JP2007216325A - 中空チューブの作製方法、中空チューブおよび中空チューブを用いた装置 - Google Patents

中空チューブの作製方法、中空チューブおよび中空チューブを用いた装置 Download PDF

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誠 石田
Kazuaki Sawada
和明 澤田
Kuniharu Takei
邦晴 竹井
Takahiro Kawashima
貴弘 川島
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Abstract

【課題】基板上に中空チューブとは別材料の柱体を形成し、柱体を犠牲層として用いることで、微小な中空チューブを作製する。
【解決手段】基板2上には、膜4および金属膜6が形成される。基板2上には、金属膜6を触媒として、VLS結晶成長法により、プローブ8が形成される。プローブ8の周囲には被覆層10が形成される。その後、プローブ8の先端部の被覆層10が除去され、プローブ8が基板2上から除去され、中空チューブ12が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、微細な中空チューブおよびその作製方法に関するものである。
従来より、MEMS(微小電気機械システム:Micro
Electro Mechanical System)と呼ばれる微小な構造物の研究が行われている。MEMSは微小な構造物であるため、半導体デバイス技術を用いて、半導体基板上に作製される場合が多い。MEMSに関する文献としては、以下のものが存在する。
T.Tokuda et. al. Sensors and Actuators A, Vol.122, pp.88-98(2005) A.Rodriguez et. al., Sensor and Actuatoes B, Vol. 10, No.1, pp.135-140(2005) LiweiLin et. al. IEEE Journal of Microelectromechanical System Vol.8, No.1,pp.78-84(1999) 特開2000−333921号公報
上記の3件の非特許文献は、いずれも、シリコン半導体基板上にMEMSを作製するものであり、シリコン基板をエッチング技術を用いて削ることにより、三次元構造のMEMSを形成するものである。また、特許文献1は、シリコン基板上に、針状突起からなるプローブを作製する技術に関するものである。
近年、MEMSを医療分野に応用するための研究が行われている。例えば、MEMS技術を用いてシリコン基板上に微小な三次元構造のチューブ(中空チューブ)を作製し、チューブを用いて薬剤の注入等を行うものが応用例として挙げられる。シリコン基板上に三次元構造のチューブを作製する場合、上記の非特許文献のように、シリコン基板をエッチング技術で削り、三次元のチューブ構造を作製することが考えられる。しかしながら、エッチング技術を用いて微小な三次元チューブを作製するには、チューブの長さがシリコン基板の膜厚に依存してしまい、所望の長さのチューブを作製できないという問題がある。
また、上記非特許文献3のように、シリコン基板を横方向(基板平面に水平な方向)に削ることにより、三次元チューブを作製することも考えられるが、この方法であると三次元チューブのチューブ内径が大きくなってしまい、生体応用デバイスに用いることは困難である。
そこで、本発明は、基板上に中空チューブとは別材料の柱体を形成し、当該柱体を犠牲層として用いることで、微小な中空チューブを作製することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に係る発明は、基板上に柱体を形成する工程と、前記柱体とは異なる材料の被覆層を、前記柱体の周囲に形成する工程と、前記柱体の先端部の前記被覆層を除去し、前記柱体の先端部を外部に露出させる工程と、前記柱体を基板上から除去する工程と、からなる中空チューブの作製方法によって実現される。上記の発明によれば、被覆層とは異なる材料の柱体を基板上から除去することで、被覆層による中空チューブを作製することができる。本発明では、中空チューブが基板とは別部材の被覆層によって構成されるため、中空チューブの長さを基板の厚さによらず、所望の長さとすることができる。中空チューブの長さは柱体の長さに依存するため、柱体の長さを変えることで中空チューブの長さを変えることができるからである。
