JP2007219081A - 画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望のウィンドウを良好なる状態で観察することができ、ウィンドウ間の前後の切り替えや最小化によりタスクトレイへの移動等煩わしい作用が不必要で、作業効率を向上させることができる画像表示システムを得ること。
【解決手段】 タスクの起動により開いた1以上のウィンドウの表示情報を画像信号として出力するシステム制御装置と、該システム制御装置からの画像信号を表示した表示素子からの映像光を観察者の瞳に導光する画像表示装置とを有し、観察者の頭部位置情報を検出する位置姿勢検出手段を有し、該システム制御手段は、頭部位置情報より、観察者の視線情報を算出し、算出した視線情報に対応した形状のウィンドウ及びウィンドウ内の表示情報を生成する表示画像生成部とを有し、該表示画像生成部からの画像信号に基づいて、表示素子に画像情報を表示すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ等の外部機器からの画像信号に基づいて画像表示部に表示した画像情報を観察するのに好適な画像表示システムに関する。
従来、コンピュータ等からの画像信号に基づいて画像を表示する画像表示部を備え、その画像表示部に表示された画像(生成画像)をハーフミラー等の透過式の光分割合成手段を介して観察者の眼に導き、該画像の虚像を観察する画像表示システムが知られている。
このとき、生成画像と、光分割合成手段を透して外界の画像情報(外界画像)を同一視野にて観察できる光学シースルー方式を利用した頭部装着型の画像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ、以下「HMD」という)が知られている。
このような光学シースルー方式のHMDにおいては、画像表示部に表示された画像(生成画像)は虚像として観察者に提示される。このため、生成画像は、透けた像として観察される。
従って、外界の画像情報からの入射光量を制御するためにドットマトリクス型モノクロLCDを液晶シャッターとして用いた光学シースルー方式のHMDが提案されている(特許文献1)。
特開2002−244074号公報
上記従来の光学シースルー方式のHMDを用いた画像表示システムにおいては、予め想定される3次元空間内の決まった位置に3次元又は2次元の仮想物体が存在するという想定のアプリケーションがほとんどであった。
例えば、PC等の画面のウィンドウを所望の位置に表示させるといったアプリケーションは考えられていなかった。
そのため、PC等を用いて作業を行う際には直視型のモニタを使用せざるを得なかった。
又、モニタという限られた作業スペース内での作業となるためウィンドウ間の前後切り替えや最小化によるタスクトレイへの移動等の行動を伴った作業となり、作業効率が低下する傾向があった。
また、ウィンドウを拡大して詳細な編集をしつつ全体のレイアウトを確認したい場合等には、マウスでサイズや表示倍率を変更しなければならず、作業効率が低下する傾向があった。
本発明は、所望のウィンドウを良好なる状態で観察することができ、ウィンドウ間の前後の切り替えや最小化によりタスクトレイへの移動等煩わしい作用が不必要で、作業効率を向上させることができる画像表示システムの提供を目的とする。
本発明の画像表示システムは、
◎タスクの起動により1以上のウィンドウを開くウィンドウ生成部、該開いたウィンドウにタスクの処理内容を表示させる表示手段、前記開いている一つ以上のウィンドウの表示情報を画像信号として出力する画像出力手段を備えたシステム制御装置、
前記システム制御装置からの画像信号を入力するための画像入力手段、該入力画像信号を表示素子に表示させる画像表示手段、該画像表示手段により射出された映像光を瞳に導く導光手段とを備えた画像表示装置、とを有する画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、装着者の頭部位置および姿勢を検出する位置姿勢検出手段、該位置姿勢検出手段からの検出結果を前記システム制御装置へ出力する位置姿勢情報出力手段を有しており、前記システム制御装置は、該画像表示装置から出力された位置姿勢検出情報により装着者の視線情報を算出する視線情報算出部、該視線情報算出部からの算出結果およびウィンドウ位置に応じてウィンドウの形状を変更させるウィンドウ情報設定部を有しており、前記画像表示装置は、該システム制御装置からの入力信号に基づいて装着者の頭部位置および姿勢に応じた形状のウィンドウを表示することを特徴としている。
