JP2007214081A - 照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 照度むらの少ない薄型の照明装置を提供する。
【解決手段】 光源30の発光部32の上方に第一反射層36を設け、第一反射層36が反射した光をさらに反射させる第二反射層42を設ける。さらに、第二反射層42が反射した光、又は発光部32が放射した光を透過して出射面から出射させる透過部材40を備える構成とした。したがって、薄型でありながら光の光路長を長く確保することが可能となり、発光部32が放射した光を広範囲に放射することができる。よって、照度むらの少ない薄型の照明装置10を提供できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 光源30の発光部32の上方に第一反射層36を設け、第一反射層36が反射した光をさらに反射させる第二反射層42を設ける。さらに、第二反射層42が反射した光、又は発光部32が放射した光を透過して出射面から出射させる透過部材40を備える構成とした。したがって、薄型でありながら光の光路長を長く確保することが可能となり、発光部32が放射した光を広範囲に放射することができる。よって、照度むらの少ない薄型の照明装置10を提供できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、非自発光型の表示装置等に用いる面発光型の照明装置に係り、特に広い発光面積に対応可能な直下方式の照明装置、及び、その照明装置を用いた表示装置に関する。
従来より、高輝度発光ダイオードの発光効率の高さを生かした照明装置が提供されている。特に大型化しているテレビやディスプレイ等の表示装置では、表示素子を背面から照明するために、高輝度発光ダイオードを用いた直下方式の照明装置が用いられている。
発光ダイオードを用いたLED表示用デバイスとして、一定面積の出射面にて均一な照度を得るために、回路を形成したプリント基板上に青色光の波長以下の光を発光する発光素子を複数配置し、この各発光素子を波長変換材料が含有された透光性樹脂によって被覆し、この波長変換材料が含有された透光性樹脂を含む基板上の全面を、別の透光性樹脂により被覆したデバイスが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のLED表示用デバイスは、波長変換材料を含有する透光性樹脂を用いて複数の発光素子を被覆することにより、発光素子を樹脂モールド径やリードフレームの干渉に影響されることのない間隔で高密度に配置することができるものである。このLED表示用デバイスは、一定面積の出射面から均一な照度の光を照射することを目的としている。
更に、波長変換材料が含有された透光性樹脂を含む基板上の全面を別の透光性樹脂により被覆することによって、透光性樹脂と基板上面との間で反射した光を広い範囲に配光して、出射面の全面においてより均一な照度を得ることを目的としている。
特開平11−121808号公報(第2−3頁、第3図)
特許文献1の図1(B)には、波長変換材料を含有する透光性樹脂を用いて複数の発光素子を被覆した実施形態の断面図が示されている。その特許文献1の図1(B)及び、段落番号0016の記載によれば、LED表示用デバイスの厚さを、2.5〜3mm程度に薄く構成することができる旨の記載がなされている。ところが、近年の高輝度発光ダイオードは、特許文献1の出願時の平成9年当時における発光ダイオードよりも格段に高輝度な光源であるために、特許文献1に記載の構成を用いると、発光ダイオードが放射する直接光の照射が強くなりすぎてしまい、出射面の全面において均一な照度が得られないという不具合を生じる。
次に、発光ダイオードの上面にプリズムが形成された照明装置の部分断面図を図6に示す。図示すように、複数の発光ダイオード930を基板920に取り付けて、その一つ一つの発光ダイオード930の上面に発光ダイオード930が放射した光を拡散させるプリズム942を形成した拡散部材936を配置することができる。このような構成により、出射面の全面において均一な照度を得ることになる。
図6に示したような照明装置910を用いて、発光ダイオード930が放射した光を均一に散らす場合には、発光ダイオード930からプリズム942まで、T=約50mm以上の光路長を確保する必要があるために、照明装置910の厚さが厚くなるという不具合を生ずる。
また、製品価格を低減する目的から、拡散部材936を射出成形により製作しようとすると、そのT=約50mm以上の厚さが成形精度を悪化させ、原料の使用量も増大するために、価格が高価になってしまうという不具合を生ずる。
