
一方、例えば、図10に示した加入者端末UE1がIPセントレックス適用圏外の公衆網に接続された電話(TEL)と通話しようとする場合には、ユーザ管理サーバ412からの着信先がIPセントレックス適用圏の加入者ではない旨の通知に応じて、SIPサーバ414により、外線接続処理が行われる。このとき、SIPサーバ414は、ゲートウェイ(GW)サーバ415を介して公衆網(移動通信網を含む)に対して発呼処理を行うことにより、無線LANと公衆網とを中継接続し、発呼元の加入者端末UE1と公衆網に接続された一般電話TELとの通話を実現する。
また、このようなIPセントレックスシステム対応の加入者端末に、一般の移動通信システムの移動端末としての機能を搭載し、IPセントレックス適用圏外では、移動通信網を利用可能とする技術も実現されている(特許文献1参照)。
特開平4−269058号公報
上述したように、IPセントレックスシステムの加入者端末がIPセントレックスシステム接続機能と一般の移動通信システム接続機能の双方を備えたデュアル端末である場合に、このような加入者端末UE3がIPセントレックス適用圏外にあるときには、この加入者端末UE3を着信先とする通話は、ゲートウェイサーバ415によって中継される外線通話として実現される。このようにして、呼設定時に形成された外線通話のための伝送経路は、その後の加入者端末の移動にかかわらず、通話の終了までそのまま維持される。
例えば、この加入者端末UE3が図10に点線で示したようにIPセントレックスシステムのアクセスポイントAP411が設置された拠点、すなわち、IPセントレックス適用圏内に移動した後も、IPセントレックスシステムによる通話が可能であるにもかかわらず、依然として外線接続による通話路がそのまま維持され、この通話には公衆網および移動通信網にかかわる課金が行われてしまう。
したがって、デュアル端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて、デュアル端末の特徴とIPセントレックスシステムの特徴を充分に活用するために、IPセントレックス適用圏の境界を越えて移動する利用者端末に関する伝送経路を適切に管理するための技術が必要とされている。
本発明は、加入者端末の移動に応じて、IPセントレックスシステム内の内線接続と公衆網を介する外線接続とを相互に切り替え可能なIPセントレックスシステムを提供することを目的とする。
本発明にかかわる第1のIPセントレックスシステムは、在圏調査手段と、接続管理テーブルと、越境端末検出手段と、内線切替手段と、テーブル管理手段とから構成される。
本発明にかかわる第1のIPセントレックスシステムの原理は、以下の通りである。
私設通信網と公衆網との双方に接続可能な移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて、在圏調査手段は、IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末について、IPセントレックスシステムに属するアクセスポイントと通信可能であるか否かを調べる。接続管理テーブルは、IPセントレックスシステムにかかわる全ての呼について、発信電話番号および着信電話番号を含む接続管理情報を保持する。越境端末検出手段は、在圏調査手段による調査結果と接続管理テーブルに保持された接続管理情報とに基づいて、通話中にIPセントレックスシステムの適用圏と圏外との境界を越えて移動した加入者端末を検出する。内線切替手段は、越境端末検出手段によってIPセントレックスシステムの適用圏内への移動が検出された加入者端末にかかわる外線通話をIPセントレックスシステム内部の内線通話に切り替える。テーブル管理手段は、内線切替手段による切替結果を接続管理テーブルに反映する。
このように構成された第1のIPセントレックスシステムの動作は、下記の通りである。
例えば、一定時間ごとに行われる在圏調査手段による調査結果と接続管理テーブルに保持された接続管理情報を照合することにより、IPセントレックスシステム内の加入者端末と外線接続されていることが示されている加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏内に入ったことが分かり、この加入者端末が越境端末検出手段によって検出される。内線切替手段は、このようにして検出された加入者端末とその通話先のIPセントレックスシステム内の加入者端末との間に設定されている外線接続を解放するとともに、これらの加入者端末をIPセントレックスシステム内で接続する通話路を設定して、これらの加入者端末を内線接続する。
このようにして、通話中にIPセントレックス圏内に移動した加入者端末に関する外線接続を、通話状態を維持しつつ内線接続に切り替えることができる。また、このようにして行われた外線接続から内線接続への切り替えに伴う接続管理情報の変化は、テーブル管理手段により接続管理テーブルに反映され、以降の呼処理に供される。