◎タスクの起動により開いた1以上のウィンドウの表示情報を画像信号として出力するシステム制御装置と、該システム制御装置からの画像信号を表示素子に表示し、該表示素子からの映像光を観察者の瞳に導光する画像表示装置とを有する画像表示システムにおいて、
該画像表示装置は、観察者の頭部位置情報を検出する位置姿勢検出手段を有し、該システム制御手段は、該画像表示装置からの頭部位置情報より、観察者の視線情報を算出する視線情報算出部と、該算出した視線情報に対応した形状のウィンドウ及びウィンドウ内の表示情報を生成する表示画像生成部とを有し、該画像表示装置は、該表示画像生成部からの画像信号に基づいて、表示素子に画像情報を表示することを特徴としている。
本発明によれば、ウィンドウ間の前後の切り替えや最小化によりタスクトレイへの移動等煩わしい作用が不必要で、作業効率を向上させることができる画像表示システムが得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下の実施例においては画像表示装置の一例として光学シースルー方式の画像表示装置について説明するが、光学シースルー方式に限らない。
例えば、外界(外界画像)と虚像(生成画像)を合成して観察者に提示する画像表示システムであれば任意の画像表示装置に適用可能である。
図1は、本発明に係る、頭部装着型の画像表示装置(HMD)を観察者が装着したときの実施例1の外観図である。図2は、図1で用いる光学系の該略図である。
図1及び図2において、102はコンピュータ等からの画像信号に基づいて2次元画像又は立体画像(生成画像、視差画像)を表示するカラーLCDである。103はカラーLCD102の光源であるバックライトである。104はHMD100の制御を行う制御回路である。109はハーフミラー、106は接眼光学系、114は外界からの入射光を後述のモノクロLCD101上に結像させるための結像光学系である。107はHMD100とコンピュータ等の画像出力機器を接続するためのインタフェース・ケーブル、108はHMD100の装着者(観察者)50の眼、120は外界の明るさを検出するための光量センサ(光検出手段)である。121は頭部装着型の画像表示装置(HMD)を装着した装着者50の頭部の位置や姿勢を検出するための位置姿勢検出センサ(位置姿勢検出手段)である。130から132はカラーLCD102に表示した生成画像の表示位置を設定した仮想ウィンドウA,B,Cを示している。110はカラーLCD102を透過した画像光の中心軸(画像光)、111は外界からの光の中心軸(外界光)、112は外界光111がモノクロLCD101を透過した後の光の中心軸(外界光)である。113はHMD100の装着者50の眼108に入ってくる光の中心軸である。中心軸113は、カラーLCD102からの画像光110およびモノクロLCD101を透過してくる外界光112が重なり合った軸である。
図1において、図中の記号末尾に付されているaは右眼用の、bは左眼用の構成要素であることを示す。
また、図2に示すように、カラーLCD102とモノクロLCD101とはハーフミラー109から等しい距離Lを置いて配置されている。これによって観察者50はカラーLCD102に表示される画像(生成画像)の虚像及びモノクロLCD101上に結像された外界画像とをピントのあった状態で観察している。
このような構成のHMD100において、バックライト103から出射してカラーLCD102を透過した画像光110は、図2に示されるような光路となる。
また、外界光111は結像光学系114を介して図2に示されるような光路でモノクロLCD101上に結像され、さらにモノクロLCD101を透過して外界光112に示されるような光路でハーフミラー109に入射する。
そして、ハーフミラー109を透過したモノクロLCD101からの外界光112と、ハーフミラー109で反射されるカラーLCD102からの画像光110が重なり合って中心軸113に示される光路でHMD100の装着者50に観察される。