また、本発明の中空チューブは、柱体の周囲に形成された被覆層より構成されるものであるため、中空チューブの厚さを所望の厚さとすることができる。中空チューブの厚さは、柱体の周囲の被覆層の厚さを変えることで適宜変更することができる。また、中空チューブの内径は、柱体の外径の大きさを変えることにより所望の内径の中空チューブを作製することができる。
なお、本発明において、基板とは、柱体および被覆層を支える板状のものであり、柱体を精度良く形成するためには、基板は結晶方位をもつものであることが望ましい。また、基板上の柱体および被覆層を半導体作製技術で作製する場合は、基板は半導体基板あるいは、半導体基板上に絶縁膜が積層した基板であることが望ましい。基板に半導体基板を用いる場合は、基板の材料としてはシリコン基板、ガリウムヒ素基板等を用いることができる。また、半導体基板上に絶縁膜が積層された基板としては、シリコン基板上に絶縁膜であるα−Al層やγ−Al層が積層された基板などを用いることができる。
また、本発明の柱体は、基板上に柱状に形成されるものであり、柱の断面形状は円形でもよいし、矩形や他の形状でも良い。作製すべき中空チューブの形状に応じて適宜選択することができる。なお、基板上に柱体を結晶成長させる場合は、結晶成長の性質上、柱体の断面形状を円形とすることが望ましい。また、柱体の断面形状は、すべての断面形状が同一形状であっても良いし、あるいは、柱体の上部に向かうにつれて断面積が大きくなるような形状としても良いし、下部に向かうにつれて断面積が大きくなるような形状としても良い。また、柱体の材料は、基板材料と同じ材料で形成しても良いし、基板と異なる材料で構成しても良い。柱体を基板上に結晶成長させる場合は、結晶成長の容易性から、柱体の材料を基板の材料と同じ材料とすることが望ましい。
また、本発明の被覆層は、当該被覆層は、柱体とは異なる材料で、柱体の周囲に形成されるものであれば良く、柱体の周りに柱体と別の材料を堆積させて被覆層を形成しても良いし、柱体の周囲の材質を柱体の材料と異なる材質に変化させて被覆層としても良い。柱体の周囲の材質を変化させて被覆層とする場合は、被覆層の厚さを非常に薄くすることができ、また、被覆層の断面形状を長さ方向に均等なものとすることができる。なお、被覆層を柱体の材質と異なるものとする場合は、柱体の周囲を酸化させたり、窒化させたりすることができる。また、被覆層の厚さは、酸化工程の時間や窒化工程の時間により変化させることができる。また、被覆層は柱体の周囲に形成されれば中空チューブを形成することができるが、被覆層が基板上に一体的に形成される場合、基板と一体的に中空チューブを作製することができる。
また、本発明の柱体の先端部とは、柱体の基板側の端部と反対側の端部の先端部を意味する。この柱体の先端部の被覆層を除去する方法は、ドライエッチングでも良いしウエットエッチングでも良いが、柱体の先端部の被覆層のみを除去し、柱体の先端部以外の被覆層を除去しないエッチング方法が望ましい。例えば、柱体先端部の被覆層以外の被覆層を保護した状態で、柱体の先端部のみをエッチングすることが考えられる。柱体の先端部の被覆層が完全に除去されることで、中空チューブの先端部が開放状態とされるのである。
また、本発明で、基板上から柱体を除去する場合は、基板上から柱体が完全に除去されることが望ましい。柱体が基板上から完全に除去された場合は、被覆層からなる中空チューブが完全に中空状態となるからである。また、基板上から柱体を除去する場合は、柱体に加え、基板上の一部を除去しても良い。このようにすれば、より確実に柱体を基板上から除去することができるからである。
また、本発明はさらに、前記柱体は気相液相液相結晶成長法により基板上に形成されることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。この発明によれば、気相液相液相結晶成長法により、柱体を基板上に精度良く作製することができるため、中空チューブの形状を精度良く作製することができる。なお気相液相液相結晶成長法とは、Vapor Liquid Solid結晶成長法(VLS結晶成長法)であり、基板上の所望の位置に、所望の長さの柱体を作製することができる。柱体をVLS結晶成長法により形成した場合、柱体の断面形状は円形となる。また、柱体をVLS結晶成長法で形成する場合は、柱体の材料を基板材料と同じ材料となるようにガスを供給することが望ましい。
また、本発明はさらに、前記被覆層は、前記柱体の材料を酸化あるいは窒化させて形成されることを特徴とする中空チューブの作製方法より実現することもできる。これによれば、被覆層の厚さを薄く形成することができるため、微小な中空チューブを作製することができる。なお、柱体がシリコンの場合、酸化させる場合には柱体の周囲に酸化シリコン(SiO)を形成することができ、また、窒化させる場合には柱体の周囲に窒化シリコン(Si)を形成することができる。
