JP2007218029A - 桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造 - Google Patents

桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の桁吊上げ架設工法は、架設時に必要な仮設備が多く作業性、安全性が悪く、コスト高でもあった。
【解決手段】 本発明の桁吊上げ架設工法は、橋脚又は橋台上の脚上ブロック上の吊具を脚上ブロックを貫通して垂れ下げて地上の桁に係止し、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより桁を地上から脚上ブロックの横に吊上げ、吊上げた桁の軸方向端部の継ぎ手部分と脚上ブロックの継ぎ手部分を連結することにより、桁を脚上ブロックに固定して脚上ブロック間に架設する工法である。この時、吊具駆動体により吊具を引き上げて脚上ブロックの横に吊上げた桁の軸方向端部の継ぎ手部分を脚上ブロックの継ぎ手部分の下にセットして、両継ぎ手部分を連結することもできる。本発明の桁架設継手構造は、前記桁吊上げ架設工法によって桁を橋脚上に架設した構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は橋脚又は橋台上の脚上ブロック間に、単一の桁を吊上げて、或は二以上の桁を地組みした桁(以下、地組み桁という。)を一括吊上げして脚上ブロック間に架設する橋梁の桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造に関する。
川、山間部、高架道路等に橋梁を架設する場合、二以上の桁を地上で組み合わせた地組み桁を橋脚又は橋台上の脚上ブロックの上の吊具により一括吊り上げして脚上ブロックに連結する吊上げ架設工法がある。その架設工法の一つとして次の(1)〜(9)の工程で施工する工法があった(図8参照。)。
(1)橋脚(橋台)Aの上に脚上ブロックBを設置する工程。
(2)二以上の桁Cを地上の地組み架台Lの上で組み立てて地組み桁Dを形成する工程。
(3)脚上ブロックBの上にセッティングビームGを設置する工程。
(4)セッティングビームGのうち脚上ブロックBの側方に突出する部分に受梁Hを取り付け、地上の地組み桁Dの下側に受梁Iを取り付ける工程。
(5)セッティングビームGの上に吊上げジャッキE、ポンプユニットF、足場Jを設置する工程。
(6)セッティングビームGのうち脚上ブロックBの側方に突出する部分からワイヤーKを脚上ブロックBの横を通して地上に垂れ下げて、ワイヤーKの下端を地組み桁Dの受梁Iに止める工程。
(7)前記ワイヤーKをセッティングビームG上の吊上げジャッキEで引き上げて、地組み桁Dを一括で地上から脚上ブロックBの横まで吊上げる工程。
(8)吊上げた地組み桁Dの端部の継ぎ手部分Mと脚上ブロックBの端部の継ぎ手部分Nとを突き合わせ、両継ぎ手部分M、Nを、スプライスプレート及び高力ボルトといった連結具Oにより連結することにより地組み桁Dを脚上ブロックBに固定して地組み桁Dを脚上ブロックB間に架設する工程。
(9)セッティングビームG、受梁H、I、吊上げジャッキE、ポンプユニットF、足場Jを取外す工程。
前記吊上げ架設工法によって地組み桁Dを脚上ブロックB間に架設することにより、図8に示すように脚上ブロックBと地組み桁Dの上面を面一にして架設することができる。
図8に示す従来の吊上げ架設工法には次のような課題がある。
(1)施工時にセッティングビームG、足場J、受梁H、Iといった多くの仮設資材が必要となり、施工工程が多くなって作業が煩雑になりコスト高になる。
(2)ポンプユニットFをセッティングビームGの上に設置するため、ポンプユニットFの周囲に足場Jが必要になり、足場組みが面倒であり、セッティングビームGの上が煩雑になり、吊上げ作業がしにくくなる。
(3)施工時に設置した種々の架設資材は施工後に取外す必要があるため、その分だけ作業が多くなり一層コスト高になる。
(4)地組み桁Dの下側に受梁Iを取り付けるため地上の地組み架台Lの高さを高くする必要があり、地組み作業がしにくくなる。
(5)地組み桁Dの吊上げ時に受梁H、I付近に局部的に力が加わってその付近が変形する恐れがあるため、受梁H、I付近に変形防止のための補強材を取付ける必要があり、その取付け作業が面倒であり、コストアップにもなる。
本発明は仮設資材が不要で、それらを取付ける必要もなく、作業性、安全性に優れ、コスト減にも資する桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造を提供するものである。
