JP2007217037A - 衛生用紙収納用カートン - Google Patents
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Abstract
【課題】ウインドウフィルムを引き剥がす際に、ウインドウフィルムが中途で破断されることなく、綺麗にカートンから剥がすことができる衛生用紙収納用カートンを提供する。
【解決手段】上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線14が形成されたカートン本体と、取出口をカートン本体の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリット18が形成されたウインドウフィルム20と、を備え、ウインドウフィルム20は、カートン本体の妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブ24が付設されたものである衛生用紙収納用カートン1。
【選択図】図3
【解決手段】上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線14が形成されたカートン本体と、取出口をカートン本体の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリット18が形成されたウインドウフィルム20と、を備え、ウインドウフィルム20は、カートン本体の妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブ24が付設されたものである衛生用紙収納用カートン1。
【選択図】図3
Description
本発明は衛生用紙収納用カートンに関し、更に詳しくは、ウインドウフィルムを容易に引き剥がすことができる衛生用紙収納用カートンに関する。
一般に、家庭やオフィス等で広く使われているティシュペーパーは、概ね直方体の箱(以下、「カートン」ともいう)の内部空間に収納された形で市販されている。使用者は、ティシュペーパーを使用するに際し、箱の一面(通常は箱の上面)に設けられている所定形状のミシン目(取出口形成用切り込み線)を切り離すことによって、箱に細長い取出口を形成することができる。
このような箱としては、例えば、予め、取出口を被覆するポリエチレンフィルム等のウインドウフィルムが箱の内側から貼着され、このウインドウフィルムの中央部に直線状のスリットが形成された箱が提案されている(例えば、特許文献1参照)。使用者は、このウインドウフィルムのスリットを通して、内部空間に収納されたティシュペーパーを外部へ引き出して使用することができる。
上記箱に収納されるティシュペーパーは、通常、2枚で1組とされており、各1組が継続して箱の内部から取出せるように、いわゆるポップアップ方式で交互に折り重ねられて収納されている。このように、交互に折り重ねると、ティシュペーパーの1組がスリットから引き出されたときに、次の1組が箱の内部からスリットに保持される位置まで引き出される。引き出されたティシュペーパーは、ウインドウフィルムのスリットとティシュペーパーとの摩擦力によって、ポップアップした所定位置に保持され、箱の内部に落ち込むことが防止される。また、ティシュペーパーは、ウインドウフィルムによって、外部の塵や異物から保護されている。
このような箱は、ティシュペーパーに限らず、ティシュペーパーを含む衛生用紙(ペーパータオル(キッチンペーパーなど)、トイレットペーパー(ロールを除く)、ワッティング(紙綿)などの使い捨て紙の総称)の収納用の箱として広く用いられている。
ところで、1997年から「容器リサイクル法」が本格施行され、容器包装の廃棄物について、消費者の分別排出、自治体の分別収集、事業者のリサイクル責任が明確にされた。これを契機として、今日では、循環型経済社会の構築に向けた動きが加速度的に進行しつつある。そして、ティシュペーパー、キッチンペーパー等の衛生用紙の使用済みカートンについても、消費者に対して、貼着されたウインドウフィルムをカートン本体から引き剥がし、分別して廃棄することが求められている。
そこで、貼着されたウインドウフィルムをカートン本体から引き剥がし易くし、ウインドウフィルムの分別廃棄を容易にするための様々なアイデアが提案されている。例えば、本発明者の共同研究者は先に、カートン本体にウインドウフィルムの接着部を囲む切込線を形成したカートンを既に提案している(例えば、特許文献2参照)。
実公昭41−6464号公報
特開2005−313909号公報
上記カートンは、ウインドウフィルムの接着部を囲む切込線を切開することによって、カートンの内側に貼り付けられたウインドウフィルムをカートンの外側に曝すことができる。従って、カートンの妻面を解体し、そこから手を入れて内側のウインドウフィルムを引き剥がすといった煩瑣な作業を必要とせずに、貼着されたウインドウフィルムをカートン本体から引き剥がすことができ、ウインドウフィルムの分別廃棄を容易にすることが可能である。