また、本発明はさらに、前記柱体は、前記被覆層のエッチングレートよりも前記柱体のエッチングレートが大きいエッチング方法により除去されることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、被覆層の厚さを確保した状態で柱体を除去することができるため、良好な中空チューブを作製することができる。例えば、柱体をシリコンで形成し、被覆層を酸化シリコンで形成した場合、エッチング方法は2フッ化キセノン(XeF)ガスによるエッチング方法が望ましい。また、2フッ化キセノンに代えて、6フッ化ヨウ素(SF)を用いることもできる。
また、本発明はさらに、前記基板の材料は、シリコン基板であることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、シリコン基板は結晶性が良いため、柱体の形状を精度良く形成することができる。また、シリコン基板は、信号処理回路などの集積化技術が確立されているため、本発明の中空チューブと他の回路と一体化させることも可能となる。なお、基板にシリコン基板を用いる場合でも、シリコン基板の結晶方位が揃っていることが望ましく、結晶方位は(111)面、(100)面、(110)面などが挙げられる。
また、本発明はさらに、前記シリコン基板は、結晶方位が(111)面であることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、結晶方位が(111)面であるシリコン基板は、他の結晶方位のシリコン基板に対して結晶方位が非常に良く揃っており、結晶方向の揃った柱体を形成することができるため、精度良く中空チューブを作製することができる。
また、本発明はさらに、前記柱体の材料がシリコンであることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、柱体の周りに被覆層を容易に形成することができるため、精度良く中空チューブを作製することができる。柱体がシリコンである場合は、周囲に別の材料を堆積させることが容易となる。また、柱体がシリコンである場合は、シリコンの周囲に酸化膜や窒化膜を容易に形成することができる。
また、本発明はさらに、前記被覆膜は酸化シリコンであることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、酸化シリコン膜は非常に安定性が高く、シリコンの酸化により容易に形成することができるため、精度良く中空チューブを作製することができる。
また、本発明は、前記エッチング方法は、2フッ化キセノンあるいは6フッ化硫黄のガスを用いたエッチングであることを特徴とする中空チューブの作製方法により実現することもできる。これによれば、柱体のシリコンを被覆層の酸化シリコンにダメージを与えることなく、良好にエッチングを行うことができ、精度良く中空チューブを作製することができる。
また、本発明は、基板と、前記基板上に形成された被覆層と、から構成される中空チューブであって、前記被覆層は、前記基板上に形成された柱体の周囲に形成された後、前記柱体が除去されて中空形状となることを特徴とする中空チューブによって構成される。この構成によれば、被覆層とは異なる材料の柱体を基板上から除去することで、被覆層による中空チューブを作製することができる。本発明では、中空チューブが基板とは別部材の被覆層によって構成されるため、中空チューブの長さを基板の厚さによらず、所望の長さとすることができる。
また、本発明はさらに、前記柱体は気相液相液相結晶成長法により基板上に形成されることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記被覆層は、前記柱体の材料を酸化あるいは窒化させて形成されることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記柱体は、前記被覆層のエッチングレートよりも前記柱体のエッチングレートが大きいエッチング方法により除去されることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記基板の材料は、シリコン基板であることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記シリコン基板は、結晶方位が(111)面であることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記柱体の材料がシリコンであることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記被覆膜は酸化シリコンであることを特徴とする中空チューブによって構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記エッチング方法は、2フッ化キセノンあるいは6フッ化硫黄のガスを用いたエッチングであることを特徴とする中空チューブとして構成することもできる。