本発明にかかわる第2のIPセントレックスシステムは、上述した第1のIPセントレックスシステムにおいて、内線切替手段に、切替通知手段と通話路設定手段と外線解放手段とを備えて構成される。
本発明にかかわる第2のIPセントレックスシステムの原理は、以下の通りである。
上述した第1のIPセントレックスシステムに備えられた内線切替手段において、切替通知手段は、越境端末検出手段による加入者端末の検出に応じて、検出された加入者端末およびこの加入者端末と通話中の加入者端末の少なくとも一方に外線接続から内線接続への切り替えを行う旨を通知する。通話路設定手段は、切替通知手段による通知に対する応答として、検出された加入者端末およびこの加入者端末と通話中の加入者端末の少なくとも一方から切り替えを肯定する旨の応答を受け取ったときに、2つの加入者端末の間にIPセントレックスシステム内の通話路を設定する。外線解放手段は、通話路の設定完了に応じて、検出された加入者端末にかかわる外線接続を解放する。
このように構成された第2のIPセントレックスシステムの動作は、下記の通りである。
越境端末検出手段により、IPセントレックスシステムの適用圏内に入った通話中の加入者端末が検出されると、まず、切替通知手段により、例えば、検出された加入者端末に内線接続への切り替えを行う旨が通知され、この加入者端末からの切り替えを肯定する旨の応答に応じて、通話路設定手段による通話路設定処理が行われる。これにより、外線通話中にIPセントレックスシステムの適用圏内に入った加入者端末とその通話先の加入者端末との間は、IPセントレックスシステム内に形成された通話路によって内線接続され、この通話路設定の完了に応じて、外線解放手段により、上述した2つの加入者端末間に設定されていた外線接続が切断される。
これにより、通話中の2つの加入者端末を利用している利用者の少なくとも一方の意向を切り替えの実施の有無に反映するとともに、通話状態を確実に維持した状態で外線接続から内線接続への切り替えを実現することができる。
本発明にかかわる第3のIPセントレックスシステムは、在圏調査手段と、接続管理テーブルと、越境端末検出手段と、外線切替手段と、テーブル管理手段とから構成される。
本発明にかかわる第3のIPセントレックスシステムの原理は、以下の通りである。
私設通信網と公衆網との双方に接続可能な移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて、在圏調査手段は、IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末について、IPセントレックスシステムに属するアクセスポイントと通信可能であるか否かを調べる。接続管理テーブルは、IPセントレックスシステムにかかわる全ての呼について、発信電話番号および着信電話番号を含む接続管理情報を保持する。越境端末検出手段は、在圏調査手段による調査結果と接続管理テーブルに保持された接続管理情報とに基づいて、通話中にIPセントレックスシステムの適用圏と圏外との境界を越えて移動した加入者端末を検出する。外線切替手段は、越境端末検出手段によってIPセントレックスシステムの適用圏外への移動が検出された加入者端末にかかわる内線通話を公衆網を介する外線通話に切り替える。テーブル管理手段は、外線切替手段による切替結果を接続管理テーブルに反映する。
このように構成された第3のIPセントレックスシステムの動作は、下記の通りである。
例えば、一定時間ごとに行われる在圏調査手段による調査結果と接続管理テーブルに保持された接続管理情報を照合することにより、IPセントレックスシステム内で設定された通話路を介して内線接続されている加入者端末の一方がIPセントレックスシステムの適用圏外に出たことが分かり、この加入者端末が越境端末検出手段によって検出される。外線切替手段は、このようにして検出された加入者端末の圏外への移動に伴って解放される内線接続に代えて、検出された加入者端末とその通話先のIPセントレックスシステム内の加入者端末とを公衆網を介して接続する通話路を設定し、これらの加入者端末を外線接続する。このようにして行われた内線接続から外線接続への切り替えに伴う接続管理情報の変化は、テーブル管理手段により接続管理テーブルに反映され、以降の呼処理に供される。
本発明にかかわる第4のIPセントレックスシステムは、上述した第3のIPセントレックスシステムにおいて、登録情報テーブルを備え、外線切替手段に、切替決定手段と、外線接続手段と、内線解放手段とを備えて構成される。
本発明にかかわる第4のIPセントレックスシステムの原理は、以下の通りである。