このように、本発明者の共同研究者が先に開示したカートンは、貼着されたウインドウフィルムをカートン本体から引き剥がし易くし、ウインドウフィルムの分別廃棄を容易にするという点で有用であるものの、循環型経済社会の構築に向けた動きが加速度的に進行しつつある昨今にあっては、ウインドウフィルムの引き剥がしを更に容易にする方策が求められている。例えば、ウインドウフィルムを引き剥がす際に、ウインドウフィルムが中途で破断されることなく、綺麗にカートンから剥がすことができるようなカートンが切望されている。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、ウインドウフィルムを引き剥がす際に、ウインドウフィルムが中途で破断されることなく、綺麗にカートンから剥がすことができる衛生用紙収納用のカートンを提供することを課題とする。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ウインドウフィルムのカートン本体の妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブを付設したり、引き剥がし用のマーキングを表示して、使用者にウインドウフィルムの引き剥がし方向を示唆することによって、上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、以下に示す衛生用紙収納用カートンが提供される。
[1] 上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、前記衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成されたカートン本体と、前記取出口を前記カートン本体の内側から被覆するように配置され、前記衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたウインドウフィルムと、を備えた衛生用紙収納用カートンであって、前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブが付設されたものである衛生用紙収納用カートン。
[2] 上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、前記衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成されたカートン本体と、前記取出口を前記カートン本体の内側から被覆するように配置され、前記衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたウインドウフィルムと、を備えた衛生用紙収納用カートンであって、前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のマーキングが表示されたものである衛生用紙収納用カートン。
[3] 前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のマーキングが表示されたものである前記[1]に記載の衛生用紙収納用カートン。
[4] 前記ウインドウフィルムは、長方形状に構成され、その短辺方向への引っ張り強度に比して、その長辺方向への引っ張り強度が高いものであり、前記短辺が前記妻面に沿い、前記長辺が前記側面に沿うように、前記カートン本体の内側に貼り付けられている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の衛生用紙収納用カートン。
[5] 前記カートン本体に、前記底面に形成され、前記底面と一の側面との稜線上における二点a,bを繋ぐ第1の押込み用切込線と、前記稜線上及び/又は前記一の側面に形成され、前記二点a,bを起点とし、前記稜線の端点又は前記上面と前記側面との稜線に達する第1の解体用切込線とが形成されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載の衛生用紙収納用カートン。
[6] 前記上面の端縁から稜線を介して延出された上面外フラップと、前記底面の端縁から稜線を介して延出された底面外フラップと、を更に備え、前記上面外フラップと前記底面外フラップとが接合されて前記妻面が形成されており、前記底面外フラップは、その先端に前記上面外フラップとの接合代が付設され、その接合代と前記底面外フラップとの間には第2の解体用切込線が形成されており、前記底面に形成され、前記底面と一の妻面との稜線上における二点c,dを繋ぐ第2の押込み用切込線と、前記底面外フラップに形成され、前記二点c,dを起点とし、前記第2の解体用切込線に達する第3の解体用切込線とが形成されている前記[5]に記載の衛生用紙収納用カートン。
本発明の衛生用紙収納用カートンは、ウインドウフィルムを引き剥がす際に、ウインドウフィルムが中途で破断されることなく、綺麗にカートンから剥がすことができる。
[1]衛生用紙収納用カートン:
本発明の衛生用紙収納用カートンは、例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1のように、上面2、底面4、一対の側面6、及び一対の妻面8を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線14が形成されたカートン本体16と、取出口をカートン本体16の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリット18が形成されたウインドウフィルム20と、を備えたものであり、ウインドウフィルム20は、カートン本体16の妻面8側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブ24が付設されたものである。
本発明の衛生用紙収納用カートンは、例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1のように、上面2、底面4、一対の側面6、及び一対の妻面8を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線14が形成されたカートン本体16と、取出口をカートン本体16の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリット18が形成されたウインドウフィルム20と、を備えたものであり、ウインドウフィルム20は、カートン本体16の妻面8側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブ24が付設されたものである。