また、本発明はさらに、前記中空チューブと、前記中空チューブと同一基板上に、センサ、ポンプ、細針、集積回路のうちの少なくとも1つを形成したもの、とからなる中空チューブを用いた装置によって構成することもできる。この構成によれば、中空チューブと、ポンプ、センサ、細針、集積回路のうちの少なくとも1つを同一基板上に形成することができるため、微細な構造の装置を構成することができる。例えば、中空チューブ、細針、集積回路が同一基板上に形成された装置においては、細針で測定対象物の測定を行い、測定値を集積回路で演算し、測定値に異常が見られた場合に中空チューブを通して薬剤等の注入をすることができる。
本発明によれば、被覆層とは異なる材料の柱体を基板上から除去することで、被覆層による中空チューブを作製することができる。従って、中空チューブが基板とは別部材の被覆層によって構成されるため、中空チューブの長さを基板の厚さによらず、所望の長さとすることができる
本発明を実施するための実施の形態について以下に詳細に説明する。図1および図2は、本発明が適用された第1の実施形態の中空チューブの作製方法を説明するための断面図である。図1(a)の工程では、基板2上に、膜4が形成される。基板2は、結晶方位を持った基板であり、半導体基板、サファイア基板(α−Al)、γ−Al基板などを用いることができる。また、半導体基板は、シリコン(Si)基板やガリウムヒ素(GaAs)基板などを用いることができる。また、基板2としてシリコン基板を用いる場合、(111)の結晶方位を持つ基板を用いることが望ましいが、(100)、(110)の結晶方位のものを用いても良い。
また、膜4は、中央部に円形の空隙部を持ち、この空隙部に金属膜6が形成される。この膜4の空隙部の大きさは、後のプローブの径の大きさに応じて変化させることができる。なお、膜4は、例えば、基板2としてシリコン基板を用いた場合は、酸化シリコンSiO膜を用いることができる。膜4は、他の絶縁膜でも良いし、絶縁膜以外にもレジスト等により膜4を形成しても良い。
また、膜4の空隙部の基板2上には、後のVLS結晶成長法のための触媒である金属膜6が形成される。金属膜6に用いられる金属材料は、金、白金等が用いられる。
続いて、図1(a)の工程の後に、図1(b)の工程が行われる。図1(b)の工程では、基板2上にプローブ8が形成される。プローブ8の形成には、VLS結晶成長法が用いられる。VLS結晶成長法においては、触媒としての金属層6が成膜された基板2が高真空チャンバー内に配置される。その後、チャンバー内に、熱処理が行われた状態でプローブ8を形成する材料が含まれたガスが供給される。この熱処理では、金属層6の金属と基板2の材料が共晶を起こし、液的状態となる。この液的状態の層にガスから材料が供給され、プローブ8が円柱状に形成される。なお、プローブ8の高さ(長さ)は、ガスを供給する時間によって制御することができる。また、プローブ8の径は、膜4の中央の空隙部の大きさや金属膜6の面積により変化させることができる。基板2にシリコン基板を用いた場合は、供給ガスはダイシラン(Si)ガス等が供給される。
なお、図1(b)の工程が終了した状態では、金属膜6がプローブ8の先端部に残された状態となっている。プローブ8はガスから供給された材料により形成されており、基板2の結晶方位に沿って成長する。
続いて、図1(b)の工程の後に図1(c)の工程が行われる。図1(c)の工程では、プローブ8の先端部の金属層6が除去される。金属層6は、金属層6を溶かし、かつ、プローブ8の材料を溶かさない溶液を用いることにより除去することができる。金属層6に金を用いた場合は、王水を用いることができる。また、溶液により金属層6を溶かす以外にも、RIE(Reactive Ion Etchinng:反応性イオンエッチング)法を用いて金属層6を除去することもできる。RIE法には、3塩化ボロン(BCl)等の塩素系のガスを用いることができる。RIE法によっても、金属層6のみが削られ、プローブ8はダメージを受けないことが必要とされる。