図8は、HMD100のカラーLCD102及びモノクロLCD101に表示される画像と、HMD100の装着者50が観察する画像との関係を説明する図である。図8において、1101はカラーLCD102に表示する画像、1102はHMD100の装着者(観察者50)の視界に入る外界像である。1103は階調表示可能なドットマトリクスタイプのモノクロLCD101において、透過率が最大になるようにしたときの画像を示したものである。1106は階調表示可能なドットマトリクスタイプのモノクロLCD101において、透過率が最小になるようにしたときの画像を示したものである。
1104はモノクロLCD101が画像1103の状態の時に外界光112に示される光路で導かれるモノクロLCD101を透過した外界光の像である。画像1101と画像1104の像が重ね合わされてHMD100の装着者50の眼108に1105に示されるような像が観察される。
また逆に、1107はモノクロLCD101が画像1106の状態の時に外界光112に示される光路で導かれるモノクロLCD101を透過した外界光の像である。画像1101と画像1107が重ね合わされてHMDの装着者50の眼108に1108に示されるような像が観察される。
図3は、実施例1の頭部装着型の画像表示装置およびその制御装置のブロック図である。
図3において、201は画像表示システムの制御装置である。202は前述の頭部装着型の画像表示装置(HMD)である。203は頭部装着型の画像表示装置202から制御装置201へ渡される位置姿勢検出データである。204は制御装置201から頭部装着型の画像表示装置202へ渡される表示画像データである。206は制御装置201に接続されるキーボード等の入力デバイス、207は制御装置201に接続されるマウス等のポインティングデバイスである。
システム制御装置201は以下のブロックの構成要素を有している。210は頭部装着型の画像表示装置202の装着者50の左右眼の視線情報算出部である。211は位置姿勢リセット部、212は視線により、どのウィンドウをアクティブにするかアクティブウィンドウ判定部である。213はウィンドウデータ、214はウィンドウ生成部(ウィンドウ生成手段)、215はウィンドウ情報管理部である。216はウィンドウ情報設定部、217は表示画像生成部、218aおよび218bは表示画像生成部217を構成する右眼用画像生成部および左眼用画像生成部である。
このようなシステム構成において、まず頭部装着型の画像表示装置202内にある位置姿勢検出センサ(位置姿勢検出手段)121により観察者50の頭部に関する情報を検出する。そして検出された観察者50の頭部に関する位置姿勢検出データ203をRS232CやUSB等の通信手段(出力手段)121aを用いてシステム制御装置201へ定期的に転送する。
システム制御装置201では位置姿勢検出データ203を受け取った左右眼の視線情報算出部210が頭部装着型の画像表示装置202を装着した装着者50の視点位置および視線方向の視線情報を計算する。そして表示画像生成部217およびアクティブウィンドウ判定部212に計算結果を渡す。アクティブウィンドウ判定部212では後述する方法を用いてどのウィンドウをアクティブにすべきかの情報を表示画像生成部217へ渡す。
なお、簡易な位置姿勢検出センサ121を用いた場合にドリフト現象等、時間経過と伴に原点がずれることが想定されるため、装着者50の指示に基づいて位置姿勢リセット部211により位置姿勢検出センサ121の原点を再設定する。
ウィンドウに関しては、まずアプリケーションの起動等ユーザの指示に基づいてウィンドウ生成部214が起動される。ウィンドウ生成部214ではウィンドウの表示情報を書き込むためのウィンドウデータ(表示手段)213の領域を用意し、ウィンドウのサイズや位置等のウィンドウ情報をウィンドウ情報管理部215へ渡す。
ウィンドウ情報管理部215ではウィンドウ生成部214から受け取ったウィンドウ情報を管理しつつ表示画像生成部217へウィンドウ情報を渡す。
さらに、ウィンドウ生成時ないしはその後随時、後述する方法を用いることにより装着者50の指示に基づいてウィンドウ情報設定部216よりサイズ(大きさ、形状)や位置等の設定の変更を受け付ける。