上述した第3のIPセントレックスシステムにおいて、登録情報テーブルは、IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末それぞれについて、着信先の加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動したときに外線接続に移行するための切り替え機能を利用するか否かを示す登録情報を保持する。また、外線切替手段において、切替決定手段は、越境端末検出手段によってIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動したとされた加入者端末と通話中の加入者端末について登録情報テーブルに保持された登録情報に基づいて、該当する通話を外線接続への切り替えを実施するか否かを決定する。外線接続手段は、切替決定手段によって切り替えを実施するとされた通話にかかわる2つの加入者端末の間に公衆網を介する外線接続を設定する。
このように構成された第4のIPセントレックスシステムの動作は、下記の通りである。
発呼側の加入者端末に対応して、予め登録情報テーブルに外線切り替え機能を利用する旨が登録されている場合は、この加入者端末と通話中の加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏外に移動したときに、切替決定手段による外線切替を実施する旨の決定に応じて、外線接続手段により外線接続処理が行われ、通話状態を維持したままで、内線接続から自動的に外線接続に切り替わる。一方、外線切替機能を利用しない旨が登録情報テーブルに登録された加入者端末が発呼側であった場合には、着信先の加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏外に移動して、内線接続が維持できなくなった時点で通話が切断される。
本発明にかかわる第5のIPセントレックスシステムの原理は、以下の通りである。
上述した第4のIPセントレックスシステムにおいて、登録情報テーブルは、各加入者端末に対応して、IPセントレックスシステムが管理する顧客グループごとに、それぞれの顧客グループに属する加入者端末が着信先である場合に関する登録情報を保持する。切替決定手段は、越境検出手段によって検出された加入者端末が属する顧客グループに対応して保持された登録情報に基づいて、該当する通話を外線接続への切り替えを実施するか否かを決定する。
このように構成された第5のIPセントレックスシステムの動作は、下記の通りである。
登録情報テーブルに、顧客グループごとの登録情報を保持しておくことにより、例えば、同一の顧客グループに属する加入者端末同士では、圏外への移動に応じて自動的に外線接続への切り替えを行い、一方、発信側の加入者端末と着信先の加入者端末とが異なる顧客グループに属する場合には、着信側の加入者端末の圏外への移動に伴って内線接続が維持できなくなった時点で通話を切断するというように、顧客グループごとに異なる対処を実施することができる。
以上に説明したように、本発明にかかわるIPセントレックスシステムによれば、IPセントレックスシステムによる内線接続が可能な加入者端末同士が外線接続による通話状態であっても、これらの加入者端末が相互に内線接続可能な状態になった時点で、通話状態を維持したまま自動的に内線通話に切り替えることができる。
これにより、発信時点で着信先の加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏外であったために、その後の移動によってIPセントレックスシステムの適用圏内に移動したにもかかわらず、外線接続が維持される状況は解消され、圏内に移動した時点から内線を利用した割安な料金のサービスを提供することができる。
また、本発明にかかわるIPセントレックスシステムによれば、内線接続による通話中の加入者端末の一方がIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動した場合に、通話状態を維持したままで外線接続へと切り替えることができる。
これにより、IPセントレックスシステムの適用圏の境界付近での通話の切断を避け、利用者を改めてかけ直すなどの煩雑さから解放することができ、サービス性を向上することができる。
また、顧客グループごとに設定された登録情報に応じて、上述した外線自動切替機能の適用/不適用を制御することにより、複数の企業が入居しているオフィスビルなどに設置されたIPセントレックスシステムにおける利用者の利便性を向上することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明にかかわるIPセントレックスシステムの第1の実施形態を示す。
なお、図1に示す構成要素のうち、図10に示した各部と同等のものについては、図10に示した符号を付して示し、その説明を省略する。