次に、図1(c)の工程に続き、図2(a)の工程が行われる。図2(a)の工程では、プローブ8の周囲にプローブ8とは別の材料の被覆膜10を形成する。被覆膜10は堆積法によってプローブ8の周囲に堆積させても良いが、プローブ8の材料を酸化させて酸化膜を形成し、酸化膜を被覆膜10とすることが望ましい。この被覆膜10は、後の中空チューブを形成するものであり、堆積法による被覆膜10の厚さ均一性よりも酸化膜による厚さ均一性の方が良好となるからである。この場合、プローブ8と被覆膜10は、互いに異なる材料となる。なお、被覆膜10を酸化膜によって形成する場合は、高温の炉の中に水素と酸素のガスを供給してプローブ8の周囲を酸化させる。被覆膜10の厚さは酸化工程の時間によって制御することができるが、中空チューブとしての性能を考慮すると、500nmの厚さ以上であることが望ましい。なお、プローブ8をシリコンで形成した場合、被覆層10としてシリコンの酸化膜を用いることができ、被服膜10はSiO膜となる。
なお、図2(a)には示さないが、プローブ8の周囲に被覆膜10を形成した後に、被覆膜10の周りに樹脂コーティング層を形成することが望ましい。樹脂コーティング層は、中空チューブを医療用に用いた場合に、生体に対する低侵襲性を確保するためのものである。樹脂コーティング層の厚さは、適宜設計することができるが、望ましくは500nm程度とされる。
次に、図2(a)の工程に続き、図2(b)の工程が行われる。図2(b)の工程は、プローブ8の上端部の被覆膜10を除去する工程であり、この工程により、プローブ8の先端部が露出することになる。この被覆膜10の除去には、フォトリソグラフィー技術を用いた選択エッチング法やRIE法が用いられる。
次に図2(c)の工程が行われる。図2(c)の工程は、プローブ8を除去し、中空チューブ12を形成する工程である。図2(c)ではエッチング技術により、プローブ8が除去されるが、プローブ8の材料を除去し、かつ、被覆膜10をほとんど除去しないか、あるいは被覆膜10のエッチングレートが非常に小さいエッチング技術を用いる必要がある。プローブ8がシリコンで、被覆膜10がSiOの場合は、2フッ化キセノン(XeF)や6フッ化ヨウ素(SF)を用いることができる。特に、2フッ化キセノンのエッチングレートは、シリコン:SiO=100000:1となるため、SiOをほとんど削ることなく、プローブ8のシリコンを削ることができる。また、プローブ8にガリウムヒ素を用いた場合は、塩素系のガス(例えば、3塩化ボロン(BCl))がエッチングガスとして用いられる。
図2(c)に示すように、プローブ8が完全に除去されると、被覆膜10により中空チューブ12が形成される。中空チューブ12内部のプローブ8の材料を確実に除去するために、プローブ8を除去する際、基板2内部までエッチングが行われることが望ましい。
上述した第1の実施形態では、プローブ8を犠牲層として中空チューブ12を形成するため、従来のように、基板をエッチングしてチューブを作製する場合に比べ、内径が小さい中空チューブを作製することができる。また、プローブ8の高さを変えることにより、中空チューブ12の長さ(高さ)を長くすることができる。従来の基板をエッチングして中空チューブを作製する方法では、基板の厚さよりも長い中空チューブの作製は困難であったが、本実施形態では、プローブ8の高さを変えることにより、所望の長さの中空チューブ12を得ることができる。なお、プローブ8の高さは、プローブ8を作製するVLS結晶成長法の結晶成長時間を変えることにより、制御することができる。
また、本実施形態の中空チューブ12の内径は、プローブ8の径を変えることにより変化させることができる。プローブ8の径は、膜4の空隙部の大きさと金属層6の大きさによって制御することができる。
また、本実施形態では、プローブ8を犠牲層として中空チューブ12を形成するため、基板をエッチングして中空チューブを作製する場合に比べ、中空チューブ12の形状を精度良く形成することができる。従来のエッチング技術では、中空チューブの位置によってエッチングレートが異なるため、中空チューブの内径を均一にすることが困難である。これに対し、本実施形態では、プローブ8を犠牲層として用いており、中空チューブ12の内径側が削られる量は少ないため、中空チューブ12の内径を略均一にすることができる。
また、本実施形態では、プローブ8の材料と被覆層10の材料を異なる材料としているため、プローブ8と被覆層10を選択的にエッチングすることができる。これにより、中空チューブ12の形状を精度良く形成することができる。