本件出願の桁吊上げ架設工法は請求項1記載のように、桁を橋脚又は橋台上の脚上ブロックの上の吊具により吊り上げて脚上ブロックに連結して架設する桁吊上げ架設工法において、脚上ブロック上の吊具を脚上ブロックを貫通して垂れ下げて前記桁の軸方向端部の継ぎ手部分に止め、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより桁を地上から脚上ブロックの横に吊上げ、吊上げた桁の継ぎ手部分と脚上ブロックの継ぎ手部分を連結することにより、桁を脚上ブロック間に架設する工法である。
本件出願の桁吊上げ架設工法は、請求項2記載のように、請求項1記載の桁吊上げ架設工法において、脚上ブロックの継ぎ手部分は脚上ブロックの下部よりも側方に突出して形成され、桁の継ぎ手部分は桁の上部よりも側方に突出して形成され、脚上ブロック上の吊具を脚上ブロックの継ぎ手部分を貫通して垂れ下げて桁の継ぎ手部分に止め、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより桁を地上から脚上ブロックの横に吊上げ、吊上げた桁の継ぎ手部分を下、脚上ブロックの継ぎ手部分を上にして重ねて両者を連結することにより、桁を脚上ブロック間に架設する工法である。
本件出願の桁架設継手構造は、請求項3記載のように、桁が地上から吊り上げられ、その桁の軸方向端部に形成された継ぎ手部分が橋脚又は橋台上の脚上ブロックの軸方向端部の継ぎ手部分に連結固定されて、桁が脚上ブロック間に架設された桁架設継手構造において、桁の継ぎ手部分は桁の軸方向端部の下部よりも外側まで階段状に突出して、又は裾広がりに斜め外側に突出して形成され、脚上ブロックの継ぎ手部分は脚上ブロックの軸方向端部の下部よりも外側まで階段状に突出して、又は裾広がりに斜め外側に突出して形成され、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより地上から脚上ブロックの横に吊上げられた桁の継ぎ手部分を下、脚上ブロックの継ぎ手部分を上にして重ねて両者が連結具により連結された構造である。
本件出願の請求項1記載の桁吊上げ架設工法は、脚上ブロックを貫通して吊具を垂れ下げるので次のような効果がある。
(1)吊具、吊具駆動体等を脚上ブロック上に設置することができるため、従来工法のようにセッティングビーム、足場等の仮設資材を設ける必要がなく、作業が簡易になり、コスト減にも資する。また、架設資材の取外しも不要であり作業性が向上する。
本件出願の請求項2記載の桁吊上げ架設工法は、脚上ブロックとして継ぎ手部分が脚上ブロックの下部よりも側方に突出して形成されたものを、桁として継ぎ手部分が桁の上部よりも側方に突出して形成されたものを使用したので、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)地上から脚上ブロックの横に吊上げた桁の継ぎ手部分を下にし、脚上ブロックの継ぎ手部分を上にして重ねて(掛け違いにして)両者を連結することができる。この場合、従来のゲルバー型継手のように、桁を一旦脚上ブロックの上まで吊上げてから脚上ブロックの上に降ろして連結する必要がないため連結作業が容易になる。
(2)脚上ブロックの継ぎ手部分と桁の継ぎ手部分を上下に重ねるだけで両継ぎ手部分の連結が可能になるため、両継ぎ手部分の重ね合わせ(位置合わせ)が容易になり、連結作業が容易になる。
(3)吊具を桁の継ぎ手部分に係止することができるため、吊上げ時に脚上ブロックや桁にかかる負担が少なくなり、従来工法のように受梁等を設ける必要も、補強材を取付ける必要もなく、それらを取り外す面倒も無い。又、受梁を設ける必要がないため地組み架台を低くすることができ地組み作業がし易くなる。
本件出願の請求項3記載の桁架設継手構造は脚上ブロックの継ぎ手部分が上、桁の継ぎ手部分が下になって掛け違いに重合されて連結具により連結されているため、両継ぎ手部分の連結が確実になるという効果がある。
(桁吊上げ架設工法の実施形態1)