[1−1]カートン本体:
「カートン本体」とは、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成された箱体である。
「カートン本体」とは、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成された箱体である。
[1−1A]箱状:
「箱状」とは、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成される形状である。このような形状としては、例えば、直方体状、立方体状等の六面体状を挙げることができる。これらの形状では、上面と底面、一の側面と他の側面、一の妻面と他の妻面が対向するように平行に配置される。これらの形状の中では、直方体状が好ましい。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、カートン本体16の側面6側を長辺、妻面8側を短辺とする直方体状にカートン本体16を構成した例である。なお、これらの形状において、二つの面の稜線部分を面取りしたものも、本明細書にいう「箱状」に含まれる。
「箱状」とは、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成される形状である。このような形状としては、例えば、直方体状、立方体状等の六面体状を挙げることができる。これらの形状では、上面と底面、一の側面と他の側面、一の妻面と他の妻面が対向するように平行に配置される。これらの形状の中では、直方体状が好ましい。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、カートン本体16の側面6側を長辺、妻面8側を短辺とする直方体状にカートン本体16を構成した例である。なお、これらの形状において、二つの面の稜線部分を面取りしたものも、本明細書にいう「箱状」に含まれる。
「カートン本体」は、例えば、紙材料等からなるカートンブランクを折り曲げることによって、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に形成される。図4に示すカートンブランク100は、一枚の紙材料によって、折り曲げ線を介して上面2、底面4、一対の側面6が形成されており、側面6の端縁からは、折り曲げ線を介して内フラップ26が延出されている。
また、上面2の端縁からは、折り曲げ線を介して上面外フラップ28が延出されており、これと同様に、底面4の端縁からは、折り曲げ線を介して底面外フラップ30が延出されている。更に、底面4の一の側縁部からは、折り曲げ線を介して、側面接合代32が延出されており、底面外フラップ30の先端には上面外フラップ28との接合代である妻面接合代34が付設されている。このようなカートンブランク100は、各折り曲げ線を折り曲げ、側面接合代32と側面6を接合した後、妻面接合代34と上面外フラップ28を接合することで、一対の妻面8を形成することができる。こうすることにより、カートンブランク100を、図1〜図3に示すような衛生用紙収納用カートン1とすることができる。
本発明の衛生用紙収納用カートンは、カートン本体が、底面に形成され、底面と一の側面との稜線(以下、「底面−側面稜線」と記すことにする。)上における二点a,bを繋ぐ第1の押込み用切込線と、底面−側面稜線上及び/又は一の側面に形成され、二点a,bを起点とし、底面−側面稜線の端点又は上面と側面との稜線(以下、「上面−側面稜線」と記すことにする。)に達する第1の解体用切込線と、が形成されたものであることが好ましい。
このようなカートンは、使用後の空のカートンを廃棄する際に、側面と底面を切り離すことによって、カートンを容易に解体することが可能である。この「カートンを容易に解体することが可能」という効果と、本発明の衛生用紙収納用カートンの「ウインドウフィルムが中途で破断されることなく、綺麗にカートンから剥がすことができる」という効果とが相俟って、カートンの解体、ウインドウフィルムの引き剥がしという一連の操作が一層容易かつ簡便なものとなる。また、カートンを解体すると、引き剥がしのきっかけとなるタブやマーキングを容易に視認することができるので、カートンの解体後、速やかにウインドウフィルムを引き剥がすことが可能となる。従って、このようなカートンは、衛生用紙収納用カートンの分別廃棄を促進することに資するものである。
例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、カートン本体16を、底面4に形成され、底面−側面稜線36上における二点a,bを繋ぐ第1の押込み用切込線38と、底面−側面稜線36上に形成され、二点a,bを起点とし、底面−側面稜線36の端点40に達する第1の解体用切込線44とが形成されたものとした例である。
また、本発明の衛生用紙収納用カートンは、上面の端縁から稜線を介して延出された上面外フラップと、底面の端縁から稜線を介して延出された底面外フラップと、を更に備え、上面外フラップと底面外フラップとが接合されて妻面が形成されており、底面外フラップは、その先端に上面外フラップとの接合代が付設され、その接合代と底面外フラップとの間には第2の解体用切込線が形成されており、底面に形成され、底面と一の妻面との稜線上における二点を繋ぐ第2の押込み用切込線と、底面外フラップに形成され、二点を起点とし、第2の解体用切込線に達する第3の解体用切込線とが形成されていることが更に好ましい。