さらに、近年では、中型及び大型の液晶ディスプレイに用いる照明装置には、広い発光面積を確保するために、高輝度発光ダイオード等の光源を透過部材の直下に複数配置した直下方式の照明装置が用いられる。光源に高輝度の発光ダイオードを用いた場合、光源の発光部から放射される光の配向特性は真上成分が多くなる傾向がある。その光源が放射する真上成分の光を直接照明装置の出射面に向けて照射すると、出射面から出射される光の殆どは光源の真上の領域から放射されることとなり、照度のむらが多くなってしまう。また、光源が放射する光を広範囲に拡散させるためには、光の光路長を長く取る必要があるので、照明装置の厚さを厚くしなければならないという不具合を生じていた。
本発明は上記不具合を解決するためになされたもので、高照度で照度むらの少ない薄型の照明装置を提供することを課題としている。
そこで、本発明は上記の課題を解決するために、所定の領域から光を放射する発光部を有する光源と、前記光源の発光部の上方に配置して前記発光部が放射した光を前記光源が存在する側に反射させる第1反射層と、前記第1反射層が反射した光を前記第1反射層が存在する側に反射させる第2反射層と、前記第2反射層が反射した光、又は発光部が放射した光を透過して出射面から出射させる透過部材とを備える構成とした。
上記の照明装置によれば、第1反射層が光源の発光部から放射された光を光源が存在する側に反射させ、第2反射層が前記第1反射層から受光した光を第1反射層が存在する側に反射させ、透過部材が第2反射層から受光した光、又は発光部が放射した光を透過させるようにしたので、薄い照明装置でありながら光の光路長を長く確保することが可能となり、発光部が放射した光を広範囲に散らしてから、より均一な照度で出射することができる。したがって、高照度でありながら照度むらの少ない薄型の表示装置を提供することができる。
本発明による照明装置は、小型から大型の液晶表示装置等に対しても適用することが可能な薄型の照明装置であり、特に広い発光面積に対応可能な直下方式の照明装置である。すなわち、本発明の照明装置は、照度むらの少ない薄型の表示装置を提供するために、光を放射する光源の発光部の上方に発光部が放射した光を反射させる第一反射層を配置し、第一反射層が反射した光を再度反射させる第二反射層を設け、第二反射層が反射した光と発光部が放射した光を透過して出射面から出射させる透過部材を備えている。
これにより、第一反射層が光源の発光部から放射された光を光源が存在する側に反射させ、第二反射層が第一反射層から受光した光を第一反射層が存在する側に反射させ、透過部材が第二反射層から受光した光、又は光源が放射した光を透過させるようにしたので、薄い照明装置でありながら光の光路長を長く確保することが可能となり、厚い拡散用のプリズム等を用いることなく、発光部が放射した光を広範囲に散らしてから、より均一な照度で出射することができる。したがって、高照度でありながら照度むらの少ない薄型の表示装置を提供することができる。
また、第一反射層に、発光部が放射した光の一部を透過させる透過部を備える構成とした。この透過部は、独立した開口部にて形成してもよいし、所定の透過率を有する反射膜又は拡散材にて構成するようにしてもよい。これにより、第一反射層は、発光部が上方に放射した光を斜めに反射させて、発光部が放射した光をより広い範囲に散らすことができる。したがって、照明装置の厚さを増さずに照度のむらを減少させることができる。
また、第一反射層の素材として、シリカ、顔料、染料、マイクロビーズ、又は金属粉等の反射部材を混入した樹脂を用いる構成とした。これにより、第一反射層は、発光部が上方に放射した光を斜めに拡散させながら反射するので、発光部が放射した光をより広い範囲に散らせることができる。したがって、照度のむらが少ない照明装置を提供することが可能となる。
また、樹脂等から構成される第一反射層を、透過部材等の部材に印刷により塗布する構成とした。これにより、安価で形状精度の良い反射層を形成することが可能となる。
また、第一反射層を、蒸着又はスパッタリングにより透過部材等の部材に形成した。これにより、第一反射層の反射率を自在に調節することが可能となるので、第一反射層の存在による照度のむらを減少させることができる。
また、透過する光を拡散させる拡散材を透過部材に混入した構成とした。これにより、照明装置の出射面から出射される光の照度が均一化され、なだらかな照度特性を得ることができる。
また、透過部材を、ポリカーボネート、PET、又はアクリル等の樹脂で構成し、拡散材として、シリカ、顔料、染料、マイクロビーズ、又は金属粉等の拡散部材を混入した構成とした。これにより、軽量かつ丈夫で安価な照明装置を提供することができる。また、照明装置の出射面から出射される光の照度の均一化を図り、なだらかな照度特性を得ることができる。