図1に示したFOMAレジストラ201は、図10に示したユーザ管理サーバ412に相当するものであり、無線LANの各アクセスポイントを介して加入者端末との間で行うやり取りで得られた情報に基づいて、各加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏内に在圏しているか否かを調べ、この調査結果を含むユーザ管理情報をSIPサーバ210に渡してユーザ管理テーブル212に格納する。
図1に示したSIPサーバ210において、呼処理部211は、ユーザ管理テーブル212に格納されたユーザ管理情報に基づいて、IPセントレックスシステムにかかわる呼処理を行い、これらの呼にかかわる接続管理情報を生成して接続管理テーブル213に格納する。
図2に示すように、ユーザ管理テーブル212には、各加入者について、IPセントレックスシステム内での内線番号と公衆網を利用する際の外線番号および当該加入者が在圏しているか否かを示す在圏情報とともに、本発明にかかわる通話中切替サービスに関する設定情報(後述する)が格納されている。また、接続管理テーブル213には、セントレックスサーバ210が関与している各呼について、発信側および着信側の端末をそれぞれ示す電話番号および接続先IPアドレスなどの接続管理情報が格納されている。
このSIPサーバ210において、通話中切替制御部214は、ユーザ管理テーブル212および接続管理テーブル213に格納された情報に基づいて、通話中にIPセントレックスシステムの適用圏の境界を越えて移動した加入者端末にかかわる回線の制御を、後述するようにして、呼処理部211の機能を利用して行う。
図3に、通話中切替制御部214の詳細構成を示す。また、図4に、通話中切替動作を表す流れ図を示す。
図3に示した通話中切替制御部214において、越境端末検出部215は、例えば、図1に示したFOMAレジストラ201によってユーザ管理テーブル212の在圏情報が更新された際に(ステップ301)、該当する加入者に対応するユーザ管理情報で示された内線番号あるいは外線番号を接続管理テーブル213から検索し、この検索結果に基づいて、該当する加入者端末が通話中にIPセントレックスシステムの適用圏の境界を越えて移動したか否かを判定する。
例えば、図5に示すように、加入者端末UE1、UE2が外線接続中に、加入者端末UE1がIPセントレックスシステムの適用圏内に移動すると、この加入者端末UE1からFOMAレジストラ201への登録要求に応じて、FOMAレジストラ201およびSIPサーバ210による一連の認証手続が行われる。この認証手続の過程において、ユーザ管理テーブル212の加入者端末ID「UE1」に対応する在圏情報が「圏外」から「在圏」に更新される(図4のステップ301)。
この場合に、図3に示した越境端末検出部215は、ユーザ管理テーブル212からこの加入者端末UE1の外線番号を得て、この外線番号を接続管理テーブル213から検索し、呼ID[C1]に対応して格納されている旨の検索結果を得る(図2参照)。このように、在圏情報が「圏外」から「在圏」へと更新された加入者端末の外線番号が、接続管理テーブル213のいずれかの接続管理情報から検索された場合に、越境端末検出部215は、この加入者端末UE1が通話中であり(ステップ302の肯定判定)、圏外から圏内へと移動したと判断し(ステップ303の肯定判定)、この加入者端末UE1を越境端末として検出する。
このようにして、加入者端末UE1が圏外から圏内へと移動した旨の検出結果に応じて、切替手順制御部216は、該当する加入者端末(この場合は、加入者端末UE1)に対して、外線接続から内線接続へ切り替える旨の問い合わせメッセージを送出する(図4のステップ304、図5の「SIP INFO」)。その後、加入者端末UE1からの確認メッセージ(図5に示した「SIP200OK」)の到達に応じて、図4のステップ305の肯定判定となって待ち状態が解除される。
次いで、図3に示した切替手順制御部216からの依頼に応じて、呼処理部211により、加入者端末UE1と加入者端末UE2との間の内線接続が行われ(図4のステップ306、図5参照)、この内線接続処理の完了後に、上述した外線通話は内線通話に引き継がれる(図5参照)。その後、切替手順制御部216からの依頼に応じて、呼処理部211により、加入者端末UE1にかかわる外線接続を切断する手順が行われ(図4のステップ307)、外線から内線へ切り替える処理を終了する。このようにして、呼処理部211による切替処理が行われる過程において、接続管理テーブル213の内容が更新され、呼ID[C1]に対応する発信電話番号は、加入者端末UE1に対応する内線番号に書き換えられ、接続管理テーブル213に外線接続から内線接続への切替処理の結果が反映される。