このようなカートンは、側面と底面を切り離すのみならず、妻面を形成している上面外フラップと底面外フラップを切り離すことができる。従って、カートンを更に容易に解体して平面状に展開することができ、高齢者や障害者等であっても容易にカートンを解体することが可能となる。即ち、本発明の衛生用紙収納用カートンの接合部の構成と相俟って、ウインドウフィルムの引き剥がしを更に容易なものとし、紙とプラスチックとの分別廃棄を一層簡便に行うことが可能となる。
例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、上面2の端縁から稜線を介して延出された上面外フラップ28と、底面4の端縁から稜線を介して延出された底面外フラップ30と、を更に備えている。そして、底面外フラップ30は、その先端に上面外フラップ28との接合代である妻面接合代34が付設され、上面外フラップ28と底面外フラップ30とは妻面接合代34を介して接合されて妻面8が形成されており、その妻面接合代34と底面外フラップ30との間には第2の解体用切込線46が形成されている。また、カートン本体16には、底面4に形成され、底面4と一の妻面8との稜線上における二点c,dを繋ぐ第2の押込み用切込線48と、底面外フラップ30に形成され、二点c,dを起点とし、第2の解体用切込線46に達する第3の解体用切込線50とが形成されている例である。
図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、図5及び図6に示すような方法により解体することができる。まず、図5に示すように、第2の押込み用切込線48の内側部分を親指で押圧して押し破ると、これに伴って第3の解体用切込線50及び第2の解体用切込線46も破断され、上面外フラップ28と底面外フラップ30とを切断することができる。次いで、第1の押込み用切込線38の内側部分を親指で押圧して押し破ると、これに伴って第1の解体用切込線44も破断され、底面4と側面6とを切断することができる。
こうすることにより、上面外フラップ28、底面外フラップ30、側面6及び底面4を外側に向かって切り開くことができ、図6に示すように、衛生用紙収納用カートン1を平面状に展開された状態に解体することができる。この状態であれば、ウインドウフィルム20を極めて容易に引き剥がすことが可能である。
本発明の衛生用紙収納用カートンは、上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面によって区画された内部空間が形成される。この内部空間は、衛生用紙を収納するための空間である。この内部空間に収納する衛生用紙の種類について特に制限はなく、例えば、ティシュペーパー(顔ふき紙、化粧紙等と呼ばれるもの)、ちり紙、ペーパータオル(キッチンペーパー等)、トイレットペーパー(ロールを除く)、ワッティング(紙綿)等の使い捨て紙(例えば、紙パルプ技術便覧第5版、第459頁参照、1992年1月30日発行、紙パルプ技術協会編集・発行)等を挙げることができる。
中でも、一の衛生用紙が折り畳まれ、その折り返し部分に他の衛生用紙が挟み込まれた状態で折り畳まれることによって、複数枚の衛生用紙が連続的に積層された衛生用紙束を前記内部空間に収納することが好ましい。このような積層構造の衛生用紙は、最上層の衛生用紙を取り出すことにより、これに挟み込まれていた次層の衛生用紙の一部が取出口から突出し、衛生用紙の取出しが容易なものとなる利点がある(いわゆるポップアップ方式)。
本発明の衛生用紙収納用カートンを構成する材質について特に制限はない。但し、箱体を折り曲げ形成する都合上、厚紙等の紙材料を構成材料とすることが好ましい。一般に、これらの紙材料としては、例えば、木材パルプ、古紙等を原料として製造されたものを好適に用いることができる。
[1−1B]取出口形成用切り込み線:
「取出口形成用切り込み線」とは、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように形成された切り込み線である。使用者は、この切り込み線を破断することによって取出口を形成することができ、その取出口から衛生用紙を取り出すことが可能となる。
「取出口形成用切り込み線」とは、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように形成された切り込み線である。使用者は、この切り込み線を破断することによって取出口を形成することができ、その取出口から衛生用紙を取り出すことが可能となる。
衛生用紙の取出口の外周形状について特に制限はなく、カートン本体や衛生用紙の形状に応じて適宜選択すればよい。但し、カートン本体として直方体状のものが多く用いられるため、その取出口の形状はカートン本体の長手方向に沿った横長形状とすることが好ましい。従って、取出口の外周形状としては、例えば、略長方形状、略長円形状、長楕円形状、菱形状、又は多角形状等の形状を挙げることができる。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、略長方形状の取出口形成用切り込み線14が形成されている例である。
取出口形成用切り込み線は、通常、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1のように、カートン本体16の上面2に形成されることが多いが、特にそのような制限があるわけではない。例えば、カートン本体の底面に形成されていてもよいし、他の面に形成されていてもよい。また、取出口形成用切り込み線は一の面のみに形成されていなければならないわけではなく、二以上の面(例えば、上面と底面)に形成されていてもよい。