また、透過部材の屈折率よりも低い屈折率を有する透明素材、又は白色素材で構成した拡散層を、出射面に形成する構成とした。拡散層は、透過部材に入射した光を更に光源から遠くに広がる方向にも屈折させるので、照明装置の出射面の全面において、より均一な照度を確保することができる。
また、拡散層を点在させ、その点在密度を、光源を中心に放射状に変化させた構成とした。これにより、光源の近傍から出射する光を遠くに散すことが可能となり、光源から遠い位置における照度を向上させて、出射面の全面においてより均一な照度特性を得ることができる。
また、第二反射層に、受光した光を乱反射させるプリズムを備えた。これにより、第一反射層から受光した光を第二反射層が乱反射させるので、照明装置の出射面の全面においてより均一な照度を確保することができる。
また、第二反射層に設けたプリズムを、光源を中心とする同心円状に形成した。これにより、光源からの距離に応じて照度を調節することができるので、照明装置の出射面の照度のむらを減少させることができる。
また、第二反射層を樹脂で構成し、受光した光を乱反射させるシリカ、顔料、染料、マイクロビーズ、又は金属粉等の反射部材を混入する構成とした。これにより、第二反射層は受光した光を乱反射させるので、照明装置の出射面の照度のむらが減少できる。
また、第2反射層を表面に形成した基材を備え、この基材に、光源を配置する開口部を設けた。これにより、光源又は光源を取り付けている電子基板の位置決めが容易となり、組み立て工数の低減を図ることができる。
また、第二反射層と透過部材の間の側面を覆うフレームと基材とを一体に形成した。さらに、そのフレームに、光源が照射した光を反射させる機能と透過部材を保持する機能のすくなくとも一方を備えることとした。これにより、光源が取り付けられている基板、光源、透過部材の位置決めが容易となり、組み立て工数の低減を図ることができる。また、第二反射層、基材、及びフレームを射出成形で成形することが可能となり、小型で安価な照明装置が提供できる。
また、上述のいずれかの構成の照明装置を用いて非自発光型の表示素子を照明する構成とした。これにより、薄型で照度のむらが少ない表示装置が実現できる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、光の出射面44の直下に光源30を配置した直下方式の照明装置10の側面断面図である。図1に示すように、照明装置10は、所定の領域から光を放射する発光部32を有する光源30と、発光部32の上方に配置することにより発光部が放射した光を光源が存在する側に反射させる第一反射層36と、第一反射層36が反射した光を再度第一反射層が存在する側に反射させる第二反射層42と、第二反射層42が反射した光又は発光部32が放射した光を透過させて出射面44から照明装置10の外部に出射する透過部材40と、光源30を固定して光源に電力を供給する配線を有する基板20とを備えている。
光源30には、トップビュータイプの発光ダイオード、蛍光管、放電管等の光源を用いることができ、本発明は光源を限定するものではない。基板20には、硬質のプリント配線板や、フレキシブルプリント配線板を用いることができる。
第一反射層36は、発光部32が上方に放射した光を斜めに反射させて、発光部32が放射した光をより広い範囲に散らす働きをするものである。この第一反射層36の働きにより、照明装置10の厚さを増さずに、出射面44の照度のむらを減少させることができる。
第一反射層36の形状は、例えば直径(DM)が1〜20mm程度の円形や楕円形がよく、より好ましくは1〜10mm程度の直径がよい。第一反射層36の素材には、透明樹脂にシリカ、白色顔料、染料、またはマイクロビーズ等の反射部材を混入した素材、銀やアルミニウム等の反射部材を混入した素材、又は銀やアルミニウム等の金属膜等を用いることができる。第一反射層36は、反射部材等を透過部材40の下面にスクリーン印刷により形成してもよいし、金属膜等を蒸着、又はスパッタリング等により形成してもよい。
なお、図1に示すように、第一反射層36の存在に起因する部分的な照度の低下を防止するために、第一反射層36の一部に発光部32が放射した光の一部を透過させる透過部34を設けるように構成してもよい。この透過部34は、独立した開口部にて形成してもよいし、5〜50%の透過率(又は50〜95%の反射率)を有する反射膜又は拡散材料にて構成してもよい。
第二反射層42は、第一反射層36が反射した光を再度斜めに反射させて、発光部32が放射した光をより広い範囲に散らす働きをするものである。この第二反射層42の働きにより、照明装置10の厚さを増すことなく照度のむらを更に減少させることができる。
第二反射層42の素材として、透明樹脂にシリカ、白色顔料、染料、若しくはマイクロビーズ等の反射部材を混入した素材、銀若しくはアルミニウム等の反射部材を混入した素材、又は、銀やアルミニウム等の金属膜等を用いることができる。第二反射層42は、基板20上に印刷等により形成しても良いし、独立した部材を配置するように構成してもよい。