本発明の桁吊上げ架設工法の実施形態の一例を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態は二以上(例えば10個前後)の桁15を地上で連結した地組み桁3を脚上ブロック2の横に一括吊上げして脚上ブロック2に連結固定して脚上ブロック2間に架設する工法であり、次の(1)〜(8)の手順で施工される。本発明では地組み桁3に係止する吊具21、吊具21を引き上げて地組み桁3を吊り上げる吊具駆動体22、吊具駆動体22の動力源23が必要であり、それらには任意の適当な部材や機器を使用可能であるが、この実施形態は吊具21がPC鋼撚り線、吊具駆動体22が吊上げジャッキ、動力源23がポンプユニットの場合である。地組み桁3を橋脚1のみならず橋台に連結固定して架設する場合もあるが、この実施形態は地組み桁3を橋脚1に連結固定して2本の橋脚1間に架設する場合である。
(1)図1〜図5に示すように、橋脚1上に脚上ブロック2を設置する。
(2)図1、図2に示すように、二以上の桁15を地上の地組み架台16の上で連結して地組み桁3を形成する。
(3)図1、図3、図4に示すように、橋脚1上の脚上ブロック2上に、PC鋼撚り線21、吊上げジャッキ22、ポンプユニット23を設置する。
(4)PC鋼撚り線21を継ぎ手部分10の開口部12を通して(脚上ブロック2を貫通させて)地上側に垂れ下げ、PC鋼撚り線21の下端を前記地組み桁3の軸方向両端に形成されている継ぎ手部分17に止める。
(5)ポンプユニット23により吊上げジャッキ22を作動させてPC鋼撚り線21を引き上げて前記地組み桁3を脚上ブロック2の横まで一括吊上げする。
(6)図1、図2に示すように、吊上げた地組み桁3の継ぎ手部分17を脚上ブロック2の継ぎ手部分10の下に重ねて両継ぎ手部分17、10を掛け違いにセットする。
(7)掛け違いにセットされた両継ぎ手部分17、10の連結部分4をスプライスプレート及び高力ボルトといった連結具で連結固定して地組み桁3を脚上ブロック2間に架設する。
(8)PC鋼撚り線21、吊上げジャッキ22、ポンプユニット23を脚上ブロック2から取外す。架設した地組み桁3の上には図1〜図4に示すように床板パネル25を取り付けることができる。
以下に本実施形態の桁吊上げ架設工法を詳細に説明する。
(脚上ブロック、橋脚)
脚上ブロック2は図3、図5に示すように2本平行に配置された鋼材製の箱桁30が横梁13で連結されており、軸方向両端部(図1の左右両端部)に継ぎ手部分10が形成され、継ぎ手部分10は脚上ブロック2の上部が下部よりも側方まで突出して段状に形成されている。脚上ブロック2は図5に示すようにクレーン40によって吊上げられて、図3、図4に示すように2本の箱桁30が橋脚1の支持部8の幅方向左右に平行に配置され、支持部8の上に配置固定されている梁材14(図3)の上に高力ボルトとか他の連結具によって固定される。前記橋脚1は既存のこの種の橋脚1と同じものである。
(吊具駆動体、動力源等の脚上ブロック上への設置)
図1のように脚上ブロック2上にPC鋼撚り線21、吊り上げジャッキ22、ポンプユニット23を設置する。吊上げジャッキ22は図4に示すように脚上ブロック2の左右の箱桁30の前後方向両端の継ぎ手部分10の上に2台ずつ計8台設置する。
(桁の地組み、地組み桁の形成)
桁15も図1〜図3に示すように2本平行に配置された鋼材製の箱桁31が横梁20で連結されている。二以上の桁15は地上の地組み架台16の上で軸方向に連結されて(地組みされて)地組み桁3が形成される。桁15同士の連結にも高力ボルトや他の連結具が使用される。地組みは図6に示すように夫々の桁15をクレーン40で地組み架台16の上に吊上げて行う。本実施形態においては前記地組み桁3の底面に受梁を取り付ける必要がないため地組み架台16は従来工法で使用してきた地組み架台よりも背の低いものとすることができる。地組み架台16は隣接する2つの橋脚1間に設置して、その上で組み上げられた地組み桁3は隣接する2つの橋脚1間で連結されて、地組み桁3を真上に引き上げるだけで地組み桁3が脚上ブロック2の横に吊上げられるようにしてある。地組み桁3の軸方向両端(図2の左右端)には継ぎ手部分17が形成されている。継ぎ手部分17は地組み桁3の下部が上部よりも側方まで突出して階段状に形成されている。
(地組み桁の一括吊上げ)
脚上ブロック2の上のPC鋼撚り線21を前記地組み桁3の軸方向両端の、継ぎ手部分10の開口部12から脚上ブロック2内を貫通させて地上側に垂れ下げてその下端部を当該地組み桁3の継ぎ手部分17に係止する。その後に、脚上ブロック2の上のポンプユニット23により吊上げジャッキ22を作動させて、前記PC鋼撚り線21を引き上げることにより地組み架台16の上の地組み桁3を脚上ブロック2の横まで吊上げる。この場合、地組み桁3の吊上げをクレーン40とか他の機器で補助することも可能である。吊上げた地組み桁3の継ぎ手部分17を脚上ブロック2の継ぎ手部分10の下に重ねて両継ぎ手部分10、17を掛け違いにセットする。