なお、取出口形成用切り込み線によって包囲された部分(切取片となる部分)には、取出口形成用切り込み線の二点を繋ぐように、引剥がし用切り込み線が形成されていてもよい。このような切り込み線を形成することで、切取片の引き剥がしが容易となる利点がある。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、略長方形状の取出口形成用切り込み線14の端部側に、略U字状の引剥がし用切り込み線52が形成されている例である。
上記の取出口用切込線、引剥がし用切込線は、直線状の切れ目(スリット)であってもよいし、部分的につながりを有するミシン目状のものであってもよい。また、包装業界でジッパーと呼称されている切れ目が鉤形に屈曲した開封用破断線(包装産業の周知・慣用技術集第281頁参照、昭和53年12月20日特許庁発行)や、2重線のミシン目であってもよい。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、取出口形成用切り込み線14のうち、引剥がし用切り込み線52より内側の部分を、2重線のミシン目とした例である。
また、本発明の衛生用紙収納用カートンにおいては、底面に一対の押上片を形成するための押上片形成用切り込み線を形成することも好ましい形態の一つである。カートン本体に収納された衛生用紙の残量が少なくなった際に、底面に形成された押上片形成用切り込み線を押圧して押し破り、カートン本体の内側に折り曲げることによって、一対の押上片を形成する。この押上片によって、カートン本体内部の衛生用紙が上面側に押し上げられので、上面の取出口から衛生用紙の最後の一枚まで、安定してポップアップさせることが可能である。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、底面4の中央部にU字状の押上片形成用切り込み線54が1対形成された例である。
[1−2]ウインドウフィルム:
「ウインドウフィルム」とは、取出口をカートン本体の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたフィルム材である。取出口の内側からウインドウフィルムを貼り付けると、外部の塵や異物から衛生用紙を保護することができる。また、衛生用紙を外部に取出す際に、ウインドウフィルムに形成されたスリット間の摩擦により、ポップアップした衛生用紙がカートンの内部に落ち込むことが防止され、衛生用紙を取出口から突出させた状態で保持することが可能となる。
「ウインドウフィルム」とは、取出口をカートン本体の内側から被覆するように配置され、衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたフィルム材である。取出口の内側からウインドウフィルムを貼り付けると、外部の塵や異物から衛生用紙を保護することができる。また、衛生用紙を外部に取出す際に、ウインドウフィルムに形成されたスリット間の摩擦により、ポップアップした衛生用紙がカートンの内部に落ち込むことが防止され、衛生用紙を取出口から突出させた状態で保持することが可能となる。
[1−2A]フィルム:
「フィルム」とは薄膜状の部材である。その構成材料は特に制限されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニルアルコール等のプラスチック;グラシン紙、クラフト紙、ケント紙、インディア紙等の印刷用紙、書道用紙、包装紙、加工原紙等の紙;等を好適に用いることができる。また、上記プラスチックとしては、生分解性プラスチックを用いてもよい。
「フィルム」とは薄膜状の部材である。その構成材料は特に制限されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニルアルコール等のプラスチック;グラシン紙、クラフト紙、ケント紙、インディア紙等の印刷用紙、書道用紙、包装紙、加工原紙等の紙;等を好適に用いることができる。また、上記プラスチックとしては、生分解性プラスチックを用いてもよい。
「生分解性プラスチック」とは、バクテリアをはじめとする微生物、或いは酵素等の作用によって分解されるプラスチックを意味する。具体的には、ポリグリコール酸、ポリ乳酸等のポリ(α−ヒドロキシ酸);ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(β−プロキオラクトン)等のポリラクトン類;ポリ−3−ヒドロキシプロピオネート、ポリ−3−ヒドロキシブチレート、ポリ−3−ヒドロキシカプロレート、ポリ−3−ヒドロキシヘプタノエート、ポリ−3−ヒドロキシオクタノエート、ポリ−3−ヒドロキシバリレート、ポリ−4−ヒドロキシブチレート等のポリ(α−ヒドキシアルカノエート);ポリエチレンオキサレート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンアゼレート、ポリブチレンオキサレート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレンセバケート、ポリヘキサメチレンセバケート、ポリネオペンチルオキサレート等のグリコールとカルボン酸の縮重合体;等を挙げることができる。これらのプラスチックを構成する重合体は単独重合体に限られず共重合体であってもよい。また、生分解性に影響を与えない範囲で、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合等を有する重合体であってもよい。