透過部材40は、第二反射層42が反射した光、又は光源30が放射した光を透過させて照明装置10の外部に出射する機能がある。図1に示す例では、透過部材40に拡散材が混入されている。拡散材は、透過部材40を透過する光を拡散させることによって、照明装置10の出射面44から出射される光の照度の均一化を図るためのものである。拡散材として、シリカ、白色顔料、染料、マイクロビーズ、又は金属粉等を用いることができる。透過部材40には厚さ1〜5mm程の素材を用いることができる。また、照明装置10の配光特性によっては、透過部材40の素材として透明素材を用いることもできる。透過部材40の素材にポリカーボネート、PET、又はアクリル等の樹脂を用いることによって透過部材を薄板とし、軽量かつ丈夫で安価な照明装置10を提供することができる。
次に、光源30の発光部32から放射された光が照明装置10の出射面44から出射されるまでの経路について説明する。光源30の発光部32から放射された光のうち、第一反射層36に照射した光は光源の存在する側に反射する。このとき、所定の入射角で第一反射層36に照射した光は、入射角と同等の角度で反射して広がってゆく。一方、光源30の発光部32から放射された光のうち、第一反射層36以外の部分に照射された光や、透過部34を透過した光は、透過部材40を透過して照明装置10の出射面44から出射される。透過部材40の素材として透明部材を用いている場合には、出射面44から出射される光の角度は水平に近い角度となる場合があるが、透過部材40が出射した光を垂直方向に集光させるプリズムシートを出射面44の上方に配置することによって、出射の角度を調節することができる。図1に示す構成では、透過部材40に拡散材を混入しているので、透過部材40が入射した光を拡散させた後に出射面44から出射させることができる。
第一反射層36にて反射した光は、第2反射層42に入射する。このとき、所定の入射角で第2反射層42に入射した光は入射角と同等の角度で再度反射して、更に広がって透過部材40を透過して照明装置10の出射面44から出射される。また、前述のように、透過部材40に拡散材を混入させている場合には、透過部材40は入射した光を拡散させた後に出射面44から出射する。
このようにして、光源30の発光部32から放射された光が反射を繰り返す毎に、光源30から離れた位置に伝達されて、出射面44から出射される。したがって、光源30の発光部32から放射された光を遠くまで伝達させることが可能となり、T=5〜30mm程の厚さでありながら、出射面44の全面においてより均一な照度を得ることができる。
また、第一反射層36又は第二反射層42に、光を拡散させながら反射させる反射部材を混入することによって、光源30の発光部32から放射された光を散乱させることが可能となり、出射面44の全面において、よりなだらかな照度特性を得ることができる。また、透過部材40に拡散材を混入することによって、光源30の発光部32が放射した光を拡散させることが可能となり、出射面44の全方向に対して、より均一な照度特性を得ることができる。
次に、直下方式の照明装置110の透過部材40に、拡散層を設けた実施例について図2に基づいて説明する。図2は、透過部材40に、拡散層46又は48を設けた直下方式の照明装置110の側面断面図である。また、図3は、拡散層46又は48の形状例とその配置例を説明する透過部材40の部分平面図である。なお、図1にて説明した部品と同一の部品については同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、照明装置110の透過部材40には、白色素材で構成した拡散層46、又は透過部材40の屈折率よりも低い屈折率を有する透明素材を出射面44の側に形成している。拡散層46は、透過部材40が入射した光を出射面44から出射する際に、更に広がる方向に拡散、又は屈折させて、出射面44の全面においてより均一な照度を確保するためのものである。拡散層46の素材には、透明樹脂にシリカ、白色顔料、染料、あるいはマイクロビーズ等の拡散材を混入した素材、銀やアルミニウム等の拡散材を混入した素材を用いることができる。これにより、入射した光を拡散させることが可能となるので、出射面44の全面においてよりなだらかな照度特性を得ることができる。