また、本実施形態では、被覆層10としてプローブ8の材料を酸化させて形成される酸化膜を用いた場合、中空チューブ12のチューブの厚さをより均一なものとすることができる。被覆層10は、堆積法などによりプローブ8の周りに別の材料を堆積させることによっても形成することができるが、堆積法では被覆層10の厚さを均一にすることが困難である。一方、被覆層10をプローブ8の材料の酸化膜で形成した場合、プローブ8の材料の酸化はプローブ8の周囲から一様に進行するため、被覆層10の厚さ、すなわち、中空チューブ12のチューブ厚さを略均一とすることができる。また、プローブ8の材料としてシリコンを用い、被覆層10をシリコンの酸化物であるSiOとした場合、被覆層10であるSiOは安定な材料であり、均一な厚さの被覆層10を形成することができる。また、この場合、図2(b)で用いるエッチングガスに2フッ化キセノンとすることにより、中空チューブ12の材料であるSiOをあまり削ることなく、シリコンのプローブ8を削ることができる。2フッ化キセノンのエッチングレートは、シリコン:SiO=100000:1とされるからである。
また、本実施形態では、プローブ8の作製方法に、VLS結晶成長法を用いているため、プローブ8の形状を精度良く作製することができ、中空チューブ12の形状を良好なものとすることができる。また、基板2としてシリコン基板を用い、プローブ8をシリコンで形成した場合、シリコンは結晶方位が揃った材料であるため、プローブ8を良好に結晶成長させることができる。
また、本実施形態では、基板2にシリコン基板を用い、シリコン基板の結晶方位を(111)面とした場合、プローブ8のシリコンを(111)面に沿った結晶方向とすることができ、結晶性の良いプローブ8を形成することができる。(111)面のシリコン基板は、他の結晶方位のシリコン基板よりも、VLS結晶成長法によって良好な結晶を成長させることができ、これにより、精度良く中空チューブ12を作製することができる。
また、本実施形態では、プローブ8の作製に、VLS結晶成長法を用いているため、プローブ8あるいは中空チューブ12と他の半導体デバイス、例えば、MOSFET、集積回路、メモリデバイスなどと一体化させることができる。基板をエッチングしてプローブ8を作製する場合は、プローブ8と他の半導体デバイスの高さ方向の位置関係が問題となり、一体化は困難であるが、本実施形態はそのような困難性はない。
また、本実施形態では、プローブ8の作製方法として、VLS結晶成長法を用いているため、基板2上の任意の位置に所望の数のプローブ8を形成することができる。
次に、第1の実施形態により作製された中空チューブを利用した応用例について説明する。図3は第1の実施形態の中空チューブを微小な注射器14に応用した例について説明するための断面図である。注射器14は3本の中空チューブ16より構成されている。3本の中空チューブ16は、それぞれ高さ(長さ)が異なるものとされている。また、3本の中空チューブ16の下方の基板18内には、ポンプ20が形成されている。ポンプ20は、3本の中空チューブ16に対し、それぞれ独立に作動することができる。ポンプ20の作動により、注射器14は、中空チューブ16を通して薬剤の注入や注出を行うことができる。
従って、図3に示す注射器14により、微小な場所に対し薬剤の注入および注出を可能とすることができる。中空チューブ16を微小なものとすれば、生体の微小な細胞等に対し、細胞単位で薬剤の投与を行うことができる。また、中空チューブ16を互いに異なる高さで構成した場合、対象となる細胞に対して選択的に薬剤の投与を行うことができる。
次に、第1の実施形態により作製された中空チューブを利用した他の応用例について説明する。図4は第1の実施形態の中空チューブを微小な注射器22に応用した例について説明するための断面図である。図4において、基板24上には、第1の実施形態により作製された中空チューブ26が形成されている。プラスチックシリンジ28は、基板24に対して治具30を用いて固定されており、プラスチックシリンジ28の開口部と基板24の開口部が接続されている。
以上説明した図4の注射器22においても、微小な場所に対し、薬剤の注入および注出を可能とすることができる。中空チューブ26を微小な大きさのもので構成することができるため、細胞単位で薬剤の投与を行うことができる。また、プラスチックシリンジ28を用いることにより、注射器22の無痛針として使用することも可能である。