本発明の衛生用紙収納用カートンの一つの形態は、ウインドウフィルムのカートン本体の妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブが付設されたものである。このようなタブを付設することにより、タブを摘んでウインドウフィルムを引き剥がすことができるので、その引き剥がしが容易になるとともに、使用者にウインドウフィルムを一の妻面側から他の妻面側に向かってウインドウフィルムを引き剥がすことを示唆することができる。従って、ウインドウフィルムが途中で破断されることなく、綺麗に剥がすことが可能となる。
「タブ」とは、ウインドウフィルムを引き剥がすための摘みである。タブを指で摘んで引っ張ることができる限りにおいて、その形状やサイズについて特に制限はないが、例えば、図7に示すように、半円状(図中、(a),(b)参照)、長円状(図中、(c),(d)参照)、扇状(図中、(e),(f)参照)、四角形状(図中、(g),(h)参照)、三角形状(図中、(i),(j)参照)、五角形以上の多角形状(図中、(k),(l)参照)等を挙げることができる。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、半円状のタブ24を付設した例である。
タブの付設位置は、カートン本体の妻面側に配置された端縁とする必要がある。このような位置にタブを付設することによって、使用者にウインドウフィルムを一の妻面側から他の妻面側に向かってウインドウフィルムを引き剥がすことを示唆することができる。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1や図8に示す衛生用紙収納用カートン110は、ウインドウフィルム20が長方形状に形成されており、カートン本体16の妻面8側に配置された端縁(即ち、長方形の短辺)に、半円状のタブ24を付設した例である。
なお、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、長方形状に形成されたウインドウフィルム20の短辺の中央部に半円状のタブ24を付設した例であり、図8に示す衛生用紙収納用カートン110は、長方形状に形成されたウインドウフィルム20の短辺の端部(即ち、長辺との交点近傍)に半円状のタブ24を付設した例である。
また、タブは、ウインドウフィルムと一体的に形成されていてもよいし、ウインドウフィルムとは別体の部材をウインドウフィルムに貼り付ける等して、ウインドウフィルムに付設してもよい。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1と図8に示す衛生用紙収納用カートン110は、タブ24とウインドウフィルム20とが一体的に形成された例を示すものである。更に、タブの視認性を向上させるため、文字、図形、記号が表示され、或いは模様、着色等が施されたタブを付設することも好ましい形態の一つである。
タブとウインドウフィルムを一体的に形成する方法としては、例えば、図9(A)又は図9(B)に示すように、長尺フィルム56からウインドウフィルム20を切り出す際に、タブ24と合致する刃形状を有するカッターを用いて切断する方法等を挙げることができる。このような方法であれば、比較的容易に、大量のタブ付ウインドウフィルムを製造することが可能である。
本発明の衛生用紙収納用カートンのもう一つの形態は、ウインドウフィルムのカートン本体の妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のマーキングが表示されたものである。このマーキングも、タブと同様に、使用者にウインドウフィルムを一の妻面側から他の妻面側に向かってウインドウフィルムを引き剥がすことを示唆することができる。従って、ウインドウフィルムが途中で破断されることなく、綺麗に剥がすことが可能となる。また、ウインドウフィルムの端縁の位置が容易に視認できるようになるため、ウインドウフィルムの引き剥がしを容易かつ速やかに行うことができる。例えば、ウインドウフィルムとして透明フィルムを用いた場合やカートンの使用者が視力の衰えた老人等である場合等には、ウインドウフィルムの端縁の位置が分かり難く、ウインドウフィルムの端縁を速やかに摘むことができないため、ウインドウフィルムの引き剥がしに苦労することがある。上記のような構成によれば、このような不具合が効果的に改善される。
「マーキング」とは、ウインドウフィルムを引き剥がす方向を示し、或いはウインドウフィルムの端縁の位置を示すための文字、図形、記号、模様、着色等の目印である。引き剥がし方向やウインドウフィルムの端縁の位置を視認できる限り、その態様は特に制限されるものではないが、例えば、ウインドウフィルムを引き剥がす方向を示す矢印等の記号や文字を表示したり、或いはウインドウフィルムの端縁に沿ってライン状の着色や模様を付する等の態様を挙げることができる。
例えば、図10に示す衛生用紙収納用カートン120は、長方形状に形成されたウインドウフィルム20の短辺の中央部に半円状のタブ24を付設することに加え、ウインドウフィルム20の引き剥がし方向を示唆するマーキング58(58a,58b)を表示した例である。この例では、ウインドウフィルム20の短辺側に矢印状のマーキング58aを、ウインドウフィルム20の長辺側に「矢印の方向にはがして下さい」という文字からなるマーキング58bを表示した例である。なお、図10については、作図の都合上、図面から接着部を捨象した形で作図を行っている。