また、アプリケーションによるサイズや位置、2D(2次元画像)/3D(3次元画像)情報等の設定の変更も受け付ける。ウィンドウデータ213は起動されたアプリケーションにより随時更新される。
表示画像生成部217では、観察者50の視点位置および視線方向等の視線情報の計算結果、アクティブウィンドウの判定結果、ウィンドウデータ、ウィンドウ情報等を元に、表示画像を生成する。
例えば、右眼用画像生成部218aで右眼用の、左眼用画像生成部218bで左眼用の表示画像(生成画像)を生成する。
表示画像生成部217で生成された表示画像データ204はVGA等のアナログ・インタフェースやDVI等のディジタル・インタフェース等の画像出力手段217aを介して頭部装着型の画像表示装置202の画像入力手段104aへ転送される。頭部装着型の画像表示装置202では受け取った表示画像データ204を画像表示用の制御回路104内の表示手段としての右眼表示ユニット100aにて右眼の、左眼表示ユニット100bにて左眼の画像表示を行う。そして、それと共に、光量センサ120の出力を元に外光の調整を行う。
図4は本実施例において、観察者が観察する表示画像の表示例を示したものである。図4(a)は仮想ウィンドウA(130)を中心よりに見ている際の表示例、図4(b)は仮想ウィンドウB(131)を中心よりに見ている際の表示例、図4(c)は仮想ウィンドウA,B,Cの全てを見渡している際の表示例である。
なお、当然ながら実際は右眼用の表示と左眼用の表示がある訳であるが、ここでは簡略的に一方の表示に関してのみ説明を行っている。
図4(a),(b),(c)において、130は装着者から見て左下に配置した仮想ウィンドウAである。131は装着者から見て右下に配置した仮想ウィンドウBである。132は装着者から見て上方に配置した仮想ウィンドウCである。135は常に視界の下隅に表示されており、動作しているアプリケーションやウィンドウ等を示しているタスクバーである。
図4(a)は仮想ウィンドウA(130)を良く見ようとした際の表示であり、装着者が顔(視線)を左下前方に移動させたときに表示される画像である。ほぼ中心に位置する仮想ウィンドウA(130)のタイトルバーが濃くなりアクティブ化されている。図4(b)は仮想ウィンドウB(131)を良く見ようとした際の表示であり、装着者が顔(視線)を右下前方に移動させたとき、即ち図4(a)の状態から顔を右に向けたときに表示される画像である。
ほぼ中心に位置する仮想ウィンドウB(131)のタイトルバーが濃くなりアクティブ化されている。図4(c)は仮想ウィンドウA(130),B(131),C(132)の全てを見ようとした際の表示であり、装着者50が顔を中央やや後方に移動させたときに表示される画像である。
最も中心の近くに位置する仮想ウィンドウC132のタイトルバーが濃くなりアクティブ化されている。
なお、図4(a),(b),(c)全ての表示において、視界の下隅に常に表示されているタスクバー135での表示内容はほぼ変わらず、アクティブ化されているウィンドウのタスクのみ表示の色が変わってアクティブ状態であることが分かるようになっている。
また特に図示していないが、図中のウィンドウ或いはタスクバー135に関しては外光により透けることを避けるためモノクロLCD101a、bによりその領域では、外光の透過率を下げており、その他黒画像部分は透過率を上げている。これにより外景画像が見えるように制御している。
図5はアクティブウィンドウ判定部212での処理方法を示したものであり、例として図4(a)の状態にあるときの処理方法を示している。図5において、130は仮想ウィンドウA、131は仮想ウィンドウB、Mは観察視野136の中心、aは仮想ウィンドウA130の中心、bは仮想ウィンドウBの中心である。
図5のような状態で、まず観察視野136の中心Mを観察視野136に対する対角線の交点により算出する。そして中心Mを通る画面に垂直な線、即ち視軸MXを求める。次に仮想ウィンドウA(130)の中心aの絶対位置をウィンドウ枠130aに対する対角線の交点Mにより算出する。そして視軸MXからの距離を求める。
次に仮想ウィンドウB(131)の中心bの絶対位置をウィンドウ枠131aに対する対角線の交点Mにより算出し、視軸MXからの距離を求める。
以上のようにして求めた視軸MXから仮想ウィンドウの中心(中心a又は中心b)までの距離が最も近いウィンドウをアクティブなウィンドウとする。図5では、ウィンドウ130をアクティブとする。