次に、第1の実施形態により作製された中空チューブと他のデバイスとを一体化した応用例について説明する。図5は第1の実施形態の中空チューブを他のデバイスと一体化させた生体用集積回路32について説明するための斜視図である。図5に示すように、集積回路32の基板上には、微小な中空チューブ34が形成されている。また、中空チューブ34から所定距離隔てた位置にプローブ36が設けられており、プローブ36はMOSFET38上に形成されている。このMOSFET38を集積化することにより、信号処理回路40が形成される。また、中空チューブ34の下部には、ポンプ部42が設けられている。
図5の生体用集積回路32では、プローブ36により、生体のある部分の状態がセンシングされ、MOSFET38および信号処理回路40により、センシングされたデータが正常であるか異常であるかが判断される。データが異常である場合、ポンプ42が作動し、薬剤が中空チューブ34を通して生体の特定の部分に注入される。
したがって、上述したように、第1の実施形態の中空チューブを用いた各応用例においては、中空チューブの径が非常に小さいため、微小な細胞内に薬剤等の投与、点滴を行うことができる。また、中空チューブの径が小さいため、細胞に対して低侵襲性および無痛性を確保することができる。
また、図5に示す生体用集積回路32においては、中空チューブ34、プローブ36等を同一の基板内に集積化することができるため、生体の検査と同時に薬剤の投与等を行うことができ、従来になかった新規なデバイスの実現が可能となり、様々な分野への応用も期待できる。
また、上述した応用例においては、微小な中空チューブを用いて、薬剤の注入および注出を行う例について説明したが、これ以外にも、例えば、中空チューブを用いてDNAを検出したり、細胞内の化学変化を検出するように構成しても良い。
以下に、本発明の具体的な実施例について説明する。結晶方位(111)面上のシリコン基板上に、膜としてSiOの絶縁膜を用いた。また、金属層としては金(Au)膜を用いた。
その後、VLS結晶成長法において、超高真空チャンバー内において、650〜700℃で熱処理を行い、ガスとしてダイシラン(Si)ガスを供給し、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシー法)を用いて極微細シリコンプローブを形成した。
その後、プローブ先端のAu−Si合金(シリコン含有量18アトミックパーセント(at%)を王水を用いて除去した。
Au−Si合金を除去した後、酸化炉にて、水素ガス:酸素ガス=1:1の雰囲気内でウェット酸化を行い、プローブ全表面にシリコン酸化膜を形成した。酸化温度は1000℃、酸化時間は2時間であった。このとき、酸化膜の厚さは約500nm程度てあった。
次に、プローブ先端部に形成されたシリコン酸化膜を除去した。この除去には、フォトレジストのエッチバック法を用いた。具体的には、基板にフォトレジストを塗布した後、RIE法により、プローブ先端部のフォトレジストのみ除去した。その後、プローブ先端部のフォトレジスト開口部から露出したシリコン酸化膜をバッファードフッ酸(BHF)液によりエッチングを行った。
その後、プローブ先端部をエッチング開口部として、プローブをフッ化キセノンガスによりエッチングし、除去した。
上記の工程により作製された中空チューブをSEM(Scanning Electric Microscopy:走査電子顕微鏡)を用いて観察した結果を図6に示す。図6の(a)と(b)はSEM観察の角度を変えて撮影したものである。また、図6(c)は中空チューブをアレイ状に形成した様子を撮影したものである。図6によれば、微小な中空チューブが精度良く形成されていることが確認できる。なお、図6の中空チューブの内径は2μm、外径は3μm、長さは8μmである。
次に、図4の注射器22を作製し、作動させた実施例の測定結果を図7に示す。図7はシリコン基板上にSiOの中空チューブを複数形成したものを光学顕微鏡を用いて観察したものである。図7の中空チューブの内径は1.5μm、長さは20μmであった。中空チューブ内を流れる溶液には、純水を食紅により赤く染めたものを用いた。図7に示すように、溶液が中空チューブ内を通過し、基板表面に染み出していることが分かる。これにより、基板状に微細な中空チューブが形成されていると考えることができる。
本発明に係る第1実施形態の中空チューブの作製方法を説明するための断面図である。 本発明に係る第1実施形態の中空チューブの作製方法を説明するための断面図である。 本発明に係る第1実施形態の中空チューブを応用した注射器14を説明するための断面図である。 本発明に係る第1実施形態の中空チューブを応用した注射器22を説明するための断面図である。 本発明に係る第1実施形態の中空チューブを応用した生体用集積回路32を説明するための斜視図である。 本発明に係る実施例の中空チューブの構造を走査型電子顕微鏡で観察した結果である。 本発明に係る実施例の中空チューブの作動状況を観察した結果である。