また、本発明の衛生用紙収納用カートンにおいては、タブを付設する形態と、マーキングを表示する形態の双方を組み合わせた形態も好ましい形態の一つである。このような形態では、タブを付設する形態と、マーキングを表示する形態の双方の効果を享受することができ、一方の形態のみを採用した場合と比較して、ウインドウフィルムの端縁の位置が容易に視認できるようになり、ウインドウフィルムをより綺麗にカートンから剥がすことが可能となる。
上記フィルムには、透明フィルム、半透明フィルム、不透明フィルム、着色フィルムのいずれもが含まれる。また、文字や模様等が印刷されたフィルムであってもよい。また、フィルムの形状は、カートン本体の取出口を被覆することができる限りにおいて、どのような形状のものであってもよい。但し、取出口の形状として横長形状のものが汎用されることから、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1のように、長方形状のフィルムを用いることが好ましい。
更に、本発明の衛生用紙収納用カートンにおいては、ウインドウフィルムは、長方形状に構成され、その短辺方向への引っ張り強度に比して、その長辺方向への引っ張り強度が高いものであり、短辺が妻面に沿い、長辺が側面に沿うように、カートン本体の内側に貼り付けられていることが好ましい。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の直鎖状ポリマーからなるプラスチックを一定方向に延伸した延伸フィルムにおいては、直鎖高分子を延伸方向に分子鎖が配向するため、延伸方向の引っ張り強度が強くなる。このような延伸フィルムをウインドウフィルムに使用した場合等には、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1のように、ウインドウフィルム20を長方形状に構成し、その短辺が妻面8に沿い、長辺が側面6に沿うように、カートン本体16の内側に貼り付けると、一の妻面8側から他の妻面8側に向かってウインドウフィルム20を引き剥がすことにより、ウインドウフィルム20が途中で破断されることなく、綺麗に剥がすことが可能となる。
[1−2B]スリット:
「スリット」とは、ウインドウフィルムを貫通する切れ目である。衛生用紙収納用カートン内に収納されたティシュペーパーをはじめとする衛生用紙は、このスリットを通してカートンの外部へ引き出される。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、ウインドウフィルム20の中央部に直線状のスリット18を形成した例である。
「スリット」とは、ウインドウフィルムを貫通する切れ目である。衛生用紙収納用カートン内に収納されたティシュペーパーをはじめとする衛生用紙は、このスリットを通してカートンの外部へ引き出される。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、ウインドウフィルム20の中央部に直線状のスリット18を形成した例である。
[1−3]接着部:
「接着部」とは、カートン本体とウインドウフィルムとを接着する部分である。即ち、ウインドウフィルムは、接着部によってカートン本体の内側に貼り付けられている。接着部は、ウインドウフィルムをカートン本体に貼り付けることができる限りにおいて、その形成方法は特に限定されるものではない。例えば、接着剤、両面テープ、熱融着等の方法によって、接着部を形成することができる。なお、接着部は着色されたものであってもよい。例えば、着色された接着剤等を用いて接着部を形成することによって、接着部の位置が容易に視認できるようになり、カートンの製造が容易になるという利点がある。
「接着部」とは、カートン本体とウインドウフィルムとを接着する部分である。即ち、ウインドウフィルムは、接着部によってカートン本体の内側に貼り付けられている。接着部は、ウインドウフィルムをカートン本体に貼り付けることができる限りにおいて、その形成方法は特に限定されるものではない。例えば、接着剤、両面テープ、熱融着等の方法によって、接着部を形成することができる。なお、接着部は着色されたものであってもよい。例えば、着色された接着剤等を用いて接着部を形成することによって、接着部の位置が容易に視認できるようになり、カートンの製造が容易になるという利点がある。
また、本発明の衛生用紙収納用カートンにおいては、接着部は取出口を包囲する環状に配置されていることが必要である。ここにいう「環状」とは、ある領域を区画するように、線が連続的に結ばれた形状を意味し、一の曲線が連続的に結ばれた形状のみならず、いくつかの直線が連続的に結ばれた形状も含む。具体的には、略長方形状、略長円形状、長楕円形状、長方形状、菱形状、又は多角形状等を挙げることができる。例えば、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1は、接着部22を取出口を包囲する長方形状に配置した例である。
[2]製造方法:
本発明の衛生用紙収納用カートンの製造方法を、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1の例により説明する。まず、接着部22の形状と一致する凸面を有する押し型を用意する。次いで、この押し型の凸面に接着剤を付着させた後、図4に示すようなカートンブランク100の取出口形成用切り込み線14を包囲する位置に前記押し型を当接させ、カートンブランク100に接着剤を付着させる。更に、接着剤が乾燥する前に前に、予めスリット18が形成されたウインドウフィルム20を所定の位置に配置して貼り付ける。この際、ウインドウフィルム20としては、図9(A)に示すような、長方形状に形成され、その短辺の中央部に半円状のタブ24が付設されたウインドウフィルム20を用いる。