図6はウィンドウ情報設定部216におけるウィンドウ状態の設定例を示したものである。図6(a)はウィンドウ位置の変更を行う際のユーザインタフェースの一例を示し、図6(b)はウィンドウの回転を行う際のユーザインタフェースの一例を示している。図6において、501はタイトルバーをマウスで右クリックした際に表示されるメニューウィンドウ、502および503はメニューウィンドウで選択したもののさらに詳細のメニューが表示されるサブメニューウィンドウである。
まず装着者がウィンドウの位置を変更しようとした際、ウィンドウ上部のタイトルバー部分をマウス(駆動手段)で右クリックしてメニューウィンドウ501を表示させる。
さらに、移動させたい方向に応じて水平、垂直、奥行の3種類のうちから1つをサブメニューウィンドウ502から選択する。この際、水平とは画面の水平方向、垂直とは画面の垂直方向、奥行とは画面の前後方向への移動を指す。
さらに装着者はウィンドウの見易さのためにウィンドウを回転させようとした際、ウィンドウ上部のタイトルバー部分をマウスで右クリックしてメニューウィンドウ501を表示させる。さらに、回転させたい方向に応じてロール、ヨー、ピッチの3種類のうちから1つをサブメニューウィンドウ502から選択する。
この際、ロールとは画面中心の法線を軸とした同一面内の回転である。ヨーとは画面中央を通る垂直方向の線を軸とした水平方向の回転である。ピッチとは画面中央を通る水平方向の線を軸とした垂直方向の回転を指す。
図7はウィンドウの最小化あるいは元のサイズに戻す際の動作を示したものであり、図4(a)の状態を例に示している。図7において、点線で示しているのは、仮想ウィンドウA130がタスクバー135から徐々に設定サイズに向けて変化しつつ設定位置に移動していること、あるいはその逆の動作を簡易的に表現したものである。そのように徐々に変化していくことにより、例えば装着者がウィンドウの設定位置を忘れてしまった際でも、タスクバー135のタスク表示をマウスでクリックし、ウィンドウの移動を目で追うことにより設定位置を確認することが可能となる。
上記実施例1において特に触れてはいないが、仮想ウィンドウ(即ち画面)は平面(即ち2D)であるが、その表示物は必ずしも2Dであるとは限らない。従って、3D物体を画面表示させた場合は当然、表示物を3Dで表示させることは可能であり、また顔を移動させた場合は視点および視線に応じて当然見え方も変わるような表示が可能となる。
実施例1において、右眼表示ユニット100aおよび左眼表示ユニット100bを共に備えた両眼用として説明を行っているが、片眼であっても同様に実施することは可能である。
実施例1において、アクティブウィンドウの判定方法として視軸と各ウィンドウの中心との距離により判定しているがこれに限るものでなく、例えば視軸が突き抜けているウィンドウをアクティブにするという方法も可能である。
実施例1において、ウィンドウ位置や回転の変更をタイトルバー上での右クリックで説明しているがこれに限るものでない。
例えば、ツールバー上に用意しても良く、またウィンドウ枠の分かりやすい箇所に何らかの印を付けマウスのドラッグ&ドロップで変更するようにすることも可能である。
実施例1において、ウィンドウの最小化/元のサイズに戻す際にタスクバー135上のタスク表示をクリックすると説明しているがこれに限るものでなく、例えばタスク表示を右クリックしてメニューウィンドウを表示させて変更することも可能である。また、徐々に変化させるように説明しているがこれに限るものでなく、例えばウィンドウのある方向に画面内で矢印を表示させる、あるいは画面内で一番ウィンドウに近い箇所に何かを表示させる等によってもウィンドウの位置を知ることは可能となる。
以上説明したように、本実施例の画像表示システムにおいて、システム制御装置201は、タスクの起動によりウィンドウ生成部214でウィンドウを開く。ウィンドウ生成部214で開いたウィンドウにタスクの処理内容を表示手段213に表示させる。そして開いている一つ以上のウィンドウの表示情報を画像信号として画像表示装置202に出力する各手段を備えている。
一方、画像表示装置202は、システム制御装置201からの画像信号を受けて、当該入力画像信号を表示素子102に表示させる。そして表示素子に表示した画像より射出された映像光光学系106を介して観察者の瞳に導いている。