(脚上ブロックと地組み桁の連結)
前記のように掛け違いにセットされた両継ぎ手部分10、17の連結部分4をスプライスプレート及び高力ボルトといった連結具によって連結固定して地組み桁3を脚上ブロック2間に架設する。
(桁吊上げ架設工法の実施形態2)
本発明の桁吊上げ架設工法は前記(1)〜(8)の工程をその順番で施工する場合に限らず、順番を入れ替えたり、二以上の工程を同時に行ったりすることもできる。例えば、予め脚上ブロック2上に吊上げジャッキ22及びポンプユニット23を設置しておき、その脚上ブロック2を橋脚1上に設置したり、地組み桁3の組み立てを最初に行ったり、床板パネル25を地組み桁3の組み立ての際に予め地組み桁3に取り付けておいたりすること(図1〜図4参照。)等も可能である。
(桁吊上げ架設工法の実施形態3)
本発明の桁吊上げ架設工法で使用する脚上ブロック2の継ぎ手部分10、地組み桁3の継ぎ手部分17の構造や形状は、図7に示すように脚上ブロック2の継ぎ手部分10が上方広がりのテーパ面で、地組み桁3の継ぎ手部分17が裾広がりのテーパ面のものを使用することもできる。
(桁吊上げ架設工法の実施形態4)
本発明の桁吊上げ架設工法で吊上げる桁は、前記各実施形態に示すような地組み桁に限らず、単一の桁の場合もある。単一の桁や地組み桁は任意長である。
(桁架設継手構造の実施形態1)
本発明の桁架設継手構造の実施形態の一例を図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態の桁架設継手構造は前記桁吊上げ架設工法によって施行された架設継手構造であり、図1に示すように二以上の桁15を地組みした地組み桁3の軸方向端部の継ぎ手部分17が、橋脚1の上の脚上ブロック2の軸方向端部に形成されている継ぎ手部分10に連結固定されて前記地組み桁3が2つの橋脚1間に架設されている場合である。
(橋脚)
橋脚1は既存の橋脚と同様に鉄筋コンクリート製であり、図1、図3に示すように下端部6が地中に埋設固定されており、上端のT字型の支持部8の上に脚上ブロック2及び吊上げた地組み桁3を支持できるようにしてある。橋梁の端部には橋脚1に代えて橋台が設置される。橋台は橋脚1と同様に支持部8上に脚上ブロック2及び吊上げた地組み桁3を支持できるようにしてある。
(脚上ブロック)
脚上ブロック2は図3、図5に示すように2本平行に配置された鋼材製の箱桁30が横梁13で連結されており、軸方向両端部(図1の左右両端部)に継ぎ手部分10が形成され、継ぎ手部分10は脚上ブロック2の上部が下部よりも側方まで突出して段状に形成されている。上部も下部も共に軸方向の長さ(図1の左右方向の長さ)が橋脚1の厚さ(図1の左右方向の厚さ)よりも長く形成されて、橋脚1の厚さ方向両外側まで突出している。脚上ブロック2の上部には図1に示すようにPC鋼撚り線21を貫通して地上側に垂らす開口部12が形成されている。脚上ブロック2は図1に示すように橋脚1上に固定された梁材14の上の補強板14aに高力ボルトとか他の固定具により固定されている。
(地組み桁)
前記地組み桁3は図1、図2に示すように二以上の桁15を夫々の桁15の軸方向に連結して形成されている。個々の桁15は図1〜図3に示すように鋼板製の箱桁31が2本平行に配置され、両箱桁31間が横梁20で連結されている。その連結には高力ボルトとか他の連結具が使用されている。地組み桁3の軸方向両端部には図1、図2に示すように継ぎ手部分17が形成されている。継ぎ手部分17は多数連結された桁15のうち両端の桁15の両端に形成されており、桁15の下部を上部よりも側方まで突出させて段上に形成してある。下部には図1に示すように脚上ブロック2の上から地上側に垂らしたPC鋼撚り線21を貫通して係止する開口部19が形成されている。この地組み桁3は図1、図2に示すように脚上ブロック2の横に吊り上げられて継ぎ手部分17の下部が脚上ブロック2の継ぎ手部分10の上部の下に重ねて掛け違いにセットされ、その連結部分4がスプライスプレート及び高力ボルトといった連結具で連結されて、脚上ブロック2間に架設されている。
連結された脚上ブロック2及び地組み桁3の上には図1、図4のように多数枚の床板パネル25を取り付けることができる。
(桁架設継手構造の実施形態2)