本発明の衛生用紙収納用カートンの製造方法を、図1〜図3に示す衛生用紙収納用カートン1の例により説明する。まず、接着部22の形状と一致する凸面を有する押し型を用意する。次いで、この押し型の凸面に接着剤を付着させた後、図4に示すようなカートンブランク100の取出口形成用切り込み線14を包囲する位置に前記押し型を当接させ、カートンブランク100に接着剤を付着させる。更に、接着剤が乾燥する前に前に、予めスリット18が形成されたウインドウフィルム20を所定の位置に配置して貼り付ける。この際、ウインドウフィルム20としては、図9(A)に示すような、長方形状に形成され、その短辺の中央部に半円状のタブ24が付設されたウインドウフィルム20を用いる。
その後、カートンブランク100を折り曲げ線に沿って折り曲げ、側面6と底面4の側面接合代32とを重ね合わせ、その重なり部分を接着剤によって接着することによって妻面8側が開放された角筒状とする。次いで、角筒状のカートンブランクの内部空間に衛生用紙が積層された衛生用紙束を装填する。更に、一対の内フラップ26を折り曲げ線に沿って折り曲げた後、上面外フラップ28と底面外フラップ30をその一部が互いに重なり合うように折り曲げ、その重なり部分を接着剤等によって接着することによって、一対の妻面8を形成する。このようにして、本発明の衛生用紙収納用カートン1を製造することができる。
本発明の衛生用紙収納用カートンは、ティシュペーパー、キッチンペーパー等のペーパータオル、シート状のトイレットペーパー、ワッティング(紙綿)等の衛生用紙を収納するためのカートンとして好適に用いることができる。
1,110,120:衛生用紙収納用カートン、2:上面、4:底面、6:側面、8:妻面、14:取出口形成用切り込み線、16:カートン本体、18:スリット、20:ウインドウフィルム、22:接着部、24:タブ、26:内フラップ、28:上面外フラップ、30:底面外フラップ、32:側面接合代、34:妻面接合代、36:底面−側面稜線、38:第1の押込み用切込線、40:端点、44:第1の解体用切込線、46:第2の解体用切込線、48:第2の押込み用切込線、50:第3の解体用切込線、52:引剥がし用切り込み線、54:押上片形成用切り込み線、56:長尺フィルム、58,58a,58b:マーキング、100:カートンブランク。
Claims (3)
- 上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、前記衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成されたカートン本体と、
前記取出口を前記カートン本体の内側から被覆するように配置され、前記衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたウインドウフィルムと、を備えた衛生用紙収納用カートンであって、
前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のタブが付設されたものである衛生用紙収納用カートン。 - 上面、底面、一対の側面、及び一対の妻面を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱状をなすとともに、前記衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切り込み線が形成されたカートン本体と、
前記取出口を前記カートン本体の内側から被覆するように配置され、前記衛生用紙を取り出すためのスリットが形成されたウインドウフィルムと、を備えた衛生用紙収納用カートンであって、
前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のマーキングが表示されたものである衛生用紙収納用カートン。 - 前記ウインドウフィルムは、前記カートン本体の前記妻面側に配置された端縁に、引き剥がし用のマーキングが表示されたものである請求項1に記載の衛生用紙収納用カートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006041222A JP2007217037A (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | 衛生用紙収納用カートン |
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Publications (1)
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JP2006041222A Withdrawn JP2007217037A (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | 衛生用紙収納用カートン |
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JP (1) | JP2007217037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104443832A (zh) * | 2014-12-01 | 2015-03-25 | 无锡市晨阳彩印厂 | 易开口纸巾盒 |
-
2006
- 2006-02-17 JP JP2006041222A patent/JP2007217037A/ja not_active Withdrawn
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