また、図3に示すように、点在する拡散層46の点在密度を、光源30を中心にして放射状に変化させることによって、光源30の近傍から出射する光を遠くに散すことが可能となり、光源30から遠い位置における照度を向上させて、出射面44の全面においてより均一な照度特性を得ることができる。図3に示した例では、光源30(中心)に近い部分の拡散層46又は48を大きな形状とし、光源30(中心)から離れるにしたがって小さな形状としているが、光源30(中心)に近い部分における拡散層46又は48の密度を大きくして、光源30(中心)から離れるにしたがって拡散層46又は48の密度を小さくするように構成してもよい。なお、拡散層46又は48の形状を、半径0.1mm〜0.5mm程度の円形に構成してもよい。また、拡散層46又は48の形状を、球状に形成してもよい。
次に、第二反射層262の表面に、光を乱反射させるプリズムを形成した実施例について図4、図5を用いて説明する。図4は、第二反射層262の表面にプリズムを形状した照明装置210を備える液晶表示装置8の側面断面図である。図5は、第二反射層262の表面に形成したプリズムの断面形状の例を示す図である。なお、図1で説明した部品と同一の部品については同一の符号を付して説明を省略する。図4に示すように液晶表示装置8は、透過する光の光量を画素毎に調節して表示画面を形成する液晶表示素子70と、液晶表示素子70に対して下面から光を照射する照明装置210と、照明装置210から出射された光の照射方向や色調を整えて液晶表示素子70に出射する光学シート60を備えている。
図4に示すように、第二反射層262に形成したプリズムは、第一反射層36が反射した光を乱反射させる機能を備えるものである。このプリズムは、光源30を中心とする照度の特性を均一にするために、光源30を中心とする同心円状に形成するようにしてもよいし、プリズムの角度を場所に応じて異なる角度に設定してもよい。また、光源30に近い位置のピッチを広く設定するとともに、光源30から離れるほど狭ピッチとするように構成してもよい。これにより、照度が高くなりがちな光源30の近傍の照度を低下させ、光源30から遠方の照度を高く設定することができる。
また、図5に示すように、第二反射層262のプリズムの形状は、例えば、閨≠R0〜60度の山形の断面形状でもよいし、蒲鉾型(図示せず)の断面形状でもよい。また、各プリズムの間に、PS=0〜2mm程度のスペースを設けるように構成してもよい。
また、プリズムの高さ(PH)は50〜500μmの微細形状がよい。これらのプリズムの形状は、第二反射層262の全面で同一の形状としてもよいし、場所に応じて変更してもよい。特に、光源30からの距離に応じて変化させると効果的である。
また、実施例1で説明したように、第二反射層の素材として、透明樹脂にシリカ、白色顔料、染料、若しくはマイクロビーズ等の反射部材を混入した素材、銀やアルミニウム等の反射部材を混入した素材、又は銀やアルミニウム等の金属膜を用いることができる。また、第二反射層262と透過部材40との間の側面を覆うフレーム263にも同様の素材を用いることによって、照明装置210の側壁内面に到達した光を再び照明装置210の内面側に反射させる機能を兼用させることができる。
図4に示す実施例では、第二反射層262を基材264の表面に形成してフレーム263と一体で構成するとともに、透過部材40を保持する照明装置210の筐体としての機能を兼用する構成としている。したがって、第二反射層262、基材264、及びフレーム263を、樹脂で一体に成形することができる。第二反射層262、基材264、及びフレーム263を一体で構成する場合には、射出成形による一体成形が可能となり、小型で安価な照明装置210を提供することが可能となる。また、基材264に、光源30を配置する開口部31を備えることによって、光源30又は光源30を取り付けている基板20の位置決めが容易となり、組み立て工数の低減を図ることができる。
図4の実施例では、第一反射層36、透過部材40、拡散層46又は48についての説明を省略したが、ここでも図1乃至図3で説明した第一反射層36、透過部材40、拡散層46又は48の構成を適用してもよい。
次に、光学シート60の構成について説明する。光学シート60は、照明装置210が出射して全方向に拡散した光のうち、X方向及びY方向に拡散した光をそれぞれ立たせることにより、入射した光を垂直方向に集光させ、利用者が垂直方向から液晶表示装置8を見た際の明るさを増大させるプリズムシート66X、66Yと、光源30が発する発光スペクトラムを補償する補償板68を備えている。なお、補償板68は、照明装置210が出射する光の色補償を行うために複数枚設けてもよいし、液晶を透過する色の補償を併せて行うように選択してもよい。
次に、本実施例で用いた液晶表示素子70の構成について説明する。液晶表示素子70は、照明装置が発光した光のうち、一方向の振動成分の光を透過させる偏光板72、92と、液晶層84を保持するガラス基板74、90と、液晶層に電圧を印加する画素電極76及び共通電極88とを有している。ガラス基板74の表面にはTFTや画素電極76や配光膜(図示せず)が形成されている。また、ガラス基板90の表面には、共通電極88や配光膜(図示せず)を形成することができる。もちろん、アクティブ素子を持たない液晶表示素子でもかまわない。