画像表示装置202は、装着者の頭部位置および姿勢等の位置姿勢情報を位置姿勢検出センサ121で検出する。そして、位置姿勢検出手段センサ121での検出結果をシステム制御装置201へ出力している。
システム制御装置201では、視線情報算出部210で、出力された位置姿勢情報により装着者50の両眼の視点位置および視線方向等の視線情報を算出する。そして視線情報算出部210での算出結果およびウィンドウの位置に応じてウィンドウおよびその表示情報の表示画像データ等をウィンドウ情報設定部216で変更する。ウィンドウ及び表示画像データを変更することにより、画像表示装置202の表示素子102には、装着者50の位置姿勢情報に応じた形状(大きさ、外形状等)のウィンドウおよびウィンドウ情報を表示している。
ウィンドウの大きさの変更は、例えば一観察者の頭部が前後に移動したことの位置姿勢情報による。
またウィンドウ生成部214では、ウィンドウの生成時、および/またはその後随時、ウィンドウの位置を水平/垂直/奥行方向に移動させる手段、およびウィンドウの向きを同一面内/水平方向/垂直方向に回転させる手段を備えている。これにより、装着者50の周囲の空間における任意な位置に所望の向きで1以上のウィンドウを配置する。そして観察者50の視線情報に応じたウィンドウを表示している。これによって、例えばPC等を用いて作業を行う際に、モニタという限られた作業スペース内での作業から開放される。このため、ウィンドウ間の前後切り替えや最小化によるタスクトレイへの移動等煩わしい行動が不要となり、作業効率が向上する。
また、ウィンドウを拡大して詳細な編集をしつつ全体のレイアウトを確認したい場合等に、マウスでサイズや表示倍率を変更する手間を排除することができるので、作業効率が向上する。
本発明における頭部装着型の画像表示装置を観察者が装着したときの外観図である 頭部装着型の画像表示装置の光学系構成の説明図である 本発明における頭部装着型の画像表示装置およびその制御装置のブロック図である 本発明における表示画像の表示例である 本発明における表示画像の表示例である 本発明における表示画像の表示例である 本発明におけるアクティブウィンドウ判定部での処理方法の説明図である 本発明におけるウィンドウ情報設定部におけるウィンドウ状態の設定例である 本発明におけるウィンドウの最小化あるいは元のサイズに戻す際の動作の一例である 頭部装着型の画像表示装置の主要位置において装着者が観察する画像の構成の説明図である
符号の説明
100a、100b 表示ユニット
101a、101b モノクロLCD
102a、102b カラーLCD
103a、103b バックライト
104 制御回路
106 接眼光学系
108 HMD装着者の眼
109 ハーフミラー
110 カラーLCD102を透過した画像光の中心軸
111 外界からの光の中心軸
112 外界からの光111がモノクロLCD701を透過した後の光の中心軸
113 HMD装着者の眼に入ってくる光の中心軸
114 結像光学系
120 外界の明るさを検出するためのセンサ
121 HMD装着者の頭部の位置や姿勢を検出するためのセンサ
130、131、132 仮想ウィンドウA,B,C
201 制御装置
202 頭部装着型の画像表示装置
203 位置姿勢検出データ
204 表示画像データ
206 入力デバイス
207 ポインティングデバイス
210 装着者の左右眼視点視線計算部
211 位置姿勢リセット部
212 アクティブウィンドウ判定部
213 ウィンドウデータ
214 ウィンドウ生成部
215 ウィンドウ情報管理部
216 ウィンドウ情報設定部
217 表示画像生成部
218a、218b 表示画像生成部
501 メニューウィンドウ
502、503 サブメニューウィンドウ
1101 カラーLCD102に表示する画像
1102 HMD装着者の視界に入る外界
1103 モノクロLCD101の透過率が最大になるようにしたときの画像
1104 モノクロLCD101が1103の状態である時の外界光の像
1105 1101と1104が重ね合わされてHMD装着者の眼に示される像
1106 モノクロLCD101の透過率が最小になるようにしたときの画像