本発明の桁架設継手構造の他の実施形態を図7に示す。この桁架設継手構造の基本的構成は前記実施形態1記載の桁架設継手構造と同じであり、異なるのは脚上ブロック2の継ぎ手部分10及び地組み桁3の継ぎ手部分17の構造であり、脚上ブロック2の継ぎ手部分10は上方広がりのテーパとし、地組み桁3の継ぎ手部分17は裾広がりのテーパとしてある。脚上ブロック2の継ぎ手部分10にはPC鋼撚り線21を貫通して地上側に垂らすことの出来る開口部12が形成され、地組み桁3の継ぎ手部分17はPC鋼撚り線21を貫通して係止できる開口部19が形成されている。
(桁架設継手構造の実施形態3)
本発明の桁架設継手構造における脚上ブロックや桁は箱桁に限られず他の形状、例えば、H型やI型等の桁とすることもできる。また、脚上ブロック間に架設する桁は、前記各実施形態に示すような地組み桁には限られず、単一の桁を用いることもできる。
前記実施形態は橋梁の橋脚上に桁を架設する場合であるが、本発明の桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造はそれに限られず、マンションやビル等の鉄骨を用いる構造物の建設時に、二以上の鋼桁や梁を連結して一括吊り上げする場合とか、他の分野でのこの種の鋼材の吊り上げに利用することができる。
本発明の桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造の実施形態の一例を示す側面詳細図。 図1に示す桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造の側面概要説明図。 図1に示す桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造を示す正面説明図。 図1に示す桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造を示す平面説明図。 脚上ブロックを橋脚上に設置する場合の正面説明図。 本発明の桁吊上げ架設工法における桁の地組みの様子を示す正面説明図。 本発明の桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造の他の実施形態を示す側面部分詳細図。 従来の桁吊上げ架設工法及び桁架設継手構造を示す側面部分拡大説明図。
符号の説明
1 橋脚
2 脚上ブロック
3 桁(単一の桁又は地組み桁)
4 連結部分
10 脚上ブロックの継ぎ手部分
15 桁
16 地組み架台
17 桁の継ぎ手部分
21 PC鋼撚り線
22 吊上げジャッキ
23 ポンプユニット
25 床板パネル

Claims (3)

  1. 桁を橋脚又は橋台上の脚上ブロックの上の吊具により吊り上げて脚上ブロックに連結して架設する桁吊上げ架設工法において、脚上ブロック上の吊具を脚上ブロックを貫通して垂れ下げて前記桁の軸方向端部の継ぎ手部分に止め、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより桁を地上から脚上ブロックの横に吊上げ、吊上げた桁の継ぎ手部分と脚上ブロックの継ぎ手部分を連結することにより、桁を脚上ブロック間に架設することを特徴とする桁吊上げ架設工法。
  2. 請求項1記載の桁吊上げ架設工法において、脚上ブロックの継ぎ手部分は脚上ブロックの下部よりも側方に突出して形成され、桁の継ぎ手部分は桁の上部よりも側方に突出して形成され、脚上ブロック上の吊具を脚上ブロックの継ぎ手部分を貫通して垂れ下げて桁の継ぎ手部分に止め、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより桁を地上から脚上ブロックの横に吊上げ、吊上げた桁の継ぎ手部分を下、脚上ブロックの継ぎ手部分を上にして重ねて両者を連結することにより、桁を脚上ブロック間に架設することを特徴とする桁吊上げ架設工法。
  3. 桁が地上から吊り上げられ、その桁の軸方向端部に形成された継ぎ手部分が橋脚又は橋台上の脚上ブロックの軸方向端部の継ぎ手部分に連結固定されて、桁が脚上ブロック間に架設された桁架設継手構造において、桁の継ぎ手部分は桁の軸方向端部の下部よりも外側まで階段状に突出して、又は裾広がりに斜め外側に突出して形成され、脚上ブロックの継ぎ手部分は脚上ブロックの軸方向端部の下部よりも外側まで階段状に突出して、又は裾広がりに斜め外側に突出して形成され、脚上ブロック上の吊具駆動体により吊具を引き上げることにより地上から脚上ブロックの横に吊上げられた桁の継ぎ手部分を下、脚上ブロックの継ぎ手部分を上にして重ねて両者が連結具により連結されたことを特徴とする桁架設継手構造。

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