同様にして、着信側の加入者端末UE4がIPセントレックスシステムの適用圏外であるために外線接続されている場合についても、加入者端末UE4の圏外から圏内への移動に応じて、発信側の加入者端末UE3と着信側の加入者端末UE4との外線接続を、通話状態を維持したまま内線接続に切り替えることができる。
この場合には、着信側の加入者端末UE4が圏外から圏内に移動しているので、外線接続から内線接続へ切り替える旨の問い合わせメッセージは、着信側の加入者端末UE4に送られ、この加入者端末UE4からの応答を待って、外線接続から内線接続への切り替えが行われる。
なお、外線接続から内線接続に切り替える際に、加入者端末の利用者の意向を反映する必要がない場合は、上述したような問い合わせメッセージの送出および応答の確認手順を省略し、外線接続から内線接続への切り替えを自動的に実行する運用を採用することも可能である。
一方、図6に示すように、加入者端末UE5と加入者端末UE6とが内線通話中に、着信側の加入者端末UE6がIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動した場合には、FOMAレジストラ201への登録更新処理が滞ると、登録更新タイムアウトの検出に応じて、FOMAレジストラ201により、加入者端末UE6についてのサービスを中断する処理が開始される。また、これとともに、FOMAレジストラ201からSIPサーバ211に内線接続の解放依頼が送られ、これに応じて、加入者端末UE5、6間の内線接続は切断され、この過程において、ユーザ管理テーブル212の加入者端末UE6に対応する在圏情報が「在圏」から「圏外」へと更新される(ステップ301)。
この場合に、図3に示した越境端末検出部215は、ユーザ管理テーブル212からこの加入者端末UE6の内線番号を得て、この内線番号を接続管理テーブル213から検索し、呼ID[C3]に対応して格納されている旨の検索結果を得る(図2参照)。このように、在圏情報が「在圏」から「圏外」へと更新された加入者端末の外線番号が、接続管理テーブル213のいずれかの接続管理情報から検索された場合に、越境端末検出部215は、この加入者端末UE6が通話中であり(ステップ302の肯定判定)、圏内から圏外へと移動したと判断し(ステップ303の否定判定)、この加入者端末UE6を越境端末として検出する。
このようにして、加入者端末UE1が圏外から圏内へと移動した旨の検出結果が得られたときに、切替手順制御部216からの依頼に応じて、呼処理部211がゲートウェイサーバ415を介して公衆網に対して、加入者端末UE5を発信元年加入者端末UE6を着信先とした発呼処理を行うことにより、加入者端末UE5と加入者端末UE6との間の外線接続処理が行われる(図4のステップ308)。このようにして外線接続処理が完了後に、上述した外線通話は内線通話に引き継がれ(図5参照)、通話中切替処理は終了する。
上述したように、本発明にかかわるIPセントレックスシステムでは、通話中にIPセントレックスシステムの適用圏の圏外から圏内へ移動した加入者端末を確実に検出し、該当する加入者端末にかかわる通話を外線接続から内線接続へと切り替えて、通話の維持を図りつつ、通話にかかわる費用の削減を図ることができる。また、逆に、IPセントレックスシステムの適用圏内から圏外へ移動した加入者端末を確実に検出して、該当する加入者端末にかかわる通話を内線接続から外線接続へと自動的に切り替えることにより、通話にかかわる加入者端末の圏外への移動にかかわらず、通話状態を確実に維持することができる。
なお、ユーザ管理テーブル212において在圏情報が更新された加入者が通話中でなかった場合は(ステップ302の否定判定)、通話中切替処理は不要であると判断して、処理を終了する。
ところで、内線通話から外線接続による通話に切り替わると、当然ながら、公衆網を利用することによる費用が発生するので、内線から外線への切替については、IPセントレックスシステムの顧客である企業それぞれで様々な運用方針がありうる。
以下に、IPセントレックスシステムを利用している様々な顧客の要望に応じて、通話中自動切替サービスを提供する方法について説明する。
(第2の実施形態)
図7に、本発明にかかわるSIPサーバの別構成例を示す。
図7に示したSIPサーバ210において、通話中切替制御部214は、図3に示した各部に加えて、適用判定部217を備えて構成されている。また、図7に示したユーザ管理テーブル212は、図2(a)に示すように、通話中に外線への切り替えを適用するか否かを示す外線切替登録情報と顧客グループ(CUG)IDとを含むユーザ管理情報を格納している。なお、図2(a)に示した例では、グループ内の通話とグループ間の通話とについてそれぞれ外線切替登録情報が設定されている。