液晶表示素子70が、ノーマリーホワイトモードの表示素子である場合には、偏光板72の偏光特性と液晶層84の下面に整列している液晶の偏光特性を一致させておく。ノーマリーホワイトモードの液晶表示素子とは、無電圧印加時に光の透過率が高く電圧印加時に光の透過率が低い液晶表示装置をいう。液晶分子は、それぞれの配向方向に従って、90度ねじれた配列で並んでいるので、偏光板92の偏光特性と液晶層84の上面に整列している液晶の偏光特性を一致させておくことによって、液晶の分子に沿う形で90度回転した光が偏光板92を透過して、液晶表示素子70から出力される。
液晶表示素子70の各画素の明るさを設定して画像を表示する場合には、液晶表示素子70の外部に設けられている走査電極駆動回路が液晶表示素子70の走査電極を順次一本ずつ選択し、その選択した走査電極に画素の明るさに対応した電圧を印加する。電圧が印加されると、TFTを介して画素電極76と共通電極88との間に電圧が印加されて、液晶分子の配列状態は電圧に応じて変化する。電圧を印加しない状態では偏光板72を透過した光の全てが液晶の分子に沿って90度回転していたが、液晶分子の配列が変化したことにより偏光板72を透過した光の一部は直接偏光板92に到達する。偏光板92の偏光方向は、偏光板72の偏光方向と90度異なるので、液晶層84を直接透過した光は液晶表示素子70の外部には出力されず、その画素電極76の部分だけ光の透過率が低下して暗くなる。全ての画素電極76について同様な状況を作り出すことによって、液晶表示装置8に画像を表示することができる。
8 液晶表示装置
10、110、210 照明装置
20 基板
30 光源
31 開口部
32 発光部
34 透過部
36 第一反射層
40 透過部材
42、262 第二反射層
44 出射面
46、48 拡散層
10、110、210 照明装置
20 基板
30 光源
31 開口部
32 発光部
34 透過部
36 第一反射層
40 透過部材
42、262 第二反射層
44 出射面
46、48 拡散層
Claims (11)
- 所定の領域から光を放射する発光部を有する光源と、
前記光源の発光部の上方に配置し、前記発光部が放射した光を前記光源が存在する側に反射させる第一反射層と、
前記第一反射層が反射した光を前記第1反射層が存在する側に反射する第二反射層と、
前記第二反射層が反射した光、又は前記発光部が放射した光を透過して出射面から出射させる透過部材と、を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記第一反射層は、前記発光部が放射した光の一部を透過させる透過部を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記第一反射層が前記透過部材に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
- 前記透過部材に、透過する光を拡散させる拡散材を混入したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記透過部材は樹脂で構成し、前記拡散材は、シリカ、顔料、染料、マイクロビーズ、又は金属粉の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
- 前記透過部材の屈折率よりも低い屈折率を有する透明素材、又は白色素材で構成した拡散層を、前記出射面に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記第二反射層は、前記第一反射層が反射した光を乱反射させるプリズムを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記第二反射層を表面に形成した基材を備え、前記基材に、前記光源を配置する開口部を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記基材は、前記第二反射層と前記透過部材の間の側面を覆うフレームと一体に形成されたことを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
- 前記フレームは、前記第一の反射層と前記透過部材の少なくとも一方を保持する機能を備えることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の構成の照明装置と、前記照明装置により照明される非自発光型の表示素子を備えることを特徴とする表示装置。
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