1107 モノクロLCD101が1106の状態である時の外界光の像
1108 1101と1107が重ね合わされてHMD装着者の眼に示される像

Claims (10)

  1. タスクの起動により1以上のウィンドウを開くウィンドウ生成部、該開いたウィンドウにタスクの処理内容を表示させる表示手段、前記開いている一つ以上のウィンドウの表示情報を画像信号として出力する画像出力手段を備えたシステム制御装置、
    前記システム制御装置からの画像信号を入力するための画像入力手段、該入力画像信号を表示素子に表示させる画像表示手段、該画像表示手段により射出された映像光を瞳に導く導光手段とを備えた画像表示装置、とを有する画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、装着者の頭部位置および姿勢を検出する位置姿勢検出手段、該位置姿勢検出手段からの検出結果を前記システム制御装置へ出力する位置姿勢情報出力手段を有しており、前記システム制御装置は、該画像表示装置から出力された位置姿勢検出情報により装着者の視線情報を算出する視線情報算出部、該視線情報算出部からの算出結果およびウィンドウ位置に応じてウィンドウの形状を変更させるウィンドウ情報設定部を有しており、前記画像表示装置は、該システム制御装置からの入力信号に基づいて装着者の頭部位置および姿勢に応じた形状のウィンドウを表示することを特徴とする画像表示システム。
  2. タスクの起動により開いた1以上のウィンドウの表示情報を画像信号として出力するシステム制御装置と、該システム制御装置からの画像信号を表示素子に表示し、該表示素子からの映像光を観察者の瞳に導光する画像表示装置とを有する画像表示システムにおいて、
    該画像表示装置は、観察者の頭部位置情報を検出する位置姿勢検出手段を有し、該システム制御手段は、該画像表示装置からの頭部位置情報より、観察者の視線情報を算出する視線情報算出部と、該算出した視線情報に対応した形状のウィンドウ及びウィンドウ内の表示情報を生成する表示画像生成部とを有し、該画像表示装置は、該表示画像生成部からの画像信号に基づいて、表示素子に画像情報を表示することを特徴とする画像表示システム。
  3. 前記1以上のウィンドウの位置と姿勢を変位させる駆動手段を有することを特徴とする請求項1又は2の画像表示システム。
  4. 前記視線情報より算出した視軸からウィンドウの中心までの距離が最も近いウィンドウを検出し、検出したウィンドウが変化するごとに自動的にアクティブなウィンドウに切り替えるアクティブウィンドウ判定部を有することを特徴とする請求項1,2又は3の画像表示システム。
  5. 常時、視野内に表示されているタスクバーのタスク表示の選択により、該タスクに対応したウィンドウを表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の画像表示システム。
  6. 前記画像表示装置は、外界からの画像情報を取込む光学素子と、該光学素子によって形成される画像情報のうち、前記表示素子に表示される表示画像に相当する領域の画像情報からの光が観察者側に導光されるのを軽減又は遮光する遮光用画像表示手段を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の画像表示システム。
  7. 前記システム制御装置は、前記画像表示装置内の位置姿勢検出手段の原点を再設定するための位置姿勢リセット部を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項の画像表示システム。
  8. 前記システム制御装置は、観察者の視線情報に基づいて左眼用と右眼用の表示画像を生成する左眼用と右眼用の画像生成部を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項の画像表示システム。
  9. 前記左眼用と右眼用の画像生成部は、各々視差画像に基づく画像を生成していることを特徴とする請求項8の画像表示システム。
  10. 請求項1から9のいずれか1項の画像表示システムを用いて、ウィンドウ及びウィンドウ情報を表示することを特徴とする画像表示方法。
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