図7に示した適用判定部217は、越境端末検出部215により、圏内から圏外へと移動した加入者端末が検出されたときに、まず、接続管理テーブル213を参照し、検出された加入者端末と通話中の加入者端末を調べ、次いで、これらの加入者端末に対応してユーザ管理テーブル212に格納された顧客グループIDに基づいて、切り替え対象の通話にかかわる加入者端末が同一の顧客グループに属しているか否かを判定する。
次に、適用判定部217は、切替対象の通話の発信側の加入者端末に対応してユーザ管理テーブル212に、上述した判定結果に対応する外線切替登録情報に基づいて、外線接続への切り替えを適用するか否かを判定し、切り替えを適用する場合に、上述した越境端末検出部215による検出結果を切替手順制御部216に渡して、切替処理に供する。
つまり、図8に示すように、ステップ303の否定判定に応じて、適用判定部217により上述した判定処理が行われ、切り替えを適用する旨の判定結果が得られた場合に限って(ステップ309の肯定判定)、ステップ308の外線接続処理が実行される。
例えば、図9に示したように、加入者端末UE7と内線通話中の着信側の加入者端末UE8がIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動した場合には、この移動の検出に続いて行われる発信側の加入者端末UE7に対応する外線切替登録情報に基づいて、顧客グループ間の通話についても外線切替を適用する旨が確認されるので、外線接続への切り替え処理が実行される。
一方、図2(b)に示した接続管理テーブル213において、呼ID[C3]に対応して示された加入者端末UE5、6間の内線通話において、着信側の加入者端末UE6がIPセントレックスシステムの適用圏外に移動した場合は、発信側の加入者端末UE5に対応する外線切替登録情報により、グループ内の通話についても外線切替を適用しない旨が示されているので、図8に示したステップ309の否定判定となり、外線接続への切替処理を実行しないで処理を終了する。
このように、外線切替登録情報に応じて、外線接続処理を実行するか否かを決定することにより、IPセントレックスシステムの顧客それぞれの運用方針に柔軟に対応し、多様なサービスを提供することができる。
本発明にかかわるIPセントレックスシステムでは、IPセントレックスシステムの適用圏の境界を越えて加入者端末が移動する際の課題、すなわち、無駄な外線通話料金が発生することおよび圏外への移動に伴って通話が切断されてしまうことを解決することができるので、移動通信システムにおける移動端末としての機能とIPセントレックスシステムにおける加入者端末としての機能を併せ持つデュアル端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて極めて有効である。
特に、加入者端末の所持者が、IPセントレックスシステムによって接続された遠隔地に点在する拠点間を頻繁に行き来する場合には、上述したようなIPセントレックスシステムの適用圏の境界付近における課題が顕著となるので、このようなIPセントレックスシステムにおいては非常に有用である。
また、外線切替サービスの適用の有無を登録可能としたことにより、複数の企業が加入しているIPセントレックスシステムにおいて必要とされるきめ細かな制御が可能となるので、大規模なオフィスビルなどに適用されるIPセントレックスシステムにおいても有用である。
本発明にかかわるIPセントレックスシステムの実施形態を示す図である。 ユーザ管理テーブルおよび接続管理テーブルの例を示す図である。 通話中切替制御部の詳細構成を示す図である。 通話中切替動作を表す流れ図である。 外線から内線への切り替えシーケンス図である。 内線から外線への切り替えシーケンス図である。 本発明にかかわるSIPサーバの別構成例を示す図である。 登録情報を考慮した通話中切替動作を表す流れ図である。 登録情報を考慮した外線切り替えシーケンスを示す図である。 IPセントレックスシステムの構成例を示す図である。
符号の説明
201 FOMAレジストラ
210、414 SIPサーバ
211 呼処理部
212 ユーザ管理テーブル
213 接続管理テーブル
214 通話中切替制御部
215 越境端末検出部
216 切替手順制御部
217 適用判定部
411 アクセスポイント(AP)
412 ユーザ管理サーバ
413 セントレッスクサーバ
415 ゲートウェイ(GW)サーバ

Claims (5)

  1. 私設通信網と公衆網との双方に接続可能な移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて、
    前記IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末について、前記IPセントレックスシステムに属するアクセスポイントと通信可能であるか否かを調べる在圏調査手段と、