符号の説明
2 基板
4 膜
6 金属膜
8 プローブ
10 被覆層
12 中空チューブ

Claims (19)

  1. 基板上に柱体を形成する工程と、
    前記柱体とは異なる材料の被覆層を、前記柱体の周囲に形成する工程と、
    前記柱体の先端部の前記被覆層を除去し、前記柱体の先端部を外部に露出させる工程と、
    前記柱体を基板上から除去する工程と、
    からなる中空チューブの作製方法。
  2. 前記柱体は気相液相液相結晶成長法により基板上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の中空チューブの作製方法。
  3. 前記被覆層は、前記柱体の材料を酸化あるいは窒化させて形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の中空チューブの作製方法。
  4. 前記柱体は、前記被覆層のエッチングレートよりも前記柱体のエッチングレートが大きいエッチング方法により除去されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の中空チューブの作製方法。
  5. 前記基板の材料は、シリコン基板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の中空チューブの作製方法。
  6. 前記シリコン基板は、結晶方位が(111)面であることを特徴とする請求項5に記載の中空チューブの作製方法。
  7. 前記柱体の材料がシリコンであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の中空チューブの作製方法。
  8. 前記被覆膜は酸化シリコンであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の中空チューブの作製方法。
  9. 前記エッチング方法は、2フッ化キセノンあるいは6フッ化硫黄のガスを用いたエッチングであることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の中空チューブの作製方法。
  10. 基板と、
    前記基板上に形成された被覆層と、から構成される中空チューブであって、
    前記被覆層は、前記基板上に形成された柱体の周囲に形成された後、前記柱体が除去されて中空形状となることを特徴とする中空チューブ。
  11. 前記柱体は、VLS結晶成長法により基板上に形成されることを特徴とする請求項10に記載の中空チューブ。
  12. 前記被覆層は、前記柱体の材料を酸化あるいは窒化させて形成されることを特徴とする請求項10または11に記載の中空チューブ。
  13. 前記柱体は、前記被覆層のエッチングレートよりも前記柱体のエッチングレートが大きいエッチング方法により除去されることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の中空チューブ。
  14. 前記基板の材料は、シリコン基板であることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の中空チューブ。
  15. 前記シリコン基板は、結晶方位が(111)面であることを特徴とする請求項14に記載の中空チューブ。
  16. 前記柱体の材料がシリコンであることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の中空チューブ。
  17. 前記被覆膜は酸化シリコンであることを特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の中空チューブ。
  18. 前記エッチング方法は、2フッ化キセノンあるいは6フッ化硫黄のガスを用いたエッチングであることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の中空チューブ。
  19. 前記中空チューブと、
    前記中空チューブと同一基板上に、センサ、ポンプ、細針、集積回路のうちの少なくとも1つを形成したもの、
    とからなる請求項10〜18のいずれかに記載の中空チューブを用いた装置。
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