    前記IPセントレックスシステムにかかわる全ての呼について、発信電話番号および着信電話番号を含む接続管理情報を保持する接続管理テーブルと、
    前記在圏調査手段による調査結果と前記接続管理テーブルに保持された接続管理情報とに基づいて、通話中に前記IPセントレックスシステムの適用圏と圏外との境界を越えて移動した加入者端末を検出する越境端末検出手段と、
    前記越境端末検出手段によって前記IPセントレックスシステムの適用圏内への移動が検出された加入者端末にかかわる外線通話を前記IPセントレックスシステム内部の内線通話に切り替える内線切替手段と、
    前記内線切替手段による切替結果を前記接続管理テーブルに反映するテーブル管理手段と
    を備えたことを特徴とするIPセントレックスシステム。
  2. 請求項1に記載のIPセントレックスシステムにおいて、
    前記内線切替手段は、
    前記越境端末検出手段による加入者端末の検出に応じて、前記検出された加入者端末およびこの加入者端末と通話中の加入者端末の少なくとも一方に外線接続から内線接続への切り替えを行う旨を通知する切替通知手段と、
    前記切替通知手段による通知に対する応答として、前記検出された加入者端末およびこの加入者端末と通話中の加入者端末の少なくとも一方から切り替えを肯定する旨の応答を受け取ったときに、前記2つの加入者端末の間に前記IPセントレックスシステム内の通話路を設定する通話路設定手段と、
    前記通話路の設定完了に応じて、前記検出された加入者端末にかかわる外線接続を解放する外線解放手段とを備えた
    ことを特徴とするIPセントレックスシステム。
  3. 私設通信網と公衆網との双方に接続可能な移動端末を加入者端末として利用するIPセントレックスシステムにおいて、
    前記IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末について、前記IPセントレックスシステムに属するアクセスポイントと通信可能であるか否かを調べる在圏調査手段と、
    前記IPセントレックスシステムにかかわる全ての呼について、発信電話番号および着信電話番号を含む接続管理情報を保持する接続管理テーブルと、
    前記在圏調査手段による調査結果と前記接続管理テーブルに保持された接続管理情報とに基づいて、通話中に前記IPセントレックスシステムの適用圏と圏外との境界を越えて移動した加入者端末を検出する越境端末検出手段と、
    前記越境端末検出手段によって前記IPセントレックスシステムの適用圏外への移動が検出された加入者端末にかかわる内線通話を前記公衆網を介する外線通話に切り替える外線切替手段と、
    前記外線切替手段による切替結果を前記接続管理テーブルに反映するテーブル管理手段と
    を備えたことを特徴とするIPセントレックスシステム。
  4. 請求項3に記載のIPセントレックスシステムにおいて、
    前記IPセントレックスシステムに登録された全ての加入者端末それぞれについて、着信先の加入者端末がIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動したときに外線接続に移行するための切り替え機能を利用するか否かを示す登録情報を保持する登録情報テーブルを備え、
    前記外線切替手段は、
    前記越境端末検出手段によってIPセントレックスシステムの適用圏外へ移動したとされた加入者端末と通話中の加入者端末について前記登録情報テーブルに保持された登録情報に基づいて、該当する通話を外線接続への切り替えを実施するか否かを決定する切替決定手段と、
    前記切替決定手段によって切り替えを実施するとされた通話にかかわる2つの加入者端末の間に前記公衆網を介する外線接続を設定する外線接続手段と、
    前記外線接続手段による外線接続完了に応じて、前記IPセントレックスシステム内の内線接続を解放する内線解放手段とを備えた
    ことを特徴とするIPセントレックスシステム。
  5. 請求項4に記載のIPセントレックスシステムにおいて、
    前記登録情報テーブルは、各加入者端末に対応して、IPセントレックスシステムが管理する顧客グループごとに、それぞれの顧客グループに属する加入者端末が着信先である場合に関する登録情報を保持する構成であり、
    前記切替決定手段は、前記越境検出手段によって検出された加入者端末が属する顧客グループに対応して保持された登録情報に基づいて、該当する通話を外線接続への切り替えを実施するか否かを決定する構成である
    ことを特徴とするIPセントレックスシステム。
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